JP7194964B2 - 調節補助具及び調節具 - Google Patents
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Description
(項目1)
コンクリート及びレベリング材の少なくとも一方の打設目標高さの目印を示すレベル表示具の高さ調節を行う調節具用の調節補助具であって、
保持部と、
前記保持部に形成され、前記レベル表示具に係合する係合部と、
前記保持部に保持され、前記レベル表示具に接触して前記レベル表示具の外観を変化させる外観変化付与部と、
を備えることを特徴とする調節補助具。
(項目2)
前記外観変化付与部は、前記レベル表示具に外部から視認可能な目印を付与する、
項目1に記載の調節補助具。
(項目3)
前記外観変化付与部は前記保持部に着脱可能に保持されている、
項目1又は2に記載の調節補助具。
(項目4)
前記外観変化付与部は前記レベル表示具を着色する着色手段である、
項目1から3のいずれか1項に記載の調節補助具。
(項目5)
前記外観変化付与部は前記レベル表示具の形状を変化させる形状変化付与手段である、
項目1から3のいずれか1項に記載の調節補助具。
(項目6)
前記保持部は中空内部を有し、
前記外観変化付与部は、前記保持部の中空内部に保持されており、
前記保持部には、前記外観変化付与部の下端を外部から視認可能な貫通開口部が形成されている、
項目1から5のいずれか1項に記載の調節補助具。
(項目7)
ネジ部を有するレベル表示具本体と、前記レベル表示具本体に設けられ、コンクリート及びレベリング材の少なくとも一方の打設目標高さの目印を示す表示部と、を備えるレベル表示具を高さ調節するための調節具であって、
項目1から6のいずれか1項に記載の調節補助具と、
前記調節補助具を回転させる駆動部と、
を備える、
ことを特徴とする調節具。
[レベル表示具]
本発明の調節具1の詳細を説明する前に、まず、図3(a)を参照してレベル表示具100について説明する。図3(a)はレベル表示具100の斜視図である。図3(a)に示すレベル表示具100は、住宅などの基礎を施工する際に、コンクリート及びそのコンクリートの天端面に流されるレベリング材の打設目標高さを示す目印として使用される。レベル表示具100は、上下方向に延びる棒状のレベル表示具本体101と、レベル表示具本体101の表面に形成された雄ネジ部102と、雄ネジ部102よりも上方に形成された第一表示部103と、第一表示部103よりも上方に形成された第二表示部104とを備える。
図1、図2(a)から(c)、図3(b)及び(c)を参照して、調節具1について説明する。図1は調節具1の正面図である。調節具1は、レベル表示具100の高さ調節を行うため装置である。調節具1は、本体部2と、外観変化付与部3と、駆動部4とを備える。
調節具1の使用する際には、まず保護キャップ35を取り外す。次に、図3(b)及び(c)に示すように、レベル表示具100の二つの第一表示部103間に各係合部22をそれぞれ挿入する。このとき、保持部21の下端は第一表示部103の上面に接触し(図3(c)参照)、印字部31の印面311は第二表示部104に接触する。ハンドル43を回転させるとシャフト41が回転する。シャフト41の回転に伴い、本体部2が回転すると共に係合部22が第一表示部103に接触してレベル表示具100を回転させる。これにより、レベル表示具100の高さを調節して、第一表示部103及び第二表示部104を目標高さに合わせることができる。図3(d)に示すように、調節済みのレベル表示具10の第二表示部104には着色手段3Aの印字部31により有色の目印Mが付与される。この目印Mによりレベル表示具100が調節済みであると判断することができる。
図4(a)及び(b)を参照して調節具1の第二実施形態について説明する。上記で既に説明した構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略すると共に相違点を中心に説明する。
以下では調節具1の変形例について説明する。上記で既に説明した構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略すると共に相違点を中心に説明する。以下の変形例は適宜組み合わせ可能である。
外観変化付与部3は本体部2に着脱可能に保持されていてもよい。すなわち、着色手段3Aにおいて、印字部31及び吸蔵体32、それらを収容する枠体33並びに押さえ部材34は保持部21に着脱可能に保持されていてもよい。また、形状変化付与手段3Bにおいて、切欠き形成手段36、それを保持する枠体33及び押さえ部材34は保持部21に着脱可能に保持されていてもよい。これにより、それらの部品が破損した場合に新品と交換することができる。
上記では、外観変化付与部3により第二表示部104の外観を変化させる実施形態について説明したが、第二表示部104以外の外観を変化させるようにしてもよい。図5(a)及び(b)はそれぞれ本体部2の変形例を示す正面図及び右側面図であり、外観変化付与部3の配置を変更した例を示している。なお、図5(a)及び(b)では外観変化付与部3として着色手段3Aを図示している。図5(a)及び(b)に示すように、外観変化付与部3を、二つの係合部22の周方向間の保持部21外面に設け、係合部22が二つの第一表示部103間に挿入された際に、外観変化付与部3が第一表示部103の上面に接触するようにしてもよい。これにより、第一表示部103の上面に、着色や切欠きによる目印Mを付与することができる。
レベル表示具100がレベル表示具本体101から除去可能な除去予定部を備えている場合、形状変化付与手段3Bはその除去予定部をレベル表示具本体101から除去するための切断手段37であってもよい。切断手段37は例えば刃である。
調節具1はその構成を適宜変更することにより、ネジ式のレベル表示具100以外にも、単に上下方向にスライドさせるだけで高さ調節を行うことができるレベル表示具、例えばレベルマーカー(株式会社東海建商製)などにも利用することができる。また、調節具1はその構成を適宜変更することにより、例えばレベリング材の打設目標高さの目印となる天端ビス(株式会社エヌ・エス・ピー製)にも利用することができる。
図7(a)は本体部2の変形例を表す正面図である。図7(a)では保護キャップ35は省略している。図7(b)は、図7(a)に示す本体部2を備えた調節具1をレベル表示具100と係合させた状態の正面図である。図7(a)に示すように、保持部21には、調節具1及び本体部2の使用時に、少なくとも外観変化付与部3の下端を外部から視認するための貫通開口部24が形成されていてもよい。なお、調節具1及び本体部2の非使用時、すなわち、保護キャップ35が保持部21に取り付けられている状態では、外観変化付与部3の下端は外部から視認できなくてもよい。
2 本体部(調節補助具)
21 保持部
22 係合部
24 貫通開口部
3 外観変化付与部
3A 着色手段
3B 形状変化付与手段
4 駆動部
100 レベル表示具
101 レベル表示具本体
102 雄ネジ部(ネジ部)
103 第一表示部
104 第二表示部
M 目印
Claims (6)
- ネジ部を有するレベル表示具本体と、前記レベル表示具本体に設けられ、コンクリート及びレベリング材の少なくとも一方の打設目標高さの目印を示す表示部と、を備えるレベル表示具を高さ調節するための調節具であって、
調節補助具と、
前記調節補助具を回転させる駆動部と、
を備え、
前記調節補助具が、
保持部と、
前記保持部に形成され、前記レベル表示具に係合する係合部と、
前記保持部に保持され、前記レベル表示具に接触して前記レベル表示具の外観を変化させる外観変化付与部と、
を備える調節具。 - 前記外観変化付与部は、前記レベル表示具に外部から視認可能な目印を付与する、
請求項1に記載の調節具。 - 前記外観変化付与部は前記保持部に着脱可能に保持されている、
請求項1又は2に記載の調節具。 - 前記外観変化付与部は前記レベル表示具を着色する着色手段である、
請求項1から3のいずれか1項に記載の調節具。 - 前記外観変化付与部は前記レベル表示具の形状を変化させる形状変化付与手段である、
請求項1から3のいずれか1項に記載の調節具。 - 前記保持部は中空内部を有し、
前記外観変化付与部は、前記保持部の中空内部に保持されており、
前記保持部には、前記外観変化付与部の下端を外部から視認可能な貫通開口部が形成されている、
請求項1から5のいずれか1項に記載の調節具。
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