JP2008300592A - 半導体デバイスのエッチング量判定方法 - Google Patents

半導体デバイスのエッチング量判定方法 Download PDF

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正晃 三好
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Abstract

【課題】時間を費やさない簡便な手順でエッチング量を正確に確定することのできる半導体デバイスのエッチング量判定方法を提供する。
【解決手段】エッチング量判定方法は基板上にステップ状の複数の区域を有するモニター部を備えた擬似電極を形成する。次いで、試料の電極と同時にモニター部の第1区域および第2区域をエッチングし、このとき現われる基板の露出面積に基づいてエッチング量を確定する(1次判定)。次いで、電極と同時にモニター部の第2区域をエッチングし、このとき現われる基板の露出面積に基づいてエッチング量を確定する(最終判定)。
【選択図】図1

Description

本発明はステップ状の複数の区域を有するモニター部を備えた擬似電極を用いて電極と同時に各区域を段階を追ってエッチングしてエッチング量を確定する半導体デバイスのエッチング量判定方法に関する。
半導体デバイスの製造では金属電極に酸化膜が発生することがある。これは金属電極が形成された瞬間から周囲の酸素などの気体分子の吸着、酸化が進むためで、その進行程度よってはデバイスの性能に大きい影響を及ぼす。この金属電極の表面に生じる酸化膜の厚みは極薄いものであるが、表面での化学反応を伴うエッチングによらなければ完全に取り除くことができない。エッチングによる酸化膜の除去では酸化膜にイオンを入射させ、酸化膜を形成している分子との化学反応を促進し、また化学反応で生じた化合物分子の表面からの離脱を促す手順が欠かせない。
ところで、電極の表面の酸化膜を削り取るエッチングは別名ではプラズマ洗浄と呼ばれており、処理中の条件の変動等によって削れ量(エッチング量)が微妙に変化することがある。仮に、エッチング量が過剰であることに気付くことなく、エッチングを続けたとき、表面の酸化膜に留まらず、電極自身を削り取る形で洗浄が進行し、電極厚さを本来の寸法よりも減少させてしまう。
半導体デバイスのプラズマ洗浄方法は、たとえば特開平7−74159号公報に記載されている。また、エッチング量の適否を判定するのに使用される方法が、たとえば特開平9−266197号公報に記載されている。
特開平7−74159号公報、第4頁、図1 特開平9−266197号公報、第4−7頁、図1−図4
エッチング量を判定するにはエッチングで処理された電極の断面を研磨により露出させ、露出した電極厚み断面長さ(たとえば、1000nm)を電子顕微鏡で測定する方法が知られている。しかしながら、半導体の製造工程にこの方法を取り入れた場合、エッチングの適否が最終的に確定するまでに長時間を要することから、エッチング工程が著しく延びてしまい、これを採用した場合に工程の遅延などを招き、エッチング工程に負担を負わせることになる。
本発明の目的は時間を費やさない簡便な手順でエッチング量を正確に確定することのできる半導体デバイスのエッチング量判定方法を提供することにある。
本発明に係る方法は基板上に反応性ガスで削られる材料からなり、ステップ状の複数の区域を有するモニター部を備えた擬似電極を形成し、試料の電極と同時にモニター部の各区域を段階を追ってエッチングする工程を含み、各々削られて現われた各区域の基板の露出面積からエッチング量を確定するものである。
本発明においては試料の電極と同時にモニター部の各区域について段階を追ってエッチングする。エッチングの進行と共に各区域が削られて基板の露出面が現われ、このときの各区域の基板の露出面積に基づいてエッチング量を確定する。このエッチング量の確定により、試料の電極の削れ量が確定する。この方法によれば、エッチング量を確定するのに視覚的に露出面積の変化を見極めるだけでエッチング量を確定することが可能で、電極の削れ量を最終的に確定するまでに長時間を費やすことがなくなる。この結果、エッチング工程に取り入れても少しもエッチング工程の負担とならないで高精度の加工を実施することができる。
本発明によるエッチング量判定方法の一実施の形態について説明する。本発明に係る方法は多くのエッチング工程に適用することが可能であるが、本実施の形態は試料の金属電極をプラズマエッチングで処理して所望の厚さに削り取るときのものである。図2に示すように、Siからなる基板1に反応性ガスでエッチングが可能である、金属材料のAlからなる擬似電極2が形成されている。これは試料の電極と同一材料である。この擬似電極2は平面でみて正方形に形成したもので、その中心部にモニター部3を備える。本実施の形態のモニター部3はステップ状の第1区域4と第2区域5とを備える。
第1区域4は、図2(a)に示すように、正方形に形成され、一定の面積を有する。第2区域5も同様に正方形に形成され、第1区域4よりも大きい、一定の面積を有する。モニター部3の厚さは電極の厚さよりも小さい値に寸法決めされる。ちなみに、この実施の形態において、モニター部3の第1区域4は各辺の大きさが2mmで、厚さは200nmであり、第2区域5は各辺の大きさが3.5mmで、厚さは400nmである。
エッチング工程では、一般に図3に示すような平行平板形エッチング装置が使用される。このエッチング装置は金属容器10内に上部電極板11と下部電極板12とが対向して配置される。ワークWが取り付けられる下部電極板12は高周波電源13に接続される。反応性ガスは金属容器10の上部に導入され、上部電極板11から器内に吹き出す。エッチング処理中、上部電極板11と下部電極板12との間に高周波プラズマを生成させる。なお、図において符号14は恒温水循環装置を示している。
本実施の形態のエッチング量判定方法について説明する。図1において、初めに、基板1上に熱CVDで擬似電極2を形成する。次いで、擬似電極2を形成した基板1をチップフレームに固定し、エッチング処理する試料と共にプラズマエッチング装置の金属容器10内に搬入して下部電極板12に設置する。次いで、金属容器10内の下部電極板12と上部電極板11との間に高周波電源13を用いてプラズマを生成し、電極と同時にモニター部3の第1区域4および第2区域5をエッチングする(1次エッチング)。
エッチングで第1区域4を削り取ったとき、基板1上の擬似電極2の中心に正方形の露出面A(図4(a)参照)が現われる。露出面積について、たとえば倍率20倍程度の光学顕微鏡によって擬似電極2で計画した面積と同一か否かを確認する。同一と確認したとき、電極も同一エッチング量で削られるので、第1区域4の厚さから電極における削れ量を同じ値と確定する(1次判定)。正方形の露出面が現われないとき、再度第1区域4をエッチングし、露出面積が擬似電極2で計画した面積と同一になったと確認したとき、同一エッチング量で削られたとみて電極削れ量を第1区域4の厚さに基づいて同じ値と確定する。
さらに、プラズマを生成し、電極と同時にモニター部3の第2区域5をエッチングする(2次エッチング)。エッチングで第2区域5を削り取ったとき、基板1上の擬似電極2の中心に正方形の露出面B(図4(b)参照)が現われる。露出面積について、たとえば光学顕微鏡によって擬似電極2で計画した面積と同一か否かを確認する。同一と確認したとき、電極も同一エッチング量で削られるので、第2区域5の厚さから電極における削れ量を同じ値と確定する(最終判定)。次いで、下部電極板12から基板1を取り外し、金属容器10から基板1を搬出する。
このように本実施の形態によれば、電極と同時にモニター部3の各区域4、5について段階を追ってエッチングすることにより、エッチングの進行と共に各区域4、5が削られ、このとき現われる基板1の露出面積に基づいて電極削れ量を確定することができる。この判定方法によれば、エッチング量を確定するのに光学顕微鏡で視覚的にエッチング量を確定することが可能になり、電極における削れ量を最終的に確定するまでに長時間を費やすことがない。この結果、エッチング工程に組み入れても何らエッチング工程の負担とならならないで高精度の加工を実施することができる。
上記と異なる実施に形態について説明する。本実施の形態の擬似電極2の材料はAuである。これはAlの電極材料よりも大きいエッチング・レート(たとえば、Arガスを使用する場合のエッチング処理で約2倍)を有する。モニター部3は、図5に示すように、ステップ状の3つの区域、すなわち第1区域4、第2区域5および第3区域6を備える。ここで、モニター部3の厚さは電極よりも小さい値に寸法決めされる。
エッチング処理手順は上記の工程と同一である。すなわち、エッチング工程で電極と同時にモニター部3の第1区域4、第2区域5および第3区域6をエッチングする(1次エッチング)。エッチングで第1区域4を削り取ったとき、露出面A(図6(a)参照)が現われる。露出面積について擬似電極2で計画した面積と同一か否かを見極め、同一であるとき、第1区域4の厚さから電極における削れ量を確定する(1次判定)。
また、エッチング工程において、電極と同時にモニター部3の第2区域5および第3区域6をエッチングする(2次エッチング)。エッチングで第2区域5を削り取ったとき、露出面B(図6(b)参照)が現われる。露出面積について擬似電極2で計画した面積と同一か否かを見極め、同一であるとき、第2区域5の厚さから電極における削れ量を確定する(2次判定)。
さらに、エッチング工程において、電極と同時にモニター部3の第3区域6をエッチングする(3次エッチング)。エッチングで第3区域6を削り取ったとき、露出面C(図6(c)参照)が現われる。露出面積について擬似電極2で計画した面積と同一か否かを確見極める。同一と確認したとき、第3区域6の厚さから電極における削れ量を確定する(最終判定)。
このように、本実施の形態では擬似電極2を電極のAlよりもエッチング・レートの大きいAuで構成し、モニター部3を電極と同時に段階を追ってエッチングする。この過程で各区域が削られる度に出現する基板1の露出面積から電極削れ量を確定することができる。本方法によれば、エッチング・レートの大きいAuでさらに感度を上げて判定することができる。
図1は本発明によるエッチング量判定方法の手順を示すフローチャートである。 図2は本発明方法で使用される擬似電極を示すもので、(a)は擬似電極の平面図、(b)は擬似電極の正面図である。 図3は本発明方法で使用されるプラズマエッチング装置の系統図である。 図4は本発明方法のエッチング処理で現われる基板露出面を示すもので、(a)は1次エッチング後の基板露出面を示す図、(b)は2次エッチング後の基板露出面を示す図である。 図5は本発明方法で使用される他の擬似電極を示すもので、(a)は擬似電極の平面図、(b)は擬似電極の正面図である。 図6は本発明方法のエッチング処理で現われる基板露出面を示すもので、(a)は1次エッチング後の基板露出面を示す図、(b)は2次エッチング後の基板露出面を示す図、(c)3次エッチング後の基板露出面を示す図である。
符号の説明
1… 基板
2… 擬似電極
3… モニター部
4… 第1区域
5… 第2区域
6… 第3区域
10… 金属容器
11… 上部電極板
12… 下部電極板
13… 高周波電源

Claims (5)

  1. 基板上に反応性ガスで削られる材料からなり、ステップ状の複数の区域を有するモニター部を備えた擬似電極を形成し、試料の電極と同時に前記モニター部の各区域を段階を追ってエッチングする工程を含み、各々削られて現われた前記各区域の前記基板の露出面積からエッチング量を確定する、半導体デバイスのエッチング量判定方法。
  2. 前記モニター部の複数の区域をエッチングする工程が前記モニター部の第1区域および第2区域をエッチングし、次いで第2区域をエッチングする工程を含み、それぞれの工程において現われる前記基板の露出面積に基づいてエッチング量を確定する、請求項1記載の半導体デバイスのエッチング量判定方法。
  3. 前記モニター部の複数の区域をエッチングする工程が前記モニター部の第1区域、第2区域および第3区域をエッチングし、次いで第2区域および第3区域をエッチングし、次いで第3区域をエッチングする工程を含み、それぞれの工程において現われる前記基板の露出面積に基づいてエッチング量を確定する、請求項1記載の半導体デバイスのエッチング量判定方法。
  4. 前記擬似電極の材料が試料の電極材料と同一である請求項1記載の半導体デバイスのエッチング量判定方法。
  5. 前記擬似電極の材料が試料の電極の材料よりも大きいエッチング・レートを有する請求項1記載の半導体デバイスのエッチング量判定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013031847A1 (ja) * 2011-09-02 2013-03-07 シャープ株式会社 タッチパネルおよびタッチパネルの製造方法

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