JP2019120060A - 治具、レベル表示具、補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンクリート及びレベリング材の少なくとも一方の打設目標高さを示す目印を目標高さ位置に設定する際に使用され、当該目印が目標高さ位置に設定済みであるか否かを判別することができる機能を備えた治具を提供する。【解決手段】本発明のレベル表示具10は、レベル表示具本体11と、コンクリートの打設目標高さを示す第一表示部13と、レベリング材の打設目標高さを示す第二表示部14と、外部から視認可能で且つレベル表示具本体11に対して位置変更可能な位置変更予定部15と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、コンクリート及びレベリング材の少なくとも一方の打設目標高さを示す目印を目標高さ位置に設定する際に使用される治具に関する。本発明は、レベル表示具及び補助具にも関する。
コンクリート基礎等のコンクリート構造物を施工する際には、コンクリートやレベリング材を流し込む高さ位置を示す目印が必要である。このような目印としては、例えば特許文献1から4に開示されたレベル表示具が存在する。また、レベル表示具を鉄筋に取り付けるための補助具も特許文献1から4に開示されている。
特許文献1のレベル表示具20は、生コンの打設高さを示す目印21と、レベリング材の高さを示す目印22と、ネジ部23とを備えている。レベル表示具20のネジ部23は天端出し補助具10の部分ネジ12cと螺合している。レベル表示具20は、目印21及び目印22を打設目標高さに合わせるために、高さ調節される必要がある。レベル表示具20の高さ調節を行う場合には、調節具を使用してレベル表示具20を回転させ上下方向に移動させる。
また、レベリング材のみの打設目標高さを示す目印として、特許文献5に開示されたレベル表示具が存在する。このレベル表示具を保持するための補助具も特許文献5に開示されている。
特開2015−096693号公報 特開2013−234513号公報 特開2015−052219号公報 特開2017−031769号公報 特開2015−030995号公報
施工予定のコンクリート構造物の大きさにもよるが、例えば住宅用の基礎では100〜400本のレベル表示具が設置される。作業者は全てのレベル表示具の高さ調節を行う必要があるが、前記の通りレベル表示具は多数設置されるため、どのレベル表示具の調節を終えたのか分からなくなり、調節済みのレベル表示具と未調節のレベル表示具との見分けがつかなくなることがある。この問題を解決するため、例えば、高さ調節が完了したレベル表示具に作業者がペンやカッタなどで目印を付けることにより、調節済みのレベル表示具と未調節のレベル表示具とを見分けるような方法も考えられる。しかしながら、この方法では、作業者は、調節具とは別にペンやカッタといった目印を付与する道具を所持していなければならず、煩わしいという問題がある。
本発明は上記課題に鑑みて成された発明であり、コンクリート及びレベリング材の少なくとも一方の打設目標高さを示す目印を目標高さ位置に設定する際に使用され、当該目印が目標高さ位置に設定済みであるか否かを判別することができる機能を備えた治具を提供することを目的とする。
本発明は下記に掲げる態様の発明を提供する。
(項目1)
コンクリート及びレベリング材の少なくとも一方の打設目標高さを示す目印を目標高さ位置に設定する際に使用される治具であって、
治具本体と、
外部から視認可能で且つ前記治具本体に対して位置変更可能な位置変更予定部と、
を備えることを特徴とする治具。
(項目2)
レベル表示具であって、
レベル表示具本体と、
コンクリート及びレベリング材の少なくとも一方の打設目標高さを示す表示部と、
外部から視認可能で且つ前記レベル表示具本体に対して位置変更可能な位置変更予定部と、
を備えることを特徴とするレベル表示具。
(項目3)
前記表示部は、前記コンクリートの打設目標高さを示す第一表示部と、前記レベリング材の打設目標高さを示す第二表示部とを備え、
前記第一表示部は前記レベル表示具本体の周方向に所定間隔あけて複数形成されており、
前記位置変更予定部は複数の前記第一表示部の周方向間に形成されている、
項目2に記載のレベル表示具。
(項目4)
レベル表示具本体と、コンクリート及びレベリング材の少なくとも一方の打設目標高さを示す表示部とを備えるレベル表示具を保持するための補助具であって、
補助具本体と、
前記補助具本体に設けられ、前記レベル表示具本体を取り付ける取付部と、
外部から視認可能で且つ前記補助具本体に対して位置変更可能な位置変更予定部と、
を備えることを特徴とする補助具。
(項目5)
前記補助具本体に設けられ、鉄筋を保持する保持部をさらに備える、
項目4に記載の補助具。
(項目6)
前記表示部は、前記レベリング材のみの打設目標高さを示し、
前記補助具本体の少なくとも一部は、コンクリートが打設された後に、当該コンクリートに挿入される、
項目4に記載の補助具。
(項目7)
前記位置変更予定部は、折り曲げ可能な折曲予定部である、
項目1に記載の治具、項目2若しくは3に記載のレベル表示具、又は項目4から6のいずれか1項に記載の補助具。
(項目8)
前記位置変更予定部は、除去可能な除去予定部である、
項目1に記載の治具、項目2若しくは3に記載のレベル表示具、又は項目4から6のいずれか1項に記載の補助具。
本発明の治具は、外部から視認可能で且つ治具本体に対して位置変更可能な位置変更予定部を有している。位置変更予定部は目印が目標高さに設定された後に治具本体に対して位置変更される。位置変更された位置変更予定部の外観は変更前とは異なる。そのため、位置変更予定部を位置変更した後の治具は変更前の治具と区別することができ、これにより、目印を目標高さに設定済みであるか否かを判別することができる。
本発明のレベル表示具は、外部から視認可能で且つレベル表示具本体に対して位置変更可能な位置変更予定部を有している。位置変更予定部は表示部が目標高さに設定された後にレベル表示具本体に対して位置変更される。位置変更された位置変更予定部の外観は変更前とは異なる。そのため、位置変更予定部を位置変更した後のレベル表示具は変更前のレベル表示具と区別することができ、これにより、表示部を目標高さに設定済みであるか否かを判別することができる。
本発明の補助具は、外部から視認可能で且つ補助具本体に対して位置変更可能な位置変更予定部を有している。位置変更予定部はレベル表示具の表示部が目標高さに設定された後に補助具本体に対して位置変更される。位置変更された位置変更予定部の外観は変更前とは異なる。そのため、位置変更予定部を位置変更した後の補助具は変更前の補助具と区別することができる。これにより、位置変更予定部が位置変更済みである補助具に取り付けられたレベル表示具は高さ調節済みであると判断することができ、高さ未調節のレベル表示具と区別することができる。
(a)はレベル表示具の斜視図、(b)は(a)のIb−Ib線断面図である。 高さ調節済みのレベル表示具の斜視図である。 (a)は調節具の正面図、(b)及び(c)はそれぞれ調節具をレベル表示具に係合させる前の正面図及び右側面図である。 (a)及び(b)はレベル表示具の変形例の断面図である。 (a)はレベル表示具の変形例の斜視図、(b)は(a)のVb−Vb線断面図である。 (a)及び(b)はそれぞれ調節具の変形例の正面図及び右側面図、(c)及び(d)はそれぞれ調節具の別の変形例の正面図及び右側面図である。 (a)はレベル表示具が取り付けられた補助具の斜視図、(b)は補助具の平面図である。 (a)はレベル表示具が取り付けられた補助具の変形例の斜視図、(b)は補助具の変形例の平面図である。 (a)はレベル表示具が取り付けられた補助具の変形例の斜視図、(b)は補助具の変形例の平面図である。 レベル表示具及び補助具の斜視図である。 (a)は補助具及びレベル表示具の斜視図、(b)は補助具の使用方法を説明する断面図である。
本発明について図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。本発明は、以下の実施形態に限定されず、その主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明は、コンクリート及びレベリング材の少なくとも一方の打設目標高さを示す目印を目標高さ位置に設定する際に使用される治具である。
<第一実施形態>
第一実施形態では本発明の治具として、住宅用のコンクリート基礎を施工する際に、コンクリート及びレベリング材の打設目標高さを示すために使用されるレベル表示具10について説明する。図1(a)はレベル表示具10の斜視図であり、図1(b)は図1(a)のIb−Ib線断面図である。レベル表示具10は、レベル表示具本体11と、雄ネジ部12と、第一表示部13と、第二表示部14と、位置変更予定部15とを備える。レベル表示具本体11は上下方向に延びる棒状部材から成る。雄ネジ部12はレベル表示具本体11の表面に形成されている。レベル表示具10は例えば樹脂製の一体成型品である。
第一表示部13はコンクリートの打設目標高さを示す目印である。第一表示部13は雄ネジ部12よりも上方に形成され、レベル表示具本体11から横方向に延びている。本実施形態では、二つの第一表示部13が、レベル表示具本体11に対して対称位置に形成されている。第二表示部14はレベリング材の打設目標高さを示す目印である。第二表示部14は第一表示部13よりも上方に位置している。本実施形態ではレベル表示具本体11の頂部が第二表示部14として機能する。第一表示部13と第二表示部14との上下方向間の間隔は、打設予定のレベリング材の厚みに合わせて予め設定されている。
位置変更予定部15はレベル表示具本体11に接続され、レベル表示具本体11に対して位置変更可能に構成されている。本実施形態では、位置変更予定部15として、板状の折曲予定部151が二つの第一表示部13の周方向間に形成されている。折曲予定部151はレベル表示具本体11から横方向に延びている。折曲予定部151は、折り曲げの起点となる折曲起点部1511を備えている。折曲起点部1511にはノッチが形成されており、折曲起点部1511の厚みは折曲起点部1511以外の折曲予定部151の厚みよりも小さくなっている。折曲予定部151に力が加えられると、折曲起点部1511が折り曲げの起点となり、折曲予定部151のうち折曲起点部1511よりも先端側の部位が折れ曲がる(図1(b)において、折り曲げ後の折曲予定部151を二点鎖線にて示す)。
図2及び図3(a)から(c)を参照してレベル表示具10の使用方法及び作用効果について説明する。図2はレベル表示具10の高さ調節が完了した後の斜視図である。まず、補助具100を鉄筋T(図2では横筋T1)に取り付ける。次に、補助具100にレベル表示具本体11を挿入する。そして、図3(a)に示す調節具200を使用して、レベル表示具10を回転させ高さ調節を行う。レベル表示具10は、第二表示部14の高さがその打設目標高さに合うよう高さ調節される。前記の通り、第一表示部13と第二表示部14との上下方向間の間隔は打設予定のレベリング材の厚みに合わせて予め設定されているため、第二表示部14の高さを合わせれば第一表示部13の高さは自動的にその打設目標高さに合うようになる。
ここで、調節具200の構成について簡単に説明する。図3(a)は調節具200の正面図、図3(b)及び(c)はそれぞれ調節具200をレベル表示具10に係合させる前の状態を示す正面図及び右側面図である。調節具200は、調節具本体201と、調節具本体201を駆動させる駆動部202とを備える。調節具本体201は、レベル表示具10と係合する二つの係合部203を備える。駆動部202は、シャフト204と、筒状のシャフトカバー205と、ハンドル206とを備える。シャフト204はシャフトカバー205内に挿通されており、シャフトカバー205内において回転可能に保持されている。シャフト204の一端部には調節具本体201が着脱可能で且つ相対回転不能に取り付けられている。シャフト204の他端部にはハンドル206が相対回転不能に固定されている。
図3(b)及び(c)に示すように、レベル表示具10の高さ調節を行う際には、まず、各係合部203を二つの第一表示部13の周方向間にそれぞれ挿入する。このとき、一方の係合部203は折曲予定部151に接触し且つ折曲予定部151を下方に押圧して折り曲げる。次に、ハンドル206を回し、シャフト204及び調節具本体201を回転させる。調節具本体201の回転に伴い係合部203が第一表示部13に接触してレベル表示具10を回転させる。
レベル表示具10の高さ調節が完了したら、調節具200をレベル表示具10から取り外す。図2に示すように、高さ調節された後のレベル表示具10の折曲予定部151は係合部203によって下方に折り曲げられている。折曲予定部151が折り曲げられたことにより、レベル表示具本体11に対する折曲予定部151の位置は折り曲げ前と比べて変化しており、折曲予定部151の外観は折り曲げ前とは異なっている。したがって、折曲予定部151が折り曲げられているレベル表示具10(すなわち、高さ調節済みのレベル表示具10)は、折曲予定部151が折り曲げられていない高さ未調節のレベル表示具10と区別することができる。
<第一実施形態の変形例>
レベル表示具10の変形例について説明する。上記で既に説明した構成要素については同一の符号を付しその説明を省略する。以下の変形例は、適宜組み合わせることができる。
[変形例1−1]
折曲予定部151は、レベル表示具本体11に対して折り曲げることができれば、形状、厚み又は材質などは限定されない。例えば折曲起点部1511を設けず、折曲予定部151を人力で折り曲げることができる程度の均一な厚み(例えば、0.5mm以下)及び材質からなる薄片から構成することもできる。
[変形例1−2]
図4(a)及び(b)は変形例1−2に係るレベル表示具10の断面図である。変形例1−2に係るレベル表示具10において、位置変更予定部15はレベル表示具本体11から除去可能な板状の除去予定部152である。図4(a)に示すように、除去予定部152は、二つの第一表示部13の周方向間に形成されている。除去予定部152は、破断の起点となる破断起点部1521を備えている。破断起点部1521にはノッチが形成されており、破断起点部1521の厚みは破断起点部1521以外の除去予定部152の厚みよりも小さくなっている。レベル表示具10は例えば硬質の樹脂材料から構成される。除去予定部152に力が加えられると、図4(b)に示すように、破断起点部1521が割れ、破断起点部1521よりも先端側の部位がレベル表示具本体11から切り離される。このように、除去予定部152の除去前と除去後を比較すると、レベル表示具本体11に対する除去予定部152の位置は変化している。これにより、レベル表示具10は高さ調節済みであると判断することができる。
[変形例1−3]
位置変更予定部15の数は一つに限定されず、二つ以上であってもよい。位置変更予定部15が形成される位置は二つの第一表示部13の周方向間に限定されず、例えばレベル表示具本体11の頂部から横方向に延びていてもよい。また、位置変更部15は調節具200ではなく、作業者の手によって位置変更されてもよい。
[変形例1−4]
図5(a)は変形例1−4に係るレベル表示具10の斜視図であり、図5(b)は図5(a)のVb−Vb線断面図である。変形例1−5に係るレベル表示具10では、複数の第一表示部13の少なくとも一つが位置変更予定部15を兼ねている。すなわち、図5(a)及び(b)に示すように、第一表示部13は二つ以上形成されており、複数の第一表示部13の少なくとも一つが位置変更予定部15として機能する。位置変更予定部15を兼ねる第一表示部13aは、折曲予定部151又は除去予定部152と同様の構成である。第一表示部13aは力が加えられるとレベル表示具本体11に対して位置変更される。他方の第一表示部13bは、位置変更予定部15として構成されていてもよく、あるいは、レベル表示具本体11に対して位置変更不能に構成されていてもよい。
[変形例1−5]
図6(a)及び(b)はそれぞれ調節具本体201の変形例を示す正面図及び右側面図である。図6(c)及び(d)はそれぞれ調節具本体201の別の変形例を示す正面図及び右側面図である。除去予定部152が二つの第一表示部13の周方向間に形成されている場合(図4(a)及び(b)参照)、図6(a)及び(b)に示すように、調節具200は係合部203の先端にカッタなどの切断手段207を備えていてもよい。これにより、除去予定部152をより簡単に除去することができるようになる。また、第一表示部13aが除去予定部152を兼ねている場合(図5(a)及び(b)参照)、図6(c)及び(d)に示すように、調節具200は、調節具本体201の二つの係合部203の周方向間に切断手段207を備えていてもよい。これにより、除去予定部152を兼ねた第一表示部13aをより簡単に除去することができるようになる。
<第二実施形態>
第二実施形態では本発明の治具として、住宅用のコンクリート基礎を施工する際に、コンクリート及びレベリング材の打設目標高さを示すために使用されるレベル表示具を鉄筋Tに取り付けるための補助具20について説明する。補助具20に取り付けられるレベル表示具としては、第一実施形態で説明したレベル表示具10や、位置変更予定部15を有していないレベル表示具10を使用することができる。なお、上記実施形態で既に説明した構成要素については、同一の符号を付しその説明を省略する。
図7(a)及び(b)を参照してレベル表示具10を横筋T1に取り付けるための補助具20Aについて説明する。図7(a)及び(b)はそれぞれ補助具20Aの斜視図及び平面図である。図7(b)ではレベル表示具10は省略している。図7(a)及び(b)に示すように、補助具20Aは、補助具本体21と、保持部22と、取付部23と、回転規制部24と、位置変更予定部25とを備える。補助具20Aは例えば樹脂製の一体成型品である。
保持部22は補助具本体21に形成され、横筋T1と略平行に延びる筒部である。保持部22の下部は開口しており、保持部22内には横筋T1が保持される。取付部23は補助具本体21に形成された上下方向に延びる筒部であり、取付部23内にはレベル表示具本体11が挿入される。取付部23の内面にはレベル表示具10の雄ネジ部12と螺合する螺合部26が形成されている。本実施形態では、螺合部26は取付部23の内面から突出する突起部である。レベル表示具10は雄ネジ部12が螺合部26と螺合することにより、雄ネジ部12の回転に応じて取付部23内において上下方向に移動可能となっている。なお、螺合部26は取付部23の内面に形成されたネジ溝であってもよい。回転規制部24は補助具本体21から縦筋T2の側面まで延出している。回転規制部24は、補助具20が横筋T1を中心として回転しようとしたとき、縦筋T2に当接することで補助具20が回転することを防止する。位置変更予定部25は取付部23の外面から横方向に延びている。位置変更予定部25は上記実施形態で説明した折曲予定部151又は除去予定部152と同様の構成を採用することができる。
補助具20Aの使用方法及び作用効果について説明する。まず、補助具20Aを横筋T1に取り付ける。次に、取付部23にレベル表示具本体11を挿入する。雄ネジ部12を回転させ、第一表示部13及び第二表示部14の高さを目標高さに合わせる。第一表示部13及び第二表示部14の高さ調節が完了したら、作業者は位置変更予定部25を補助具本体21に対して位置変更する。位置変更予定部25が補助具本体21に対して位置変更されたことにより、位置変更予定部25の外観は変更前と比べて変化している。位置変更予定部25が位置変更済みである補助具20に取り付けられたレベル表示具10は高さ調節済みであると判断することができ、高さ未調節のレベル表示具10と区別することができる。
<第二実施形態の変形例>
補助具20の変形例について説明する。上記で既に説明した構成要素については同一の符号を付しその説明を省略する。以下の変形例は、適宜組み合わせることができる。
[変形例2−1]
図8(a)及び(b)を参照してレベル表示具10を縦筋T2に取り付けるための補助具20Bについて説明する。以下では、補助具20Aとの相違点を中心に説明する。図8(a)及び(b)はそれぞれ補助具20Bの斜視図及び平面図である。図8(b)ではレベル表示具10は省略している。補助具20Bは、補助具本体21と、保持部22と、取付部23と、位置変更予定部25と、螺合部26と、規制部27とを備える。補助具20Bは例えば樹脂製の一体成型品である。
保持部22は補助具本体21に形成され、縦筋T2と略平行に延びる筒部である。保持部22の側面には上下方向に延びる開口部が形成されており、保持部22内には縦筋T2が保持される。取付部23内にはレベル表示具本体11が挿入され、レベル表示具10の雄ネジ部12が螺合部26と螺合する。位置変更予定部25は取付部23の外面から横方向に延びている。規制部27は、取付部23の外面から延びる下方移動規制部271と、下方移動規制部271から下方に延びる回転規制部272とから構成されている。下方移動規制部271は横筋T1の上方に配置される。回転規制部272は横筋T1の、取付部23とは反対側に配置される。下方移動規制部271は、補助具20Bが下方へ移動しようとしたとき、横筋T1の上面と当接することにより補助具20Bが下方に移動することを防止する。回転規制部272は、補助具20Bが縦筋T2を中心として回転しようとしたとき、横筋T1に当接することにより補助具20Bが回転することを防止する。補助具20Bでも補助具20Aと同様の効果を得ることができる。
[変形例2−2]
図9(a)及び(b)を参照してレベル表示具10を縦筋T2に取り付けるための補助具20Cについて説明する。以下では、補助具20Bとの相違点を中心に説明する。図9(a)及び(b)はそれぞれ補助具20Cの斜視図及び平面図である。図9(b)ではレベル表示具10は省略している。補助具20Cは、補助具本体21と、保持部22と、取付部23と、位置変更予定部25と、螺合部26と、操作部28と、係合部29とを備える。操作部28は、保持部22を開閉するための第一ハンドル281及び第二ハンドル282を備える。第一ハンドル281は保持部22の第一部分221に接続されている。第二ハンドル282は、第一部分221と開口部によって隔てられた第二部分222に接続されている。係合部29は、第一ハンドル281に形成された複数の凹部から成るストッパ部291と、第二ハンドル282に形成され、ストッパ部291に係合するストッパ片292とから構成されている。ストッパ片292をストッパ部291と係合させることにより保持部22が縮径し、縦筋T2を強固に保持することができる。補助具20Cでも補助具20Aと同様の効果を得ることができる。
[変形例2−3]
位置変更予定部25が設けられる位置は取付部23に限定されず、例えば保持部22に形成されていてもよい。
<第三実施形態>
第三実施形態では本発明の治具として、住宅用のコンクリート基礎を施工する際に、レベリング材のみの打設目標高さを示すために使用されるレベル表示具30について説明する。なお、上記実施形態で既に説明した構成要素については、同一の符号を付しその説明を省略する。
図10はレベル表示具30及びそれを取り付けるための補助具300の斜視図である。図10に示すように、レベル表示具30は、レベル表示具本体31と、雄ネジ部32と、表示部33と、位置変更予定部34とを備える。レベル表示具30は、例えば金属製又は樹脂製の一体成型品である。レベル表示具本体31の頂部には工具係合溝が形成されている。雄ネジ部32は、レベル表示具本体31の表面に形成されている。表示部33は、レベリング材の打設目標高さを示す目印である。本実施形態において、表示部33はレベル表示具本体31の頂部である。位置変更予定部34は、レベル表示具本体31の頂部から横方向に延び、レベル表示具本体31に対して位置変更可能に設けられている。位置変更予定部34としては、上記実施形態で説明した折曲予定部151又は除去予定部152と同様の構成を採用することができる。なお、位置変更予定部34が設けられる位置はレベル表示具本体31の頂部に限定されない。
レベル表示具30の使用方法及び作用効果について説明する。レベル表示具30を補助具300に取り付ける。補助具300を打設された後の未硬化のコンクリートに挿入する。雄ネジ部32を回転させ、表示部33の高さをレベリング材の打設目標高さに合わせる。レベル表示具30の高さ調節が完了したら、作業者は位置変更予定部34をレベル表示具本体31に対して位置変更する。位置変更予定部34がレベル表示具本体31に対して位置変更されたことにより、位置変更予定部34の外観は変更前と比べて変化している。したがって、位置変更予定部34が折り曲げられているレベル表示具30は高さ調節済みであると判断することができ、高さ未調節のレベル表示具30と区別することができる。
<第四実施形態>
第四実施形態では本発明の治具として、住宅用のコンクリート基礎を施工する際に、レベリング材のみの打設目標高さを示すために使用されるレベル表示具を取り付けるための補助具40について説明する。補助具40に取り付けられるレベル表示具としては、第三実施形態で説明したレベル表示具30や、位置変更予定部34を有していないレベル表示具30を使用することができる。なお、上記実施形態で既に説明した構成要素については、同一の符号を付しその説明を省略する。
図11(a)は補助具40及びそれに取り付けられるレベル表示具30の斜視図である。図11(a)に示すように、補助具40は、補助具本体41と、取付部42と、位置変更予定部43とを備える。補助具40は例えば樹脂製の一体成型品である。
補助具本体41は、薄板状の第一部分411と、円筒状の第二部分412と、を備える。第一部分411の上端には鍔部413が形成されている。後述する通り、鍔部413を含む第一部分411はコンクリートに埋設されることになる。第二部分412は鍔部413から上方に延出している。第二部分412の下部はコンクリートに埋設されることもあるが、少なくとも第二部分412の上部はコンクリートに埋設されずコンクリートから延出する。
取付部42は、第一部分411及び第二部分412に形成された円筒状の空洞部から成る。取付部42にはレベル表示具30が挿入される。取付部42の内面には、レベル表示具30の雄ネジ部32と螺合する螺合部44が形成される。本実施形態では、螺合部44は、上下方向に延び、取付部42の内面から突出し、周方向に所定間隔あけて設けられた複数の突条である。レベル表示具30を回転させると、突条のうち、雄ネジ部32の山が通る軌道は雄ネジ部32の山によって削られて谷になり、雄ネジ部32の谷が通る軌道は削られず山となって雄ネジ部32の谷と係合する。なお、螺合部44は、突条に代え、取付部42の内面に形成されたネジ溝であってもよい。
位置変更予定部43は、第二部分412の上部(すなわち、コンクリートに埋設されない部分)の外面から横方向に延びている。位置変更予定部43は補助具本体41に対して位置変更可能に構成されている。位置変更予定部43としては、上記実施形態で説明した折曲予定部151又は除去予定部152と同様の構成を採用することができる。
図11(b)を参照して補助具40の使用方法及び作用効果について説明する。図11(b)は補助具40の使用状態を示す断面図である。まず、レベル表示具30を補助具40に取り付ける。打設された後の未硬化のコンクリートCに鍔部413が見えなくなるまで補助具40を挿入する。雄ネジ部32を回転させ、表示部33の高さをレベリング材の打設目標高さに合わせる。レベル表示具30の高さ調節が完了したら、作業者は位置変更予定部43を補助具本体41に対して位置変更する。位置変更予定部43が補助具本体41に対して位置変更されたことにより、位置変更予定部43の外観は変更前と比べて変化している。位置変更予定部43が位置変更済みである補助具40に取り付けられたレベル表示具30はその高さが調節済みであると判断することができ、高さ未調節のレベル表示具30と区別することができる。
10 レベル表示具(治具)
11 レベル表示具本体
13 第一表示部
14 第二表示部
15 位置変更予定部
151 折曲予定部
152 除去予定部
20 補助具(治具)
20A〜20C 補助具(治具)
21 補助具本体
22 保持部
23 取付部
25 位置変更予定部
30 レベル表示具(治具)
31 レベル表示具本体
33 表示部
34 位置変更予定部
40 補助具(治具)
41 補助具本体
42 取付部
43 位置変更予定部

Claims (8)

  1. コンクリート及びレベリング材の少なくとも一方の打設目標高さを示す目印を目標高さ位置に設定する際に使用される治具であって、
    治具本体と、
    外部から視認可能で且つ前記治具本体に対して位置変更可能な位置変更予定部と、
    を備えることを特徴とする治具。
  2. レベル表示具であって、
    レベル表示具本体と、
    コンクリート及びレベリング材の少なくとも一方の打設目標高さを示す表示部と、
    外部から視認可能で且つ前記レベル表示具本体に対して位置変更可能な位置変更予定部と、
    を備えることを特徴とするレベル表示具。
  3. 前記表示部は、前記コンクリートの打設目標高さを示す第一表示部と、前記レベリング材の打設目標高さを示す第二表示部とを備え、
    前記第一表示部は前記レベル表示具本体の周方向に所定間隔あけて複数形成されており、
    前記位置変更予定部は複数の前記第一表示部の周方向間に形成されている、
    請求項2に記載のレベル表示具。
  4. レベル表示具本体と、コンクリート及びレベリング材の少なくとも一方の打設目標高さを示す表示部とを備えるレベル表示具を保持するための補助具であって、
    補助具本体と、
    前記補助具本体に設けられ、前記レベル表示具本体を取り付ける取付部と、
    外部から視認可能で且つ前記補助具本体に対して位置変更可能な位置変更予定部と、
    を備えることを特徴とする補助具。
  5. 前記補助具本体に設けられ、鉄筋を保持する保持部をさらに備える、
    請求項4に記載の補助具。
  6. 前記表示部は、前記レベリング材のみの打設目標高さを示し、
    前記補助具本体の少なくとも一部は、コンクリートが打設された後に、当該コンクリートに挿入される、
    請求項4に記載の補助具。
  7. 前記位置変更予定部は、折り曲げ可能な折曲予定部である、
    請求項1に記載の治具、請求項2若しくは3に記載のレベル表示具、又は請求項4から6のいずれか1項に記載の補助具。
  8. 前記位置変更予定部は、除去可能な除去予定部である、
    請求項1に記載の治具、請求項2若しくは3に記載のレベル表示具、又は請求項4から6のいずれか1項に記載の補助具。
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