JP7200523B2 - 取付構造、画像形成装置 - Google Patents
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Description
前記突起の前記挿入孔への挿入量は、前記固定部に形成された凹部又は凸部が、前記被取付手段の凸部又は凹部と嵌め合う嵌合量と比して、多いことを特徴とする。
画像形成装置10は、図15に示されるように、各部材を収容する筐体10aと、電子写真方式により画像を形成する画像形成部12と、記録媒体としてのシート部材Pが積載される3個の積載部14と、シート部材Pの搬送経路16に沿ってシート部材Pを搬送する複数の搬送部材(符号省略)とを備えている。さらに、画像形成装置10は、シート部材Pの両面に画像を形成させる(両面印刷)ために、表面に画像が形成されたシート部材Pの表裏を反転させて再度画像形成部12へ向けて搬送する反転経路26を備えている。
トナー画像形成部30は、色ごとにトナー画像を形成するように複数備えられている。本実施形態では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の計4色のトナー画像形成部30が設けられている。図15に示す(Y)、(M)、(C)、(K)は、上記各色を示している。なお、以後の説明では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)を区別する必要が無い場合は、符号に付するY、M、C、及びKを省略する。
転写部32は、図15に示されるように、複数のロール(符号省略)に巻き掛けられて図中矢印方向に周回する転写ベルト50と、各色の像保持体40に形成されたトナー画像を転写ベルト50に転写する各色の一次転写ロール52とを備えている。
さらに、画像形成装置10は、各部材を制御する制御基板60と、内部に制御基板60を収容する収容体64と、制御基板60を冷却するためのファン100とを備えている。なお、制御基板60、収容体64、及びファン100については、詳細を後述する。
次に、制御基板60、内部に制御基板60を収容する収容体64、及び制御基板60を冷却するためのファン100について説明する。さらに、ファン100を収容体64に取り付ける取付構造200について説明する。
制御基板60は、図15に示されるように、トナー画像形成部30Kの装置奥行方向の奥側に配置されている。制御基板60の板面は、装置奥行方向を向いており、装置奥行方向から見て、制御基板60は、矩形状とされている。
収容体64は、図13に示されるように、内部に制御基板60を収容する箱型形状とされている。収容体64は、被取付手段の一例である。
貫通部68、溝部70、及び案内部72は、図9に示されるように、上板66の表裏を貫通して形成されている。貫通部68、案内部72、及び溝部70は、繋がっており、この順番で、装置幅方向の一方側(図中左側)から他方側(図中右側)へ並んでいる。
固定孔76は、図9に示されるように、装置幅方向において、貫通部68を挟んで溝部70の反対側で、上板66の表裏を貫通して形成されている。固定孔76は、円形状とされ、固定孔76の裏面66b側の部分には溶接ナット90(図1参照)が取り付けられている。
挿入孔82は、図9に示されるように、貫通部68の長手方向の中央側部分(固定孔76と溝部70との間)に対して、装置奥行方向の奥側で、上板66の表裏を貫通して形成されている。挿入孔82は、上方から見て、装置幅方向に延びている矩形状とされている。挿入孔82の長手方向の長さは、貫通部68の長手方向の長さと比して短くされており、挿入孔82の幅方向の長さは、貫通部68の幅方向の長さと比して短くされている。
ファン100は、図4に示されるように、収容体64の上板66の表面66aに取り付けられている。ファン100は、取付手段、及び機能部品の一例である。
複数の羽根102aを有する回転部102の軸方向は、図4に示されるように、装置奥行方向を向いている。本体部104は、回転部102を回転部102の径方向側から囲むように形成されており、前述したように回転部102を支持している。
固定部116は、板状とされ、樹脂材料を用いてダクト部106と一体的に形成されており、図7、図8に示されるように、ファン100の装置幅方向の一方側の部分に形成されている。換言すると、この固定部116は、ダクト部106の装置奥行方向の一方側に張り出している。
押付部126は、樹脂材料を用いてダクト部106と一体的に形成されており、図7、図8に示されるように、ファン100の装置幅方向の他方側の部分に形成されている。換言すると、押付部126は、ダクト部106の装置奥行方向の他方側に張り出している。また、押付部126は、ダクト部106から上板66の貫通部68を通して上板66の裏面66b側に配置されており、本体部128、接触部132、突出部136、及び突出部140を有している。突出部140は、他の突出部の一例である。
突起150は、図7、図8に示されるように、ファン100において装置奥行方向の中央側の部分で、カバー部110の開口縁110aから収容体64側(図1参照)に突出している。具体的には、突起150は、開口縁110aにおいて上板66に形成された挿入孔82(図9参照)と対向している部分から下方へ突出している。また、突起150は、板面が装置奥行方向を向いた板状であって、装置奥行方向から見て、開口縁110a側が下底とされた等脚台形状とされている。そして、突起150の基端の長さ及び幅は、挿入孔82(図9参照)の長さ及び幅と比して小さくされており、突起150は、挿入孔82に挿入されている。
次に、ファン100を収容体64に取り付ける取付構造200を、ファン100を収容体64に取り付ける取付作業と共に説明する。本実施形態に係る取付構造200を説明する前に、比較形態に係るファン500を比較形態に係る収容体464に取り付ける取付構造を、ファン500を収容体464に取り付ける取付作業と共に説明する。先ず、比較形態に係る収容体464及びファン500の構成について説明する。なお、収容体464及びファン500の構成については、本実施形態に係る収容体64及びファン100の構成と異なる部分を主に説明する。
収容体464は、図20に示されるように、上方を向いた上板66を有している。さらに、上板66には、表裏を貫通する貫通部68、固定孔76、及び差込口480が形成されている。
差込口480は、装置幅方向において、貫通部68を挟んで固定孔76の反対側で、貫通部68側が開口している。具体的には、装置奥行方向から見て階段状の階段材482が設けられており、階段材482は、板材を折り曲げて形成されている。この階段材482は、上板66の表面に固定された基板482aと、上板66と上下方向で離間した離間板482bと、離間板482bの端部と基板482aの端部とを連結する連結板482cとを有している。そして、上板66の表面66aと離間板482bとの間の空間が、差込口480とされている。また、離間板482bにおいて貫通部68側の部分は、上方に折り曲げられている。
ファン500は、図18、図19に示されるように、回転部102、本体部104、及びダクト部106を有している。さらに、ファン500は、ファン500を収容体64に取り付けるために用いられる固定部516、及び差込部526を有している。
固定部516は、板状とされ、樹脂材料を用いてダクト部106と一体的に形成されており、図18、図19に示されるように、ファン500の装置幅方向の一方側の部分に形成されている。
差込部526は、板状とされ、樹脂材料を用いてダクト部106と一体的に形成されており、図18、図19に示されるように、ファン500の装置幅方向の他方側の部分に形成されている。
ファン500を収容体464に取り付ける場合には、先ず、図17に示されるように、ファン500を上板66の表面66aに載せる。具体的には、ファン500の差込部526が、差込口480に対して装置幅方向の一方側に配置され、かつ、ファン500の固定部516の貫通孔516cが、上板66の固定孔76に対して装置幅方向の一方側に配置されるように、ファン500を上板66に載せる。
ファン100を収容体64に取り付ける場合には、先ず、ファン100を上板66の表面66a側から上板66へ近接させ、図3、図6に示されるように、押付部126の本体部128を貫通部68から収容体64の内部に差し差し込む。そして、突出部136を溝部70に配置させる。具体的には、突出部136を貫通部68側から溝部70へ移動させることで、案内部72を構成する縁部に突出部136を接触させて突出部136を溝部70へ案内させ、突出部136を溝部70に配置させる。
以上説明したように、比較形態に係るファン500を収容体464に取り付ける取付構造では、ファン500の装置奥行方向の他側の部分は、ファン500の差込部526が収容体464の差込口480へ差し込まれることで、上下方向の移動が制限されている。一方、本実施形態に係るファン100を収容体64に取り付ける取付構造200では、ファン100の装置奥行方向の他側の部分は、ファン100の押付部126に形成された接触部132が上板66の裏面66bに押し付けられることで、上下方向の移動が制限されている。
12 画像形成部(画像形成手段の一例)
60 制御基板
64 収容体(被取付手段の一例)
66 上板(板部分の一例)
66a 表面
66b 裏面
68 貫通部
70 溝部
72 案内部
78 凸部
82 挿入孔
100 ファン(取付手段、機能部品の一例)
106 ダクト部(基部の一例)
116 固定部
116d 凹部
126 押付部
128 本体部
128a 上面
128b 下面
132 接触部
136 突出部
140 突出部(他の突出部の一例)
150 突起
152 制限部(制限手段の一例)
200 取付構造
210 ボルト(固定手段の一例)
Claims (10)
- 表裏を貫通する貫通部が形成された板部分を有する被取付手段と、
前記被取付手段の表面に取り付けられる基部を有する取付手段であって、前記板部分の厚さ方向から見て、一方向の一方側の部分には固定手段によって前記表面側から前記被取付手段に固定されている固定部が形成され、前記一方向の他方側の部分には前記基部から前記貫通部を通して前記板部分の裏面側に配置されて前記裏面に押し付けられている押付部が形成されている取付手段と、を備え、
前記取付手段は、前記一方向に延びており、
前記押付部には、前記裏面と接触する接触部が形成されており、前記接触部は、前記一方向に対して交差する交差方向において、少なくとも前記押付部の一方側の部分及び他方側の部分に配置されている取付構造。 - 前記接触部は、前記交差方向に延びている請求項1に取付構造。
- 前記押付部には、前記被取付手段側に突出している突出部が形成されており、
前記被取付手段には、前記貫通部側が開放されると共に前記突出部が配置され、前記一方向に対して交差する交差方向における前記突出部の位置を規制する溝部が形成されている請求項1又は2に取付構造。 - 前記被取付手段には、前記取付手段を前記一方向の一方側から他方側へ移動させて前記突出部を前記溝部に配置させる場合に、前記突出部を前記溝部に案内する等脚台形状の案内部が形成されている請求項3に記載の取付構造。
- 前記押付部は、前記板部分の前記裏面に板面が対向した板状であると共に上面に前記突出部が形成された本体部と、前記本体部の下面から突出すると共に前記厚さ方向から見て前記溝部の溝幅と比して大きくされた他の突出部とを備える請求項3又は4に記載の取付構造。
- 前記取付手段の前記固定部には、前記被取付手段の表面側を向いた凹部又は凸部が形成されており、
前記被取付手段には、前記取付手段の凹部又は凸部と嵌め合う凸部又は凹部が形成されている請求項3~5の何れか1項に記載の取付構造。 - 前記取付手段の前記突出部が前記被取付手段の前記溝部に配置され、前記取付手段の前記固定部が、前記厚さ方向で前記被取付手段から離間した状態で、前記取付手段の前記固定部を前記被取付手段に近接させる場合に、前記固定部に形成された凹部又は凸部が、前記被取付手段の凸部又は凹部と嵌め合うように、前記固定部の前記交差方向における移動を制限する制限手段を備える請求項6に記載の取付構造。
- 前記制限手段は、前記取付手段において前記一方向の中央側の部分に形成され、前記被取付手段側に突出する突起と、前記被取付手段に形成され、前記突起が挿入される挿入孔とを備え、
前記突起の前記挿入孔への挿入量は、前記固定部に形成された凹部又は凸部が、前記被取付手段の凸部又は凹部と嵌め合う嵌合量と比して、多い請求項7に記載の取付構造。 - 画像を形成する画像形成手段を備え、
前記取付手段は、前記画像形成手段に作用する機能部品であって、
前記機能部品が前記被取付手段に請求項1~8の何れか1項に取付構造によって取り付けられている画像形成装置。 - 各部を制御する制御基板を備え、
前記機能部品は、前記制御基板の板面に沿って空気の流れを生じさせるファンである請求項9に記載の画像形成装置。
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