JP2015030995A - 天端出し補助具用の進退目印 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンクリートが半硬化状態であっても高さ調整を確実に行うことのできる進退目印10を、簡単な構成によって提供すること【解決手段】補助具本体20に形成した取付穴21に挿入される棒体部11と、この棒体部11の外周の一部に形成されたネジ山部12と、棒体部11の上端に形成した目印とからなること。【選択図】図1

Description

本発明は、天端出し補助具の補助具本体に取り付けられて、コンクリート上に流されるレベリング材の天端レベルを示すための進退目印に関するものである。
例えば、住宅用の基礎は、図1にも示すように、型枠内に生コンを打設してある程度の高さのコンクリート部分を形成しておき、このコンクリート31上にレベリング材32を流し込んで形成される。このレベリング材32は、生コンクリートに比して流動性が高いものであり、コンクリート31上面にできた凹凸を消して、完全な水平面を有する基礎とするものであるが、当然このレベリング材32表面の位置は、当該基礎の設計高さに一致しなければならない。
図1で見ると、この設計高さは、天端レベル32aで表示されるものであり、流し込まれるレベリング材32の上面をこの天端レベル32aに一致させなければならない。このような場合に使用されるのが、図1にも示すような天端出し補助具100であり、この天端出し補助具100は、特許文献1等において既に提案されているように、一般的には未だ硬化していないコンクリート31内に刺し込まれる補助具本体20と、この補助具本体20内に高さ調整可能に挿入される進退目印10とから構成されているものである。そして、この天端出し補助具100は、進退目印10の上端部が天端レベル32aを指し示すように、当該進退目印10の補助具本体20に対する高さ調整を行って使用するものである。
このような天端出し補助具100を使用する場合には、上述したように、まず、未硬化のコンクリート31内に補助具本体20を刺し込んで、この補助具本体20に対して進退目印10を進退させて高さ調整を行うのであるが、補助具本体20が刺し込まれたコンクリート31が硬化する前に進退目印10の高さ調整を行うことがある。この高さ調整は、一般的には補助具本体20に対する進退目印10の回転量によって行うものが多いため、この進退目印10の回転操作によって未硬化なままのコンクリート31内に刺し込んだ補助具本体20が回転してしまうことがある。補助具本体20が回転すると、進退目印10の高さ調整が行えないだけでなく、補助具本体20の差し込み量も変化してしまって、進退目印10の天端レベル32aに対する正確な位置決定が行えないことになる。
一方で、この種の天端出し補助具100は、工場において、補助具本体20に進退目印10をある程度ねじ込んで両者を一体化することにより製品化されるのであるが、そのためには、補助具本体20及び進退目印10を一個一個送り出さなければならない。ところが、特許文献1にて提案されている進退目印10である「螺子」は、螺子山が全体に形成されているため、各進退目印10がこの螺子山で絡み合い易く、例えば、パーツフィーダーによる個別の送り出しに支障が生じ易い。また、特許文献1にて提案されている螺子においては、先が非常に尖っているため、この尖端がパーツフィーダーの各所で引っ掛かり易く、個別の送り出しに支障を生じ易い。
特許第2649483号掲載公報
そこで、本発明者等は、この種の天端出し補助具100について、コンクリート31が半硬化状態であっても、進退目印10の高さ調整が確実に行え、工場生産においては、例えばパーツフィーダーに絡まったり引っ掛かったりすることがないようにするにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
すなわち、本発明の第一目的とするところは、コンクリート31が半硬化状態であっても高さ調整を確実に行うことのできる進退目印10を、簡単な構成によって提供することにある。
また、本発明の第二目的とするところは、工場生産において、例えばパーツフィーダーに絡まったり引っ掛かったりすることがない進退目印10を、簡単な構成によって提供することにある。
以上の課題を解決するために、まず、請求項1に係る発明の採った手段は、後述する実施形態の説明中で使用する符号を付して説明すると、
「コンクリ−ト31中に埋設される補助具本体20に取り付けられて天端出し補助具100を構成し、コンクリート31上に流されるレベリング材32の天端レベル32aを示すことのできる進退目印10であって、
補助具本体20に形成した取付穴21に挿入される棒体部11と、この棒体部11の外周の一部に形成されたネジ山部12と、棒体部11の上端に形成した目印とからなることを特徴とする天端出し補助具100用の進退目印10」
である。
すなわち、この請求項1に係る進退目印10においては、図1〜図7に示すように、基本的には、補助具本体10に形成した取付穴21に挿入される棒体部11と、この棒体部11の外周の一部に形成されたネジ山部12と、棒体部11の上端に形成した目印とからなるものであって、特許文献1にて提案されている「螺子」状のものとしながらも、ネジ山部12を棒体部11の一部にのみ形成したものである。なお、この進退目印10において、天端レベル32aを指し示すことになる目印としては、後述する頭部13にする場合は勿論、単に棒体部11の上端部に「着色」を施したり、棒体部11とは異なる形状のものにする等、「目印」となるのであれば何であってもよいものである。
一方、補助具本体20については、進退目印10の棒体部11を所定位置に挿入できるようにするための取付穴21さえ有していればどのような形態のものであってもよいものであり、図1及び図8〜図9に示すような種々な形態のものが考えられる。なお、これらの図1及び図8〜図9に示す補助具本体20は、進退目印10がネジ山部12によって取付穴21に対して進退されるものであるから、取付穴21内に螺子溝を形成したり、後述する実施形態のように、ネジ山部12が食い込む突条21cを取付穴21内に形成したりされるものである。
この進退目印10は、ネジ山部12を棒体部11の一部にのみ形成したものであるから、その全ネジ山部12による補助具本体20の取付穴21に対するねじ込みが完了すれば、ネジ山部12のねじ込みに必要な回転力には殆ど代わりがなくなる。通常、この全ネジ山部12の取付穴21に対するねじ込みは、当該天端出し補助具100を工場生産する際に完了していることが多いため、当該天端出し補助具100の施工現場での回転力には殆ど変化がないことが多い。
そうなると、次のことが言える。まず、天端出し補助具100を工場生産するにあたって、当該進退目印10の一個一個を、同じく一個一個の補助具本体20に向けて、例えばパーツフィーダーで供給しなければならないが、この進退目印10が互いに絡まったり、パーツフィーダーに引っ掛かったりすることがない。何故なら、絡まりや引っ掛かりの原因となっていたネジ山部12が、当該進退目印10には一部しか形成されていないからである。
また、天端出し補助具100を工場生産するにあたって、本発明に係る進退目印10を補助具本体20にねじ込むのであるが、ネジ山部12が棒体部11の一部にのみ形成してあることから、これらのネジ山部12が補助具本体20側のネジ孔や突条21cへねじ込むための力は、一部だけに形成してあるネジ山部12分の螺合だけに必要であって、棒体部11の取付穴21に対する挿入には全く必要がない。換言すれば、一旦、全てのネジ山部12が取付穴21内のネジもしくは突条21cにねじ込まれれば、当該進退目印10の補助具本体20に対する残りの挿入量調整のための回転力は、殆ど必要がない。
このように工場生産された、進退目印10有する天端出し補助具100を実際の現場で使用するときには、未硬化状態のコンクリート31内に補助具本体20を埋設し、この補助具本体20の取付穴21にねじ込まれている進退目印10の高さ調整、つまり、当該進退目印10の「目印」が設計されたレベリング材32の天端レベル32aを指し示す位置まで進退目印10の回転を行うのである。このとき、全ネジ山部12が補助具本体20の取付穴21内に既にねじ込まれているから、高さ調整のための力は、当該進退目印10の螺進螺退による上下調整だけに必要で、ネジ山部12の取付穴21に対するねじ込みには、殆ど必要がない。
つまり、進退目印10の高さ調整を行うにあたっては、補助具本体20を半硬化状態のコンクリート31内で回転させるほどの力は掛けられることが無く、補助具本体20はコンクリート31内にて刺し込まれたときの状態のままを維持することになる。換言すれば、当該進退目印10を有する天端出し補助具100は、その施工にあたって、半硬化状態のままのコンクリート31内に補助具本体20を刺し込むと共に、そのまま進退目印10を回転させても、補助具本体20がコンクリート31内にて回転したり移動したりすることはない。
従って、この請求項1に係る天端出し補助具100は、コンクリート31が半硬化状態であっても高さ調整を確実に行うことができ、工場生産においては、パーツフィーダーに絡まったり引っ掛かったりすることがないものとなっているのである。
上記課題を解決するために、請求項2に係る発明の採った手段は、上記請求項1に記載の天端出し補助具100用の進退目印10について、
「ネジ山部12は、棒体部11の下部外周であって、全体長さの1/2以下の部分に形成したこと」
である。
この進退目印10では、ネジ山部12を棒体部11の下部外周に形成するのであるから、この進退目印10の「転造」が非常に容易となる。棒体部11の上部外周にはネジ山部12を形成する必要が無いため、丸棒材をそのまま生かせばよく、この分部に対応する特別な「ダイス」は必要がないからである。
また、この進退目印10におけるネジ山部12は、全体長さの1/2以下の部分に形成すればよいのであるから、上述した「転造」が容易であるだけでなく、ネジ山部12の取付穴21に対するねじ込みに必要な力を、ネジ山部12が棒体部11の全体に形成されている場合に比して、半分以下にすることができるのである。
従って、この請求項2に係る進退目印10は、上記請求項1のそれの機能をより効果的に発揮し得るものとなっているのである。
また、上記課題を解決するために、請求項3に係る発明の採った手段は、上記請求項1または請求項2に記載の天端出し補助具100用の進退目印10について、
「棒体部11の上端に、当該棒体部11の直径より大きい頭部13を形成したこと」
である。
この請求項3の進退目印10では、棒体部11の上端に形成した、当該棒体部11の直径より大きい頭部13が、一番目立つ部分となることは当然である。つまり、この頭部13が目印となるのであるが、この目印が棒体部11の上端に形成したものであることによって、レベリング材32の天端レベル32aの位置を示すものとして最適なものとなるのである。
従って、この請求項3の進退目印10は、上記請求項1または2のそれと同様な機能を発揮する他、当該進退目印10の構造自体によって目印をそのまま構成し得るものとなっているのである。
さらに、請求項4に係る発明の採った手段は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の天端出し補助具100用の進退目印10について、
「進退目印10または頭部13上面に、当該進退目印10の回動操作を行い易くするための係止溝13aを形成したこと」
である。
この進退目印10では、進退目印10または頭部13上面に形成した係止溝13aに、例えばドライバー等の手元にある工具を係止できるのであるから、木ネジのように小さなものである進退目印10を、その係止溝13aに係止させた工具よって容易に回動操作し得ることになるのである。
従って、この請求項4に係る進退目印10は、上記請求項1〜3のいずれかのそれと同様な機能を発揮する他、その回転操作を容易に行えるものとなっているのである。
そして、上記課題を解決するために、請求項5に係る発明の採った手段は、上記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の天端出し補助具100用の進退目印10について、
「棒体部11の下端に非尖端部14を形成したこと」
である。
上述したように、天端出し補助具100は、工場において、進退目印10を補助具本体20の取付穴21に挿入或いはねじ込むことによって完成されるものであるが、一個一個の進退目印10を一個一個の補助具本体20にねじ込むにあたって、これらの進退目印10や補助具本体20はパーツフィーダーによって送り込まれる。
ここで、もし、各進退目印10の先端が、従来より一般に製造されている木ネジのように尖ったものであるとすると、この尖端がパーツフィーダーの一部に引っ掛かり易い。そうなると、パーツフィーダー内でパーツ流れの滞りが発生して、一個一個のパーツの送りができないことになる。
その点、この請求項5の進退目印10では、従来では引っ掛かり易かった尖端を積極的になくして、非尖端部14を形成したのであるから、この非尖端部14がパーツフィーダー内での引っ掛かりを無くし、進退目印10流れの滞りを防止することになる。
従って、この請求項5にか係る進退目印10は、上記請求項1〜4のそれと同様な機能を発揮する他、パーツフィーダー内での引っ掛かりを無くし、流れの滞りを防止するのである。
以上の通り、本発明においては、
「コンクリ−ト31中に埋設される補助具本体20に取り付けられて天端出し補助具100を構成し、コンクリート31上に流されるレベリング材32の天端レベル32aを示すことのできる進退目印10であって、
補助具本体20に形成した取付穴21に挿入される棒体部11と、この棒体部11の外周の一部に形成されたネジ山部12と、棒体部11の上端に形成した目印とからなること」
にその構成上の主たる特徴があり、これにより、コンクリート31が半硬化状態であっても高さ調整を確実に行うことができ、一方、工場生産において、パーツフィーダーに絡まったり引っ掛かったりすることがない進退目印10を、簡単な構成によって提供することができるのである。
天端出し補助具100における本発明の進退目印10と、レベリング材32の天端レベル32aとの位置関係を示す施工断面図である。 同進退目印10を使用した天端出し補助具100の分解斜視図である。 同進退目印10であって、下から1/3部分に細かいネジ山部12を有するものを拡大して示すもので、(a)は丸めた非尖端部14を有する正面図、(b)は+文字の係止溝13aを有する平面図である。 同進退目印10であって、下から1/3部分に粗いネジ山部12を有するものを拡大して示すもので、(a)は正面図、(b)は−文字の係止溝13Aを有する平面図である。 同進退目印10であって、下から3/5部分に粗いネジ山部12を有するものを拡大して示すもので、(a)は正面図、(b)は平面図である。 同進退目印10であって、下から1/6部分に細かいネジ山部12を有するものを拡大して示すもので、(a)は裁断した非尖端部14を有する正面図、(b)は平面図である。 同進退目印10であって、下から1/3部分に細かいネジ山部12を有するものを拡大して示すもので、(a)は頭部13を無くした正面図、(b)は−文字の係止溝13aを有する平面図である。 図1に示した補助具本体20を拡大して示すもので、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は縦断面図である。 補助具本体20の第二例を示すもので、(a)は斜視図、(b)は側断面図、(c)は縦断面図である。
次に、以上のように構成した各請求項に係る発明を、図面に示した実施の形態である進退目印10について説明するが、この実施形態に係る進退目印10は、上記各請求項に係る発明の全てを含むものである。
実施形態の進退目印10を説明する前に、この進退目印10を採用する天端出し補助具100について説明すると、この天端出し補助具100は、図1にも示したように、例えば合成樹脂により一体成形した補助具本体20と、この補助具本体20の取付穴21に挿入される、本発明に係る進退目印10とからなるものである。この補助具本体20に対する進退目印10の挿入は、図1に示したコンクリート31の打設やレベリング材32の流し込みが行われる現場で行われることもあるが、実際上は、工場等で予め行われるものであり、図1や図8に示した状態の一体物として商品化されるものである。
進退目印10が挿入される取付穴21を有した補助具本体20については、種々な態様のものがあり得る。図1、図2及び図4にはその代表的な例が示してあるが、この代表例の補助具本体20は、図4の(c)に示したように、取付穴21が形成される中心軸の周囲に均等な大きさの羽根部22を一体的に形成したもので、これらの羽根部22は、半硬化状態のコンクリート31内に刺し込む際の案内と、コンクリート31内での回り止めを行うものである。
また、この補助具本体20は、図4の(c)に示したように、進退目印10のための取付穴21内に、縦方向に伸びる突条21cが形成してある。この突条21cは、そのままでは進退目印10のネジ山部12が引っ掛かる部分となるものであるが、後述する進退目印10を回転させながら取付穴21内に挿入することによって、そのネジ山部12が各突条21cを破壊や分断しながらねじ込まれる。破壊や分断された突条21cはネジ山部12の谷部内等に入ることになり、破壊や分断されなかった突条21cは、「メネジ」の一部を構成するものである。
図5に示した第二例の補助具本体20は、同(a)に示したようなコンクリート31上に載置される水平板を有したり、図5の(b)に示したように、一部の羽根部22にコンクリート31内の骨材を避けるための傾斜面を形成したものである。また、図6に示した第三例の補助具本体20は、同(a)に示したようなコンクリート31上に載置される水平板を有したり、羽根部22を短くしてコンクリート31内への刺し込みを容易にしたものである。さらに、図7に示した第四例の補助具本体20は、同(a)に示したようなコンクリート31上に載置される大きな水平板を有したり、この水平板や羽根部22に生コンクリートの一部や「トロ」が入り込めるような穴を形成したものである。そして、図8に示した第五例の補助具本体20は、コンクリート31上に載置される水平板を有したり、コンクリート31内への刺し込みが容易となるように、羽根部22を矢羽形状にしたものである。
さて、上記のような各補助具本体20の取付穴21に挿入されるべき進退目印10は、基本的には、長尺な棒材から「転造」によって形成されるものであり、図1に示したように、コンクリ−ト31中に埋設される補助具本体20に取り付けられて天端出し補助具100を構成し、コンクリート31上に流されるレベリング材32の天端レベル32aを示すものである。
この進退目印10は、図1〜図3に示したように、助具本体20に形成した取付穴21に挿入される棒体部11と、この棒体部11の外周の一部に形成されたネジ山部12と、棒体部11の上端に形成した目印とからなることが基本構成である。
棒体部11は、原料である棒材がそのまま流用されることもあるが、その外周にネジ山部12を転造するために、棒材のときよりも小さい直径に転造されることもある。ネジ山部12は、この棒体部11の外周下部に形成されるもので、全体長さの1/2以下の部分に形成されるものである。このネジ山部12は、当該進退目印10を補助具本体20の取付穴21に高さ調整可能でかつ調整された高さで保持するためのものであるから、棒体部11に対して2〜3回転程度形成するのが最低となる。
一方、棒体部11の上端には、図3に示したように頭部13が形成されるが、この頭部13には、図3の(b)にも示した形状の係止溝13aが形成される。この係止溝13aは、当該進退目印10をドライバー等で回転するために使用する部分である。
そして、本実施形態の進退目印10では、図3の(a)にも示したように、その下端に非尖端部14を積極的に形成したものである。この非尖端部14は、例えば当該進退目印10を有する天端出し補助具100を工場生産するにあたって、パーツフィーダー内で当該進退目印10が引っ掛からないようにするものであり、当然のことながら、補助具本体20の取付穴21内に挿入できる程度のものである。
ここで、図3に示した実施形態の進退目印10は、下から1/3部分に細かいネジ山部12を有するものであって、図3の(a)に示したように、丸めることにより尖端とはなっていない非尖端部14を有するものである。また、この進退目印10は、図3の(b)に示したように、頭部13の上面に「+文字」形状の係止溝13Aを形成したものである。また、図4に示した進退目印10は、下から1/3部分に粗いネジ山部12を有するものであるが、「粗い」とは、図3に示した進退目印10の場合に比して、単位寸法あたりのネジ山部12の数を1/2〜1/3程度と少なくしたものである。これにより、回転時に必要な力を少なくしながら、上下動可能にしたものである。そして、この図4に示した進退目印10は、その(b)に示したように、頭部13の上面に「−文字」の係止溝13aを形成したものである。
図5に示した進退目印10は、下から3/5部分に粗いネジ山部12を有するものであり、図5の(a)に示したように、丸めることにより尖端とはなっていない非尖端部14を有するものである。図6に示した進退目印10は、下から1/6部分に細かいネジ山部12を有するもので、その非尖端部14としては、図5の(a)に示したように、棒体部11の軸方向と直交する方向に裁断したものを採用して、尖っていない非尖端部14としている。そして、図7に示した進退目印10は、下から1/3部分に細かいネジ山部12を有したもので、図7の(a)に示したように、棒体部11をストレートのまま、つまり頭部13を無くしたものである。この進退目印10では、図7の(b)に示したように、「−文字」の係止溝13aを有したものとしている。
10 進退目印
11棒体部
12 ネジ山部
13 頭部
13a 係止溝
14 非尖端部
20 補助具本体
21 取付穴
21a 突条
22 羽根部
31 コンクリート
32 レベリング材
32a 天端レベル
100 天端出し補助具

Claims (5)

  1. コンクリ−ト中に埋設される補助具本体に取り付けられて天端出し補助具を構成し、前記コンクリート上に流されるレベリング材の天端レベルを示すことのできる進退目印であって、
    前記補助具本体に形成した取付穴に挿入される棒体部と、この棒体部の外周の一部に形成されたネジ山部と、前記棒体部の上端に形成した目印とからなることを特徴とする天端出し補助具用の進退目印。
  2. 前記ネジ山部は、前記棒体部の下部外周であって、全体長さの1/2以下の部分に形成したことを特徴とする請求項1に記載の天端出し補助具用の進退目印。
  3. 前記棒体部の上端に、当該棒体部の直径より大きい頭部を形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の天端出し補助具用の進退目印。
  4. 前記進退目印または頭部上面に、当該進退目印の回動操作を行い易くするための係止溝を形成したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の天端出し補助具用の進退目印。
  5. 前記棒体部の下端に非尖端部を形成したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の天端出し補助具用の進退目印。
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