JP2020013017A - 取付構造、画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】取付手段の一方向の他方側の差込部が被取付手段に形成された差込口に差し込まれ、取付手段の一方向の一方側の固定部が被取付手段に固定されることで取付手段が、被取付手段に取り付けられる場合と比して、取付手段が被取付手段に対してがたつくのを抑制することができる取付構造、及び画像形成装置を得る。【解決手段】取付手段の一方向の他方側の部分には、取付手段の基部から板部分に形成された貫通部を通して板部分の裏面側に配置されて裏面に押し付けられている押付部が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、取付構造、及び画像形成装置に関する。
特許文献1の画像形成装置は、装置本体内の空気を外部に排気する排気ファンと、排気ファンの排気を装置本体の外側面に形成された排気口に導く排気ダクトと、排気口に隣接した装置本体の外側面より凹んだ凹部からなり、外部と電気的に接続するための接続用凹部と、排気ダクトの接続用凹部側に位置する側面に開口され、排気口から排出される空気の一部を接続用凹部側へ排出する補助排気用の開口部とを備える。
特開2018−013757号公報
板部分を有する被取付手段に取付手段を取り付けることがある。このような取付手段では、例えば、被取付手段の板部分の厚さ方向から見て、取付手段において一方向の一方側の部分には、固定手段によっての板部分の表面側から被取付手段に固定される固定部が形成されている。さらに、取付手段において一方向の他方側の部分には、被取付手段に形成された差込口に差し込まれる差込部が形成されている。
このような取付構造においては、取付手段の差込部を被取付手段の差込口に差し込んだ状態で、取付手段の固定部を固定手段によって被取付手段に固定することで、取付手段が被取付手段に取り付けられる。しかし、このような取付構造では、差込部が差込口に対して移動してしまうことがあり、取付手段が被取付手段に対してがたついてしまう。
本発明の課題は、取付手段の一方向の他方側の差込部が被取付手段に形成された差込口に差し込まれ、取付手段の一方向の一方側の固定部が被取付手段に固定されることで取付手段が、被取付手段に取り付けられる場合と比して、取付手段が被取付手段に対してがたつくのを抑制することである。
本発明の請求項1に係る取付構造は、表裏を貫通する貫通部が形成された板部分を有する被取付手段と、前記被取付手段の表面に取り付けられる基部を有する取付手段であって、前記板部分の厚さ方向から見て、一方向の一方側の部分には固定手段によって前記表面側から前記被取付手段に固定されている固定部が形成され、前記一方向の他方側の部分には前記基部から前記貫通部を通して前記板部分の裏面側に配置されて前記裏面に押し付けられている押付部が形成されている取付手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る取付構造は、請求項1に記載の取付構造において、前記取付手段は、前記一方向に延びており、前記押付部には、前記裏面と接触する接触部が形成されており、前記接触部は、前記一方向に対して交差する交差方向において、少なくとも前記押付部の一方側の部分及び他方側の部分に配置されていることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る取付構造は、請求項2に記載の取付構造において、前記接触部は、前記交差方向に延びていることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る取付構造は、請求項1〜3の何れか1項に記載の取付構造において、前記押付部には、前記被取付手段側に突出している突出部が形成されており、前記被取付手段には、前記貫通部側が開放されると共に前記突出部が配置され、前記一方向に対して交差する交差方向における前記突出部の位置を規制する溝部が形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る取付構造は、請求項4に記載の取付構造において、前記被取付手段には、前記取付手段を前記一方向の一方側から他方側へ移動させて前記突出部を前記溝部に配置させる場合に、前記突出部を前記溝部に案内する案内部が形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項6に係る取付構造は、請求項4又は5に記載の取付構造において、前記押付部は、前記板部分の前記裏面に板面が対向した板状であると共に上面に前記突出部が形成された本体部と、前記本体部の下面から突出すると共に前記厚さ方向から見て前記溝部の溝幅と比して大きくされた他の突出部とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項7に係る取付構造は、請求項4〜6の何れか1項に記載の取付構造において、前記取付手段の前記固定部には、前記被取付手段の表面側を向いた凹部又は凸部が形成されており、前記被取付手段には、前記取付手段の凹部又は凸部と嵌め合う凸部又は凹部が形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項8に係る取付構造は、請求項7に記載の取付構造において、前記取付手段の前記突出部が前記被取付手段の前記溝部に配置され、前記取付手段の前記固定部が、前記厚さ方向で前記被取付手段から離間した状態で、前記取付手段の前記固定部を前記被取付手段に近接させる場合に、前記固定部に形成された凹部又は凸部が、前記被取付手段の凸部又は凹部と嵌め合うように、前記固定部の前記交差方向における移動を制限する制限手段を備えることを特徴とする。
本発明の請求項9に係る取付構造は、請求項8に記載の取付構造において、前記制限手段は、前記取付手段において前記一方向の中央側の部分に形成され、前記被取付手段側に突出する突起と、前記被取付手段に形成され、前記突起が挿入される挿入孔とを備え、
前記突起の前記挿入孔への挿入量は、前記固定部に形成された凹部又は凸部が、前記被取付手段の凸部又は凹部と嵌め合う嵌合量と比して、多いことを特徴とする。
本発明の請求項10に係る画像形成装置は、画像を形成する画像形成手段を備え、前記取付手段は、前記画像形成手段に作用する機能部品であって、前記機能部品が前記被取付手段に請求項1〜8の何れか1項に取付構造によって取り付けられていることを特徴とする。
本発明の請求項11に係る画像形成装置は、請求項10に記載の画像形成装置において、各部を制御する制御基板を備え、前記機能部品は、前記制御基板の板面に沿って空気の流れを生じさせるファンであることを特徴とする。
本発明の請求項1の取付構造によれば、取付手段の一方向の他方側の差込部が被取付手段に形成された差込口に差し込まれ、取付手段の一方向の一方側の固定部が被取付手段に固定されることで取付手段が、被取付手段に取り付けられる場合と比して、取付手段が被取付手段に対してがたつくのを抑制することができる。
本発明の請求項2の取付構造によれば、接触部が交差方向において押付部の中央側の部分にだけ配置されている場合と比して、交差方向にがたつくのを抑制することができる。
本発明の請求項3の取付構造によれば、接触部が交差方向において押付部の一方側の部分及び他方側の部分にだけ配置されている場合と比して、取付手段の姿勢を安定させることができる。
本発明の請求項4の取付構造によれば、押付部において板部分の裏面側を向いた部分が平面だけで形成されている場合と比して、板部分の裏面において押付部が押し付けられる位置がばらつくのを抑制することができる。
本発明の請求項5の取付構造によれば、取付手段を一方向の一方側から他方側へ移動させて突出部を溝部に配置する場合に、目視だけで突出部を溝部に移動させる場合と比して、突出部を溝部に容易に配置することができる。
本発明の請求項6の取付構造によれば、本体部の下面が平面だけで形成されている場合と比して、取付手段を被取付手段に誤って取り付けたことを容易に気付くことができる。
本発明の請求項7の取付構造によれば、取付手段を被取付手段に位置決めすることができる。
本発明の請求項8の取付構造によれば、取付手段の突出部が被取付手段の溝部に配置された状態で、取付手段の固定部を被取付手段に近接させるときに、固定部の交差方向における移動が自由である場合と比して、固定部に形成された凹部又は凸部を、被取付手段の凸部又は凹部に容易に嵌め合わせることができる。
本発明の請求項9の取付構造によれば、突起の挿入孔への挿入量が、固定部の凹部又は凸部が被取付手段の凸部又は凹部と嵌め合う嵌合量に対して少ない場合と比して、固定部に形成された凹部又は凸部を、被取付手段の凸部又は凹部に容易に嵌め合わせることができる。
本発明の請求項10の画像形成装置によれば、機能部品の一方向の一方側の固定部が被取付手段に固定され、機能部品の一方向の他方側の差込部が被取付手段に形成された差込口に差し込まれることで取付手段が、被取付手段に取り付けられる場合と比して、機能部品ががたつくのを抑制することができる。
本発明の請求項11の画像形成装置によれば、機能部品の一方向の一方側の固定部が被取付手段に固定され、機能部品の一方向の他方側の差込部が被取付手段に形成された差込口に差し込まれることで取付手段が、被取付手段に取り付けられる場合と比して、ファンからの振動音の発生を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る取付構造に用いられるファン、及び収容体の一部を示した背面図である。 本発明の実施形態に係る取付構造に用いられるファン、及び収容体の一部を示し、ファンを収容体に取り付ける工程を示した工程図である。 本発明の実施形態に係る取付構造に用いられるファン、及び収容体の一部を示し、ファンを収容体に取り付ける工程を示した工程図である。 本発明の実施形態に係る取付構造に用いられるファン、及び収容体の一部を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る取付構造に用いられるファン、及び収容体の一部を示し、ファンを収容体に取り付ける工程を示した工程図である。 本発明の実施形態に係る取付構造に用いられるファン、及び収容体の一部を示し、ファンを収容体に取り付ける工程を示した工程図である。 本発明の実施形態に係る取付構造に用いられるファンを示し、斜め上方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る取付構造に用いられるファンを示し、斜め下方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る取付構造に用いられる収容体の上板を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る取付構造に用いられるファンの押付部を示した背面図である。 (A)(B)(C)本発明の実施形態に係る取付構造の一部を示した断面図、及び平面図である。 本発明の実施形態に係る取付構造に用いられるファン、及び収容体を示した断面図である。 本発明の実施形態に係る取付構造に用いられるファン、及び収容体を示した斜視図断である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置のトナー画像形成部を示した構成図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置を示した概略構成図である。 本発明の実施形態に対する比較形態に係る取付構造に用いられるファン、及び収容体の一部を示した背面図である。 本発明の実施形態に対する比較形態に係る取付構造に用いられるファン、及び収容体の一部を示し、ファンを収容体に取り付ける工程を示した工程図である。 本発明の実施形態に対する比較形態に係る取付構造に用いられるファンを示し、上方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に対する比較形態に係る取付構造に用いられるファンを示し、下方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に対する比較形態に係る取付構造に用いられる収容体を示した斜視図である。
本発明の実施形態に係る取付構造、画像形成装置一例について図1〜図20に従って説明する。なお、図中に示す矢印Hは装置上下方向(鉛直方向)を示し、矢印Wは装置幅方向(水平方向)を示し、矢印Dは装置奥行方向(水平方向)を示す。
(全体構成)
画像形成装置10は、図15に示されるように、各部材を収容する筐体10aと、電子写真方式により画像を形成する画像形成部12と、記録媒体としてのシート部材Pが積載される3個の積載部14と、シート部材Pの搬送経路16に沿ってシート部材Pを搬送する複数の搬送部材(符号省略)とを備えている。さらに、画像形成装置10は、シート部材Pの両面に画像を形成させる(両面印刷)ために、表面に画像が形成されたシート部材Pの表裏を反転させて再度画像形成部12へ向けて搬送する反転経路26を備えている。
また、画像形成部12は、各色のトナー画像を夫々形成する複数のトナー画像形成部30と、トナー画像形成部30で形成されたトナー画像をシート部材Pに転写する転写部32とを備えている。さらに、画像形成部12は、転写部32によってシート部材Pに転写されたトナー画像をシート部材Pに定着する定着部34を備えている。画像形成部12は、画像形成手段の一例である。
〔トナー画像形成部30〕
トナー画像形成部30は、色ごとにトナー画像を形成するように複数備えられている。本実施形態では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の計4色のトナー画像形成部30が設けられている。図15に示す(Y)、(M)、(C)、(K)は、上記各色を示している。なお、以後の説明では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)を区別する必要が無い場合は、符号に付するY、M、C、及びKを省略する。
各色のトナー画像形成部30は、用いるトナーを除き基本的に同様に構成されており、図14に示されるように、回転する円筒状の像保持体40と、像保持体40を帯電する帯電器42とを備えている。さらに、トナー画像形成部30は、帯電した像保持体40に露光光を照射して静電潜像を形成する露光装置44と、トナーを含んだ現像剤Gで静電潜像をトナー画像として現像する現像装置46とを備えている。
また、各色の像保持体40は、図15に示されるように、後述する無端状の転写ベルト50に接触している。そして、転写ベルト50の周回方向(図中矢印参照)において、上流側からイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)のトナー画像形成部30が、この順番で水平方向に並んで配置されている。そして、各色のトナー画像形成部30では、各色のトナーを用いて各色の画像を形成するようになっている。
〔転写部32〕
転写部32は、図15に示されるように、複数のロール(符号省略)に巻き掛けられて図中矢印方向に周回する転写ベルト50と、各色の像保持体40に形成されたトナー画像を転写ベルト50に転写する各色の一次転写ロール52とを備えている。
一次転写ロール52は、転写ベルト50を挟んで像保持体40の反対側に配置されている。さらに、転写部32は、転写ベルト50に転写されたトナー画像をシート部材Pに転写する二次転写ロール54を備えている。これにより、二次転写ロール54と転写ベルト50との間には、シート部材Pにトナー画像を転写する転写ニップNTが形成されている。
〔その他〕
さらに、画像形成装置10は、各部材を制御する制御基板60と、内部に制御基板60を収容する収容体64と、制御基板60を冷却するためのファン100とを備えている。なお、制御基板60、収容体64、及びファン100については、詳細を後述する。
(要部構成)
次に、制御基板60、内部に制御基板60を収容する収容体64、及び制御基板60を冷却するためのファン100について説明する。さらに、ファン100を収容体64に取り付ける取付構造200について説明する。
〔制御基板60〕
制御基板60は、図15に示されるように、トナー画像形成部30Kの装置奥行方向の奥側に配置されている。制御基板60の板面は、装置奥行方向を向いており、装置奥行方向から見て、制御基板60は、矩形状とされている。
〔収容体64〕
収容体64は、図13に示されるように、内部に制御基板60を収容する箱型形状とされている。収容体64は、被取付手段の一例である。
収容体64は、制御基板60に対して装置奥行方向の奥側に配置され、板面が装置奥行方向を向いた奥板64aと、制御基板60に対して装置奥行方向の手前側に配置され、板面が装置奥行方向を向いた手前板64bとを有している。さらに、収容体64は、奥板64aの縁部と手前板64bの縁部とを連結する矩形筒状の枠体64cを備えている。また、奥板64aには、複数の貫通孔65が形成されている。
そして、制御基板60は、図12に示されるように、収容体64の内部で、手前板64b側に配置され、図示せぬ支持部材によって支持されている。
また、枠体64cは、上方を向いた上板66を有しており、ファン100は、この上板66の表面66a(収容体64の内部側を向いた裏面66bに対して反対側の面)に取り付けられている。上板66は、上方から見て、装置幅方向に延びている矩形状とされている(図13参照)。上板66は、板部分の一例である。
上板66には、図9に示されるように、貫通部68、溝部70、及び案内部72が形成されている。さらに、上板66には、固定孔76、凸部78及び挿入孔82が形成されている。
−貫通部68、溝部70、案内部72−
貫通部68、溝部70、及び案内部72は、図9に示されるように、上板66の表裏を貫通して形成されている。貫通部68、案内部72、及び溝部70は、繋がっており、この順番で、装置幅方向の一方側(図中左側)から他方側(図中右側)へ並んでいる。
貫通部68は、上方から見て、装置幅方向に延びている矩形状とされている。また、案内部72は、上方から見て、貫通部68の短辺を仮想の下辺72aとする等脚台形状とされている。
さらに、溝部70は、上方から見て、貫通部68側が開放されており、U字状の縁部で囲まれている。つまり、溝部70は、U字状の凹部であって、案内部72の仮想の上辺72bと、装置幅方向に延びている一対の直線部70aと、一対の直線部70aの端部を接続する円弧状の円弧部70bとで囲まれた部分である。
−固定孔76、凸部78−
固定孔76は、図9に示されるように、装置幅方向において、貫通部68を挟んで溝部70の反対側で、上板66の表裏を貫通して形成されている。固定孔76は、円形状とされ、固定孔76の裏面66b側の部分には溶接ナット90(図1参照)が取り付けられている。
凸部78は、装置幅方向において、固定孔76と貫通部68との間に形成されている。凸部78は、上板66の表面66aから突出した円盤状の円盤部78aと、円盤部78aの天面の全体から突出した球面状の球面部78bとを有している。
−挿入孔82−
挿入孔82は、図9に示されるように、貫通部68の長手方向の中央側部分(固定孔76と溝部70との間)に対して、装置奥行方向の奥側で、上板66の表裏を貫通して形成されている。挿入孔82は、上方から見て、装置幅方向に延びている矩形状とされている。挿入孔82の長手方向の長さは、貫通部68の長手方向の長さと比して短くされており、挿入孔82の幅方向の長さは、貫通部68の幅方向の長さと比して短くされている。
〔ファン100〕
ファン100は、図4に示されるように、収容体64の上板66の表面66aに取り付けられている。ファン100は、取付手段、及び機能部品の一例である。
ファン100は、装置幅方向(一方向の一例)に延びており、複数の羽根102aを有して回転する回転部102、回転部102を支持する本体部104、及び内部が空洞化されたダクト部106を有している。さらに、ファン100は、ファン100を収容体64に取り付けるために用いられる固定部116、押付部126、及び突起150を有している。ダクト部106は、基部の一例である。
−回転部102、本体部104、ダクト部106−
複数の羽根102aを有する回転部102の軸方向は、図4に示されるように、装置奥行方向を向いている。本体部104は、回転部102を回転部102の径方向側から囲むように形成されており、前述したように回転部102を支持している。
ダクト部106は、樹脂材料を用いて一体的に形成されており、本体部104の装置奥行方向の手前側に配置されて本体部104を支持している支持部108と、上方から貫通部68を覆っているカバー部110とを有している。具体的には、このカバー部110において貫通部68側を向いた開口縁110a(図8参照)は、上板66の表面66aと接触しており、貫通部68を覆うように装置幅方向に延びた矩形状とされている。また、開口縁110aの一部は、上板66に形成された挿入孔82(図9参照)と対向している。
このように、このカバー部110において貫通部68側を向いた開口縁110aと上板66の表面66aとが接触することで、上下方向において、上板66に対するファン100の位置が決まるようになっている。つまり、カバー部110の開口縁110aと上板66の表面66aとは、上下方向において、上板66に対するファン100の位置を決めるための位置決め手段として機能している。
この構成において、図12に示すファン100を稼動させて回転部102を回転させると、収容体64の内部の空気をファン100側へ吸引する吸引力が作用する。これにより、収容体64の内部の空気が、貫通部68を通ってファン100のカバー部110に流入する。さらに、カバー部110に流入した空気は、支持部108に流入し、支持部108に流入した空気は、回転部102からファン100の外部へ排出される(図中矢印参照)。
また、収容体64の内部の空気がファン100によって吸引されることで、奥板64aに形成された貫通孔65から空気が収容体64の内部に流入する。これにより、貫通孔65から収容体64の内部に流入した空気が制御基板60の板面に沿って流れることで、制御基板60が冷却される。
−固定部116−
固定部116は、板状とされ、樹脂材料を用いてダクト部106と一体的に形成されており、図7、図8に示されるように、ファン100の装置幅方向の一方側の部分に形成されている。換言すると、この固定部116は、ダクト部106の装置奥行方向の一方側に張り出している。
また、固定部116の板面は、上下方向を向いており、固定部116は、上方を向いた上面116aと下方を向いた下面116bとを有している。ファン100が収容体64に取り付けられた状態で、下面116bが、上板66の表面66aと面で接触している(図1参照)。
また、固定部116において上板66に形成された固定孔76(図9参照)と対向する位置には、表裏を貫通した円状の貫通孔116cが形成されている。
さらに、固定部116において貫通孔116cに対してダクト部106側の部分で、かつ、上板66の表面66aから突出した凸部78(図9参照)と対向する位置には、断面円状の凹部116dが形成されている。具体的には、上方から見た固定部116の凹部116dの内径と、上方から見た上板66の凸部78の外径とは同様とされており、かつ、凹部116dの凹み量は、凸部78の突出量と比して大きくされている。これにより、図11(A)に示されるように、凹部116dと凸部78とは嵌め合っており、上板66に形成された凸部78と固定部116に形成された凹部116dとの嵌合量(凹部116dと凸部78とが上下方向で重なっている量)は、図中S2とされている。この構成により、凹部116dの収容体64に対する装置奥行方向及び装置幅方向の位置が規制されている。換言すると、凹部116dの収容体64に対する装置奥行方向及び装置幅方向の位置が決められている。
このように、凹部116dの収容体64に対する装置奥行方向及び装置幅方向の位置が決められることで、装置奥行方向及び装置幅方向において、ファン100における凹部116dの収容体64に対する位置が決まるようになっている。つまり、凹部116dと凸部78とは、装置奥行方向及び装置幅方向において、ファン100における凹部116dの収容体64に対する位置を決めるための位置決め手段として機能している。
この構成において、図1、図11(A)に示されるように、凹部116dと凸部78とを嵌め合せ、固定手段としてのボルト210を固定部116の貫通孔116c及び上板66の固定孔76に通して溶接ナット90に締め込む。これにより、固定部116は、上板66の表面66a側から収容体64に固定される。
−押付部126−
押付部126は、樹脂材料を用いてダクト部106と一体的に形成されており、図7、図8に示されるように、ファン100の装置幅方向の他方側の部分に形成されている。換言すると、押付部126は、ダクト部106の装置奥行方向の他方側に張り出している。また、押付部126は、ダクト部106から上板66の貫通部68を通して上板66の裏面66b側に配置されており、本体部128、接触部132、突出部136、及び突出部140を有している。突出部140は、他の突出部の一例である。
本体部128は、板状とされており、図1に示されるように、収容体64の内部に配置されており、板面が上板66の裏面66bに対向しており、上方から見て、装置幅方向に延びている矩形状とされている(図11(C)参照)。この本体部128は、上方を向いた上面128aと下方を向いた下面128bとを有している。そして、本体部128のダクト部106側の部分は、上方側に屈曲してダクト部106の開口縁110aに接続されている。
また、接触部132は、一対設けられ、図1、図7に示されるように、本体部128の上面128aにおいてダクト部106とは離れた部分に形成されている。具体的には、夫々の接触部132は、本体部128の上面128aから突出して、装置奥行方向において上面128aの一端側の部分から他端側の部分へ、装置幅方向(一方向の一例)に対して交差している装置奥行方向(交差方向の一例)に延びている。そして、一対の接触部132は、装置幅方向に並んでいる。本実施形態では、接触部132の突出量は、一例として、0.7〔mm〕とされている。
ここで、装置奥行方向における上面128aの一端側の部分とは、装置奥行方向における上面128aの長さを100とすると、装置奥行方向において上面128aの一端からの20までの領域である。また、装置奥行方向における上面128aの他端側の部分とは、装置奥行方向における上面128aの長さを100とすると、装置奥行方向において上面128aの他端からの20までの領域である。
この構成において、図10に示されるように、接触部132が上板66の裏面66bに接触することで、本体部128におけるダクト部106側の部分(図中M1)が弾性変形する。これにより、接触部132が裏面66bに押し付けられている。なお、ダクト部106側の接触部132が裏面66bに押し付けられる力によって、接触部132が圧縮される。これにより、夫々の接触部132が、裏面66bに接触する。
このように、接触部132が裏面66bに押し付けられていることで、装置幅方向におけるファン100の他方側の部分が、上板66の板厚方向(上下方向)にがたつくのが抑制される。つまり、裏面66bに押し付けられている接触部132は、がたつき抑制手段として機能している。
また、突出部136は、十字状であって、図7に示されるように、本体部128の上面128aにおいて接触部132とダクト部106との間に形成されている。具体的には、突出部136は、上面128aから上方へ突出しており、板面が装置幅方向を向いた板部136aと、板面が装置奥行方向を向いた板部136bとを有している。そして、突出部136は、上板66に形成された溝部70を通して上板66の表面66a側に突出している(図4参照)。
この突出部136の板部136aが、上方から見て、図11(C)に示されるように、上板66の溝部70を形成する一対の直線部70aに装置奥行方向から挟まれることで、装置奥行方向において、突出部136の収容体64に対する位置が規制されている。換言すれば、装置奥行方向において、突出部136の収容体64に対する位置が決められている。なお、突出部136の板部136bと、溝部70を形成する円弧部70bとは、装置幅方向で離間している。
このように、装置奥行方向において、ファン100における突出部136の収容体64に対する位置が決められている。つまり、突出部136と溝部70とは、装置奥行方向において、突出部136の収容体64に対する位置を決めるための位置決め手段として機能している。
また、突出部140は、十字状であって、図8に示されるように、本体部128の下面128bに形成されている。具体的には、突出部140は、下面128bから下方へ突出しており、板面が装置幅方向を向いた板部140aと、板面が装置奥行方向を向いた板部140bとを有している。
この突出部140の板部140aの装置奥行方向における両端部分は、上方から見て、図11(C)に示されるように、装置奥行方向において溝部70の両端から突出している。
このように、上方から見て、突出部140が、溝部70から突出することで、本体部128を上板66の表面66a側に配置してしまうと、突出部140と上板66の表面66aとが接触して、本体部128が上板66から大きく浮いてしまう。このように、本体部128が上板66から大きく浮くことで、作業者は、ファン100を収容体64に誤って配置したことに容易に気付く。つまり、突出部140は、ファン100を収容体64に誤って配置したことを、容易に気付かせる誤組防止手段として機能している。
〔突起150〕
突起150は、図7、図8に示されるように、ファン100において装置奥行方向の中央側の部分で、カバー部110の開口縁110aから収容体64側(図1参照)に突出している。具体的には、突起150は、開口縁110aにおいて上板66に形成された挿入孔82(図9参照)と対向している部分から下方へ突出している。また、突起150は、板面が装置奥行方向を向いた板状であって、装置奥行方向から見て、開口縁110a側が下底とされた等脚台形状とされている。そして、突起150の基端の長さ及び幅は、挿入孔82(図9参照)の長さ及び幅と比して小さくされており、突起150は、挿入孔82に挿入されている。
この突起150は、図11(B)に示されるように、装置奥行方向及び装置幅方向において、挿入孔82を形成する縁部82aから離間している。また、突起150の挿入孔82への挿入量(図1のS1)は、上板66に形成された凸部78と固定部116に形成された凹部116dとの嵌合量(図11(A)のS2)と比して、多くされている。挿入量とは、上板66の表面66aから突起150の下端までの上下方向の長さである。
この構成において、図6に示されるように、ファン100の突出部136を上板66の溝部70に配置し、ファン100の固定部116を上板66から離間した状態とする。この状態から、固定部116を上板66に近接させると、固定部116の凹部116dと凸部78とが嵌め合う前に、図5に示されるように、突起150の一部が挿入孔82に挿入される。これにより、固定部116の装置奥行方向における移動が制限され、固定部116の凹部116dと凸部78とが嵌め合わされる。
このように、突起150と挿入孔82とで、固定部116の凹部116dと凸部78とが嵌め合うように、固定部116の装置奥行方向における移動を制限する制限部152が構成されている。制限部152は、制限手段の一例である。
突起150と挿入孔82とでファン100の装置奥行方向における移動を制限する観点から、装置奥行方向における突起150と挿入孔82と離間距離(図11(B)に示すL1)は、小さい程好ましい。一方、突起150を挿入孔82へ挿入される作業性を向上させる観点から離間距離L1は、大きい程好ましい。この2個の観点から、離間距離L1は、0.2〔mm〕以上1.0〔mm〕以下が好ましく、0.3〔mm〕以上0.8〔mm〕以下がより好ましく、0.4〔mm〕以上0.6〔mm〕以下が特に好ましい。
このように、ファン100を収容体64に取り付ける取付構造200は、貫通孔116c及び凹部116dが形成された固定部116を有している。また、取付構造200は、本体部128、接触部132、突出部136及び突出部140が形成された押付部126を有している。さらに、取付構造200は、貫通部68、溝部70、案内部72、凸部78、挿入孔82及び固定孔76が形成された収容体64の上板66を有している。また、取付構造200は、ファン100のダクト部106に形成された突起150、ボルト210、及び溶接ナット90を有している。
(作用)
次に、ファン100を収容体64に取り付ける取付構造200を、ファン100を収容体64に取り付ける取付作業と共に説明する。本実施形態に係る取付構造200を説明する前に、比較形態に係るファン500を比較形態に係る収容体464に取り付ける取付構造を、ファン500を収容体464に取り付ける取付作業と共に説明する。先ず、比較形態に係る収容体464及びファン500の構成について説明する。なお、収容体464及びファン500の構成については、本実施形態に係る収容体64及びファン100の構成と異なる部分を主に説明する。
〔収容体464〕
収容体464は、図20に示されるように、上方を向いた上板66を有している。さらに、上板66には、表裏を貫通する貫通部68、固定孔76、及び差込口480が形成されている。
−差込口480−
差込口480は、装置幅方向において、貫通部68を挟んで固定孔76の反対側で、貫通部68側が開口している。具体的には、装置奥行方向から見て階段状の階段材482が設けられており、階段材482は、板材を折り曲げて形成されている。この階段材482は、上板66の表面に固定された基板482aと、上板66と上下方向で離間した離間板482bと、離間板482bの端部と基板482aの端部とを連結する連結板482cとを有している。そして、上板66の表面66aと離間板482bとの間の空間が、差込口480とされている。また、離間板482bにおいて貫通部68側の部分は、上方に折り曲げられている。
〔ファン500〕
ファン500は、図18、図19に示されるように、回転部102、本体部104、及びダクト部106を有している。さらに、ファン500は、ファン500を収容体64に取り付けるために用いられる固定部516、及び差込部526を有している。
−固定部516−
固定部516は、板状とされ、樹脂材料を用いてダクト部106と一体的に形成されており、図18、図19に示されるように、ファン500の装置幅方向の一方側の部分に形成されている。
また、固定部516は、上方を向いた上面516aと下方を向いた下面516bとを有している。ファン500が収容体464に取り付けられた状態で、下面516bが、上板66の表面66aと面で接触している(図16参照)。さらに、固定部116において上板66に形成された固定孔76(図20参照)と対向する位置には、表裏を貫通した円状の貫通孔516cが形成されている。
この構成において、ボルト210を固定部516の貫通孔516c及び上板66の固定孔76に通して溶接ナット90に締め込む。これにより、固定部516は、上板66の表面66a側から収容体464に固定される。
−差込部526−
差込部526は、板状とされ、樹脂材料を用いてダクト部106と一体的に形成されており、図18、図19に示されるように、ファン500の装置幅方向の他方側の部分に形成されている。
この差込部526は、上方を向いた上面526aと下方を向いた下面526bとを有している。そして、差込部526は、収容体464の差込口480に差し込まれるようになっている(図16参照)。
〔ファン500を収容体464に取り付ける取付作業〕
ファン500を収容体464に取り付ける場合には、先ず、図17に示されるように、ファン500を上板66の表面66aに載せる。具体的には、ファン500の差込部526が、差込口480に対して装置幅方向の一方側に配置され、かつ、ファン500の固定部516の貫通孔516cが、上板66の固定孔76に対して装置幅方向の一方側に配置されるように、ファン500を上板66に載せる。
次に、図16に示されるように、ファン500を装置奥行方向の他方側へ移動させ、ファン500の差込部526を差込口480へ差し込む。さらに、目視で、ファン500の固定部516の貫通孔516cと、上板66の固定孔76とを合せる(重ねる)。
この状態で、ボルト210を固定部516の貫通孔516c及び上板66の固定孔76に通して溶接ナット90に締め込む。これにより、固定部516が上板66の表面66a側から収容体464に固定されることで、ファン500は、収容体464に取り付けられる。
〔ファン100を収容体64に取り付ける取付作業〕
ファン100を収容体64に取り付ける場合には、先ず、ファン100を上板66の表面66a側から上板66へ近接させ、図3、図6に示されるように、押付部126の本体部128を貫通部68から収容体64の内部に差し差し込む。そして、突出部136を溝部70に配置させる。具体的には、突出部136を貫通部68側から溝部70へ移動させることで、案内部72を構成する縁部に突出部136を接触させて突出部136を溝部70へ案内させ、突出部136を溝部70に配置させる。
突出部136を溝部70に配置させることで、装置奥行方向において、突出部136の収容体64に対する位置が規制される。換言すると、装置奥行方向において、突出部136の収容体64に対する位置が決められる。また、この状態で、ファン100の突起150及び固定部116は、上板66と上下方向で離間している。
次に、ファン100の固定部116を上板66へ近接させ、図2、図5に示されるように、ファン100の突起150の一部を、上板66に形成された挿入孔82に挿入させる。これにより、固定部116の凹部116dと、上板66の凸部78とが嵌め合うように、固定部116の装置奥行方向における移動が制限される。この状態で、固定部116の凹部116dと、上板66の凸部78とが上下方向で離間している。
次に、ファン100の固定部116を上板66へさらに近接させ、図1、図4に示されるように、固定部116の凹部116dと上板66の凸部78とを嵌め合せ、固定部116の下面116bを上板66の表面66aに接触させる。これにより、カバー部110の開口縁110aと上板66の表面66aとが接触する。
固定部116の凹部116dと上板66の凸部78とを嵌め合わせることで(図11(A)参照)、装置奥行方向及び装置幅方向において、凹部116dの収容体64に対する位置が規制される。換言すると、装置奥行方向及び装置幅方向において、凹部116dの収容体64に対する位置が決められる。また、カバー部110の開口縁110aと上板66の表面66aとが接触することで、上下方向において、ファン100の収容体64の上板66に対する位置が規制される。さらに、前述したように、装置奥行方向において、突出部136の収容体64に対する位置が規制されている。
以上より、ファン100の収容体64に対する装置上下方向、装置奥行方向及び装置幅方向の位置が決められる。これにより、ファン100の固定部116の貫通孔116cと、上板66の固定孔76とが重なる。
また、この状態で、図10に示されるように、押付部126の本体部128のダクト部106側の部分M1が弾性変形することで、接触部132が裏面66bに押し付けられる。
さらに、図1に示されるように、ボルト210を固定部116の貫通孔116c及び上板66の固定孔76に通して溶接ナット90に締め込む。これにより、固定部116が上板66の表面66a側から収容体64に固定されることで、ファン100は、収容体64に取り付けられる。なお、上記動作については、一連の動作とすることができる。
(まとめ)
以上説明したように、比較形態に係るファン500を収容体464に取り付ける取付構造では、ファン500の装置奥行方向の他側の部分は、ファン500の差込部526が収容体464の差込口480へ差し込まれることで、上下方向の移動が制限されている。一方、本実施形態に係るファン100を収容体64に取り付ける取付構造200では、ファン100の装置奥行方向の他側の部分は、ファン100の押付部126に形成された接触部132が上板66の裏面66bに押し付けられることで、上下方向の移動が制限されている。
これにより、本実施形態の取付構造200では、比較形態に係る取付構造と比して、ファン100が収容体64に対してがたつくのが抑制される。
また、取付構造200では、接触部132は、押付部126の本体部128の上面128aに形成され、装置奥行方向に延びている。具体的には、接触部132は、装置奥行方向において上面128aの一端側の部分から他端側の部分まで延びている。このため、接触部が装置奥行方向において本体部の中央側の部分にだけ配置されている場合と比して、装置奥行方向にがたつくのが抑制される。
また、取付構造200では、前述したように、接触部132は、装置奥行方向において上面128aの一端側の部分から他端側の部分まで延びている。接触部が装置奥行方向において本体部の一方側の部分及び他方側の部分にだけ配置されている場合と比して、接触部に作用する圧力が弱くなることで接触部の変形が抑制される。これにより、ファン100の姿勢が安定する。
また、取付構造200では、押付部126における本体部128の上面128aから突出する突出部136の装置奥行方向の位置を規制する溝部70が上板66に形成されている。これにより、本体部の上面が平面だけで形成されている場合と比して、上板66の裏面66bにおいて押付部126が押し付けられる位置がばらつくのが抑制される。
また、取付構造200では、ファン100を装置幅方向の一方側から他方側へ移動させる場合に、突出部136を溝部70に案内する案内部72が上板66に形成されている。このため、ファン100を装置幅方向の一方側から他方側へ移動させる場合に、目視だけで突出部を溝部に移動させる場合と比して、突出部136が溝部70に容易に配置される。
また、取付構造200では、上方から見て、本体部128の下面128bに形成された突出部140が、溝部70から突出している。そこで、本体部128を上板66の表面66a側に配置してしまうと、突出部140と上板66の表面66aとが接触して、本体部128が上板66から大きく浮いてしまう。このように、本体部128が上板66から大きく浮くことで、作業者は、ファン100を収容体64に誤って取り付けたことに容易に気付く。これにより、本体部の下面が平面だけで形成されている場合と比して、ファン100を収容体64に誤って取り付けたことが容易に気付く。
また、取付構造200では、ファン100において装置幅方向の一方側の固定部116には、上板66に形成された凸部78と嵌め合う凹部116dが形成されている。このため、ファン100が収容体64に位置決めされる。
また、取付構造200では、突出部136が溝部70に配置された状態で、ファン100の固定部116を上板66へ近接させると、ファン100の突起150の一部が、上板66の挿入孔82に挿入される。そして、固定部116の凹部116dと、上板66の凸部78とが嵌め合うように、固定部116の装置奥行方向における移動が制限される。これにより、突出部136が溝部70に配置された状態で、ファン100の固定部116を上板66へ近接させるときに、固定部の装置奥行方向における移動が自由である場合と比して、固定部116の凹部116dが、上板66の凸部78に容易に嵌め合う。
また、取付構造200では、突起150の挿入孔82への挿入量(図1のS1)は、上板66に形成された凸部78と固定部116に形成された凹部116dとの嵌合量(図11(A)のS2)と比して、多くされている。このため、突起の挿入孔への挿入量が、凸部と凹部との嵌合量に対して少ない場合と比して、凹部116dが凸部78に嵌め合う前に、突起150が挿入孔82に挿入されることで、固定部116の凹部116dが、上板66の凸部78に容易に嵌め合う。
また、画像形成装置10では、比較形態に係る取付構造と比して、ファン100が収容体64に対してがたつくのが抑制されことで、ファン100の寿命(製品ライフサイクル)が短くなるのが抑制される。
また、画像形成装置10では、比較形態に係る取付構造と比して、ファン100のがたつきが抑制されることで、ファンからの振動音の発生が抑制される。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、接触部132が形成されたが、接触部132が形成されなくてもよい。この場合には、接触部132が形成されることで奏する作用は奏しない。
また、上記実施形態では、接触部132は、装置奥行方向に延びていたが、接触部が装置奥行方向において本体部128の一方側の部分及び他方側の部分にだけ配置されていてもよい。しかし、この場合には、接触部132が、装置奥行方向に延びていることで奏する作用は奏しない。
また、上記実施形態では、固定部116に凹部116dが形成され、上板66に凸部78が形成されたが、固定部に凸部が形成され、上板にこの凸部と嵌め合う凹部が形成されてもよい。
また、上記実施形態では、固定部116に凹部116dが形成され、上板66に凸部78が形成されたが、凹部及び凸部が形成されていなくてもよい。この場合には、貫通孔116cを固定孔76に目視で合わせなければならない。
また、上記実施形態では、固定部116の装置奥行方向における移動を制限する制限部152を備えたが、制限部を備えなくてもよい。この場合には、固定部116の凹部116dを目視で上板66に凸部78に嵌め合わせなければならない。
また、上記実施形態では、特に説明しなかったが、突起150の先端の厚さを薄くすることで、突起が容易に挿入孔に挿入される。
また、上記実施形態では、取付構造200によって、ファン100を収容体64に取り付けたが、取付構造200を用いて、他の機能部品を取り付けてもよい。例えば、取付構造200を用いて、センサ等を被取付部材に取り付けてもよい。
10 画像形成装置
12 画像形成部(画像形成手段の一例)
60 制御基板
64 収容体(被取付手段の一例)
66 上板(板部分の一例)
66a 表面
66b 裏面
68 貫通部
70 溝部
72 案内部
78 凸部
82 挿入孔
100 ファン(取付手段、機能部品の一例)
106 ダクト部(基部の一例)
116 固定部
116d 凹部
126 押付部
128 本体部
128a 上面
128b 下面
132 接触部
136 突出部
140 突出部(他の突出部の一例)
150 突起
152 制限部(制限手段の一例)
200 取付構造
210 ボルト(固定手段の一例)

Claims (11)

  1. 表裏を貫通する貫通部が形成された板部分を有する被取付手段と、
    前記被取付手段の表面に取り付けられる基部を有する取付手段であって、前記板部分の厚さ方向から見て、一方向の一方側の部分には固定手段によって前記表面側から前記被取付手段に固定されている固定部が形成され、前記一方向の他方側の部分には前記基部から前記貫通部を通して前記板部分の裏面側に配置されて前記裏面に押し付けられている押付部が形成されている取付手段と、
    を備える取付構造。
  2. 前記取付手段は、前記一方向に延びており、
    前記押付部には、前記裏面と接触する接触部が形成されており、前記接触部は、前記一方向に対して交差する交差方向において、少なくとも前記押付部の一方側の部分及び他方側の部分に配置されている請求項1に取付構造。
  3. 前記接触部は、前記交差方向に延びている請求項2に取付構造。
  4. 前記押付部には、前記被取付手段側に突出している突出部が形成されており、
    前記被取付手段には、前記貫通部側が開放されると共に前記突出部が配置され、前記一方向に対して交差する交差方向における前記突出部の位置を規制する溝部が形成されている請求項1〜3の何れか1項に取付構造。
  5. 前記被取付手段には、前記取付手段を前記一方向の一方側から他方側へ移動させて前記突出部を前記溝部に配置させる場合に、前記突出部を前記溝部に案内する案内部が形成されている請求項4に記載の取付構造。
  6. 前記押付部は、前記板部分の前記裏面に板面が対向した板状であると共に上面に前記突出部が形成された本体部と、前記本体部の下面から突出すると共に前記厚さ方向から見て前記溝部の溝幅と比して大きくされた他の突出部とを備える請求項4又は5に記載の取付構造。
  7. 前記取付手段の前記固定部には、前記被取付手段の表面側を向いた凹部又は凸部が形成されており、
    前記被取付手段には、前記取付手段の凹部又は凸部と嵌め合う凸部又は凹部が形成されている請求項4〜6の何れか1項に記載の取付構造。
  8. 前記取付手段の前記突出部が前記被取付手段の前記溝部に配置され、前記取付手段の前記固定部が、前記厚さ方向で前記被取付手段から離間した状態で、前記取付手段の前記固定部を前記被取付手段に近接させる場合に、前記固定部に形成された凹部又は凸部が、前記被取付手段の凸部又は凹部と嵌め合うように、前記固定部の前記交差方向における移動を制限する制限手段を備える請求項7に記載の取付構造。
  9. 前記制限手段は、前記取付手段において前記一方向の中央側の部分に形成され、前記被取付手段側に突出する突起と、前記被取付手段に形成され、前記突起が挿入される挿入孔とを備え、
    前記突起の前記挿入孔への挿入量は、前記固定部に形成された凹部又は凸部が、前記被取付手段の凸部又は凹部と嵌め合う嵌合量と比して、多い請求項8に記載の取付構造。
  10. 画像を形成する画像形成手段を備え、
    前記取付手段は、前記画像形成手段に作用する機能部品であって、
    前記機能部品が前記被取付手段に請求項1〜8の何れか1項に取付構造によって取り付けられている画像形成装置。
  11. 各部を制御する制御基板を備え、
    前記機能部品は、前記制御基板の板面に沿って空気の流れを生じさせるファンである請求項10に記載の画像形成装置。
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