JP7204436B2 - 欠陥除去方法及びSiCエピタキシャルウェハの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、欠陥除去方法及びSiCエピタキシャルウェハの製造方法に関する。
炭化珪素(SiC)は、シリコン(Si)に比べて絶縁破壊電界が1桁大きく、バンドギャップが3倍大きく、熱伝導率が3倍程度高い。そのため、炭化珪素(SiC)は、パワーデバイス、高周波デバイス、高温動作デバイス等のSiCデバイスへの応用が期待されている。
SiCデバイスの実用化の促進には、高品質のSiCエピタキシャルウェハ、及び高品質のエピタキシャル成長技術の確立が求められている。
SiCエピタキシャルウェハには、種々の欠陥が存在する。SiCエピタキシャルウェハに存在する種々の欠陥は、品質悪化の要因となっている。種々の欠陥の中にはSiCデバイスの特性を劣化させるデバイスキラー欠陥がある。デバイスキラー欠陥は、歩留まりを阻害する大きな要因となっている。
上記事情に際して、デバイスキラー欠陥の発生を抑制するSiCエピタキシャルウェハの製造方法、および、SiCエピタキシャルウェハの欠陥を除去する方法が、様々な発明により提供されている。
例えば、特許文献1には、N系ガスとCl系ガスとを同時に用いること固体生成物が発生の原因となることを見出し多が記載されている。その上で、特許文献1に記載のSiCエピタキシャルウェハの製造方法は、N系ガスとCl系ガスとを分離して導入し、かつ、混合する際には、固体生成物の沸点または昇華温度以上の温度で混合する。したがって、特許文献1に記載のSiCエピタキシャルウェハの製造方法は、固体生成物に伴う欠陥の発生を抑制することが記載されている。
また、特許文献2には、デバイスキラー欠陥となる結晶欠陥をSiCエピタキシャルウェハから除去する方法が記載されている。SiCエピタキシャルウェハの結晶欠陥は、SiCデバイスのリーク電流の原因となり、耐圧を低下させる。特許文献2に記載の結晶欠陥の除去方法は、SiCエピタキシャルウェハの表面にレジスト膜を形成し、SiCエピタキシャルウェハの裏面から紫外線を照射し、結晶欠陥のある部分に開口を形成する。形成した開口部内に不純物イオンを注入することで、高抵抗化し、結晶欠陥が存在する部分を選択的に除去することができる。
特開2016-117609号公報 特開2012-012227号公報 特開2018-098394号公報
特許文献1に記載されたSiCエピタキシャルウェハの製造方法は、固体生成物に伴う欠陥の発生を低減するものである。固体生成物に伴う欠陥が全く発生しないSiCエピタキシャルウェハは、作製することが難しい。また固体生成物の大きさにも大小があり、デバイスキラー欠陥のみを特製することはできない。特許文献2に記載の結晶欠陥の除去方法は、SiCエピタキシャルウェハ中に存在する結晶欠陥を除去する方法であり、レジスト膜等を用いており、生産効率に劣る。またデバイスキラー欠陥となる大きな固体生成物(以下、ヒュージダウンフォールという)のみを特定することができない。
従って、上記の特許文献に開示された発明を行っても、ヒュージダウンを抑制するSiCエピタキシャルウェハを製造することおよびSiCエピタキシャルウェハからヒュージダウンフォールを特定し、除去することはできない。
ヒュージダウンフォールによる影響は、デバイスキラー欠陥となるだけにはとどまらず、検査やデバイス作製工程で問題となる。例えば、ヒュージダウンフォールは、水銀プローブ法による電気的特性の算出等の検査やデバイス作製工程にも影響する。ヒュージダウンフォールは、水銀プローブ法において、キャピラリー等の水銀プロ―ブ支持具の先端と、SiCエピタキシャルウェハ表面と、の良好な接触を阻害する。すなわち、支持具の先端とSiCエピタキシャルウェハ表面との間にヒュージダウンフォールが噛みこむことで、支持具とSiCエピタキシャルウェハとの隙間から水銀が漏れ出してしまう場合がある。この場合、水銀がキャピラリーから漏れ出て拡がった分、水銀とSiCエピタキシャルウェハとの接触面積(水銀電極面積)はキャピラリーの断面積からずれるので、SiCエピタキシャルウェハの電気的特性が正確に算出できなくなる。
特許文献3には、SiCエピタキシャルウェハ表面の凸状または凹状の所定の欠陥を特定し、所定の欠陥を避けて水銀プローブ法により電気的特性を評価する評価方法が記載されている。しかしながら、特許文献3に記載の方法では、デバイスキラー欠陥以外の欠陥を特定する恐れがある。そのため、特許文献3に記載の評価方法を用いてデバイスキラー欠陥のみを除去することはできない。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、SiCエピタキシャルウェハに存在するヒュージダウンフォールを特定し、ヒュージダウンフォールを除去する欠陥除去方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意検討の結果、デバイスキラー欠陥となるヒュージダウンフォールを特定し、このヒュージダウンフォールを除去できることを見出した。
すなわち、本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を提供する。
(1)本発明の第1の態様にかかる欠陥除去方法は、SiCエピタキシャルウェハのヒュージダウンフォールを識別する、識別工程と、前記識別工程で識別したヒュージダウンフォールを除去する、除去工程と、を有し、前記識別工程は、SiCエピタキシャルウェハ表面の三角形の欠陥を特定する、第1工程と、前記三角形の欠陥のうち、ヒュージダウンフォールを有する欠陥を抽出する、第2工程と、を有し、前記第2工程は、前記三角形の欠陥の3辺のそれぞれの基準面に対する第1コントラスト比、第2コントラスト比、及び第3コントラスト比を求める、コントラスト比決定工程と、前記第1コントラスト比、前記第2コントラスト比、及び前記第3コントラスト比と比較して、前記基準面に対するコントラスト比が大きい又は小さい特定部分をヒュージダウンフォールとして検出する、ヒュージダウンフォール検出工程と、を有し、前記特定部分は、コントラスト比が、前記第1コントラスト比、前記第2コントラスト比、及び前記第3コントラスト比のうちの1より大きな値を示すいずれのコントラスト比よりも5%以上大きい、又は、前記第1コントラスト比、前記第2コントラスト比、及び前記第3コントラスト比のうちの1より小さい値を示すいずれのコントラスト比よりも5%以上小さい場合に、ヒュージダウンフォールとして検出する。
(2)上記態様にかかる欠陥除去方法において、前記除去工程は、モース硬度が5以上のプローブを、ヒュージダウンフォールに押し付けてもよい。
(3)上記態様にかかる欠陥除去方法において、前記除去工程は、レーザー又はビームをヒュージダウンフォールに照射してもよい。
(4)上記態様にかかる欠陥除去方法において、前記除去工程は、ヒュージダウンフォールにガス及び液体及び/または固体を同時に噴射してもよい。
(5)上記態様にかかる欠陥除去方法において、前記除去工程は、前記ヒュージダウンフォール付近に対向電極を設置し、放電または電気分解を行ってもよい。
(6)上記態様にかかる欠陥除去方法において、前記除去工程は、ヒュージダウンフォールをウェットエッチングしてもよい。
(7)本発明の第2の態様にかかるSiCエピタキシャルウェハ製造方法は、SiCウェハにエピタキシャル膜を製膜する工程と、上記態様にかかる欠陥除去方法を行う工程と、を有する。
本発明の一態様にかかる欠陥除去方法によれば、SiCエピタキシャルウェハに存在するヒュージダウンフォールを特定し、ヒュージダウンフォールを除去できる。
SiCエピタキシャルウェハの三角形の欠陥の近傍拡大図である。 SiCエピタキシャルウェハの三角形の欠陥の近傍拡大図である。 ヒュージダウンフォールの特定方法の具体例を示す図である。 実施例1に係るSiCエピタキシャルウェハの拡大図である。 実施例1に係るSiCエピタキシャルウェハの高さである。
以下、本発明の一態様に係る欠陥除去方法について、図を適宜参照しながら詳細に説明する。以下の説明で用いる図面は、本発明の特徴をわかりやすくするために便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などは実際とは異なっていることがある。以下の説明において例示される材料、寸法等は一例であって、本発明はそれらに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
〔欠陥除去方法〕
第1の実施形態にかかる欠陥除去方法は、SiCエピタキシャルウェハのヒュージダウンフォールを識別する識別工程と、識別工程で識別したヒュージダウンフォールを除去する、除去工程と、を有する。
<識別工程>
識別工程は、SiCエピタキシャルウェハに存在する欠陥の中からヒュージダウンフォールを抽出する工程である。すなわち、欠陥識別工程は第1工程と、第2工程と、を有する。
「第1工程」
第1工程は、SiCエピタキシャルウェハに存在する三角形の欠陥を特定する工程である。SiCエピタキシャルウェハは、SiC基板の一面にエピタキシャル膜が成膜されたものである。SiCエピタキシャルウェハ中には、種々の欠陥が存在する。例えば、基底面転位、貫通刃状転位、積層欠陥、ダウンフォール等が存在する。三角形の欠陥は、SiCエピタキシャルウェハを平面視した際に三角形に見える欠陥である。
三角形の欠陥は、微分干渉顕微鏡、光学式表面検査装置、PL検査装置等を用いて特定する。三角形の欠陥は、例えば、レーザテック社製のSiCウェハ欠陥検査装置(SICA)を用いて特定できる。
SICAは、光学系による表面検査と、PL検査とを1台で行うことができる。SICAは、観察するSiCエピタキシャルウェハに対して、紫外線を垂直に入射する。SICAは、SiCエピタキシャルウェハ表面からの散乱光の強度、および反射光の強度と反射位置を計測することができる装置である。SICAでは、被測定体のコントラストを強調することができる。
欠陥の中には、光学表面検査による観測は難しいが、PL検査では容易に観測することができるものも存在する。
三角形の欠陥の高さは、エピタキシャル膜の厚さにも依存するが、150nm程度である。三角形の欠陥の高さは、レーザー顕微鏡又は原子間力顕微鏡(AFM)を用いて求めることができる。三角形の欠陥の高さは、三角形の欠陥の3辺のそれぞれの基準面に対する高さのうち最大高さである。
SiCエピタキシャルウェハの評価方法で詳しく後述するが、Hg-CV法は、所定の欠陥上で行うと、水銀と被測定体との接触面積が正確に測れず被測定体の正確なキャリア濃度を測定することができない。また、所定の欠陥上にウェハ評価装置を設置すると、キャピラリーとウェハとの隙間から水銀が漏れてしまう場合がある。
三角形の欠陥は、Hg-CV法に悪影響を与えない。これに対して、後述するヒュージダウンフォールはHg-CV法に悪影響を与える。
すなわち、Hg-CV法を正確に行うためには、三角形の欠陥から所定の欠陥(後述するヒュージダウンフォール)を有するものを区別することが必要である。
「第2工程」
第2工程は、コントラスト比決定工程と、ヒュージダウンフォール検出工程と、を有する。すなわち、以下の手段を行う。
<コントラスト比決定工程>
コントラスト比決定工程は、三角形の欠陥の3辺のそれぞれの基準面に対する第1コントラスト比、第2コントラスト比、及び第3コントラスト比を求める工程である。
コントラスト比決定工程は、例えば、SICAを用いて行う。
図1を例にコントラスト比決定工程について説明する。図1は、SiCエピタキシャルウェハの三角形の欠陥の近傍を拡大した図である。図1に示すSiCエピタキシャルウェハ1の拡大部分は、三角形の欠陥11と基準面12とを有する。三角形の欠陥11は、第1工程で特定された欠陥である。三角形の欠陥11の各頂点を頂点A、頂点B、頂点Cとする。基準面12は、欠陥を有さない正常部である。
コントラスト比決定工程では、三角形の欠陥11の3辺(辺AB、辺BC、辺CA)のそれぞれの基準面に対するコントラスト比を求める。例えば、この三角形の欠陥11において辺ABの基準面12に対するコントラスト比を第1コントラスト比とし、辺BCの基準面12に対するコントラスト比を第2コントラスト比とし、辺CAの基準面12に対するコントラスト比を第3コントラスト比とする。基準面12に対するコントラスト比は、基準面12の輝度に対する該当箇所の輝度の比である。基準面12の輝度は、正常部分の輝度の最頻値のことをいう。
本実施形態中では、SiCエピタキシャルウェハ1の基準面12の輝度の値を1とし、第1コントラスト比の値をX、第2コントラスト比の値をY、第3コントラスト比の値をZとする。例えば、辺ABの輝度が基準面12の輝度より強い場合、Xは1より大きい値となり、辺ABの輝度が基準面12の輝度より弱い場合、Xは1より小さい値となる。
<ヒュージダウンフォール検出工程>
ヒュージダウンフォール検出工程は、第1コントラスト比X、第2コントラスト比Y、及び第3コントラスト比Zと比較して、基準面に対するコントラスト比が大きい又は小さい特定部分をヒュージダウンフォールとして検出する。
図2は、SiCエピタキシャルウェハのヒュージダウンフォールを内部に有する三角形の欠陥の近傍を拡大した図である。図2に示すSiCエピタキシャルウェハ1の拡大部分は、三角形の欠陥11と基準面12とヒュージダウンフォール13とを有する。
ヒュージダウンフォール13は、エピタキシャル膜を形成時に、エピタキシャル膜に噛みこんだ大きな異物である。異物は、例えばチャンバー内に付着したSiCが剥離し、落下した物等である。
ヒュージダウンフォール13は、三角形の欠陥11の内部において、コントラスト比が、第1コントラスト比X、第2コントラスト比Y、及び第3コントラスト比Zのうちの1より大きな値を示すいずれのコントラスト比よりも5%以上大きい部分、又は、第1コントラスト比X、第2コントラスト比Y、及び第3コントラスト比Zのうちの1より小さい値を示すいずれのコントラスト比よりも5%以上小さい部分として特定される。
図3は、ヒュージダウンフォール13の特定の具体例を示す図である。まずコントラスト比決定工程において、三角形の欠陥11の3辺(辺AB、辺BC、辺CA)のそれぞれの基準面12に対する第1コントラスト比X、第2コントラスト比Y、及び第3コントラスト比Zが求められる。例えば、第1コントラスト比Xが1.1、第2コントラスト比Yが0.95、第3コントラスト比Yが1.03とする。
第1コントラスト比X、第2コントラスト比Y、及び第3コントラスト比Zのうちの1より大きな値を示すのは、第1コントラスト比X及び第3コントラスト比Zである。第1コントラスト比X(例えば、1.1)より5%以上大きい値は、1.155である。第3コントラスト比Z(例えば、1.03)より5%以上大きい値は、1.0815である。すなわち、第1コントラスト比X、第2コントラスト比Y、及び第3コントラスト比Zのうちの1より大きな値を示すいずれのコントラスト比よりも5%以上大きい部分は、基準面に対するコントラスト比が1.155以上の部分である。
一方で、第1コントラスト比X、第2コントラスト比Y、及び第3コントラスト比Zのうちの1より小さな値を示すのは、第2コントラスト比Yである。第2コントラスト比Y(例えば、0.95)より5%以上小さい値は、0.9025である。すなわち、第1コントラスト比X、第2コントラスト比Y、及び第3コントラスト比Zのうちの1より小さな値を示すいずれのコントラスト比よりも5%以上小さい部分は、基準面に対するコントラスト比が0.9025以下の部分である。
つまり、図3に示す場合、基準面に対するコントラスト比が、1.155以上又は0.925以下の場合、その特定部分がヒュージダウンフォールとして検出される。
本実施形態にかかる欠陥識別方法によれば、Hg-CV法を用いる際に問題となるヒュージダウンフォールのみを特定できる。
Hg-CV法を行う際に避けるべき欠陥は様々な特定方法が考えられる。例えば、エピタキシャル膜に存在する欠陥をすべて避けようとすると、測定を行うことができる箇所を十分確保できない。また例えば、欠陥のサイズ等を基に欠陥を避けようとすると、この欠陥の中には避ける必要が無かった欠陥も含まれることになる。さらに、基準面に対するコントラストのみで欠陥を特定した場合は、ヒュージダウンフォール近傍の表面状態を反映することができず、特定された欠陥の中には避ける必要が無かった欠陥も含まれることになる。
これに対し、本実施形態にかかる欠陥特定方法は、ヒュージダウンフォールが生じる場所の近傍に形成される三角形の欠陥のコントラスト比を基に、ヒュージダウンフォーコントラスト比の範囲を設定している。すなわち、ヒュージダウンフォール近傍の表面状態を反映することができ、Hg-CV法を用いる際に問題となる欠陥のみを特定できる。
また、ヒュージダウンフォール13のうち、大きさが、10μm以上、または、三角形の欠陥11の面積の0.01%以上の欠陥をさらに特定してもよい。ヒュージダウンフォール13のうち、大きさが5μm以上の欠陥を特定できることが好ましく、2.5μm以上の欠陥を特定できることがより好ましい。また、ヒュージダウンフォール13のうち、大きさが三角形の欠陥11の面積比の0.005%以上の欠陥を特定することが好ましく、0.0025%以上の欠陥を特定することがより好ましい。
特定部分の面積が大きいほど、水銀プローブ法による測定で、電気的特性に影響を及ぼす可能性が高い。例えば、大きなヒュージダウンフォールは、キャピラリーを傷つける原因となる。当該範囲の欠陥を避けることで、電気的特性に影響を及ぼす可能性の高い欠陥をより確実に避けることができる。そのため、電気的特性の正確性が高まる。
また、ヒュージダウンフォール13のうち、高さが所定値以上の欠陥をさらに特定してもよい。特定すべきヒュージダウンフォール13の高さは、三角形の欠陥11の3辺のそれぞれの基準面に対する最大高さ以上であることが好ましく、この値の2倍以上であることがより好ましく、この値の5倍以上であることがさらに好ましい。例えば、ヒュージダウンフォール13の高さは、1500μm程度である。ヒュージダウンフォール13の高さは、レーザー顕微鏡又は原子間力顕微鏡(AFM)を用いて求めることができる。
特定部分の高さが高いほど、水銀プローブ法による測定で、電気的特性に影響を及ぼす可能性は高い。例えば、高さが高いヒュージダウンフォール13は、キャピラリーを傷つける原因となる。当該範囲の欠陥を避けることで、電気的特性に影響を及ぼす可能性の高い欠陥を避けることができる。そのため、電気的特性の正確性が高まる。
<除去工程>
除去工程は、識別工程で識別したヒュージダウンフォールを除去する工程である。識別工程でヒュージダウンフォールの座標位置が特定されている。除去工程は、当該位置において以下の除去方法を行い、ヒュージダウンフォールを除去する。
ヒュージダウンフォールを除去する方法としては、例えば、以下の方法が挙げられる。
第1の除去方法は、プローブをヒュージダウンフォールに押し付ける。プローブによりヒュージダウンフォールが剥がれ、SiCエピタキシャルウェハからヒュージダウンフォールが除去される。ヒュージダウンフォールは、プローブを擦りつけることでも、SiCエピタキシャルウェハから除去できる。
プローブのモース硬度は、5以上であることで、ヒュージダウンフォールを除去することができ、6以上であることがより好ましい。また、ヒュージダウンフォールを除去する際にプローブが欠けることを避けるためには、モース硬度が7以上であることが好ましく、モース硬度が8以上であることがより好ましい。プローブは、例えば、燐灰石や、ホウケイ酸ガラスや、WC、SiC、TaC等の炭化物や、上述の炭化物を用いた超硬合金や、アルミナ(サファイア)、SiO(酸化ケイ素、水晶)、ZrO等の酸化物や、クロム鋼、クロムモリブデン鋼等の金属、および、ダイヤモンド、ケイ素等の物質が用いられる。
プローブは、不純物を含まないことが好ましい。
また、プローブを用いてヒュージダウンフォールの除去を行った際に、プローブの一部がSiCエピタキシャルウェハに残存してしまう場合がある。そのため、プローブは、後工程での洗浄で容易に除去できる材料を用いることが好ましい。本実施形態において、後工程とは、SiCエピタキシャルウェハ成長後の洗浄工程やSiCエピタキシャルウェハに半導体素子等を作成する工程の洗浄工程のことをいう。
ヒュージダウンフォールは、エピタキシャル膜を形成時に、エピタキシャル膜に噛みこんだ大きな異物である。異物は、例えばチャンバー内に付着したSiCが剥離し、落下した物等である。したがって、ヒュージダウンフォールの多くは、SiCからなる。SiCは硬度が高く、硬度が高いプローブでないとプローブが傷つく可能性が高まる。
第1の除去方法は、用いる装置の構成が簡便である。そのため、除去したヒュージダウンフォールの洗浄による除去が容易であるという点で好ましい。
第2の除去方法は、レーザー又は電子ビームをヒュージダウンフォールに照射する。ヒュージダウンフォールは、レーザー又は電子ビームにより蒸発又は爆散する。
例えば、SiCエピタキシャルウェハを固定し、識別工程でヒュージダウンフォールが存在すると識別された箇所にレーザー又は電子ビームを照射する。
ヒュージダウンフォールに照射するレーザーは、例えば、炭酸ガスレーザー、エキシマレーザー、アルゴンレーザー、ルビーレーザー、ガラスレーザー、YAGレーザー等を用いることができるが、これに限定されるものではない。
ヒュージダウンフォールに照射するビームは、例えば、イオンビームを使用することができる。イオンビームとしては、例えば、集束イオンビーム(Focused ion Beam:FIB)等を用いることができるが、これに限定されるものではない。
第2の除去方法は、ヒュージダウンフォールを除去する際に、SiCエピタキシャルウェハへ与える物理的ダメージが少ないという点で好ましい。
第3の除去方法は、ヒュージダウンフォールにガス及び液体及び/または固体を同時に噴射する。まず、SiCエピタキシャルウェハを固定する。固定したSiCエピタキシャルウェハのうち、識別工程で識別したヒュージダウンフォールに対してガス及び液体を同時に噴射する。噴射するガスとしては、例えば、高圧の空気等を用いる。噴射する液体としては、例えば、純水、アルコール、水溶液、界面活性剤またはその水溶液等を用いる。固体としては、ドライアイス粉末、SiC粉末等の研削材、ガラス粉末等を用いることができる。またこれらを液体に分散させ、液体ごと噴射しても構わない。噴射する気体と液体との組み合わせや、気体と液体と固体との組み合わせは、特に限定されない。
ガス及び液体の同時噴射は、例えば、2流体式ノズル等を用いて行われる。
第3の除去方法は、ヒュージダウンフォールをSiCエピタキシャルウェハから剥離した後、速やかにSiCエピタキシャルウェハ上から除去できるという点で好ましい。
第4の除去方法は、放電または電気分解を行うことでヒュージダウンフォールを除去する。
第4の除去方法は、SiCエピタキシャルウェハのヒュージダウンフォール付近に対向電極を配置し、対向電極に電圧を印加することで放電または電気分解を行う。
電気分解を行う場合は、SiCエピタキシャルウェハ及び対向電極を電解液に浸す。
配置する対向電極は、例えば、白金やパラジウム、ロジウム、イリジウム、ルテニウム、オスミウム、金、黒鉛等を用いることができる。対向電極は、ヒュージダウンフォールから、例えば、0μm~100μm程度の距離に配置する。
SiCエピタキシャルウェハを浸す電解液は、例えば、エチレンジアミン四酢酸溶液(EDTA溶液)や溶融塩等を用いることができる。例えば、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウムの溶融塩または水溶液や、塩酸、硫酸、リン酸、酢酸、ギ酸、過塩素酸等の酸や、アンモニア水溶液等のアルカリ溶液等を用いることができる。
放電または電気分解を行う条件は、上記の例に限定されず、ヒュージダウンフォールを除去することができる方法で適宜変更することができる。
第4の除去方法は、ヒュージダウンフォール周辺のSiCエピタキシャルウェハへのダメージが少ないというという点で好ましい。
第5の除去方法は、ウェットエッチングによりヒュージダウンフォールを除去する。
例えば、まずヒュージダウンフォール以外の箇所にマスクを施す。マスクは、例えば、Si、SiO等が用いられる。次に、マスクを施したSiCエピタキシャルウェハに対して、エッチング溶液を塗布し、ヒュージダウンフォールを除去する。次に、マスクを施されていない部分は、エッチング溶液が塗布され、SiCエピタキシャルウェハに存在するヒュージダウンフォールが除去される。エッチング溶液は、公知の溶液が用いられる。例えば、フッ酸、硝酸、酢酸の酸性混合液や、フッ酸と硝酸との混合液を加熱した熱フッ硝酸や、水酸化カリウム、水酸化テトラメチルアンモニウム(TMAH)、エチレンジアミン・ピロカテール(EDP)等のアルカリ性水溶液等を用いることができる。
第5の除去方法は、多数のヒュージダウンフォールを同時に除去できるという点で好ましい。
<SiCエピタキシャルウェハの製造方法>
第2実施形態にかかるSiCエピタキシャルウェハの製造方法は、SiCウェハにエピタキシャル膜を成膜する工程と、欠陥除去方法によりエピタキシャル膜が製膜されたSiCウェハからヒュージダウンフォールを除去する工程と、を有する。
SiCウェハにエピタキシャル膜を成膜する工程は、公知の方法で行われる。SiCウェハの一面にエピタキシャル膜を成膜する。例えば、枚葉炉型の化学気相成長装置、自公転式化学気相成長装置が用いられる。
ヒュージダウンフォールは、自公転式化学気相成長装置を用いる場合だけでなく、枚葉炉型の化学気相成長装置を用いる場合も、発生する場合がある。
次いで、上記実施形態に係る欠陥除去方法を行う。すなわち、まず、識別工程によりヒュージダウンフォールを識別する。次に、除去工程によりヒュージダウンフォールを除去する。
本実施形態に係るSiCエピタキシャルウェハの製造方法は、SiCウェハ上にエピタキシャル膜を成膜し、所定の欠陥を特定し、その欠陥を除去する。所定の欠陥はヒュージダウンフォールである。すなわち、本実施形態に係るSiCエピタキシャルウェハの製造方法によれば、ヒュージダウンフォールを除去したSiCエピタキシャルウェハを提供することができる。また、SiCエピタキシャルウェハの製造にかかる歩留まりを改善することができる。
以上、本発明の一態様にかかる欠陥識別方法、SiCエピタキシャルウェハの評価方法、および、SiCエピタキシャルウェハの製造方法について図面を参照して説明したが、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、上記の構成に種々の変更を加えることができる。
(実施例1)
識別工程により、SiCエピタキシャルウェハに存在するヒュージダウンフォールを識別し、識別工程で識別したヒュージダウンフォールに対して、プローブを押し付けることでヒュージダウンフォールを除去した。本実施例では、プローブは石英からなるプローブを用いた。本実施例では、表面検査装置として、SICAを用いて、SiCエピタキシャルウェハの表面の高さを測定した。
図4は、本実施例に係るSiCエピタキシャルウェハの拡大図である。本実施例では、除去工程を行った箇所と行っていない箇所との比較をするため、ヒュージダウンフォールの一部に対して除去工程を行った。図4のうち、破線で囲まれた箇所は、除去工程を行った箇所である。
図5は、SICAにより計測した基準面の高さである。(a)は、除去工程を行った箇所の高さであり、(b)は、除去工程を行っていない箇所の高さである。図5の横軸は、測定箇所の位置成分であり、図4のX軸に平行な成分である。縦軸は、高さを表す。縦軸成分の値が横ばいの箇所の高さすなわち、30μm程度の高さは、SiCエピタキシャルウェハの高さとみなすことができる。除去前は突起であったものが除去後にくぼみとなっており、ヒュージダウンフォールが除去されたことが確認できる。
本実施例では、除去工程を行った箇所と除去工程を行っていない箇所とでは、高さが24μm異なった。
以上のように、本発明に係る欠陥除去方法は、デバイス作成の際、キラー欠陥となるヒュージダウンフォールを識別し、識別したヒュージダウンフォールを除去する欠陥除去方法を提供することができる。
1 SiCエピタキシャルウェハ
11 三角形の欠陥
12 基準面
13 ヒュージダウンフォール
A、B、C 頂点

Claims (7)

  1. SiCエピタキシャルウェハのヒュージダウンフォールを識別する、識別工程と、前記識別工程で識別したヒュージダウンフォールを除去する、除去工程と、を有し、
    前記識別工程は、SiCエピタキシャルウェハ表面の三角形の欠陥を特定する、第1工程と、前記三角形の欠陥のうち、ヒュージダウンフォールを有する欠陥を抽出する、第2工程と、を有し、
    前記第2工程は、
    微分干渉顕微鏡を用いて、前記三角形の欠陥の3辺のそれぞれの基準面に対する第1コントラスト比、第2コントラスト比、及び第3コントラスト比を求める、コントラスト比決定工程と、
    前記第1コントラスト比、前記第2コントラスト比、及び前記第3コントラスト比と比較して、前記基準面に対するコントラスト比が大きい又は小さい特定部分をヒュージダウンフォールとして検出する、ヒュージダウンフォール検出工程と、を有し、
    前記特定部分は、
    コントラスト比が、前記第1コントラスト比、前記第2コントラスト比、及び前記第3コントラスト比のうちの1より大きな値を示すいずれのコントラスト比よりも5%以上大きい、又は、前記第1コントラスト比、前記第2コントラスト比、及び前記第3コントラスト比のうちの1より小さい値を示すいずれのコントラスト比よりも5%以上小さい場合に、ヒュージダウンフォールとして検出する、欠陥除去方法。
  2. 前記除去工程は、モース硬度が5以上のプローブを、ヒュージダウンフォールに押し付ける、請求項1に記載の欠陥除去方法。
  3. 前記除去工程は、レーザー又はビームをヒュージダウンフォールに照射する、請求項1に記載の欠陥除去方法。
  4. 前記除去工程は、ヒュージダウンフォールにガス及び液体及び/または固体を同時に噴射する、請求項1に記載の欠陥除去方法。
  5. 前記除去工程は、前記ヒュージダウンフォール付近に対向電極を設置し、放電または電気分解を行う、請求項1に記載の欠陥除去方法。
  6. 前記除去工程は、ヒュージダウンフォールをウェットエッチングする、請求項1に記載の欠陥除去方法。
  7. SiCウェハ上にエピタキシャル膜を成膜する工程と、
    請求項1から6のいずれかに記載の欠陥除去方法を行う工程と、を有する、SiCエピタキシャルウェハの製造方法。
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