JP7194427B2 - 延反装置 - Google Patents

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Description

本発明は延反装置に関する。
特許文献1は、延反装置を開示する。この延反装置は、ロール状の原反からシート材を引き出して積載面へ載置する。この延反装置は、シート材を、原反から引き出した引出長よりも大きい送出長だけ積載面へ送り出すように形成されている。特許文献1に開示された延反装置によれば、収縮防止処理ができる。
特開2016-172287号公報
しかしながら、特許文献1に開示された延反装置には、積載面におけるシート材が載置される位置にずれが生じやすいという問題点がある。本発明の目的は、シート材が載置される位置のずれを抑える延反装置を提供することにある。
図面を参照し本発明の延反装置を説明する。なおこの欄で図中の符号を使用したのは発明の内容の理解を助けるためであって内容を図示した範囲に限定する意図ではない。
上述した課題を解決するために、本発明のある局面に従うと、延反装置は、延反テーブル10と、載置部16とを備える。延反テーブル10は、平坦面20を有する。載置部16は、シート材210を延反テーブル10の平坦面20に載置する。載置部16は、上方ローラー部40と、連動ローラー部42と、コンベヤベルト46とを有している。上方ローラー部40は、平坦面20の上方に配置される。上方ローラー部40は、延反テーブル10の平坦面20に沿って所定の方向である進退方向に進退可能である。連動ローラー部42は、上方ローラー部40の進退に連動して移動する。コンベヤベルト46は、上方ローラー部40と連動ローラー部42とに保持される。コンベヤベルト46は、上方ローラー部40と連動ローラー部42とによって駆動される。コンベヤベルト46は、シート材210が載せられるためのものである。上方ローラー部40は、一端ローラー本体60と、支持ローラー本体62と、一端ローラー昇降体64と、ローラー固定体66とを有している。一端ローラー本体60は、進退方向に直交する方向に沿って延びる。一端ローラー本体60は、コンベヤベルト46が巻き回されるローラーである。支持ローラー本体62は、一端ローラー本体60に沿って延びる。支持ローラー本体62は、コンベヤベルト46が載せられるローラーである。一端ローラー昇降体64は、一端ローラー本体60を回転自在に昇降させる。ローラー固定体66は、支持ローラー本体62を回転自在に固定する。ローラー固定体66は、一端ローラー昇降体64を固定する。ローラー固定体66は、延反テーブル10の平坦面20に沿って進退方向に進退可能である。連動ローラー部42は、連動ローラー本体80と、連動ローラー保持体82とを有している。連動ローラー本体80は、一端ローラー本体60と共にコンベヤベルト46が巻き回されるローラーである。連動ローラー保持体82は、連動ローラー本体80を回転自在に保持する。連動ローラー保持体82は、ローラー固定体66の移動に連動して移動する。上方ローラー部40は、張力付与部68をさらに有している。張力付与部68は、一端ローラー本体60と共に一端ローラー昇降体64に接続される。張力付与部68は、一端ローラー本体60の昇降に応じてコンベヤベルト46に張力を付与する。
一端ローラー昇降体64は、一端ローラー本体60を回転自在に昇降させる。一端ローラー本体60は、コンベヤベルト46が巻き回されるローラーである。支持ローラー本体62は、一端ローラー本体60に沿って延びる。支持ローラー本体62にはコンベヤベルト46が載せられる。ローラー固定体66は、支持ローラー本体62を回転自在に固定する。これにより、一端ローラー本体60の昇降に伴って、一端ローラー本体60と支持ローラー本体62との間隔が変動する。一端ローラー本体60の昇降に伴って一端ローラー本体60と支持ローラー本体62との間隔が変動することはコンベヤベルト46にたるみが生じる原因となる。張力付与部68が、一端ローラー本体60の昇降に応じてコンベヤベルト46に張力を付与する。そのようにして張力が付与されるコンベヤベルト46は、その張力が付与されない場合に比べて、一端ローラー本体60の昇降に伴うたるみが生じ難くなる。コンベヤベルト46のたるみが生じ難くなれば、そのたるみが生じ易い場合に比べて、シート材210が載置される位置のずれに誤差が生じ難くなる。シート材210が載置される位置のずれに誤差が生じ難くなるので、シート材210が載置される位置のずれを抑え得る。
また、上述した張力付与部68が、揺動保持部120と、押当体124とを有している。揺動保持部120の一端は一端ローラー昇降体64に接続される。揺動保持部120は、揺動軸を中心として揺動自在にローラー固定体66に保持される。揺動軸は、進退方向に直交する軸である。揺動保持部120の他端は、揺動軸から見て一端ローラー本体60とは反対側に延びる。押当体124は、揺動軸から見て一端ローラー本体60とは反対側において揺動保持部120により保持される。押当体124は、揺動保持部120によりコンベヤベルト46に押し当てられる。
揺動保持部120は、揺動軸を中心として揺動自在にローラー固定体66に保持される。揺動軸は、進退方向に直交する軸である。揺動保持部120の他端は、揺動軸から見て一端ローラー本体60とは反対側に延びる。押当体124は、揺動軸から見て一端ローラー本体60とは反対側において揺動保持部120により保持される。これにより、一端ローラー本体60の昇降に伴って、揺動保持部120は、揺動軸を中心として揺動する。その揺動に伴い、押当体124は、コンベヤベルト46に押し当てられる。押当体124がコンベヤベルト46に押し当てられるので、押当体124のコンベヤベルト46への押し当ての強さは一端ローラー本体60の昇降に応じて調整されることとなる。このように押し当ての強さが調整されるので、一端ローラー本体60の昇降に伴うたるみが生じ難くなる。コンベヤベルト46のたるみが生じ難くなれば、そのたるみが生じ易い場合に比べて、シート材210が載置される位置のずれに誤差が生じ難くなる。シート材210が載置される位置のずれに誤差が生じ難くなるので、シート材210が載置される位置のずれを抑え得る。
もしくは、上述した押当体124が、揺動軸に沿って延びることが望ましい。この場合、揺動保持部120が、揺動軸に沿って延びる軸を中心に回転自在に押当体124を保持することが望ましい。
押当体124が揺動軸に沿って延びる軸を中心に回転自在である。これにより、そうでない場合に比べて、コンベヤベルト46への張力付与にコンベヤベルト46における領域ごとの押し当ての強さに偏りが生じる可能性が低くなる。
本発明によれば、シート材が載置される位置のずれを抑える。
本発明のある実施形態にかかる延反装置の外観図である。 本発明のある実施形態にかかる載置部の構成を示す概念図である。 本発明のある実施形態にかかる上方ローラー部の構成を示す概念図である。 本発明のある実施形態にかかる張力付与部の構成を示す概念図である。
以下、本発明について図面に基づき詳細に説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同一である。従って、それらについての詳細な説明は繰返さない。
[構成の説明]
図1は、本実施形態にかかる延反装置の外観図である。図1に基づいて、本実施形態にかかる延反装置の構成が説明される。
本実施形態にかかる延反装置は、延反テーブル10と、原反支持部12と、カッター14と、載置部16と、制御部18とを備える。
延反テーブル10は、平坦面20と走行溝22とを有する。平坦面20にはシート材210が積み重ねられる。本実施形態の場合、衣服用の生地がシート材210となっている。走行溝22は載置部16の走行路となる。原反支持部12は、ロール状の原反200を回転自在に支持する。本実施形態の場合、所定の長さとなるように切り離された原反200の一部がシート材210となる。カッター14は、原反200からシート材210を切り離す。載置部16は、そのシート材210を延反テーブル10の平坦面20に載置する。さらに、本実施形態の場合、載置部16は、原反支持部12に原反200が支持されているときに原反200からシート材210を引き出す。制御部18は、カッター14と載置部16とを制御する。
図2は、本実施形態にかかる載置部16の構成を示す概念図である。図2に基づいて、本実施形態にかかる載置部16の構成が説明される。本実施形態にかかる載置部16は、上方ローラー部40と、連動ローラー部42と、複数のコンベヤ保持ローラー本体44と、コンベヤベルト46と、連動ワイヤー48の対と、複数のワイヤー保持ローラー本体50と、ワイヤー駆動部52と、図1に示された筐体54とを有している。
上方ローラー部40は、平坦面20の上方に配置される。その結果、上方ローラー部40は、平坦面20に向かい合うように配置されることとなる。上方ローラー部40は、延反テーブル10の平坦面20に沿って所定の方向に進退可能である。本実施形態では、その所定の方向は進退方向と称される。本実施形態の場合、進退方向は、シート材210を原反200から引き出す方向である。上方ローラー部40の具体的な構成は後述される。
連動ローラー部42は、延反テーブル10内に収容されている。後述されるように、連動ローラー部42は、上方ローラー部40の移動に連動して移動する。連動ローラー部42は、連動ローラー本体80と、連動ローラー保持体82とを有している。連動ローラー本体80は、上方ローラー部40(具体的には後述される一端ローラー本体60)と共にコンベヤベルト46が巻き回される周知のローラーである。連動ローラー本体80は、図示されない回転駆動装置によって回転させられる。その回転は、制御部18によって制御される。連動ローラー保持体82は、連動ローラー本体80を回転自在に保持する。
コンベヤ保持ローラー本体44は、周知のローラーである。コンベヤ保持ローラー本体44のあるものは延反テーブル10内に回転自在に収容されている。コンベヤ保持ローラー本体44の他のものは延反テーブル10の平坦面20の上方に回転自在に配置される。
コンベヤベルト46の一部は延反テーブル10内に収容されている。コンベヤベルト46の残る一部は延反テーブル10の端からその外に出て平坦面20の上方に配置される。コンベヤベルト46は、上方ローラー部40と連動ローラー部42と複数のコンベヤ保持ローラー本体44とによって保持される。コンベヤベルト46は、上方ローラー部40と連動ローラー部42の連動ローラー本体80とに駆動される。
連動ワイヤー48は、延反テーブル10内から走行溝22にわたり配置される。連動ワイヤー48は、上方ローラー部40と連動ローラー部42の連動ローラー保持体82とに接続される。
ワイヤー保持ローラー本体50は周知のローラーである。ワイヤー保持ローラー本体50は延反テーブル10内に回転自在に収容されている。ワイヤー保持ローラー本体50は連動ワイヤー48を保持する。これにより、連動ワイヤー48は所定の箇所を経由するように配置されることとなる。また、連動ワイヤー48は上方ローラー部40と連動ローラー部42の連動ローラー保持体82とに接続されることとなる。
ワイヤー駆動部52は、ワイヤー保持ローラー本体50を駆動する。この駆動に伴い、連動ワイヤー48が駆動される。連動ワイヤー48が駆動されることに伴い、連動ワイヤー48に接続されている上方ローラー部40と連動ローラー部42とが駆動されることとなる。連動ローラー部42が近づくようにワイヤー駆動部52が連動ワイヤー48を駆動すると、上方ローラー部40はワイヤー駆動部52から遠のく。上方ローラー部40が近づくようにワイヤー駆動部52が連動ワイヤー48を駆動すると、連動ローラー部42はワイヤー駆動部52から遠のく。その結果、連動ローラー部42は、上方ローラー部40の移動に連動して移動することとなる。
筐体54は、支柱状の部分と梁状の部分とを有する。これにより、前者の部分と後者の部分とによって図1に示される空間220が形成される。その空間220を経由してシート材210は延反テーブル10の平坦面20に載置される。
図3は、本実施形態にかかる上方ローラー部40の構成を示す概念図である。図3に基づいて、本実施形態にかかる上方ローラー部40の構成が説明される。本実施形態にかかる上方ローラー部40は、一端ローラー本体60と、支持ローラー本体62と、一端ローラー昇降体64と、ローラー固定体66と、張力付与部68とを有している。
一端ローラー本体60は、筐体54が形成する空間220内に配置される。一端ローラー本体60は、周知のローラーである。一端ローラー本体60は、進退方向に直交する方向に沿って延びるように配置される。一端ローラー本体60は、平坦面20に対向するように配置される。一端ローラー本体60にはコンベヤベルト46が巻き回される。一端ローラー本体60は、図示されない回転駆動装置によって回転させられる。その回転は、制御部18によって制御される。これにより、一端ローラー本体60は、連動ローラー部42の連動ローラー本体80と共にコンベヤベルト46を駆動することとなる。
支持ローラー本体62は、筐体54が形成する空間220内に配置される。支持ローラー本体62は、周知のローラーである。支持ローラー本体62は、一端ローラー本体60よりも原反支持部12側に配置される。支持ローラー本体62は、一端ローラー本体60に沿って延びる。支持ローラー本体62は、平坦面20に対向するように配置される。支持ローラー本体62は、コンベヤベルト46が載せられるローラーである。
一端ローラー昇降体64は、筐体54内に収容される。一端ローラー昇降体64は、一端ローラー本体60を回転自在に昇降させる。本実施形態の場合、一端ローラー昇降体64は、一端ローラー保持体130の対と、保持体駆動部132の対とを有する。一端ローラー保持体130の対の一方は、筐体54の支柱状の部分の一方に収容される。一端ローラー保持体130の対の他方は、筐体54の支柱状の部分の他方に収容される。一端ローラー保持体130は、一端ローラー本体60を回転自在に保持する。保持体駆動部132の対の一方は、筐体54の支柱状の部分の一方に収容される。保持体駆動部132の対の他方は、筐体54の支柱状の部分の他方に収容される。保持体駆動部132の対は、一端ローラー保持体130を昇降させる。制御部18は、保持体駆動部132の対が同期して一端ローラー保持体130を昇降させるよう、保持体駆動部132の対を制御する。
ローラー固定体66は、筐体54内に収容される。ローラー固定体66は、支持ローラー本体62を回転自在に固定する。ローラー固定体66は、一端ローラー昇降体64の保持体駆動部132を固定する。ローラー固定体66は、延反テーブル10の平坦面20に沿って進退方向に進退可能である。本実施形態の場合、ローラー固定体66は、板状の構造材140の対を有する。構造材140の対の一方は、筐体54の支柱状の部分の一方に収容される。構造材140の対の他方は、筐体54の支柱状の部分の他方に収容される。構造材140の対の一方は、支持ローラー本体62の一端を回転自在に固定する。構造材140の対の他方は、支持ローラー本体62の他端を回転自在に固定する。構造材140の対の一方は、一端ローラー昇降体64の保持体駆動部132の対の一方を固定する。構造材140の対の他方は、一端ローラー昇降体64の保持体駆動部132の対の他方を固定する。本実施形態の場合、構造材140は、走行溝22を走行路として走行可能である。構造材140の対の一方は、連動ワイヤー48の対の一方に接続される。構造材140の対の他方は、連動ワイヤー48の対の他方に接続される。構造材140の対は、連動ワイヤー48の対およびそれらの連動ワイヤー48の対を保持するワイヤー保持ローラー本体50を介して、ワイヤー駆動部52により駆動される。ローラー固定体66は、構造材140の対を介して、ワイヤー駆動部52により駆動される。
張力付与部68は、筐体54が形成する空間220内に配置される。張力付与部68は、一端ローラー本体60と共に一端ローラー昇降体64に接続される。張力付与部68は、一端ローラー本体60の昇降に応じてコンベヤベルト46に張力を付与する。
図4は、本実施形態にかかる張力付与部68の構成を示す概念図である。図4に基づいて、本実施形態にかかる張力付与部68の構成が説明される。本実施形態にかかる張力付与部68は、揺動保持部120と、揺動軸材122と、押当体124とを有している。
本実施形態の場合、揺動保持部120は、揺動部材150の対を有する。一端ローラー本体60の軸の一端は揺動部材150の対の一方を貫通して一端ローラー保持体130の対の一方に保持される。一端ローラー本体60の軸の他端は揺動部材150の対の他方を貫通して一端ローラー保持体130の対の他方に保持される。これにより、揺動部材150の対も一端ローラー保持体130に接続されることとなる。ひいては、揺動部材150の一端は一端ローラー昇降体64に接続されることとなる。揺動部材150の一端には長孔が形成されている。一端ローラー本体60の軸はその長孔を貫通して一端ローラー保持体130に保持される。揺動部材150の中央付近にも孔が形成されている。その孔を揺動軸材122が貫通する。揺動部材150の他端にも孔が形成されている。
揺動軸材122は、進退方向に直交する方向に沿って延びるように配置される。本実施形態の場合、揺動軸材122は、丸棒状の部材である。揺動軸材122は、揺動部材150の中央付近の孔を貫通してローラー固定体66の構造材140に固定される。揺動軸材122の一端は、揺動部材150の対の一方の中央付近の孔を貫通する。揺動軸材122の他端は、揺動部材150の対の他方の中央付近の孔を貫通する。これにより、揺動部材150の対は、揺動軸材122を中心として揺動自在にローラー固定体66に保持されることとなる。その結果、揺動保持部120は、揺動軸を中心として揺動自在にローラー固定体66に保持されることとなる。また、揺動保持部120の他端は、揺動軸から見て一端ローラー本体60とは反対側に延びることとなる。
押当体124は、揺動軸から見て一端ローラー本体60とは反対側において揺動保持部120により保持される。本実施形態にかかる押当体124は、上述された揺動軸に沿って延びる周知のローラーである。本実施形態の場合、押当体124の軸の一端は、揺動部材150の対の一方の他端の孔を貫通する。押当体124の軸の他端は、揺動部材150の対の他方の他端の孔を貫通する。これにより、押当体124は、揺動部材150の対に挟まれることとなる。その結果、揺動保持部120は、揺動軸から見て一端ローラー本体60とは反対側において、揺動軸に沿って延びる軸を中心に回転自在に押当体124を保持することとなる。
なお、延反テーブル10と、原反支持部12と、カッター14と、制御部18との具体的な構成は周知の延反装置と同様である。したがって、ここではその詳細な説明は繰り返されない。
[製造方法の説明]
本実施形態にかかる延反装置の製造方法は、上述された各部の部品を予め製造した後、それらを組み立てるというものである。それらの部品を製造するための具体的な方法は周知のものを任意に用い得る。それらの具体的な組立方法も同様である。
[使用方法の説明]
以下、本実施形態にかかる延反装置の使用方法が説明される。まず、制御部18は、載置部16を原反支持部12に隣接するよう移動させる。続いて、制御部18は、一端ローラー保持体130の対を最も低い位置へ移動させる。これらの制御は、制御部18がユーザの指示を受け付けた後に実施される。ユーザは、原反支持部12に原反200を取り付ける。
原反200が取り付けられると、ユーザは、その原反200の端を引き出す。ユーザはその原反200の端をコンベヤベルト46に載せる。コンベヤベルト46に原反200の端が載せられると、制御部18は、一端ローラー本体60と連動ローラー本体80とを動作させる。これにより、原反200から布が引き出される。引き出された原反200の端はカッター14の下を通過する。原反200の端がカッター14の下を通過すると、制御部18は、カッター14を制御する。カッター14は原反200の端を切断する。ユーザは、切断された原反200の端を廃棄する。これにより、端の切除後の原反200の位置決めが完了する。これらの制御は、制御部18がユーザの指示を受け付けた後に実施される。
原反200の位置決めが完了すると、制御部18は、一端ローラー本体60と連動ローラー本体80とを再び動作させる。これにより、原反200から布が引き出される。原反200の端は、一端ローラー本体60の真上に到達する。制御部18は図示されないセンサを介してこのことを検知する。原反200の端が一端ローラー本体60の真上に到達すると、制御部18は、載置部16が原反支持部12から離れるように載置部16を移動させる。載置部16の移動に伴い、原反200から布が引き出される。一端ローラー本体60が平坦面20の端に到達すると、制御部18は図示されないセンサを介してこのことを検知する。そのことを検知した制御部18は、載置部16を停止させる。載置部16が停止すると、制御部18は、カッター14を制御して原反200から引き出された布を切断する。これにより、原反200から引き出された布はシート材210になる。これらの制御は、制御部18がユーザの指示を受け付けた後に実施される。
原反200から引き出された布が切断されると、制御部18は、一端ローラー本体60と連動ローラー本体80とを動作させる。これにより、シート材210は一端ローラー本体60の上を通過して平坦面20に載せられる。これと並行して、制御部18は、載置部16を原反支持部12に近づくよう移動させる。本実施形態においては、コンベヤベルト46上のシート材210の移動速度と載置部16の移動速度とが一致する。これにより、シート材210はたるまずに平坦面20に載せられる。これらの制御は、制御部18がユーザの指示を受け付けた後に実施される。
シート材210がすべて平坦面20に載せられると、制御部18は、一端ローラー保持体130の対を上昇させる。上昇幅は、1枚のシート材210の厚さに等しい。一端ローラー保持体130の対が上昇すると、一端ローラー本体60も上昇する。その上昇幅も1枚のシート材210の厚さに等しい。一端ローラー本体60が上昇すると、揺動部材150の対は、揺動軸を中心として揺動する。その揺動に伴い、押当体124はコンベヤベルト46のうちシート材210が載せられない区間へ押し当てられる。押当体124がコンベヤベルト46へ押し当てられると、制御部18は、一端ローラー本体60と連動ローラー本体80とを再び動作させる。これにより、原反200から布が引き出される。以下、同様にして平坦面20にシート材210が積み重ねられる。
[効果の説明]
一端ローラー本体60と支持ローラー本体62との間隔が変動する延反装置は、連動ローラー保持体82がローラー固定体66の走行に連動して移動する構造であっても、一端ローラー本体60の昇降に伴うたるみが生じる。一方、本実施形態にかかる延反装置では、張力付与部68が、一端ローラー本体60の昇降に応じてコンベヤベルト46に張力を付与する。そのようにして張力が付与されるコンベヤベルト46は、その張力が付与されない場合に比べて、一端ローラー本体60の昇降に伴うたるみが生じ難くなる。コンベヤベルト46のたるみが生じ難くなれば、そのたるみが生じ易い場合に比べて、シート材210が載置される位置のずれに誤差が生じ難くなる。シート材210が載置される位置のずれに誤差が生じ難くなるので、シート材210が載置される位置のずれを抑え得る。
本実施形態にかかる延反装置の場合、一端ローラー本体60の昇降に伴って、押当体124は、コンベヤベルト46に押し当てられる。これにより、押当体124のコンベヤベルト46への押し当ての強さは一端ローラー本体60の昇降に応じて調整されることとなる。このように押し当ての強さが調整されるので、一端ローラー本体60の昇降に伴うたるみが生じ難くなる。
本実施形態にかかる延反装置の場合、押当体124は、コンベヤベルト46のうちシート材210が載せられない区間に押し当てられる。シート材210が載せられない区間に押し当てられるので、コンベヤベルト46のうちカッター14から一端ローラー本体60までの区間の距離は押当体124が押し当てられることによっては変動しない。これにより、その変動がある場合に比べて、平坦面20に積み重ねられるシート材210にたるみが生じる可能性が低くなる。
〈変形例の説明〉
上述した延反装置は、本発明の技術的思想を具体化するために例示したものである。上述した延反装置は、本発明の技術的思想の範囲内において種々の変更を加え得るものである。
例えば、シート材210は衣類用の生地に限定されない。タオルその他の用途に用いられる生地がシート材210であってもよい。不織布がシート材210であってもよい。
また、シート材210は原反200からカッター14によって切り出されるものに限定されない。例えば、あらかじめ周知の裁断機によって裁断されたシート材210が周知の装置によって本発明にかかる延反装置に供給されても良い。
また、連動ローラー部42の位置は延反テーブル10内に限定されない。連動ローラー部42は上方ローラー部40と共に平坦面20の上方に配置されてもよい。その場合、上方ローラー部40と連動ローラー部42とを連動させるための具体的な機構は特に限定されない。
また、押当体124は周知のローラーに限定されない。例えば、押当体124は回転自在に保持される球体であってもよい。押当体124は、回転自在な物体である回転体であることが望ましい。
10…延反テーブル
12…原反支持部
14…カッター
16…載置部
18…制御部
20…平坦面
22…走行溝
40…上方ローラー部
42…連動ローラー部
44…コンベヤ保持ローラー本体
46…コンベヤベルト
48…連動ワイヤー
50…ワイヤー保持ローラー本体
52…ワイヤー駆動部
54…筐体
60…一端ローラー本体
62…支持ローラー本体
64…一端ローラー昇降体
66…ローラー固定体
68…張力付与部
80…連動ローラー本体
82…連動ローラー保持体
120…揺動保持部
122…揺動軸材
124…押当体
130…一端ローラー保持体
132…保持体駆動部
140…構造材
150…揺動部材
200…原反
210…シート材
220…空間

Claims (2)

  1. 平坦面を有する延反テーブルと、
    シート材を前記延反テーブルの前記平坦面に載置する載置部とを備え、
    前記載置部が、
    前記平坦面の上方に配置され、前記延反テーブルの前記平坦面に沿って所定の方向である進退方向に進退可能である上方ローラー部と、
    前記上方ローラー部の進退に連動して移動する連動ローラー部と、
    前記上方ローラー部と前記連動ローラー部とに保持され前記上方ローラー部と前記連動ローラー部とによって駆動される、前記シート材が載せられるためのコンベヤベルトとを有しており
    前記上方ローラー部が、
    前記進退方向に直交する方向に沿って延び前記コンベヤベルトが巻き回されるローラーである一端ローラー本体と、
    前記一端ローラー本体に沿って延び前記コンベヤベルトが載せられるローラーである支持ローラー本体と、
    前記一端ローラー本体を回転自在に昇降させる一端ローラー昇降体と、
    前記支持ローラー本体を回転自在に固定し、前記一端ローラー昇降体を固定し、かつ、前記延反テーブルの前記平坦面に沿って前記進退方向に進退可能であるローラー固定体とを有しており、
    前記連動ローラー部が、
    前記一端ローラー本体と共に前記コンベヤベルトが巻き回されるローラーである連動ローラー本体と、
    前記連動ローラー本体を回転自在に保持し前記ローラー固定体の移動に連動して移動する連動ローラー保持体とを有している延反装置であって、
    前記上方ローラー部が、前記一端ローラー本体と共に前記一端ローラー昇降体に接続され、前記一端ローラー本体の昇降に応じて前記コンベヤベルトに張力を付与する張力付与部をさらに有しており、
    前記張力付与部が、
    前記一端ローラー昇降体に一端が接続され、前記進退方向に直交する軸である揺動軸を中心として揺動自在に前記ローラー固定体に保持され、かつ、前記揺動軸から見て前記一端ローラー本体とは反対側に他端が延びる揺動保持部と、
    前記揺動軸から見て前記一端ローラー本体とは反対側において前記揺動保持部により保持され前記揺動保持部により前記コンベヤベルトに押し当てられる押当体とを有していることを特徴とする延反装置。
  2. 前記押当体が前記揺動軸に沿って延びており、
    前記揺動保持部が、前記揺動軸に沿って延びる軸を中心に回転自在に前記押当体を保持することを特徴とする請求項に記載の延反装置。
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