JP5855711B2 - 天端レベル管理具 - Google Patents

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Description

本発明は、べた基礎や床版(スラブ)などの水平に配設された鉄筋にコンクリートを打設して構築されるコンクリート構造物の天端レベルの設定に用いられる天端レベル管理具に関する。
従来、水平に鉄筋が配置されるべた基礎や床版(スラブ)などを構築する際、鉄筋の交差部に天端レベル管理具を取り付け、この天端レベル管理具を目印にしてコンクリートを打設することが行われている。例えば、特許文献1には、一定の弾性を有するプラスチック材料からなり、開口部を有する円筒形状であり、鉄筋を把持する鉄筋把持部と、調整ネジ体が略鉛直であると共に進退可能な状態で螺合する受ネジ穴が形成された調整ネジ体支持部と、鉄筋把持部によって把持する鉄筋と略直交するように配置された鉄筋と当接するように形成された受部とからなるコンクリートの水平面出し補助具が開示されている。
また、特許文献2には、縦筋に固定すべく平板を略L字形に折曲した凹状の縦筋固定部と同じく横筋固定部とを十字型に一体的に形成してある固定具と、縦筋固定部と横筋固定部の交差部垂直方向に床厚と同様か少し長めの支持棒であり、先端にスポンジを設けた支持棒とからなる構築用スペーサーが開示されている。
また、特許文献3には、本体、締結用ボルト、および天端棒からなり、本体は、板材を角U字形に曲げ加工してなるもので、その両側板部の遊端側に形成したフック部と、両側板部をつなぐ底板部にフック部に対向するように設けられて締結用ボルトが螺合貫通する第一ネジ孔と、この第一ネジ孔に隣接して底板部に設けられて天端棒が着脱自在に取り付けられる第二ネジ孔と、両側板部の内、一方の側板部に設けられて天端棒が着脱自在に取り付けられる直角向き第三ネジ孔と、他方の側板部の第三ネジ孔に対向する箇所に設けられた天端棒挿通孔を備えている天端ポイントが開示されている。
特開2004−285607号公報 特許第4226195号公報 特許第4928411号公報
特許文献1に記載のコンクリートの水平面出し補助具では、鉄筋把持部が鉄筋の上側から嵌め込まれているだけであり、受部は鉄筋把持部が取り付けられる鉄筋と略直交する鉄筋に当接しているだけであるため、上方向に力が加わると簡単にずれたり、外れたりする虞がある。また、鉄筋把持部は、鉄筋のサイズに合わせて形成する必要があるため、鉄筋の種類ごとに異なるサイズの水平面出し補助具が必要となる。
また、特許文献2に記載の構築用スペーサーでは、鉄筋の交差部に取り付ける際に、縦筋に縦筋固定部を、横筋に横筋固定部を配置した後、縦筋固定部および横筋固定部のそれぞれの突出部を折り曲げて固定する必要があるため、取り付け作業が面倒である。また、この突出部の折り曲げの際に鉄筋に密着するように折り曲げなかった場合、建築用スペーサーがぐらつくことになり、支持棒が安定しなくなるという問題がある。
さらに、特許文献3に記載の天端ポイントでは、本体のフック部を、締結用ボルトが下側横筋の下側に位置する向きで当該下側横筋に横から引っ掛け、締結用ボルトを締め付けてフック部と締結用ボルトの先端との間で下側横筋を挟持させるものであるが、横筋は通常、表面に凹凸の突起を有する異形棒鋼であるため、締結用ボルトで安定的に締め付けることは難しく、締め付けが甘い場合には本体が回転してしまうという問題がある。
そこで、本発明においては、脱着が容易であり、かつ鉄筋のサイズに関わらず安定して天端レベルを設定することが可能な天端レベル管理具を提供することを目的とする。
本発明の天端レベル管理具は、それぞれ水平方向に延びる上側鉄筋および下側鉄筋を十字に交差させた配筋の交差部に取り付けられる天端レベル管理具であって、配筋の交差部の上側鉄筋および下側鉄筋の上下を交互に縫うように配されるループ状であり、一端部が他端部の上下に重なる状態で係止される筋固定部と、天端レベルの目印となるレベル設定用棒材の上下位置を調整して保持可能な保持部とを有するものである。
本発明の天端レベル管理具によれば、筋固定部を、鉄筋のサイズに関わらず、配筋の交差部の上側鉄筋および下側鉄筋の上下を縫うように配し、一端部を他端部の上下に重ねると、この筋固定部は係止され、天端レベル管理具を配筋の交差部に容易に取り付けることができるとともに、取り外しの際は逆の手順により容易に行うことができる。この天端レベル管理具の保持部に保持されたレベル設定用棒材の上下位置を調整することで、容易に天端レベルを設定することが可能となる。
ここで、レベル設定用棒材は、下部に螺旋状の溝部が形成されたものであり、保持部は、上下方向のスリットを有するC字形に形成されたものであり、その内側にレベル設定用棒材の下部の螺旋状の溝部に嵌入する突起部を有するものであることが望ましい。これにより、保持部内でレベル設定用棒材を回転させると、レベル設定用棒材の下部の螺旋状の溝部に保持部の内側の突起部が嵌入するため、レベル設定用棒材が上下に移動する。また、保持部が上下方向のスリットを有するC字形に形成されたものであるため、レベル設定用棒材を回転させる際にC字形が適宜拡縮し、レベル設定用棒材をスムーズに回転させることができる。
また、保持部は、スリットの部分以外の部分であって外周の1/3以下、より好ましくは1/4以下の部分が筋固定部に固定されたものであることが望ましい。外周の1/4以下の部分が固定されたものである場合、保持部内でレベル設定用棒材を回転させる際のC字形の拡縮を阻害しないようにすることができ、レベル設定用棒材のスムーズな回転を確保することができる。なお、1/3以下であれば、レベル設定用棒材を回転させる上で特に問題は発生しないが、1/2超の部分が筋固定部に固定された場合には、C字形が拡縮しにくくなり、レベル設定用棒材を回転しにくくなる。
また、保持部は、筋固定部の内側に固定されたものであることが望ましい。筋固定部の内側に固定された保持部にレベル設定用棒材が保持されることで、レベル設定用棒材が揺れにくくなり、安定する。
また、筋固定部は、上側鉄筋と平行な2辺および下側鉄筋と平行な2辺を含む矩形状であることが望ましい。これにより、筋固定部の4隅が配筋の交差部から離れた位置で直角に交差する角部となり、剛性が高くなるので、この4隅を摘まんで天端レベル管理具を配筋の交差部に装着しやすくなるとともに、上側鉄筋および下側鉄筋に交差する4辺が安定する。
(1)配筋の交差部の上側鉄筋および下側鉄筋の上下を交互に縫うように配されるループ状であり、一端部が他端部の上下に重なる状態で係止される筋固定部と、天端レベルの目印となるレベル設定用棒材の上下位置を調整して保持可能な保持部とを有する天端レベル管理具によれば、脱着が容易であり、かつ鉄筋のサイズに関わらず安定して天端レベルを設定することが可能となる。
(2)レベル設定用棒材は、下部に螺旋状の溝部が形成されたものであり、保持部が、上下方向のスリットを有するC字形に形成されたものであり、その内側にレベル設定用棒材の下部の螺旋状の溝部に嵌入する突起部を有するものであることにより、レベル設定用棒材を回転させて、レベル設定用棒材を上下に移動させ、天端レベルの目印を容易に微調整することが可能となる。
(3)保持部が、スリットの部分以外の部分であって外周の1/3以下の部分が筋固定部に固定されたものであることにより、レベル設定用棒材をスムーズに回転させることが可能となり、天端レベルの目印をさらに容易に微調整することが可能となる。
(4)保持部が、筋固定部の内側に固定されたものであることにより、レベル設定用棒材が揺れにくくなり、安定するので、天端レベルを容易に設定することが可能となる。
(5)筋固定部が、上側鉄筋と平行な2辺および下側鉄筋と平行な2辺を含む矩形状であることにより、天端レベル管理具を配筋の交差部に装着しやすくなるとともに、上側鉄筋および下側鉄筋に交差する4辺が安定するので、作業性が向上する。
本発明の実施の形態における天端レベル管理具の使用状態を示す斜視図である。 (A)はレベル設定用棒材の平面図、(B)は同レベル設定用棒材の正面図である。 固定部材の平面図である。 固定部材の正面図である。 固定部材の右側面図である。 固定部材の別の実施形態を示す平面図である。 保持部の別の配置例を示す部分平面図である。 保持部の別の固定例を示す部分平面図である。
図1は本発明の実施の形態における天端レベル管理具の使用状態を示す斜視図、図2の(A)はレベル設定用棒材の平面図、(B)は同レベル設定用棒材の正面図、図3は固定部材の平面図、図4は同固定部材の正面図、図5は同固定部材の右側面図である。
図1において、本発明の実施の形態における天端レベル管理具1は、水平に配設された配筋Rにコンクリートを打設してべた基礎や床版(スラブ)などのコンクリート構造物を形成するときの天端レベルの設定に用いられる治工具であって、天端レベルの目印となるレベル設定用棒材2と、鉄筋Rに固定され、レベル設定用棒材2を保持する固定部材3とから構成される。配筋Rは、表面に凹凸の突起を有する異形棒鋼を用いて組み立てられている。
レベル設定用棒材2および固定部材3は、硬質樹脂で形成されている。硬質樹脂としては、例えば、PP(ポリプロピレン)、POM(ポリアセタール)、ABS樹脂、PC(ポリカーボネート)やPA6(ポリアミド)等の工業用プラスチック樹脂を用いることができる。また、摺動性が良い複数種類の硬質樹脂を組み合わせて使用することも可能である。
図2に示すように、レベル設定用棒材2は、丸棒状に形成され、上端を天端レベルL1の目印としている。また、レベル設定用棒材2の上端から所定距離、例えば10mmだけ下がった位置には、レベル設定用棒材2から両側に拡がる鰭状の拡径部20が設けられている。拡径部20の上面は、レベラーを流す前に打設するコンクリートの上端レベルL2の目印となっている。拡径部20の外側には、手で把持して回動するときの滑り止めとして機能する凹凸が形成されている。
レベル設定用棒材2の中間部には、複数、例えば3つの環状突起部21,22,23が形成されている。この環状突起部21〜23は、レベル設定用棒材2の上端から所定距離下がった位置、例えば、20mm、30mm、40mmの位置にそれぞれ形成されている。この環状突起部21〜23の上端を、図1に示す上側鉄筋R1の上端に合わせて配置することによって、コンクリートのかぶり厚を20mm、30mmまたは40mmの厚みに設定することができる。
レベル設定用棒材2の下部には、螺旋状の溝部24が形成されている。溝部24の内径は、レベル設定用棒材2の中間部および上部の外径と同じに形成され、強度の低下が防止されている。また、溝部24の断面形状は、矩形波状に形成され、衝撃が加わったときや、摺動による破損を防止している。溝部24の溝は1条で、ピッチは例えば3mmに形成されている。
固定部材3は、配筋Rの水平方向に延びる上側鉄筋R1および下側鉄筋R2を十字に交差させた交差部Cに取り付けられる。上側鉄筋R1および下側鉄筋R2は、ワイヤーWにより緊結されている。固定部材3は、配筋Rの交差部Cに配されるループ状の筋固定部4と、レベル設定用棒材2の上下位置を調整して保持可能な保持部5とを有する。筋固定部4は、弾性変形することによって、配筋Rの交差部Cの上側鉄筋R1および下側鉄筋R2の上下を交互に縫うように配される。
筋固定部4は、図1および図3〜図5に示すように、上側鉄筋R1と平行な2辺40,42および下側鉄筋R2と平行な2辺41,43を含む矩形状に形成されている。なお、辺40の端部4aおよび辺43の端部4bは、互いに交差するように延設されており、配筋Rに固定される際には、辺40の端部4aが辺43の端部4bの上下に重なる状態で係止される。また、辺40の端部4aの先端には、係止状態で辺43の端部4bが辺40の端部4aから脱落しないように突起部44が設けられている。
また、辺40の端部4aの近傍であって辺43よりも辺41に近い位置に、辺43と平行に延びるハンドル部45が設けられている。このハンドル部45によって、辺43の端部4bを辺40の端部4aに係止する際に、ハンドル部45と辺43の端部4bの突出部46とを指で摘まんで捻ると、辺43の端部4bを辺40の端部4aの突起部44に容易に越えさせることが可能となる。
また、上側鉄筋R1と平行な2辺40,42のそれぞれの中央部には、上側に向かって凸となるR状部40a,42aが形成されている。一方、下側鉄筋R2と平行な2辺41,43のそれぞれの中央部には、下側に向かって凸となるR状部41a,43aが形成されている。これらのR状部40a,41a,42a,43aによって、2辺40,42が下側鉄筋R2の上側に配置され、2辺41,43が上側鉄筋R1の下側に配置された際に、それぞれ下側鉄筋R2および上側鉄筋R1の曲面に沿うようになり、筋固定部4の中央部が配筋Rの交差部Cに位置決めされる。
保持部5は、上下方向のスリット50を有するC字状に形成されたものであり、スリット50を筋固定部4の中央に向けて基部51が筋固定部4の内側に固定されている。なお、基部51は、スリット50の部分以外の部分であって、図3の平面視で外周の1/3以下の部分としている。また、基部51は、直交する2辺41,42の角部に固定されており、2辺41,42との間には隙間が設けられている。
保持部5の内径は、レベル設定用棒材2の溝部24が形成された下部外周に当接して保持可能な程度の大きさに形成されている。また、保持部5の内側の上端部には、レベル設定用棒材2の溝部24に嵌入する突起部52が形成されている。突起部52は、1箇所に形成されているが、複数箇所に形成することができ、また、大きさも自在に変更することができる。レベル設定用棒材2は、この突起部52が溝部24に嵌入することによって、1回転につき上下に3mm移動する。
次に、上記構成の天端レベル管理具1の使用手順について説明する。
べた基礎や床版(スラブ)などのコンクリート構造物を形成する際は、まず、位置決め、測定等の後に底面の高さ出しを行う。次いで、鉄筋ベースを配置してから鉄筋を用いて配筋作業を行い、型枠を設置した後に、天端レベル管理具1を使用する。
天端レベル管理具1は、固定部材3の端部4a,4bの係止を解いた状態で、配筋Rの交差部Cの上側鉄筋R1および下側鉄筋R2の上下を交互に縫うように配置した後、端部4aが端部4bの上に重なる状態として係止する。このとき、ハンドル部45と端部4bの突出部46とを指で摘まんで捻ることにより、容易に作業することができる。
なお、天端レベル管理具1は、通常は、レベル設定用棒材2と固定部材3とを組み立てた状態で使用するが、固定部材3を配筋Rの交差部Cに取り付けた後にレベル設定用棒材2を取り付けることも可能である。天端レベル管理具1の使用時には、設定するかぶり厚に対応するレベル設定用棒材2の環状突起部21〜23のうちの1箇所に上側鉄筋R1の上端を合わせる。
天端レベル管理具1は、配筋Rの交差部Cの複数箇所に所定間隔おきに設置する。配筋Rに使用する鉄筋は、建造物の規模等によって異なるが、本実施形態における天端レベル管理具1では、固定部材3が弾性変形して上側鉄筋R1および下側鉄筋R2の上下を交互に縫うように配置されるため、例えば、10mmや13mmの異形棒鋼に対しても、天端レベル管理具1を確実に固定することができる。
次に、別途配置したレーザー発光器(図示せず。)を、各天端レベル管理具1の上部の所定レベルを狙った状態にしておき、レベル設定用棒材2の拡径部20を把持して回転させて、レベル設定用棒材2を上下動させ、レベル設定用棒材2の上端が所定レベルになるように微調整を行う。この作業は、レーザー発光器を操作する者と、レベル設定用棒材2を調整する者とを別々に配置する方が好ましい。このようにして、レベル設定用棒材2の上端を同じ高さに調整することができる。なお、レベル設定用棒材2の上端を同じ高さに設定すると、拡径部20の上面も自動的に同じ高さに設定されるので、レベラーの天端レベルL1と、コンクリートの上端レベルL2とを同時に設定することができる。
次いで、型枠内にコンクリートを拡径部20の上面、すなわち上端レベルL2まで打設する。そして、コンクリートを打設した後、レベラーを流し込む。レベラーをレベル設定用棒材2の上端まで流し込むことによって、天端レベルL1を水平に形成することができる。天端レベル管理具1は、コンクリート打設前に設置されるので、施工時間が限られることがなく、コンクリートの打設とレベラーの流し込みを短時間に行うことができる。また、作業中の天候の変化等によりコンクリート打設後に工事が中断した場合であっても、レベラーを流し込む前の再調整が不要なので、作業手順の変更等に柔軟に対応することができる。
上述のように、本実施形態における天端レベル管理具1によれば、筋固定部4を、鉄筋のサイズに関わらず、配筋Rの交差部Cの上側鉄筋R1および下側鉄筋R2の上下を縫うように配し、一端部4aを他端部4bの上下に重ねると、この筋固定部4は係止され、天端レベル管理具1を配筋Rの交差部Cに容易に取り付けることができるとともに、取り外しの際は逆の手順により容易に行うことができ、鉄筋のサイズに関わらず安定して天端レベルを設定することができる。
また、本実施形態における天端レベル管理具1では、保持部5が上下方向のスリット50を有するC字形に形成されたものであるため、レベル設定用棒材2を回転させる際にC字形が適宜拡縮し、レベル設定用棒材2をスムーズに回転させて、レベル設定用棒材2を上下に移動させ、天端レベルの目印を容易に微調整することができる。
特に、本実施形態における天端レベル管理具1では、保持部5が外周の1/4以下の部分が筋固定部4に固定されているため、保持部5内でレベル設定用棒材2を回転させる際のC字形の拡縮を阻害せず、レベル設定用棒材2のスムーズな回転を確保することができている。なお、保持部5の固定位置は、筋固定部4の角部でなく、図8に示すように一方の辺42に固定した構成とすることも可能である。
また、本実施形態において筋固定部4は、上側鉄筋R1と平行な2辺40,42および下側鉄筋R2と平行な2辺41,43を含む矩形状であることにより、筋固定部4の4隅が配筋Rの交差部Cから離れた位置で直角に交差する角部となり、剛性が高くなっているので、この4隅を摘まんで天端レベル管理具1を配筋Rの交差部Cに装着しやすくなるとともに、上側鉄筋R1および下側鉄筋R2に交差する4辺40〜43が安定するので、作業性が向上している。なお、筋固定部4は、前述のように矩形状の他、例えば図6に示すように、円形状の筋固定部6とすることも可能である。
また、本実施形態において保持部5は、筋固定部4の内側に固定されたものであるため、この筋固定部4の内側に固定された保持部5に保持されたレベル設定用棒材2が揺れにくくなり、安定するので、天端レベルを容易に設定することが可能である。なお、保持部5は、図7に示すように筋固定部4の外側に配置することも可能である。
本発明の天端レベル管理具は、べた基礎や床版(スラブ)などの水平に配設された鉄筋にコンクリートを打設して構築されるコンクリート構造物の天端レベルの設定に有用である。
1 天端レベル管理具
2 レベル設定用棒材
3 固定部材
4,6 筋固定部
5 保持部
20 拡径部
21,22,23 環状突起部
24 溝部
44 突起部
45 ハンドル部
46 突出部
50 スリット
51 基部
52 突起部

Claims (6)

  1. それぞれ水平方向に延びる上側鉄筋および下側鉄筋を十字に交差させた配筋の交差部に取り付けられる天端レベル管理具であって、
    前記配筋の交差部の前記上側鉄筋および前記下側鉄筋の上下を交互に縫うように配されるループ状であり、一端部が他端部の上下に重なる状態で係止される筋固定部と、
    天端レベルの目印となるレベル設定用棒材の上下位置を調整して保持可能な保持部と
    を有する天端レベル管理具。
  2. 前記レベル設定用棒材を含み、
    前記レベル設定用棒材は、下部に螺旋状の溝部が形成されたものであり、
    前記保持部は、上下方向のスリットを有するC字形に形成されたものであり、内側に前記溝部に嵌入する突起部を有するものである
    請求項1記載の天端レベル管理具。
  3. 前記レベル設定用棒材は、上端から所定距離だけ下がった位置に拡径部が形成されたものである請求項2記載の天端レベル管理具。
  4. 前記保持部は、前記スリットの部分以外の部分であって外周の1/3以下の部分が前記筋固定部に固定されたものである請求項2または3に記載の天端レベル管理具。
  5. 前記保持部は、前記筋固定部の内側に固定されたものである請求項1から4のいずれか1項に記載の天端レベル管理具。
  6. 前記筋固定部は、前記上側鉄筋と平行な2辺および前記下側鉄筋と平行な2辺を含む矩形状である請求項1から5のいずれか1項に記載の天端レベル管理具。
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