JP7200261B2 - エラゴリクスを作製するプロセス - Google Patents

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Description

本発明は、式IIIの化合物、式IVの化合物、式Vの化合物、式VIの化合物、式VIIIの化合物、式IXの化合物、式XIVの化合物、式Xの化合物、式XIIの化合物、式XIIIの化合物、及び子宮内膜症に伴う中等度から重度の疼痛の治療に適応するゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)受容体拮抗薬であるエラゴリクスナトリウムを調製するプロセスに関する。
Figure 0007200261000001
Orilissa(エラゴリクスナトリウム;以前はNBI-56418又はABT-620として知られていた)は、女性の子宮内膜症に伴う疼痛の治療に使用されるゴナドトロピン放出ホルモン拮抗薬(GnRHアンタゴニスト)である。Orilissaは、女性の子宮筋腫の治療用にも開発中である。
Orilissaは、米国において2018年7月23日に子宮内膜症に伴う疼痛治療のため、FDAに承認された。10年超の間で、子宮内膜症の治療のためにFDAに承認されるべき最初の新薬であった。エラゴリクスは、初めてかつ現在唯一市販されている新種のGnRH調節因子であり、これらの非ペプチド及び小分子の特徴、並びに経口作用のため、「第二世代」とされている。
エラゴリクスの調製は国際公開第2005/007165号に開示された。
Figure 0007200261000002
化合物V、IX、XII及びXIIIは、エラゴリクスの調製における重要中間体である。化合物XXIIから化合物XIIIへの別の合成経路も開示された。
Figure 0007200261000003
国際公開第2005/007165号において、化合物XVIIIは市販のバルク材料ではないため、化合物Vを調製するための技術的解決法は、高価な出発物質XVIIIを使用する必要がある。化合物IXを調製するため、化合物Vを尿素と反応させて化合物XIXを作製し;化合物XIXを15当量のアセチルケテン、ヨウ化ナトリウム及びクロロトリメチルシランで処理する。化合物Vからの化合物IXの収率は58%であり、非経済的な合成プロセスとなる。化合物XIIIを調製する2つの経路が開示されているが、両経路とも化合物XXIIから開始し、鈴木カップリング反応に大量の触媒を必要とする。
エラゴリクスを調製する別の経路は国際公開第2009/062087号に開示された。
国際公開第2009/062087号において、化合物Vの調製は国際公開第2005/007165号の方法と同じである。化合物IXを調製するため、p-トルエンスルホン酸を触媒として用い、化合物XIXをtert-ブチルアセトアセタートと反応させる。化合物Vからの化合物IXの収率は46%と低く、好ましくない。化合物XIIを調製するため、化合物Xを化合物XXVと反応させる。その副生成物はメタンスルホン酸であり、メタンスルホン酸の残渣は潜在的な遺伝毒性不純物であるメタンスルホン酸エステルを形成する場合がある。化合物XIIIを調製するため、メタンスルホン酸を用いることもあるが、同様に潜在的な遺伝毒性不純物の問題をもたらす場合がある。
Figure 0007200261000004
技術的課題:エラゴリクスの中間体である化合物V及び化合物IXの現在のプロセスは、高い原料コストを必要とし、低収率となる。化合物XII及び化合物XIIIについては加工コストが高く、遺伝毒性不純物の問題がある。大規模に実現可能な調製経路は、大量製造に関するこれらの問題を克服する必要がある。
本発明の目的は、エラゴリクス、並びに式IIIの化合物、式IVの化合物、式Vの化合物、式VIIIの化合物、式IXの化合物、式XIVの化合物、式Xの化合物、式XIIの化合物、及び式XIIIの化合物の7つの中間体を調製するための費用効果が高く、大規模に実現可能なプロセスを提供することである。
本願の1つの目的は、化合物III、化合物IV及び化合物Vを調製することである。
本願の更なる目的は、化合物VIII及び化合物IXを調製する方法を提供することである。
本願の更なる目的は、化合物Xを調製する方法を提供することである。
本願の更なる目的は、化合物XII及び化合物XIIIを調製する方法を提供することである。
本願の更なる目的は、エラゴリクス及びエラゴリクスナトリウムを調製するプロセスを提供することである。
本願は、化合物III、化合物IV及び化合物Vを調製するプロセスを提供する。
Figure 0007200261000005
式中、RはH、メチル又はエチルからなる群から選択される置換基である。
特定の実施形態において、各反応工程の反応条件を以下に詳しく述べる。
式Iの化合物及び式IIの化合物から式IIIの化合物の合成:
Figure 0007200261000006
化合物Iは市販のバルク材料であり、化合物IIを分離することなく、連続反応により化合物IIIを効率的に調製することができる。
有機溶媒中、有機リチウム試薬及びアミン添加物の存在下で化合物IをDMFと反応させて、化合物IIを調製する。有機溶媒はテトラヒドロフラン、メチルテトラヒドロフラン、n-ヘプタン、n-ヘキサン、トルエン、キシレン、及びこれらの混合物から選択されるのが好ましい。好ましくは、溶媒はテトラヒドロフランである。アミン添加物はテトラメチルエチレンジアミン、ジイソプロピルアミン、ジエチルアミン、ジ-sec-ブチルアミン又はペンタメチルジエチレントリアミンのうちの1つ又は複数であるのが好ましい。好ましくは、アミン添加物はテトラメチルエチレンジアミン及びジイソプロピルアミンである。有機リチウム試薬は、n-ブチルリチウム、tert-ブチルリチウム、イソブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムビス(トリメチルシリル)アミドのうちの1つであるのが好ましい。好ましくは、有機リチウム試薬はn-ブチルリチウムである。好ましくは、反応温度は-60~-80℃である。
塩基の存在下、10~50℃で化合物IIをアルコキシアミン又はヒドロキシルアミン塩酸塩と反応させて、化合物IIIを調製する。塩基は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、トリエチルアミン、N,N-ジイソプロピルエチルアミン、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、及び重炭酸ナトリウムから選択されるのが好ましい。より好ましくは、塩基は重炭酸ナトリウムである。
化合物IIの沸点及び揮発性が低いため、溶液から分離することなく、そのまま化合物IIIの調製に用いる。
式IIIの化合物から式IVの化合物の合成:
Figure 0007200261000007
アルコール溶媒中、10~70℃、遷移金属触媒の存在下、水素雰囲気下で化合物IIIをジ-tert-ブチルジカーボナートと反応させて、化合物IVを調製する。アルコール溶媒はメタノール、エタノール、イソプロパノール及びこれらの混合物から選択されるのが好ましい。好ましくは、溶媒はメタノールである。遷移金属触媒はラネーNi又はPd/Cから選択されるのが好ましい。より好ましくは、遷移金属触媒はラネーニッケル、水素圧は0.1~5.0MPaであり、より好ましくは、水素圧は0.2~0.5MPaである。好ましくは、反応温度は20~40℃である。
式IVの化合物から式Vの化合物の合成:
Figure 0007200261000008
酸の存在下、10~70℃で化合物IVを反応させて、化合物V又はその塩である化合物VIを調製する。好ましくは、酸は塩酸である。好ましくは、反応温度は20~40℃である。
Figure 0007200261000009
化合物IIIをラネーNi及びH2でそのまま還元することができ、化合物Vが調製されるが、このようなプロセスでは不純物Aが形成される。ジ-tert-ブチルジカーボナートを添加すると、不純物Aの形成を効果的に制御することができることが分かっている。更に、我々は、この方法が不純物Bの形成を効果的に制御することができることを予想外に見出した。不純物Bは化合物Vと類似の構造を有し、最終的な製品品質に、より大きな悪影響を及ぼす。この改善された方法は、不純物A及びBを除去することにより、最終的な製品品質を効果的に向上させることができる。
Figure 0007200261000010
先行技術と比較し、本方法は以下の利点を有する。
1.反応条件は穏やかである。ホウ素ヒドリド又はZn粉末など、爆発性の試薬は必要でないため、より環境に優しく、安全である。
2.連続反応により、生成物の分離に起因する生成物の損失が低減し、生産効率が高まる。
3.不純物の形成が効果的に低減される。
4.本プロセスでは安価な市販の出発物質が用いられ、原料コストが低減される。
本願は、化合物VIIIから化合物IXを調製するプロセスを提供する。
特定の実施形態において、各反応工程の反応条件を以下に詳しく述べる。
式VIIIの化合物から式IXの化合物の合成:
Figure 0007200261000011
有機溶媒中、50~200℃で化合物VIIIを反応させて、化合物IXを調製する。有機溶媒は、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、n-ブタノール、tert-ブタノール、1,4-ジオキサン、ジメチルスルホキシド、N-メチルピロリドン、スルホラン及びこれらの混合物から選択されるのが好ましい。好ましくは、有機溶媒はジメチルホルムアミド、N-メチルピロリドンである。より好ましくは、有機溶媒はジメチルホルムアミドである。好ましくは、反応温度は80~160℃である。
式Vの化合物及び式VIIの化合物から式VIIIの化合物の合成:
Figure 0007200261000012
化合物VIIは、酢酸及び無水酢酸中、マロン酸及びチオシアン酸カリウムから容易に調製することができる。
有機溶媒中、50~200℃で化合物Vを化合物VIIと反応させて、化合物VIIIを調製する。有機溶媒はジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、メチルテトラヒドロフラン、イソプロパノール、n-ブタノール、tert-ブタノール、ジオキサン、ジメチルスルホキシド、N-メチルピロリドン、シクロブタノン及びこれらの混合物から選択されるのが好ましい。より好ましくは、有機溶媒はイソプロパノールである。好ましくは、化合物VIIのモル当量は0.8から5である。好ましくは、化合物VIIのモル当量は1から3である。好ましくは、反応温度は80~160℃である。
式VIの化合物及び式VIIの化合物から式VIIIの化合物の合成:
Figure 0007200261000013
有機溶媒中、50~200℃、塩基の存在下で化合物VIを化合物VIIと反応させて、化合物VIIIを調製する。塩基は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、トリエチルアミン、N,N-ジイソプロピルエチルアミン、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、及び重炭酸ナトリウムから選択されるのが好ましい。より好ましくは、塩基は水酸化ナトリウムである。有機溶媒はジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、メチルテトラヒドロフラン、イソプロパノール、n-ブタノール、tert-ブタノール、ジオキサン、ジメチルスルホキシド、N-メチルピロリドン及びシクロブタノンから選択されるのが好ましい。より好ましくは、有機溶媒はイソプロパノールである。好ましくは、化合物VIIのモル当量は0.8から5である。より好ましくは、化合物VIIのモル当量は1から3である。好ましくは、反応温度は80~160℃である。
式Vの化合物及び式VIIの化合物から式IXの化合物の合成:
Figure 0007200261000014
有機溶媒中、50~200℃で化合物Vを化合物VIIと反応させて、化合物IXを調製する。有機溶媒はジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、メチルテトラヒドロフラン、イソプロパノール、n-ブタノール、tert-ブタノール、ジオキサン、ジメチルスルホキシド、N-メチルピロリドン及びシクロブタノンから選択されるのが好ましい。より好ましくは、有機溶媒はジメチルホルムアミドである。好ましくは、化合物VIIのモル当量は1から10である。好ましくは、化合物VIIのモル当量は1から3である。好ましくは、反応温度は100~150℃である。
先行技術と比較し、本方法は以下の利点を有する。
1.本プロセスは効率的であり、原子経済が高い。
2.本プロセスの収率は高く、エラゴリクス及びエラゴリクスナトリウムを合成するコストは大きく低減される。
3.本プロセスの分離作業は簡素で、不純物除去は容易であり、生成物の純度は高い。
本発明は化合物Xを調製するプロセスを提供する。
特定の実施形態において、各反応工程の反応条件を以下に詳しく述べる。
式IXの化合物から式Xの化合物の合成:
Figure 0007200261000015
式IXの化合物をN-ヨードスクシンイミドと反応させて、式XIVの化合物を調製する。触媒としてメタンスルホナト[トリ(tert-ブチル)ホスフィン(2’-アミノ-1,1’-ビフェニル-2-イル)]パラジウム(II)を用い、式XIVの化合物を式XVの化合物と反応させて、式Xの化合物を作製する。
先行技術と比較し、本方法は以下の利点を有する。
1.作製中、N-ヨードスクシンイミドの取り扱いは容易である。
2.触媒として用いるメタンスルホナト[トリ(tert-ブチル)ホスフィン(2’-アミノ-1,1’-ビフェニル-2-イル)]パラジウム(II)は、Pd(OAc)2及びトリ-tert-ブチルホスフィンリガンドの組合せよりも空気及び水分に感受性が低く、反応をより強固にする。
本願は、化合物XII及び化合物XIIIを調製するプロセスを提供する。
特定の実施形態において、各反応工程の反応条件を以下に詳しく述べる。
式Xの化合物及び式XIの化合物から式XIIの化合物の合成:
Figure 0007200261000016
光延反応条件下、有機溶媒の存在下で、式Xの化合物を式XIの化合物と反応させて、化合物XIIを調製する。有機溶媒はジクロロメタン、トルエン、1,4-ジオキサン、テトラヒドロフラン、メチルテトラヒドロフラン及びこれらの混合物から選択されるのが好ましい。より好ましくは、有機溶媒はテトラヒドロフランである。
式XIIの化合物から式XIIIの化合物の合成:
Figure 0007200261000017
式XIIの化合物を酸性条件下で反応させて、式XIIIの化合物を調製する。酸はメタンスルホン酸、塩酸、硫酸、トリフルオロ酢酸及びこれらの混合物から選択されるのが好ましい。好ましくは、酸は塩酸である。好ましくは、反応温度は50~60℃である。
式Xの化合物及び式XIの化合物から式XIIIの化合物の合成:
Figure 0007200261000018
化合物XIIを分離することなく、テレスコーピングつまり連続反応において式Xの化合物及び式XIの化合物から、式XIIIの化合物を調製することができる。
先行技術と比較し、本方法は以下の利点を有する。
1.大規模な連続反応に好適な簡素化した反応プロセスである。
2.反応プロセスにおいて潜在的な遺伝毒性物質の使用を回避し、このプロセスをより環境に優しく、より安全にする。
実施例
実施例1:化合物IIの合成
Figure 0007200261000019
丸底フラスコに化合物I(20g)、テトラメチルエチレンジアミン(15.6g)、ジイソプロピルアミン(0.6g)及びTHF(200mL)を添加し、混合物を-60~-78℃に冷却した。n-BuLiのヘキサン溶液(53.5mL、2.5M)を-60~-78℃で添加し、反応混合物を-60~-78℃で1時間攪拌した。DMF(13.4g)を-60~-78℃で添加した。反応終了後、反応混合物を飽和NH4Cl溶液(100mL)で停止させた。層に分離させ、有機相を真空下で濃縮した。ヘキサンで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィで粗物質を精製して、黄色油として化合物IIを得た(1.1g、収率4.5%、純度99.0%)。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ10.46(s,1H)7.71(m,1H),7.64(d,J=7.6Hz,H),7.44(t,J=9.2Hz,1H)。
実施例2:化合物IIIの合成
Figure 0007200261000020
100Lの反応器にTHF(25L)、化合物I(2.5Kg)、テトラメチルエチレンジアミン(1.95Kg)及びジイソプロピルアミン(77.5g)を添加し、混合物を-60~-78℃に冷却した。n-BuLiのヘキサン溶液(4.55Kg、2.5M)を-60~-78℃で添加し、反応混合物を-60~-78℃で1時間攪拌後、DMF(1.68Kg)を-60~-78℃で添加した。反応終了後、反応混合物を-40~-20℃に温め、反応混合物を20%AcOH水溶液に注いだ。層に分離させ、有機層にヒドロキシルアミン塩酸塩(1.27Kg)及び重炭酸ナトリウム(1.02Kg)を添加し、反応混合物を15~25℃で1時間攪拌した。反応終了後、反応混合物にHCL溶液を添加した。層に分離させ、生成物をEtOH/H2Oで結晶化させて、オフホワイト固体として生成物を得た(2.27Kg、収率72%、純度99.3%)。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ11.94(s,1H),8.22(dd,1J=4.0Hz,2J=2.0Hz,1H),7.68-7.63(m,3H)。
質量:[M+H]+:208.1。
実施例3:化合物IVの合成
Figure 0007200261000021
20Lの反応器にMeOH(7.1Kg)、ラネーNi(100g)、ジ-tert-ブチルジカーボナート(1.06Kg)及び化合物III(500g)を添加し、反応器を3回脱ガスし、H2(0.3MPa)を再充填した。混合物をH2(0.1~0.3MPa)下、20~40℃で撹拌した。反応終了後、反応混合物をろ過して、ラネーNiを除去し、ろ液の1/25を乾燥状態まで濃縮した。ヘプタン/EAで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィで粗生成物を精製して、白色固体として生成物を得た(19.01g、収率95.05%)。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.47(d,J=8.0Hz,1H),7.43-7.38(m,1H),7.32-7.29(m,1H),4.56(d,J=6.8Hz,1H),1.45(s,9H)。
質量:[M-tBu+H]+:238.1。
実施例4:化合物VIの合成
Figure 0007200261000022
20Lの反応器にMeOH(7.1Kg)、ラネーNi(100g)、ジ-tert-ブチルジカーボナート(1.06kg)及び化合物III(500g)を添加し、反応器を3回脱ガスし、H2(0.3MPa)を再充填した。混合物をH2(0.1~0.3MPa)下、20~40℃で撹拌した。反応終了後、反応混合物をろ過して、ラネーNiを除去した。ろ液を1.5Lに濃縮した後、30%HClのEtOH溶液(535g)を添加し、混合物を30~40℃で3時間撹拌した。反応終了後、溶媒をIPACに交換し、得られた懸濁液をろ過して、白色固体として生成物を得た(482g、収率87%)。HPLCにより、化合物VI、不純物A及び不純物Bの比率が99.9:0.1:0であることが示された。
質量:[M+H]+:194.1。
実施例5:化合物Vの合成
Figure 0007200261000023
5Lの反応器中のH2O(2L)、MTBE(1.5L)及び化合物VI(475g)の混合物に、25%NaOH(331g)を滴加した。反応終了後、層に分離させ、水層をMTBE(1.5L)で抽出した。まとめた有機相をH2Oで洗浄し、乾燥状態まで濃縮した。生成物を真空蒸留により無色油として得た(367.9g、収率92.1%)。
質量:[M+H]+:194.1。
実施例6:化合物Vの合成
Figure 0007200261000024
2Lの反応器にMeOH(1L)、ラネーNi(40g)及び化合物III(200g)を添加し、反応器を3回脱ガスし、H2(3.0~4.0MPa)を再充填した。混合物をH2(2.0~3.5MPa)下、60~70℃で撹拌した。反応終了後、反応混合物をろ過して、ラネーNiを除去した。HPLCにより、化合物V、不純物A及び不純物Bの比率が90.2:0.9:8.9であることが示された。
実施例7:化合物Vの合成
Figure 0007200261000025
250mLの反応器に、MeOH(100mL)、Pd/C(1g)、HCl(8mL)及び化合物III(10g)を添加し、反応器を3回脱ガスし、H2を再充填した。混合物をH2(2.0~3.0MPa)下、60~70℃で撹拌した。反応終了後、HPLCにより、化合物V、不純物A及び不純物Bの比率が97.7:0.1:2.2であることが示された。
実施例8:化合物VIIIの合成
Figure 0007200261000026
100mL丸底フラスコにイソプロパノール(50mL)、化合物V(5g)及び化合物VII(5.33g)を添加し、反応混合物を80~90℃に3時間加熱した。反応終了後、H2O(100mL)を反応混合物に添加し、混合物をDCMで抽出(extract)し、有機相を濃縮した。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィで精製して、黄色固体として生成物を得た(9.2g、収率98%、純度98.0%)。
1H NMR(400MHz,DMSO)δ12.91(s,1H),11.66(s,1H),7.73(dd,J=7.4,4.5Hz,3H),4.94(d,J=5.0Hz,2H),2.69(s,3H)。
実施例9:化合物VIIIの合成
Figure 0007200261000027
5Lの反応器にIPA(3.2L)、NaOH(70g)、化合物VI(400g)及び化合物VII(358.7g)を添加し、反応混合物を80~90℃に2時間加熱した。反応終了後、反応混合物を15~25℃に冷却した。得られた懸濁液をろ過して、淡黄色固体として生成物を得た(650g、収率104.5%、純度98.9%)。
実施例10:化合物IXの合成
Figure 0007200261000028
100mL丸底フラスコにDMF(25mL)及び化合物VIII(5g)を添加し、反応混合物を120~130℃に8時間加熱した。反応終了後、H2O(50mL)を反応混合物に添加した。得られた懸濁液をろ過して、淡黄色固体として生成物を得た(3.44g、収率82.5%、純度98.0%)。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.03(s,1H),7.56(d,J=7.8Hz,1H),7.46-7.41(m,1H),7.30-7.25(m,1H),5.61(s,1H),5.38(s,2H),2.17(s,3H)。
質量:[M+H]+:303.1。
実施例11:化合物IXの合成
Figure 0007200261000029
50mL丸底フラスコにDMF(5mL)、化合物V(1g)及び化合物VII(1.07g)を添加し、反応混合物を140℃に0.5時間加熱した。反応終了後、H2O(15mL)を50~60℃で反応混合物に添加した。得られた懸濁液をろ過し、ケーキをEtOH(1mL)で洗浄して、白色固体として生成物を得た(1.05g、収率67%、純度98.6%)。
実施例12:化合物Xの合成
Figure 0007200261000030
50mL丸底フラスコにAcOH(20mL)、化合物IX(2g)及びN-ヨードスクシンイミド(1.5g)を添加し、反応混合物を50℃に1時間加熱した。反応終了後、H2O(10mL)を反応混合物に添加した。得られた懸濁液をろ過し、ケーキをMeOH(4mL)で洗浄した。固体をMeOH(20mL)でスラリーにして、白色固体として生成物を得た(2.3g、収率82%、純度96.1%)。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ11.75(s,1H),77.67-7.61(m,1H),7.59-7.50(m,2H),5.39(s,1H),2.56(s,3H)。
1.0Lの反応器に化合物XIV(30g)、化合物XV(13.1g)、アセトン(90mL)及び14.4%KOH溶液(113g)を添加し、反応混合物をN2で1時間脱ガスした。メタンスルホナトトリ(tert-ブチル)ホスフィン(2’-アミノ-1,1’-ビフェニル-2-イル)パラジウム(II)(200mg)を添加し、反応混合物を50℃で撹拌した。反応終了後、AcOH(8.4g)を添加した。得られた懸濁液をろ過し、ケーキをH2O(60mL)及びMeOH(120mL)で洗浄して、オフホワイト固体として生成物を得た(21.6g、収率72.3%、純度98%)。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ11.59(s,1H),7.67-7.65(m,1H),7.59-7.56(m,2H),7.17-7.13(m,2H),6.76-6.72(m,1H),5.34(s,2H),3.85(s,3H),2.05(s,3H)。
実施例13:化合物XIIの合成
Figure 0007200261000031
50mL丸底フラスコにDMF(9mL)、化合物X(1.5g)、炭酸カリウム(1.22g)及び化合物XXV(1.44g)を添加し、反応混合物を55℃で16時間撹拌した。反応終了後、H2Oを反応混合物に添加した。混合物をIPACで抽出し、有機相を乾燥状態まで濃縮した。IPAC/ヘプタンで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィで粗生成物を精製して、生成物を得た(1.65g、収率86%、純度92%)。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.58(d,J=7.9Hz,1H),7.43(m,3H),7.34(t,J=7.4Hz,2H),7.31-7.23(m,2H),7.16(t,J=8.0Hz,1H),7.01(t,J=8.1Hz,1H),6.86(t,J=6.9Hz,1H),5.78(t,J=8.4Hz,1H),5.62(m,1H),5.45(m,1H),5.13(m,1H),4.37(m,1H),4.13(m,1H),3.92(s,3H),2.10(s,3H),1.37-1.17(m,9H)。
質量:[M+H-Boc]+546.1。
実施例14:化合物XIIの合成
Figure 0007200261000032
250mL丸底フラスコ中のTHF(150mL)、化合物X(10.0g)、化合物XI(6.97g)及びPPh3(9.23g)の混合物に、アゾジカルボン酸ジイソプロピル(7.12g)を20~30℃で滴加した。反応終了後、HPLCにより所望の生成物XIIが形成されたことが示された。
実施例15:化合物XIIIの合成
Figure 0007200261000033
5Lの反応器中のTHF(3.0L)、化合物X(200.0g)、化合物XI(139.1g)及びPPh3(184g)の混合物に、アゾジカルボン酸ジイソプロピル(142g)を20~30℃で滴加した。1時間後、濃HCl(187.6g)を添加し、反応混合物を50~60℃で加熱、撹拌した。反応終了後、混合物を1Lに濃縮し、IPAC及び炭酸カリウム水溶液を添加した。層に分離させ、有機層にH3PO4溶液を添加した。層に分離させ、水層をIPACで3回洗浄し、水層のpHを炭酸カリウム水溶液で8~9に調節した。混合物をIPACで抽出し、有機相を濃縮した。粗生成物をIPAC/ヘプタンで再結晶して、白色固体として生成物を得た(210g、収率82.1%、純度99.8%)。
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ7.67-7.65(m,1H),7.59-7.53(m,2H),7.29-7.25(m,4H),7.20-7.14(m,3H),6.76-6.61(m,1H),5.35-5.33(m,2H),4.12-4.10(m,1H),3.96-3.89(m,2H),3.86(s,3H),2.10(s,3H)。
質量:[M+H]+546.2。

Claims (20)

  1. 有機溶媒中、式VIIIの化合物式IXの化合物に変換する下記工程と、
    Figure 0007200261000034

    前記式IXの化合物をエラゴリクス又はエラゴリクスナトリウムに変換する工程と、
    を含む、化合物のエラゴリクス又はエラゴリクスナトリウムを作製する方法。
  2. 前記有機溶媒がジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、n-ブタノール、tert-ブタノール、1,4-ジオキサン、ジメチルスルホキシド、N-メチルピロリドン、スルホラン及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項に記載の方法。
  3. 前記有機溶媒がジメチルホルムアミド又はN-メチルピロリドンである、請求項に記載の方法。
  4. 前記式IXの化合物をエラゴリクス又はエラゴリクスナトリウムに変換する工程が、
    酢酸の存在下、前記式IXの化合物をN-ヨードスクシンイミドと反応させることにより、式XIVの化合物を調製する下記工程と、
    触媒としてメタンスルホナト[トリ(tert-ブチル)ホスフィン(2’-アミノ-1,1’-ビフェニル-2-イル)]パラジウム(II)の存在下、前記式XIVの化合物を式XVの化合物と反応させることにより、Xの化合物を調製する下記工程と、
    Figure 0007200261000035
    を含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記式IXの化合物をエラゴリクス又はエラゴリクスナトリウムに変換する工程が、溶媒中、前記式Xの化合物を式XIの化合物と反応させることにより、式XIIの化合物を調製する下記工程をさらに含む、請求項4記載の方法。
    Figure 0007200261000036
  6. 前記溶媒がジクロロメタン、トルエン、1,4-ジオキサン、テトラヒドロフラン、メチルテトラヒドロフラン及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項に記載の方法。
  7. 前記溶媒がテトラヒドロフランである、請求項に記載の方法。
  8. 前記式IXの化合物をエラゴリクス又はエラゴリクスナトリウムに変換する工程が、前記式XIIの化合物を酸と反応させることにより、式XIIIの化合物を調製する下記工程をさらに含む、請求項5に記載の方法。
    Figure 0007200261000037
  9. 前記酸が塩酸である、請求項に記載の方法。
  10. 前記式IXの化合物をエラゴリクス又はエラゴリクスナトリウムに変換する工程が、ワンポットプロセスをさらに含み、前記ワンポットプロセスが、
    前記式Xの化合物及びXIの化合物の光延反応により、XIIの化合物を作製する下記工程と、前記式XIIの化合物のBoc基の酸脱保護によりXIIIの化合物を作製する下記工程とを含む、請求項4に記載の方法。
    Figure 0007200261000038
  11. 前記酸脱保護が塩酸存在下に行われる、請求項10に記載の方法。
  12. Z配置又はE配置又はこれらの混合物を有する式VIIIの化合物。
    Figure 0007200261000039
  13. 溶媒中、式VIIの化合物をVの化合物又はその塩と反応させる下記工程を含む、請求項12記載の前記式VIIIの化合物を調製する方法。
    Figure 0007200261000040
  14. 前記溶媒がジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、メチルテトラヒドロフラン、イソプロパノール、n-ブタノール、tert-ブタノール、1,4-ジオキサン、ジメチルスルホキシド、N-メチルピロリドン、スルホラン及びこれらの混合物からなる群から選択され、請求項13に記載の方法。
  15. 前記溶媒がイソプロパノールである、請求項13に記載の方法。
  16. IVの化合物を酸と反応させることにより、式Vの化合物又はその塩調製する下記工程を含む、請求項13に記載の方法。
    Figure 0007200261000041
  17. IIIの化合物を、遷移金属触媒及びジ-tert-ブチルジカーボナートの存在下、H2雰囲気下で水素化て、RがH、メチル又はエチルである前記式IVの化合物を作製する下記工程を含む、請求項16に記載の方法。
    Figure 0007200261000042
  18. 前記遷移金属触媒がPd/C又はラネーニッケルである、請求項17に記載の方法。
  19. 1つ又は複数のアミン及び有機リチウム試薬の存在下、Iの化合物をホルミル化して、式IIの化合物を作製する下記工程と、
    前記式IIの化合物をヒドロキシルアミン、O-メチルヒドロキシルアミン、O-エチルヒドロキシルアミン又はこれらの塩と反応させて、RがH、メチル又はエチルである前記式IIIの化合物を作製する下記工程と、
    Figure 0007200261000043
    を含む、請求項17に記載の方法。
  20. 前記アミンがテトラメチルエチレンジアミン、ジイソプロピルアミン、ジエチルアミン、ジ-sec-ブチルアミン、ペンタメチルジエチレントリアミン、及びこれらの組合せからなる群から選択される、請求項19に記載の方法。
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