JP7198635B2 - 保持装置 - Google Patents

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本明細書に開示される技術は、対象物を保持する保持装置に関する。
半導体ウェハ(以下、単に「ウェハ」という。)を保持しつつ所定の処理温度(例えば、400~650℃程度)に加熱する加熱装置(「サセプタ」とも呼ばれる。)が知られている。加熱装置は、例えば、成膜装置(CVD成膜装置やスパッタリング成膜装置等)やエッチング装置(プラズマエッチング装置等)といった半導体製造装置の一部として使用される。
一般に、加熱装置は、所定の方向に略直交する保持面を有するセラミックス製の保持体と、保持体の内部に配置された発熱用抵抗体とを備える。発熱用抵抗体に電圧が印加されると、発熱用抵抗体が発熱し、保持体の保持面上に保持されたウェハが加熱される。
また、加熱装置において、保持体の内部に、測温用抵抗体が設けられることがある(例えば、特許文献1参照)。測温用抵抗体は、温度が変化すると抵抗値が変化するため、測温用抵抗体の抵抗値を測定することにより、測温用抵抗体が配置された保持体の温度を測定することができる。測温用抵抗体を備える加熱装置では、測温用抵抗体により測定された保持体の温度に基づき、発熱用抵抗体の印加電圧を制御することにより、保持体の保持面の温度(ひいては、保持面に保持されたウェハの温度)を精度良く制御することができる。
特開2008-243990号公報
従来の加熱装置では、測温用抵抗体と発熱用抵抗体との間の大きさや位置の関係が検討されておらず、測温用抵抗体による温度測定の精度の点で向上の余地がある。例えば、保持体において、発熱用抵抗体の中央部に近い位置では比較的高温となり、発熱用抵抗体から一定以上離れた位置では比較的低温となる。そのため、測温用抵抗体が発熱用抵抗体の中央部に近い位置のみに配置された構成では、測温用抵抗体による温度測定結果が過度に高温となるおそれがある。一方、測温用抵抗体が発熱用抵抗体から一定以上離れた位置を含む広範囲に配置された構成では、測温用抵抗体による温度測定結果が過度に低温となるおそれがある。このように、従来の加熱装置では、測温用抵抗体による温度測定の精度の点で向上の余地があり、ひいては、保持体の保持面の温度制御の精度の点で向上の余地がある。
なお、このような課題は、加熱装置に限らず、セラミックス部材と発熱用抵抗体と測温用抵抗体とを備え、セラミックス部材の表面上に対象物を保持する保持装置一般に共通の課題である。
本明細書では、上述した課題を解決することが可能な技術を開示する。
本明細書に開示される技術は、例えば、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本明細書に開示される保持装置は、第1の方向に略直交する第1の表面を有するセラミックス部材と、前記セラミックス部材の内部に配置された発熱用抵抗体と、前記セラミックス部材の内部に配置され、前記第1の方向における位置が前記発熱用抵抗体とは異なる測温用抵抗体と、を備え、前記セラミックス部材の前記第1の表面上に対象物を保持する保持装置において、前記第1の方向に平行であり、かつ、前記発熱用抵抗体の延伸方向に直交する断面において、(1)前記第1の方向に直交する第2の方向における前記測温用抵抗体の一方の端点から他方の端点までの第1の範囲R1は、前記第2の方向における前記発熱用抵抗体の一方の端点から他方の端点までの第2の範囲R2の全体と、前記第1の方向視で重なる、という第1の条件と、(2)前記第1の範囲R1の幅W1は、前記第2の範囲R2の幅W2の100%以上、160%以下である、という第2の条件と、を含む特定条件を満たす。本保持装置は、上記断面において上記特定条件を満たしている。すなわち、本保持装置では、上記断面において、(1)第1の方向に直交する第2の方向において測温用抵抗体が配置された第1の範囲R1が、第2の方向において発熱用抵抗体が配置された第2の範囲R2の全体を包含し、かつ、(2)第2の方向において測温用抵抗体が配置された第1の範囲R1の幅W1が、第2の方向において発熱用抵抗体が配置された第2の範囲R2の幅W2と同じか、あるいは、該範囲の幅W2より一定程度大きい。そのため、本保持装置では、測温用抵抗体が、第2の方向において発熱用抵抗体が配置された第2の範囲R2の中央付近の位置(すなわち、比較的高温となる位置)にのみ配置されて、測温用抵抗体による温度測定結果が過度に高温となることを回避することができる。また、本保持装置では、測温用抵抗体が、第2の方向において発熱用抵抗体が配置された第2の範囲R2から一定以上離れた位置(すなわち、比較的低温となる位置)にも達するように配置されて、測温用抵抗体による温度測定結果が過度に低温となることを回避することもできる。従って、本保持装置によれば、測温用抵抗体による温度測定の精度を向上させることができ、ひいては、セラミックス部材の第1の表面の温度制御の精度を向上させることができる。
(2)上記保持装置において、前記第1の表面は、略円形であり、前記発熱用抵抗体と前記測温用抵抗体とは、前記第1の表面の中心点を通り、かつ、前記第1の方向に平行な仮想直線である中心軸を中心とする少なくとも1つの円弧状部分を有し、前記第1の方向に平行であり、かつ、前記発熱用抵抗体の前記円弧状部分の延伸方向に直交する前記断面において、前記特定条件を満たす構成としてもよい。本保持装置によれば、発熱用抵抗体をセラミックス部材内にバランス良く配置してセラミックス部材の第1の表面の温度制御の精度を向上させつつ、測温用抵抗体による温度測定の精度を向上させることができる。
(3)上記保持装置において、前記特定条件は、(3)前記第1の範囲R1のうちの前記第2の範囲R2より前記中心軸から遠い部分の幅Woは、前記第1の範囲R1のうちの前記第2の範囲R2より前記中心軸に近い部分の幅Wiより小さい、という第3の条件を含む構成としてもよい。発熱用抵抗体における円弧状部分からの発熱が伝わる(拡散する)領域は、中心軸から遠い側(外周側)の方が、中心軸に近い側(内周側)より広い。そのため、セラミックス部材において、発熱用抵抗体の円弧状部分より中心軸から遠い側(外周側)では、中心軸に近い側(内周側)と比較して、低温となりやすい。本保持装置では、上記断面において、(3)測温用抵抗体が配置された第1の範囲R1のうちの、発熱用抵抗体が配置された第2の範囲R2より中心軸から遠い部分の幅Woは、第1の範囲R1のうちの第2の範囲R2より中心軸に近い部分の幅Wiより小さい、という第3の条件を満たす。そのため、本保持装置では、測温用抵抗体が、低温部を過大に含む範囲の温度を測定することになることを回避することができる。従って、本保持装置によれば、測温用抵抗体による温度測定の精度を効果的に向上させることができ、ひいては、セラミックス部材の第1の表面の温度制御の精度を効果的に向上させることができる。
(4)上記保持装置において、前記第1の方向に平行であり、かつ、前記発熱用抵抗体の少なくとも1つの前記円弧状部分における周長の90%以上の範囲内の任意の点における延伸方向に直交する前記断面において、前記特定条件を満たす構成としてもよい。本保持装置では、発熱用抵抗体の円弧状部分の延伸方向に沿った大部分の範囲における上記断面において、上記特定条件が満たされている。そのため、本保持装置によれば、測温用抵抗体による温度測定の精度を効果的に向上させることができ、ひいては、セラミックス部材の第1の表面の温度制御の精度を効果的に向上させることができる。
なお、本明細書に開示される技術は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、加熱装置、静電チャック、保持装置、それらの製造方法等の形態で実現することが可能である。
第1実施形態における加熱装置100の外観構成を概略的に示す斜視図である。 第1実施形態における加熱装置100の平面(上面)構成を概略的に示す説明図である。 第1実施形態における加熱装置100の断面構成を概略的に示す説明図である。 第1実施形態における加熱装置100の断面構成を概略的に示す説明図である。 第1実施形態における加熱装置100の断面構成を概略的に示す説明図である。 本実施形態の加熱装置100における発熱用抵抗体50と測温用抵抗体60との関係を示す説明図である。 性能評価結果を示す説明図である。 性能評価方法を示す説明図である。 第2実施形態の加熱装置100aにおける発熱用抵抗体50と測温用抵抗体60との関係を示す説明図である。
A.第1実施形態:
A-1.加熱装置100の構成:
図1は、第1実施形態における加熱装置100の外観構成を概略的に示す斜視図であり、図2は、第1実施形態における加熱装置100の平面(上面)構成を概略的に示す説明図であり、図3から図5は、第1実施形態における加熱装置100の断面構成を概略的に示す説明図である。図3には、図2,4,5のIII-IIIの位置における加熱装置100のXZ断面構成が示されており、図4には、図3のIV-IVの位置における加熱装置100のXY断面構成が示されており、図5には、図3のV-Vの位置における加熱装置100のXY断面構成が示されている。各図には、方向を特定するための互いに直交するXYZ軸が示されている。本明細書では、便宜的に、Z軸正方向を上方向といい、Z軸負方向を下方向というものとするが、加熱装置100は実際にはそのような向きとは異なる向きで設置されてもよい。また、本明細書では、Z軸方向に直交する方向を、「面方向」という。
加熱装置100は、対象物(例えば、半導体ウェハW)を保持しつつ所定の処理温度(例えば、400~650℃程度)に加熱する装置であり、サセプタとも呼ばれる。加熱装置100は、例えば、成膜装置(CVD成膜装置やスパッタリング成膜装置等)やエッチング装置(プラズマエッチング装置等)といった半導体製造装置の一部として使用される。加熱装置100は、特許請求の範囲における保持装置に相当する。
加熱装置100は、保持体10と柱状支持体20とを備える。
保持体10は、所定の方向(本実施形態では上下方向、すなわちZ軸方向)に略直交する上面(以下、「保持面」という。)S1および下面S2を有する略円板状の部材である。保持体10は、例えば、AlN(窒化アルミニウム)やAl(アルミナ)を主成分とするセラミックスにより形成されている。なお、ここでいう主成分とは、含有割合(重量割合)の最も多い成分を意味する。保持体10は、高純度AlN(純度95wt%以上のAlN)や高純度Al(純度95wt%以上のAl)等の高熱伝導率材料(熱伝導率が150W/m・K以上の材料)により形成されていることが好ましい。保持体10の直径は、例えば100mm以上、500mm以下程度であり、保持体10の厚さ(上下方向における長さ)は、例えば3mm以上、10mm以下程度である。保持体10は、特許請求の範囲におけるセラミックス部材に相当し、上記所定の方向(Z軸方向)は、特許請求の範囲における第1の方向に相当し、保持体10の保持面S1は、特許請求の範囲における第1の表面に相当する。
柱状支持体20は、上記所定の方向(上下方向)に延びる略円柱状部材である。柱状支持体20には、上面S3から下面S4まで上下方向に貫通する貫通孔22が形成されている。柱状支持体20は、保持体10と同様に、例えばAlNやAlを主成分とするセラミックスにより形成されている。柱状支持体20の外径は、例えば30mm以上、90mm以下程度であり、柱状支持体20の高さ(上下方向における長さ)は、例えば100mm以上、300mm以下程度である。
保持体10と柱状支持体20とは、保持体10の下面S2と柱状支持体20の上面S3とが、接合部30を介して上下方向に対向するように配置されている。柱状支持体20は、保持体10の下面S2の中心部付近に、公知の接合材料により形成された接合部30を介して接合されている。
A-2.発熱用抵抗体50に関する構成:
図3および図4に示すように、保持体10の内部には、保持体10を加熱するヒータとしての複数の(具体的には3つの)発熱用抵抗体50が配置されている。各発熱用抵抗体50は、導電性材料(例えば、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、レニウム(Re)等の高融点金属、WC、WC、MoC等の炭化物)により形成されている。また、各発熱用抵抗体50は、AlNやAl等のセラミックス材料を含んでいてもよい。
ここで、本実施形態の加熱装置100では、保持体10が、面方向に並ぶ3つのゾーンZo(Zo1,Zo2,Zo3)に仮想的に分割されている。より具体的には、保持体10が、Z軸方向視で、保持体10の保持面S1の中心点P0を中心とする2つの略円形の仮想分割線VLによって、3つのゾーンZoに仮想的に分割されている。Z軸方向視での各ゾーンZoの形状は、略円形または略円環形である。複数の発熱用抵抗体50のそれぞれは、保持体10に設定された複数のゾーンZoのうちの1つに配置されている。なお、ゾーンZoは、セグメントとも呼ばれる。
各発熱用抵抗体50は、Z軸方向視で線状の抵抗発熱体であり、面方向に延びている。より詳細には、図4に示すように、各発熱用抵抗体50は、Z軸方向視で、保持面S1の中心点P0を中心とする円弧状の複数の(具体的には3つの)円弧状部分51と、各円弧状部分51をつなぐ連結部分52とを有しており、全体として略螺旋形状である。また、複数の発熱用抵抗体50のそれぞれのZ軸方向における位置は、互いに略同一である。
また、加熱装置100は、各発熱用抵抗体50に電圧を印加するための構成を備えている。具体的には、柱状支持体20の貫通孔22内には、各発熱用抵抗体50に対応する一対の電極端子56が収容されている。1つの発熱用抵抗体50に対応する一対の電極端子56の内の一方は、保持体10の下面S2側に設けられた受電電極(電極パッド)54、および、保持体10の内部に設けられたビア導体53を介して、該発熱用抵抗体50の一方の端部に電気的に接続されている。また、該発熱用抵抗体50に対応する一対の電極端子56の内の他方は、他の受電電極54およびビア導体53を介して、該発熱用抵抗体50の他方の端部に電気的に接続されている。他の発熱用抵抗体50に対応する一対の電極端子56についても、同様に、対応する受電電極54およびビア導体53を介して、該他の発熱用抵抗体50の各端部に電気的に接続されている。
このように、3つの発熱用抵抗体50は、互いに異なる一対の電極端子56に接続されている。なお、ここで言う「互いに異なる一対の電極端子56」とは、電極端子56の組合せが完全同一ではないことを意味する。すなわち、3つの発熱用抵抗体50が互いに異なる一対の電極端子56に接続されているとは、一の発熱用抵抗体50に接続された一対の電極端子56の一方は、他の一の発熱用抵抗体50に接続されていないが、該一の発熱用抵抗体50に接続された一対の電極端子56の他方は、該他の一の発熱用抵抗体50に接続されている形態を含んでいる。
電源(不図示)から各発熱用抵抗体50に対応する一対の電極端子56、一対の受電電極54、および、一対のビア導体53を介して、各発熱用抵抗体50に電圧が印加されると、各発熱用抵抗体50が発熱する。各発熱用抵抗体50が発熱することにより、保持体10が加熱され、保持体10の保持面S1上に保持された対象物(例えば、半導体ウェハW)が所定の温度(例えば、400~650℃程度)に加熱される。上述したように、各発熱用抵抗体50は互いに異なる一対の電極端子56に接続されているため、各発熱用抵抗体50の発熱制御は個別に実行可能である。
A-3.測温用抵抗体60に関する構成:
図3および図5に示すように、保持体10の内部には、保持体10の温度を測定するための複数の(具体的には3つの)測温用抵抗体60が配置されている。各測温用抵抗体60は、導電性材料(例えば、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、レニウム(Re)等の高融点金属、WC、WC、MoC等の炭化物)により形成されている。また、各測温用抵抗体60は、AlNやAl等のセラミックス材料を含んでいてもよい。室温(25℃)における測温用抵抗体60の比抵抗値は、20μΩ・cm以上、300μΩ・cm以下であることが好ましい。
複数の測温用抵抗体60のそれぞれは、保持体10に設定された複数のゾーンZoのうちの1つに配置されている。
各測温用抵抗体60は、Z軸方向視で線状の抵抗体であり、面方向に延びている。より詳細には、図5に示すように、各測温用抵抗体60は、Z軸方向視で、保持面S1の中心点P0を中心とする円弧状の複数の(具体的には3つの)円弧状部分61と、各円弧状部分61をつなぐ連結部分62とを有しており、全体として略螺旋形状である。また、複数の測温用抵抗体60のそれぞれのZ軸方向における位置は、互いに略同一である。また、各測温用抵抗体60のZ軸方向における位置は、各発熱用抵抗体50のZ軸方向における位置とは異なっている。具体的には、各測温用抵抗体60は、各発熱用抵抗体50より上側(保持面S1に近い側)に位置している。
また、加熱装置100は、各測温用抵抗体60に電圧を印加するための構成を備えている。具体的には、柱状支持体20の貫通孔22内には、各測温用抵抗体60に対応する一対の電極端子66が収容されている。1つの測温用抵抗体60に対応する一対の電極端子66の内の一方は、保持体10の下面S2側に設けられた受電電極(電極パッド)64、および、保持体10の内部に設けられたビア導体63を介して、該測温用抵抗体60の一方の端部に電気的に接続されている。また、該測温用抵抗体60に対応する一対の電極端子66の内の他方は、他の受電電極64およびビア導体63を介して、該測温用抵抗体60の他方の端部に電気的に接続されている。他の測温用抵抗体60に対応する一対の電極端子66についても、同様に、対応する受電電極64およびビア導体63を介して、該他の測温用抵抗体60の各端部に電気的に接続されている。
このように、3つの測温用抵抗体60は、互いに異なる一対の電極端子66に接続されている。なお、ここで言う「互いに異なる一対の電極端子66」とは、電極端子66の組合せが完全同一ではないことを意味する。すなわち、3つの測温用抵抗体60が互いに異なる一対の電極端子66に接続されているとは、一の測温用抵抗体60に接続された一対の電極端子66の一方は、他の一の測温用抵抗体60に接続されていないが、該一の測温用抵抗体60に接続された一対の電極端子66の他方は、該他の一の測温用抵抗体60に接続されている形態を含んでいる。
電源(不図示)から各測温用抵抗体60に対応する一対の電極端子66、一対の受電電極64、および、一対のビア導体63を介して、各測温用抵抗体60に電圧が印加されると、各測温用抵抗体60に電流が流れる。各測温用抵抗体60は、温度が変化すると抵抗値が変化する導電性材料により形成されている。具体的には、各測温用抵抗体60は、温度が高くなるほど抵抗値が高くなる。また、加熱装置100は、各測温用抵抗体60に印加された電圧と各測温用抵抗体60に流れる電流とを測定するための構成(例えば、電圧計や電流計(いずれも不図示))を有している。そのため、本実施形態の加熱装置100では、各測温用抵抗体60の電圧および電流の測定値に基づき、各測温用抵抗体60が配置された保持体10の温度を測定することができる。
上述したように、各測温用抵抗体60は互いに異なる一対の電極端子66に接続されているため、各測温用抵抗体60は、自らが配置された保持体10の部分(ゾーンZo)の温度を個別に測定することができる。そのため、本実施形態の加熱装置100では、保持体10の各部分の温度測定結果に基づき、保持体10の各部分に配置された発熱用抵抗体50への印加電圧を個別に制御することにより、保持体10の各部分の温度を精度良く制御することができる。従って、本実施形態の加熱装置100によれば、保持体10の保持面S1の温度分布の制御性(すなわち、保持面S1に保持されたウェハWの温度分布の制御性)を向上させることができる。
A-4.発熱用抵抗体50と測温用抵抗体60との関係:
次に、本実施形態の加熱装置100における発熱用抵抗体50と測温用抵抗体60との関係について説明する。図6は、第1実施形態の加熱装置100における発熱用抵抗体50と測温用抵抗体60との関係を示す説明図である。図6には、加熱装置100を構成する保持体10の一部分の断面、より具体的には、Z軸方向に平行であり、かつ、発熱用抵抗体50の円弧状部分51の延伸方向に直交する特定断面(さらに具体的には、図4および図5のVI-VIの位置におけるXZ断面)の一部分が示されている。図6に示された特定断面には、ゾーンZo2に配置された発熱用抵抗体50を構成する3つの円弧状部分51の断面と、ゾーンZo2に配置された測温用抵抗体60を構成する3つの円弧状部分61の断面とが表れている。
図6には、保持面S1の中心点P0を通り、かつ、Z軸方向に平行な仮想直線である中心軸A0が示されている。また、図6には、Z軸方向に直交する面方向(図6の例ではX軸方向)における発熱用抵抗体50の両端点P51,P52が示されている。発熱用抵抗体50の両端点P51,P52の内、面方向の一方側(X軸負方向側、すなわち中心軸A0に近い側)の端点を第1の発熱用端点P51といい、面方向の他方側(X軸正方向側、すなわち中心軸A0から遠い側)の端点を第2の発熱用端点P52という。なお、発熱用抵抗体50の各端点P51,P52は、発熱用抵抗体50を厚さ方向(Z軸方向)に二分する仮想直線上の点であるものとする。同様に、図6には、Z軸方向に直交する面方向(図6の例ではX軸方向)における測温用抵抗体60の両端点P61,P62が示されている。測温用抵抗体60の両端点P61,P62の内、面方向の上記一方側(X軸負方向側、すなわち中心軸A0に近い側)の端点を第1の測温用端点P61といい、面方向の上記他方側(X軸正方向側、すなわち中心軸A0から遠い側)の端点を第2の測温用端点P62という。なお、測温用抵抗体60の各端点P61,P62は、測温用抵抗体60を厚さ方向(Z軸方向)に二分する仮想直線上の点であるものとする。
本実施形態の加熱装置100では、少なくとも1つの上記特定断面において、特定条件が満たされている。ここで、特定条件は、下記の第1の条件および第2の条件を必要条件として含む条件である。
(1)第1の条件:面方向における測温用抵抗体60の一方の端点(第1の測温用端点P61)から他方の端点(第2の測温用端点P62)までの第1の範囲R1は、面方向における発熱用抵抗体50の一方の端点(第1の発熱用端点P51)から他方の端点(第2の発熱用端点P52)までの第2の範囲R2の全体と、Z軸方向視で重なる。
(2)第1の範囲R1の幅W1は、第2の範囲R2の幅W2の100%以上、160%以下である(すなわち、1.0×W2≦W1≦1.6×W2の関係を満たす)。
なお、上記第1の条件における「第1の範囲R1は、第2の範囲R2の全体と、Z軸方向視で重なる」とは、第1の範囲R1のZ軸方向への投影が、第2の範囲R2のZ軸方向への投影の全体と重なることを意味する。
また、上記第1の条件は、以下のように換言することができる。
(1a)第1の条件の言い換え:面方向における測温用抵抗体60の両端点P61,P62のうち、面方向の一方側(X軸負方向側)の端点である第1の測温用端点P61は、面方向における発熱用抵抗体50の両端点P51,P52のうち、面方向の上記一方側(X軸負方向側)の端点である第1の発熱用端点P51より、面方向の上記一方側(X軸負方向側)に位置し、かつ、面方向における測温用抵抗体60の両端点P61,P62のうち、面方向の他方側(X軸正方向側)の端点である第2の測温用端点P62は、面方向における発熱用抵抗体50の両端点P51,P52のうち、面方向の上記他方側(X軸正方向側)の端点である第2の発熱用端点P52より、面方向の上記他方側(X軸正方向側)に位置する。
また、以下の説明では、上記第2の条件に関し、第2の範囲R2の幅W2に対する、第1の範囲R1の幅W1の比(=(W1/W2)×100)を範囲幅比(%)という。
また、上記第2の条件において、第1の範囲R1の幅W1は、測温用抵抗体60の両端点P61,P62の間を結ぶ線分の長さであり、第2の範囲R2の幅W2は、発熱用抵抗体50の両端点P51,P52の間を結ぶ線分の長さである。すなわち、上記第2の条件は、以下のように換言することができる。
(2a)第2の条件の言い換え:測温用抵抗体60の両端点P61,P62の間を結ぶ線分の長さは、発熱用抵抗体50の両端点P51,P52の間を結ぶ線分の長さの100%以上、160%以下である。
なお、上記特定条件において、第1の範囲R1は、面方向において測温用抵抗体60が配置された範囲を表し、第2の範囲R2は、面方向において発熱用抵抗体50が配置された範囲を表す。そのため、上記特定条件を満たす本実施形態の加熱装置100では、上記特定断面において、(1)面方向において測温用抵抗体60が配置された範囲(第1の範囲R1)が、面方向において発熱用抵抗体50が配置された範囲(第2の範囲R2)全体を包含し、かつ、(2)面方向において測温用抵抗体60が配置された範囲(第1の範囲R1)の幅W1が、面方向において発熱用抵抗体50が配置された範囲(第2の範囲R2)の幅W2と同じか、あるいは、該範囲の幅W2より一定程度大きいと言える。なお、第1の範囲R1の幅W1は、第2の範囲R2の幅W2の100%より大きく、160%以下である(すなわち、1.0×W2<W1≦1.6×W2の関係を満たす)ことがより好ましく、第2の範囲R2の幅W2の130%以上、160%以下である(すなわち、1.3×W2≦W1≦1.6×W2の関係を満たす)ことがさらに好ましい。
また、本実施形態の加熱装置100では、第1の範囲R1のうちの第2の範囲R2より中心軸A0から遠い部分の幅Wo(すなわち、面方向における第2の測温用端点P62と第2の発熱用端点P52との間の距離)は、第1の範囲R1のうちの第2の範囲R2より中心軸A0に近い部分の幅Wi(すなわち、面方向における第1の測温用端点P61と第1の発熱用端点P51との間の距離)と、略同一である。
また、本実施形態の加熱装置100では、Z軸方向に平行であり、かつ、発熱用抵抗体50の少なくとも1つの円弧状部分51における周長の90%以上の範囲内の任意の点における延伸方向に直交する上記特定断面において、上記特定条件が満たされている。すなわち、本実施形態の加熱装置100では、発熱用抵抗体50の円弧状部分51の延伸方向に沿った大部分の範囲における上記特定断面において、上記特定条件が満たされている。
また、各測温用抵抗体60は、保持体10をZ軸方向に仮想的に3等分したときの一番上の部分に配置されていることが好ましい。すなわち、Z軸方向において、保持体10の高さ(厚さ)H0に対する、測温用抵抗体60(より詳細には、測温用抵抗体60の厚さ方向の中心)から保持体10の保持面S1までの距離H1の比(H1/H0)は、1/3未満であることが好ましい。なお、上記比(H1/H0)は、1/5未満であることがさらに好ましい。
また、各発熱用抵抗体50は、保持体10をZ軸方向に仮想的に3等分したときの一番下の部分に配置されていることが好ましい。すなわち、Z軸方向において、保持体10の高さ(厚さ)H0に対する、発熱用抵抗体50(より詳細には、発熱用抵抗体50の厚さ方向の中心)から保持体10の下面S2までの距離H2の比(H2/H0)は、1/3未満であることが好ましい。なお、上記比(H2/H0)は、1/5未満であることがさらに好ましい。
A-5.加熱装置100の製造方法:
本実施形態の加熱装置100の製造方法は、例えば以下の通りである。初めに、保持体10と柱状支持体20とを作製する。
保持体10の作製方法は、例えば以下の通りである。まず、窒化アルミニウム粉末100重量部に、酸化イットリウム(Y)粉末1重量部と、アクリル系バインダ20重量部と、適量の分散剤および可塑剤とを加えた混合物に、トルエン等の有機溶剤を加え、ボールミルにて混合し、グリーンシート用スラリーを作製する。このグリーンシート用スラリーをキャスティング装置でシート状に成形した後に乾燥させ、グリーンシートを複数枚作製する。
また、窒化アルミニウム粉末、アクリル系バインダ、テルピネオール等の有機溶剤の混合物に、タングステンやモリブデン等の導電性粉末を添加して混練することにより、メタライズペーストを作製する。このメタライズペーストを例えばスクリーン印刷装置を用いて印刷することにより、特定の各グリーンシートに、後に発熱用抵抗体50、測温用抵抗体60、受電電極54,64等となる未焼結導体層を形成する。また、グリーンシートにあらかじめビア孔を設けた状態で印刷することにより、後にビア導体53,63となる未焼結導体部を形成する。
次に、これらのグリーンシートを複数枚(例えば20枚)熱圧着し、必要に応じて外周を切断して、グリーンシート積層体を作製する。このグリーンシート積層体をマシニングによって切削加工して円板状の成形体を作製し、この成形体を脱脂し、さらにこの脱脂体を焼成して焼成体を作製する。この焼成体の表面を研磨加工する。以上の工程により、保持体10が作製される。
また、柱状支持体20の作製方法、例えば以下の通りである。まず、窒化アルミニウム粉末100重量部に、酸化イットリウム粉末1重量部と、PVAバインダ3重量部と、適量の分散剤および可塑剤とを加えた混合物に、メタノール等の有機溶剤を加え、ボールミルにて混合し、スラリーを得る。このスラリーをスプレードライヤーにて顆粒化し、原料粉末を作製する。次に、貫通孔22に対応する中子が配置されたゴム型に原料粉末を充填し、冷間静水圧プレスして成形体を得る。得られた成形体を脱脂し、さらにこの脱脂体を焼成する。以上の工程により、柱状支持体20が作製される。
次に、保持体10と柱状支持体20とを接合する。保持体10の下面S2および柱状支持体20の上面S3に対して必要によりラッピング加工を行った後、保持体10の下面S2と柱状支持体20の上面S3との少なくとも一方に、例えば希土類や有機溶剤等を混合してペースト状にした公知の接合剤を均一に塗布した後、脱脂処理する。次いで、保持体10の下面S2と柱状支持体20の上面S3とを重ね合わせ、ホットプレス焼成を行うことにより、保持体10と柱状支持体20とを接合する。
保持体10と柱状支持体20との接合の後、各電極端子56,66を貫通孔22内に挿入し、各電極端子56,66の上端部を各受電電極54,64に例えば金ろう材によりろう付けする。主として以上の製造方法により、上述した構成の加熱装置100が製造される。
A-6.第1実施形態の効果:
以上説明したように、本実施形態の加熱装置100は、Z軸方向に略直交する保持面S1を有する保持体10と、保持体10の内部に配置された発熱用抵抗体50と、保持体10の内部に配置され、Z軸方向における位置が発熱用抵抗体50とは異なる測温用抵抗体60とを備え、保持体10の保持面S1上に対象物(半導体ウェハW)を保持する装置である。本実施形態の加熱装置100は、Z軸方向に平行であり、かつ、発熱用抵抗体50の延伸方向に直交する少なくとも1つの特定断面において、下記の第1の条件および第2の条件を含む特定条件を満たしている。
(1)第1の条件:Z軸方向に直交する面方向における測温用抵抗体60の一方の端点(第1の測温用端点P61)から他方の端点(第2の測温用端点P62)までの第1の範囲R1は、面方向における発熱用抵抗体50の一方の端点(第1の発熱用端点P51)から他方の端点(第2の発熱用端点P52)までの第2の範囲R2の全体と、Z軸方向視で重なる。
(2)第2の条件:第1の範囲R1の幅W1は、第2の範囲R2の幅W2の100%以上、160%以下である。
ここで、発熱用抵抗体50により発せられた熱は、保持体10の内部において、Z軸方向(上下方向)および面方向に伝わる。そのため、上記特定断面において、面方向において発熱用抵抗体50が配置された範囲(第2の範囲R2)の中央付近の位置では比較的高温となり、該範囲から面方向に一定以上離れた位置では比較的低温となる。
本実施形態の加熱装置100では、上記特定断面において上記特定条件を満たしている。すなわち、上述したように、本実施形態の加熱装置100では、上記特定断面において、(1)面方向において測温用抵抗体60が配置された範囲(第1の範囲R1)が、面方向において発熱用抵抗体50が配置された範囲(第2の範囲R2)の全体を包含し、かつ、(2)面方向において測温用抵抗体60が配置された範囲(第1の範囲R1)の幅W1が、面方向において発熱用抵抗体50が配置された範囲(第2の範囲R2)の幅W2と同じか、あるいは、該範囲の幅W2より一定程度大きい。そのため、本実施形態の加熱装置100では、測温用抵抗体60が、面方向において発熱用抵抗体50が配置された範囲(第2の範囲R2)の中央付近の位置(すなわち、比較的高温となる位置)にのみ配置されて、測温用抵抗体60による温度測定結果が過度に高温となることを回避することができる。また、本実施形態の加熱装置100では、測温用抵抗体60が、面方向において発熱用抵抗体50が配置された範囲(第2の範囲R2)から一定以上離れた位置(すなわち、比較的低温となる位置)にも達するように配置されて、測温用抵抗体60による温度測定結果が過度に低温となることを回避することもできる。従って、本実施形態の加熱装置100によれば、測温用抵抗体60による温度測定の精度を向上させることができ、ひいては、保持体10の保持面S1の温度制御の精度を向上させることができる。
また、本実施形態の加熱装置100では、保持体10の保持面S1は略円形であり、発熱用抵抗体50と測温用抵抗体60とは、保持面S1の中心点P0を通り、かつ、Z軸方向に平行な仮想直線である中心軸A0を中心とする少なくとも1つの円弧状部分51,61を有する。また、本実施形態の加熱装置100では、上記特定条件を満たす上記特定断面は、Z軸方向に平行であり、かつ、発熱用抵抗体50の円弧状部分51の延伸方向に直交する断面である。そのため、本実施形態の加熱装置100では、発熱用抵抗体50を保持体10内にバランス良く配置して保持体10の保持面S1の温度制御の精度を向上させつつ、測温用抵抗体60による温度測定の精度を向上させることができる。
また、本実施形態の加熱装置100では、上記特定条件を満たす上記特定断面は、Z軸方向に平行であり、かつ、発熱用抵抗体50の少なくとも1つの円弧状部分51における周長の90%以上の範囲内の任意の点における延伸方向に直交する断面である。すなわち、本実施形態の加熱装置100では、発熱用抵抗体50の円弧状部分51の延伸方向に沿った大部分の範囲における上記特定断面において、上記特定条件が満たされている。そのため、本実施形態の加熱装置100によれば、測温用抵抗体60による温度測定の精度を効果的に向上させることができ、ひいては、保持体10の保持面S1の温度制御の精度を効果的に向上させることができる。
A-7.性能評価:
上述した加熱装置100の構成を採用することによって測温用抵抗体60による温度測定の精度を向上させることができる点について、性能評価を行った。以下、該性能評価について説明する。図7は、性能評価結果を示す説明図であり、図8は、性能評価方法を示す説明図である。
図8に示すように、性能評価には、評価用加熱装置SAが用いられた。評価用加熱装置SAは、上記実施形態における加熱装置100と同様に、保持体10と、保持体10の内部に配置された発熱用抵抗体50とを備えており、発熱用抵抗体50は円弧状部分51を有している。図8には、Z軸方向に平行であり、かつ、発熱用抵抗体50の円弧状部分51の延伸方向に直交する断面(特定断面)が示されている。
評価用加熱装置SAを構成する保持体10は、高純度AlN(純度99wt%以上のAlN)を用いて作製した。保持体10の熱伝導率は、160W/m・Kであった。保持体10の高さ(厚さ)H0は、10mmであった。また、発熱用抵抗体50は、タングステンとAlNとの複合材料を用いて作製した。Z軸方向に平行であり、かつ、発熱用抵抗体50の円弧状部分51の延伸方向に直交する特定断面において、面方向における発熱用抵抗体50の一方の端点(第1の発熱用端点P51)から他方の端点(第2の発熱用端点P52)までの第2の範囲R2の幅W2は、40mmであり、発熱用抵抗体50から保持体10の下面S2までの距離H2は、2mmであった。
このような評価用加熱装置SAを真空チャンバー内に静置し、真空チャンバー内が真空雰囲気になるように減圧した。その後、発熱用抵抗体50に対する通電を行い、発熱用抵抗体50の温度が400℃になるように電圧値を調整した。この状態で、IRカメラ(日本アビオニクス社のInfReC R300BP-TG)を用いて保持体10の保持面S1の温度を測定した。得られた測定データを解析プログラム「InfReC Analyzer Professional」を用いて解析し、保持体10の保持面S1における各温度測定点Pmの温度を算出した。
図8に示すように、本性能評価における各温度測定点Pmは、上記特定断面内における保持面S1に相当する線分上の点とした。図7には、各温度測定点Pmの位置を特定する情報として、距離幅比rx(%)と相当範囲幅比ry(%)とが示されている。各温度測定点Pmについての距離幅比rxは、発熱用抵抗体50が配置された第2の範囲R2の幅W2に対する、発熱用抵抗体50の第1の発熱用端点P51から温度測定点Pmまでの面方向における距離Lmの比(=(Lm/W2)×100)である。なお、距離Lmは、第1の発熱用端点P51を基準として第2の範囲R2から離れる側(X軸負方向側)を正の値として表している。
また、各温度測定点Pmについての相当範囲幅比ryは、発熱用抵抗体50の第2の発熱用端点P52を基準として第2の範囲R2から離れる側(X軸正方向側)に距離Lmだけ離れた保持面S1上の特定点Pxを規定し、面方向における温度測定点Pmから特定点Pxまでの距離が、測温用抵抗体60が配置された第1の範囲R1の幅W1(図6参照)に相当すると仮定したときの、範囲幅比(=(W1/W2)×100)の値である。相当範囲幅比ryと距離幅比rxとは、以下の関係を有する。
ry=100+2・rx
また、図7には、各温度測定点Pmの測定温度Tm(℃)と、各温度測定点Pmの測定温度Tmと保持面S1における基準位置での温度Trefとの温度差(℃)とが示されている。ここで、保持面S1における基準位置は、一の発熱用抵抗体50が配置された一のゾーンZoと、他の発熱用抵抗体50が配置された他のゾーンZoとの間の境界位置であり、加熱装置100において通常設定される発熱用抵抗体50の寸法および位置や発熱用抵抗体50間の距離等を考慮すると、概ね、相当範囲幅比ry=160%の位置(すなわち、温度測定点Pm3)に該当する。
図7に示すように、距離幅比rxが60%以上(具体的には、60%,140%)であり、相当範囲幅比ryが220%以上(具体的には、220%,380%)である温度測定点Pm5,Pm6では、基準位置での温度Trefとの温度差が±1℃の範囲外であり、温度差が比較的大きかった。これらの温度測定点Pmは、面方向において発熱用抵抗体50が配置された第2の範囲R2から一定以上離れているため、これらの温度測定点Pmではかなり低温となり、温度差が大きくなったものと考えられる。そのため、これらの温度測定点Pmの相当範囲幅比ryに対応して、範囲幅比が220%以上となるように測温用抵抗体60を配置すると、測温用抵抗体60による温度測定結果が過度に低温になるものと考えられる。
また、距離幅比rxが-45%であり、相当範囲幅比ryが10%である温度測定点Pm4では、基準位置での温度Trefとの温度差が±1℃の範囲外であり、温度差が比較的大きかった。この温度測定点Pmは、面方向において発熱用抵抗体50が配置された第2の範囲R2の中央付近の位置であるため、この温度測定点Pmではかなり高温となり、温度差が大きくなったものと考えられる。そのため、この温度測定点Pmの相当範囲幅比ryに対応して、範囲幅比が10%となるように測温用抵抗体60を配置すると、測温用抵抗体60による温度測定結果が過度に高温になるものと考えられる。
これに対し、距離幅比rxが0%以上、30%以下(具体的には、0%,15%,30%)であり、相当範囲幅比ryが100%以上、160%以下(具体的には、100%,130%,160%)である温度測定点Pm1,Pm2,Pm3では、基準位置での温度Trefとの温度差が±1℃の範囲内であり、温度差が比較的小さかった。これらの温度測定点Pmは、面方向において発熱用抵抗体50が配置された第2の範囲R2の中央付近の位置ではなく、かつ、面方向において第2の範囲R2から一定以上離れた位置でもない。そのため、これらの温度測定点Pmでは平均的な温度となり、温度差が小さくなったものと考えられる。そのため、これらの温度測定点Pmの相当範囲幅比ryに対応して、範囲幅比が100%以上、160%以下となるように測温用抵抗体60を配置すると、測温用抵抗体60による温度測定結果が過度に低温または高温になることを回避することができ、測温用抵抗体60による温度測定の精度を向上させることができると言える。なお、温度測定点Pm1,Pm2,Pm3での結果を比較すると、温度測定点Pm1での結果より温度測定点Pm2での結果の方が良好であり、温度測定点Pm3での結果の方がさらに良好である。この結果を考慮すると、範囲幅比が100より大きく、かつ、160%以下となるように測温用抵抗体60を配置すると、測温用抵抗体60による温度測定結果が過度に低温または高温になることをより良好に回避することができ、測温用抵抗体60による温度測定の精度を効果的に向上させることができると言え、範囲幅比が130%以上、160%以下となるように測温用抵抗体60を配置すると、測温用抵抗体60による温度測定結果が過度に低温または高温になることを極めて良好に回避することができ、測温用抵抗体60による温度測定の精度を極めて効果的に向上させることができると言える。
以上説明した性能評価により、上述したように、加熱装置100における少なくとも1つの上記特定断面において上記特定条件を満たす構成を採用すれば、測温用抵抗体60による温度測定の精度を向上させることができ、ひいては、保持体10の保持面S1の温度制御の精度を向上させることができることが確認された。
B.第2実施形態:
図9は、第2実施形態の加熱装置100aにおける発熱用抵抗体50と測温用抵抗体60との関係を示す説明図である。図9には、図6と同様に、第2実施形態の加熱装置100aを構成する保持体10の一部分の断面、より具体的には、Z軸方向に平行であり、かつ、発熱用抵抗体50の円弧状部分51の延伸方向に直交する特定断面の一部分が示されている。以下では、第2実施形態の加熱装置100aの構成の内、上述した第1実施形態の加熱装置100の構成と同一の構成については、同一の符号を付すことによってその説明を適宜省略する。
第2実施形態の加熱装置100aでは、上述した第1実施形態の加熱装置100と同様に、少なくとも1つの特定断面(Z軸方向に平行であり、かつ、発熱用抵抗体50の円弧状部分51の延伸方向に直交する断面)において、特定条件が満たされている。ただし、第2実施形態の加熱装置100aでは、特定条件が、上述した第1の条件および第2の条件に加えて、下記の第3の条件を必要条件として含む点が、上述した第1実施形態の加熱装置100と異なっている。
(3)第3の条件:測温用抵抗体60が配置された第1の範囲R1のうちの、発熱用抵抗体50が配置された第2の範囲R2より中心軸A0から遠い部分の幅Wo(すなわち、面方向における第2の測温用端点P62と第2の発熱用端点P52との間の距離)は、第1の範囲R1のうちの第2の範囲R2より中心軸A0に近い部分の幅Wi(すなわち、面方向における第1の測温用端点P61と第1の発熱用端点P51との間の距離)より小さい。
ここで、発熱用抵抗体50における円弧状部分51からの発熱が伝わる(拡散する)領域は、中心軸A0から遠い側(外周側)の方が、中心軸A0に近い側(内周側)より広い。そのため、保持体10において、発熱用抵抗体50の円弧状部分51より中心軸A0から遠い側(外周側)では、中心軸A0に近い側(内周側)と比較して、低温となりやすい。第2実施形態の加熱装置100aでは、Z軸方向に平行であり、かつ、発熱用抵抗体50の円弧状部分51の延伸方向に直交する特定断面において、(3)測温用抵抗体60が配置された第1の範囲R1のうちの、発熱用抵抗体50が配置された第2の範囲R2より中心軸A0から遠い部分の幅Woは、第1の範囲R1のうちの第2の範囲R2より中心軸A0に近い部分の幅Wiより小さい、という第3の条件を満たす。そのため、第2実施形態の加熱装置100aでは、測温用抵抗体60が、低温部を過大に含む範囲の温度を測定することになることを回避することができる。従って、第2実施形態の加熱装置100aによれば、測温用抵抗体60による温度測定の精度を効果的に向上させることができ、ひいては、保持体10の保持面S1の温度制御の精度を効果的に向上させることができる。
C.変形例:
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
上記実施形態における加熱装置100の構成は、あくまで一例であり、種々変形可能である。例えば、上記実施形態では、保持体10および柱状支持体20のZ軸方向視の外形が略円形であるとしているが、他の形状であってもよい。
また、上記実施形態における発熱用抵抗体50や測温用抵抗体60の個数や形状、保持体10における配置は、あくまで一例であり、種々変形可能である。例えば、上記実施形態の加熱装置100は、3つの発熱用抵抗体50を備えるが、加熱装置100が備える発熱用抵抗体50の個数は、2つ以下であってもよいし、4つ以上であってもよい。同様に、上記実施形態の加熱装置100は、3つの測温用抵抗体60を備えるが、加熱装置100が備える測温用抵抗体60の個数は、2つ以下であってもよいし、4つ以上であってもよい。また、上記実施形態の加熱装置100では、発熱用抵抗体50が円弧状部分51を有する形状であるが、発熱用抵抗体50が円弧状部分51を有さない形状であってもよい。同様に、上記実施形態の加熱装置100では、測温用抵抗体60が円弧状部分61を有する形状であるが、測温用抵抗体60が円弧状部分61を有さない形状であってもよい。また、上記実施形態におけるゾーンZoの個数や形状は、あくまで一例であり、種々変形可能である。また、保持体10にゾーンZoが設定されていなくてもよい。
また、上記実施形態において、各ビアは、単数のビアにより構成されてもよいし、複数のビアのグループにより構成されてもよい。また、上記実施形態において、各ビアは、ビア部分のみからなる単層構成であってもよいし、複数層構成(例えば、ビア部分とパッド部分とビア部分とが積層された構成)であってもよい。
また、上記実施形態の加熱装置100における各部材を形成する材料は、あくまで例示であり、各部材が他の材料により形成されてもよい。また、上記実施形態における加熱装置100の製造方法は、あくまで一例であり、種々変形可能である。
また、本発明は、加熱装置100に限らず、セラミックス部材と、セラミックス部材の内部に配置された発熱用抵抗体および測温用抵抗体とを備え、セラミックス部材の表面上に対象物を保持する他の保持装置(例えば、静電チャック等)にも同様に適用可能である。
10:保持体 20:柱状支持体 22:貫通孔 30:接合部 50:発熱用抵抗体 51:円弧状部分 52:連結部分 53:ビア導体 54:受電電極 56:電極端子 60:測温用抵抗体 61:円弧状部分 62:連結部分 63:ビア導体 64:受電電極 66:電極端子 100:加熱装置 A0:中心軸 P0:中心点 P51:第1の発熱用端点 P52:第2の発熱用端点 P61:第1の測温用端点 P62:第2の測温用端点 Pm:温度測定点 Px:特定点 R1:第1の範囲 R2:第2の範囲 S1:保持面 S2:下面 S3:上面 S4:下面 SA:評価用加熱装置 VL:仮想分割線 W:半導体ウェハ Zo:ゾーン

Claims (5)

  1. 第1の方向に略直交する第1の表面を有するセラミックス部材と、
    前記セラミックス部材の内部に配置された発熱用抵抗体と、
    前記セラミックス部材の内部に配置され、前記第1の方向における位置が前記発熱用抵抗体とは異なる測温用抵抗体と、
    を備え、前記セラミックス部材の前記第1の表面上に対象物を保持する保持装置において、
    前記第1の方向に平行であり、かつ、前記発熱用抵抗体の延伸方向に直交する断面において、
    (1)前記第1の方向に直交する第2の方向における前記測温用抵抗体の一方の端点から他方の端点までの第1の範囲R1は、前記第2の方向における前記発熱用抵抗体の一方の端点から他方の端点までの第2の範囲R2の全体と、前記第1の方向視で重なる、という第1の条件と、
    (2)前記第1の範囲R1の幅W1は、前記第2の範囲R2の幅W2の100%より大きく、160%以下である、という第2の条件と、
    を含む特定条件を満たす、
    ことを特徴とする保持装置。
  2. 請求項1に記載の保持装置において、
    前記第1の表面は、略円形であり、
    前記発熱用抵抗体と前記測温用抵抗体とは、前記第1の表面の中心点を通り、かつ、前記第1の方向に平行な仮想直線である中心軸を中心とする少なくとも1つの円弧状部分を有し、
    前記第1の方向に平行であり、かつ、前記発熱用抵抗体の前記円弧状部分の延伸方向に直交する前記断面において、前記特定条件を満たす、
    ことを特徴とする保持装置。
  3. 請求項2に記載の保持装置において、
    前記特定条件は、(3)前記第1の範囲R1のうちの前記第2の範囲R2より前記中心軸から遠い部分の幅Woは、前記第1の範囲R1のうちの前記第2の範囲R2より前記中心軸に近い部分の幅Wiより小さい、という第3の条件を含む、
    ことを特徴とする保持装置。
  4. 第1の方向に略直交する第1の表面を有するセラミックス部材と、
    前記セラミックス部材の内部に配置された発熱用抵抗体と、
    前記セラミックス部材の内部に配置され、前記第1の方向における位置が前記発熱用抵抗体とは異なる測温用抵抗体と、
    を備え、前記セラミックス部材の前記第1の表面上に対象物を保持する保持装置において、
    前記第1の方向に平行であり、かつ、前記発熱用抵抗体の延伸方向に直交する断面において、
    (1)前記第1の方向に直交する第2の方向における前記測温用抵抗体の一方の端点から他方の端点までの第1の範囲R1は、前記第2の方向における前記発熱用抵抗体の一方の端点から他方の端点までの第2の範囲R2の全体と、前記第1の方向視で重なる、という第1の条件と、
    (2)前記第1の範囲R1の幅W1は、前記第2の範囲R2の幅W2の100%以上、160%以下である、という第2の条件と、
    を含む特定条件を満たし、
    前記第1の表面は、略円形であり、
    前記発熱用抵抗体と前記測温用抵抗体とは、前記第1の表面の中心点を通り、かつ、前記第1の方向に平行な仮想直線である中心軸を中心とする少なくとも1つの円弧状部分を有し、
    前記第1の方向に平行であり、かつ、前記発熱用抵抗体の前記円弧状部分の延伸方向に直交する前記断面において、前記特定条件を満たし、
    前記特定条件は、(3)前記第1の範囲R1のうちの前記第2の範囲R2より前記中心軸から遠い部分の幅Woは、前記第1の範囲R1のうちの前記第2の範囲R2より前記中心軸に近い部分の幅Wiより小さい、という第3の条件を含む、
    ことを特徴とする保持装置。
  5. 請求項2から請求項4までのいずれか一項に記載の保持装置において、
    前記第1の方向に平行であり、かつ、前記発熱用抵抗体の少なくとも1つの前記円弧状部分における周長の90%以上の範囲内の任意の点における延伸方向に直交する前記断面において、前記特定条件を満たす、
    ことを特徴とする保持装置。
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