JP7188049B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置及び半導体装置の製造方法に関する。
インバータ装置、無停電電源装置、工作機械、産業用ロボット等では、その本体装置とは独立して、パワー半導体素子を搭載したパワー半導体モジュールが使用されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013-171870号公報
特許文献1に開示されたパワー半導体モジュールでは、絶縁回路基板の金属箔回路にワイヤーの一端と、外部端子とが接合されている。外部端子において、金属箔回路と接する側の端部は、金属箔回路側に屈曲した屈曲部となっている。その屈曲部の下端が金属箔回路にはんだ付けで接合される。
ここで、屈曲部の近傍に変形が生じていると、屈曲部の下端と金属箔回路とが接触せず、接合不良が生じる可能性がある。特に、屈曲等の加工が端部に施される外部端子(リードフレーム)は、曲げの加工性を高めるために厚さが薄い傾向がある。厚さ薄いリードフレームは、例えば搬送途中で付加される外力によって、意図せず変形する可能性がある。リードフレームの変形により、外部端子と絶縁回路基板との電気的接続の信頼性が低下する可能性がある。
本発明は上記課題に着目してなされたものであって、電気的接続の信頼性を向上できるようにした半導体装置及び半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、(a)第1面及び第1面の反対側の第2面を有し、第1面側に第1回路層及び第2回路層を有する回路基板と、(b)第3面及び第3面の反対側の第4面を有し、第1回路層上に第4面が取り付けられた第1半導体チップと、(c)第1貫通孔及び第2貫通孔を有し、回路基板の第1面と対向して配置され、回路基板の面方向における第1方向に延在する板状の出力端子と、(d)出力端子の第1貫通孔に挿通され、第1半導体チップの第3面と出力端子とを電気的に接続する第1金属柱と、(e)出力端子の第2貫通孔に挿通され、第2回路層と出力端子とを電気的に接続する第2金属柱と、を備える半導体装置であることを要旨とする。
本発明の他の態様は、(a)第1面及び第1面の反対側の第2面を有し、第1面側に第1回路層及び第2回路層を有する回路基板と、(b)第3面及び第3面の反対側の第4面を有し、第1回路層上に第4面が取り付けられた第1半導体チップと、(c)第1貫通孔を有し、回路基板の第1面と対向して配置され、回路基板の面方向における第1方向に延在する板状の出力端子と、(d)出力端子の第1貫通孔に挿通され、第1半導体チップの第3面と出力端子とを電気的に接続する第1金属柱と、(e)第2回路層と出力端子とを電気的に接続する第2金属ワイヤーと、を備える半導体装置あることを要旨とする。
本発明の他の態様は、(a)第1面及び第1面の反対側の第2面を有し、第1面側に第1回路層及び第2回路層を有する回路基板を用意する工程と、(b)第3面及び第3面の反対側の第4面を有する第1半導体チップを用意する工程と、(c)第1回路層上に第1半導体チップの第4面を取り付ける工程と、(d)第1貫通孔及び第2貫通孔を有し、回路基板の面方向における第1方向に延在する板状の出力端子を用意する工程と、(e)出力端子を回路基板の第1面と対向して配置する工程と、(f)第1貫通孔に第1金属柱を挿通する工程と、(g)第2貫通孔に第2金属柱を挿通する工程と、(h)第1貫通孔に挿通された第1金属柱を出力端子と第1半導体チップの第3面とに接合する工程と、(i)第2貫通孔に挿通された第2金属柱を出力端子と第2回路層とに接合する工程と、を備える半導体装置の製造方法であることを要旨とする。
本発明によれば、電気的接続の信頼性を向上できるようにした半導体装置及び半導体装置の製造方法を提供することができる。
図1Aは、本発明の実施形態1に係る半導体装置の構成例を示す平面図である。 図1Bは、図1Aの一部を拡大して示す平面図である。 図2は、本発明の実施形態1に係る半導体装置の構成例を示す回路図である。 図3Aは、本発明の実施形態1に係る半導体装置の構成例を示す断面図である。 図3Bは、本発明の実施形態1に係る半導体装置の構成例を示す断面図である。 図3Cは、本発明の実施形態1に係る半導体装置の構成例を示す断面図である。 図4は、本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図5は、本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図6は、本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図7は、本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図8は、本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図9は、本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図10は、本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図11は、本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図12は、本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図13は、本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図14は、本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図15は、本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図16は、本発明の実施形態2に係る半導体装置の構成例を示す断面図である。 図17は、本発明の実施形態2に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図18は、本発明の実施形態2に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図19は、本発明の実施形態2に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図20は、本発明の実施形態2に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図21は、本発明の実施形態2に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図22は、本発明の実施形態2に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図23は、本発明の実施形態2に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図24は、本発明の実施形態2に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図25は、本発明の実施形態2に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図26は、本発明の実施形態2に係るリードフレーム一体化ケースの製造方法を工程順に示す断面図である。 図27は、本発明の実施形態2に係るリードフレーム一体化ケースの製造方法を工程順に示す断面図である。 図28は、本発明の実施形態2に係るリードフレーム一体化ケースの製造方法を工程順に示す断面図である。 図29は、本発明の実施形態2に係るリードフレーム一体化ケースの製造方法を工程順に示す断面図である。 図30は、本発明の実施形態3に係る半導体装置の構成例を示す断面図である。
以下に本発明の実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。但し、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各装置や各部材の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判定すべきものである。図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
以下の図面の記載では、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向を用いて、方向を示す場合がある。例えば、X軸方向及びY軸方向は、後述する絶縁回路基板1のおもて面1aに平行な方向である。Z軸方向は、後述する絶縁回路基板1の厚さ方向である。X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向は、互いに直交する。XYZ軸は右手系をなす。
以下の説明では、Z軸の正方向を「上」と称し、Z軸の負方向を「下」と称する場合がある。「上」及び「下」は、必ずしも地面に対する鉛直方向を意味しない。つまり、「上」及び「下」の方向は、重力方向に限定されない。「上」及び「下」は、層及び基板等における相対的な位置関係を特定する便宜的な表現に過ぎず、本発明の技術的思想を限定するものではない。例えば、紙面を180度回転すれば「上」が「下」に、「下」が「上」になることは勿論である。
「平面視」とは、おもて面1aの法線方向(すなわち、Z軸方向)から見ることを意味する。
(実施形態1)
図1Aは、本発明の実施形態1に係る半導体装置の構成例を示す平面図である。図1Bは、図1Aの一部を拡大して示す平面図である。図2は、本発明の実施形態1に係る半導体装置の構成例を示す回路図である。図1Aから図2に示すように、本発明の実施形態1に係る半導体装置100は、パワー半導体モジュールであり、3相のインバータ回路50と、インバータ回路を制御する制御回路60と、を備える。
インバータ回路50は、図示しない直流電源と、この直流電源の高電位側に接続される正端子(正の入力端子;P端子)42と、低電位側に接続される負端子(負の入力端子;N端子)43と、3相の出力端子41u、41v、41wで構成されている。出力端子41u、41v、41wは、正端子42と負端子43とに接続するU相、V相、W相の3相の回路と、接続点a、b、cでそれぞれ接続されている。出力端子41u、41v、41wは、モータ等の負荷Mに接続される。
u相の回路は、u相の上アームと、u相の下アームとで構成されている。u相の上アームは半導体チップ2uを含む。u相の下アームは半導体チップ3uを含む。
同様に、v相の回路は、v相の上アームと、v相の下アームとで構成されている。v相の上アームは半導体チップ2vを含む。v相の下アームは半導体チップ3vを含む。w相の回路は、w相の上アームとw相の下アームとで構成されている。w相の上アームは半導体チップ2wを含む。w相の下アームは半導体チップ3wを含む。
半導体チップ2u、2v、2w、3u、3v、3wは、シリコン基板等の半導体基板に縦型のスイッチング素子が形成されたチップである。スイッチング素子は、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)やパワーMOSFET等のトランジスタであってよい。半導体チップ2,3は、逆並列接続されたフリーホイールダイオード(FWD)が形成された半導体チップとともに絶縁回路基板1に搭載されてよい。半導体チップ2、3は、半導体基板にIGBTおよびFWDが形成された、RC-IGBT(Reverse-ConductingIGBT)であってもよい。半導体チップ2,3は、上面電極および下面電極を有する。上面電極はエミッタ電極、ソース電極又はアノード電極であり、下面電極はコレクタ電極、ドレイン電極又はカソード電極であってよい。半導体チップ2,3は、さらにゲート電極を有してよい。半導体基板は炭化けい素基板、窒化ガリウム基板等のワイドバンドギャップ半導体基板であってもよい。
以下、半導体チップ2u、2v、2wを区別して説明する必要がないときは、半導体チップ2u、2v、2wを半導体チップ2と総称する。半導体チップ3u、3v、3wを区別して説明する必要がないときは、半導体チップ3u、3v、3wを半導体チップ3と総称する。出力端子41u、41v、41wを区別して説明する必要がないときは、出力端子41u、41v、41wを出力端子41と総称する。
図1Aに示すように、インバータ回路50は、半導体チップ2、3が搭載される絶縁回路基板1を備える。絶縁回路基板1は、おもて面1aと、おもて面1aの反対側の裏面1bとを有する。おもて面1a側には、第1回路層13と、第2回路層14とが設けられている。第1回路層13は、半導体チップ2を搭載する電極部131と、電極部131に電気的に接続し、Y軸方向に延設された配線部132とを有する。第2回路層14は、半導体チップ3を搭載する電極部141と、電極部141に電気的に接続し、X軸方向に延設された配線部142とを有する。第1回路層13と第2回路層14は、互いに離れて配置されている。
第1回路層13の電極部131は、はんだを介して、半導体チップ2の下面電極(例えば、コレクタ又はドレイン)に電気的に接続されている。第2回路層14の電極部141は、はんだを介して、半導体チップ3の下面電極(例えば、コレクタ又はドレイン)に電気的に接続されている。
図1Bに示すように、第2回路層14は、u相の回路に含まれる第2回路層14uと、v相の回路に含まれる第2回路層14vと、w相の回路に含まれる第2回路層14wとを含む。第2回路層14uは、半導体チップ3uを搭載する電極部141uと、電極部141uに電気的に接続し、X軸方向に延設された配線部142uとを含む。第2回路層14vは、半導体チップ3vを搭載する電極部141vと、電極部141vに電気的に接続し、X軸方向に延設された配線部142vとを含む。第2回路層14wは、半導体チップ3wを搭載する電極部141wと、電極部141wに電気的に接続し、X軸方向に延設された配線部142wとを含む。
正端子42、負端子43及び出力端子41は、第1リードフレーム4の一部である。第1リードフレームは、例えば銅(Cu)、Cuを主成分とするCu合金、アルミニウム(Al)、又は、Alを主成分とするAl合金で構成されている。正端子42、負端子43及び出力端子41は、それぞれ、Y軸方向に延設されている。正端子42は、第1回路層13の配線部132と平面視で重なる位置に配置されている。負端子43は、半導体チップ3及び第2回路層14と平面視で重なる位置に配置されている。出力端子41は、半導体チップ2及び第2回路層14の配線部142と平面視で重なる位置に配置されている。出力端子41と配線部142は、平面視で互いに直交している。出力端子41と配線部142は、平面視で格子を成すように配置されている。
図1Aに示すように、制御回路60は、半導体チップ2を制御する制御チップ61と、半導体チップ3を制御する制御チップ62と、を有する。制御チップ61、62は、第2リードフレーム5のダイパッド51上に配置されている。第2リードフレーム5は、第1リードフレーム4とは別体に設けられる。第2リードフレーム5は、例えばCu、Cu合金、Al又はAl合金で構成されている。半導体チップ2と制御チップ61は、金属ワイヤー71を介して電気的に接続されている。半導体チップ3と制御チップ62は、金属ワイヤー72を介して電気的に接続されている。
例えば、半導体チップ2のおもて面2a側に位置するゲート電極と制御チップ61とが、金属ワイヤー71を介して電気的に接続されている。半導体チップ3のおもて面3a側に位置するゲート電極と制御チップ62とが、金属ワイヤー72を介して電気的に接続されている。制御チップ61、62と、第2リードフレーム5の一部である外部端子52とが金属ワイヤー73を介して電気的に接続されている。なお、金属ワイヤー71から73は、例えばAl又はAl合金で構成されている。
図3A、図3B及び図3Cは、本発明の実施形態1に係る半導体装置の構成例を示す断面図である。図3Aは、図1Aに示す平面図をY1-Y2線で切断した断面を示している。図3Bは、図1Aに示す平面図をY3-Y4線で切断した断面を示している。図3Cは、図1Aに示す平面図をY5-Y6線で切断した断面を示している。
図3Aから図3Cに示すように、絶縁回路基板1は、ベース基板11と、ベース基板11上に設けられた絶縁層12と、絶縁層12上に設けられた第1回路層13と、絶縁層12上に設けられた第2回路層14、とを有する。ベース基板11は、例えばAl又はAl合金で構成されている。
図3Aに示すように、第1回路層13の電極部131上に半導体チップ2が配置されている。半導体チップ2の裏面2bが、はんだ15を介して電極部131に接合されている。この接合により、第1回路層13は、半導体チップ2の裏面2b側に位置する下面電極(コレクタ電極又はドレイン電極)に電気的に接続されている。
半導体チップ2のおもて面2aの上方に出力端子41が配置されている。出力端子41には、出力端子41をZ軸方向に貫く貫通孔H1、H2が設けられている。貫通孔H1は、半導体チップ2と平面視で重なっている。貫通孔H2は、第2回路層14の配線部142と平面視で重なっている。
貫通孔H1には金属柱21が挿通されている。はんだ31を介して、金属柱21は出力端子41に接合されている。はんだ31を介して、金属柱21は半導体チップ2のおもて面2aにも接合されている。この接合により、出力端子41は、金属柱21を介して、半導体チップ2のおもて面2a側に位置する上面電極(エミッタ電極又はソース電極)に電気的に接続されている。
出力端子41及び金属柱21は、u相、v相、w相の各回路にそれぞれ設けられている。図1Bに示すように、出力端子41は、u相の半導体チップ2uと平面視で重なる出力端子41uと、v相の半導体チップ2vと平面視で重なる出力端子41vと、w相の半導体チップ2wと平面視で重なる出力端子41wと、を含む。金属柱21は、u相の半導体チップ3uの上面電極と出力端子41uとを電気的に接続する金属柱21uと、v相の半導体チップ3vの上面電極と出力端子41vとを電気的に接続する金属柱21vと、w相の半導体チップ3wの上面電極と出力端子41wとを電気的に接続する金属柱21wと、を含む。
図3Aに示すように、貫通孔H2には金属柱22が挿通されている。はんだ31を介して、金属柱22は出力端子41に接合されている。はんだ15を介して、金属柱22は第2回路層14の配線部142にも接合されている。この接合により、出力端子41は、金属柱22を介して、配線部142に電気的に接続されている。
金属柱22は、u相、v相、w相の各回路にそれぞれ設けられている。図1Bに示すように、金属柱22は、u相の出力端子41uと配線部142uとを電気的に接続する金属柱22uと、v相の出力端子41vと配線部142vとを電気的に接続する金属柱22vと、w相の出力端子41wと配線部142wとを電気的に接続する金属柱22wと、を含む。
図3Bに示すように、第2回路層14の電極部141上に半導体チップ3が配置されている。半導体チップ3の裏面3bが、はんだ15を介して電極部141に接合されている。この接合により、第2回路層14は、半導体チップ3の裏面3b側に位置する下面電極(コレクタ電極又はドレイン電極)に電気的に接続されている。
半導体チップ3のおもて面3aの上方に負端子43が配置されている。負端子43には、負端子43をZ軸方向に貫く貫通孔H3が設けられている。貫通孔H3は、半導体チップ3と平面視で重なっている。貫通孔H3には金属柱23が挿通されている。はんだ31を介して、金属柱23は負端子43に接合されている。はんだ31を介して、金属柱23は半導体チップ3のおもて面3aにも接合されている。この接合により、負端子43は、金属柱23を介して、半導体チップ3のおもて面3a側に位置する上面電極(エミッタ電極又はソース電極)に電気的に接続されている。
負端子43及び金属柱23は、u相、v相、w相の各回路にそれぞれ設けられている。図1Bに示すように、負端子43は、u相の半導体チップ3uと平面視で重なる負端子43uと、v相の半導体チップ3vと平面視で重なる負端子43vと、w相の半導体チップ3wと平面視で重なる負端子43wと、を備える。金属柱23は、u相の半導体チップ3uの上面電極と負端子43uとを電気的に接続する金属柱23uと、v相の半導体チップ3vの上面電極と負端子43vとを電気的に接続する金属柱23vと、w相の半導体チップ3wの上面電極と負端子43wとを電気的に接続する金属柱23wと、を含む。
図3Cに示すように、第1回路層13の配線部132の上方に正端子42が配置されている。正端子42には、正端子42をZ軸方向に貫く貫通孔H4が設けられている。貫通孔H4は、配線部132と平面視で重なっている。この例では、第1回路層13の電極部131に接合された3つの半導体チップ2の個数に対応して、3つの貫通孔H4が設けられている。3つの貫通孔H4の各々には、金属柱24がそれぞれ挿通されている。はんだ31を介して、金属柱24は正端子42に接合されている。はんだ15を介して、金属柱24は第1回路層13の配線部132にも接合されている。この接合により、正端子42は、金属柱24を介して、配線部132に電気的に接続されている。なお、金属柱21から24は、例えばCu、Cu合金、Al又はAl合金で構成されている。
図3Aから図3Cに示すように、絶縁回路基板1のおもて面1a側は封止樹脂8で覆われている。封止樹脂8によって、絶縁回路基板1のおもて面1a側と、半導体チップ2、3と、制御チップ61、62と、金属柱21から24と、金属ワイヤー71から73と、が覆われて封止されている。封止樹脂8は、例えばエポキシ樹脂である。
出力端子41、正端子42及び負端子43は、絶縁回路基板1に近い側の部位が封止樹脂8で覆われて封止され、絶縁回路基板1から遠い側の部位は封止樹脂8から突き出ている。ダイパッド51は、封止樹脂8で覆われて封止されている。外部端子52は、ダイパッド51に近い側の部位が封止樹脂8で覆われて封止され、ダイパッド51から遠い側の部位は封止樹脂8から突き出ている。正端子42、負端子43及び出力端子41は、封止樹脂8からY軸の正方向(矢印の方向)へ突き出ている。外部端子52は、封止樹脂8からY軸の負方向(矢印の反対方向)へ突き出ている。
次に、半導体装置100の製造方法を説明する。図4から図15は、本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。半導体装置100は、はんだ塗布装置、リフロー炉、ワイヤーボンディング装置、モールディング装置など、各種の製造装置によって製造される。
図4に示すように、まず、絶縁回路基板1が用意される。次に、図5に示すように、製造装置は、絶縁回路基板1の第1回路層13上と第2回路層14上とに、はんだ15をそれぞれ塗布する。
次に、図6に示すように、製造装置は、はんだ15が塗布された第1回路層13上に半導体チップ2の裏面2bを取り付ける。製造装置は、はんだ15が塗布された第2回路層14上に半導体チップ3の裏面3bを取り付ける(図3B参照)。
次に、図7に示すように、製造装置は、半導体チップ2、3が取り付けられた絶縁回路基板1を、はんだ付け治具201に取り付ける。製造装置は、出力端子41、正端子42及び負端子43を含む第1リードフレーム4を、絶縁回路基板1のおもて面1aと対向するように、はんだ付け治具201に取り付ける。
次に、図8に示すように、製造装置は、第1リードフレーム4の貫通孔H1に金属柱21を挿通する。製造装置は、第1リードフレーム4の貫通孔H2に金属柱22を挿通する。製造装置は、第1リードフレーム4の貫通孔H3、H4にも、金属柱23、24をそれぞれ挿通する(図3B、図3C参照)。
この工程では、製造装置は、金属柱21を貫通孔H1に深く挿通してその先端を半導体チップ2のおもて面21aに接触させる。製造装置は、金属柱22を貫通孔H2に深く挿通してその先端を第2回路層14の配線部142に接触させる。なお、金属柱22の先端は、配線部142上のはんだ15と接触する。製造装置は、金属柱23を貫通孔H3に深く挿通してその先端を半導体チップ3のおもて面3aに接触させる。製造装置は、金属柱24を貫通孔H4に深く挿通してその先端を第1回路層13の配線部132に接触させる。
次に、図9に示すように、製造装置は、貫通孔H1からH4の周囲と、半導体チップ2のおもて面2aであって金属柱21と接する領域の周囲と、半導体チップ3のおもて面3aであって金属柱23と接する領域の周囲と、にそれぞれはんだ31を塗布する。なお、第2回路層14の配線部142であって金属柱22と接する領域の周囲には、はんだ15が予め塗布されている。第1回路層13の配線部132であって金属柱24と接する領域の周囲にも、はんだ15が予め塗布されている(図3C参照)。
次に、図10に示すように、製造装置は、はんだ15、31を溶融させる。固化したはんだ15を介して、半導体チップ2の裏面2bは第1回路層13の電極部131に接合され、半導体チップ3の裏面3bは第2回路層14の電極部141に接合される(図3B参照)。はんだ15を介して、金属柱22は、第2回路層14の配線部142に接合される。はんだ31を介して、第1リードフレーム4と金属柱21から24とがそれぞれ接合される。
はんだ31を介して、半導体チップ2のおもて面2aと金属柱21とが接合され、半導体チップ3のおもて面3aと金属柱23とが接合され、第1回路層13の配線部132と金属柱24とが接合される。この工程により、第1リードフレーム4は金属柱21から24を介して絶縁回路基板1に固定される。
次に、図11に示すように、製造装置は、第1リードフレーム4が固定された絶縁回路基板1をワイヤーボンディング装置202に取り付ける。次に、製造装置は、制御チップ61、62を搭載した第2リードフレーム5を、ワイヤーボンディング装置202に取りける。
次に、図12に示すように、製造装置は、金属ワイヤー71の一端を半導体チップ2に接合し、金属ワイヤー71の他端を制御チップ61に接合する。この工程により、半導体チップ2と制御チップ61とを電気的に接続する。製造装置は、金属ワイヤー72の一端を半導体チップ3に接合し、金属ワイヤー72の他端を制御チップ62に接合する。この工程により、半導体チップ3と制御チップ62とを電気的に接続する。
次に、図13に示すように、製造装置は、ワイヤーボンディング後の、絶縁回路基板1、第1リードフレーム4及び第2リードフレーム5を含む構造体を、金型205に取り付ける。例えば、金型205は、上金型203と下金型204とを有する。製造装置は、下金型204の内側に絶縁回路基板1が配置するとともに、絶縁回路基板1に固定された第1リードフレーム4を下金型204上に配置する。製造装置は、第2リードフレーム5も下金型204上に配置する。
次に、製造装置は、下金型204に上金型203を接近させて、第1リードフレーム4及び第2リードフレーム5を上金型203と下金型204とで挟持する。次に、製造装置は、上金型203と下金型204とで囲まれるキャビティの内側206に溶融している樹脂(以下、溶融樹脂)を注入し、硬化させる。この工程により、図14に示すように、封止樹脂8が形成される。封止樹脂8によって、絶縁回路基板1のおもて面1aと、金属柱21から24と、半導体チップ2、3と、第1リードフレーム4においてキャビティの内側206に位置する部分と、第2リードフレーム5においてキャビティの内側206に位置する部分とが封止される。
次に、図14に示すように、製造装置は、第1リードフレーム4において封止樹脂8から露出している部分と、第2リードフレーム5において封止樹脂8から露出している部分とを屈曲させて、所定形状に成形する。以上の工程を経て、半導体装置100が完成する。
以上説明したように、本発明の実施形態1に係る半導体装置100は、回路基板(例えば、絶縁回路基板1)と、第1半導体チップ(例えば、上アームの半導体チップ2)と、板状の出力端子41と、第1金属柱(例えば、金属柱21)と、第2金属柱(例えば、金属柱22)と、を備える。
絶縁回路基板1は、第1面(例えば、おもて面1a)及びおもて面1aの反対側の第2面(例えば、裏面2b)を有し、おもて面1a側に第1回路層13及び第2回路層14を有する。半導体チップ2は、第3面(例えば、おもて面2a)及びおもて面2aの反対側の第4面(例えば、裏面2b)を有し、第1回路層13上に裏面2bが取り付けられる。出力端子41は、第1貫通孔(例えば、貫通孔H1)及び第2貫通孔(例えば、貫通孔H2)を有し、絶縁回路基板1のおもて面1aと対向して配置され、絶縁回路基板1の面方向における第1方向(例えば、Y軸方向)に延在する。金属柱21は、出力端子41の貫通孔H1に挿通され、半導体チップ2のおもて面2aと出力端子41とを電気的に接続する。金属柱22は、出力端子41の貫通孔H2に挿通され、第2回路層14と出力端子41とを電気的に接続する。
この構造により、出力端子41に反り等の変形が生じて、出力端子41と半導体チップ2のおもて面2aとの間の距離にばらつきが生じた場合でも、金属柱21が貫通孔H1に深く挿通されることで、金属柱21は半導体チップ2のおもて面2aに接触することができ、出力端子41と半導体チップ2とを電気的に接続することができる。同様に、出力端子41に反り等の変形が生じて、出力端子41と第2回路層14との間の距離にばらつきが生じた場合でも、金属柱22が貫通孔H2に深く挿通されることで、金属柱22は第2回路層14に接触することができ、出力端子41と第2回路層14とを電気的に接続することができる。
半導体装置100では、出力端子41と半導体チップ2との間に金属柱21が介在することによって、出力端子41と半導体チップ2との間の距離の自由度が高められている。半導体装置100では、出力端子41と第2回路層14との間に金属柱22が介在することによって、出力端子41と第2回路層14との間の距離の自由度が高められている。この構造により、半導体装置100は、出力端子41と半導体チップ2との電気的接続の信頼性と、出力端子41と第2回路層14との電気的接続の信頼性とを向上させることができる。
貫通孔H1及び貫通孔H2は、Y軸方向において離れて、出力端子41に配置されている。この構造により、金属柱21、22も、Y軸方向において離れて配置される。
半導体装置100は、Y軸方向に延在する板状の正端子42を備える。正端子42は、第3貫通孔(例えば、貫通孔H4)を有し、絶縁回路基板1のおもて面1aと対向して配置される。出力端子41及び正端子42は、Y軸方向に対して直交する第2方向(例えば、X軸方向)に並んでいる。この構造により、貫通孔H4に金属柱24が挿通されることで、正端子42と絶縁回路基板1の配線部132とが電気的に接続される。半導体装置100は、正端子42を有する上アームを構成することができる。
正端子42と第1回路層13との間に金属柱24が介在することによって、正端子42と第1回路層13との間の距離の自由度が高められている。この構造により、半導体装置100は、正端子42と第1回路層13との電気的接続の信頼性を向上させることができる。
第2回路層14は、Y軸方向に対して直交するX軸方向に延在された、第2配線部(例えば、配線部142)を含む。配線部142は平面視において出力端子41と交差している。この構造により、複数の出力端子41と複数の配線部142は、平面視で格子状を成すように配置される。
半導体装置100は、Y軸方向に延在する板状の負端子43と、第3金属柱(例えば、金属柱23)と、を備える。負端子43は、第2回路層14に取り付けられた第2半導体チップ(例えば、下アームの半導体チップ3)と、第4貫通孔(例えば、貫通孔H3)を有し、絶縁回路基板1のおもて面1aと対向して配置される。金属柱23は、貫通孔H3に挿通され、半導体チップ3と負端子43とを電気的に接続する。この構造により、半導体装置100は、負端子43を有する下アームを構成することができる。
負端子43と半導体チップ3との間に金属柱23が介在することによって、負端子43と半導体チップ3との間の距離の自由度が高められている。この構造により、半導体装置100は、負端子43と半導体チップ2との電気的接続の信頼性を向上させることができる。
第1回路層13は、Y軸方向に延在された第1配線部(例えば、配線部132)を含む。正端子42が、配線部132と対向する。この構造により、正端子42は、金属柱24を介して配線部132と電気的に接続される。
半導体装置100は、回路A(例えば、u相の回路)及び回路B(例えば、v層の回路)を備える。第1半導体チップ(例えば、半導体チップ2)は、第1半導体チップA(例えば、半導体チップ2u)及び第1半導体チップB(例えば、半導体チップ2v)を含む。出力端子41は、出力端子A(例えば、出力端子41u)及び出力端子B(例えば、出力端子41v)を含む。第1金属柱(例えば、金属柱21)は、第1金属柱A(例えば、金属柱21u)及び第1金属柱B(例えば、金属柱21v)を含む。第2金属柱(例えば、金属柱22)は、第2金属柱A(例えば、金属柱22u)及び第2金属柱B(例えば、金属柱22v)を含む。第2回路層14は、第2回路層A(例えば、第2回路層14u)及び第2回路層B(例えば、第2回路層14v)を含む。第2回路層14uは、X軸方向に延在された第2配線部A(例えば、配線部142u)を含む。第2回路層14vは、X軸方向に延在された第2配線部B(例えば、配線部142v)を含む。
u相の回路では、出力端子41uの貫通孔H1に金属柱21uが挿通され、出力端子41uと半導体チップ2uとが金属柱21uを介して電気的に接続され、かつ、出力端子41uの貫通孔H2に金属柱22uが挿通され、第2回路層14uの配線部142uと出力端子41uとが金属柱22uを介して電気的に接続されている。v相の回路では、出力端子41vの貫通孔H1に金属柱21vが挿通され、出力端子41vと半導体チップ2vとが金属柱21vを介して電気的に接続され、かつ、出力端子41vの貫通孔H2に金属柱22vが挿通され、第2回路層14vの配線部142vと出力端子41vとが金属柱22vを介して電気的に接続されている。
この構造によれば、u相の回路では、半導体チップ2uの上面電極と半導体チップ3uの下面電極とが、金属柱21u、出力端子41u、金属柱22u及び第2回路層14uを介して電気的に接続される。v相の回路では、半導体チップ2vの上面電極と半導体チップ3vの下面電極とが、金属柱21v、出力端子41v、金属柱22v及び第2回路層14vを介して電気的に接続される。半導体チップ2u、3uは互いに直列に接続され、半導体チップ2v、3vは互いに直列に接続されるので、半導体装置100は、2相以上のインバータ回路を構成することができる。
金属柱21及び金属柱22は、互いに同一の形状で同一の大きさを有し、同一の材料で構成されている。この構造により、金属柱21、22として、共通の部品を用いることができる。部品点数の低減に寄与する。
絶縁回路基板1は、裏面2b側の基材(例えば、ベース基板11)と、ベース基板11と接し、ベース基板11とは熱伝導率が異なる材料で構成された絶縁層12と、を有する。絶縁層12上に第1回路層13及び第2回路層14が設けられている。この構造により、絶縁層12は、第1回路層13及び第2回路層14とベース基板との間を絶縁する。このため、ベース基板として金属製の基板を用いることができる。金属製の基板は熱伝導率が高く、放熱板として機能することができる。例えば、ベース基板11として、アルミニウム、又はアルミニウムを主成分とするアルミニウム合金で構成される基板を用いることができる。
半導体装置100は、絶縁回路基板1のおもて面1a側を覆う封止体(例えば、封止樹脂8)、を備える。出力端子41、正端子42及び負端子43を含む第1リードフレーム4の一端が封止樹脂8から突き出ている。この構造により、封止樹脂8で封止されたインバータ回路50は、第1リードフレーム4を介して、外部装置との間で信号を入出力することができる。
半導体装置100は、半導体チップ2から離れて配置される制御素子(例えば、制御チップ61)と、一端が制御チップ61に接合され、他端が半導体チップ2のおもて面2aに接合された第1金属ワイヤー(例えば、金属ワイヤー71)と、を備える。この構造により、金属ワイヤー71を介して、制御チップ61から半導体チップ2に制御信号(例えば、ゲート信号)が供給される。
(実施形態2)
上記の実施形態1では、絶縁回路基板1のおもて面1a側が封止樹脂8で覆われて封止されることを説明した。しかしながら、本発明の実施形態において、パッケージの構成はこの態様に限定されない。
図16は、本発明の実施形態2に係る半導体装置の構成例を示す断面図である。図16に示すように、実施形態2に係る半導体装置100Aは、絶縁回路基板1のおもて面1a側を覆う封止体として、インサートケース8Aを備える。インサートケース8Aは、半導体装置100Aの外周部を構成するフレーム81と、フレーム81の内側に配置される封止樹脂82と、フレーム81を絶縁回路基板1に接着する接着剤83と、を有する。フレーム81は、エポキシ樹脂などの絶縁性樹脂で構成されている。フレーム81は、第1リードフレーム4及び第2リードフレーム5と一体化している。封止樹脂82は、例えばエポキシ樹脂である。
図17から図25は、本発明の実施形態2に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。図17において、第1回路層13上に半導体チップ2が搭載され、第2回路層14上に半導体チップ3(図1A参照)が搭載される工程までは、実施形態1と同じである。半導体チップ2、3が搭載された後、製造装置は、絶縁回路基板10の外周部に接着剤83を塗布する。
次に、図18に示すように、製造装置は、半導体チップ2のおもて面2aと、第2回路層14の配線部142とにはんだ36を塗布する。製造装置は、半導体チップ3のおもて面3aと、第1回路層13の配線部132にもはんだ36を塗布する。
次に、図19に示すように、製造装置は、絶縁回路基板10に接着剤83を介してリードフレーム一体化ケース90を取り付ける。リードフレーム一体化ケース90は、第1リードフレーム4及び第2リードフレーム5がフレーム81と一体化し、かつ、第2リードフレーム5のダイパッド51に制御チップ61、62が搭載された構造体である。リードフレーム一体化ケース90の製造方法は、後で説明する。
次に、図20製造装置は、第1リードフレーム4の貫通孔H1、H2に金属柱21、22をそれぞれ深く挿通する。製造装置は、第1リードフレーム4の貫通孔H3、H4(図1A参照)にも、金属柱23、24をそれぞれ深く挿通する。次に、図21に示すように、製造装置は、貫通孔H1からH4の周囲にそれぞれはんだ37を塗布する。
次に、図22に示すように、製造装置は、はんだ15、36、37を溶融させる。この工程により、はんだ15を介して、半導体チップ2と第1回路層13とが接合され、半導体チップ3は第2回路層14に接合される。また、はんだ36を介して、半導体チップ2と金属柱21、第2回路層14の配線部142と金属柱22、半導体チップ3と金属柱23、第1回路層13の配線部132と金属柱24、とがそれぞれ接合される。また、はんだ37を介して、第1リードフレーム4と金属柱21から24とが接合される。これらの接合により、第1リードフレーム4は、金属柱21から24を介して絶縁回路基板1に固定される。
次に、図23に示すように、製造装置は、金属ワイヤー71の一端を半導体チップ2に接合し、金属ワイヤー71の他端を制御チップ61に接合する。この工程により、半導体チップ2と制御チップ61とを電気的に接続する。製造装置は、金属ワイヤー72の一端を半導体チップ3に接合し、金属ワイヤー72の他端を制御チップ62に接合する。この工程により、半導体チップ3と制御チップ62とを電気的に接続する。
次に、図24に示すように、絶縁回路基板1を底部とするフレーム81内に溶融樹脂を注入し、硬化させる。この工程により、封止樹脂82が形成される。フレーム81と、封止樹脂82と接着剤83とで構成される、インサートケース8Aが完成する。
次に、図25に示すように、製造装置は、第1リードフレーム4においてインサートケース8Aから露出している部分と、第2リードフレーム5においてインサートケース8Aから露出している部分とを屈曲させて、所定形状に成形する。以上の工程を経て、半導体装置100Aが完成する。
次に、図19に示したリードフレーム一体化ケース90の製造方法を説明する。図26から図29は、本発明の実施形態2に係るリードフレーム一体化ケースの製造方法を工程順に示す断面図である。
図26に示すように、まず、第1リードフレーム4及び第2リードフレーム5が用意される。次に、製造装置は、第1リードフレーム4及び第2リードフレーム5を金型305に取り付ける。例えば、金型305は、上金型303と下金型304とを有する。第1リードフレーム4と第2リードフレーム5は、上金型303と下金型304とに挟持される。次に、製造装置は、上金型303と下金型304とで囲まれるキャビティの内側306に溶融樹脂を注入し、硬化させる。この工程により、図28に示すように、フレーム81が形成される。溶融樹脂は、第1リードフレーム4及び第2リードフレーム5と接触した状態で硬化する。このため、フレーム81は、第1リードフレーム4及び第2リードフレーム5と一体化している。
次に、図29に示すように、製造装置は、第2リードフレーム5のダイパッド51に、はんだ65を介して制御チップ61、62を取り付ける。このような工程を経て、リードフレーム一体化ケース90が完成する。
以上説明したように、本発明の実施形態2に係る半導体装置100Aによれば、実施形態1で説明した半導体装置100と同様に、出力端子41と半導体チップ2との間に金属柱21が介在することによって、出力端子41と半導体チップ2との間の距離の自由度が高められている。出力端子41と第2回路層14との間に金属柱22が介在することによって、出力端子41と第2回路層14との間の距離の自由度が高められている。
正端子42と第1回路層13との間に金属柱24が介在することによって、正端子42と第1回路層13との間の距離の自由度が高められている。負端子43と半導体チップ3との間に金属柱23が介在することによって、負端子43と半導体チップ3との間の距離の自由度が高められている。この構造により、半導体装置100Aは、出力端子41、正端子42及び負端子43を含む第1リードフレーム4と、絶縁回路基板1又は半導体チップ2、3との間の電気的接続の信頼性を向上させることができる。
半導体装置100Aは、絶縁回路基板1のおもて面1a側を覆う封止体として、インサートケース8Aを備える。出力端子41、正端子42及び負端子43を含む第1リードフレーム4の一端は、インサートケース8Aのフレーム81から突き出ている。このような構成であっても、絶縁回路基板1のおもて面1a側は封止される。インサートケース8Aで封止されたインバータ回路50は、第1リードフレーム4を介して、外部装置との間で信号を入出力することができる。
本発明の実施形態2に係る半導体装置の製造方法は、出力端子41、正端子42及び負端子43を含む第1リードフレーム4と一体化したフレーム(例えば、リードフレーム一体化ケース90)を用意する工程、を備える。製造装置は、リードフレーム一体化ケース90を絶縁回路基板1のおもて面1a側に取り付け、リードフレーム一体化ケース90の内側に溶融樹脂を注入する。溶融樹脂の注入とその後の硬化により、製造装置は、絶縁回路基板1のおもて面1aと、金属柱21と、金属柱22と、第1リードフレーム4においてリードフレーム一体化ケース90の内側に延在する部分とを封止する封止体として、インサートケース8Aを形成することができる。
(実施形態3)
上記の実施形態1、2では、出力端子41と半導体チップ2とが金属柱21を介して電気的に接続されることを説明した。負端子43と半導体チップ3とが金属柱23を介して電気的に接続されることを説明した。しかしながら、本発明の実施形態において、リードフレームと半導体チップとの電気的接続は、金属柱を介した接続に限定されない。例えば、リードフレームと半導体チップとの電気的接続は、金属ワイヤーを介した接続であってもよい。
図30は、本発明の実施形態3に係る半導体装置の構成例を示す断面図である。図30に示すように、実施形態3に係る半導体装置150は、出力端子41と半導体チップ2とを電気的に接続する第2金属ワイヤー(例えば、金属ワイヤー77)を備える。金属ワイヤー77は、Al又はAl合金で構成されている。金属ワイヤー77の一端は出力端子41に接合されている。金属ワイヤー77の他端は半導体チップ2のおもて面2aに接合されている。この構造により、出力端子41は、金属ワイヤー77を介して、半導体チップ2のおもて面2a側に位置するエミッタ電極(又は、ソース電極)に電気的に接続されている。
このような態様であっても、出力端子41と第2回路層14との間に金属柱22が介在することによって、出力端子41と第2回路層14との間の距離の自由度が高められている。この構造により、半導体装置100は、出力端子41と第2回路層14との電気的接続の信頼性とを向上させることができる。
(その他の実施形態)
上記のように、本発明は実施形態及び変形例によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、変形例が明らかとなろう。
例えば、上記の実施形態では、半導体チップ2、3がIGBT又はMOSFETであることを説明したが、半導体チップ2、3のゲート絶縁膜は、シリコン酸化膜(SiO膜)に限定されるものではなく、他の絶縁膜であってもよい。ゲート絶縁膜には、シリコン酸窒化(SiON)膜、ストロンチウム酸化物(SrO)膜、シリコン窒化物(Si)膜、アルミニウム酸化物(Al)膜も使用可能である。ゲート絶縁膜には、単層の絶縁膜をいくつか積層した複合膜等も使用可能である。ゲート絶縁膜としてSiO膜以外の絶縁膜を用いたMOSFETは、MIS(metal insulator semiconductor)FETと呼んでもよい。MISFET は、MOSFETを含む、より包括的な絶縁ゲート型トランジスタを意味する。
1 絶縁回路基板
1a、2a、3a おもて面
1b、2b、3b 裏面
2、2u、2v、2w、3、3u、3v、3w 半導体チップ
4 第1リードフレーム
5 第2リードフレーム
8 封止樹脂
8A インサートケース
10 絶縁回路基板
11 ベース基板
12 絶縁層
13 第1回路層
14、14u、14v、14w 第2回路層
21、21u、21v、21w、22、22u、22v、22w、23、23u、23v、23w、24 金属柱
41、41u、41v、41w 出力端子
42 正端子(P端子)
43、43u、43v、43w 負端子(N端子)
50 インバータ回路
51 ダイパッド
52 外部端子
60 制御回路
61、62 制御チップ
71、72、73、77 金属ワイヤー
81 フレーム
82 封止樹脂
83 接着剤
90 リードフレーム一体化ケース
100、100A、150 半導体装置
131、141、141u、141v、141w 電極部
132、142、142u、142v、142w 配線部
201 治具
202 ワイヤーボンディング装置
203、303 上金型
204、304 下金型
205、305 金型
206、306 キャビティの内側
a、b、c接続点
FWD フリーホイールダイオード
H1、H2、H3、H4 貫通孔
M 負荷

Claims (12)

  1. 第1面及び前記第1面の反対側の第2面を有し、前記第1面側に第1回路層及び第2回路層を有する回路基板と、
    第3面及び前記第3面の反対側の第4面を有し、前記第1回路層上に前記第4面が取り付けられた第1半導体チップと、
    第1貫通孔及び第2貫通孔を有し、前記回路基板の前記第1面と対向して配置され、前記回路基板の面方向における第1方向に延在する板状の出力端子と、
    前記出力端子の前記第1貫通孔に挿通され、前記第1半導体チップの前記第3面と前記出力端子とを電気的に接続する第1金属柱と、
    前記出力端子の前記第2貫通孔に挿通され、前記第2回路層と前記出力端子とを電気的に接続する第2金属柱と、を備え、さらに、
    回路A及び回路Bを備え、
    前記第1半導体チップは、第1半導体チップA及び第1半導体チップBを含み、
    前記出力端子は、出力端子A及び出力端子Bを含み、
    前記第1金属柱は、第1金属柱A及び第1金属柱Bを含み、
    前記第2金属柱は、第2金属柱A及び第2金属柱Bを含み、
    前記第2回路層は、第2回路層A及び第2回路層Bを含み、
    前記第2回路層Aは、前記第1方向に対して直交する第2方向に延在された、第2配線部Aを含み、
    前記第2回路層Bは、前記第2方向に延在された第2配線部Bを含み、
    前記回路Aでは、
    前記出力端子Aの前記第1貫通孔に前記第1金属柱Aが挿通され、前記出力端子Aと前記第1半導体チップAとが前記第1金属柱Aを介して電気的に接続され、かつ、
    前記出力端子Aの前記第2貫通孔に前記第2金属柱Aが挿通され、前記第2回路層Aの前記第2配線部Aと前記出力端子Aとが前記第2金属柱Aを介して電気的に接続されており、
    前記回路Bでは、
    前記出力端子Bの前記第1貫通孔に前記第1金属柱Bが挿通され、前記出力端子Bと前記第1半導体チップBとが前記第1金属柱Bを介して電気的に接続され、かつ、
    前記出力端子Bの前記第2貫通孔に前記第2金属柱Bが挿通され、前記第2回路層Bの前記第2配線部Bと前記出力端子Bとが前記第2金属柱Bを介して電気的に接続されている、半導体装置。
  2. 前記第1金属柱及び前記第2金属柱は、互いに同一の形状で同一の大きさを有し、同一の材料で構成されている、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 第1面及び前記第1面の反対側の第2面を有し、前記第1面側に第1回路層及び第2回路層を有する回路基板と、
    第3面及び前記第3面の反対側の第4面を有し、前記第1回路層上に前記第4面が取り付けられた第1半導体チップと、
    第1貫通孔及び第2貫通孔を有し、前記回路基板の前記第1面と対向して配置され、前記回路基板の面方向における第1方向に延在する板状の出力端子と、
    前記出力端子の前記第1貫通孔に挿通され、前記第1半導体チップの前記第3面と前記出力端子とを電気的に接続する第1金属柱と、
    前記出力端子の前記第2貫通孔に挿通され、前記第2回路層と前記出力端子とを電気的に接続する第2金属柱と、を備え
    前記第1金属柱及び前記第2金属柱は、互いに同一の形状で同一の大きさを有し、同一の材料で構成されている、半導体装置。
  4. 前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔は、前記第1方向において離れて、前記出力端子に配置されている、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. さらに、
    第3貫通孔を有し、前記回路基板の前記第1面と対向して配置され、前記第1方向に延在する板状の正端子を備え、
    前記出力端子及び前記正端子は、前記第1方向に対して直交する第2方向に並んでいる、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の半導体装置。
  6. 前記第2回路層は、前記第1方向に対して直交する第2方向に延在された、第2配線部を含み、
    前記出力端子が、平面視において、前記第2配線部と交差している、
    請求項1からのいずれか1項に記載の半導体装置。
  7. さらに、
    前記第2回路層に取り付けられた第2半導体チップと、
    第4貫通孔を有し、前記回路基板の前記第1面と対向して配置され、前記第1方向に延在する板状の負端子と、
    前記第4貫通孔に挿通され、前記第2半導体チップと前記負端子とを電気的に接続する第3金属柱と、を備える
    請求項1からのいずれか1項に記載の半導体装置。
  8. 前記第1回路層は、前記第1方向に延在された第1配線部を含み、
    前記正端子が、前記第1配線と対向する、
    請求項に記載の半導体装置。
  9. 前記回路基板は、
    前記第2面側の基材と、
    前記基材と接し、前記基材とは熱伝導率が異なる材料で構成された絶縁層と、を有し、
    前記絶縁層上に前記第1回路層及び前記第2回路層が設けられている、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の半導体装置。
  10. さらに、
    前記回路基板の前記第1面側を覆う封止体、を備え、
    前記出力端子の一端が前記封止体から突き出ている、
    請求項1から9のいずれか1項に記載の半導体装置。
  11. 前記封止体は、
    前記回路基板を囲むフレームと、
    前記フレームの内側に配置され、前記回路基板の前記第1面側を覆う封止樹脂と、を有し、
    前記出力端子の一端が前記フレームから突き出ている、
    請求項10に記載の半導体装置。
  12. さらに、
    前記第1半導体チップから離れて配置される制御素子と、
    一端が前記制御素子に接合され、他端が前記第1半導体チップの前記第3面に接合された第1金属ワイヤーと、を備える
    請求項1から11のいずれか1項に記載の半導体装置。
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