JP7194463B2 - 収納装置 - Google Patents

収納装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7194463B2
JP7194463B2 JP2021043274A JP2021043274A JP7194463B2 JP 7194463 B2 JP7194463 B2 JP 7194463B2 JP 2021043274 A JP2021043274 A JP 2021043274A JP 2021043274 A JP2021043274 A JP 2021043274A JP 7194463 B2 JP7194463 B2 JP 7194463B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage device
storage
package
identification information
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021043274A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021103547A (ja
Inventor
智晴 内山
彰 島添
Original Assignee
Yper株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yper株式会社 filed Critical Yper株式会社
Priority to JP2021043274A priority Critical patent/JP7194463B2/ja
Publication of JP2021103547A publication Critical patent/JP2021103547A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7194463B2 publication Critical patent/JP7194463B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

本発明は、例えば、インターネットのオンラインショッピングにより購入した商品の宅配荷物の受取りに用いられる収納装置に関するものである。
インターネットなどによるオンラインショッピングにより購入した商品の荷物の宅配が増加する一方で、独身者や共働き世帯の増加により、購入者が荷物の配送時に不在となっている。これにより、配送業者にとっては、再配達のコストが問題となる。また、ユーザー(荷受人、購入者)にとっては、荷物をなかなか受取ることができない、という問題が生じる。配送業者、ユーザーの双方にとって、荷物の受け渡しを円滑に行うことが、重要な課題となっている。
かかる課題を解決するため、不在時の荷物の受取りを可能にするために、荷物の受取りに用いられる収納装置が、マンションに設置される等の形で、利用されている。例えば、特許文献1には、自動取引装置を収納装置のそばに設置し、施錠、解錠による開閉制御を行うようにした収納装置が開示されている。かかる収納装置は、収納扉が開かないように電子的に施錠された場合に開錠するためのパスワードを自動取引装置の記憶手段に記憶している。ユーザーは、自動取引装置の表示画面に基づいて、伝えられたパスワードをデータ入力手段からデータとして入力し、入力されたデータは制御処理手段に送信され、制御処理手段は、入力されたデータと、記憶手段に記憶されたパスワードと同じであるかどうかを判断し、制御処理手段は、該当する収納装置の収納扉に施したロックを開錠させて開閉を自由にする。
特開2004-180906号公報
このように、特許文献1に記載された収納装置は、収納装置自体において、施錠又は開錠の判断をする等、収納装置自体が高機能であり、個々の収納装置の製造コストが高い。近年、収納装置が設置されたマンションが増加してきているが、配送する荷物の量の増加と、ユーザーの不在率の増加により、収納装置が収納された荷物で一杯になってしまい、収納装置の数が不足している問題や、収納装置が設置されていないマンションや一戸建ての居住者も収納装置を利用したいというニーズがあることから、収納装置の設置個所を、大幅に増加させる必要が生じている。このような場合、収納装置の製造コストが高いことは、収納装置を普及させる際に、大きな障害となる。
そこで、本発明は、個々の収納装置の機能を削減し、個々の収納装置を管理する収納装置管理サーバに収納装置の管理をさせることにより、個々の収納装置の製造コストを抑えつつ、利用性が高い収納システムを提供することにある。
かかる課題を解決すべく、第1の発明は、受信部と決定部を備えるユーザーの荷物を収納する収納装置を管理する収納装置管理サーバを提供する。受信部は、荷物を特定するために用いる情報である荷物特定情報と、前記収納装置を特定するために用いる情報である収納装置特定情報とを受信する。決定部は、受信部が受信した荷物特定情報と、受信部が受信した収納装置特定情報とに基づき、収納装置へ荷物の収納の可否を決定する。送信部は、決定部の決定に基づき、収納装置の開錠又は施錠に関する指示を送信する。
荷物特定情報と収納装置特定情報とを記憶する記憶手段を更に備え、決定部は、受信部が受信した荷物特定情報と、受信部が受信した前記収納装置特定情報とが、記憶手段において対応して記憶されていると判断した場合に、収納装置への収納を可能と決定すると望ましい。
記憶手段は、更に収納装置の収納状況を記憶する記憶手段を更に備え、決定部は、受信部が受信した荷物特定情報と、受信部が受信した収納装置特定情報とが、記憶手段において対応して記憶されていないと判断した場合に、収納状況に基づき収納可能な収納装置を収納可能と決定すると望ましい。
受信部は、収納装置又は荷物の配送を行う配送業者の端末である配送業者端末から荷物特定情報と収納装置特定情報とを受信すると望ましい。
受信部は、配送業者端末から、荷物特定情報と収納装置特定情報とを受信する場合に、配送業者端末は、収納装置が備える表示部に表示された情報を収納装置特定情報として受信すると望ましい。
かかる課題を解決すべく、第2の発明は、受信工程と、決定工程と、送信工程とを備えるユーザーの荷物を収納する収納装置を管理する収納装置管理サーバの制御方法を提供する。受信工程は荷物を特定するために用いる情報である荷物特定情報と、収納装置を特定するために用いる情報である収納装置特定情報とを受信する。決定工程は、受信工程で受信した前記荷物特定情報と、前記受信工程で受信した前記収納装置特定情報とに基づき、前記収納装置へ荷物の収納の可否を決定する。送信工程は、決定工程の決定に基づき、前記収納装置の開錠又は施錠に関する指示を送信する。
かかる課題を解決すべく、第3の発明は、ユーザーの荷物を収納する収納装置を管理する収納装置管理サーバを、受信機能、決定機能、送信機能として機能させる収納装置管理サーバで実行可能なプログラムを提供する。受信手段は、荷物を特定するために用いる情報である荷物特定情報と、収納装置を特定するために用いる情報である収納装置特定情報とを受信する。決定手段は、受信手段が受信した荷物特定情報と、受信部が受信した収納装置特定情報とに基づき、収納装置へ荷物の収納の可否を決定する。送信手段は、決定手段の決定に基づき、収納装置の開錠又は施錠に関する指示を送信するとして機能させる。
本発明によれば、個々の収納装置の機能を削減し、個々の収納装置を管理する収納装置管理サーバに収納装置の管理をさせることにより、個々の収納装置の製造コストを抑えつつ、利用性が高い収納システムを提供することができる。
収納システムの全体図である。 収納装置管理サーバのブロック図である。 収納装置のブロック図である。 収納装置DBのデータ構成を示す図である。 ユーザーDBのデータ構成を示す図である。 配送情報DBのデータ構成を示す図である。 商品購入及び配送先の選択をするときのユーザー端末、ECサイトサーバ、収納装置管理サーバ、配送業者管理サーバによる動作の流れを示すフローチャートである。 配送先を決定するときのユーザー端末、収納装置管理サーバ、配送業者管理サーバ、配送業者端末による動作の流れを示すフローチャートである。 収納装置に荷物を収納する場合のユーザー端末、収納装置、収納装置管理サーバ、配送業者端末による動作の流れを示すフローチャートである。 収納装置に荷物を収納する場合のユーザー端末、収納装置、収納装置管理サーバによる動作の流れを示すフローチャートである。 収納装置から荷物を取り出す場合のユーザー端末、収納装置、収納装置管理サーバ、配送業者端末による動作の流れを示すフローチャートである。
図1は、本実施形態に係る収納システムの全体図である。収納システム200は、収納装置20を管理する収納装置管理サーバ10と、荷物を収納する収納装置20と、荷物を配送する配送業者が荷物を管理する配送業者管理サーバ30と、配送業者が荷物を配送する際に利用する端末である配送業者端末40と、荷物の荷受人であるユーザーが利用する端末であるユーザー端末60が、情報を通信するためのネットワーク100に接続されることにより構成される。なお、収納システム200を構成するこれらの機器は、その全てが互いにネットワーク100を介して通信できなくてもよい。例えば、ユーザー端末60は、収納装置管理サーバ10、収納装置20、ECサイトサーバ50のそれぞれと通信することができるが、配送業者管理サーバ30、配送業者端末40と通信できなくてもよい。また、収納システム200は、これらの全ての機器から構成されなくてもよい。例えば、配送業者端末40は、配送業者管理サーバ30とのみ専用回線で通信がされ、他の機器とは、ネットワーク100を介して通信できないといったごとくである。
図2は、収納装置管理サーバ10のブロック図である。収納装置管理サーバ10は、制御部110、通信部120、記憶部130を主体に構成される。
制御部110は、通信部120を介して取得した情報又は記憶部130に記憶された情報に基づき、情報の処理を行い、通信部120を介して他の機器に情報を送信し、記憶部130に情報を記憶する制御を行う。制御部110は、具体的には、配送先決定手段111、開施錠決定手段112により情報の処理を行う。
配送先決定手段111は、荷物の配送先を決定する処理を行う。具体的には、配送先決定手段111は、通信部120を介して取得した荷物のトラッキング情報が決定処理開始条件に合致するかどうかを判定し、決定処理開始条件に合致した場合、配送先の決定処理を開始する。配送先決定手段111は、配送先の決定処理を開始した場合、ユーザーの指定収納装置に空きがあるかどうかを判定する。配送先決定手段111は、指定収納装置が複数ある場合、ユーザーが設定した指定収納装置の優先順位に基づき上位から順番に空きがないかどうかを判定する。
開施錠決定手段112は、配送業者が荷物を収納する場合や、ユーザーが荷物を取り出す場合に、収納装置20に設けられた収納室241のロック機構242を動作させることにより、特定の収納室241を開錠又は施錠することを決定する。
配送業者が荷物を収納する場合、開施錠決定手段112は、収納しようとする荷物の荷物情報に基づき、収納予定の収納装置20が存在するかどうかを判定する。また、配送業者が、収納予定の収納装置20に近接した位置に存在するかを判定し、誤開錠又は誤施錠を防止する。開施錠決定手段112は、収納予定の収納装置20が存在し、配送業者が当該収納装置20に近接した位置に存在する場合、収納室241の開錠を決定する。荷物が収納されていない状態の収納室241が施錠されている場合は、このように収納室241の開錠を決定するが、荷物が収納されていない状態の収納室241が開錠されている場合は、収納装置20への荷物の収納が完了したことを検知した場合に、当該収納装置20が収納予定かどうかを判定し、収納室241の施錠を決定する。
ユーザーが荷物を取り出す場合、開施錠決定手段112は、ユーザーが荷物を取り出そうとする収納装置20に、ユーザーの荷物が収納されているかどうかを判定し、ユーザーの荷物が収納されていると判定した場合、収納室241の開錠を決定する。
通信部120は、収納装置管理サーバ10から他の機器に情報を送信する送信部121と、他の機器から情報を受信する受信部122を主体に構成される。
記憶部130は、収納装置20に関する情報を記憶する収納装置DB131と、ユーザーに関する情報を記憶するユーザーDB132と、配送する荷物に関する情報を記憶する配送情報DB133、決定処理開始条件と限界条件を記憶する条件DB134を主体に構成される。
決定処理開始条件は、配送先決定手段111が、配送先を決定する処理を開始する条件である。例えば、決定処理開始条件は、所定のトラッキング情報を受信することであってもよい。
限界条件は、配送先決定手段111が、配送先を決定する処理を終了する条件である。限界条件は、例えば、所定のトラッキング情報や、時間であってもよい。また、限界条件は、決定処理開始条件と同じ条件としてもよいし、異なる条件としてもよい。同じ条件とした場合、配送先を決定する処理は、一度だけ行われる。
なお、図2では、収納装置管理サーバ10が、1台のコンピューターから、構成されることを前提に説明をしたが、収納装置管理サーバ10は、複数のコンピューターから構成されてもよい。例えば、記憶部130の備える収納装置DB131、ユーザーDB132、配送情報DB133、条件DB134が異なるコンピューターの記憶部に存在し、これらが一体となって収納装置管理サーバ10を構成してもよい。
図3は、収納装置のブロック図である。収納装置20は、処理部210、通信部220、記憶部130、収納部240、操作部250、表示部260を主体に構成されている。
処理部210は、開施錠指示手段211、表示指示手段212を主体に構成される。開施錠指示手段211は、ロック機構242に対し、開錠又は施錠の動作をさせる指示をする。表示指示手段212は、表示部260に対し、表示する内容を指示する。例えば、受信部122が収納装置表示情報を受信した場合に、当該収納装置表示情報を表示するように、表示部260に対し指示をする。
通信部220は、送信部221、受信部222を主体に構成される。送信部221は、ネットワーク100を介して、他の機器に情報を送信する。受信部222は、ネットワーク100を介して、他の機器から情報を受信する。
記憶部230は、メモリ231を主体に構成される。メモリ231は、情報を記憶する。メモリ231は、例えば、受信部222が収納装置表示情報を受信した場合に、当該収納装置表示情報を記憶する。
収納部240は、収納室241、ロック機構242を主体に構成される。収納室241は、荷物を収納する空間であり、複数設けられている。ロック機構242は、収納室241それぞれに対応して設けられており、収納室241を施錠又は開錠する。
操作部250は、配送業者、ユーザー等が、操作し、収納室241に対して、情報を入力することができる。
表示部260は、情報を表示する、例えばディスプレイである。例えば、収納装置表示情報に基づく表示を表示する。
図4は、収納装置DB131のデータ構成図である。収納装置DB131は、データベースに登録された複数の収納装置20に関し、個々の収納装置20に関する情報が記憶される。具体的には、収納装置識別情報、所在地エリア、収納装置表示情報、収納室情報、収納状況、使用ユーザー、配送荷物識別情報が考えられる。収納装置DB131では、これらの情報が対応付けて記憶されている。
収納装置識別情報は、収納装置20を識別するために、収納装置に割り振られた情報である。本実施形態では、収納装置DB131に収納装置識別情報が1001、1002等の収納装置20が登録されていることが分かる。
所在地エリアは、収納装置20が設置された場所が所属する特定の地域である。所在地エリアは、例えば、配送業者が一定の地域毎に設置している営業所が配達を担当する地域を所在地エリアとしてもよい。特定の所在地エリアには、複数の収納装置20が設置されている場合がある。本実施形態では、収納装置識別情報が1001の収納装置20の所在地エリアは東京1であり、収納装置識別情報が1002の収納装置20の所在地エリアは東京2であることが分かる。
収納室番号は、収納装置20に設置された収納室241に割り振られた情報である。本実施形態では、収納装置識別情報が1001の収納装置20は収納室番号が1001A~1001Lまでの収納室241が設置されていることが分かる。
収納装置表示情報は、個々の収納装置20に割り振られた収納装置表示に関する情報である。処理部110は、収納装置DB131に記憶された個々の収納装置20の収納装置表示情報を更新してもよい。この場合、収納装置DB131に記憶された収納装置表示情報は所定時間毎に変化する。本実施形態では、収納装置識別情報が1001の収納装置20の収納装置表示情報は3201が記憶されているが、所定時間経過後には、これが変化することとなる。送信部221は、収納装置DB131に記憶された収納装置表示情報を収納装置20に送信し、収納装置20の表示部260に、収納装置表示情報に基づく収納装置表示がされる。
収納状況は、収納装置20への荷物の収納の状況に関する情報である。例えば、荷物が収納されているかどうか、収納される予定があるかどうかの状況に関する情報である。本実施形態では、収納装置識別情報が1001の収納装置20の収納室番号が1001Aの収納室241は現在荷物が収納されている状況であること(収納中)、同収納室番号が1001Bの収納室241は荷物が収納される予定があること(収納予定)、同収納室番号が1001Lの収納室241は荷物が収納されておらず、荷物が収納される予定がないこと(空き)が分かる。なお、本実施形態では、収納状況は、収納装置20に設置された個々の収納室241に関する収納の状況を意味するが、収納装置20全体での収納の状況を意味してもよい。例えば、収納装置20が10個の収納室241を備える場合に、8個の収納室が収納中又は収納予定であり、2個の収納室が空きの状況であるといったごとくである。
使用ユーザーは、収納装置20に荷物を収納中又は収納予定のユーザーに関する情報である。本実施形態では、収納室番号が1001Aの収納室241を、ユーザーAが使用中であり、収納室番号が1001Bの収納室241を、ユーザーEが使用予定であることが分かる。
配送荷物識別情報は、荷物を識別するために用いる情報である。例えば、運送業者が管理している荷物番号であってもよい。本実施形態では、収納室番号が1001Aの収納室241に収納されている荷物の配送荷物識別情報は20160812001であり、収納室番号が1001Bの収納室241に収納されている荷物の配送荷物識別情報は10160814005であることが分かる。
図5は、ユーザーDB132のデータ構成を示す図である。ユーザーDB132は、ユーザー毎に、ユーザー名、ユーザー識別情報、住所、所在地エリア、指定収納装置、優先順位が登録される。
ユーザー名は、荷物の受取人であるユーザーの名前である。ユーザー識別情報は、ユーザーを識別する情報であり、例えば、ユーザー毎に割り振られたIDや、ユーザーが利用するユーザー端末60に割り振られた固有の識別情報であるユーザー端末識別情報であってもよい。
住所は、ユーザーの自宅住所やユーザーの職場の住所など、ユーザーに関する住所である。住所は、荷物の配送先として、ユーザーの指定する収納装置20に空きがなかった場合の荷物の配送先に関する情報として利用してもよい。
所在地エリアは、指定収納装置が所在する所在地エリアである。指定収納装置は、ユーザーが荷物を受け取る収納装置20として指定した収納装置20である。ユーザーは、指定収納装置として、複数の収納装置20を指定することができるが、この場合、複数の収納装置20は、同一の所在地エリアに所在することをユーザーが複数の収納装置20を指定する条件としてもよい。かかる条件を設けることにより、配送業者は、営業所ごとに配送を担当するエリアが決まっている場合に、配送を担当するエリア内の収納装置20に荷物を収納することができる。
優先順位は、指定収納装置が複数存在する場合に、各指定収納装置間における優先関係を示す情報である。配送先決定手段111は、優先順位が高い収納装置20から順に、配送先として決定する。
ユーザーDB132において、個々のユーザーの情報が登録されるタイミングとしては、ユーザーが、例えば、収納システム200を利用するために、ECサイトから商品を購入する前に、ユーザー端末60を用いて、収納装置管理サーバ10にアクセスし、自らをユーザーとして登録をすることとしてもよい。かかる登録がされた場合に、ユーザーDB132に、ユーザーの情報が登録される。また、ユーザー端末60を用いて、収納装置管理サーバ10にアクセスした場合、収納装置管理サーバ10は、ユーザー端末識別情報を取得することができる。他のタイミングとしては、ユーザーがECサイトで商品を購入する際に、配送先の住所を入力するタイミングで、収納装置管理サーバ10にアクセスし、当該商品の配送先として収納装置20を指定する場合に、ユーザーDB132に、ユーザーの情報を登録してもよい。
本実施形態では、ユーザー名がユーザーAのユーザーに関し、ユーザー識別情報として3201333、住所が東京都千代田区〇〇〇-〇〇・・・が記憶されている。また、同ユーザーに関し、所在地エリアが東京1にある収納装置識別情報が1001、1005、1012の収納装置20が指定収納装置として記憶されている。また、これらの指定収納装置の優先順位は、収納装置識別情報が1005の収納装置20が1位、収納装置識別情報が1001の収納装置20が2位、収納装置識別情報が1012の収納装置20が3位として記憶されている。これらの指定収納装置及び優先順位は、ユーザーAが選択したものである。
図6は、配送情報DB133のデータ構成を示す図である。配送情報DB133には、配送する荷物に関する情報である配送荷物情報が記憶される。本実施形態では、配送情報として、配送荷物識別情報毎に、ユーザー名、トラッキング情報、配送先情報、配送状況が記憶されている。配送荷物識別情報は、収納装置管理サーバ10によって割り振られたものを記憶してもよいし、例えば、配送業者管理サーバ30によって割り振られ、これを配送業者管理サーバ30から通知を受けた上で、収納装置管理サーバ10に記憶されてもよい。
トラッキング情報は、配送業者が配送する荷物の位置に関する情報である。例えば、配送業者は、荷送人から、荷受人(ユーザー)に対し荷物を配送する際に、荷物が荷送人から荷受人に配送されるまでの間の所定地点で、荷物の位置情報を、配送業者端末40を用いて取得し、当該位置情報を、配送業者管理サーバ30に送信し、配送業者管理サーバ30はこれを記憶する。所定地点としては、例えば、配送業者が荷物を集荷した地点、荷送人側の荷物仕分場1、荷送人側の荷物仕分場2、荷受人側の荷物仕分場1、荷受人側の荷物仕分場2、荷物が配送を完了した地点等が考えられる。例えば、荷物を東京都中央区から、大阪府大阪市北区に発送する場合、荷送人側の荷物仕分場1として東京都中央区の仕分場、荷送人側の荷物仕分場2として東京23区全体の仕分場、荷受人側の荷物仕分場1として大阪府大阪市全体の仕分場、荷受人側の荷物仕分場2として大阪府大阪市北区の仕分場が考えられる。
配送先情報は、荷物の配送先に関する情報である。配送先は、配送業者が商品を荷物として配送する場所である。例えば、収納装置、ユーザーの住所、ユーザーの職場、その他のユーザーの指定した場所が挙げられる。また、配送先が決まっていない場合は、配送先情報は未定となる。
配送状況は、荷物の配送の状況に関する情報である。例えば、荷物を配送中の場合は配送中、荷物の配送が完了した場合は配送完了、ユーザーが受取りを完了した場合、受取完了と記憶される。
本実施形態では、配送荷物識別情報20160724001の荷物の氏名はユーザーKである。当該荷物は、トラッキング情報に、集荷作業店が記憶されており、直近でトラッキング情報が取得された地点は、集荷作業店であったことが分かる。また、荷物の配送先情報は未定であることから、未だ決定開始条件を満たしていないか、空ロッカーが未だ見つかっていない等の状態であることが分かる。この場合、配送状況は配送中である。
本実施形態は、配送情報DB133にユーザー名を用いたが、ユーザー名と共に又はこれに代えてユーザー識別情報を記憶してもよい。
次に、図7を参照しながら、ユーザーがECサイトから商品を購入する際に商品に係る荷物の配送先を選択する場合の収納装置管理サーバ10、配送業者管理サーバ30、ECサイトサーバ50、ユーザー端末60の動作について詳述する。
S101において、ユーザーは、ユーザー端末60を操作し、商品を購入するために、ECサイトサーバ50にアクセスする。ECサイトサーバ50へのアクセスは、ブラウザを用いてECサイトのホームページにアクセスする方法によってもよいし、ユーザー端末60にインストールされたECサイトの専用アプリを用いる方法によってもよい。
S102において、ECサイトサーバ50は、ユーザーが商品を購入するために必要となる情報をユーザー端末60に送信する。商品を購入するために必要となる情報には、商品に関する情報の他、配送先を選択させる際に必要となる情報も含まれる。
S103において、ユーザー端末60は、ECサイトサーバ50から送信された情報を画面に表示し、ユーザーは、ユーザー端末60を操作して、商品の購入を行う。ユーザーは、商品の購入の際に、配送先を選択する。ユーザーは、配送先として、ユーザーの住所等を選択することもできるが、収納装置20を選択することもできる。
S103において、ユーザーが、配送先として、収納装置20を選択した場合、S104において、ユーザーが、配送先として、収納装置20が選択された情報が収納装置管理サーバ10に送信される。
S105において、収納装置管理サーバ10は、配送情報DB133において、配送荷物情報を作成する。
S106において、収納装置管理サーバ10は、配送荷物情報をECサイトサーバ50に送信する。
S107において、収納装置管理サーバ10は、配送荷物情報を配送業者管理サーバ30に送信する。
(変形実施例)
上記では、ユーザー端末60において、ユーザーの購入した商品の配送先として収納装置を選択した情報を、ユーザー端末60から、直接、収納装置管理サーバ10に送信する実施形態を説明したが、次のような実施形態としてもよい。すなわち、ユーザー端末60から、ユーザーの購入した商品の配送先を、配送業者管理サーバ30に送信し、配送業者管理サーバ30において、配送荷物情報を作成し、配送業者管理サーバ30が、ユーザーの購入した商品の配送先が収納装置20である場合に、収納装置管理サーバ10に配送荷物情報を送信する実施形態としてもよい。
(変形実施例)
また、上記実施例では、S104において、ユーザー端末60から、収納装置管理サーバ10に配送先を送信したが、収納装置管理サーバ10が配送先を受信できれば、いかなる機器から配送先が送信されてもよい。例えば、ユーザー端末60が、ECサイトサーバ50に配送先を送信し、ECサイトサーバ50が、収納装置管理サーバ10に配送先を送信してもよい。
次に、図8を参照しながら、配送先を決定するときの収納装置管理サーバ10、配送業者管理サーバ30、配送業者端末40、ユーザー端末60による動作を詳述する。
S201において、配送業者管理サーバ30が、荷物のトラッキング情報を、収納装置管理サーバ10に送信する。配送業者管理サーバ30は、特定の荷物に関し、トラッキング情報を取得する都度、収納装置管理サーバ10にトラッキング情報を送信する。受信したトラッキング情報は、配送情報DB133に記憶される。
S202において、収納装置管理サーバ10は、取得したトラッキング情報が決定処理開始条件に合致するかどうかを判定する。決定開始条件に合致した場合、配送先決定手段111は、配送先を決定する処理を開始する。
S203において、配送先決定手段111は、配送情報DB133の荷物のユーザーのユーザーDB132に記憶された指定収納装置が、収納装置DB131の収納状況を参照し、空きかどうかを参照する。指定収納装置が空きであった場合、S206に進む。指定収納装置が複数記憶されている場合、配送先決定手段111は、ユーザーDB132に記憶された優先順位の上位の指定収納装置から順番に空きでないかどうかを参照し、空きが見つかった時点で、S206に進む。空きが見つからなかった場合、S205に進む。
S204において、配送先決定手段111は、限界条件を超えたかどうかを判定する。限界条件を超えない場合、S203に戻り、再度、空きの収納室が見つかるか収納装置DB131の収納状況を参照し、限界条件を超えるまで、かかる処理を繰り返す。例えば、限界条件を、決定処理開始条件とは異なるトラッキング情報に合致することとした場合、決定開始条件となる第1のトラッキング情報と限界条件となる第2のトラッキング情報を受信するまでの間、配送先を決定する処理を繰り返すこととなる。限界条件を超えた場合は、S205に進む。なお、限界条件を設定しなくてもよい。この場合、配送先を決定する処理が1度だけ行われることとなる。
S205において、収納装置管理サーバ10は、配送情報DB133の配送先情報を更新する。S203において、空きの収納装置が見つかった場合、配送先情報として、空きであった収納装置に関する情報を記憶する。記憶する情報としては、例えば、収納装置識別情報や収納室情報であってもよい。また、収納装置DB131の収納状況も更新される。一方、S204において、限界条件を超え、空きの収納装置が見つからず、S205に進む場合、配送先情報DB133には、空きの収納装置以外の情報が記憶される。例えば、ユーザーDB132に記憶されたユーザーの住所を記憶することとしてもよい。また、例えば、空き収納装置が見つかるまで、特定の場所で保管することを示す情報を記憶してもよい。
S206において、収納装置管理サーバ10は、荷物のユーザーのユーザー端末60に、配送先情報DB133に記憶された荷物の配送先情報を通知する。
S207において、収納装置管理サーバ10は、配送業者管理サーバ30に、配送先情報DB133に記憶された荷物の配送先情報を通知する。
S208において、配送業者管理サーバ30は、配送業者端末40に、収納装置管理サーバ10から受信した配送先情報を通知する。
次に、図9を参照しながら、収納装置に荷物を収納する場合の収納装置管理サーバ10、収納装置20、配送業者端末40、ユーザー端末60による動作を詳述する。
S300において、収納装置管理サーバ10が、収納装置表示情報を、収納装置20に送信する。収納装置管理サーバ10は、例えば、所定時間の経過毎に、異なる収納装置表示情報を収納装置20に送信してもよい。収納装置管理サーバ10は、収納装置20に送信した収納装置表示情報を、収納装置DB131に記憶する。
S301において、収納装置20は、表示部260に、受信した収納装置表示情報に基づく表示をする。収納装置表示情報に基づく表示は、例えば、QRコード(登録商標)や数字であってもよい。
S302において、配送業者は、配送業者端末40を用いて、収納装置20の表示部260に表示された収納装置表示情報に基づく表示から、収納装置表示情報を取得する。例えば、表示部260に表示されたQRコード(登録商標)の読み取りや、表示部260に表示された数字を配送業者端末40に入力することにより取得してもよい。
S303において、配送業者端末40は、収納装置表示情報と、荷物を特定するために用いる情報である荷物特定情報を、収納装置管理サーバ10に送信する。荷物特定情報は、収納する荷物を特定できる情報であれば、いかなる情報であってもよい。例えば、荷物特定情報は、配送荷物識別情報であってもよい。また、荷物特定情報は、当該情報のみから荷物を特定することができなくても、荷物を特定するために用いられる情報であって、他の情報と併せて荷物を特定する情報であってもよい。
S304において、収納装置管理サーバ10は、配送業者端末40から受信した荷物特定情報に対応付けられた収納装置20が存在するかどうかを判定する。当該判定は、例えば、配送情報DB133を参照し、特定の荷物の配送荷物識別情報に対応付けられた配送先情報に、収納装置20又は収納室241が記憶されているかどうかによって判定してもよい。
S305において、開施錠決定手段112は、荷物特定情報に対応付けられた収納装置20が存在した場合、当該収納装置20に対応する収納装置表示情報を受信したかどうかを判定する。当該判定によって、配送業者が、収納予定の収納装置20に近接した位置に存在するかどうかを判定し、誤開錠又は誤施錠を防止する。当該判定は、受信した収納装置表示情報が、収納装置DB131を参照し、収納予定の収納装置の収納装置表示情報と一致しているかどうかによって判定してもよい。
S306において、荷物特定情報に対応付けられた収納装置20に対応する収納装置表示情報を受信していないと判定した場合、配送業者が収納予定の収納装置20に近接した位置に存在しないものとして、配送業者端末40に対しエラー通知をする。
S307において、収納装置管理サーバ10は、荷物特定情報に対応する荷物を、収納装置表示情報に対応する収納装置20に収納予定でなかった場合でも、当該収納装置20に空きがないかどうかを判定する。かかる判定は、収納装置DB131を参照し、収納状況に空きの収納室241がないかどうかによって判定してもよい。
S308において、収納装置管理サーバ10は、収納装置20に空きがないと判定した場合、配送業者端末40に対しエラー通知をする。
S309において、収納装置管理サーバ10は、収納装置DB131における空きの収納室241の収納状況を収納予定に更新する。
S310において、収納装置管理サーバ10は、収納予定の収納室241を開錠する決定をする。
S311において、収納装置管理サーバ10は、収納装置20に対し、収納室241の開錠指示を送信する。
S312において、収納装置20の開施錠指示手段は、受信した開錠指示に対応する収納室241のロック機構242に対し、開錠指示を出し、ロック機構242が開錠する。
S313において、収納装置20が、荷物が収納室241に収納されたことを検知する。例えば、収納装置241の扉が締められたことを検出した場合に収納されたことを検知してもよい。
S314において、収納装置20の開施錠指示手段は、収納室241のロック機構242に対し、施錠指示を出し、ロック機構242が施錠する。
S315において、収納装置20は、収納装置管理サーバ10に対し、荷物の収納が完了した旨を通知する。
S316において、収納装置管理サーバ10は、ユーザー端末60に対し、荷物の収納が完了した旨を通知する。
S317において、収納装置管理サーバ10は、収納装置DB131の収納状況を収納予定から収納中へ、配送情報DB133の配送状況を配送中から、配送完了へ更新する。
(変形実施例)
S300乃至S303を以下のように置き換えてもよい。すなわち、S300乃至S303においては、配送業者は、荷物を収納する際に、配送業者端末40から、収納装置管理サーバ10に対して、収納装置特定情報として収納装置表示情報と、荷物特定情報を送信することとしていたが、収納装置表示情報は、収納装置を特定するために用いられる情報である収納装置特定情報の一例である。すなわち、収納装置管理サーバ10から収納装置20に送信される情報は、収納装置表示情報に限られず、収納装置特定情報であればよい。例えば、収納装置識別情報は、収納装置特定情報に含まれる。また、収納装置特定情報は、収納装置管理サーバ10から収納装置20に送られなくてもよい。例えば、図10のように、S401において、配送業者が、収納装置20の入力部に情報を入力し、収納装置20から、収納装置管理サーバ10に対して、収納装置識別情報と荷物特定情報を送信してもよい。この場合、収納装置管理サーバ10は、荷物を特定できると共に、収納装置20に近接した位置に配送業者が存在することが分かる。ここで、図9のS304乃至S317のステップは、図10のS402乃至S415のステップに対応し、これらの違いは、図9は配送業者端末40が、図10においては収納装置20に置き換わるという違いである。また、図10の荷物の預入れは、S401において、配送業者が、収納装置20の入力部を通じて入力した情報に基づき、収納装置20が収納装置管理サーバ10に対して、収納装置識別情報と荷物特定情報を送信する場合のみならず、配送業者が保有する配送業者端末40と、収納装置20に備えた無線通信機器(例えば、ビーコン)が無線通信し、収納装置20からの無線通信に呼応し、配送業者端末40が収納装置管理サーバ10に対して、収納装置識別情報と荷物特定情報を送信する場合も含まれる。すなわち、配送業者が、収納装置20の付近で、配送業者端末40を操作した場合、両機器の間で通信が開始し、配送業者端末40から、収納装置20に対し、荷物特定情報が送信され、収納装置20は、収納装置管理サーバ10に対して、受信した荷物特定情報と自らの収納装置識別情報とを送信することとしてもよい。あるいは、配送業者端末40が、インターネット回線に接続されている場合は、配送業者が、収納装置20の付近で、配送業者端末40を操作した場合、両機器の間で通信が開始し、配送業者端末40は、収納装置20から収納装置識別情報を受信し、当該収納装置識別情報と荷物特定情報を収納装置管理サーバ10に対して送信することとしてもよい。いずれの場合も、配送業者が、収納装置20の入力部に対し、荷物特定情報を入力する手間が省けると共に、入力ミスを防止することができる。
(変形実施例)
本実施例では、S304において、収納装置管理サーバ10は、配送業者端末40から受信した荷物特定情報に対応付けられた収納装置20が存在するかどうかを判定した上で、これが存在する場合に、S305において、当該収納装置20に対応する収納装置表示情報を受信したかどうかを判定したが、かかる順番は、異なってもよい。すなわち、先に、収納装置管理サーバ10は、受信した収納装置表示情報に基づき、配送業者が近接した位置にいる収納装置20を特定した上で、収納装置DB131を参照し、特定した収納装置20又はその収納室241に、受信した荷物特定情報が収納予定として記録されていないかどうかを判定し、収納予定の収納室が存在するかどうかを判定してもよい。
(変形実施例)
荷物が収納されていない状態で収納室241が施錠されているタイプの収納装置20を用いる場合は、上記実施態様のように、荷物の収納前に、収納室241の開錠をするが、荷物が収納されていない状態で収納室241が開錠されているタイプの収納装置20を用いる場合は、荷物の収納が完了したことを検知した場合に、収納予定の収納室が存在するかどうかを判定し、収納予定の収納室が存在した場合に、収納室の施錠を決定する。
次に、図11を参照しながら、収納装置から荷物を取り出す場合の収納装置管理サーバ10、収納装置20、配送業者端末40、ユーザー端末60による動作を詳述する。
S500において、収納装置管理サーバ10が、収納装置表示情報を、収納装置20に送信する。
S501において、収納装置20は、表示部260に、受信した収納装置表示情報に基づく表示をする。
S502において、ユーザーは、ユーザー端末60を用いて、収納装置20の表示部260に表示された収納装置表示情報に基づく表示から、収納装置表示情報を取得する。例えば、表示部260に表示されたQRコード(登録商標)の読み取りや、表示部260に表示された数字をユーザー端末60に入力することにより取得してもよい。
S503において、ユーザーは、ユーザー端末60を用いて、荷物を特定するために用いる情報である荷物特定情報と、収納装置表示情報を、収納装置管理サーバ10に送信する。荷物特定情報は、例えば、配送荷物識別情報であってもよい。また、荷物特定情報は、当該情報のみから荷物を特定することができなくても、荷物を特定するために用いられる情報であって、他の情報と併せて荷物を特定する情報であってもよいことから、例えば、ユーザー識別情報、端末識別情報であってもよい。収納装置管理サーバ10において、ユーザー識別情報から、当該ユーザーの荷物であって、特定の収納装置に収納されている荷物を特定することができる。また、荷物特定情報は、ユーザー端末60に記憶された情報であってもよい。例えば、配送荷物識別情報、ユーザー識別情報又は端末識別情報が、ユーザー端末60に記憶されており、当該情報を、収納装置管理サーバ10に送信してもよい。さらに、荷物特定情報は、複数、送信してもよい。
S504において、収納装置管理サーバ10は、荷物特定情報と収納装置表示情報とが対応しているかどうかを判定する。例えば、収納装置DB131を参照し、荷物特定情報(例えば、配送荷物識別情報)と収納装置表示情報に対応する収納室が存在するかどうかによって、判定してもよい。S503において、複数の荷物特定情報を受信した場合、それぞれの荷物特定情報につき、同様の判定を行う。
S505において、収納装置表示情報に対応する収納装置に荷物が収納されていないと判定された場合、その旨をユーザー端末60に通知する。あるいは、単に、収納装置20の表示部260にその旨を表示してもよい。
S506において、収納装置表示情報に対応する収納装置に荷物が収納されていると判定された場合、収納装置管理サーバ10は、収納予定の収納室241を開錠する決定をする。
S507において、収納装置管理サーバ10は、収納装置20に対し、収納室241の開錠指示を送信する。
S508において、収納装置20の開施錠指示手段は、受信した開錠指示に対応する収納室241のロック機構242に対し、開錠指示を出し、ロック機構242が開錠する。
S509において、収納装置20が、収納室241から荷物の取出しが完了したことを検知する。例えば、収納装置241の扉が締められたことを検出した場合に荷物の取出しが完了したことを検知してもよい。
S510において、収納装置20の開施錠指示手段は、収納室241のロック機構242に対し、施錠指示を出し、ロック機構242が施錠する。
S511において、収納装置20は、収納装置管理サーバ10に対し、荷物の取出しが完了した旨を通知する。
S512において、収納装置管理サーバ10は、収納装置DB131の収納状況を収納中から空きへ、配送情報DB133の配送状況を配送中から、受取完了へ更新する。
S513において、収納装置管理サーバ10は、配送業者管理サーバ30に対し、荷物の受領が完了した旨を通知する。
S514において、収納装置管理サーバ10は、ユーザー端末60に対し、荷物の受領が完了した旨を通知する。
(変形実施例)
S500乃至S503を以下のように置き換えてもよい。すなわち、S500乃至S503において、ユーザーは、荷物を取り出す際に、ユーザー端末60から、収納装置管理サーバ10に対して、収納装置特定情報として収納装置表示情報と、荷物特定情報を送信することとしていたが、収納装置表示情報は、収納装置特定情報の一例である。すなわち、収納装置管理サーバ10から収納装置20に送信される情報は、収納装置表示情報に限られず、収納装置特定情報であればよい。収納装置特定情報は、収納装置管理サーバ10から収納装置20に送られなくても、収納装置特定情報を用いて、収納装置20に近接した位置にユーザーが存在することが分かればよい。したがって、例えば、ユーザーが、収納装置20を操作し、収納装置20から、収納装置管理サーバ10に対して、収納装置特定情報と荷物特定情報を送信してもよい。この場合、収納装置管理サーバ10は、特定の収納装置20から荷物特定情報を受信した場合、送信した収納装置20と荷物を特定することができる。したがって、S504においても、収納装置に荷物が収納されているかどうかを判定することができる。
(変形実施例)
図10の荷物の受取りにおけるS500からS502を次のように置き換えてもよい。すなわち、ユーザー端末60と、収納装置20が備えた無線通信機器(例えば、ビーコン)が無線通信し、ユーザー端末60は、収納装置20から収納装置識別情報を受信し、S503において、当該収納装置識別情報と荷物特定情報を収納装置管理サーバ10に対して送信することとしてもよい。あるいは、図10の荷物の受取りにおけるS500からS502を次のように置き換えてもよい。すなわち、ユーザーが、収納装置20の付近で、ユーザー端末60を操作した場合、両機器の間で通信が開始し、ユーザー端末60から、収納装置20に対し、荷物特定情報が送信され、収納装置20は、収納装置管理サーバ10に対して、受信した荷物特定情報と自らの収納装置識別情報とを送信することとしてもよい。いずれの場合も、ユーザーが荷物を取り出す際に、手間を省けると共に、入力ミス等を防止できる。
10 収納装置管理サーバ
110 処理部
111 配送先決定手段
112 開施錠決定手段
120 通信部
121 送信部
122 受信部
130 記憶部
131 収納装置DB
132 ユーザーDB
133 配送情報DB
134 条件DB
20 収納装置
210 処理部
211 開施錠指示手段
212 表示指示手段
220 通信部
221 送信部
222 受信部
230 記憶部
231 メモリ
240 収納部
241 収納室
242 ロック機構
250 操作部
260 表示部
30 配送業者管理サーバ
40 配送業者端末
50 ECサイトサーバ
60 ユーザー端末
100 ネットワーク
200 収納システム

Claims (5)

  1. ユーザーの荷物を収納する収納装置を管理する収納装置管理サーバにおいて、
    前記荷物を特定するために用いる情報である荷物特定情報と、前記収納装置を特定するために用いる情報である収納装置特定情報とを受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記荷物特定情報と、前記受信部が受信した前記収納装置特定情報とに基づき、前記収納装置へ荷物の収納の可否を決定する決定部と、
    前記決定部の決定に基づき、前記収納装置の開錠又は施錠に関する指示を送信する送信部と
    前記荷物特定情報と前記収納装置特定情報と前記収納装置の収納状況とを記憶する記憶部とを備え、
    前記決定部は、前記受信部が受信した前記荷物特定情報と、前記受信部が受信した前記収納装置特定情報とが、前記記憶部において対応して記憶されていると判断した場合に、前記収納装置への収納を可能と決定し、
    前記決定部は、前記受信部が受信した前記荷物特定情報と、前記受信部が受信した前記収納装置特定情報とが、前記記憶部において対応して記憶されていないと判断した場合に、前記収納状況に基づき収納可能な前記収納装置を収納可能と決定することを特徴とする収納装置管理サーバ。
  2. 前記受信部は、前記収納装置又は荷物の配送を行う配送業者の端末である配送業者端末から前記荷物特定情報と前記収納装置特定情報とを受信することを特徴とする請求項1に記載された収納装置管理サーバ。
  3. 前記受信部は、前記配送業者端末から、前記荷物特定情報と前記収納装置特定情報とを受信する場合に、
    前記配送業者端末は、前記収納装置が備える表示部に表示された情報を前記収納装置特定情報として受信することを特徴とする請求項2に記載された収納装置管理サーバ。
  4. ユーザーの荷物を収納する収納装置を管理する収納装置管理サーバの制御方法において、
    前記荷物を特定するために用いる情報である荷物特定情報と、収納装置を特定するために用いる情報である収納装置特定情報とを受信する受信工程と、
    前記受信工程で受信した前記荷物特定情報と、前記受信工程で受信した前記収納装置特定情報とに基づき、前記収納装置へ荷物の収納の可否を決定する決定工程と、
    前記決定工程の決定に基づき、前記収納装置の開錠又は施錠に関する指示を送信する送信工程と
    前記荷物特定情報と前記収納装置特定情報と前記収納装置の収納状況とを記憶する記憶工程とを備え、
    前記決定工程は、前記受信工程が受信した前記荷物特定情報と、前記受信工程が受信した前記収納装置特定情報とが、前記記憶工程において対応して記憶されていると判断した場合に、前記収納装置への収納を可能と決定し、
    前記決定工程は、前記受信工程が受信した前記荷物特定情報と、前記受信工程が受信した前記収納装置特定情報とが、前記記憶工程において対応して記憶されていないと判断した場合に、前記収納状況に基づき収納可能な前記収納装置を収納可能と決定することを特徴とする収納装置管理サーバの制御方法。
  5. ユーザーの荷物を収納する収納装置を管理する収納装置管理サーバで実行可能なプログラムにおいて、
    前記収納装置管理サーバを、
    前記荷物を特定するために用いる情報である荷物特定情報と、収納装置を特定するために用いる情報である収納装置特定情報とを受信する受信手段、
    前記受信手段が受信した前記荷物特定情報と、前記受信手段が受信した前記収納装置特定情報とに基づき、前記収納装置へ荷物の収納の可否を決定する決定手段、
    前記決定手段の決定に基づき、前記収納装置の開錠又は施錠に関する指示を送信する送信手段
    前記荷物特定情報と前記収納装置特定情報と前記収納装置の収納状況とを記憶する記憶手段として機能させ、
    前記決定手段は、前記受信手段が受信した前記荷物特定情報と、前記受信手段が受信した前記収納装置特定情報とが、前記記憶手段において対応して記憶されていると判断した場合に、前記収納装置への収納を可能と決定し、
    前記決定手段は、前記受信手段が受信した前記荷物特定情報と、前記受信手段が受信した前記収納装置特定情報とが、前記記憶手段において対応して記憶されていないと判断した場合に、前記収納状況に基づき収納可能な前記収納装置を収納可能と決定することを特徴とするプログラム。
JP2021043274A 2017-08-14 2021-03-17 収納装置 Active JP7194463B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021043274A JP7194463B2 (ja) 2017-08-14 2021-03-17 収納装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017164828A JP6858403B2 (ja) 2017-08-14 2017-08-14 収納装置
JP2021043274A JP7194463B2 (ja) 2017-08-14 2021-03-17 収納装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017164828A Division JP6858403B2 (ja) 2017-08-14 2017-08-14 収納装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021103547A JP2021103547A (ja) 2021-07-15
JP7194463B2 true JP7194463B2 (ja) 2022-12-22

Family

ID=65637763

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017164828A Active JP6858403B2 (ja) 2017-08-14 2017-08-14 収納装置
JP2021043274A Active JP7194463B2 (ja) 2017-08-14 2021-03-17 収納装置

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017164828A Active JP6858403B2 (ja) 2017-08-14 2017-08-14 収納装置

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP6858403B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6904220B2 (ja) 2017-11-06 2021-07-14 トヨタ自動車株式会社 配達支援装置、配達支援方法、配達支援プログラム
JP2021163245A (ja) * 2020-03-31 2021-10-11 Yper株式会社 情報処理装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002226050A (ja) 2001-02-01 2002-08-14 Nec Corp 商品受け渡し方法及びシステム
JP2003090156A (ja) 2001-09-17 2003-03-28 Ntt Data Corp 施錠制御装置
JP2003166370A (ja) 2001-11-29 2003-06-13 Nippon Denki Information Technology Kk ロッカーシステム
JP2004011397A (ja) 2002-06-12 2004-01-15 Ntt Data Corp 施錠制御装置及びコンピュータプログラム
JP2016134141A (ja) 2015-01-22 2016-07-25 富士機械製造株式会社 ストッカ管理装置及びストッカシステム

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1118916A (ja) * 1997-07-04 1999-01-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 宅配物受取システム
JP2002251436A (ja) * 2001-02-26 2002-09-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 配達システム及び配達方法
JP2004026496A (ja) * 2002-05-07 2004-01-29 Full Time System:Kk 配送先ロッカーの予約指定システム
JP2004030159A (ja) * 2002-06-25 2004-01-29 Full Time System:Kk ロッカー利用予約システム
CA2609841A1 (en) * 2005-06-21 2007-01-04 United Parcel Service Of America, Inc. Systems and methods for providing personalized delivery services
KR101493589B1 (ko) * 2013-03-06 2015-02-16 이명덕 무인 물품 수납 서비스 시스템 및 방법
US9547962B2 (en) * 2014-07-23 2017-01-17 Ricoh Company, Ltd. Selecting best-fit digital lockers for packages

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002226050A (ja) 2001-02-01 2002-08-14 Nec Corp 商品受け渡し方法及びシステム
JP2003090156A (ja) 2001-09-17 2003-03-28 Ntt Data Corp 施錠制御装置
JP2003166370A (ja) 2001-11-29 2003-06-13 Nippon Denki Information Technology Kk ロッカーシステム
JP2004011397A (ja) 2002-06-12 2004-01-15 Ntt Data Corp 施錠制御装置及びコンピュータプログラム
JP2016134141A (ja) 2015-01-22 2016-07-25 富士機械製造株式会社 ストッカ管理装置及びストッカシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021103547A (ja) 2021-07-15
JP6858403B2 (ja) 2021-04-14
JP2019036265A (ja) 2019-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11144873B2 (en) Package management system with accelerated delivery
US10915856B2 (en) Package management system with accelerated delivery
US11270251B2 (en) Package management system with accelerated delivery
JP7194463B2 (ja) 収納装置
US20150186840A1 (en) Smart locker system and method of parcel delivery
JP6777955B2 (ja) 自動ドア制御サーバ
JP2003058790A (ja) 物品配送方法、物品配送システム、ロッカー管理サーバ、ロッカー開閉制御装置、物品配送依頼受付装置
JP2016172622A (ja) 収納装置及び宅配システム
JP5254293B2 (ja) 食配管理システム
JP2016095782A (ja) 宅配ボックス管理システム
US10497192B2 (en) Notifying an individual about an item in a secure mailbox
JP2011118611A (ja) 荷物預入れシステム
JP2019144796A (ja) 宅配ロッカー管理装置
US20190251505A1 (en) System and Method for Managing Deliveries of Goods
KR20160049281A (ko) 가구별 택배물품 보관함과 이를 이용한 원격 택배 관리 통제 시스템
CN113423309A (zh) 储物柜管理系统
WO2016081017A2 (en) Improved delivery system and method
JP7145532B2 (ja) 携帯端末、及び、通信方法
JP2017021398A (ja) ストッカ管理装置及びプログラム
KR20080109276A (ko) 배송 서비스 제공 방법 및 이를 기록한 기록매체
JP2003321124A (ja) ロッカー収納物の配送システム
JP2018036837A (ja) ストッカ関連装置
JP2019034089A (ja) 収納装置
JP6581779B2 (ja) ストッカ管理装置,ストッカシステム,及びプログラム
WO2019021791A1 (ja) ストッカ、ストッカ管理装置および情報管理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220524

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220721

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7194463

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150