JP7204347B2 - モータ制御装置、シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

モータ制御装置、シート搬送装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、モータを制御するモータ制御装置、シート搬送装置及び画像形成装置に関する。
従来、モータを制御する方法として、モータの回転子の回転位相を基準とした回転座標系における電流値を制御することによってモータを制御するベクトル制御と称される制御方法が知られている。具体的には、回転子の指令位相と実際の回転位相との偏差が小さくなるように回転座標系における電流値を制御する位相フィードバック制御を行うことによってモータを制御する制御方法が知られている。また、回転子の指令速度と実際の回転速度との偏差が小さくなるように回転座標系における電流値を制御する速度フィードバック制御を行うことによってモータを制御する制御方法も知られている。
ベクトル制御において、モータの巻線に流れる駆動電流は、回転子が回転するためのトルクを発生させる電流成分であるq軸成分(トルク電流成分)と、モータの巻線を貫く磁束の強度に影響する電流成分であるd軸成分(励磁電流成分)とにより表される。回転子にかかる負荷トルクの変化に応じてトルク電流成分の値が制御されることによって、回転に必要なトルクが効率的に発生する。この結果、余剰トルクに起因したモータ音の増大や消費電力の増大が抑制される。また、回転子にかかる負荷トルクがモータの巻線に供給された駆動電流に対応した出力トルクを超えることに起因して回転子が入力信号に同期しなくなり、モータが制御不能な状態(脱調状態)になってしまうことを抑制することができる。
ベクトル制御では、回転子の回転位相を決定する構成が必要となる。回転子の回転位相を決定する方法として、巻線に印加された高周波電圧と当該高周波電圧に起因して巻線に流れる高周波電流とに基づいて回転子の回転位相を決定する高周波重畳方式が知られている。特許文献1では、回転子の実際の回転位相と推定位相との位相差を高周波電圧及び高周波電流に基づいて算出し、当該位相差が0に収束するように推定位相を生成する構成が述べられている。
特開2002-171798号公報
前記特許文献1では、モータの巻線の抵抗値や逆起電圧係数等のモータのパラメータに関する項が0に近似された(無視された)式に基づいて、回転子の実際の回転位相と推定位相との位相差が算出され、当該位相差が0になるように推定位相が生成される。例えば、モータのパラメータが0に近似された式に基づく位相差が0に収束しても、当該位相差に基づく推定位相と回転子の実際の回転位相との実際の位相差は、モータのパラメータが0に近似されたことに起因して0にはならない可能性がある。即ち、モータのパラメータが0に近似された式に基づく位相差が0に収束しても、前記位相差に基づく推定位相は実際の回転位相とは異なる位相である可能性がある。実際の回転位相とは異なる位相に基づいてベクトル制御が行われると、モータの回転子に与えるトルクを効率的に発生させることができない可能性がある。
上記課題に鑑み、本発明は、モータを効率的に制御することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るモータ制御装置は、
モータの回転子の回転位相を決定する位相決定手段と、
前記位相決定手段によって決定された回転位相と前記回転子の目標位相を表す指令位相との偏差を小さくするために供給すべき第1の電流と、前記第1の電流よりも周波数が高い第2の電流と、に基づいて前記モータの巻線に流れる電流を制御する制御手段と、
前記巻線に流れる電流を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された電流から前記第2の電流の周波数を含む所定の周波数帯の信号を抽出する抽出手段と、
前記回転子の回転速度に対応する値と前記抽出手段によって抽出された信号に対応する値との両方に基づいて所定の位相として0°以外の位相を設定する設定手段と、
を有し、
前記位相決定手段は、前記抽出手段によって抽出された前記所定の周波数帯の信号に基づいて、前記回転子の実際の回転位相との位相差が前記所定の位相になるような回転位相を決定することを特徴とする。
本発明によれば、モータを効率的に制御することができる。
第1実施形態に係る画像形成装置を説明する断面図である。 前記画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。 A相及びB相から成る2相のモータと、d軸及びq軸によって表される回転座標系及びγ軸とδ軸とによって表される回転座標系との関係を示す図である。 第1実施形態に係るモータ制御装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るローパスフィルタの構成の例を示す図である。 第1実施形態に係る位相決定器の構成を示すブロック図である。 回転速度ω_estと差分値δθ及び電流値iδと差分値δθとの関係を示す図である。 速度フィードバック制御を行うモータ制御装置の構成を示すブロック図である。
以下に図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の形状及びそれらの相対配置などは、この発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲が以下の実施の形態に限定される趣旨のものではない。なお、以下の説明においては、モータ制御装置が画像形成装置に設けられる場合について説明するが、モータ制御装置が設けられるのは画像形成装置に限定されるわけではない。例えば、記録媒体や原稿等のシートを搬送するシート搬送装置等にも用いられる。
〔第1実施形態〕
[画像形成装置]
図1は、本実施形態で用いられるシート搬送装置を有するモノクロの電子写真方式の複写機(以下、画像形成装置と称する)100の構成を示す断面図である。なお、画像形成装置は複写機に限定されず、例えば、ファクシミリ装置、印刷機、プリンタ等であっても良い。また、記録方式は、電子写真方式に限らず、例えば、インクジェット等であっても良い。更に、画像形成装置の形式はモノクロ及びカラーのいずれの形式であっても良い。
以下に、図1を用いて、画像形成装置100の構成および機能について説明する。図1に示すように、画像形成装置100は、原稿給送装置201、読取装置202及び画像印刷装置301を有する。
原稿給送装置201の原稿積載部203に積載された原稿は、給紙ローラ204によって給紙され、搬送ガイド206に沿って読取装置202の原稿ガラス台214上に搬送される。更に、原稿は、搬送ベルト208によって搬送されて、排紙ローラ205によって不図示の排紙トレイへ排紙される。読取装置202の読取位置において照明209によって照明された原稿画像からの反射光は、反射ミラー210、211、212からなる光学系によって画像読取部111に導かれ、画像読取部111によって画像信号に変換される。画像読取部111は、レンズ、光電変換素子であるCCD、CCDの駆動回路等で構成される。画像読取部111から出力された画像信号は、ASIC等のハードウェアデバイスで構成される画像処理部112によって各種補正処理が行われた後、画像印刷装置301へ出力される。前述の如くして、原稿の読取が行われる。即ち、原稿給送装置201及び読取装置202は、原稿読取装置として機能する。
また、原稿の読取モードとして、第1読取モードと第2読取モードがある。第1読取モードは、一定速度で搬送される原稿の画像を、所定の位置に固定された照明系209及び光学系によって読み取るモードである。第2読取モードは、読取装置202の原稿ガラス214上に載置された原稿の画像を、一定速度で移動する照明系209及び光学系によって読み取るモードである。通常、シート状の原稿の画像は第1読取モードで読み取られ、本や冊子等の綴じられた原稿の画像は第2読取モードで読み取られる。
画像印刷装置301の内部には、シート収納トレイ302、304が設けられている。シート収納トレイ302、304には、それぞれ異なる種類の記録媒体を収納することができる。例えば、シート収納トレイ302にはA4サイズの普通紙が収納され、シート収納トレイ304にはA4サイズの厚紙が収納される。なお、記録媒体とは、画像形成装置によって画像が形成されるものであって、例えば、用紙、樹脂シート、布、OHPシート、ラベル等は記録媒体に含まれる。
シート収納トレイ302に収納された記録媒体は、ピックアップローラ303によって給送されて、搬送ローラ306によってレジストレーションローラ308へ送り出される。また、シート収納トレイ304に収納された記録媒体は、ピックアップローラ305によって給送されて、搬送ローラ307及び306によってレジストレーションローラ308へ送り出される。
読取装置202から出力された画像信号は、半導体レーザ及びポリゴンミラーを含む光走査装置311に入力される。また、感光ドラム309は、帯電器310によって外周面が帯電される。感光ドラム309の外周面が帯電された後、読取装置202から光走査装置311に入力された画像信号に応じたレーザ光が、光走査装置311からポリゴンミラー及びミラー312、313を経由し、感光ドラム309の外周面に照射される。この結果、感光ドラム309の外周面に静電潜像が形成される。
続いて、静電潜像が現像器314内のトナーによって現像され、感光ドラム309の外周面にトナー像が形成される。
感光ドラム309に形成されたトナー像は、感光ドラム309と対向する位置(転写位置)に設けられた転写帯電器315によって記録媒体に転写される。この転写タイミングに合わせて、レジストレーションローラ308は記録媒体を転写位置へ送り込む。
前述の如くして、トナー像が転写された記録媒体は、搬送ベルト317によって定着器318へ送り込まれ、定着器318によって加熱加圧されて、トナー像が記録媒体に定着される。このようにして、画像形成装置100によって記録媒体に画像が形成される。
片面印刷モードで画像形成が行われる場合は、定着器318を通過した記録媒体は、排紙ローラ319、324によって、不図示の排紙トレイへ排紙される。また、両面印刷モードで画像形成が行われる場合は、定着器318によって記録媒体の第1面に定着処理が行われた後に、記録媒体は、排紙ローラ319、搬送ローラ320、及び反転ローラ321によって、反転パス325へと搬送される。その後、記録媒体は、搬送ローラ322、323によって再度レジストレーションローラ308へと搬送され、前述した方法で記録媒体の第2面に画像が形成される。その後、記録媒体は、排紙ローラ319、324によって不図示の排紙トレイへ排紙される。
また、第1面に画像形成された記録媒体がフェースダウンで画像形成装置100の外部へ排紙される場合は、定着器318を通過した記録媒体は、排紙ローラ319を通って搬送ローラ320へ向かう方向へ搬送される。その後、記録媒体の後端が搬送ローラ320のニップ部を通過する直前に搬送ローラ320の回転が反転することによって、記録媒体の第1面が下向きになった状態で、記録媒体が排紙ローラ324を経由して、画像形成装置100の外部へ排出される。
以上が画像形成装置100の構成および機能についての説明である。なお、本実施形態における負荷とはモータによって駆動される対象物である。例えば、給紙ローラ204、ピックアップローラ303、305、レジストレーションローラ308及び排紙ローラ319等の各種ローラ(搬送ローラ)や感光ドラム309、搬送ベルト208、317、現像器314、照明系209及び光学系等は本実施形態における負荷に対応する。本実施形態のモータ制御装置は、これら負荷を駆動するモータに適用することができる。
図2は、画像形成装置100の制御構成の例を示すブロック図である。システムコントローラ151は、図2に示すように、CPU151a、ROM151b、RAM151cを備えている。また、システムコントローラ151は、画像処理部112、操作部152、アナログ・デジタル(A/D)変換器153、高圧制御部155、モータ制御装置157、センサ類159、ACドライバ160と接続されている。システムコントローラ151は、接続された各ユニットとの間でデータやコマンドの送受信をすることが可能である。
CPU151aは、ROM151bに格納された各種プログラムを読み出して実行することによって、予め定められた画像形成シーケンスに関連する各種シーケンスを実行する。
RAM151cは記憶デバイスである。RAM151cには、例えば、高圧制御部155に対する設定値、モータ制御装置157に対する指令値及び操作部152から受信される情報等の各種データが記憶される。
システムコントローラ151は、画像処理部112における画像処理に必要となる、画像形成装置100の内部に設けられた各種装置の設定値データを画像処理部112に送信する。更に、システムコントローラ151は、センサ類159からの信号を受信して、受信した信号に基づいて高圧制御部155の設定値を設定する。
高圧制御部155は、システムコントローラ151によって設定された設定値に応じて、高圧ユニット156(帯電器310、現像器314、転写帯電器315等)に必要な電圧を供給する。なお、センサ類159には、搬送ローラによって搬送される記録媒体を検知するセンサ等が含まれる。
モータ制御装置157は、CPU151aから出力される指令に応じて、負荷を駆動するモータ509を制御する。なお、図2においては、画像形成装置のモータとしてモータ509のみが記載されているが、実際には、画像形成装置には2個以上のモータが設けられている。また、1個のモータ制御装置が複数個のモータを制御する構成であっても良い。更に、図2においては、モータ制御装置が1個しか設けられていないが、実際には、2個以上のモータ制御装置が画像形成装置に設けられている。
A/D変換器153は、定着ヒータ161の温度を検出するためのサーミスタ154が検出した検出信号を受信し、検出信号をアナログ信号からデジタル信号に変換してシステムコントローラ151に送信する。システムコントローラ151は、A/D変換器153から受信したデジタル信号に基づいてACドライバ160の制御を行う。ACドライバ160は、定着ヒータ161の温度が定着処理を行うために必要な温度となるように定着ヒータ161を制御する。なお、定着ヒータ161は、定着処理に用いられるヒータであり、定着器318に含まれる。
システムコントローラ151は、使用する記録媒体の種類(以下、紙種と称する)等の設定をユーザが行うための操作画面を、操作部152に設けられた表示部に表示するように、操作部152を制御する。システムコントローラ151は、ユーザが設定した情報を操作部152から受信し、ユーザが設定した情報に基づいて画像形成装置100の動作シーケンスを制御する。また、システムコントローラ151は、画像形成装置の状態を示す情報を操作部152に送信する。なお、画像形成装置の状態を示す情報とは、例えば、画像形成枚数、画像形成動作の進行状況、原稿読取装置201及び画像印刷装置301におけるシート材のジャムや重送等に関する情報である。操作部152は、システムコントローラ151から受信した情報を表示部に表示する。
前述の如くして、システムコントローラ151は画像形成装置100の動作シーケンスを制御する。
[モータ制御装置]
次に、本実施形態におけるモータ制御装置157について説明する。本実施形態におけるモータ制御装置は、ベクトル制御を用いてモータを制御する。なお、以下の説明においては、電気角としての回転位相、指令位相及び電流の位相等に基づいて以下の制御が行われるが、例えば、電気角が機械角に変換され、当該機械角に基づいて以下の制御が行われてもよい。
<ベクトル制御>
まず、図3及び図4を用いて、本実施形態におけるモータ制御装置157がベクトル制御を行う方法について説明する。なお、以下の説明におけるモータには、モータの回転子の回転位相を検出するためのロータリエンコーダなどのセンサは設けられていない。
図3は、A相(第1相)とB相(第2相)との2相から成るステッピングモータ(以下、モータと称する)509と、d軸とq軸とによって表される回転座標系及びγ軸とδ軸とによって表される回転座標系との関係を示す図である。図3では、静止座標系において、A相の巻線に対応した軸であるα軸と、B相の巻線に対応した軸であるβ軸とが定義されている。また、図3では、回転子402に用いられている永久磁石の磁極によって作られる磁束の方向に沿ってd軸が定義され、d軸から反時計回りに90度進んだ方向(d軸に直交する方向)に沿ってq軸が定義されている。α軸とd軸との成す角度は第2の回転位相としてθmと定義される。また、図3では、d軸と位相差Δθを有する方向に沿ってγ軸が定義され、γ軸から反時計回りに90度進んだ方向(γ軸に直交する方向)に沿ってδ軸が定義されている。α軸とd軸との成す角度はθと定義される。即ち、Δθ、θm及びθの間には以下の式(1)のような関係がある。
Δθ=θm-θ (1)
ベクトル制御では、巻線に流れる駆動電流に対応する電流ベクトルの回転座標系における電流成分であって、回転子にトルクを発生させるq軸方向の成分(トルク電流成分)と巻線を貫く磁束の強度に影響するd軸方向の成分(励磁電流成分)とが用いられる。本実施形態におけるベクトル制御では、位相θを基準とする回転座標系、即ち、γ軸及びδ軸で表される回転座標系が用いられる。なお、γ軸はd軸(即ち、励磁電流成分を表す軸)に対応する軸であり、δ軸はq軸(即ち、トルク電流成分を表す軸)に対応する軸である。
ベクトル制御とは、回転子の目標位相を表す指令位相と実際の回転位相との偏差が小さくなるようにトルク電流成分の値と励磁電流成分の値とを制御する位相フィードバック制御を行うことによってモータを制御する制御方法である。また、回転子の目標速度を表す指令速度と実際の回転速度との偏差が小さくなるようにトルク電流成分の値と励磁電流成分の値とを制御する速度フィードバック制御を行うことによってモータを制御する方法もある。
図4は、モータ509を制御するモータ制御装置157の構成の例を示すブロック図である。なお、モータ制御装置157は、少なくとも1つのASICで構成されており、以下に説明する各機能を実行する。
図4に示すように、モータ制御装置157は、ベクトル制御を行う回路として、位相制御器502、電流制御器503、座標逆変換器505、座標変換器511、モータの巻線に駆動電流を供給するPWMインバータ506等を有する。座標変換器511は、モータ509のA相及びB相の巻線に流れる駆動電流に対応する電流ベクトルを、静止座標系からγ軸及びδ軸で表される回転座標系に座標変換する。この結果、巻線に流れる駆動電流は、回転座標系における電流値であるトルク電流成分の電流値と励磁電流成分の電流値とによって表される。なお、トルク電流成分は、モータ509の回転子402にトルクを発生させる電流成分に相当する。また、励磁電流成分は、モータ509の巻線を貫く磁束の強度に影響する電流成分に相当する。モータ制御装置157は、トルク電流成分の電流値及び励磁電流成分の電流値をそれぞれ独立に制御することができる。この結果、モータ制御装置157は、回転子402にかかる負荷トルクに応じてトルク電流成分の値を制御することによって、回転子402が回転するために必要なトルクを効率的に発生させることができる。即ち、ベクトル制御においては、図3に示す電流ベクトルの大きさは、回転子402にかかる負荷トルクに応じて変化する。
モータ制御装置157は、モータ509の回転子402の回転位相を表す位相θを後述する方法により決定し、その決定結果に基づいてベクトル制御を行う。CPU151aは、モータ509の動作シーケンスに基づいて、指令生成器500にモータを駆動する指令として駆動パルスを出力する。なお、モータの動作シーケンス(モータの駆動パターン)は、例えば、ROM151bに格納されており、CPU151aは、ROM151bに格納された動作シーケンスに基づいて、パルス列としての駆動パルスを出力する。
指令生成器500は、CPU151aから出力される駆動パルスに基づいて、回転子402の目標位相を表す指令位相θ_refを生成して出力する。
減算器101は、位相θと指令位相θ_refとの偏差を演算して出力する。
位相制御器502は、位相θと指令位相θ_refとの偏差を周期T(例えば、200μs)で取得する。位相制御器502は、比例制御(P)、積分制御(I)、微分制御(D)に基づいて、減算器101から出力された偏差が小さくなるように、δ軸電流指令値(目標値)iδ_refを生成して出力する。具体的には、位相制御器502は、P制御、I制御、D制御に基づいて減算器101から出力された偏差が0になるように、δ軸電流指令値iδ_refを生成して出力する。なお、P制御とは、制御する対象の値を指令値と推定値との偏差に比例する値に基づいて制御する制御方法である。また、I制御とは、制御する対象の値を指令値と推定値との偏差の時間積分に比例する値に基づいて制御する制御方法である。また、D制御とは、制御する対象の値を指令値と推定値との偏差の時間変化に比例する値に基づいて制御する制御方法である。本実施形態における位相制御器502は、PID制御に基づいてδ軸電流指令値iδ_refを生成しているが、これに限定されるものではない。例えば、位相制御器502は、PI制御に基づいてδ軸電流指令値iδ_refを生成しても良い。
界磁制御器518は、CPU151aから出力される指令に基づいてγ軸電流指令値(目標値)iγ_refを生成して出力する。なお、回転子402に永久磁石が用いられる場合、通常は巻線を貫く磁束の強度に影響するγ軸電流指令値iγ_refは0に設定されるが、これに限定されるものではない。
高周波重畳器519は、界磁制御器518から出力されるγ軸電流指令値iγ_refに所定の周波数を有する信号を重畳し、当該所定の周波数を有する信号が重畳されたγ軸電流指令値iγ_ref´を出力する。このように、本実施形態では、回転子402のトルクへの寄与が比較的小さいγ軸電流に所定の周波数の信号(以下、高周波信号と称する)が重畳される。この結果、回転子402のトルクへの寄与が比較的大きいδ軸電流に高周波信号が重畳される場合に比べて、前記高周波信号に起因するトルクの変動が起こりにくくなる。その結果、δ軸電流に高周波信号が重畳される場合に比べてモータの制御が不安定になることを抑制することができる。なお、高周波信号の周波数は、位相制御器502によって生成されるδ軸電流指令値iδ_refに基づく電流値、即ち、モータ509を回転させるために用いられる電流値のうち最も高い周波数よりも高い周波数に設定される。また、高周波信号の周波数は、後述するA/D変換器510がアナログ値をデジタル値に変換する際の周波数よりも低い周波数に設定される。また、高周波信号の振幅は、例えば、位相θを精度よく決定するために必要な大きさの振幅よりも大きく、且つ、当該高周波信号に起因する異音が発生しないような大きさの振幅よりも小さい振幅に設定される。
モータ509のA相に流れる電流は、電流検出器507によって検出され、その後、A/D変換器510によってアナログ値からデジタル値へと変換される。A/D変換器510は、デジタル値である電流値iαを出力する。また、B相の巻線に流れる電流は、電流検出器508によって検出され、その後、A/D変換器510によってアナログ値からデジタル値へと変換される。A/D変換器510は、デジタル値である電流値iβを出力する。なお、A/D変換器510が電流値をアナログ値からデジタル値に変換して出力する周期は、例えば、位相制御器502が位相θと指令位相θ_refとの偏差を取得する周期T以下の周期(例えば、25μs)である。また、電流値iα及びiβには、駆動電流の電流値と当該駆動電流よりも周波数が高い高周波信号に起因する高周波電流の電流値とが含まれる。
電流値iα及びiβは、座標変換器511に入力される。
座標変換器511は、静止座標系における電流値iα及びiβを、次式によって、回転座標系におけるδ軸電流の電流値iδ及びγ軸電流の電流値iγに変換する。
iγ= cosθ*iα+sinθ*iβ (2)
iδ=-sinθ*iα+cosθ*iβ (3)
電流値iδはローパスフィルタ517及び位相決定器514に出力される。また、電流値iγはローパスフィルタ517に出力される。
図5は、所定の周波数帯の信号を低減するローパスフィルタ517の構成の例を示す図である。なお、所定の周波数帯には、駆動電流の周波数は含まれず、駆動電流よりも周波数の高い高周波電流の周波数が含まれる。本実施形態におけるローパスフィルタ517は所定の周波数帯に対応するフィルタ次数が設定されたデジタルフィルタである。図5に示すように、ローパスフィルタ517は、取得した電流値を複数個記憶するメモリ517a、メモリ517aに記憶されている複数個の電流値の平均値を演算する平均値演算器517bを有する。ローパスフィルタ517は、取得した電流値をメモリ517aに記憶し、平均値演算器517bは、メモリ517aに記憶されている電流値の平均値を演算する。具体的には、例えば、ローパスフィルタ517の次数が30次である場合は、ローパスフィルタ517は、取得した電流値を30個メモリ517aに記憶し、当該30個の電流値の平均値を演算する。なお、メモリ517aは、31個目以降の電流値を取得する際は、電流値を1個取得する毎に、記憶している電流値のうち最も古く記憶した電流値を削除して、取得した電流値を記憶する。また、平均値演算器517bは、メモリ517aが電流値を記憶する度に前述した演算を行う。更に、フィルタの構成は上述したような平均値を演算する構成に限定されるものではなく、信号を低減することができるフィルタであれば良い。
ローパスフィルタ517は、電流値iα及びiβに含まれる高周波電流を除去し、高周波電流が除去された電流値を出力する。
減算器102には、位相制御器502から出力されるδ軸電流指令値iδ_refとローパスフィルタ517から出力された電流値iδとが入力される。減算器102は、δ軸電流指令値iδ_refと電流値iδとの偏差を演算し、該偏差を電流制御器503に出力する。
また、減算器103には、高周波重畳器519から出力されるγ軸電流指令値iγ_ref´とローパスフィルタ517から出力された電流値iγとが入力される。減算器103は、γ軸電流指令値iγ_ref´と電流値iγとの偏差を演算し、該偏差を電流制御器503に出力する。
電流制御器503は、PID制御に基づいて、減算器102から出力される偏差が小さくなるように駆動電圧Vδを生成する。具体的には、電流制御器503は、減算器102から出力される偏差が0になるように駆動電圧Vδを生成して座標逆変換器505に出力する。
また、電流制御器503は、PID制御に基づいて、減算器103から出力される偏差が小さくなるように駆動電圧Vγを生成する。具体的には、電流制御器503は、減算器103から出力される偏差が0になるように駆動電圧Vγを生成して座標逆変換器505及び位相決定器514に出力する。
なお、本実施形態における電流制御器503は、PID制御に基づいて駆動電圧Vδ及びVγを生成しているが、これに限定されるものではない。例えば、電流制御器503は、PI制御に基づいて駆動電圧Vδ及びVγを生成しても良い。
座標逆変換器505は、電流制御器503から出力された回転座標系における駆動電圧Vδ及びVγを、次式によって、静止座標系における駆動電圧Vα及びVβに逆変換する。
Vα=cosθ*Vγ-sinθ*Vδ (4)
Vβ=sinθ*Vγ+cosθ*Vδ (5)
座標逆変換器505によって逆変換された駆動電圧Vα及びVβはPWMインバータ506に出力される。
PWMインバータ506は、フルブリッジ回路を有する。フルブリッジ回路は電圧切替器516を介して入力された電圧に基づくPWM(パルス幅変調)信号によって駆動される。その結果、PWMインバータ506は、駆動電圧Vα及びVβに応じた駆動電流iα及びiβを生成し、駆動電流iα及びiβをモータ509の各相の巻線に供給することによって、モータ509を駆動させる。なお、本実施形態においては、PWMインバータはフルブリッジ回路を有しているが、PWMインバータはハーフブリッジ回路等であっても良い。
{位相θを決定する構成}
次に、位相θを決定する構成について説明する。図6は、位相決定器514の構成を示すブロック図である。図6に示すように、位相決定器514は、高周波抽出部514a、誤差決定部514b、目標値決定部514c、PI制御部514d及び位相生成部514eを有する。
高周波抽出部514aには、電流制御器503から出力される駆動電圧Vγ及び座標変換器511から出力される電流値iδが入力される。高周波抽出部514aは、例えば、所定の周波数帯の信号を抽出する(所定の周波数帯以外の信号を低減する)バンドパスフィルタを有する。高周波抽出部514aは、高周波重畳器519がγ軸電流指令値iγ_refに重畳する高周波信号の周波数を含む周波数帯の信号を抽出する。この結果、高周波抽出部514aは、駆動電圧Vγに含まれる高周波電圧VγH及び電流値iδに含まれる高周波電流iδHを抽出することができる。高周波抽出部514aは抽出した高周波電圧VγH及び高周波電流iδHを誤差決定部514bに出力する。なお、本実施形態においては、高周波抽出部514aはバンドパスフィルタを有しているが、ハイパスフィルタ等のフィルタであっても良い。
誤差決定部514bは、入力された高周波電圧VγH及び高周波電流iδHに基づいて、以下の式(6)を用いて位相差Δθを決定して出力する。
Figure 0007204347000001
なお、Ld及びLqはそれぞれd軸方向に対応する巻線インダクタンス及びq軸方向に対応する巻線インダクタンスであり、モータに固有の値である。また、pは微分演算子である。
以下に、式(6)の導出方法を説明する。式(6)は、d軸及びq軸に基づく回転座標系における電圧電流方程式(7)に基づいて導出される。
Figure 0007204347000002
なお、Vd及びVqはそれぞれd軸における駆動電圧及びq軸における駆動電圧であり、Rは巻線の抵抗値である。また、id及びiqはそれぞれd軸における駆動電流及びq軸における駆動電流であり、ωが回転子の回転速度である。更に、Ψは逆起電圧係数であり、モータに固有の値である。
d軸及びq軸に基づく回転座標系と位相差Δθを有するγ軸及びδ軸に基づく回転座標系における電圧電流方程式(8)は式(7)に基づいて以下のようにして導出される。
Figure 0007204347000003
ここで、本実施形態では、回転速度ω、抵抗値R、逆起電圧係数Ψ等に、以下の条件を設定する。
条件1. 本実施形態における位相θの決定方法は、回転子が停止している状態及び回転子が比較的低速で回転している状態において用いられる方法であるため、回転速度ωを0に近似する。
条件2. 本実施形態における位相θの決定方法においては、高周波信号が用いられるため、インダクタンスによる電圧降下に対して巻線の抵抗値Rは十分小さいので、抵抗値Rを0に近似する。
条件3. 巻線に発生する逆起電圧の周波数は高周波信号の周波数よりも十分小さいため、逆起電圧係数Ψを0に近似する。
条件4. 高周波信号はγ軸にのみ重畳されるため、δ軸における電圧Vδを0に近似する。
以上のように、回転速度ω=0、抵抗値R=0、逆起電圧係数Ψ=0及び電圧Vδ=0を式(8)に適用することにより、以下の式(9)が導出される。
Figure 0007204347000004
そして、式(9)を式変換することにより、位相差Δθについての式(6)が導出される。以上のように、本実施形態においては、条件1乃至4により位相差Δθについての式の導出が簡略化され、位相差Δθを決定する際の演算負荷を軽減することができる。以上が、式(6)の導出方法の説明である。
減算器514fは、位相差決定手段としての誤差決定部514bから出力される位相差Δθと目標値決定部514cから出力される位相差Δθの目標値Δθ_tgtとの偏差を演算して出力する。なお、目標値決定部514cについては後述する。
位相差制御部514dは、PID制御に基づいて、減算器514fから出力される偏差が小さくなるように回転速度ω_estを生成する。具体的には、位相差制御部514dは、減算器514fから出力される偏差が0になるように回転速度ω_estを生成して位相生成部514eに出力する。なお、本実施形態における位相差制御部514dは、PID制御に基づいて回転速度ω_estを生成しているが、これに限定されるものではない。例えば、位相差制御部514dは、PI制御に基づいて回転速度ω_estを生成しても良い。
位相生成部514eは、位相差制御部514dから出力される回転速度ω_estに基づいて、位相θを生成する。具体的には、位相生成部514eは、位相差制御部514dから出力される回転速度ω_estに対して積分演算を行うことによって位相θを生成する。
前述の如くして得られた位相θは、減算器101、座標逆変換器505及び座標変換器511に入力される。
モータ制御装置157は、ベクトル制御を行う場合は、上述の制御を繰り返し行う。
以上のように、本実施形態におけるモータ制御装置157は、指令位相θ_refと回転位相θとの偏差が小さくなるように回転座標系における電流値を制御する位相フィードバック制御を用いたベクトル制御を行う。ベクトル制御を行うことによって、モータが脱調状態となることや、余剰トルクに起因してモータ音が増大すること及び消費電力が増大することを抑制することができる。また、回転位相をフィードバックしているため、回転子の回転位相が所定の位相になるように制御することができる。したがって、画像形成装置において、記録媒体への画像形成を適切に行うために回転位相を高精度に制御する必要がある負荷(例えば、レジストレーションローラ等)を駆動するモータに位相フィードバック制御を用いたベクトル制御を適用する。この結果、記録媒体への画像形成を適切に行うことができる。
{目標値決定部}
次に、本実施形態における目標値決定部514cについて説明する。図6に示すように、目標値決定部514cには、電流値iδと回転速度ω_estとが入力される。目標値決定部514cは、電流値iδ及び回転速度ω_estが入力される度に(即ち、所定の周期毎に)、電流値iδと回転速度ω_estとに基づいて、以下のようにして位相差Δθの目標値Δθ_tgtを決定する。
図7(a)は、目標値Δθ_tgtが0に設定され位相差Δθが0に収束した場合における回転子の実際の回転位相と位相決定器514によって決定された回転位相との差分値δθと回転子の回転速度ω_estとの関係を示す図である。また、図7(b)は、目標値Δθ_tgtが0に設定され位相差Δθが0に収束した場合における回転子の実際の回転位相と位相決定器514によって決定された回転位相との差分値δθと電流値iδとの関係を示す図である。なお、図7に示すデータは、予め実験によって測定されたデータである。
図7(a)に示すように、位相差Δθが0に収束したとしても回転速度ω_estが増大することに伴って差分値δθは増大する。これは、式(6)を導出する際に、条件1~4が適用されたからである。具体的には、例えば、式(6)を導出する際に無視された回転速度ω_estに関わる項が、回転速度ω_estが増大することに伴って無視できなくなってくるからである。特に、モータの突極比が小さいほど差分値δθは大きくなる。
また、図7(b)に示すように、位相差Δθが0に収束したとしても電流値iδが増大することに伴って差分値δθは増大する。これは、式(6)を導出する際に、条件1~4が適用されたからである。具体的には、式(6)を導出する際に無視された項にはインダクタンスLd及びLqが含まれており、電流値iδが変化することに伴うインダクタンスLd及びLqの変化を、電流値iδが大きくなるにしたがって無視できなくなってくるからである。
本実施形態では、目標値決定部514cは、以下の式(10)に基づいて目標値Δθ_tgtを決定する。
Δθ_tgt=A*iδ+B*ω_est (10)
ここで、係数A及びBは、例えば、図7に示す結果に基づいて予め設定される。
以上のように、本実施形態では、目標値決定部514cは、回転速度ω_estと電流値iδとに基づいて目標値Δθ_tgtを決定する。具体的には、目標値決定部514cは、式(10)に基づいて目標値Δθ_tgtを決定する。より具体的には、目標値決定部514cは、回転速度ω_estと電流値iδとに基づいて目標値Δθ_tgtを0°以外の値に決定する。この結果、式(6)を導出する際に無視された項の影響が低減された位相θに基づいてベクトル制御が行われ、回転子に与えるトルクを効率的に発生させることができる。即ち、モータを効率的に制御することができる。
なお、本実施形態では、目標値決定部514cは、回転速度ω_estと電流値iδとの両方に基づいて目標値Δθ_tgtを決定したが、例えば、回転速度ω_estと電流値iδとの少なくとも一方に基づいて目標値Δθ_tgtを決定してもよい。
また、本実施形態では、目標値決定部514cは、式(10)に示すように、回転速度ω_estと目標値Δθ_tgtとの関係及び電流値iδと目標値Δθ_tgtとの関係が1次関数で表された式に基づいて目標値Δθ_tgtを決定したが、この限りではない。例えば、2次関数や指数関数等に近似された式が用いられてもよい。
また、目標値決定部514cは、例えば、回転速度ω_estの代わりに指令速度ω_refを用いて目標値Δθ_tgtを決定してもよいし、電流値iδの代わりに電流指令値iδ_refを用いて目標値Δθ_tgtを決定してもよい。
また、本実施形態では、γ軸電流指令値iγ_refに高周波信号が重畳されたが、例えば、駆動電圧Vγに重畳される構成でもよい。
また、本実施形態においては、負荷を駆動するモータとしてステッピングモータが用いられているが、DCモータ等の他のモータであっても良い。また、モータは2相モータである場合に限らず、3相モータ等の他のモータであっても本実施形態を適用することができる。
また、本実施形態は、ベクトル制御に限らず、回転子の回転位相を決定する構成を有するものに適用される。
また、本実施形態においては、回転子として永久磁石が用いられているが、これに限定されるものではない。
また、指令生成器500、界磁制御器518、位相制御器502、高周波重畳器519、電流制御器503等は制御手段に含まれる。
また、本実施形態におけるベクトル制御では、位相フィードバック制御を行うことによってモータ509を制御しているが、これに限定されるものではない。例えば、回転子402の回転速度ωをフィードバックしてモータ509を制御する構成であっても良い。具体的には、図8に示すように、モータ制御装置内部に設けられた位相・速度決定器521から出力される回転速度ω_estと指令生成器500から出力される指令速度ω_refとに基づいてモータが制御されてもよい。より具体的には、速度制御器520は、位相・速度決定器521から出力される回転速度ω_estと指令生成器500から出力される指令速度ω_refとの偏差が小さくなるようにδ軸電流指令値iδ_refを生成して出力する。このような速度フィードバック制御を行うことによって、モータ509を制御する構成であっても良い。このような構成においては回転速度をフィードバックしているため、回転子の回転速度が所定の速度になるように制御することができる。したがって、画像形成装置において、記録媒体への画像形成を適切に行うために回転速度を一定速度に制御する必要がある負荷(例えば、感光ドラム、搬送ベルト等)を駆動するモータに速度フィードバック制御を用いたベクトル制御を適用する。この結果、記録媒体への画像形成を適切に行うことができる。なお、位相・速度決定器521の構成は、位相決定器514の構成と同様の構成である。また指令生成器500は、駆動パルスの周波数に基づいて指令速度ω_refを生成する。
157 モータ制御装置
402 回転子
500 指令生成器
502 位相制御器
503 電流制御器
507、508 電流検出器
509 ステッピングモータ
514 位相決定器
514a 高周波抽出部
514c 目標値決定部
519 高周波重畳器

Claims (9)

  1. モータの回転子の回転位相を決定する位相決定手段と、
    前記位相決定手段によって決定された回転位相と前記回転子の目標位相を表す指令位相との偏差を小さくするために供給すべき第1の電流と、前記第1の電流よりも周波数が高い第2の電流と、に基づいて前記モータの巻線に流れる電流を制御する制御手段と、
    前記巻線に流れる電流を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された電流から前記第2の電流の周波数を含む所定の周波数帯の信号を抽出する抽出手段と、
    前記回転子の回転速度に対応する値と前記抽出手段によって抽出された信号に対応する値との両方に基づいて所定の位相として0°以外の位相を設定する設定手段と、
    を有し、
    前記位相決定手段は、前記抽出手段によって抽出された前記所定の周波数帯の信号に基づいて、前記回転子の実際の回転位相との位相差が前記所定の位相になるような回転位相を決定することを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記位相決定手段によって決定された回転位相と前記指令位相との偏差が小さくなるように、前記位相決定手段によって決定された回転位相を基準とする回転座標系において表される電流成分であって前記回転子にトルクを発生させる電流成分であるトルク電流成分の目標値を生成し、
    前記制御手段は、前記回転座標系において表される電流成分であって前記巻線を貫く磁束の強度に影響する電流成分である励磁電流成分の目標値を、前記第2の電流に対応する値に基づいて生成し、
    前記制御手段は、前記検出手段によって検出された電流から前記所定の周波数帯の信号を低減するローパスフィルタを有し、
    前記制御手段は、前記検出手段によって検出された電流の前記トルク電流成分の値と前記トルク電流成分の目標値との偏差が小さくなるように、且つ、前記検出手段によって検出された電流の前記励磁電流成分の値と前記励磁電流成分の目標値との偏差が小さくなるように、前記巻線に流れる電流を制御することを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記抽出手段は、前記巻線に印加すべき電圧の前記励磁電流成分の値、及び、前記検出手段によって検出される電流の前記トルク電流成分の値、から前記所定の周波数帯の信号を抽出し、
    前記位相決定手段は、前記抽出手段によって抽出された前記所定の周波数帯の信号に基づいて、前記位相差を決定する位相差決定手段と、前記位相差決定手段によって決定される前記位相差が前記所定の位相になるような前記回転子の回転速度を決定する速度決定手段と、を有し、
    前記位相決定手段は、前記速度決定手段によって決定される回転速度に基づいて前記回転子の回転位相を決定することを特徴とする請求項2に記載のモータ制御装置。
  4. モータの回転子の回転速度を決定する速度決定手段と、
    前記速度決定手段によって決定された回転子の回転速度と前記回転子の目標速度を表す指令速度との偏差を小さくするために供給すべき第1の電流と、前記第1の電流よりも周波数が高い第2の電流と、に基づいて前記モータの巻線に流れる電流を制御する制御手段と、
    前記巻線に流れる電流を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された電流から前記第2の電流の周波数を含む所定の周波数帯の信号を抽出する抽出手段と、
    前記回転子の回転速度に対応する値と前記抽出手段によって抽出された信号に対応する値との両方に基づいて所定の位相として0°以外の位相を設定する設定手段と、
    を有し、
    前記速度決定手段は、前記抽出手段によって抽出された前記所定の周波数帯の信号に基づいて、前記回転子の実際の回転位相との位相差が前記所定の位相になるような回転速度を決定することを特徴とするモータ制御装置。
  5. 前記モータ制御装置は、前記速度決定手段によって決定される回転速度に基づいて前記回転子の回転位相を決定する位相決定手段を有し、
    前記制御手段は、前記位相決定手段によって決定された回転位相と前記指令位相との偏差が小さくなるように、前記位相決定手段によって決定された回転位相を基準とする回転座標系において表される電流成分であって前記回転子にトルクを発生させる電流成分であるトルク電流成分の目標値を生成し、
    前記制御手段は、前記回転座標系において表される電流成分であって前記巻線を貫く磁束の強度に影響する電流成分である励磁電流成分の目標値を、前記第2の電流に対応する値に基づいて生成し、
    前記制御手段は、前記検出手段によって検出された電流から前記所定の周波数帯の信号を低減するローパスフィルタを有し、
    前記制御手段は、前記ローパスフィルタによって処理された電流の前記トルク電流成分の値と前記トルク電流成分の目標値との偏差が小さくなるように、且つ、前記ローパスフィルタによって処理された電流の前記励磁電流成分の値と前記励磁電流成分の目標値との偏差が小さくなるように、前記巻線に流れる電流を制御することを特徴とする請求項4に記載のモータ制御装置。
  6. 前記抽出手段は、前記巻線に印加すべき電圧の前記励磁電流成分の値、及び、前記検出手段によって検出される電流の前記トルク電流成分の値、から前記所定の周波数帯の信号を抽出し、
    前記速度決定手段は、前記抽出手段によって抽出された前記所定の周波数帯の信号に基づいて、前記位相差を決定する位相差決定手段を有し、
    前記速度決定手段は、前記位相差決定手段によって決定される前記位相差が前記所定の位相になるような前記回転子の回転速度を決定し、
    前記位相決定手段は、前記決定手段によって決定される前記回転速度に対して積分演算を行うことによって前記回転子の回転位相を決定することを特徴とする請求項5に記載のモータ制御装置。
  7. 前記回転子の回転速度に対応する値は、前記回転子の目標速度を表す指令速度であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のモータ制御装置。
  8. 前記抽出手段は、前記所定の周波数帯の信号以外の信号を低減するバンドパスフィルタであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のモータ制御装置。
  9. 記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
    負荷を駆動するモータと、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載のモータ制御装置と、
    を有し、
    前記モータ制御装置は、前記負荷を駆動するモータの駆動を制御することを特徴とする画像形成装置。
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