JP7199638B2 - 排水システム - Google Patents
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Description
しかし、このような排水システムでは、本来洗浄の対象とする排水部の汚れが、水位センサの設置される空間にも流入する構造であるため、排水部の汚れがそのまま水位センサに付着しやすく、これにより水位センサの検知の信頼性が低下するという問題があった。
さらに、水位センサの検知の信頼性が低下することにより、本来動作すべきタイミングで超音波発振器が超音波を発振しない、あるいは本来動作すべきでないタイミングで超音波発振器が超音波を発振する超音波発振器の誤作動の問題が生じる。前者の場合には、本来の洗浄機能が発揮されない一方で、後者の場合には超音波を過剰に発振することにより超音波発振器の耐久性が低下してしまう。
このように構成された本発明においては、検知部は、上記封水形成部から水が流れ込まないように縁切りされた位置に配置される。これにより、検知部に封水形成部からの水が付着することにより検知部が汚れることを抑制することができ、これにより検知部の検知の信頼性を向上させることができる。
このように構成された本発明においては、検知部は、単位時間あたりの水の流量を検知する流量センサであるので、封水形成部に供給される水の流量を検知して、超音波発振器を作動することができる。よって、供給される水の流量が低い場合に超音波発振器の無駄な発振を抑制することができると共に、比較的シンプルな構成により供給装置からの水の供給を検知することができる。
本発明の発明者らは、鋭意研究することにより、排水システムにおいて、洗浄性能を向上させるため、超音波発振器を少しでも効果的に長い時間にわたって作動させること、及び、超音波発振器の耐久性を向上させるため、超音波発振器の作動時間をできるだけ短く抑制することを両立させることを検討した。
このように構成された本発明においては、検知部は、封水形成部から水が流れ込まないように縁切りされた位置に配置されるので、供給装置から供給された水が封水形成部に到達するまでに時間差ができる。検知部の検知後すぐに超音波発振器を作動させたとしても、時間差中に供給装置からの吐水が終了すると、汚れを排水することができないままとなり、超音波洗浄を実行したにも関わらず汚れが封水形成部に再付着し、超音波洗浄性能が低下するおそれがある。本発明によれば、超音波発振器の無駄な発振作動を防ぎ、洗浄性能の向上と超音波発振器の耐久性の向上とを両立させることができる。
このように構成された本発明においては、制御装置は、検知部による吐水される水の検知開始から所定水量以上の水が吐水される場合に、上記超音波発振器による発振を開始させるので、供給される水の水量が所定水量未満であることにより、超音波洗浄を行って落とした汚れが、封水形成部から排出されにくく、封水形成部内に再付着し、超音波洗浄性能が低下することを抑制することができる。また、洗浄性能が比較的低い状態で洗浄を行ってしまうことにより超音波発振器を無駄に作動させ超音波発振器の耐久性を低下させることを抑制することができる。
このように構成された本発明においては、検知部は、供給装置の湯水混合部よりも下流側に設けられる。これにより、検知部は、湯水混合部よりも下流側の封水形成部に供給される流量を比較的正確に検出することができる。よって、超音波発振器の発振を適切に行い、超音波発振器の無駄な発振を抑制して、超音波発振器の耐久性を向上させることができる。
図1は本発明の第1実施形態による排水システムを正面から見た正面図であり、図2は図1のII-II線に沿って見た断面図であり、図3は本発明の第1実施形態による排水システムの構造を概略的に示すブロック図である。
図1及び図2に示すように、本発明の第1実施形態による排水システム1は、キッチン2に設けられ、超音波洗浄を行うシステムである。排水システム1は、水を排水する他のシステムに適用することができる。
シンク4は水受け部として機能する。シンク4は、キッチン用水栓装置6から吐水された水を下流側に排出するように形成される。
キッチン用水栓装置6は、上流側において、給水源(図示せず)から水が供給される水給水路10及び、湯が供給される湯給水路12に接続される。キッチン用水栓装置6は、湯水混合部である湯水混合栓6aを備え、水給水路10からの水と、湯給水路12からの湯とを湯水混合栓6aにおいて混合し、吐水部6bから吐水させる。水給水路10及び湯給水路12は、一旦上昇して湯水混合栓6aに接続され、湯水混合栓6aの下流側の吐水側流路6cが湯水混合栓6aから下方側に延び、後述する流量センサ20を通り、吐水部6bまで再び上昇して延びている。吐水部6bは、水をシンク4の上方の空間に吐水する。キッチン用水栓装置6は、シンク4を介して、封水形成部8に水を供給する。
封水筒28は、筒状に形成され、網かご26の下部近傍からさらに下方の封水形成部8の底部近傍まで延びている。
図4は本発明の第1実施形態による排水システムにおける制御内容を示すフローチャートである。図4において、Sは各ステップを示している。
最初に、S1において、制御装置24は、流量センサ20によるキッチン用水栓装置6からの水の供給の検知がなされたか否かを判定する。
流量センサ20による水の供給の検知がなされた場合には、制御装置24は、キッチン用水栓装置6の吐水部6bからの吐水が開始されたと判断できるので、S2に進む。
流量センサ20による水の供給の検知がなされていない場合には、制御装置24は、キッチン用水栓装置6の吐水部6bからの吐水が終了した又は停止状態のままであると判断できるので、S7に進む。
水の検知の開始から検知状態のまま所定時間Tが経過した場合には、制御装置24は、吐水部6bから吐水された水が封水形成部8に到達し、封水形成部8に水が流入しながら封水形成部8をより効果的に洗浄できる状態となったと判断できるので、S3に進む。制御装置24は、流量センサ20による吐水される水の検知開始から検知状態のまま所定時間T継続している場合に、超音波発振器22による発振を開始させるため、S3に進んでいる。
水の検知の開始から検知状態のまま所定時間Tが経過していない場合には、制御装置24は、吐水部6bから吐水された水が封水形成部8に到達しておらず、封水形成部8には未だ水が流入していない状態であると判断できるので、S1に戻る。
水の検知の開始から所定水量A以上の水が吐水された場合には、制御装置24は、封水形成部8に供給される水の水量が所定水量A以上となっているので、封水形成部8に水を供給しながら超音波洗浄を効果的に行える状態となっており、さらに、超音波洗浄により封水形成部8から剥がれた汚れが封水形成部に再付着することを抑制できると判断できるので、S4に進む。
水の検知の開始から所定水量A以上の水が吐水されていない場合には、制御装置24は、封水形成部8に供給される水の水量が所定水量A未満であるので、封水形成部8に水を供給しながら超音波洗浄を効果的に行えるほどまでは水が供給されていない状態であると判断できるので、S1に戻る。
なお、制御装置24は、S2とS3の処理を、S3を先に行うように逆の順番で行ってもよい。
所定期間Uが経過していない場合には、超音波発振器22の連続的な作動による耐久性の低下が比較的小さく且つ超音波発振器22による超音波の発振により超音波洗浄を効果的に行えると判断できるので、S6に進む。S4においては、既にS6を経由した処理が実行されていることにより超音波発振器22による超音波の発振が開始されている場合には、所定期間Uまでは超音波の発振が継続されることになる。
水の検知の開始から所定期間Uが経過している場合には、超音波発振器22の作動を停止して、超音波発振器22の連続的な作動による耐久性の低下を防ぐことが有効であると判断できるので、S5に進む。
S7において、制御装置24は、超音波発振器22により超音波が発振されているか否かを判定する。
超音波発振器22により超音波が発振されている場合には、制御装置24は、キッチン用水栓装置6からの吐水の停止に伴い、超音波発振器22の耐久性を低下させにくくするため、超音波発振器22を停止させることが有効であると判断できるので、S8に進む。
超音波発振器22により超音波が発振されていない場合には、制御装置24は、キッチン用水栓装置6からの吐水が停止されており、超音波発振器22も停止された待機状態であると判断できるので、リターンに進み、S1に戻る。
図11は本発明の第1実施形態による排水システムの変形例の構造を概略的に示す概略断面図である。
本変形例は、封水形成部8への水の供給について、上述のキッチン用水栓装置6とは別に、さらに封水形成部8への専用の水の供給流路としての給水流路を有する点において相違し、その他の点については共通する。
本発明の第1実施形態による排水システム1によれば、流量センサ20は、封水形成部8から水が流れ込まないように縁切りされた位置に配置されるので、キッチン用水栓装置6から供給された水が封水形成部8に到達するまでに時間差ができる。流量センサ20の検知後すぐに超音波発振器22を作動させたとしても、時間差中にキッチン用水栓装置6からの吐水が終了すると、汚れを排水することができないままとなり、超音波洗浄を実行したにも関わらず汚れが封水形成部8に再付着し、超音波洗浄性能が低下するおそれがある。本発明によれば、超音波発振器22の無駄な発振作動を防ぎ、洗浄性能の向上と超音波発振器22の耐久性の向上とを両立させることができる。
8 封水形成部
20 流量センサ
22 超音波発振器
24 制御装置
101 排水システム
108 封水形成部
201 排水システム
208 封水形成部
222 超音波発振器
301 排水システム
308 封水形成部
A 所定水量
T 所定時間
U 所定期間
Claims (5)
- 水を排水する排水システムであって、
水受け部の下流側に設けられると共に封水を形成する封水形成部と、
上記水受け部の上方の空間に向けて水を吐出し、上記水受け部を介して上記封水形成部に水を供給する供給装置と、
水の供給流路に設けられ且つ上記供給装置からの水の供給を検知する検知部と、
上記封水形成部内の水に超音波を発振する超音波発振器と、
上記超音波発振器の発振を制御する制御装置と、を備え、
上記検知部は上記供給装置に設けられ、上記水受け部の上方の空間に向けて水を吐出することにより、上記封水形成部から水が流れ込まないように縁切りされた位置に配置されることを特徴とする排水システム。 - 上記検知部は、単位時間あたりの水の流量を検知する流量センサである、請求項1に記載の排水システム。
- 上記制御装置は、上記検知部による吐水される水の検知開始から検知状態のまま所定時間経過した場合に、上記超音波発振器による発振を開始させる、請求項1又は2に記載の排水システム。
- 上記制御装置は、上記検知部による吐水される水の検知開始から所定水量以上の水が吐水される場合に、上記超音波発振器による発振を開始させる、請求項1乃至3の何れか1項に記載の排水システム。
- 上記供給装置は、湯と水とを混合する湯水混合部を備え、
上記検知部は、上記供給装置の上記湯水混合部よりも下流側に設けられる、請求項1乃至4の何れか1項に記載の排水システム。
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