JP3649724B2 - 住宅基礎の天端レベル管理具 - Google Patents
住宅基礎の天端レベル管理具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3649724B2 JP3649724B2 JP2003283130A JP2003283130A JP3649724B2 JP 3649724 B2 JP3649724 B2 JP 3649724B2 JP 2003283130 A JP2003283130 A JP 2003283130A JP 2003283130 A JP2003283130 A JP 2003283130A JP 3649724 B2 JP3649724 B2 JP 3649724B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- level
- bar
- level setting
- setting bar
- arc
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Foundations (AREA)
- On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
Description
また、異形棒鋼を用いた場合には、寸法誤差が大きく、また、端部形状が均一になっていない場合が多いため、確実に固定することが困難であるという問題が発生する。
そこで本発明が解決しようとする課題は、異形棒鋼等のような形状が不均一な部材や、直径が異なる鉄筋にも確実に固定することができ、レベル設定の自由度が高い天端レベル管理具を提供することにある。
(1)本発明の天端レベル管理具は、天端レベルの目印となるレベル設定用棒材と、鉄筋を両側から挟み込んで固定する対となる挟持部およびレベル設定用棒材の上下位置を調整して保持可能な保持部を有する固定部材とを備え、挟持部は、それぞれの掛止位置を調整可能な調整部を備えているので、異形棒鋼等のような形状が不均一な部材や、直径が異なる鉄筋にも確実に固定することができ、また、固定部材を固定した後に天端レベルを微調整することができ、レベル設定の自由度を高くすることができる。
(2)固定部材を硬質樹脂で形成し、両挟持部を、それぞれの基部に屈曲可能なヒンジ部を設けて円弧状に形成し、一方の挟持部に、鉄筋の外周に当接する一側円弧部を内側に形成するとともにラチェット歯を外側に形成し、他方の挟持部に、鉄筋の外周に当接する他側円弧部を内側に形成するとともに複数のラチェット歯に歯合する複数のラチェット爪を外側に形成すると、挟持部が鉄筋の外周に強固に密接し、確実に固定することができる。また、固定部材が硬質樹脂製なので、ヒンジ部を1部材で形成することができて製造が容易になり、また、一側円弧部と他側円弧部とが鉄筋の外周に容易に密接するので確実に固定することができる。また、複数のラチェット爪と複数のラチェット歯が掛合するので、掛合時に加わる力が分散され、製品の破損を防止することができる。
(3)一側円弧部および前記一側保持部の先部を一体的に接続し、前記他側円弧部と前記他側保持部との間に嵌入可能に配置すると、鉄筋を挟持するときには、他側円弧部を一側円弧部と鉄筋との間に挟み込んで、鉄筋の外周を均一に保持することができる。また、掛合および掛合解除を繰り返したときの一側円弧部の変形量を少なくすることができる。
(4)レベル設定用棒材の下部に螺旋状の溝部を形成し、保持部を、C形に形成するとともに、内側に溝部に嵌入する突起部を形成すると、レベル設定用棒材を回転させることによって、レベル設定用棒材を上下に移動させ、天端レベルの目印を微調整することができ、レベル設定の自由度を向上させることができる。
(5)レベル設定用棒材の上端から所定距離だけ下がった位置に、拡径部を設けると、拡径部の上端を、コンクリートの天端レベルとして設定し、レベル設定用棒材の上端をレベラーの天端レベルとして設定することができるので、単一の部材で複数のレベル設定用の目印として使用することができ、レベル設定の自由度を向上させることができる。また、拡径部を把持して回転させるハンドルとして兼用することもでき、レベル設定の微調整を容易に行うことができ、レベル設定の自由度をさらに向上させることができる。
(6)レベル設定用棒材の中間部に、複数の環状突起部を所定間隔おきに形成すると、かぶり厚を設定することができ、また、環状突起部を複数形成しておくことによって、かぶり厚の上限と下限を設定することができるので、レベル設定を容易に行うことができる。
(7)レベル設定用棒材を硬質樹脂製とすると、埋設後の腐食等を気にしなくてもよくなり、品質を向上させることができる。
図1は本発明の一実施の形態の天端レベル管理具の使用状態を示す正断面図である。図1に示すように、本発明の天端レベル管理具1は、型枠2内に鉄筋3を配置し、コンクリート4を打設し、レベラー5を流して基礎天端を形成するときの天端レベルL1を設定する治工具であって、レベル設定用棒材7および固定部材8とを備えている。
図6は、天端レベル管理具の使用状態を示す平断面図である。天端レベル管理具1は、図3に示すように、挟持部15,16を開いた状態で、その間に鉄筋3を配置される。
基礎を構築するときは、まず、位置決め、測定等の後に基礎底面の高さ出しを行う。次いで、鉄筋ベースを配置してから鉄筋3を用いて配筋作業を行う。次いで、図1に示すように型枠2を設置した後に、天端レベル管理具1を使用する。
2 型枠
3 鉄筋
4 コンクリート
5 レベラー
7 レベル設定用棒材
8 固定部材
9 拡径部
10 V字状切り込み
11〜13 環状突起部
14 溝部
15,16 挟持部
17 保持部
18 突起部
19 調整部
20 ラチェット歯
21 ラチェット爪
22,23 ヒンジ部
24 一側円弧部
25 一側保持部
26 他側円弧部
27 他側保持部
28 縦溝
Claims (6)
- コンクリートを打設した後、さらにレベラーを流し込むことにより基礎天端を水平に形成するときの天端レベルを設定する住宅基礎の天端レベル管理具であって、
上端から所定距離だけ下がった位置に前記コンクリートを打設する際の上端レベルの目印とするための拡径部が設けられ、この拡径部から前記上端までを前記レベラーを流し込む際の前記天端レベルの目印とするレベル設定用棒材と、
鉄筋を両側から挟み込んで固定する対となる挟持部および前記レベル設定用棒材の上下位置を調整して保持可能な保持部を有する固定部材とを備え、
前記挟持部は、それぞれの掛止位置を調整可能な調整部を備え、
前記レベル設定用棒材の下部には螺旋状の溝部が形成され、前記保持部は、C形に形成されているとともに、内側に前記溝部に嵌入する突起部が形成されていることを特徴とする住宅基礎の天端レベル管理具。 - 前記固定部材は硬質樹脂からなり、
両前記挟持部は、それぞれの基部に屈曲可能なヒンジ部を備えて円弧状に形成され、
一方の前記挟持部は、前記鉄筋の外周に当接する一側円弧部を内側に形成するとともにラチェット歯を外側に形成し、
他方の前記挟持部は、前記鉄筋の外周に当接する他側円弧部を内側に形成するとともに複数の前記ラチェット歯に歯合する複数のラチェット爪を外側に形成したことを特徴とする請求項1に記載の住宅基礎の天端レベル管理具。 - 前記ラチェット歯は円弧状の一側保持部に設けられ、前記ラチェット爪は円弧状の他側保持部に設けられ、前記一側円弧部および前記一側保持部の先部は一体的に接続されるとともに、前記他側円弧部および前記他側保持部の間に嵌入可能に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の住宅基礎の天端レベル管理具。
- 前記拡径部の外周には、手で把持して回動するときの滑り止めとなるV字状切り込みが設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかの項に記載の住宅基礎の天端レベル管理具。
- 前記レベル設定用棒材の中間部には、複数の環状突起部が所定間隔おきに形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかの項に記載の住宅基礎の天端レベル管理具。
- 前記レベル設定用棒材は硬質樹脂製であることを特徴とする請求項1から5のいずれかの項に記載の住宅基礎の天端レベル管理具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003283130A JP3649724B2 (ja) | 2003-07-30 | 2003-07-30 | 住宅基礎の天端レベル管理具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003283130A JP3649724B2 (ja) | 2003-07-30 | 2003-07-30 | 住宅基礎の天端レベル管理具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005048510A JP2005048510A (ja) | 2005-02-24 |
JP3649724B2 true JP3649724B2 (ja) | 2005-05-18 |
Family
ID=34268107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003283130A Expired - Lifetime JP3649724B2 (ja) | 2003-07-30 | 2003-07-30 | 住宅基礎の天端レベル管理具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3649724B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5044147B2 (ja) * | 2005-10-31 | 2012-10-10 | 株式会社東海建商 | 天端出し治具 |
JP5271878B2 (ja) * | 2009-11-18 | 2013-08-21 | 株式会社エヌ・エス・ピー | 天端出し補助具 |
JP5879376B2 (ja) * | 2013-09-04 | 2016-03-08 | 株式会社Nsp Ks | 天端出し補助具 |
JP6317136B2 (ja) * | 2013-10-07 | 2018-04-25 | 株式会社Nsp Ks | 天端出し補助具 |
JP5855711B2 (ja) * | 2014-07-18 | 2016-02-09 | 強 渡邉 | 天端レベル管理具 |
JP6574114B2 (ja) * | 2015-08-06 | 2019-09-11 | 株式会社Nsp Ks | 天端出し補助具 |
JP6219349B2 (ja) * | 2015-08-27 | 2017-10-25 | 有限会社わたなべ | 天端レベル管理具 |
CN108487642A (zh) * | 2018-02-26 | 2018-09-04 | 中国冶集团有限公司 | 用于控制地坪平整度的角钢导轨装置及方法 |
-
2003
- 2003-07-30 JP JP2003283130A patent/JP3649724B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005048510A (ja) | 2005-02-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3649724B2 (ja) | 住宅基礎の天端レベル管理具 | |
KR102002879B1 (ko) | 매입형 앵커 및 그 시공방법 | |
KR100795437B1 (ko) | 항두막이 장치 | |
KR102056625B1 (ko) | 매입형 앵커 | |
JP5044147B2 (ja) | 天端出し治具 | |
JP4980444B2 (ja) | コンクリート埋設物装置 | |
JP2007146622A5 (ja) | ||
JP2008255724A (ja) | アンカーボルト付基礎構造の施工用治具 | |
JP4395434B2 (ja) | 現場打ち中空コンクリートスラブ構造とその施工方法 | |
JP3366470B2 (ja) | 貫通型吊上げ反転穴付きu字溝の製造方法及びその型枠装置 | |
JP5185634B2 (ja) | アンカーボルトセット治具およびアンカーボルトセット方法 | |
JP7220578B2 (ja) | アンカーボルト保持具 | |
JP3928784B2 (ja) | コンクリート埋設物装置 | |
JPH09291700A (ja) | 設備工事用スリーブ受け具 | |
JP4221027B2 (ja) | コンクリート埋設物装置 | |
JP3487444B2 (ja) | 基礎構造物の配管用孔の形成方法及びスリーブ | |
JP4288267B2 (ja) | ルーフドレイン本体の仮固定に用いるハーフpc板用打込部材 | |
JP3887514B2 (ja) | 床下換気構造の構築方法 | |
KR100419292B1 (ko) | 경량철골 천장틀 | |
JPH10238660A (ja) | 配管・配線固定用埋め込み部材および配管・配線固定具 | |
JP2006152752A (ja) | アンカーボルトの仮保持具 | |
JPH09229240A (ja) | 床貫通孔形成具 | |
JPH0626677Y2 (ja) | アンカーボルト埋込用型 | |
JP3640455B2 (ja) | アンカーボルトの仮保持具 | |
JP4216877B2 (ja) | コンクリート埋設物装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050104 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050114 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050208 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050215 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3649724 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080225 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110225 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |