JP2017206915A - 高さ調整補助具 - Google Patents

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【課題】住宅用の基礎コンクリートに立設されるアンカーボルトの高さを簡易に調整できる高さ調整補助具を提供する。【解決手段】高さ調整補助具10は、棒状本体11とその一端側に被せられる円筒形状の締付部材26とを設けている。棒状本体11は、円柱形の下側部12と、下側部12の上面12aから同軸状に延びた上側部19と、下側部12の右外周面12c側に円柱状の磁石取付部15とを備えている。下側部12の底面12bの中心には、下挿嵌孔13が設けられて、底面12bの左右両側において軸方向に延びた一対の挟持片14を一体で設けている。磁石取付部15の取付孔16には磁石17が挿嵌固定されている。上側部19は、上挿嵌孔21を設けており、4本のスリット22によって互いに分離された軸方向上下に延びた4本の取付片24からなる変位部23にされている。【選択図】図1

Description

本発明は、住宅用の基礎コンクリートに立設されるアンカーボルト等の高さを調整するために用いられる高さ調整補助具に関する。
アンカーボルトは、特許文献1に示すように、相対向して立設された一対の型枠列の間を跨いで両上端に固定される板状のアンカーボルト支持部材の中央取付孔に、高さ調整された状態で取り付けられてボルトで締め付け固定されるようになっている。このアンカーボルトの取り付けに際しては、アンカーボルトの上端に棒状の高さ調整具を繋ぎ合せて手で持って重ね合わせ、高さ調整具に位置決めされた受光部にレーザ測量機からのレーザ光を照射することにより高さ調整が行われる。高さ調整後は、位置決めされたアンカーボルトを手で持ったままで高さ調整具のみを外して横に置き、アンカーボルトをネジで締め付けてアンカーボルト支持部材に固定するようにされていた。
しかし、高さ調整具を重いアンカーボルトの上端に合わせて手で持ちながら高さ調整するのでは作業が不安定であり、高さ調整の精度にもばらつきが生じやすい。また、高さ調整後に、アンカーボルトを手で持ちながら高さ調整具のみを取り外し、ボルトを手で締め付けてアンカーボルトをアンカーボルト支持部材に取り付けるという2段階の作業となっている。そのため、高さ調整作業の負担が大きく、多数のアンカーボルトの高さを調整する作業現場では、負担の大きな作業を長時間続けなければならないという問題がある。
一方、一対の型枠間には布基礎コンクリートが打設されるが、このコンクリートの高さについては、例えば図10に示すような天端出し治具が用いられる。この天端出し治具は、下端側の固定部にて型枠間に配設された鉄筋に固定され、上端側に設けた溝にドライバーを差し込んで回転させることにより、天端高さが決められるようになっている。この天端高さと上記アンカーボルトの上端高さの寸法は予め決まった値になっている。しかし、従来は、天端高さとアンカーボルトの高さの計測は別個の作業により行われていたため、両者の関係を有効に作業に活用することがなく、作業に無駄があった。
実用新案登録第3077029号公報
本発明は、上記問題を解決しようとするもので、住宅用の基礎コンクリートに立設されるアンカーボルトの高さを簡易にかつ精度よく調整できる高さ調整補助具を提供することにある。また、本発明の他の目的は、基礎コンクリートの天端高さを簡易に調整できると共に、アンカーボルトの高さ調整に関連させることができる高さ調整補助具を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の構成上の特徴は、棒状本体の一端側に、長尺棒状の高さ調整具を一端側にて長手方向に揃えて着脱可能に固定するための固定部を設けており、棒状本体の他端側にアンカーボルトの端部を吸着して吊り下げ可能な磁石部を設けたことにある。
上記のように構成した発明においては、高さ調整補助具の棒状本体の固定部に固定された長尺棒状の高さ調整具が、棒状本体を下にして鉛直状態で配置され、棒状本体の他端側に設けた磁石部にアンカーボルトの端部を吸着させることにより、アンカーボルトが吊り下げられた状態にされる。このように吊り下げられたアンカーボルトが、住宅用の基礎コンクリートの打設現場において相対向して立設された一対の型枠列間に挿入された状態で、レーザ測量機等を用いて高さ調整具の規定の高さ位置に合わせることにより、アンカーボルトの高さが決められる。さらに、高さの決められたアンカーボルトが、一対の型枠列の上端間に取り付けられたアンカーボルト支持部材に手でボルト止め等によって固定され、その後、アンカーボルトから高さ調整具を取り外すことにより、アンカーボルトが高さ調整された状態でアンカーボルト支持部材に固定される。その結果、本発明によれば、アンカーボルトの高さ位置決め作業を、従来に比べて簡易にかつ精度良く行うことができる。
また、本発明において、固定部が、棒状本体の一端側から長手方向に延びた高さ調整具を挿嵌するための上挿嵌孔と、棒状本体の上挿嵌孔を囲んだ周囲の複数箇所にて長手方向に延びたスリットにより分離された複数の取付片からなる軸心方向に弾性変形可能にされた変位部と、変位部の外周側に嵌め合わされて変位部を外周側から締め付ける筒状の締付部材とにより構成されていることが好ましい。本発明によれば、固定部の上挿嵌孔に高さ調整具の先端側を挿嵌し、変位部の外側から締付部材によって変位部を締め付けることにより、高さ調整具を変位部に簡易にかつ強固に固定することができ、さらに高さ調整具からの高さ調整補助具の取り外しも簡単になる。
また、本発明において、磁石部が、棒状本体の外周面に配設されており、棒状本体が、他端側にてコンクリートの天端位置を決める天端出し治具の先端部が挿入可能な下挿嵌孔を設けると共に、他端側の下挿嵌孔を挟んだ両側にて棒状本体の軸方向に延びた一対の挟持片を設け、一対の挟持片が天端出し治具の先端近傍位置に設けた一対の羽根部間に挿嵌されて羽根部に係止可能にされるようにしてもよい。これにより、磁石部に邪魔されることなく、天端出し治具の先端部を下挿嵌孔に挿嵌して先端羽根を挟持片で挟むことができ、高さ調整具を回動させることにより、天端高さを簡単に決めることができる。
また、本発明において、磁石部の突出面が棒状本体の長手方向に対して直角な平坦面になっており、平坦面が下挿嵌孔の底面と面一にされていることが好ましい。これにより、天端高さを決めたときに磁石の平坦面の高さが天端高さに一致しているため、この天端高さを基準としたアンカーボルトの先端高さを高さ調整具によって簡単に決めることができ、その後、磁石部にアンカーボルトを吊り下げることにより、アンカーボルトの高さを簡単にかつ精度よく決めることができる。
本発明においては、棒状本体の固定部に固定された長尺棒状の高さ調整具を手で持ち、棒状本体の他端側の設けた磁石部にアンカーボルトの端部を吸着させて吊り下げた状態で、アンカーボルトの高さを決めることができるため、アンカーボルトの高さ調整作業を、従来に比べて簡易にかつ精度良く行うことができる。また、本発明によれば、磁石部の平坦面が下挿嵌孔の底面と面一にされていることにより、天端高さを基準としたアンカーボルトの先端高さを高さ調整具によって簡単に決めることができる。
本発明の一実施例である高さ調整補助具を示す一部破断正面図である。 高さ調整補助具を示す右側面図である。 高さ調整補助具を示す平面図である。 高さ調整補助具を示す底面図である。 高さ調整補助具の基部を示す一部破断正面図である。 高さ調整補助具の基部を示す平面図である。 高さ調整補助具の締付部材を示す(a)一部破断正面図、(b)平面図及び(c)底面図である。 高さ調整補助具に高さ調整具を取り付けると共に、アンカーボルトを吊り下げた状態を説明する説明図である。 高さ調整具を示す(a)正面図及び(b)底面図である。 天端出し治具を示す(a)正面図及び(b)平面図である。 高さ調整補助具を天端出し治具に装着した状態を説明する側面側から見た説明図である。 高さ調整補助具を天端出し治具に装着した状態を説明する底面側から見た説明図である。 高さ調整補助具が取り付けられた高さ調整具を用いた基礎コンクリートの天端高さの調整作業を説明するための説明図である。 高さ調整補助具が取り付けられた高さ調整具を用いたアンカーボルトの高さ調整作業を説明するための説明図である。 高さ調整具による(I)基準高さ、(II)天端高さ、(III)アンカーボルト高さの関係を説明する説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1〜図4は、一実施例であるコンクリートの天端高さやアンカーボルトの高さを調整するために用いられる高さ調整補助具10を一部破断正面図、右側面図、平面図、及び底面図により示したものである。なお、以下の説明において、高さ調整補助具10の上下,左右方向については、図1の上下,左右に合わせるものとする。
高さ調整補助具10は、樹脂製で棒状の棒状本体11と、その一端側外周面に被せられる樹脂製で円筒状の締付部材26とを設けている。棒状本体11は、図5,図6に示すように、円柱形の下側部12と、下側部12の上面12aから同軸状に延びた円筒状の下側部12より小径の上側部19と、下側部12の右外周面12c側に軸を揃えて一体で設けられた円柱状の磁石取付部15とを備えている。下側部12の底面12bの中心には、下挿嵌孔13が軸方向に円柱形状に凹んで設けられて、下側部12の軸方向のほぼ中間まで延びている。また、下側部12は、底面12bの左右両側において軸方向に延びた一対の挟持片14を一体で設けている。挟持片14は、底面12bの外周縁に沿って中心角略70°で円弧状に湾曲すると共に径方向に所定の厚みを有する厚板である。
磁石取付部15は、上面が下側部12の上面12aと面一になっており、軸方向長さが下側部12の軸方向長さの半分弱となっている。磁石取付部15は、底面15a側から同軸状に延びた取付孔16を設けており、取付孔16には磁石取付部15と共に磁石部を構成する円柱形の磁石17が挿嵌固定されるようになっている。磁石17は、強力な磁力を有するネオジウム磁石である。図1に示すように、磁石17は磁石取付部15の底面15aからわずかに突出しており、磁石17の突出面17aが下挿嵌孔13の底面13aと面一になっている。
上側部19は、上端側がわずかに先細の円筒形状で、上端面の中心から底部近傍まで軸方向に延びた円柱形の上挿嵌孔21を同軸的に設けている。上挿嵌孔21の底面21aには、後述する高さ調整具30のドライバー部33の頭部を差し込む十字形の差込孔21bが設けられている。また、上側部19は、上挿嵌孔21を囲んだ前後及び左右位置において上下方向に切欠かれて上挿嵌孔21の底面21a近傍まで達する幅の狭い4本のスリット22を設けている。上側部19は、4本のスリット22によって互いに分離された軸方向上下に延びた4個の取付片24を設けている。この4本のスリット22で分離された4個の取付片24により変位部23が構成されている。各取付片24は、先端側の外周が先端に向けてわずかに傾斜した傾斜部24aになっており、傾斜部24aの下方の外周面には軸方向に沿ってねじ溝25が形成されている。変位部23の外周側に、上側部19と共に固定部を構成する締付部材26が嵌め合わされる。
締付部材26は、図7に示すように、樹脂製の薄肉の円筒形状で、上側の軸方向長さが全体の略1/3を占める上端に向けて軸心方向にわずかに傾斜した円錐台形の傾斜筒部27と、下側の円筒形の嵌合筒部28とを一体で設けている。傾斜筒部27の上端側の内径は、上側部19のねじ溝25部分の外径より小さくなっている。嵌合筒部28は、外径が下側部12の外径と同一であり、内径は上側部19の外径と同等であり、内周面には上側部19のねじ溝25に螺合されるねじ孔部29が設けられている。締付部材26は、上側部19に嵌め合わせて、ねじ孔部29をねじ溝25に螺合させることにより、上側部19に取り付けられる。
つぎに、高さ調整補助具10の高さ調整具30への取り付けについて、図8,図9により説明する。高さ調整具30は、図9に示すように、真直の棒状の部材であり、アルミニウム製の中空な四角柱状の長尺の角棒部31と、角棒部31に回動可能に挿通される円柱形の中棒部32と、中棒部32の下端に一体で取り付けられた小径のドライバー部33とを同軸状に設けており、中棒部32の上端に円柱形の把持部34を設けている。角棒部31の内端側には、水準器35が摺動可能に取り付けられている。また、角棒部31には、後述するレーザ測量機50の受光部51が取り付け可能になっている。高さ調整具30のドライバー部33を上側部19の上挿嵌孔21に挿嵌して頭部を差込孔21bに差し込んだ状態で、締付部材26の嵌合筒部28のねじ孔部29をねじ溝25に螺合させて回動させる。これにより、傾斜筒部27が、上側部19の4個の取付片24に径方向内方への押圧力を加えて変形させることができ、変位部23を縮径させるようになっている。
その結果、ドライバー部33が4個の取付片24によって締め付けられて、高さ調整具30が上側部19に強固に固定される。このように、本実施例によれば、高さ調整補助具10の棒状本体11の上挿嵌孔21に高さ調整具30のドライバー部33先端側を挿嵌し、変位部23の外側から締付部材26によって上側部19を締め付けることにより、高さ調整具30を上側部19に簡易にかつ強固に固定することができ、さらに高さ調整具30の上側部19からの取り外しも簡単である。また、図8に示すように、磁石取付部15に固定された磁石17には、アンカーボルト37が上端側にて強固に固定されて、吊り下げられる。
つぎに、高さ調整具30に固定された高さ調整補助具10の、コンクリートの天端高さ調整に使用される天端出し治具40への取付けについて説明する。天端出し治具40としては、例えば図10に示すようなものが一般的に使用されている。この天端出し治具40は、樹脂製で長尺棒状の基部41と、基部41の上端側に螺着されて上下動可能にされている丸棒状の調整部43と、基部41の下端に固定されている円環状の鉄筋取付部46とを設けている。基部41は、上半分が軸方向に同軸状に延びたねじ孔を有する取付部42になっている。
調整部43は、上端から所定寸法離れた外周面に径方向に対称に外方に広がる一対の羽根部44を設けており、羽根部44の下側の外周面に軸方向に延びたねじ部45を設けている。調整部43は、上端がコンクリートの天端を合わせる第1基準面になっており、上端面にはドライバー部33の頭部を嵌め合わせ可能な取付溝43aを設けている。羽根部44は、レベラーを流し込むための基準となる第2基準面を表すものである。鉄筋取付部46は、基部41の下端側の一箇所に軸方向に平行に一体で取り付けられており、半円弧形に延びて先端内側に係止内爪47aを有する第1締付片47と、第1締付片47の反対側に半円弧形に延びて先端外側に係止外爪48aを有する第2締付片48を設けている。鉄筋取付部46は、第1締付片47と第2締付片48で鉄筋を囲んで嵌め合わせて、係止内爪47aを係止外爪48aに係止させることにより、鉄筋に強固に締め付け固定される。
図11,図12に示すように、鉄筋(図示しない)に鉛直に固定された天端出し治具40の基部41が、高さ調整具30に固定された高さ調整補助具10の下側部12に設けた下挿嵌孔13に挿嵌され、下側部12の底面に当接した一対の羽根部44間に一対の挟持片14を嵌め合わせることにより、羽根部44が挟持片14に係止される。そのため、高さ調整具30を回動させることにより、羽根部44も一体となって回動する。その結果、調整部43が上下動することにより、天端出し治具40の天端高さ調整が簡易に行われる。
つぎに、高さ調整補助具10を用いた天端出し治具40による天端高さの設定例について、図13,図15により説明する。住宅用の基礎コンクリートの打設現場において相対向して立設された一対の型枠列1間に立設された鉄筋2の上端側に天端出し治具40が鉄筋取付部46にて固定される。天端出し治具40の基部41が高さ調整具30に固定された高さ調整補助具10の下挿嵌孔13に挿嵌され、一対の羽根部44が挟持片14間に挟まれる。高さ調整具30の受光部51位置は、予め基準となる高さK、例えば丁張の高さである250mmになるように合わされており、この基準高さKを基準として、天端高さ例えば基準高さKから120mm下の位置K1になるように合わされる。高さ調整具30に取り付けられた受光部51による基準高さKと天端高さK1の関係と、レーザ測量機50による調整については、図15に概略的に示す。この状態で、高さ調整具30を回動させることにより天端出し治具40の調整部43が上下し、レーザ測量機50で受光部51位置になるまで高さ調整することにより、天端位置が決められる。
つぎに、高さ調整補助具10を用いたアンカーボルトの高さの設定例について、図14,図15により説明する。高さ調整具30の天端高さに相当する位置K1を基準として、アンカーボルト37の上端位置に相当する位置K2に受光部51が位置合わせされる。高さ調整具30に取り付けられた受光部51による天端高さK1とアンカーボルト高さK2の関係と、レーザ測量機50による調整については、図15に概略的に示す。一対の型枠列1の上端間にボルト4で固定された板状のアンカーボルト支持部材3の中央の取付孔5にアンカーボルト37が挿入され垂直にされた状態で、高さ調整具30とアンカーボルト37とを手で持ち、棒状本体11の他端側に設けた磁石17にアンカーボルト37の端部を吸着させて吊り下げる。
この状態で、高さ調整具30とアンカーボルト37を上下させながら、レーザ測量機50を用いて高さ調整具30の受光部51の位置K2になるまで高さ調整されることにより、アンカーボルト37が規定高さにされる。高さが決められた後、アンカーボルト支持部材3にアンカーボルト37をボルト38で位置決め固定し、その後、アンカーボルト37から高さ調整具30及び高さ調整補助具10を取り外すことにより、高さ調整されたアンカーボルト37がアンカーボルト支持部材3に固定される。その結果、本実施例によれば、アンカーボルト37の位置決め作業を、従来に比べて簡易にかつ精度良く行うことができる。
なお、上記実施例においては、高さ調整補助具10は、下側部に一対の挟持片14を設けているが、これを省くことも可能であり、上端側に上記羽根部を有しない天端出し治具にも適用することができる。また、上記実施例においては、高さ調整補助具10は、下側部12の外周側に磁石取付部15を設けているが、これに代えて磁石取付部を下側部の底部に設けることも可能である。さらに、上記実施例においては、高さ調整補助具10は、磁石17の突出面17aが下挿嵌孔13の底面13aと面一になっているが、これに限らない。
また、上記実施例に示した高さ調整具30については、図9に示したものに限らず、長尺棒の一端側に細い丸棒を取り付けたもので、丸棒を上挿嵌孔21に挿嵌固定できるものであってもよい。さらに、上記実施例に示したアンカーボルト支持部材3についても、図13,図14に示したものに限らず、一方の型枠に支持されて、アンカーボルトの高さに加えて横方向の位置も調整できるような構造のものであってもよい。その他、上記実施例に示した高さ調整補助具の各部の構造については一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変更して実施することが可能である。
10…高さ調整補助具、11…棒状本体、12…下側部、13…下挿嵌孔、14…挟持片、15…磁石取付部、17…磁石、19…上側部、21…上挿嵌孔、22…スリット、23…変位部、24…取付片、25…ねじ溝、26…締付部材、29…ねじ孔部、30…高さ調整具、33…ドライバー部、37…アンカーボルト、40…天端出し治具、41…基部、43…調整部、44…羽根部、51…受光部。

Claims (4)

  1. 樹脂製の棒状本体の一端側に、長尺棒状の高さ調整具を一端側にて長手方向に揃えて着脱可能に固定するための固定部を設けており、該棒状本体の他端側に、アンカーボルトを端部にて吸着して吊り下げ可能な磁石部を設けたことを特徴とする高さ調整補助具。
  2. 前記固定部が、前記棒状本体の一端側から長手方向に延びた前記高さ調整具を挿嵌するための上挿嵌孔と、前記棒状本体の該上挿嵌孔を囲んだ周囲の複数箇所にて長手方向に延びたスリットにより分離された複数の取付片からなる軸心方向に弾性変形可能にされた変位部と、該変位部の外周側に嵌め合わされて該変位部を外周側から締め付ける筒状の締付部材とにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載の高さ調整補助具。
  3. 前記磁石部が、前記棒状本体の外周面に配設されており、該棒状本体が、他端側にてコンクリートの天端位置を決める天端出し治具の先端部が挿入可能な下挿嵌孔を設けると共に、他端側の該下挿嵌孔を挟んだ両側にて該棒状本体の長手方向に延びた一対の挟持片を設け、該一対の挟持片が前記天端出し治具の先端近傍位置に設けた一対の羽根部間に挿嵌されて該羽根部に係止可能にされることを特徴とする請求項1又は2に記載の高さ調整補助具。
  4. 前記磁石部の突出面が前記棒状本体の長手方向に対して直角な平坦面になっており、該平坦面が前記下挿嵌孔の底面と面一にされていることを特徴とする請求項3に記載の高さ調整補助具。
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