JP7201346B2 - プリズム保持器、及び、当該プリズム保持器を用いる測量ツール - Google Patents

プリズム保持器、及び、当該プリズム保持器を用いる測量ツール Download PDF

Info

Publication number
JP7201346B2
JP7201346B2 JP2018122627A JP2018122627A JP7201346B2 JP 7201346 B2 JP7201346 B2 JP 7201346B2 JP 2018122627 A JP2018122627 A JP 2018122627A JP 2018122627 A JP2018122627 A JP 2018122627A JP 7201346 B2 JP7201346 B2 JP 7201346B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
prism
pole
surveying
target
work
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018122627A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020003324A (ja
Inventor
篤司 鹿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Plant Services Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Plant Services Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Plant Services Co Ltd filed Critical Hitachi Plant Services Co Ltd
Priority to JP2018122627A priority Critical patent/JP7201346B2/ja
Publication of JP2020003324A publication Critical patent/JP2020003324A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7201346B2 publication Critical patent/JP7201346B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Description

本発明は、プリズム保持器、及び、当該プリズム保持器を用いる測量ツールに関する。
例えば、測量作業は、測量対象物であるプリズムターゲットが取り付けられたポールを任意の地点に配置し、三次元計測装置で装置からプリズムターゲットまでの距離と角度を特定して、プリズムターゲットの三次元座標を算出することで行われていた。三次元計測装置は、例えば、公知のトータルステーション等が用いられる。
このような測量作業において、ポールの配置は、以下の第1手法と第2手法のいずれか一方によって行われていた。
(第1手法)測量作業を行う作業者が手でポールを把持する手法。
(第2手法)機械的な器具(例えば、特許文献1参照)にポールを保持させる手法。
上記の第1手法(作業者が手でポールを把持する手法)では、作業者は、以下のような作業を行う。
(作業1a)ポールの下端部に設けられた石突きを任意の測量すべき地点に突き当てるとともに、ポールの向きを鉛直方向に向ける作業。又は、順序を逆にして、ポールの向きを鉛直方向に向けるとともに、ポールの下端部に設けられた石突きを任意の測量すべき地点に突き当てる作業。
(作業1b)測量が終了するまで鉛直方向に向けられたポールを手で保持し続ける作業。
作業者は、上記の作業1bの後に測量すべき地点が残っている場合に、ポールを移動させて、上記の作業1a及び作業1bを繰り返し行う。その際に、作業者は、不整地面のような凸凹な場所や整地面のような比較的平坦な場所に拘わらず、上記の作業1a及び作業1bを繰り返し行う。
一方、上記の第2手法(機械的な器具にポールを保持させる手法)では、作業者は、以下のような作業を行う。
(作業2a)ポールを器具に取り付ける作業。
(作業2b)器具を任意の地点に配置して、ポールの下端部に設けられた石突きを任意の測量すべき地点に突き当てるとともに、ポールの向きを鉛直方向に向ける作業。又は、順序を逆にして、ポールの向きを鉛直方向に向けるとともに、器具を任意の地点に配置して、ポールの下端部に設けられた石突きを任意の測量すべき地点に突き当てる作業。
作業者は、上記の作業2bの後に測量すべき地点が残っている場合に、器具を移動させて、上記の作業2bを繰り返し行う。その際に、作業者は、不整地面のような凸凹な場所や整地面のような比較的平坦な場所に拘わらず、上記の作業2bを繰り返し行う。
なお、上記の第1手法(作業者が手でポールを把持する手法)及び上記の第2手法(機械的な器具にポールを保持させる手法)において、測量すべき地点は、予め定まっている場合と定まっていない場合とがある。測量すべき地点が予め定まっている場合に、作業者は、事前に、例えば「X」印等の目印をその地点に記しておき、ポールの石突きをその目印に突き当てて、ポールの石突きの位置を目印の位置に一致させる。一方、測量すべき地点が予め定まっていない場合に、作業者は、任意の地点の測量後に、例えば「X」印等の目印を測量した地点に記す。
特開2005-114701号公報
しかしながら、上記の第1手法による測量作業及び上記の第2手法による測量作業は、ともに、以下に説明するように、測量作業において作業者に多大な負担を強いる、という課題があった。
例えば、上記の第1手法(測量作業を行う作業者が手でポールを把持する手法)による測量作業では、作業者は、ポールを手で保持した状態で、上記の作業1a及び作業1bを繰り返し行う。その際に、作業者は、ポールを移動させる度に、ポールの石突きを「X」印等の目印に一致させる作業とポールの向きを鉛直方向に向ける作業、又は、ポールの向きを鉛直方向に向ける作業と測量後に「X」印等の目印を測量した地点に記す作業、を行う。そのため、上記の第1手法による測量作業は、作業量が多く、多大な負担を作業者に強いていた。
また、作業者は、ポールを手で保持した状態で、ポールの石突きを「X」印等の目印に一致させる作業とポールの向きを鉛直方向に向ける作業とを行う場合に、双方の作業を並行して正確に行うことが困難であった。また、作業者は、ポールを手で保持した状態で、測量後に「X」印等の目印を測量した地点に記す作業を行う場合に、片手が塞がっているため、目印を記す作業行うことが困難であった。これらの要因によっても、上記の第1手法による測量作業は、多大な負担を作業者に強いていた。
また、例えば、上記の第2手法(機械的な器具にポールを保持させる手法)による測量作業では、器具を移動させる度にポールの向きが変動するため、作業者は、器具を移動させる度にポールの向きを鉛直方向に向ける作業を行う。そのため、上記の第2手法による測量作業は、作業量が多く、多大な負担を作業者に強いていた。
上記の課題について、本発明の発明者は、測量する場所が整地面のような比較的平坦な場所である場合に、プリズムターゲットの向きを水平方向に維持した状態でプリズムターゲットを移動することができれば、作業者の負担を軽減することができる、と考えた。
本発明は、前記した課題を解決するためになされたものであり、測量作業における作業者の負担を軽減するプリズム保持器、及び、当該プリズム保持器を用いる測量ツールを提供することを主な目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、プリズム保持器であって、プリズムターゲットと水準器とバランサとが取り付けられたポールを保持する保持部と、前記保持部の下に配置され、かつ、床面と接する脚部と、を備え、前記保持部は、前記ポールを回動自在に保持する軸受部と、前記軸受部を保持するL字型ブラケットと、前記L字型ブラケットを保持する取付台と、を有し、前記脚部は、前記床面と接する部位に回転自在な移動部を有し、前記軸受部は、球面状に形成された球面軸受と、前記ポールを保持する円筒ホルダーと、を有し、前記円筒ホルダーは、前記球面軸受の内部を貫通するように設けられ、前記移動部は、ボールキャスタで構成されている構成とする。
その他の手段は、後記する。
本発明によれば、測量作業における作業者の負担を軽減することができる。
実施形態に係る測量ツールと、その測量ツールに用いるプリズム保持器の構成を示す概略図である。 実施形態に係る測量ツールに用いるプリズム保持器の保持部の構成を示す斜視図である。 実施形態で用いるプリズムターゲットの構成を示す正面図である。 実施形態で用いる水準器の構成を示す斜視図である。 実施形態で用いるバランサの構成を示す斜視図である。 実施形態に係る測量ツールを用いた測量作業の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る測量ツールにおけるポールの鉛直設定の説明図である。 実施形態に係る測量ツールの使用例の説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と称する)について詳細に説明する。なお、各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
[実施形態]
<測量ツールと、その測量ツールに用いるプリズム保持器の構成>
以下、図1乃至図5を参照して、本実施形態に係る測量ツール10と、その測量ツール10に用いるプリズム保持器20の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る測量ツール10と、その測量ツール10に用いるプリズム保持器20の構成を示す概略図である。図2は、プリズム保持器20の保持部21の構成を示す斜視図である。図3は、本実施形態で用いるプリズムターゲット11の構成を示す正面図である。図4は、本実施形態で用いる水準器12の構成を示す斜視図である。図5は、本実施形態で用いるバランサ13の構成を示す斜視図である。
測量ツール10は、測量作業に用いるツールである。測量ツール10は、三次元計測装置の測量対象物である後記するプリズムターゲット11を備えている。ここでは、三次元計測装置が後記するトータルステーションTSによって構成されているものとして説明する。
図1に示すように、本実施形態では、作業者は、トータルステーションTSと、モバイル装置MBと、測量ツール10とを用いて、測量作業を行う。
トータルステーションTSは、自身から測量対象物(後記するプリズムターゲット11)までの距離と角度を測量する測距測角儀である。トータルステーションTSは、周囲にレーザ光を照射して、後記するプリズムターゲット11で反射した反射光を受光することで、自身から後記するプリズムターゲット11までの距離と角度とを測量する。トータルステーションTSは、ブルートゥース(登録商標)等の無線通信機能を有している。
モバイル装置MBは、作業者によって所持された携帯型の装置である。モバイル装置MBは、例えば、スマートフォンやタブレット等で構成される。ここでは、モバイル装置MBがブルートゥース等の無線通信機能を有するスマートフォンで構成されているものとして説明する。トータルステーションTSは、モバイル装置MBとの間で無線通信することで、測量すべき地点(測量点)の場所等を作業者に指示する。
測量ツール10は、プリズムターゲット11と、水準器12と、バランサ13と、プリズム保持器20と、を備えている。また、測量ツール10は、これらに加え、高さ調整リング14を備えるようにしてもよい。高さ調整リング14は、プリズムポール15に取り付けることが可能なリング状の部材であり、取り付け高さを調整することができる。
プリズムターゲット11は、トータルステーションTS(三次元計測装置)から照射されたレーザ光を反射するための部材である。プリズムターゲット11としては、例えば、ライカ社製のミニ360°ピンポールプリズム「GRZ101」等を用いることができる。
水準器12は、プリズムターゲット11の向きが水平方向であるか否かを(つまり、プリズムターゲット11が取り付けられた後記するプリズムポール15の向きが鉛直方向であるか否かを)確認するための器具である。
バランサ13は、プリズムターゲット11の向きを水平方向に設定するための部材である。バランサ13は、プリズムポール15に対して、プリズムポール15の軸周りに回転自在に取り付けられている。バランサ13は、水準器12の上に配置されている。測量ツール10は、バランサ13をプリズムポール15の軸周りに回転させることにより、プリズムターゲット11の向きを水平方向に設定すること(つまり、プリズムターゲット11が取り付けられた後記するプリズムポール15の向きを鉛直方向に設定すること)ができる。
プリズムターゲット11と水準器12とバランサ13と高さ調整リング14は、プリズムポール15に取り付けられている。プリズムポール15の下端部には、円錐状の石突き15aが配置されている。石突き15aは、床面に突き当てられる部位である。
プリズム保持器20は、プリズムターゲット11等が取り付けられたプリズムポール15を保持する器具である。プリズム保持器20は、プリズムポール15を回動自在に保持するとともに、プリズムターゲット11の向きを水平方向に維持した状態でプリズムターゲット11を自在に移動させることができる。
プリズム保持器20は、保持部21と、三脚部22と、を備えている。
保持部21は、プリズムポール15を回動自在に保持する機構である。
三脚部22は、保持部21を支持する機構である。
保持部21は、取付台31と、L字型ブラケット32と、ロッドエンドベアリング33と、を有している。
取付台31は、L字型ブラケット32が取り付けられる台である。
L字型ブラケット32は、ロッドエンドベアリング33が取り付けられる部材である。
ロッドエンドベアリング33は、プリズムポール15を回動自在に保持する軸受部である。
取付台31とL字型ブラケット32とロッドエンドベアリング33の詳細については後記する。
三脚部22は、3本の脚部22a(ただし、4本以上であってもよい)で保持部21を支持する機構である。各脚部22aの下端部には、回転自在に構成されたボールキャスタ41が配置されている。これにより、プリズム保持器20は、自在に移動させることができる。また、各脚部22aの途中部分には、伸縮可能に構成された伸縮部42が配置されている。これにより、プリズム保持器20は、各脚部22aを自在に伸縮させることができる。
図2に示すように、L字型ブラケット32は、短手部分32aと長手部分32bとを有している。短手部分32aと長手部分32bは、直角に配置されている。これにより、L字型ブラケット32は、短手部分32aと長手部分32bでL字の形状を呈している。
短手部分32aの中央部には、短手部分32aの延在方向に延びる長孔32hoが形成されている。同様に、長手部分32bの中央部には、長手部分32bの延在方向に延びる長孔32hoが形成されている。
図示例では、短手部分32aが鉛直方向に配置されており、長手部分32bが水平方向に配置されている。短手部分32aの長孔32hoには、ロッドエンドベアリング33のロッド33aが通される。一方、長手部分32bの長孔32hoには、固定ネジ38aが通される。短手部分32aは、固定ネジ38bでロッドエンドベアリング33を固定している。また、長手部分32bは、固定ネジ38aで取付台31に固定されている。
ロッドエンドベアリング33は、雄ネジ加工されたロッド33aと、球面状に形成された球面軸受33bと、プリズムポール15を保持する円筒ホルダー33cと、を有している。球面軸受33bは、ロッド33aの先端部に配置されている。円筒ホルダー33cは、球面軸受33bの内部に配置されている。
ロッド33aは、ナット34とワッシャ35が取り付けられる。そして、ロッド33aは、L字型ブラケット32の短手部分32aの長孔32hoに通された後、固定ネジ38aが取り付けられる。これにより、ロッドエンドベアリング33は、L字型ブラケット32に取り付けられる。
ただし、L字型ブラケット32は、短手部分32aを水平方向に配置し、長手部分32bを鉛直方向に配置することができる。この場合に、長手部分32bは、固定ネジ38bでロッドエンドベアリング33を固定する。また、短手部分32aは、固定ネジ38aで取付台31に固定される。
ロッドエンドベアリング33の円筒ホルダー33cには、プリズムポール15が取り付けられる。ロッドエンドベアリング33は、球面軸受33bでプリズムポール15を回動自在に保持する。そのプリズムポール15には、プリズムターゲット11と水準器12とバランサ13と高さ調整リング14が取り付けられる。
図3に示すように、プリズムターゲット11は、レーザ光を反射するプリズム11aと、プリズム11aの上面と下面とを覆う枠体11bと、を有している。プリズムターゲット11には、上下方向に貫通する貫通孔11hoが形成されている。プリズムターゲット11は、貫通孔11hoを介してプリズムポール15に取り付けられる。
図4に示すように、水準器12は、他の部位よりも低く形成された段差部12aに、透明パネル12bを備えている。透明パネル12bには、円形枠12ciが形成されている。円形枠12ciは、円形状に形成された図柄である。透明パネル12bの内部には、気泡12aiが封止されている。気泡12aiは、水準器12が水平に配置されている場合に、円形枠12ciの内部に入り、一方、水準器12が水平に配置されていない場合に、円形枠12ciの外部に外れるように、移動する。水準器12には、上下方向に貫通する貫通孔12hoが形成されている。水準器12は、貫通孔12hoを介してプリズムポール15に取り付けられる。
図5に示すように、バランサ13は、板状部材13aと、錘13bと、を有している。図示例では、錘13bは、板状部材13aに締結されたネジ部材で構成されている。バランサ13には、上下方向に貫通する貫通孔13hoが形成されている。バランサ13は、貫通孔13hoを介してプリズムポール15に取り付けられる。
<測量ツールを用いた測量作業の一例>
以下、図6乃至図8を参照して、測量ツール10を用いた測量作業の一例について説明する。図6は、測量ツール10を用いた測量作業の一例を示すフローチャートである。図7は、測量ツール10におけるプリズムポール15の鉛直設定の説明図である。図8は、測量ツール10の使用例を示す説明図である。
ここでは、測量作業を行う場所の床面が整地面のような比較的平坦な面であるものとして説明する。つまり、測量ツール10が比較的平坦な場所で使用されるものとして説明する。
また、ここでは、測量作業を行う場所に関する設計図等のデータが、事前にトータルステーションTSに登録されているものとして説明する。また、測量作業を行う場所には、各位置の三次元座標を特定するための2つの基準点Pst1,Pst2(図8参照)が予め設定されているものとして説明する。なお、2つの基準点Pst1,Pst2(図8参照)は、測量作業を行う場所に関する設計図等から特定される、既知の地点である。
また、ここでは、トータルステーションTSが測量対象物であるプリズムターゲット11を自動的に認識して追尾する自動視準・追尾型の装置であるものとして説明する。このようなトータルステーションTSは、作業者がプリズム保持器20を移動させても、プリズム保持器20に保持されたプリズムターゲット11を自動的に認識して追尾する。そして、トータルステーションTSは、自身からプリズムターゲット11(測量対象物)までの距離と角度を自動的に測量する。
測量作業を行う場合に、作業者は、測量ツール10を組み立てる。すなわち、図1に示すように、作業者は、プリズムポール15をプリズム保持器20で保持させて、プリズムターゲット11と水準器12とバランサ13と高さ調整リング14をプリズムポール15に取り付ける。
このとき、比較的重量物であるプリズムターゲット11と水準器12とバランサ13が、プリズムポール15のロッドエンドベアリング33(軸受部)よりも下方の位置に取り付けられる。そのため、プリズム保持器20で保持されたプリズムポール15は、ロッドエンドベアリング33(軸受部)によって自由に回動して、自ずと鉛直方向に向いた状態になる。
この後、作業者は、トータルステーションTSを任意の場所に配置して、トータルステーションTSを起動させる。これにより、測量作業が開始される。
図6に示すように、測量作業を行う場合に、まず、作業者は、プリズムポール15の鉛直調整操作を行う(ステップS105)。鉛直調整操作は、プリズムポール15の向きを鉛直方向に設定する(つまり、プリズムターゲット11の向きを水平方向に設定する)操作である(図7の矢印A15参照)。
前記した通り、プリズム保持器20で保持されたプリズムポール15は、ロッドエンドベアリング33(軸受部)によって自由に回動して、自ずと鉛直方向に向いた状態になる。鉛直調整操作では、作業者は、水準器12の気泡12ai(図4参照)が水準器12の円形枠12ci(図4参照)の内部に入るように、プリズムポール15の軸周りにバランサ13を回転させる(図7の矢印A13参照)。
このとき、バランサ13の位置に応じて、ロッドエンドベアリング33の球面軸受33bが微小に回動する(図7の矢印A33参照)。これにより、プリズムポール15の向きが微細に変動する。その結果、プリズムターゲット11の向きが微細に変動する。そして、作業者は、水準器12の気泡12ai(図4参照)が水準器12の円形枠12ci(図4参照)の内部に入ったときに、バランサ13の回転を停止する。これにより、作業者は、バランサ13をプリズムポール15の軸周りに回転させるだけで、水準器12の水平出し(水準器12を水平位置に調整する作業)を行うことができる。その結果、作業者は、プリズムポール15の向きを正確に鉛直方向に設定することができる(図7の矢印A15参照)。つまり、作業者は、プリズムターゲット11の向きを正確に水平方向に設定することができる。
ステップS105の後、作業者は、測量ツール10を1つ目の基準点Pst1(図8参照)付近に移動させて、プリズムポール15を1つ目の基準点Pst1(図8参照)に配置する(ステップS110)。これにより、プリズムターゲット11(測量対象物)が1つ目の基準点Pst1(図8参照)の上に配置される。
このとき、測量ツール10は、プリズム保持器20の各脚部22aに配置されたボールキャスタ41が回動することにより、プリズムポール15の向きを鉛直方向に維持した状態で移動する。すなわち、測量ツール10は、バランサ13が動かないように、プリズムターゲット11(測量対象物)の向きを水平方向に維持した状態で移動する(以下、同様)。
トータルステーションTSは、プリズムターゲット11(測量対象物)を自動的に認識して追尾し、トータルステーションTSからプリズムターゲット11(測量対象物)までの距離と角度(方向)を特定する(ステップS115)。
ステップS115の後、作業者は、測量ツール10を2つ目の基準点Pst2(図8参照)付近に移動させて、プリズムポール15を2つ目の基準点Pst2(図8参照)に配置する(ステップS120)。これにより、プリズムターゲット11(測量対象物)が2つ目の基準点Pst2(図8参照)の上に配置される。
トータルステーションTSは、プリズムターゲット11(測量対象物)を自動的に認識して追尾し、トータルステーションTSからプリズムターゲット11(測量対象物)までの距離と角度(方向)を特定する(ステップS125)。
ステップS125の後、トータルステーションTSは、ステップS115で特定された距離と角度、並びに、ステップS125で特定された距離と角度に基づいて、トータルステーションTSが設置されている地点(設置点Pts(図8参照))の位置を特定する(ステップS130)。トータルステーションTSが設置点Pts(図8参照))の位置を特定した後、作業者は、測量ツール10を任意の地点に自由に移動させることができる(図8の矢印A10参照))。
ステップS130の後、トータルステーションTSは、モバイル装置MBを介して無線通信で測量ツール10を測量すべき地点(例えば、測量点P1(図8参照))に移動させることを作業者に指示する(ステップS135)。
指示に応じて、作業者は、測量ツール10を測量点P1(図8参照)付近に移動させて(図8の矢印A10参照))、プリズムポール15を測量点P1(図8参照)に配置する(ステップS140)。これにより、プリズムターゲット11(測量対象物)が測量点P1(図8参照)の上に配置される。このとき、プリズムポール15は、ステップS105の鉛直調整操作で設定された状態が維持されている。そのため、プリズムポール15の向きは、鉛直方向に維持されている(図8の矢印A15参照)。
トータルステーションTSは、プリズムターゲット11(測量対象物)を自動的に認識して追尾し、トータルステーションTSからプリズムターゲット11(測量対象物)までの距離と角度(方向)を特定する(ステップS145)。
そして、トータルステーションTSは、1つ目の基準点Pst1(図8参照)を三次元座標の基準とし、ステップS145で特定された距離と角度に基づいて、測量点P1(図8参照)の三次元座標を算出する(ステップS150)。
ステップS150の後、トータルステーションTSは、予め設定された全ての測量点の測量が終了したか否かを判定する(ステップS155)。ステップS155の判定で、予め設定された全ての測量点の測量が終了していないと判定された場合(“No”の場合)に、処理は、ステップS135に戻る。一方、ステップS155の判定で、予め設定された全ての測量点の測量が終了したと判定されたか、又は、作業者よりモバイル装置MB(図1参照)を介して測量作業中止の指示があった場合(“Yes”の場合)に、一連のルーチンの処理は終了する。
<プリズム保持器及び測量ツールの主な特徴>
(1)本実施形態に係るプリズム保持器20は、プリズムターゲット11と水準器12とが取り付けられたプリズムポール15(ポール)を保持する保持部21と、保持部21の下に配置され、かつ、床面と接する脚部22aと、を備えている。保持部21は、プリズムポール15を回動自在に保持するロッドエンドベアリング33(軸受部)を有している。また、脚部22aは、床面と接する部位に回転自在なボールキャスタ41(移動部)を有している。
このようなプリズム保持器20は、ロッドエンドベアリング33(軸受部)でプリズムポール15(ポール)を回動自在に保持することにより、プリズムポール15(ポール)を鉛直方向に向いた状態にすることができる。したがって、プリズム保持器20は、プリズムポール15(ポール)の向きを鉛直方向に容易に設定することができる。つまり、プリズム保持器20は、プリズムターゲット11の向きを水平方向に容易に設定することができる。また、プリズム保持器20は、ボールキャスタ41(移動部)が回動することにより、バランサ13が動かないように、プリズムポール15の向きを鉛直方向に維持した状態で(すなわち、プリズムターゲット11(測量対象物)の向きを水平方向に維持した状態で)移動することができる。このようなプリズム保持器20は、測量作業における作業者の負担を軽減することができる。また、プリズム保持器20は、測量作業の時間を短縮することもできる。
なお、本実施形態では、軸受部は、球面軸受33bを有するロッドエンドベアリング33で構成されている。しかしながら、軸受部は、球面軸受33b単体で構成することができる。
(2)本実施形態に係るプリズム保持器20の保持部21は、ロッドエンドベアリング33(軸受部)と、ロッドエンドベアリング33を保持するL字型ブラケット32と、L字型ブラケット32を保持する取付台31と、を有している。
このようなプリズム保持器20は、L字型ブラケット32の向き(短手部分32aと長手部分32bの方向)を変更することで、取付台31とプリズムポール15(ポール)との距離やプリズムポール15の高さの変更量を増加させることができる。そのため、プリズム保持器20は、測量作業のし易さを向上することができる。
(3)本実施形態に係るプリズム保持器20は、各脚部22aの途中部分に、伸縮可能に構成された伸縮部42を有している。
このようなプリズム保持器20は、伸縮部42で各脚部22aの長さを伸縮することができるため、プリズムポール15の高さを容易に変更することができる。そのため、プリズム保持器20は、測量作業のし易さを向上することができる。
(4)本実施形態に係る測量ツール10は、プリズムターゲット11と水準器12とバランサ13とが取り付けられたプリズムポール15と、前記したプリズム保持器20と、を備えている。バランサ13は、プリズムポール15に対して、プリズムポール15の軸周りに回転自在に取り付けられている。
プリズム保持器20で保持されたプリズムポール15は、ロッドエンドベアリング33(軸受部)によって自由に回動して、自ずと鉛直方向に向いた状態になる。作業者は、バランサ13をプリズムポール15の軸周りに回転させる。これにより、作業者は、バランサ13をプリズムポール15の軸周りに回転させるだけで、水準器12の水平出し(水準器12を水平位置に調整する作業)を行うことができる。その結果、測量ツール10は、プリズムポール15の向きを微細に変動させて正確に鉛直方向に設定すること(つまり、プリズムターゲット11の向きを微細に変動させて正確に水平方向に設定すること)ができる。
(5)本実施形態に係る測量ツール10において、プリズムターゲット11と水準器12とバランサ13とは、プリズムポール15(ポール)を回動自在に保持するプリズム保持器20のロッドエンドベアリング33(軸受部)よりも下方の位置に配置されている。
このような測量ツール10は、重量物がロッドエンドベアリング33(軸受部)よりも下方の位置に配置されている。そのため、測量ツール10は、自ずとプリズムポール15を鉛直方向に向かせること(つまり、プリズムターゲット11を水平方向に向かせること)ができる。また、測量ツール10は、構造を単純化することもできる。
以上の通り、本実施形態に係るプリズム保持器20によれば、測量作業における作業者の負担を軽減することができる。
本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施形態は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施形態の構成の一部を他の構成に置き換えることが可能であり、また、実施形態の構成に他の構成を加えることも可能である。また、各構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
10 測量ツール
11 プリズムターゲット
11a プリズム
11b 枠体
11ho,12ho,13ho 貫通孔
12 水準器
12a 段差部
12b 透明パネル
12ai 気泡
12ci 円形枠
13 バランサ
13a 板状部材
13b 錘
14 高さ調整リング
15 プリズムポール(ポール)
15a 石突き
20 プリズム保持器
21 保持部
22 三脚部
22a 脚部
31 取付台
32 L字型ブラケット
32a 短手部分
32b 長手部分
32ho 長孔
33 ロッドエンドベアリング(軸受部)
33a ロッド
33b 球面軸受
33c 円筒ホルダー
34 ナット
35 ワッシャ
38a,38b 固定ネジ
41 ボールキャスタ(移動部)
42 伸縮部
MB モバイル装置(スマートフォン)
P1 測量点
Pst1,Pst2 基準点
Pts 設置点
TS トータルステーション(測距測角儀、三次元計測装置)

Claims (3)

  1. プリズムターゲットと水準器とバランサとが取り付けられたポールを保持する保持部と、
    前記保持部の下に配置され、かつ、床面と接する脚部と、を備え、
    前記保持部は、前記ポールを回動自在に保持する軸受部と、前記軸受部を保持するL字型ブラケットと、前記L字型ブラケットを保持する取付台と、を有し、
    前記脚部は、前記床面と接する部位に回転自在な移動部を有し、
    前記軸受部は、球面状に形成された球面軸受と、前記ポールを保持する円筒ホルダーと、を有し、
    前記円筒ホルダーは、前記球面軸受の内部を貫通するように設けられ、
    前記移動部は、ボールキャスタで構成されている
    ことを特徴とするプリズム保持器。
  2. 光が照射されるプリズムターゲットと、
    前記プリズムターゲットが水平か否かを確認する水準器と、
    前記プリズムターゲットの向きを水平方向に設定するバランサと、
    前記プリズムターゲットと前記水準器と前記バランサとが取り付けられたポールと、
    請求項1に記載のプリズム保持器と、を備え、
    前記バランサは、前記ポールに対して、前記ポールの軸周りに回転自在に取り付けられている
    ことを特徴とする測量ツール。
  3. 請求項に記載の測量ツールにおいて、
    前記プリズムターゲットと前記水準器と前記バランサとは、前記ポールを回動自在に保持する前記プリズム保持器の軸受部よりも下方の位置に配置されている
    ことを特徴とする測量ツール。
JP2018122627A 2018-06-28 2018-06-28 プリズム保持器、及び、当該プリズム保持器を用いる測量ツール Active JP7201346B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018122627A JP7201346B2 (ja) 2018-06-28 2018-06-28 プリズム保持器、及び、当該プリズム保持器を用いる測量ツール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018122627A JP7201346B2 (ja) 2018-06-28 2018-06-28 プリズム保持器、及び、当該プリズム保持器を用いる測量ツール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020003324A JP2020003324A (ja) 2020-01-09
JP7201346B2 true JP7201346B2 (ja) 2023-01-10

Family

ID=69099700

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018122627A Active JP7201346B2 (ja) 2018-06-28 2018-06-28 プリズム保持器、及び、当該プリズム保持器を用いる測量ツール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7201346B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114111739B (zh) * 2021-11-12 2024-05-14 浙江交科工程检测有限公司 一种全站仪棱镜连接杆安装装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20050151035A1 (en) 2004-01-13 2005-07-14 Crain Enterprises, Inc. Multiple function geomatics pole support device
JP2005521011A (ja) 2002-03-19 2005-07-14 ファロ テクノロジーズ インコーポレーテッド 三脚とその使用法
JP2009025084A (ja) 2007-07-18 2009-02-05 Kansai Koji Sokuryo Kk 測量用三脚
CN203274758U (zh) 2013-05-16 2013-11-06 东北林业大学 全站仪棱镜杆快速检验装置
JP2017209894A (ja) 2016-05-26 2017-11-30 理想科学工業株式会社 印刷装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4339880A (en) * 1978-10-23 1982-07-20 Beverly J. Hall Device for holding surveyor's instrument
US4402108A (en) * 1981-02-17 1983-09-06 Pannwitz Hans U Reduced static castor
JPS61135213U (ja) * 1985-02-13 1986-08-23
DE3827459A1 (de) * 1988-08-12 1990-02-15 Michael H Dipl Ing Korte Verfahren und einrichtung zum einrichten und erzeugen eines raeumlichen orthogonalen messnetzes, insbesondere zur aufmasserstellung im rahmen von bauaufnahmen
JPH0626806Y2 (ja) * 1990-12-27 1994-07-20 柾巳 岸本 測量用ポールの支脚
JPH06265093A (ja) * 1993-03-10 1994-09-20 Sony Corp 三脚装置
JP2606627B2 (ja) * 1993-03-26 1997-05-07 セイコープレシジョン株式会社 光波距離計用プリズム支持装置
JPH0843099A (ja) * 1994-07-26 1996-02-16 Toshiba Eng & Constr Co Ltd マーキング装置およびそれを用いた建築物の墨出し方法
JPH1019571A (ja) * 1996-07-04 1998-01-23 Taihei Sangyo:Kk 測量用ポール保持装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005521011A (ja) 2002-03-19 2005-07-14 ファロ テクノロジーズ インコーポレーテッド 三脚とその使用法
US20050151035A1 (en) 2004-01-13 2005-07-14 Crain Enterprises, Inc. Multiple function geomatics pole support device
JP2009025084A (ja) 2007-07-18 2009-02-05 Kansai Koji Sokuryo Kk 測量用三脚
CN203274758U (zh) 2013-05-16 2013-11-06 东北林业大学 全站仪棱镜杆快速检验装置
JP2017209894A (ja) 2016-05-26 2017-11-30 理想科学工業株式会社 印刷装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020003324A (ja) 2020-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6693765B2 (ja) 飛行体追尾方法及び飛行体誘導システム
CA2817240C (en) Device for measuring and marking space points along horizontally running contour lines
US9746324B1 (en) Adjustable high precision surveying device
WO2014055428A2 (en) Enhanced position measurement systems and methods
JP7114265B2 (ja) 無人航空機用ジンバル機構
JP6285276B2 (ja) 地表の放射線計測装置とその装置を用いた放射線計測方法
KR100878890B1 (ko) 수치지도의 업그레이드를 위한 지형지물의 높이측정 변경확인시스템
JP7201346B2 (ja) プリズム保持器、及び、当該プリズム保持器を用いる測量ツール
CN112964252A (zh) 基于惯性测量单元的定位方法、系统及rtk接收机
JP2019124496A (ja) 3次元測量装置および3次元測量方法
KR101103356B1 (ko) 자동제어기능을 갖는 측량장치
KR101436434B1 (ko) 오차 수정으로 영상이미지의 정밀도를 향상시킨 영상이미지 처리방법이 적용된 시스템
KR101342630B1 (ko) 오차보정을 통해 영상이미지의 정밀도를 향상시킨 영상이미지 처리시스템
KR102024238B1 (ko) 측지측량용 영상이미지 확보장치의 좌표정보 수정유지 시스템
JP2022055525A (ja) 墨出しシステム、墨出し方法
JP2018066623A (ja) 反射ターゲット及び反射ターゲットの調整方法
KR101752796B1 (ko) 측량기 자외선차단과 시야 보호장치
KR101349253B1 (ko) 수치지도성과를 정위치 편집환경에 맞게 수치지도 데이터의 오류를 자동으로 수정하는 시스템
JP3465188B2 (ja) 測量用三脚
JPH06281461A (ja) 光波距離計用プリズム支持装置
KR100623653B1 (ko) 위성항법 보정시스템을 이용한 정밀지도 데이터 획득이동장치
CN113074707B (zh) 一种建筑工程造价现场测绘设备
JPH06232615A (ja) Gpsアンテナ支持装置及びgpsアンテナの配置方法
US11674800B2 (en) Laser level meter and use method therefor
KR101467895B1 (ko) 직진광을 이용한 마킹 이동체의 위치 인식 방법과 이를 이용한 마킹 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220823

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221222

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7201346

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150