JP6849729B2 - モータ制御装置、シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

モータ制御装置、シート搬送装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、モータの駆動を制御するモータ制御装置、シート搬送装置及び画像形成装置に関する。
従来、モータを制御する方法として、モータの回転子の回転位相を基準とした回転座標系における電流値を制御することによってモータを制御するベクトル制御と称される制御方法が知られている(特許文献1)。具体的には、回転子の指令位相と実際の回転位相との偏差が小さくなるように回転座標系における電流値を制御する位相フィードバック制御を行うことによってモータを制御する制御方法が知られている。また、回転子の指令速度と実際の回転速度との偏差が小さくなるように回転座標系における電流値を制御する速度フィードバック制御を行うことによってモータを制御する制御方法も知られている。
ベクトル制御において、モータの巻線に供給される駆動電流は、回転子が回転するためのトルクを発生させる電流成分(トルク電流成分)と、巻線を貫く磁束の強度に影響する電流成分(励磁電流成分)とによって表される。回転子にかかる負荷トルクの変化に応じてトルク電流成分の値が制御されることによって、回転に必要なトルクが効率的に発生する。この結果、余剰トルクに起因したモータ音の増大や消費電力の増大が抑制される。また、回転子にかかる負荷トルクがモータの巻線に供給された駆動電流に対応した出力トルクを超えることに起因して、回転子が入力信号に同期しなくなり、モータが制御不能な状態(脱調状態)になってしまうことが抑制される。また、ベクトル制御が行われる際には、通常、励磁電流成分の値が0となるように制御される。この結果、消費電力の増大が抑制される。
モータの各相の巻線には、回転子が回転することによって誘起電圧が発生する。モータの巻線に誘起電圧が発生すると、モータの巻線に印加できる電圧が小さくなってしまう。具体的には、例えば、モータの巻線に電圧を印加する電源の電圧が24Vである場合、電源電圧(24V)から該巻線に発生した誘起電圧を減算した電圧が巻線に印加できる電圧となる。従って、該巻線に誘起電圧が発生することによって、巻線に印加できる電圧が24Vよりも小さくなってしまう。誘起電圧の大きさは、回転子の回転速度が速いほど大きくなる。したがって、回転子の回転速度が速いほど、モータの巻線に印加できる電圧は小さくなる。モータの巻線に印加できる電圧が小さくなると、回転子に与えることができるトルク(以下、出力可能トルクと称する)も小さくなってしまう。
特開2003−284389号公報
例えば、画像形成装置においては、モータの駆動対象である負荷の経年劣化等により、当該モータの回転子にかかる負荷トルクが増大する可能性がある。負荷トルクが出力可能トルクよりも大きいトルクになると、回転子が回転しなくなってしまう。
上記課題に鑑み、本発明は、消費電力を抑制しつつ、回転子が回転しなくなってしまうことを抑制することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明におけるモータ制御装置は、
ータの巻線に流れる駆動電流を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された駆動電流に基づいてモータの回転子の回転位相を決定する位相決定手段と、
前記位相決定手段によって決定された回転位相を基準とする回転座標系において表される電流成分であって前記回転子にトルクを発生させる電流成分であるトルク電流成分と、前記回転座標系において表される電流成分であって前記巻線を貫く磁束の強度に影響する電流成分である励磁電流成分と、に基づいて、前記巻線に流れる駆動電流を制御する制御手段であって、前記回転子の目標位相を表す指令位相と前記位相決定手段によって決定された回転位相との偏差が小さくなるように設定された前記トルク電流成分の目標値と前記検出手段によって検出される駆動電流の前記トルク電流成分の値との偏差が小さくなるように前記巻線に流れる駆動電流を制御し、前記巻線に流れる駆動電流の励磁電流成分の値を制御することによって前記巻線を貫く磁束の強度を弱める弱め界磁を行う制御手段と、
を有し
記制御手段は、前記回転子の回転速度に対応する値が閾値より大きい状態において、前記検出手段によって検出された駆動電流のトルク電流成分の値が所定値より大きい場合は前記弱め界磁の程度を第1の程度に設定し、前記検出手段によって検出された駆動電流のトルク電流成分の値が前記所定値より小さい場合は前記弱め界磁の程度を前記第1の程度よりも小さい第2の程度に設定することを特徴とする。
本発明によれば、消費電力を抑制しつつ、回転子が回転しなくなってしまうことを抑制することができる。
第1実施形態に係る画像形成装置を説明する断面図である。 前記画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。 A相及びB相から成る2相のモータと回転座標系のd軸及びq軸との関係を示す図である。 第1実施形態に係るモータ制御装置の構成を示すブロック図である。 PWMインバータに設けられているフルブリッジ回路の構成を示す図である。 出力可能トルクと回転子の回転速度との関係を示す図である。 弱め界磁制御を行う方法を説明するフローチャートである。 速度フィードバック制御を行うモータ制御装置の構成を示すブロック図である。
以下に図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の形状及びそれらの相対配置などは、この発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲が以下の実施の形態に限定される趣旨のものではない。なお、以下の説明においては、モータ制御装置が画像形成装置に設けられる場合について説明するが、モータ制御装置が設けられるのは画像形成装置に限定されるわけではない。例えば、モータ制御装置は記録媒体や原稿等のシートを搬送するシート搬送装置にも用いられる。
〔第1実施形態〕
[画像形成装置]
図1は、本実施形態で用いられるシート搬送装置を有するモノクロの電子写真方式の複写機(以下、画像形成装置と称する)100の構成を示す断面図である。なお、画像形成装置は複写機に限定されず、例えば、ファクシミリ装置、印刷機、プリンタ等であっても良い。また、記録方式は、電子写真方式に限らず、例えば、インクジェット等であっても良い。更に、画像形成装置の形式はモノクロ及びカラーのいずれの形式であっても良い。
以下に、図1を用いて、画像形成装置100の構成および機能について説明する。図1に示すように、画像形成装置100は、原稿読取装置200及び画像印刷装置301を有する。
<原稿読取装置>
原稿読取装置200には、原稿を読取位置に給送する原稿給送装置201が設けられている。原稿給送装置201の原稿積載部2に積載された原稿Pは、ピックアップローラ3によって1枚ずつ給送され、その後、給紙ローラ4によって搬送される。給紙ローラ4と対向する位置には、給紙ローラ4に圧接する分離ローラ5が設けられている。分離ローラ5は、該分離ローラ5に所定のトルク以上の負荷トルクがかかると、回転する構成となっており、2枚重なった状態で給送された原稿を分離する機能を有する。
ピックアップローラ3と給紙ローラ4は揺動アーム12によって連結されている。揺動アーム12は、給紙ローラ4の回転軸を中心にして回動できるように給紙ローラ4の回転軸によって支持されている。
原稿Pは、給紙ローラ4等によって搬送されて、排紙ローラ11によって排紙トレイ10へ排紙される。なお、図1に示すように、原稿積載部2には、原稿積載部2に原稿が積載されているか否かを検知する原稿セットセンサSS1が設けられている。また、原稿が通過する搬送路には、原稿の先端を検知する(原稿の有無を検知する)シートセンサSS2が設けられている。
原稿読取装置201には、搬送される原稿の第1面の画像を読み取る原稿読取部16が設けられている。原稿読取部16に読み取られた画像情報は、画像印刷装置301へ出力される。
また、原稿読取装置200には、搬送される原稿の第2面の画像を読み取る原稿読取部17が設けられている。原稿読取部17に読み取られた画像情報は、原稿読取部16において説明した方法と同様にして画像印刷装置301へ出力される。
前述の如くして、原稿の読取が行われる。即ち、原稿給送装置201及び読取装置202は、原稿読取装置として機能する。
また、原稿の読取モードとして、第1読取モードと第2読取モードがある。第1読取モードは、上述した方法で搬送される原稿の画像を読み取るモードである。第2読取モードは、読取装置202の原稿ガラス214上に載置された原稿の画像を、一定速度で移動する原稿読取部16によって読み取るモードである。通常、シート状の原稿の画像は第1読取モードで読み取られ、本や冊子等の綴じられた原稿の画像は第2読取モードで読み取られる。
画像印刷装置301の内部には、シート収納トレイ302、304が設けられている。シート収納トレイ302、304には、それぞれ異なる種類の記録媒体を収納することができる。例えば、シート収納トレイ302にはA4サイズの普通紙が収納され、シート収納トレイ304にはA4サイズの厚紙が収納される。なお、記録媒体とは、画像形成装置によって画像が形成されるものであって、例えば、用紙、樹脂シート、布、OHPシート、ラベル等は記録媒体に含まれる。
シート収納トレイ302に収納された記録媒体は、給紙ローラ303によって給送されて、搬送ローラ306によってレジストレーションローラ308へ送り出される。また、シート収納トレイ304に収納された記録媒体は、給紙ローラ305によって給送されて、搬送ローラ307及び306によってレジストレーションローラ308へ送り出される。
原稿読取装置200から出力された画像信号は、半導体レーザ及びポリゴンミラーを含む光走査装置311に入力される。また、感光ドラム309は、帯電器310によって外周面が帯電される。感光ドラム309の外周面が帯電された後、原稿読取装置200から光走査装置311に入力された画像信号に応じたレーザ光が、光走査装置311からポリゴンミラー及びミラー312、313を経由し、感光ドラム309の外周面に照射される。この結果、感光ドラム309の外周面に静電潜像が形成される。
続いて、静電潜像が現像器314内のトナーによって現像され、感光ドラム309の外周面にトナー像が形成される。感光ドラム309に形成されたトナー像は、感光ドラム309と対向する位置(転写位置)に設けられた転写帯電器315によって記録媒体に転写される。レジストレーションローラ308は、転写帯電器315によって記録媒体に画像が転写される転写タイミングに合わせて記録媒体を転写位置へ送り込む。
前述の如くして、トナー像が転写された記録媒体は、搬送ベルト317によって定着器318へ送り込まれ、定着器318によって加熱加圧されて、トナー像が記録媒体に定着される。このようにして、画像形成装置100によって記録媒体に画像が形成される。なお、感光ドラム309、現像器314及び転写帯電器315は画像形成部に含まれる。
片面印刷モードで画像形成が行われる場合は、定着器318を通過した記録媒体は、排紙ローラ319、324によって、不図示の排紙トレイへ排紙される。また、両面印刷モードで画像形成が行われる場合は、定着器318によって記録媒体の第1面に定着処理が行われた後に、記録媒体は、排紙ローラ319、搬送ローラ320、及び反転ローラ321によって、反転パス325へと搬送される。その後、記録媒体は、搬送ローラ322、323によって再度レジストレーションローラ308へと搬送され、前述した方法で記録媒体の第2面に画像が形成される。その後、記録媒体は、排紙ローラ319、324によって不図示の排紙トレイへ排紙される。
また、第1面に画像形成された記録媒体がフェースダウンで画像形成装置100の外部へ排紙される場合は、定着器318を通過した記録媒体は、排紙ローラ319を通って搬送ローラ320へ向かう方向へ搬送される。その後、記録媒体の後端が搬送ローラ320のニップ部を通過する直前に搬送ローラ320の回転が反転することによって、記録媒体の第1面が下向きになった状態で、記録媒体が排紙ローラ324を経由して、画像形成装置100の外部へ排出される。
以上が画像形成装置100の構成および機能についての説明である。なお、例えば、ピックアップローラ3,303、305、レジストレーションローラ308等の各種ローラや感光ドラム309、現像器314、搬送ベルト317、原稿読取部16等は本発明における負荷に対応する。本実施形態のモータ制御装置は、これら負荷を駆動するモータに適用することができる。また、記録媒体を搬送する回転体は搬送部に含まれる。
図2は、画像形成装置100の制御構成の例を示すブロック図である。図2に示すように、画像形成装置100には電源1が備えられている。電源1は交流電源(AC)に接続されており、画像形成装置100の内部の各種装置は電源1から出力される電力によって稼働する。また、システムコントローラ151は、図2に示すように、CPU151a、ROM151b、RAM151cを備えている。また、システムコントローラ151は、画像処理部112、操作部152、アナログ・デジタル(A/D)変換器153、高圧制御部155、モータ制御装置157、センサ類159、ACドライバ160と接続されている。システムコントローラ151は、接続された各ユニットとの間でデータやコマンドの送受信をすることが可能である。
CPU151aは、ROM151bに格納された各種プログラムを読み出して実行することによって、予め定められた画像形成シーケンスに関連する各種シーケンスを実行する。
RAM151cは記憶デバイスである。RAM151cには、例えば、高圧制御部155に対する設定値、モータ制御装置157に対する指令値及び操作部152から受信される情報等の各種データが格納される。
システムコントローラ151は、画像処理部112における画像処理に必要となる、画像形成装置100の内部に設けられた各種装置の設定値データを画像処理部112に送信する。更に、システムコントローラ151は、センサ類159等からの信号を受信して、受信した信号に基づいて高圧制御部155の設定値を設定する。
高圧制御部155は、システムコントローラ151によって設定された設定値に応じて、高圧ユニット156(帯電器310、現像器314、転写帯電器315等)に必要な電圧を供給する。
モータ制御装置157は、CPU151aから出力された指令に応じて、モータ509を制御する。なお、図2においては、負荷を駆動するモータとしてモータ509のみが記載されているが、実際には、画像形成装置には複数個のモータが設けられているものとする。また、モータ制御装置1個で複数個のモータを制御する構成であっても良い。更に、図2においては、モータ制御装置が1個しか設けられていないが、実際には、複数個のモータ制御装置が設けられているものとする。
電源1はモータ制御装置157に設けられたフルブリッジ回路50に電圧Vccを供給する。なお、フルブリッジ回路50については後述する。
A/D変換器153は、定着ヒータ161の温度を検出するためのサーミスタ154が検出した検出信号を受信し、検出信号をアナログ信号からデジタル信号に変換してシステムコントローラ151に送信する。システムコントローラ151は、A/D変換器153から受信したデジタル信号に基づいて、ACドライバ160の制御を行う。ACドライバ160は、定着ヒータ161の温度が定着処理を行うために必要な温度となるように定着ヒータ161を制御する。なお、定着ヒータ161は、定着処理に用いられるヒータであり、定着器318に含まれる。
システムコントローラ151は、使用する記録媒体の種類(以下、紙種と称する)等の設定をユーザが行うための操作画面を、操作部152に設けられた表示部に表示するように、操作部152を制御する。システムコントローラ151は、ユーザが設定した情報を操作部152から受信し、ユーザが設定した情報に基づいて画像形成装置100の動作シーケンスを制御する。また、システムコントローラ151は、画像形成装置の状態を示す情報を操作部152に送信する。なお、画像形成装置の状態を示す情報とは、例えば、画像形成枚数、画像形成動作の進行状況、画像印刷装置301及び原稿給送装置201におけるシートのジャムや重送等に関する情報である。操作部152は、システムコントローラ151から受信した情報を表示部に表示する。
前述の如くして、システムコントローラ151は、画像形成装置100の動作シーケンスを制御する。
[モータ制御装置]
次に、本実施形態におけるモータ制御装置について説明する。本実施形態におけるモータ制御装置は、ベクトル制御によってモータを制御する。
<ベクトル制御>
まず、図3及び図4を用いて、本実施形態におけるモータ制御装置157がベクトル制御を行う方法について説明する。なお、以下の説明におけるモータには、モータの回転子の回転位相を検出するためのロータリエンコーダなどのセンサは設けられていないが、ロータリエンコーダなどのセンサがモータに設けられている構成であっても良い。
図3は、A相(第1相)とB相(第2相)との2相から成るステッピングモータ(以下、モータと称する)509と、d軸及びq軸によって表される回転座標系との関係を示す図である。図3では、静止座標系において、A相の巻線に対応した軸であるα軸と、B相の巻線に対応した軸であるβ軸とが定義されている。また、図3では、回転子402に用いられている永久磁石の磁極によって作られる磁束の方向に沿ってd軸が定義され、d軸から反時計回りに90度進んだ方向(d軸に直交する方向)に沿ってq軸が定義されている。α軸とd軸との成す角度はθと定義され、回転子402の回転位相は角度θによって表される。ベクトル制御では、回転子402の回転位相θを基準とした回転座標系が用いられる。具体的には、ベクトル制御では、巻線に流れる駆動電流に対応する電流ベクトルの、回転座標系における電流成分であって、回転子にトルクを発生させるq軸成分(トルク電流成分)と巻線を貫く磁束の強度に影響するd軸成分(励磁電流成分)とが用いられる。
ベクトル制御とは、回転子の目標位相を表す指令位相と実際の回転位相との偏差が小さくなるようにトルク電流成分の値と励磁電流成分の値とを制御する位相フィードバック制御を行うことによってモータを制御する制御方法である。また、回転子の目標速度を表す指令速度と実際の回転速度との偏差が小さくなるようにトルク電流成分の値と励磁電流成分の値とを制御する速度フィードバック制御を行うことによってモータを制御する方法もある。
図4は、モータ509を制御するモータ制御装置157の構成の例を示すブロック図である。なお、モータ制御装置157は、少なくとも1つのASICで構成されており、以下に説明する各機能を実行する。
図4に示すように、モータ制御装置157は、ベクトル制御を行う回路として、位相制御器502、電流制御器503、座標逆変換器505、座標変換器511、PWMインバータ506等を有する。座標変換器511は、モータ509のA相及びB相の巻線に流れる駆動電流に対応する電流ベクトルを、α軸及びβ軸で表される静止座標系からq軸及びd軸で表される回転座標系に座標変換する。この結果、巻線に流れる駆動電流は、回転座標系における電流値であるq軸成分の電流値(q軸電流)とd軸成分の電流値(d軸電流)とによって表される。なお、q軸電流は、モータ509の回転子402にトルクを発生させるトルク電流に相当する。また、d軸電流は、モータ509の巻線を貫く磁束の強度に影響する励磁電流に相当する。モータ制御装置157は、q軸電流及びd軸電流をそれぞれ独立に制御することができる。この結果、モータ制御装置157は、回転子402にかかる負荷トルクに応じてq軸電流を制御することによって、回転子402が回転するために必要なトルクを効率的に発生させることができる。即ち、ベクトル制御においては、図3に示す電流ベクトルの大きさは、回転子402にかかる負荷トルクに応じて変化する。
モータ制御装置157は、モータ509の回転子402の回転位相θを後述する方法により決定し、その決定結果に基づいてベクトル制御を行う。CPU151aは、モータ509の回転子402の目標位相を表す指令位相θ_refを生成し、指令位相θ_refをモータ制御装置157へ出力する。
減算器101は、モータ509の回転子402の回転位相θと指令位相θ_refとの偏差を演算し、該偏差を位相制御器502に出力する。
位相制御器502は、所定の時間周期T(例えば、200μs)で、減算器101から出力される偏差を取得する。位相制御器502は、比例制御(P)、積分制御(I)、微分制御(D)に基づいて、減算器101から出力される偏差が小さくなるように、q軸電流指令値iq_refを生成して出力する。具体的には、位相制御器502は、P制御、I制御、D制御に基づいて減算器101から出力された偏差が0になるように、q軸電流指令値iq_refを生成して出力する。なお、P制御とは、制御する対象の値を指令値と推定値との偏差に比例する値に基づいて制御する制御方法である。また、I制御とは、制御する対象の値を指令値と推定値との偏差の時間積分に比例する値に基づいて制御する制御方法である。また、D制御とは、制御する対象の値を指令値と推定値との偏差の時間変化に比例する値に基づいて制御する制御方法である。本実施形態における位相制御器502は、PID制御に基づいてq軸電流指令値iq_refを生成しているが、これに限定されるものではない。例えば、位相制御器502は、PI制御に基づいてq軸電流指令値iq_refを生成しても良い。
モータ509のA相及びB相の巻線に流れる駆動電流は、電流検出器507、508によって検出され、その後、A/D変換器510によってアナログ値からデジタル値へと変換される。なお、本実施形態では、A/D変換器510がデジタル値を出力する周期は、例えば、位相制御器502が偏差を取得する周期Tより短い周期(例えば25μs)であるが、これに限定されるわけではない。
A/D変換器510によってアナログ値からデジタル値へと変換された駆動電流の電流値は、静止座標系における電流値iα及びiβとして、図4に示す電流ベクトルの位相θeを用いて次式によって表される。なお、電流ベクトルの位相θeは、α軸と電流ベクトルとの成す角度と定義される。また、Iは電流ベクトルの大きさを示す。
iα=I*cosθe (1)
iβ=I*sinθe (2)
これらの電流値iα及びiβは、座標変換器511と誘起電圧決定器512に入力される。
座標変換器511は、次式によって、静止座標系における電流値iα及びiβを回転座標系におけるq軸電流の電流値iq及びd軸電流の電流値idに変換する。
id= cosθ*iα+sinθ*iβ (3)
iq=−sinθ*iα+cosθ*iβ (4)
減算器102には、位相制御器502から出力されたq軸電流指令値iq_refと座標変換器511から出力された電流値iqとが入力される。減算器102は、q軸電流指令値iq_refと電流値iqとの偏差を演算し、該偏差を電流制御器503に出力する。
また、減算器103には、界磁制御器540から出力されたd軸電流指令値(目標値)id_refと座標変換器511から出力された電流値idとが入力される。減算器103は、d軸電流指令値id_refと電流値idとの偏差を演算し、該偏差を電流制御器503に出力する。なお、界磁制御器540については後述する。
電流制御器503は、PID制御に基づいて、入力される偏差がそれぞれ小さくなるように駆動電圧Vq及びVdを生成する。具体的には、電流制御器503は、前記偏差がそれぞれ0になるように駆動電圧Vq及びVdを生成して座標逆変換器505に出力する。即ち、電流制御器503は、生成手段として機能する。なお、本実施形態における電流制御器503は、PID制御に基づいて駆動電圧Vq及びVdを生成しているが、これに限定されるものではない。例えば、電流制御器503は、PI制御に基づいて駆動電圧Vq及びVdを生成しても良い。
座標逆変換器505は、電流制御器503から出力された回転座標系における駆動電圧Vq及びVdを、次式によって、静止座標系における駆動電圧Vα及びVβに逆変換する。
Vα=cosθ*Vd−sinθ*Vq (5)
Vβ=sinθ*Vd+cosθ*Vq (6)
座標逆変換器505は、逆変換された駆動電圧Vα及びVβを誘起電圧決定器512及びPWMインバータ506に出力する。
PWMインバータ506は、フルブリッジ回路を有する。図5は、PWMインバータ506に設けられているフルブリッジ回路50の構成の例を示す図である。前述したように、フルブリッジ回路50には、電源1から電圧Vccが供給される。フルブリッジ回路50は、スイッチング素子としてのFET Q1乃至Q4を有する。また、フルブリッジ回路50にはモータ509の巻線L1が接続されている。
FET Q1乃至Q4は座標逆変換器505から入力された駆動電圧Vα及びVβに基づくPWM(パルス幅変調)信号によって駆動される。その結果、巻線L1には電源1から電圧が印加される。この結果、駆動電圧Vα及びVβに応じた駆動電流iα及びiβが巻線L1に供給される。即ち、PWMインバータ506は、供給手段として機能する。なお、本実施形態においては、PWMインバータはフルブリッジ回路を有しているが、PWMインバータはハーフブリッジ回路等を有していても良い。また、フルブリッジ回路は、モータ509のA相とB相それぞれに対応して設けられている。なお、本実施形態では、電源はA相、B相にそれぞれ一つずつ設けられているが、この限りではない。また、図5における巻線L1は、実際には、モータ509に設けられている巻線である。
次に、回転位相θの決定方法について説明する。回転子402の回転位相θの決定には、回転子402の回転によってモータ509のA相及びB相の巻線に誘起される誘起電圧Eα及びEβの値が用いられる。誘起電圧の値は誘起電圧決定器512によって決定(算出)される。具体的には、誘起電圧Eα及びEβは、A/D変換器510から誘起電圧決定器512に入力された電流値iα及びiβと、座標逆変換器505から誘起電圧決定器512に入力された駆動電圧Vα及びVβとから、次式によって決定される。
Eα=Vα−R*iα−L*diα/dt (7)
Eβ=Vβ−R*iβ−L*diβ/dt (8)
ここで、Rは巻線レジスタンス、Lは巻線インダクタンスである。巻線レジスタンスR及び巻線インダクタンスLの値は使用されているモータ509に固有の値であり、ROM151b又はモータ制御装置157に設けられたメモリ(不図示)等に予め格納されている。
誘起電圧決定器512によって決定された誘起電圧Eα及びEβは位相決定器513に出力される。
位相決定器513は、誘起電圧決定器512から出力された誘起電圧Eαと誘起電圧Eβとの比に基づいて、次式によってモータ509の回転子402の回転位相θを決定する。
θ=tan^−1(−Eβ/Eα) (9)
なお、本実施形態においては、位相決定器513は、式(9)に基づく演算を行うことによって回転位相θを決定したが、この限りではない。例えば、位相決定器513は、ROM151b等に記憶されている、誘起電圧Eα及び誘起電圧Eβと誘起電圧Eα及び誘起電圧Eβとに対応する回転位相θとの関係を示すテーブルを参照することによって回転位相θを決定してもよい。
前述の如くして得られた回転子402の回転位相θは、減算器101、座標逆変換器505及び座標変換器511に入力される。
モータ制御装置157は上述の制御を繰り返し行う。
以上のように、本実施形態におけるモータ制御装置157は、指令位相θ_refと回転位相θとの偏差が小さくなるように回転座標系における電流値を制御する位相フィードバック制御を用いたベクトル制御を行う。ベクトル制御を行うことによって、モータが脱調状態となることや、余剰トルクに起因してモータ音が増大すること及び消費電力が増大することを抑制することができる。また、位相フィードバック制御が行われることによって、回転子の回転位相が所望の位相になるように回転子の回転位相を制御される。したがって、画像形成装置において、回転子の回転位相が精度よく制御される必要がある負荷(例えばレジストレーションローラ)を駆動するモータに位相フィードバック制御によるベクトル制御が適用されることによって、記録媒体への画像形成が適切に行われる。
[弱め界磁]
次に、弱め界磁について説明する。前述したように、モータの各相の巻線には、回転子が回転することによって誘起電圧が発生する。モータの巻線に誘起電圧が発生すると、モータの巻線に印加できる電圧(以下、使用可能電圧と称する)が小さくなってしまう。具体的には、例えば、電源1から出力される電圧値がVccである場合、使用可能電圧Vα´及びVβ´は、各相の巻線に誘起電圧が発生することに起因して、以下の式(10)及び(11)に示す値に制限されてしまう。
Vα´=Vcc−eα (10)
Vβ´=Vcc−eβ (11)
ここで、eαは正弦波状に変化する誘起電圧Eαの振幅を示す。また、eβは正弦波状に変化する誘起電圧Eβの振幅を示す。
また、回転子が回転することによって各相の巻線に発生する誘起電圧の振幅eは、回転子の回転速度が速いほど大きくなる。即ち、回転子の回転速度が速いほど、使用可能電圧は小さくなる。使用可能電圧が小さくなると、回転子に与えることができるトルクTも小さくなってしまう。
誘起電圧は、巻線を貫く磁束が変化することに伴って発生する。したがって、回転子の磁束よりも弱い磁束が巻線を貫くように励磁電流成分が制御されることによって、巻線に発生する誘起電圧の大きさが増大することを抑制することができる。具体的には、励磁電流成分が負の値に制御されることによって、見かけ上、回転子の磁束の強度が弱められ、回転子の磁束よりも弱い磁束が巻線を貫くようにすることができる。この結果、巻線に発生する誘起電圧の大きさが増大することを抑制することができ、使用可能電圧Vα´及びVβ´が小さくなることを抑制することができる。その結果、出力可能トルクが小さくなることを抑制することができる。以上のような手法は、弱め界磁と称される。なお、励磁電流成分が負の値であって且つ絶対値が大きいほど、出力可能トルクが小さくなることをより抑制することができる。
次に、本実施形態における弱め界磁について説明する。
<弱め界磁を行う条件1>
本実施形態におけるモータ制御装置157は、以下の2つの条件を満たす場合に弱め界磁を行う。
まず、弱め界磁を行うための1つ目の条件について説明する。
図6は、モータ509の出力可能トルクTと回転子の回転速度ωとの関係を示す図である。図6には、d軸電流が0になるように制御される場合の出力可能トルクT−回転速度ω特性(破線)とd軸電流が負の値になるように制御される場合の出力可能トルクT−回転速度ω特性(実線)が示されている。図6におけるT1は弱め界磁が行われていない場合における回転速度ω1に対応する出力可能トルクであり、T2は弱め界磁が行われる場合における回転速度ω1に対応する出力可能トルクである。なお、図6に示す出力可能トルク−回転数特性は、本実施形態における一例であり、これに限定されるものではない。
図6に示すように、回転速度ωがω0未満である(ω<ω0)場合は、d軸電流が負の値になるように制御される場合における出力可能トルクTよりもd軸電流が0になるように制御される場合における出力可能トルクTのほうが大きい。即ち、回転速度ωがω0未満である(ω<ω0)場合は、弱め界磁が行われる場合よりも弱め界磁が行われない場合のほうがより大きなトルクを回転子に与えることができる。
また、図6に示すように、回転速度ωがω0より大きい(ω>ω0)場合は、d軸電流が0になるように制御される場合における出力可能トルクTよりもd軸電流が負の値になるように制御される場合における出力可能トルクTのほうが大きい。即ち、回転速度ωがω0より大きい(ω>ω0)場合は、弱め界磁が行われない場合よりも弱め界磁が行われる場合のほうがより大きなトルクを回転子に与えることができる。
以上のように、回転速度ωがω0未満である(ω<ω0)場合は、弱め界磁が行われる場合よりも弱め界磁が行われない場合のほうがより大きなトルクを回転子に与えることができる。また、回転速度ωがω0より大きい(ω>ω0)場合は、弱め界磁が行われない場合よりも弱め界磁が行われる場合のほうがより大きなトルクを回転子に与えることができる。
したがって、本実施形態においては、回転子の回転速度がω0以上であることを、弱め界磁を行う1つ目の条件とする。
図4に示すように、本実施形態においては、CPU151aは、指令位相θ_refの所定期間における変化量に基づいて、指令速度ω_refの代わりとなる回転速度ω_ref´を算出し、界磁制御器540に出力する。なお、回転速度ω_ref´の算出には、以下の式(12)が用いられる。
ω=dθ/dt (12)
界磁制御器540は、回転速度ω_ref´が以下の式(13)を満たすか否かを判断する。なお、速度閾値ωth(=ω0)は、メモリ540aに記憶されている。
ω_ref´≧ωth (13)
d軸電流の絶対値が大きいほど、巻き線に流れる電流は大きくなる。即ち、弱め界磁を行わない場合はd軸電流が0であるのに対し、弱め界磁を行う場合はd軸電流が0ではない値であるため、弱め界磁を行うと、弱め界磁を行わない場合に比べて消費電力が増大する。
例えば、モータ509が閾値ωthよりも速い速度ω1で駆動されている状態においてモータ509の回転子にかかる負荷トルクTlが出力可能トルクT1よりも小さい(Tl<T1)場合、弱め界磁を行うことなくモータ509を駆動することができる。式(13)のみを弱め界磁が行われる条件としてしまうと、弱め界磁を行うことなくモータ509を駆動することができるにもかかわらず弱め界磁を行ってしまうため、電力を無駄に消費してしまう。
また、負荷トルクTlは、モータ509の駆動対象である負荷の経年劣化等によって増大する可能性がある。負荷トルクTlが、T1<Tlになってしまうと、弱め界磁を行わなければモータを駆動することができなくなってしまう。
そこで、本実施形態では、条件1に加えて、以下の条件を満たす場合に、弱め界磁を行う。
<弱め界磁を行う条件2>
次に、弱め界磁が行われるための2つ目の条件について説明する。
図4に示すように、本実施形態では、座標変換器511から出力される電流値iqが界磁制御器540に入力される。電流値iqは、モータ509の回転子にかかる負荷トルクに対応する値である。
界磁制御器540は、電流値iqが以下の式(14)を満たすか否かを判断する。なお、閾値iq1は、トルクT1に対応する電流値iqであり、メモリ540aに記憶されている。
iq≧iq1 (14)
界磁制御器540は、式(13)と式(14)との少なくとも一方を満たさない場合は、d軸電流指令値として0Aを出力する。即ち、弱め界磁は行われない。
一方、界磁制御器540は、式(13)と式(14)との両方を満たす場合は、出力するd軸電流指令値id_refを0Aから徐々に変化させることによって負の値(例えば−0.3A)に切り替える。この結果、弱め界磁が行われる。
なお、d軸電流指令値id_refは、搬送され得る記録媒体の種類のうち、負荷トルクの増大幅が最も大きい記録媒体(例えば厚紙)が搬送されても、当該負荷トルクが出力可能トルクを超えないような所定値に設定される。
なお、設定されるid_refの値が負の値であり且つ絶対値が大きすぎると、回転子である永久磁石から発生する磁界を過剰に弱めてしまい、結果として、回転子に発生させるトルクが小さくなってしまう。また、設定されるid_refの値が負の値であり且つ絶対値が0に近い値であると、回転子である永久磁石から発生する磁界を弱めることができず、結果として、巻線に発生する誘起電圧を低減することができなくなってしまう。前記負の値は、以上のようなことを考慮して予め実験等に基づいて決定されている。また、d軸電流指令値id_refは、メモリ540aに記憶されており、界磁制御器540はメモリ540aに記憶されている値をd軸電流指令値id_refとして出力する。
図7は、弱め界磁制御を行う方法を説明するフローチャートである。以下、図7を用いて、弱め界磁制御を行う方法を説明する。このフローチャートの処理は、CPU151aによって実行される。
まず、S1001において、CPU151aからモータ制御装置157にenable信号‘H’が出力されると、モータ制御装置157はCPU151aから出力される指令に基づいてモータ509の駆動制御を開始する。enable信号とは、モータ制御装置157の稼働を許可又は禁止する信号である。enable信号が‘L(ローレベル)’である場合は、CPU151aはモータ制御装置157の稼働を禁止する。即ち、モータ制御装置157によるモータ509の制御は終了される。また、enable信号が‘H(ハイレベル)’である場合は、CPU151aはモータ制御装置157の稼働を許可して、モータ制御装置157はCPU151aから出力される指令に基づいてモータ509の駆動制御を行う。
次に、S1002において、モータ制御装置157はベクトル制御を行う。
次に、S1003において、回転速度ω_ref´が速度閾値ωth以上である場合は、処理はS1004に進む。
S1004において、電流値iqが閾値iq1未満である場合は、S1005において、界磁制御器540は、d軸電流指令値id_refとして0Aを出力する。即ち、弱め界磁は行われない。
一方、S1004において、電流値iqが閾値iq1以上である場合は、S1006において、界磁制御器540は、出力するd軸電流指令値id_refを0Aから負の値(例えば−0.3A)に切り替える。この結果、弱め界磁が行われる。
また、S1003において、回転速度ω_ref´が速度閾値ωth未満である場合は、処理はS1005に進む。
以降、CPU151aがモータ制御装置157にenable信号‘L’を出力するまで、モータ制御装置157は前述した制御を繰り返し行い、モータ509を制御する。
以上のように、本実施形態においては、弱め界磁を行う必要がある状態において弱め界磁を行う。具体的には、回転子の回転速度ω_ref´が速度閾値ωth以上であって且つ負荷トルクTlが出力可能トルクT1以上である状態において弱め界磁を行う。この結果、負荷トルクが出力可能トルクよりも大きいトルクになって回転子が回転しなくなってしまうことを抑制することができる。また、モータを駆動する期間における弱め界磁を行う期間を短縮することができ、消費電力が増大することを抑制することができる。
なお、本実施形態においては、界磁制御器540は、d軸電流指令値id_refを徐々に変化させることによって切り替えているが、これに限定されるものではなく、例えば、界磁制御器540はd軸電流指令値id_refを0Aから−3Aに直接切り替えても良い。また、界磁制御器540はd軸電流指令値id_refを−3Aから0Aに直接切り替えても良い。
また、本実施形態においては、メモリ540aに記憶されているd軸電流指令値id_refは0Aと−3.0Aであったが、これに限定されるものではなく、3個以上の値が記憶されていても良い。この場合、例えば、どの値を用いるかを示す信号をCPU151aが界磁制御器540に出力し、界磁制御器540は信号に基づいて、出力するd軸電流指令値id_refを切り替える。
また、本実施形態においては、d軸電流指令値id_refの値は予め実験等によって得られた値であるが、この限りではない。例えば、界磁制御器540が、回転子の回転速度ω_ref´に基づいてd軸電流指令値id_refの値を変える構成であっても良い。具体的には、界磁制御器540は、回転速度ω_ref´が大きければ大きいほどd軸電流指令値id_refの値をより小さく設定する構成であっても良い。この結果、巻線に発生する誘起電圧が回転速度の増大に伴って大きくなることを抑制することができる。
また、本実施形態では、式(13)と式(14)との少なくとも一方を満たさない状態においてはd軸電流指令値を0Aとしたが、0A以外の値に設定しても良い。具体的には、式(13)と式(14)との両方を満たす場合に設定されているd軸電流指令値としての負の値よりも大きい値であればよい。即ち、式(13)と式(14)との少なくとも一方を満たさない状態において巻線を貫く磁束が、式(13)と式(14)との両方を満たす場合において巻線を貫く磁束よりも強ければよい。但し、可能な限り0Aに近い値(弱め界磁の程度が小さい値)に設定されるほうが効果的に消費電力の増大を抑制することができる。
また、弱め界磁を行う場合におけるd軸電流指令値は、弱め界磁を行うことによって巻線に発生する誘起電圧が小さくなったとしても、回転子の回転位相を精度よく決定することができるような値に設定されるものとする。
また、本実施形態では、速度閾値ωthをω0に設定したが、これに限定されるものではない。例えば、速度閾値ωthをω0よりも小さい値に設定しても良いし、速度閾値ωthをω0よりも大きい値に設定しても良い。
また、本実施形態では、閾値iq1を出力可能トルクT1に対応する電流値iqに設定したが、これに限定されるものではない。例えば、閾値iq1を出力可能トルクT1に対応する電流値iqよりも小さい値に設定しても良いし、閾値iq1を出力可能トルクT1に対応する電流値iqよりも大きい値に設定しても良い。
また、本実施形態においては、負荷を駆動するモータとしてステッピングモータが用いられているが、DCモータ等の他のモータであっても良い。また、モータは2相モータである場合に限らず、3相モータ等の他のモータであっても本実施形態を適用することができる。
なお、本実施形態におけるベクトル制御では、位相フィードバック制御を行うことによってモータ509を制御しているが、これに限定されるものではない。例えば、回転子402の回転速度ωをフィードバックしてモータ509を制御する構成であっても良い。具体的には、図8に示すように、モータ制御装置内部に速度制御器500を設け、CPU151aが回転子の目標速度を表す指令速度ω_refを出力する。また、モータ制御装置内部に速度決定器514を設け、速度決定器514が位相決定器513から出力された回転位相θの時間変化に基づいて回転速度ωを決定する。速度の決定には、式(12)が用いられるものとする。速度制御器500は回転速度ωと指令速度ω_refとの偏差が小さくなるように、q軸電流指令値iq_refを生成して出力する構成とする。このような速度フィードバック制御を行うことによって、モータ509を制御する構成であっても良い。このような構成においては回転速度をフィードバックしているため、回転子の回転速度が所定の速度になるように制御することができる。したがって、画像形成装置において、記録媒体への画像形成を適切に行うために回転速度を一定速度に制御する必要がある負荷(例えば、感光ドラム、搬送ベルト等)を駆動するモータに速度フィードバック制御を用いたベクトル制御を適用する。この結果、記録媒体への画像形成を適切に行うことができる。
また、本実施形態においては、回転子として永久磁石が用いられているが、これに限定されるものではない。
157 モータ制御装置
402 回転子
502 位相制御器
509 ステッピングモータ
513 位相決定器
540 界磁制御器

Claims (9)

  1. ータの巻線に流れる駆動電流を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された駆動電流に基づいてモータの回転子の回転位相を決定する位相決定手段と、
    前記位相決定手段によって決定された回転位相を基準とする回転座標系において表される電流成分であって前記回転子にトルクを発生させる電流成分であるトルク電流成分と、前記回転座標系において表される電流成分であって前記巻線を貫く磁束の強度に影響する電流成分である励磁電流成分と、に基づいて、前記巻線に流れる駆動電流を制御する制御手段であって、前記回転子の目標位相を表す指令位相と前記位相決定手段によって決定された回転位相との偏差が小さくなるように設定された前記トルク電流成分の目標値と前記検出手段によって検出される駆動電流の前記トルク電流成分の値との偏差が小さくなるように前記巻線に流れる駆動電流を制御し、前記巻線に流れる駆動電流の励磁電流成分の値を制御することによって前記巻線を貫く磁束の強度を弱める弱め界磁を行う制御手段と、
    を有し
    記制御手段は、前記回転子の回転速度に対応する値が閾値より大きい状態において、前記検出手段によって検出された駆動電流のトルク電流成分の値が所定値より大きい場合は前記弱め界磁の程度を第1の程度に設定し、前記検出手段によって検出された駆動電流のトルク電流成分の値が前記所定値より小さい場合は前記弱め界磁の程度を前記第1の程度よりも小さい第2の程度に設定することを特徴とするモータ制御装置。
  2. モータの回転子の回転位相を決定する位相決定手段と、
    前記回転子の回転速度を決定する速度決定手段と、
    前記モータの巻線に流れる駆動電流を検出する検出手段と、
    前記位相決定手段によって決定された回転位相を基準とする回転座標系において表される電流成分であって前記回転子にトルクを発生させる電流成分であるトルク電流成分と、前記回転座標系において表される電流成分であって前記巻線を貫く磁束の強度に影響する電流成分である励磁電流成分と、に基づいて、前記巻線に流れる駆動電流を制御する制御手段であって、前記回転子の目標速度を表す指令速度と前記速度決定手段によって決定された回転速度との偏差が小さくなるように設定された前記トルク電流成分の目標値と前記検出手段によって検出される駆動電流の前記トルク電流成分の値との偏差が小さくなるように前記巻線に流れる駆動電流を制御し、前記巻線に流れる駆動電流の励磁電流成分の値を制御することによって前記巻線を貫く磁束の強度を弱める弱め界磁を行う制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記回転子の回転速度に対応する値が閾値より大きい状態において、前記検出手段によって検出された駆動電流のトルク電流成分の値が所定値より大きい場合は前記弱め界磁の程度を第1の程度に設定し、前記検出手段によって検出された駆動電流のトルク電流成分の値が前記所定値より小さい場合は前記弱め界磁の程度を前記第1の程度よりも小さい第2の程度に設定することを特徴とするモータ制御装置。
  3. 前記弱め界磁の程度が前記第2の程度である状態には、前記弱め界磁が行われない状態が含まれることを特徴とする請求項1又は2に記載のモータ制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記回転子の回転速度に対応する値が前記閾値より小さい場合は、前記弱め界磁の程度を前記第1の程度よりも小さい第3の程度に設定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のモータ制御装置。
  5. 前記第2の程度は、前記第3の程度であることを特徴とする請求項に記載のモータ制御装置。
  6. 前記制御手段は、前記励磁電流成分の目標値を変更することによって前記弱め界磁の程度を変更し、
    前記制御手段は、前記励磁電流成分の目標値と前記検出手段によって検出された駆動電流の励磁電流成分の値との偏差が小さくなるように前記巻線に流れる駆動電流を制御することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のモータ制御装置。
  7. 前記回転子の回転速度に対応する値は、前記回転子の目標速度に対応する値であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のモータ制御装置。
  8. シートを搬送する搬送部と、
    前記搬送部を駆動するモータと、
    前記モータを制御するモータ制御装置であって、請求項1乃至のいずれか一項に記載のモータ制御装置と、
    を有することを特徴とするシート搬送装置。
  9. 記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    負荷を駆動するモータと、
    前記モータを制御するモータ制御装置であって、請求項1乃至のいずれか一項に記載のモータ制御装置と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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