JP7188959B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、吸収性物品に関する。
使い捨ておむつや生理用ナプキン等の吸収性物品においては、着用時に肌に接している表面シートを改良することによって体液を漏れ難くする試みがなされている。例えば、特許文献1には、外側に配される表面シート、及び該表面シートと体液を吸収する吸収部材との間に配される中間シートを複数のドット状の接合部にて接合して形成された吸収性物品が記載されている。同文献に記載の吸収性物品においては、表面シートの中央領域に設けられた接合部の密度を、該中央領域よりも外方の外側領域に設けられた接合部の密度よりも低くすることで、通気性を高め、また体液の漏れの防止を図っている。しかし、同文献に記載の吸収性物品では、着用時に排泄された便等の排泄物の拡散まで抑制することはできない。
前記の技術とは別に、本出願人は先に、表面シートとして二層からなる凹凸構造の積層シートを提案した(特許文献2)。同文献には、二層を接合する接合部の配置パターンに関し、中央域よりも側部域の方の接合部の個数を多くしている吸収性物品が開示されている。
特開2008-132083号公報 特開2017-093748号公報
特許文献2に記載の吸収性物品によれば、着用時に排泄された体液の拡散を抑制することができる。しかし、着用者の複雑な動きによって便等の排泄物が拡散してしまうことを更に解消したいとのニーズがあった。
したがって本発明の課題は、着用者の複雑な動きによっても便等の排泄物が拡散し難い吸収性物品を提供することにある。
本発明は、以下の条件での擦過によって凸部が擦過前よりも高くなる領域を有する凹凸構造のシートを肌当接面に備え、着用者の前後方向に対応する長手方向及び該長手方向と直交する幅方向を有する、吸収性物品を提供するものである。
〔条件〕
コラーゲンフィルム(PRIRO社製EDCOL-R)をイオン交換水に浸漬させた後取り出し、水分を除去して乾燥重量に対して含水率が100~150質量%の湿潤コラーゲンフィルムを作製する。該コラーゲンフィルムに3.0kPaの圧力を加えて前記シートにおける長手方向に沿って10往復させる。
本発明によれば、着用時の着用者の複雑な動きによっても便等の排泄物が拡散し難い吸収性物品が提供される。
図1は、本発明の吸収性物品の一実施形態である展開型の使い捨ておむつを模式的に示す平面図である。 図2は、本発明の吸収性物品に用いられる表面シートの一実施形態を示す一部破断斜視図である。 図3(a)は、本発明の吸収性物品に用いられる表面シートの別の実施形態を示す擦過前の断面模式図であり、図3(b)は擦過後の断面模式図である。 図4は、図3(a)に示す表面シートの製造方法を説明する図である。 図5は、接合部の形状を判断する手法を示す図である。 図6(a)は、本発明の吸収性物品に用いられる表面シートの更に別の実施形態を示す擦過前の断面模式図であり、図6(b)は擦過後の断面模式図である。 図7は、図6(a)に示す表面シートの製造方法を説明する図である。 図8(a)は、本発明の吸収性物品に用いられる表面シートの更に別の実施形態を示す擦過前の断面模式図であり、図8(b)はまた別の実施形態を示す擦過前の断面模式図である。 図9(a)は図8(a)に示す表面シートの製造に用いられるロールの要部を示す模式図であり、図9(b)は図8(b)に示す表面シートの製造に用いられるロールの要部を示す模式図である。 図10(a)及び(b)は、図8(b)に示す表面シートにおける接合部の配置パターンをそれぞれ示す平面図である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、本発明の吸収性物品の一実施形態である展開型の使い捨ておむつ1の概略構成が示されている。おむつ1は、着用時に着用者の腹側に配される腹側部1Aと、背側に配される背側部1Cと、それらの間に位置する股下部1Bとを有する。おむつ1は、着用者の前後方向に対応する方向、すなわち腹側部1Aから股下部1Bを介して背側部1Cに延びる長手方向Xと、これに直交する幅方向Yとを有している。股下部1Bは、おむつ1の着用時に着用者の排泄部に対向配置される排泄部対向部を有しており、該排泄部対向部は通常、おむつ1の長手方向Xの中央部又はその近傍に位置している。股下部1Bは長手方向Xに沿う両側縁が幅方向Yの内方に括れている部分である。腹側部1Aは着用者の腹側に配され且つ股下部1Bよりも長手方向X外方に位置する部分である。背側部1Cは着用者の背側に配され且つ股下部1Bよりも長手方向X外方に位置する部分である。
おむつ1は、図1に示すように、着用者の肌に当接する肌当接面側に位置する表面シート2と、非肌当接面側に位置する裏面シート3と、両シート間に介在配置された吸収体4とを備える。表面シート2としては、液透過性を有するシート、例えば不織布や穿孔フィルムなどを用いることができる。表面シート2は、その肌当接面側が凹凸形状になっている。例えば表面シートの肌当接面側に、散点状に複数の凸部を形成することができる。あるいは、表面シートの肌当接面側に、一方向に延びる畝部と溝部とを交互に形成することができる。そのような目的のために、2枚以上の不織布を用いて表面シートを形成することもできる。
一方、裏面シート3としては、例えば液難透過性のフィルムやスパンボンド・メルトブローン・スパンボンド積層不織布などを用いることができる。液難透過性のフィルムに、複数の微細孔を設け、該フィルムに水蒸気透過性を付与してもよい。おむつ1の肌触り等を一層良好にする目的で、裏面シートの外面に不織布等の風合いの良好なシートを積層してもよい。
吸収体4は、吸収性コアを備えている。吸収性コアは例えばパルプを初めとするセルロース等の親水性繊維の積繊体、該親水性繊維と吸収性ポリマーとの混合積繊体、吸収性ポリマーの堆積体、2枚の吸収性シート間に吸収性ポリマーが担持された積層構造体などから構成される。吸収性コアは、少なくともその肌当接面が液透過性のコアラップシートで覆われていてもよく、肌当接面及び非肌当接面を含む表面の全域がコアラップシートで覆われていてもよい。コアラップシートとしては、例えば親水性繊維からなる薄葉紙や、液透過性を有する不織布などを用いることができる。
おむつ1には、肌当接面側の長手方向Xに沿う両側部に、長手方向Xに沿って延びる防漏カフ5が配されている。防漏カフ5は一般に、基端部と自由端とを備えている。防漏カフ5は、表面シート2の肌当接面側に固定された基端部を有し、表面シート2の肌当接面側から起立している。防漏カフ5は、液抵抗性ないし撥水性で且つ通気性の素材から構成されている。防漏カフ5の自由端又はその近傍には、糸ゴム等からなる弾性部材を伸長状態で配してもよい。おむつ1の着用状態においてこの弾性部材が収縮することによって、防漏カフ5が着用者の身体に向けて起立するようになり、表面シート2上に排泄された液が、表面シート2上を伝いおむつ1の幅方向外方へ漏れ出すことが効果的に阻止される。
図2には、本発明で用いられる表面シート2の一例が示されている。同図に示す表面シート2は、おむつ1の着用前の状態のものである。「着用前」とは、後述する条件で表面シート2を擦過する前のことでもある。表面シート2は、肌当接面側シート21及び非肌当接面側シート22が複数の接合部23において互いに接合されている積層シートからなる。肌当接面側シート21は、接合部23以外の部位において非肌当接面側シート22から離れる方向に突出する凸部24を多数形成している。その結果、表面シート2の肌当接面を形成する肌当接面側シート21には、起伏のある凹凸構造が形成されている。一方、表面シート2における非肌当接面は略平坦である。
図2に示すとおり、凸部24は、肌当接面側シート21における複数の接合部23どうし間に位置する部分が、凸状に隆起して形成されている。凸部24は、その内部に表面シート2の形成材料が充填されておらず空間が形成されている。つまり凸部24は中空のものである。凸部24は、表面シート2の肌当接面の全域にわたって散点状に且つ規則的に配されている。隣り合う凸部24間に位置する接合部23は、凹凸構造を有する表面シート2の凹部25の底部を形成している。接合部23は一般に、重ねあわされた状態の肌当接面側シート21及び非肌当接面側シート22を、熱を伴うか又は伴わないエンボス加工することによって形成されるか、又は超音波エンボス加工することによって形成される。
このような凹凸構造の表面シート2を製造するには、例えば特開2005-111908号公報の図2に記載の装置を用いることができる。この装置においては、周面が互いに噛み合い形状となっている第1ロールと第2ロールとが、噛み合い状態で配置されている。更にこの装置は、第1ロールの周面に当接するように配置されたアンビルロールを有している。この装置を用い、肌当接面側シート21を、第1ロールと第2ロールとの間に供給して、肌当接面側シート21を凹凸形状に賦形させる。次いで、肌当接面側シート21を第1ロールの周面に保持して凹凸賦形状態を維持しつつ、非肌当接面側シート22を肌当接面側シート21に重ね合わせるように供給して両シート21,22を、第1ロールとアンビルロールとの間に通し、これらのロールで挟圧を行う。挟圧は加熱下に又は非加熱下に行うことができる。一対のロールによる挟圧によって、肌当接面側シート21と非肌当接面側シート22とが部分的に接合されて、複数の接合部23が形成される。
表面シート2は、以下の条件での擦過によって凸部24が擦過前よりも高くなる領域を有している。つまり、おむつ1は、その肌当接面に、凸部24の高さが擦過前よりも高くなる領域を有している。以下、この領域のことを「高さ拡大領域」ともいう。
〔条件〕
10cm四方に切り出したコラーゲンフィルム(PRIRO社製EDCOL-R)を、イオン交換水に例えば1分間浸漬させた後取り出し、水分を除去して湿潤コラーゲンフィルムを作製する。湿潤コラーゲンフィルムの含水率は、乾燥重量に対して100~150質量%とする。水分の除去は、例えば日本製紙クレシア株式会社製のキムタオルでコラーゲンフィルムの上下をはさみ、3.5kPaの荷重で1分間保持することで行う。
次いで、下面が7cm四方であり6.1kgの錘の下面に湿潤コラーゲンフィルムを貼り付ける。23℃50%R.H.の条件下で該フィルムを貼り付けた錘を、前記シートを備えた吸収性物品上に載せ、該フィルムを貼り付けた錘を該吸収性物品における長手方向に沿って3.0kPaの圧力を加えて10往復させる。該長手方向は機械方向(MD)に一致していることが好ましい。移動距離は、シートのサイズに応じて決めればよいが、5~15cmとすることが再現性の高い測定を行う観点から好ましい。吸収性物品は平坦な硬質表面上に載置しておく。錘の移動は人手で、または機械的に行うこともできるが、移動速度は2~3cm/sとすることが再現性の高い測定を行う観点から好ましい。
前記の条件での擦過は、おむつ1の着用状態において、尿などの排泄物や汗等の体液の発生によって水分量が増加した湿潤状態の肌と、表面シート2とが擦れた場合を想定したものである。おむつ1が、高さ拡大領域を有する表面シート2を備えるので、表面シート2が着用者自身の動きにより擦れ、その部分の凸部24が高くなる。そして、凸部24が高くなった高さ拡大領域が排泄物の障壁となり易くなる。従って、着用者の複雑な動きによっても、便等の排泄物が拡散し難くなる。
前記条件での擦過前の凸部24の高さH1は、好ましくは0.5mm以上、更に好ましくは1mm以上であり、また好ましくは5mm以下、更に好ましくは4mm以下である。そして、高さH1は、好ましくは0.5mm以上5mm以下、更に好ましくは1mm以上4mm以下である。
前記条件での擦過後の凸部24の高さH2は、好ましくは1.5mm以上、更に好ましくは3mm以上であり、また好ましくは15mm以下、更に好ましくは12mm以下である。そして、高さH2は、好ましくは1.5mm以上15mm以下、更に好ましくは3mm以上12mm以下である。
高さH1,H2は、非肌当接面側シート22の非肌当接面から凸部24の頂点までの距離であり、KEYENCE社製非接触レーザー厚み計を用いて測定する。
上述した「高さ拡大領域」は、以下の測定方法により算出される領域である。
高さ拡大領域は、前記条件での擦過後により複数の凸部が合一することによって、擦過前の凸部よりも高さの高い凸部合一体を成し得る凸部群からなる領域のことである。具体的には、予め擦過前の凸部24の高さH1をKEYENCE社製非接触レーザー厚み計を用いて測定する。前記条件での擦過後の表面シート2の表面形状を、無加圧の状態で、Keyence社製の形状解析アプリケーションKS-Analyzerを用いて解析する。前記条件での擦過後に高さH1超の凸部合一体となった領域を抽出し、二値化処理することにより、該領域の画像を得る。この画像をNexus製NewQube(Ver.4.22)を用いて処理を行い、5cm2以上の領域を高さ拡大領域とする。
排泄物の拡散の抑制、及び表面シート2の見た目の美しさの維持の観点から、表面シート2は高さ拡大領域を、該表面シート2における特定の位置に偏在して有しているのではなく、任意の位置に有していることが好ましい。例えば図1に示すように、おむつ1は、高さ拡大領域MTを、表面シート2における幅方向Yの両側部域において長手方向Xに延びるように有していることが好ましい。表面シート2は、幅方向Yの中央に位置する中央部域、該中央部域の幅方向Yの外側に位置する幅方向Yの両側部域を備えている。該両側部域は、表面シート2において、防漏カフ5と重なる領域と略一致している。高さ拡大領域MTが該両側部域に配されていると、便等の排泄物の幅方向Yへの拡散を抑制することができる。
各側部域に配される高さ拡大領域MTに関し、股下部1Bの長手方向Xの長さL1に対する高さ拡大領域MTの長手方向Xの長さL2の割合((L2/L1)×100)は、好ましくは20%以上、更に好ましくは30%以上であり、また好ましくは80%以下、更に好ましくは60%以下であり、具体的には、好ましくは20%以上80%以下、更に好ましくは30%以上60%以下である。
各側部域に配される高さ拡大領域MTに関し、表面シート2における一対の防漏カフ5,5の基端部どうしの間隔W1に対する高さ拡大領域MTの幅方向Yの長さW2の割合((W2/W1)×100)は、好ましくは5%以上、更に好ましくは10%以上であり、また好ましくは30%以下、更に好ましくは20%以下であり、具体的には、好ましくは5%以上30%以下、更に好ましくは10%以上20%以下である。
また高さ拡大領域MTは、図1に示すように、表面シート2において、着用者の背側に配される背側部1Cの背側ウエスト部に対応する位置及び着用者の腹側に配される腹側部1Aの腹側ウエスト部に対応する位置のうち、背側ウエスト部に対応する位置において、幅方向Yに延びていることが好ましい。該背側ウエスト部の高さ拡大領域MTは、背側部1Cの幅方向Yの中央部分から幅方向Y両外方に、防漏カフ5を形成するシートに至るまで延びていることが好ましい。高さ拡大領域MTが該背側ウエスト部に配されていると、便等の排泄物の長手方向Xへの拡散を抑制することができ、例えば横臥状態になっている着用者の背側からの漏れを防止することができる。
前記背側ウエスト部に配される高さ拡大領域MTに関し、背側部1Cの長手方向Xの長さL3に対する高さ拡大領域MTの長手方向Xの長さL4の割合((L4/L3)×100)は、好ましくは20%以上、更に好ましくは30%以上であり、また好ましくは80%以下、更に好ましくは60%以下であり、具体的には、好ましくは20%以上80%以下、更に好ましくは30%以上60%以下である。
前記背側ウエスト部に配される高さ拡大領域MTに関し、表面シート2における一対の防漏カフ5,5の基端部どうしの間隔W1に対する高さ拡大領域MTの幅方向Yの長さW3の割合((W3/W1)×100)は、好ましくは20%以上、更に好ましくは30%以上であり、また好ましくは80%以下、更に好ましくは50%以下であり、具体的には、好ましくは20%以上80%以下、更に好ましくは30%以上50%以下である。
表面シート2における高さ拡大領域MTを上述の条件に従い擦過することで、擦過前よりも凸部24が高くなるようにするためには、表面シート2を構成する肌当接面側シート21と非肌当接面側シート22とが、接合部23において、上述の条件の擦過によって剥離可能になっていることが有利である。擦過によって肌当接面側シート21と非肌当接面側シート22とが剥離することで、肌当接面側シート21が非肌当接面側シート22から離間した領域が形成される。その結果、接合部23による拘束が解かれて、肌当接面側シート21が非肌当接面側シート22から一層離間して凸部24の高さが高くなる。それによって、排泄物の拡散を抑制することができる。高さ拡大領域MTによって排泄物の拡散を更に抑制する為には、一つの接合部23に着目したとき、当該接合部23と、当該接合部23に最も近接する他の接合部23とが共に剥離可能になっていることが好ましい。剥離可能とするために、接合部23における肌当接面側シート21と非肌当接面側シート22との接合強度を適切に調整することが好ましい。接合強度の調整は、例えば、先に述べた特開2005-111908号公報の図2に記載の装置において、第1のロール11とアンビルロール14とによる挟圧の程度や、加熱温度をコントロールすることで達成される。具体的には、第1のロール11とアンビルロール14とによる挟圧の程度を弱くしたり、ロールの加熱温度を低めに設定したりすることで、接合部23における両シート21,22の接合を従来よりも弱くして、擦過に起因する剥離を促進させることができる。
擦過によって肌当接面側シート21と非肌当接面側シート22とを剥離させるためには、上述のとおり、接合部23の接合強度を比較的低く設定することが有利である。しかし、接合強度を過度に低く設定すると、両シート21,22が意図せず剥離してしまい、表面シート2の外観を過度に低下させてしまうおそれがある。そこで高さ拡大領域MTは、擦過によって10N以上のせん断力が加わることで肌当接面側シート21と非肌当接面側シート22とが剥離可能になっていることが好ましい。肌当接面側シート21と非肌当接面側シート22との意図しない剥離を一層防止する観点からは、高さ拡大領域MTは、18N以上のせん断力で剥離可能となっていることが更に好ましく、20N以上のせん断力で剥離可能となっていることが一層好ましい。また高さ拡大領域MTは、凸部24の高さを確実に高くするために、27N以下のせん断力で剥離可能となっていることが好ましく、25N以下のせん断力で剥離可能となっていることが更に好ましく、23N以下のせん断力で剥離可能となっていることが一層好ましい。
上述した表面シート2のせん断力は以下に述べる方法で測定される。表面シート2から、高さ拡大領域MTを含む、長手方向Xの長さ50mm及び幅方向Yの長さ30mmの平面視矩形形状を切り出して試験片とする。
この操作とは別に、試験片と同形状・同寸法の粘着テープ(日東電工(株)製、商品名「No.500」)をPETフィルム((株)スター商事、商品名「スターOHPフィルム」)に重ね合わせて積層体(A)を作製する。
積層体(A)の粘着テープ上へ、試験片における非肌当接面側シート22を重ね合わせて積層体(B)を得る。1kgのローラーを積層体(B)上にて5往復させ、積層体(B)における粘着テープと試験片とを十分に接着させる。
被着片として、試験片全体を被覆可能な形状・寸法のメカニカルファスナーのオス部材(スリーエム(株)製、商品名「1600PPI」)を用意する。この被着片のフック材と、積層体(B)の肌当接面側シート21とを、1.5kPa荷重にて圧着させて測定サンプルを得る。
測定サンプルを、引張試験機((株)島津製作所製オートグラフAG-X)のチャック間に装着する。チャック間距離は150mmに設定する。この状態下に測定サンプルの180度剥離を行う。この180度剥離は、測定サンプルの長手方向一端における積層体(B)と他端における被着片とを、それぞれ引張試験機のチャックに挟んで、180度反対方向に引っ張ることで行う。引張速度は300mm/分とする。引張荷重の最大値を記録する。1枚の表面シートについて、吸収性物品における、腹側部、股下部、背側部のそれぞれの幅方向中央部、両側部の合計9カ所から測定サンプルを採取し測定する。9個の測定値の平均値を表面シートの平均せん断力とし、表面シートの平均せん断力に対し、75%未満である測定サンプルの平均値を高さ拡大領域のせん断力とする。75%未満である測定サンプルがない場合は、表面シートのせん断力を高さ拡大領域のせん断力とする。同様の測定を3枚の表面シートについて行い、3点の平均値を高さ拡大領域のせん断値とする。1枚の表面シートについて9カ所の測定サンプルを採取できない場合は、股下部、幅方向中央部のどちらかあるいは両方を除く6カ所または4カ所から採取し、その平均値を表面シートの平均せん断値とする。
高さ拡大領域MTに位置する接合部23において肌当接面側シート21と非肌当接面側シート22とを剥離し易くする観点から、高さ拡大領域MTに位置する接合部23の平均面積は、表面シート2における高さ拡大領域MT以外の領域に位置する接合部の平均面積に比べて小さくなっていることが好ましい。高さ拡大領域MT以外の領域に位置する接合部を平面視したときの面積A1に対する高さ拡大領域に位置する接合部23を平面視したときの面積A2の比(A2/A1)は、好ましくは0.2以上、更に好ましくは0.3以上であり、また好ましくは0.8以下、更に好ましくは0.7以下である。
面積A1は、好ましくは0.2mm2以上、更に好ましくは0.5mm2以上であり、また好ましくは30mm2以下、更に好ましくは15mm2以下である。
一方、面積A2は、好ましくは0.1mm2以上、更に好ましくは0.2mm2以上であり、また好ましくは15mm2以下、更に好ましくは10mm2以下である。
高さ拡大領域MTに位置する接合部23において、擦過によってせん断力が加わり易くして、肌当接面側シート21と非肌当接面側シート22とを剥離し易くする観点から、高さ拡大領域MTに位置する接合部23の存在密度は、表面シート2における高さ拡大領域MT以外の領域に位置する接合部の存在密度に比べて小さくなっていることが好ましい。存在密度とは、単位面積あたりの接合部の個数の意味である。高さ拡大領域MT以外の領域を平面視したときの接合部の存在密度B1に対する高さ拡大領域MTを平面視したときの接合部23の存在密度B2の比(B2/B1)は、好ましくは0.2以上、更に好ましくは0.3以上であり、また好ましくは0.8以下、更に好ましくは0.7以下である。
存在密度B1は、好ましくは10個/100mm2以上、更に好ましくは15個/100mm2以上であり、また好ましくは40個/100mm2以下、更に好ましくは30個/100mm2以下である。
一方、存在密度B2は、好ましくは5個/100mm2以上、更に好ましくは8個/100mm2以上であり、また好ましくは20個/100mm2以下、更に好ましくは16個/100mm2以下である。
図3(a)には本発明で用いられる表面シート2の別の実施形態が示されている。この表面シート2の高さ拡大領域においては、同図に示すとおり、肌当接面側シート21と非肌当接面側シート22との接合部23が、表面シート2の厚み方向断面視において、下方に凸の湾曲形状を有している。接合部23がこのような形状をしていることで、上述の条件で表面シート2を擦過したときに、接合部23の周囲において、表面シート2の構成繊維が切断可能となり、そのことに起因して肌当接面側シート21と非肌当接面側シート22とが剥離されやすくなる。特に、非肌当接面側シート22を構成する繊維が切断されやすくなる。このような態様で肌当接面側シート21と非肌当接面側シート22とが剥離すると、図3(b)に示すとおり、非肌当接面側シート22における接合部23が形成されていた位置に貫通孔22kが形成され易くなる。非肌当接面側シート22に貫通孔22kが形成されることは、表面シート2の液透過性の向上の点から有利である。
また、接合部23の周囲において表面シート2の構成繊維が切断されると、特に非肌当接面側シート22の構成繊維が切断されると、図3(b)に示すとおり、繊維22sは肌当接面側シート21に残留しやすい。その結果、肌当接面側シート21において、接合部23の剥離によって生じた部位23hは、該部位23hの周囲よりも繊維の存在密度が高くなる。そのことに起因して毛管力に勾配が生じる。その上、該部位23hは、接合部23と同様に依然として下方に凸の湾曲形状を有している。これらのことが総合的に作用して、擦過によって肌当接面側シート21と非肌当接面側シート22とが剥離した後の表面シート2は、肌当接面側シート21に存在する微小液滴の吸収性が向上したものとなる。
図3(a)に示す表面シート2を製造するには、例えば図4に示すとおり、接合部23の形状に対応するように、アンビルロール102に向かって凸の形状となった凸部101を備えるロール(図示せず)を用いればよい。この場合、アンビルロール102は、その周面のうちロールの凸部101が当接する部位が窪み部103となっている。このような形状を有する一対のロールを用いることで、下方に凸の湾曲形状を有する接合部23を首尾よく形成できる。
なお図3(a)に示す表面シート2における接合部23の形状は、接合部23の中心を通るように、該接合部23を、表面シート2の機械方向(MD)及び幅方向(CD)にそれぞれ切断し、切断面を顕微鏡観察することで決定する。MD及びCDそれぞれ10箇所の接合部23の断面について、図5に示すとおりa及びbの値を求め、b/aの値の平均値が0.05以上である場合、接合部23は、下方に凸の湾曲形状を有していると判断する。以下の図6(a)に示す接合部23についても同様の手法でその形状を判断する。
図6(a)には、本発明で用いられる表面シート2の更に別の実施形態が示されている。この表面シート2の高さ拡大領域においては、同図に示すとおり、肌当接面側シート21と非肌当接面側シート22との接合部23が、表面シート2の厚み方向断面視において、上方に凸の湾曲形状を有している。接合部23がこのような形状をしていることで、おむつ1の着用状態において表面シート2と着用者の肌とが擦過したときに、接合部23の周囲において、表面シート2の構成繊維が切断可能となり、そのことに起因して肌当接面側シート21と非肌当接面側シート22とが剥離されやすくなる。特に、肌当接面側シート21を構成する繊維が切断されやすくなる。このような態様で肌当接面側シート21と非肌当接面側シート22とが剥離すると、図6(b)に示すとおり、肌当接面側シート21における接合部23が形成されていた位置に貫通孔21kが形成され易くなる。肌当接面側シート21に貫通孔21kが形成されることは、固形物等を含む軟便等の排泄物を、貫通孔21kを通じて容易に透過させ得る点から有利である。
また、接合部23の周囲において表面シート2の構成繊維が切断されると、特に肌当接面側シート21の構成繊維が切断されると、図6(b)に示すとおり、繊維21sは非肌当接面側シート22に残留しやすい。その結果、非肌当接面側シート22において、接合部23の剥離によって生じた部位23hは、該部位23hの周囲よりも繊維の存在密度が高くなる。そのことに起因して毛管力に勾配が生じる。それによって、肌当接面側シート21の貫通孔21kを通じて透過してきた軟便等の排泄物中に含まれる水分が、非肌当接面側シート22の前記部位23hを通じて透過しやすくなる。
図6(a)に示す表面シート2を製造するには、例えば図7に示すとおり、接合部23の形状に対応するように、先端部分が後端側に向かって窪んだ窪み部分104を有する凸部101を備えるロール(図示せず)と、アンビルロール102との組み合わせを用いればよい。このような形状を有する一対のロールを用いることで、上方に凸の湾曲形状を有する接合部23を首尾よく形成できる。
図8(a)及び(b)には、本発明で用いられる表面シート2の更に別の実施形態が示されている。これらの表面シート2の高さ拡大領域においては、同図に示すとおり、肌当接面側シート21と非肌当接面側シート22との接合部23の1個に着目したとき、表面シート2の厚み方向断面視において、当該1個の接合部23内に互いに厚みの異なる部位がある。詳細には、図8(a)に示す接合部23は、中央域23tの厚みが、周縁域23sの厚みよりも大きくなっている。図8(b)に示す接合部23は、周縁域23sの厚みが、中央域23tの厚みよりも大きくなっている。このように、1個の接合部23内に互いに厚みの異なる部位が存在していると、厚みの異なる2つの部位間において、擦過に起因する肌当接面側シート21と非肌当接面側シート22との剥離の起点となり、当該部位間において剥離が優先的に開始するようになるので有利である。特に図8(a)に示す接合部23が、おむつ1の長手方向に沿って延びる形状をしている場合には、長手方向に沿う擦過によって、接合部23の前後端部からの剥離が生じやすいという利点がある。
図8(a)に示す形状の接合部23を形成するには、例えば図9(a)に示すとおり、接合部23の形状に対応するように、先端部分が後端側に向かって窪んだ窪み部分105を有する凸部101を備えるロール107とアンビルロール(図示せず)との組み合わせを用いればよい。一方、図8(b)に示す形状の接合部23を形成するには、例えば図9(b)に示す形状を有する凸部101を備えるロール107とアンビルロール(図示せず)との組み合わせを用いればよい。この凸部101は、ロール107の回転方向Rに沿う前後端部106,106の角を滑らかに削り、各端部106,106それぞれを、丸みを持つ形状とすればよい。
また、図8(b)に示す形状の接合部23を形成するために、該接合部23の配置状態を工夫してもよい。例えば図10(a)及び(b)に示すとおり、表面シート2を側方から視て、1つの接合部23の長手方向Xの両端部が、該接合部23の幅方向Yに隣り合う別の接合部23の長手方向Xの端部と重なるように、各接合部23を配置することが好ましい。図10(a)及び(b)に示す接合部23の配置パターンは、該接合部23を形成するために用いられるロール107(図9(a)及び(b)参照)に備えられた凸部101の配置パターンに対応している。したがって、ロール107の横断面においては、凸部101におけるロール回転方向の前後端部が、該凸部101の軸方向に隣り合う別の凸部101のロール回転方向の前後部と重なる。凸部101がこのように配置されているロール107を用いて接合部23を形成すると、凸部101のロール回転方向の前後端部によって加わる線圧が、該凸部101の中央部分によって加わる線圧よりも低くなる。その結果、厚みが相対的に小さい中央域23tと、厚みが相対的に大きい周縁域23sとを有する接合部23を容易に形成できる。
以上の各実施形態で用いられる表面シート2を構成する肌当接面側シート21及び非肌当接面側シート22としては、例えば不織布、織布及び編み地などの繊維シートや、フィルムなどを用いることができる。特に、肌触り等の観点から繊維シートを用いることが好ましく、とりわけ不織布を用いることが好ましい。肌当接面側シート21及び非肌当接面側シート22を構成するシート材料の種類は同じでもよく、あるいは異なっていてもよい。
前記不織布としては、例えばエアスルー不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、メルトブローン不織布、レジンボンド不織布、ニードルパンチ不織布などが挙げられる。これらの不織布を2種以上組み合わせた積層体や、これらの不織布とフィルム等とを組み合わせた積層体を用いることもできる。これらのなかでも、エアスルー不織布又はスパンボンド不織布を用いることが好ましい。不織布の坪量は、好ましくは10g/m2以上、より好ましくは15g/m2以上であり、また好ましくは40g/m2以下、より好ましくは35g/m2以下である。
不織布を構成する繊維としては、各種の熱可塑性樹脂からなる繊維を用いることができる。熱可塑性樹脂としては、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、ナイロン6やナイロン66などのポリアミド、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸アルキルエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンなどが挙げられる。これらの樹脂は1種を単独で又は2種以上のブレンド物として用いることができる。また、芯鞘型やサイド・バイ・サイド型などの複合繊維の形態で用いることができる。
以上、本発明をその実施形態に基づいて説明したが、本発明は、前記実施形態に制限されることなく適宜変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、本発明を表面シートに適用した例であったが、本発明を表面シート以外の肌当接面を形成するシートに適用することもできる。そのようなシートとしては、防漏カフを構成するシートが挙げられる。
また前記実施形態においては、擦過によって凸部24の高さが高くなるシートとして、凹凸構造を有する積層シートを例にとり説明したが、積層シート以外のシートを用いることもできる。
更に前記実施形態においては、擦過によって凸部24の高さを高くすることを目的として、積層シートにおける接合部において2枚のシートを剥離させる手段を採用したが、これ以外の手段によって凸部24の高さを高くしてもよい。
図1に示す実施形態は、本発明の吸収性物品を展開型の使い捨ておむつ1に適用したものであるが、これに代えて本発明をパンツ型使い捨ておむつに適用してもよい。また、本発明を使い捨ておむつ以外の他の吸収性物品、例えば生理用ナプキン及び失禁パッド等に適用してもよい。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。しかしながら本発明の範囲は、かかる実施例に制限されない。
〔実施例1〕
特開2005-111908号公報の図2に記載の装置を用い、図2に示す凹凸構造を有する積層シートを製造した。この積層シートを表面シートとして用いた。同公報に記載の装置における第1のロール11は非加熱とし、アンビルロール14は設定温度175℃に加熱した。第1のロール11のロール表面における凸部の配置に関し、ロール軸方向の両側部分に配された凸部頂部の面積を、ロール軸方向の中央部分に配された凸部頂部の面積に比べて小さくし、ロール軸方向の両側部分の凸部の存在密度を、ロール軸方向の中央部分の凸部の存在密度に比べて小さくした。この積層シートは、高さ拡大領域が該積層シートの幅方向の両側部域において長手方向に延びるように配置されたものである。表面シートにおける肌当接面側シート21及び非肌当接面側シート22は、ポリエチレンテレフタレートを芯成分、ポリエチレンを鞘成分とする芯鞘型複合繊維からなる坪量18g/m2のエアスルー不織布から構成した。
花王株式会社製の使い捨ておむつであるメリーズ(登録商標)テープタイプMサイズの表面シートに代えて、上述の表面シートを用いて展開型の使い捨ておむつを得た。このおむつの表面シートについて、上述した条件の擦過を行い、擦過の前後での凸部の高さを上述の方法で測定した。また高さ拡大領域の接合部の面積、及び高さ拡大領域以外の領域の接合部の面積を測定し、高さ拡大領域の接合部の存在密度、及び高さ拡大領域以外の領域の接合部の存在密度を測定した。その結果を以下の表1に示す。
〔比較例1〕
実施例1における積層シートの製造において、アンビルロール14の設定温度を220℃に高くした。また、第1のロール11の凸部の配置に関し、凸部頂部の面積及び凸部の存在密度を一定にした。これら以外は実施例1と同様にして積層シート及び使い捨ておむつを製造した。このおむつの表面シートの幅方向の両側部域について、擦過の前後での凸部の高さを上述の方法で測定した。尚、接合部の面積は実施例1における高さ拡大領域以外の領域の接合部の面積に一致し、接合部の存在密度は実施例1における高さ拡大領域以外の領域の接合部の存在密度に一致していた。その結果を以下の表1に示す。
Figure 0007188959000001
表1に示す結果から明らかなとおり、実施例1で得られたおむつは、比較例1で得られたおむつに比べて擦過後の凸部の高さが高くなることが判る。
1 吸収性物品(使い捨ておむつ)
2 表面シート
MT 高さ拡大領域
21 肌当接面側シート
22 非肌当接面側シート
23 接合部
23h 剥離によって生じた部位
24 凸部
3 裏面シート
4 吸収体
5 防漏カフ

Claims (6)

  1. 以下の条件での擦過によって凸部が擦過前よりも高くなる領域を有する凹凸構造のシートを肌当接面に備え、着用者の前後方向に対応する長手方向及び該長手方向と直交する幅方向を有する、吸収性物品であって、
    前記シートが、肌当接面側シート及び非肌当接面側シートを含み、該肌当接面側シート及び該非肌当接面側シートが複数の接合部において互いに接合されており、且つ該肌当接面側シートが、該接合部以外の部位において該非肌当接面側シートから該肌当接面側に突出する凸部を多数形成している凸構造を有する積層シートであり、
    前記領域においては、前記肌当接面側シートと前記非肌当接面側シートとが前記接合部において前記擦過によって剥離可能になっており、
    前記領域において、前記接合部は、1個の接合部内に厚みの異なる部位を有する、吸収性物品。
    〔条件〕
    コラーゲンフィルム(PRIRO社製EDCOL-R)をイオン交換水に浸漬させた後取り出し、水分を除去して乾燥重量に対して含水率が100~150質量%の湿潤コラーゲンフィルムを作製する。該コラーゲンフィルムに3.0kPaの圧力を加えて前記シートにおける長手方向に沿って10往復させる。
  2. 前記シートが、前記肌当接面を形成する液透過性の表面シートであり、幅方向の中央に位置する中央部域、該中央部域の幅方向の外側に位置する幅方向両側部域を備え、
    前記領域が、前記表面シートの前記両側部域に位置する、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記シートが、前記肌当接面を形成する液透過性の表面シートであり、前記吸収性物品の着用状態における着用者の背側ウエスト部、腹側ウエスト部に対応する部位を備え、
    前記領域が、前記背側ウエスト部に対応する位置に配されている、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記領域においては、前記擦過によって10N/(50mm×30mm)以上のせん断力が加わることで前記肌当接面側シートと前記非肌当接面側シートとが剥離可能になっている、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  5. 前記領域において、前記接合部は、厚み方向断面視において下方に凸の湾曲形状を有ししている、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  6. 前記領域において、前記接合部は、厚み方向断面視において上方に凸の湾曲形状を有している、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
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