JP2018066623A - 反射ターゲット及び反射ターゲットの調整方法 - Google Patents

反射ターゲット及び反射ターゲットの調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】曲率を有する計測対象物に係止部材などの締め跡などを残すことなく、簡便に取り付けることが可能な反射ターゲットを提供する。
【解決手段】本発明に係る反射ターゲット100は、反射プリズム120と、前記反射プリズム120が取り付けられる取り付け支柱部(プリズム取り付け部)250と、前記取り付け支柱部(プリズム取り付け部)250と連結されるボール220と、前記ボール220を回動自在に保持するボール保持部210と、前記ボール保持部210を支持する立設支持部135と、磁石からなり、前記立設支持部135が配される磁性基台130と、前記磁性基台130に設けられる弾性層132と、を有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、トータルステーションなどから出射されるレーザー光を反射する反射ターゲット、及び、このような反射ターゲットに搭載された反射プリズムの姿勢・向きを調整する反射ターゲットの調整方法に関するものである。
建設工事現場において、トータルステーションなどからレーザー光を出射して計測対象物からの反射光を基に、当該計測対象物までの距離と方向を計測することで、計測対象物の位置座標を取得する技術が知られている。このようなトータルステーションを用いた計測においては、計測対象物にはプリズムなどの反射ターゲットが取り付けられる。また、トータルステーションには、このような反射ターゲットを自動的に追尾する機能を有するものが知られている。
上記のようなトータルステーションを用いる際においては、鋼管などの曲率を有する計測対象物に、反射ターゲットを取り付ける必要性が生じる場合がある。
例えば、特許文献1(特開2011−202450号公報)には、鋼管杭の位置を測量するためのトータルステーションと、前記トータルステーションのターゲットとなる光学プリズムとを備え、前記光学プリズムは、前記鋼管杭の上端部に設置されていることを特徴とする杭打設システムが開示されている。
特開2011−202450号公報
光学プリズムを鋼管杭の上端部に設置する際には、プリズム用取付具20の本体部の下面に形成された係合溝24に、鋼管矢板11の上端部が挿入されて、係止ボルト22を締め付けることで、鋼管矢板11にプリズム用取付具20が固定され、光学プリズムが取り付けられるようになっている。
このような従来の光学プリズムの取り付けにおいては、鋼管杭の曲率に対応するために、鋼管杭は係止ボルト22によって固定されるような取り付け方法が採用されているが、鋼管杭が係止ボルト22によって直接締め付けられることで、鋼管杭に係止ボルト22による締め跡が残ってしまうこととなる。
地中に打設される鋼管杭のように、ボルトなどの締め跡が多少残ったとしても、大局に影響がない場合もあるが、従来技術によれば、曲率を有する計測対象物に対して、係止ボルトなどによる締め跡などを残すことなく、プリズムなどの反射ターゲットを設けることができない、という問題があった。
この発明は、上記課題を解決するものであって、本発明に係る反射ターゲットは、反射プリズムと、前記反射プリズムが取り付けられるプリズム取り付け部と、前記プリズム取り付け部と連結されるボールと、前記ボールを回動自在に保持するボール保持部と、前記ボール保持部を支持する立設支持部と、磁石からなり、前記立設支持部が配される磁性基台と、前記磁性基台に設けられる弾性層と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る反射ターゲットの調整方法は、前記に記載の反射ターゲットを調整する反射ターゲットの調整方法であって、前記反射ターゲットを計測対象物に設置するステップと、設置された前記反射ターゲットの近傍に情報処理装置を配するステップと、前記反射プリズムを追尾し、前記反射ターゲットの画像を取得するトータルステーションを設置するステップと、前記トータルステーションで取得された画像データを前記情報処理装置に送信するステップと、送信された前記画像データを前記情報処理装置に表示するステップと、表示された前記画像データを参照して前記反射プリズムの向きを調整するステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る反射ターゲットの調整方法は、前記トータルステーションに対して前記反射プリズムを追尾するように指令するステップ、をさらに含むことを特徴とする。
また、本発明に係る反射ターゲットの調整方法は、前記情報処理装置で前記画像データを表示する際には、基準線も併せて表示することを特徴とする。
また、本発明に係る反射ターゲットの調整方法は、前記基準線と前記反射プリズムの像を重ね合わせることで、前記反射プリズムの向きを調整することを特徴とする。
本発明に係る反射ターゲットは、磁石からなり、前記立設支持部が配される磁性基台と、前記磁性基台に設けられる弾性層と、を有するので、このような本発明に係る反射ターゲットによれば、曲率を有する計測対象物に係止部材などの締め跡などを残すことなく、反射ターゲットを簡便に取り付けることが可能となる。
また、本発明に係る反射ターゲットの調整方法によれば、反射ターゲットをトータルステーションと正対するように簡便に調整することができ、計測対象物の位置座標を精度高く求めることが可能となる。
本発明の実施形態に係る反射ターゲット100を示す図である。 本発明の実施形態に係る反射ターゲット100を計測対象物に取り付けた様子を示す図である。 本発明の実施形態に係る反射ターゲット100を計測対象物に取り付けた様子を示す図である。 本発明の実施形態に係る反射ターゲット100の調整の必要性を説明する図である。 本発明の実施形態に係る反射ターゲット100の調整の様子を示す図である。 反射ターゲット100と反射ターゲット100を調整に用いる補助用のスマートフォン50(情報処理装置)を示す図である。 スマートフォン50にインストールされている反射ターゲット100の調整用アプリケーションの画面を示す図である。 スマートフォン50のタッチパネル部55における表示例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の実施形態に係る反射ターゲット100を示す図である。本発明においては、反射ターゲット100として、レーザーの反射効率が高い反射プリズム120を用いることを想定している。
本発明に係る反射ターゲット100は、反射プリズム120が装着され、計測対象位置に取り付けられて用いられるものである。反射プリズム120は、内部にプリズムを収容可能なプリズム収容胴部121と、雄ネジであるネジ部123(螺刻部は不図示)とを有している。プリズム収容胴部121の先端側における開口部122の周縁には先端枠部125が設けられている。また、反射プリズム120は、ネジ部123を利用して、取り付けネジ穴部256に取り付けられる。
反射ターゲット100に装着されている反射プリズム120には、例えば、トータルステーション10によって出射されたレーザー光が入射される。反射プリズム120の開口部122に入射された光は、反射プリズム120内に収容されているプリズムによって、入射光と平行な反射光とされ、反射プリズム120から出射される。
なお、以下、本実施形態では、反射ターゲット100がトータルステーション10の照準として用いられる場合を例に挙げて説明するが、反射ターゲット100は、レーザー測距計などのその他の機器のターゲットとしても用いることができるものである。本発明においては、反射ターゲット100を追尾するものがトータルステーション10に限定されるわけではない。
反射ターゲット100の磁性基台130は永久磁石材料により形成されており、反射ターゲット100は磁性基台130の磁力によって鋼材や鋼管などの計測対象物に取り付けられる。
磁性基台130の2つの主面のうち第1面側は反射プリズム120が装着される側の面として利用される。第1面側には立設支持部135が垂直に設けられている。また、磁性基台130の2つの主面のうちの第1面側と対向する第2面側には弾性層132が設けられている。弾性層132は、例えば、反射ターゲット100が鋼材などに取り付けられて用いられる際の固着面として利用される。
弾性層132はゴム材料などにより構成されており、反射ターゲット100が磁性基台130の磁力によって鋼材や鋼管などの計測対象物に取り付けられる際、計測対象物が傷ついてしまうことはない。
立設支持部135の先端部にはボール保持部210が設けられている。このボール保持部210には、回動可能なボール220が取り外せないような形で収容されている。また、本実施形態では図示しないストッパーなどの固定具(不図示)によって、ボール220の動きを必要に応じて規制することができるようになっている。また、ボール220とボール保持部210との間には適切な摩擦が設定されており、ボール220が所定値以下の力では簡単に回動しないようになっている。
ボール220からは、取り付けネジ穴256が設けられている取り付け支柱部250が延出している。取り付けネジ穴256によって、反射プリズム120を装着することができるようになっている。以上のような構成により、反射ターゲット100においては、ボール220の回動に基づいて反射プリズム120の開口部122を所定の方向に向けることができるようになっている。
図2及び図3は本発明の実施形態に係る反射ターゲット100を計測対象物に取り付けた様子を示す図である。
図2は計測対象物として、柱状部材の平面部に反射ターゲット100を取り付けた例である。この場合、磁性基台130を、弾性層132を介して当該平面部に吸着させることで、反射ターゲット100を計測対象物に問題なく取り付けることができる。
一方、図3は曲率を有する鋼管外周の曲面などに反射ターゲット100を取り付ける例を示している。磁性基台130の第2面側は平面であるが、弾性層132が計測対象物の前記曲面に沿うように弾性変形するので、曲率を有する計測対象物に対しても、反射ターゲット100を問題なく取り付けることができる。
以上のような、本発明に係る反射ターゲット100によれば、曲率を有する計測対象物に係止部材などの締め跡などを残すことなく、反射ターゲット100を簡便に取り付けることが可能となる。
次に、以上のような本発明に係る反射ターゲット100を利用する上での調整について説明する。図4は本発明の実施形態に係る反射ターゲット100の調整の必要性を説明する図であり、反射ターゲット100が柱状の計測対象物に取り付けられている様子を示している。図4において、反射ターゲット100は模式的に示されている。また、図4中、点線はトータルステーション10からのレーザー光の出射方向を示しており、反射プリズム120によるレーザー光の反射を示すものではない。
トータルステーション10は、反射ターゲット100に設けられた反射プリズム120に向けてレーザー光を出射し、反射プリズム120からの反射光を受光することで、反射プリズム120の方位(水平角、鉛直角)を計測すると共に、反射プリズム120との間の距離も計測する。トータルステーション10は既知の座標に設置されることで、当該既知の座標と、計測された方位(水平角、鉛直角)データと、距離データとから、反射プリズム120の基準位置Cの位置座標を算出する。さらに、基準位置Cから反射プリズム120が取り付けられている反射ターゲット100の位置座標が、ひいては反射ターゲット100が取り付けられている計測対象物の位置座標が算出される。
基準位置Cから反射プリズム120が取り付けられている反射ターゲット100の位置座標や計測対象物の位置座標を正確に算出するためには、トータルステーション10のレーザー光出射口(不図示)と、反射プリズム120の開口部122とが正対している必要がある。
図4(A)は反射ターゲット100における反射プリズム120の向きの調整が正しくなされていない状態を示している。すなわち、トータルステーション10のレーザー光出射口(不図示)と、反射プリズム120の開口部122とが正しく正対していない状態を示している。このとき、トータルステーション10から出射されるレーザー光がなす直線(点線)は、反射プリズム120の基準位置Cを通過するが、ボール220の中心Oを通過するものではない。トータルステーション10は反射プリズム120を追尾し、反射プリズム120の基準位置Cを算出することができるが、この基準位置Cに基づいて、反射ターゲット100の位置座標を正確に算出することはできない。
一方、図4(B)は反射ターゲット100における反射プリズム120の向きが正しく調整されている状態を示している。図4(B)は、トータルステーション10のレーザー光出射口(不図示)と、反射プリズム120の開口部122とが正しく正対している状態を示している。このとき、トータルステーション10から出射されるレーザー光がなす直線(点線)は、反射プリズム120の基準位置Cを通過すると共に、ボール220の中心Oも通過する。反射プリズム120の基準位置Cと、反射ターゲット100の位置関係は規定通りとなり、トータルステーション10によって算出される基準位置Cに基づいて、反射ターゲット100の位置座標を正確に算出することができることとなる。
図4(A)の状態から、図4(B)の状態への微調整は非常に困難である。本発明に係る反射ターゲット100の調整方法は、反射ターゲット100における反射プリズム120の向きを、簡便に図4(B)の状態に調整し、トータルステーション10のレーザー光出射口(不図示)と、反射プリズム120の開口部122とが正しく正対している状態とすることができる方法である。
このために、本発明に係る反射ターゲット100の調整方法においては、調整を補助するために用いる、所定のアプリケーションがインストールされた情報処理装置を用いるようにする。
本発明に係る反射ターゲット100の調整方法においては、情報処理装置として、データ処理機能、表示機能、通信機能などを有する現在汎用のスマートフォン50を適宜利用することができる。なお、これらの機能を有するものであれば、スマートフォン50に代えて、例えば、タブレット型端末やパーソナルコンピューター、スマートウォッチなどの他の情報処理装置を用いることもできる。
図5は本発明の実施形態に係る反射ターゲット100の調整の様子を示す図である。また、図6は反射ターゲット100と反射ターゲット100を調整に用いる補助用のスマートフォン50(情報処理装置)を示す図である。図6は、調整者の視点からみた、反射ターゲット100とスマートフォン50を示している。
本発明に係る反射ターゲット100の調整方法においては、図5に示すように、反射ターゲット100が計測対象物に取り付けられる。また、スマートフォン50はスマートフォンホルダー80によって、反射ターゲット100の近傍に取り付けられる。反射ターゲット100の調整者は、スマートフォン50のタッチパネル部55を参照しつつ、反射プリズム120の向きを調整することが想定されている。
トータルステーション10としては、他の外部機器と通信を行い得る通信機能と、反射プリズム120を自動的に追尾する追尾機能と、レーザー光の出射方向の画像を、少なくとも望遠又は広角の2つの画角で取得することができる画像取得機能と、を有するものを用いる。
スマートフォン50は、前記通信機能を利用することで、トータルステーション10に対して制御指令を送信したり、トータルステーション10から計測データや取得された画像データを受信したりすることができるようになっている。当該通信機能は無線によるもの、有線によるもののいずれでもよい。
スマートフォン50には、トータルステーション10に対して制御指令(例えば、追尾・捕捉継続(ロックオン)モードオン指令など)を送信したりすることができる調整用アプリケーションが予めインストールされている。このようなアプリケーションの概要を説明する。図7はスマートフォン50にインストールされている反射ターゲット100の調整用アプリケーションの画面を示す図である。
調整用アプリケーション起動中のスマートフォン50のタッチパネル部55には、画面中央に十字基準線C1が、また、この十字基準線C1の交点を中心とする2つの同心円からなる内周基準線C2及び外周基準線C3とが描画される。内周基準線C2及び外周基準線C3の径の大きさは、トータルステーション10の画角、及びトータルステーション10と反射プリズム120との間の距離、及び反射プリズム120の先端枠部125の寸法によって決定され、描画される。
調整者は、タッチパネル部55の表示を参照しながら、内周基準線C2と外周基準線C3との間に、先端枠部125が収まるように、反射ターゲット100における反射プリズム120の向きを調整することが期待されている。
また、調整用アプリケーションの画面には、周囲にI1乃至I4の4つのアイコンが描画され、ユーザー(調整者)のタッチ操作によって、アイコンに割り当てられた処理が実行される。
1は追尾・捕捉継続(ロックオン)モードオンオフアイコンであり、当該アイコンの操作によって、トータルステーション10における追尾・捕捉継続(ロックオン)モードをオンとしたりオフとしたりすることができる。トータルステーション10における追尾・捕捉継続(ロックオン)モードがオンとされることで、トータルステーション10は反射プリズム120を追尾し続けて、反射プリズム120の基準位置Cが常に中心となるような画像データを取得する。
2は計測データ表示オンオフアイコンであり、当該アイコンが操作されることで、タッチパネル部55における計測データの表示のオンオフを行うことができる。表示することができる計測データは、トータルステーション10によって計測され、トータルステーション10から送信されるものであり、反射プリズム120の方位(水平角、鉛直角)に係る計測データ、反射プリズム120との間の距離データ、及び、反射プリズム120の基準位置Cの位置座標データである。
3は、画角移動指令アイコンであり、当該アイコンが操作されることで、タッチパネル部55には、トータルステーション10の向き(計測方向)の操作を可能とする表示を出現させることができるようになっている。これにより、ユーザーはタッチパネル部55からトータルステーション10の向き(計測方向)を変更することが可能となる。
4は画角切り替えアイコンであり、当該アイコンが操作されることで、トータルステーション10が取得する画像データの画角を変更することができる。トータルステーション10は、広角で画像データを取得することができるモードと、望遠で画像データを取得することができるモードの少なくとも2つのモードを有している。これらを切り替えることで、タッチパネル部55に表示させる画像データを選択することができる。
トータルステーション10で広角の画像データを取得させ、これをタッチパネル部55に表示させ、トータルステーション10に対して、画角移動指令(計測方向移動指令)を発するようにする。これによってトータルステーション10の計測方向を変更することで、反射プリズム120の概略の位置に対して、トータルステーション10の計測方向を向けるようにすることができる。
トータルステーション10で望遠の画像データを取得させ、これをタッチパネル部55に表示させ、さらに、追尾・捕捉継続(ロックオン)モードオンオフアイコンI1によってトータルステーション10の追尾・捕捉継続(ロックオン)モードをオンとすることで、タッチパネル部55には反射プリズム120のアップの画像データが表示され続けることとなる。
図8はスマートフォン50のタッチパネル部55における表示例を示す図である。図8は画角切り替えアイコンI4によって望遠モードに設定し、追尾・捕捉継続(ロックオン)モードオンオフアイコンI1によって、トータルステーション10の追尾・捕捉継続(ロックオン)モードがオンとなっているときの表示を示している。
このとき、図8に示すように、反射プリズム120の画像のアップがタッチパネル部55に映し出される。図8(A)は反射プリズム120の向きの調整が完了していない状態を示している。
図8(A)の状態から、調整者は、タッチパネル部55の表示を参照しながら、内周基準線C2と外周基準線C3との間に、先端枠部125が収まるように、反射ターゲット100における反射プリズム120の向きを調整する。
ここで、タッチパネル部55で画像データを表示する際における画像の左右は、例えば、反射プリズム120の向きを調整者が右に動かした場合には、タッチパネル部55での表示においても反射プリズム120の向きが右に動くようにされているので、調整者にとり把握しやすいようになっている。
調整者が反射プリズム120の向きを変更することで、タッチパネル部55の表示は図8(B)に示すようなものとなる。図8(B)は反射プリズム120の向きの調整が完了した状態を示している。図8(B)の状態となると、トータルステーション10のレーザー光出射口(不図示)と、反射プリズム120の開口部122とが正対していることとなる。
このように、本発明に係る反射ターゲット100の調整方法においては、基準線(内周基準線C2、外周基準線C3)と、反射プリズム120の先端枠部125の像を重ね合わせることで、反射プリズム120の向きを調整することできる。これにより、反射ターゲット100をトータルステーション10と正対するように簡便に調整することができ、計測対象物の位置座標を精度高く求めることが可能となる。
なお、本発明に係る反射ターゲット100の調整方法においては、基準線(内周基準線C2、外周基準線C3)と、反射プリズム120の先端枠部125の像を重ね合わせることで、反射プリズム120の向きを調整するようにしたが、反射プリズム120の動きと連動するものであれば、先端枠部125の像を対象とすることに限定されるわけではない。その場合、基準線も適宜変更するようにしておけば良い。
以上、本発明に係る反射ターゲットは、磁石からなり、前記立設支持部が配される磁性基台と、前記磁性基台に設けられる弾性層と、を有するので、このような本発明に係る反射ターゲットによれば、曲率を有する計測対象物に係止部材などの締め跡などを残すことなく、反射ターゲットを簡便に取り付けることが可能となる。
また、本発明に係る反射ターゲットの調整方法によれば、反射ターゲットをトータルステーションと正対するように簡便に調整することができ、計測対象物の位置座標を精度高く求めることが可能となる。
10・・・トータルステーション
50・・・スマートフォン(情報処理装置)
55・・・タッチパネル部
80・・・スマートフォンホルダー
100・・・反射ターゲット
120・・・反射プリズム
121・・・プリズム収容胴部
122・・・開口部
123・・・ネジ部
125・・・先端枠部
130・・・磁性基台
132・・・弾性層
135・・・立設支持部
210・・・ボール保持部
220・・・ボール
250・・・取り付け支柱部(プリズム取り付け部)
256・・・取り付けネジ穴部
1・・・十字基準線
2・・・内周基準線
3・・・外周基準線
1・・・追尾・捕捉継続(ロックオン)モードオンオフアイコン
2・・・計測データ表示オンオフアイコン
3・・・画角移動指令アイコン
4・・・画角切り替えアイコン

Claims (5)

  1. 反射プリズムと、
    前記反射プリズムが取り付けられるプリズム取り付け部と、
    前記プリズム取り付け部と連結されるボールと、
    前記ボールを回動自在に保持するボール保持部と、
    前記ボール保持部を支持する立設支持部と、
    磁石からなり、前記立設支持部が配される磁性基台と、
    前記磁性基台に設けられる弾性層と、を有することを特徴とする反射ターゲット。
  2. 請求項1に記載の反射ターゲットを調整する反射ターゲットの調整方法であって、
    前記反射ターゲットを計測対象物に設置するステップと、
    設置された前記反射ターゲットの近傍に情報処理装置を配するステップと、
    前記反射プリズムを追尾し、前記反射ターゲットの画像を取得するトータルステーションを設置するステップと、
    前記トータルステーションで取得された画像データを前記情報処理装置に送信するステップと、
    送信された前記画像データを前記情報処理装置に表示するステップと、
    表示された前記画像データを参照して前記反射プリズムの向きを調整するステップと、を含むことを特徴とする反射ターゲットの調整方法。
  3. 前記トータルステーションに対して前記反射プリズムを追尾するように指令するステップ、をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の反射ターゲットの調整方法。
  4. 前記情報処理装置で前記画像データを表示する際には、基準線も併せて表示することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の反射ターゲットの調整方法。
  5. 前記基準線と前記反射プリズムの像を重ね合わせることで、前記反射プリズムの向きを調整することを特徴とする請求項4に記載の反射ターゲットの調整方法。
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