JP7188013B2 - 情報取得装置、情報取得方法、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報取得装置等に関する。
例えば、車両の燃費やメンテナンスに関する支援情報(アドバイス)を運転者等に通知する技術が知られている。(例えば、特許文献1,2等参照)。
特開2011-251584号公報 特開2009-208094号公報
しかしながら、車両の使用実態は、個々の車両で異なりうる。そのため、車両の燃費やメンテナンスに関するアドバイスは、個々の車両の実際の使用実態に即した形で行なわれることが望ましい。例えば、車両の荷室にほとんど荷物を載せないようなユーザに、燃費改善のため、荷室の荷物を減らすようにアドバイスしても、ユーザが煩わしさを感じるだけに終わる可能性がある。また、例えば、車両への荷物の積載状態や車両が走行する道路の路面状態等によって、車体や足回りに関する部品等の負荷(例えば、疲労度合い)が変化するため、予め規定されたタイミングでメンテナンスに関するアドバイスがなされても、適切なタイミングからずれてしまっている可能性がある。よって、車両の使用実態を把握可能な技術が望まれている。
そこで、上記課題に鑑み、車両の使用実態を把握するための情報を取得可能な情報取得装置等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一実施形態では、
車両で取得される前記車両のばね上部分の高さ方向の変位情報に基づき、第1の期間での前記車両の使用時における積載物の積載状態に関する情報、及び前記車両の使用時における道路の路面状態に関する情報の少なくとも一方情報を取得する第1の取得部と、
前記第1の取得部により取得される情報に基づき、前記第1の取得部により取得される情報とは異なる種類の情報であって、前記第1の期間よりも長い第2の期間での前記車両の使用時における積載物の積載状態に関する前記車両の使用実態を表す情報、及び前記車両の使用時における道路の路面状態に関する前記車両の使用実態を表す情報の少なくとも一方の情報を取得する第2の取得部と、を備える、
情報取得装置が提供される。
本実施形態によれば、情報取得装置は、実際の車両使用時に取得されるばね上部分の高さ方向の変位情報を用いることで、車両使用時(走行時)における相対的に短い第1の期間の(例えば、1トリップごとの)荷物の積載状態や走行する道路の路面状態等に関する車両の使用実態に関する情報を取得することができる。ばね上部分の高さ方向の変位状態には、例えば、車両への搭乗者や荷物の積載状態や車両が走行する道路の路面状態等、車両の使用実態が反映されうるからである。そして、情報取得装置は、第1の期間の車両の使用実態に関する情報を、例えば、蓄積させる等により、第1の期間よりい第2の期間の車両の使用実態に関する情報を取得することができる。よって、情報取得装置は、車両の使用実態を把握するための情報、具体的には、第1の期間よりい第2の期間の車両の使用実態を把握するための情報を取得することができる。
また、本実施形態によれば、情報取得装置は、ばね上部分の高さ方向の変位情報から相対的に短期間の車両使用時における積載物の積載状態や道路の路面状態に関する情報を取得することにより、具体的に、第2の期間での車両使用時における道路の路面状態に関する車両の使用実態に関する第2の情報を取得することができる。
また、上述の実施形態において、
前記第1の取得部は、前記変位情報に基づき、前記第1の期間での前記車両の使用時における前記ばね上部分の質量を取得し、
前記第2の取得部は、前記第1の取得部により取得される前記ばね上部分の質量に基づき、前記第2の期間での前記車両の使用時における積載物の積載状態に関する前記車両の使用実態を表す情報を取得してよい。
本実施形態によれば、情報取得装置は、ばね上部分の高さ方向の変位情報から第1の期間の車両使用時のばね上部分の質量を取得することにより、具体的に、第1の期間よりい第2の期間の車両に対する搭乗者や荷物等の積載物の積載状態に関する使用実態を把握するための情報を取得することができる。
また、上述の実施形態において、
前記第1の取得部は、前記変位情報の周波数応答におけるピーク周波数に基づき、前記ばね上部分の質量を取得してよい。
本実施形態によれば、情報取得装置は、ばね上部分の高さ方向の変位情報に対する周波数応答解析を適用することにより、具体的に、第1の期間の車両使用時のばね上部分の質量を取得することができる。
また、上述の実施形態において、
前記第1の取得部は、前記変位情報の周波数応答のゲインに基づき、前記第1の期間での前記車両の使用時における道路の路面状態に関する情報を取得してよい。
本実施形態によれば、情報取得装置は、ばね上部分の高さ方向の変位情報に対する周波数解析を適用することにより、具体的に、第1の期間での車両使用時の道路の路面状態に関する情報を取得することができる。
また、上述の実施形態において、
前記第1の取得部は、前記第1の期間での前記車両の使用時における路面の平坦度合いを表す情報を取得してよい。
本実施形態によれば、情報取得装置は、ばね上部分の高さ方向の変位情報に対する周波数解析を適用することにより、具体的に、第1の期間の車両使用時の道路の平坦度合いに関する情報を取得できる。
また、上述の実施形態において、
前記第1の取得部は、前記車両が起動し、走行後、停止するまでの期間に相当する前記第1の期間ごとの情報を取得し、
前記第2の取得部は、前記第1の取得部により取得される前記第1の期間ごとの情報と、前記第1の期間ごとの走行距離とに基づき、前記第2の期間での情報を取得してよい。
本実施形態によれば、情報取得装置は、車両が起動し、走行後、停止するまでの第1の期間、つまり、1トリップごとの車両の使用実態に関する情報と、1トリップごとの走行距離から、具体的に、第2の期間での車両の使用実態に関する情報を取得することができる。
また、上述の実施形態において、
上記情報取得装置の前記第2の取得部により取得される情報に基づき、前記車両の燃費改善に関する情報、及び前記車両のメンテナンスに関する情報の少なくとも一方を前記車両のユーザに提供する情報提供部を備える、
情報提供装置が提供されてもよい。
本実施形態によれば、情報提供装置は、情報取得装置により取得される、第1の期間より長い第2の期間の車両の使用実態に関する情報を用いて、具体的に、使用実態に即した形で、車両のユーザへの燃費改善やメンテナンスに関するアドバイスを行うことができる。
また、本発明の他の実施形態は、情報取得方法、及びプログラムとして実現可能である。
上述の実施形態によれば、車両の使用実態を把握するための情報を取得可能な情報取得装置等を提供することができる。
情報取得システムの構成の一例を示す概要図である。 車両のハードウェア構成の一例を示す図である。 センタサーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 情報取得システムの機能構成の一例を示す図である。 変位応答を表す周波数応答線図の一例を示す図である。 センタサーバによる処理の一例を概略的に示すフローチャートである。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。
[情報取得システムの概要]
まず、図1を参照して、本実施形態に係る情報取得システム1の概要について説明する。
情報取得システム1は、複数の車両10と、センタサーバ20とを含む。
情報取得システム1は、センタサーバ20において、複数の車両10ごとに、車両10で取得される、車両10のばね上部分の高さ方向の変位情報(以下、「車高変位情報」)を、後述の通信ネットワークNW経由で収集(蓄積)し、当該車高変位情報に基づき、相対的に短い期間(例えば、車両10が起動し、走行後、停止するまでの1トリップや、所定の距離(例えば、10キロメートル)を走行する期間)(以下、「第1の期間」)ごとの車両10の使用実態に関する情報(以下、「使用実態関連情報」)(第1の情報の一例)を取得する。そして、情報取得システム1は、センタサーバ20において、複数の車両10ごとに、車両10の使用実態関連情報に基づき、相対的に長い期間(例えば、過去の数週間、数か月等の期間や、車両10がユーザに納車されてからの期間等)(以下、「第2の期間」)の車両10の使用実態に関する情報(以下、「使用実態解析情報」)(第2の情報の一例)を取得する。
車両10は、例えば、基地局を末端とする移動体通信網、上空の通信衛星を利用する衛星通信網、インターネット網等を含みうる通信ネットワークNWを通じて、センタサーバ20と通信可能に接続される。車両10は、予め規定された種類の車両10に関連する動的な情報(以下、「動的車両情報」)を、センタサーバ20からの指令に応じて、或いは、予め規定されたタイミングに合わせて自動的に、センタサーバ20にアップロード(送信)する。動的車両情報には、例えば、車両10の位置状態、運動状態、ドライバによる操作状態、制御状態等の車両10の各種状態に関する情報(以下、「車両状態関連情報」)が含まれうる。また、動的車両情報には、例えば、車両10の周囲の外気温等、車両10の周囲の環境状態に関する情報(以下、「環境状態関連情報」)が含まれうる。
センタサーバ20(情報取得装置、情報提供装置の一例)は、通信ネットワークNWを通じて、複数の車両10のそれぞれと通信可能に接続される。センタサーバ20は、複数の車両10のそれぞれから送信される動的車両情報を受信し、当該動的車両情報に基づき、上述の如く、使用実態関連情報及び使用実態解析情報を取得する。また、センタサーバ20は、使用実態解析情報を用いて、車両10のユーザに各種支援情報(アドバイス)を提供する。詳細は、後述する。
[情報取得システムの構成]
次に、図1に加えて、図2(図2A、図2B)~図5を参照して、情報取得システムの構成について説明する。
図2は、情報取得システム1のハードウェア構成の一例を示す図である。具体的には、図2Aは、車両10のハードウェア構成の一例を示す図であり、図2Bは、センタサーバ20のハードウェア構成の一例を示す図である。図3は、情報取得システム1の機能構成の一例を示す図である。
<車両の構成>
図2に示すように、車両10は、ECU(Electronic Control Unit)11と、GNSS(Global Navigation Satellite System)モジュール12と、DCM(Data Communication Module)13と、車高センサ14と、表示装置15と、音声出力装置16を含む。
ECU11は、車両10の各種機能に関する制御を行う電子制御ユニットである。ECU11は、その機能が任意のハードウェア或いはハードウェア及びソフトウェアの組み合わせにより実現されてよい。例えば、ECU11は、それぞれがバスB1で接続される、補助記憶装置11Aと、メモリ装置11Bと、CPU(Central Processing Unit)11Cと、インタフェース装置11D等を含むマイクロコンピュータを中心に構成されてよい。
ECU11の各種機能を実現するプログラムは、例えば、車両10のCAN(Controller Area Network)等の車載ネットワークに繋がる所定の外部接続用のコネクタ(例えば、DLC(Data Link Coupler))にケーブルで接続される専用ツールによって提供される。プログラムは、専用ツールにおける所定の操作に応じて、専用ツールからケーブル、コネクタ、及び車載ネットワークを経由して、ECU11の補助記憶装置11Aにインストールされる。また、プログラムは、通信ネットワークNWを通じて、他のコンピュータ(例えば、センタサーバ20)からダウンロードされ、補助記憶装置11Aにインストールされてもよい。
補助記憶装置11Aは、不揮発性の記憶手段であり、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。補助記憶装置11Aは、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等である。
メモリ装置11Bは、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置11Aからプログラムを読み出して格納する。
CPU11Cは、メモリ装置11Bに格納されたプログラムを実行し、プログラムに従ってECU11の各種機能を実現する。
インタフェース装置11Dは、例えば、車載ネットワークに接続したり、各種センサ、アクチュエータ等と一対一で接続したりするためのインタフェースとして用いられる。インタフェース装置11Dは、接続する対象に合わせて、複数の異なる種類のインタフェース装置を含みうる。
GNSSモジュール12は、車両10の上空の3以上、好ましくは、4以上の衛星からの送信される衛星信号を受信することにより、自身が搭載される車両10(自車)の位置を測位する。GNSSモジュール12の測位情報、つまり、車両10の位置情報は、例えば、一対一の通信線や車載ネットワークを通じて、DMC13に取り込まれる。また、GNSSモジュール12の測位情報は、例えば、車載ネットワーク等を通じて、ECU11に取り込まれてもよい。
DCM13は、通信ネットワークNWと接続し、通信ネットワークNWを通じて、センタサーバ20を含む外部装置と通信を行うための通信デバイスの一例である。DCM13は、センタサーバ20との間で各種信号(例えば、情報信号、制御信号等)の送受信を行う。DCM13は、例えば、ECU11と車載ネットワークを通じて通信可能に接続され、ECU11からの要求に応じて、各種信号を外部に送信したり、外部から受信された信号をECU11に向けて、車載ネットワークに出力したりする。
車高センサ14は、車両10のばね上部分の高さ方向の変位に関する物理量を検出する既知の検出手段である。車高センサ14は、例えば、ばね下部分に相当するサスペンション装置のアームと、ばね上部分に相当する車体との間の相対的な変位量を検出する。この場合、車高センサ14は、例えば、ポテンショメータ、光学式或いは磁束検出式の変位センサ等であってよい。また、車高センサ14は、ばね上部分(例えば、車体)からレーザや超音波等の検出波を路面に照射し、路面からの反射波(反射光)を受信することにより車体と路面との距離を検出してもよい。車高センサ14により検出される車両10のばね上部分の高さ方向の変位に対応する検出情報、つまり、車高変位情報は、一対一の通信線や車載ネットワーク等を通じて、ECU11に取り込まれる。
表示装置15は、車両10の車室内に設けられ、車両10に関する各種情報画像を表示する。表示装置15は、例えば、車室内の前端部に設けられるインストルメントパネルの略中央部(即ち、センタクラスタ)に配置されるディスプレイや、インストルメントパネルの運転席側に設けられるメータパネル内のディスプレイである。具体的には、表示装置15には、液晶ディスプレイや有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ等が用いられてよい。
音声出力装置16は、車両10の車室内に設けられ、所定の音(例えば、ブザー音、ビープ音等)や所定の音声を出力する。音声出力装置16は、例えば、ブザーやスピーカ等である。
図3に示すように、ECU11は、例えば、補助記憶装置11Aに格納される一以上のプログラムをCPU11C上で実行することにより実現される機能部として、情報送信部111と、通知制御部112を含む。
情報送信部111は、例えば、所定の周期ごと(例えば、数分ごと~数十分ごと等)に、上述の動的車両情報を取得し、或いは、DCM13に取得させ、DCM13を通じて、センタサーバ20に送信する。具体的には、情報送信部111は、送信元の車両10を特定する識別情報(例えば、車両10のVIN(Vehicle Index Number)や、複数の車両10ごとに予め規定される車両ID(Identifier)等)(以下、「車両識別情報」)、動的車両情報の取得日時に関する情報(例えば、タイムスタンプ)(以下、「取得日時情報」)、及び動的車両情報を含む信号をセンタサーバ20に送信してよい。これにより、センタサーバ20は、動的車両情報を含む信号の送信元の車両10を識別(特定)したり、動的車両情報の取得日時(取得タイミング)等を特定したりすることができる。
尚、情報送信部111の機能は、DCM13に移管されてもよい。
情報送信部111による送信対象の動的車両情報には、車両10のアクセサリスイッチ(以下、「ACCスイッチ」)のON/OFF状態に関する情報(ACC情報)、車両10の車高変位情報としての車高センサ14の検出情報、トリップメータ用の車両10の走行距離に関する情報(以下、「走行距離情報」)、及び車両10の位置情報等が含まれる。このとき、動的車両情報に含まれる車高変位情報は、ある時点の検出情報ではなく、ある直近の一定期間(例えば、数秒から数十秒間)の検出情報群である。また、走行距離情報は、ACC情報が変化したとき、つまり、ACCスイッチがOFF状態からONされたとき(以下、「ACC-ON時」)、或いは、ACCスイッチがON状態からOFFされたとき(以下、「ACC-OFF時」)に限定される形で、送信対象の動的車両情報に含まれてもよい。
通知制御部112は、センタサーバ20からの制御指令に応じて、車両10の表示装置15や音声出力装置16を制御し、車両10のユーザ(ドライバ及び同乗者のうちの少なくとも一方の搭乗者)に対して、車両10に関する通知を行う。詳細は、後述する。
<センタサーバの構成>
センタサーバ20は、その機能が任意のハードウェア、或いは、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせにより実現されてよい。図2Bに示すように、例えば、センタサーバ20は、ドライブ装置21と、補助記憶装置22と、メモリ装置23と、CPU24と、インタフェース装置25と、表示装置26と、入力装置27を含み、それぞれがバスB2で接続される。
センタサーバ20の各種機能を実現するプログラムは、例えば、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、或いは、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬型の記録媒体21Aによって提供される。プログラムが記録された記録媒体21Aが、ドライブ装置21にセットされると、プログラムが記録媒体21Aからドライブ装置21を介して補助記憶装置22にインストールされる。また、プログラムは、通信ネットワークを介して他のコンピュータからダウンロードされ、補助記憶装置22にインストールされてもよい。
補助記憶装置22は、インストールされた各種プログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
メモリ装置23は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置22からプログラムを読み出して格納する。
CPU24は、メモリ装置23に格納された各種プログラムを実行し、プログラムに従ってセンタサーバ20に係る各種機能を実現する。
インタフェース装置25は、通信ネットワーク(例えば、通信ネットワークNW)に接続するためのインタフェースとして用いられる。
表示装置26は、例えば、CPU24で実行されるプログラムに従って、GUI(Graphical User Interface)を表示する。
入力装置27は、センタサーバ20に関する様々な操作指示をセンタサーバ20の作業者や管理者等に入力させるために用いられる。
図3に示すように、センタサーバ20は、例えば、補助記憶装置22に格納される一以上のプログラムをCPU24上で実行することにより実現される機能部として、情報取得部201と、周波数応答解析部203と、使用実態関連情報取得部205と、使用実態解析部207と、情報提供部209とを含む。また、センタサーバ20は、動的車両情報記憶部202、静的車両情報記憶部204、使用実態関連情報記憶部206、及び使用実態解析情報記憶部208等を利用する。動的車両情報記憶部202、静的車両情報記憶部204、使用実態関連情報記憶部206、及び使用実態解析情報記憶部208は、例えば、補助記憶装置22や、センタサーバ20と通信可能に接続される外部記憶装置等を用いて実現可能である。
情報取得部201は、それぞれの車両10から受信される動的車両情報を取得し、動的車両情報記憶部202に記憶(蓄積)させる。具体的には、情報取得部201は、車両10から受信される動的車両情報を、対応する車両識別情報及び取得日時情報と紐付けたレコードとして、動的車両情報記憶部202に記憶させる。
動的車両情報記憶部202には、上述の如く、車両10から受信される動的車両情報が記憶される。具体的には、動的車両情報記憶部202は、車両識別情報、取得日時情報、及び動的車両情報を含むレコードを蓄積させることにより、複数の車両10で取得された動的車両情報のレコード群(つまり、データベース)を保持してよい。また、動的車両情報記憶部202には、複数の車両10ごとに専用の動的車両情報記憶部が設けられ、それぞれの動的車両情報記憶部に車両10ごとの取得日時情報、及び動的車両情報を含むレコードの履歴、つまり、レコード群が保持されてもよい。
周波数応答解析部203は、相対的に短い第1の期間(例えば、車両10の1トリップの期間)における車両10の使用時(つまり、走行時)の車高変位情報(具体的には、車高変位情報群)に対する周波数応答解析を行う。そして、周波数応答解析部203は、車両10のばね上部分の高さ方向の変位に関する周波数応答(以下、「変位応答」)、及び、当該変位応答に関する特徴情報、例えば、後述のピーク周波数fp、ピークゲインGp等を出力する。このとき、周波数応答解析部203は、例えば、対象の第1の期間(例えば、1トリップ)分の全ての車高変位情報群を対象として、一括的に、周波数応答解析を行ってよい。また、周波数応答解析部203は、例えば、対象の第1の期間で、周期的に取得された、取得タイミングが異なる複数の車高変位情報群のそれぞれについて、周波数応答解析を行い、それぞれの周波数応答解析の結果から、統計処理(例えば、平均処理)等により、ピーク周波数fp、ピークゲインGp等を取得してもよい。
例えば、図4は、車両10の変位応答を表す周波数応答線図の一例を示す図である。
図4(実線)に示すように、車両10の変位応答は、例えば、特定の周波数、つまり、ピーク周波数fpに顕著なゲインのピーク(ピークゲインGp)が存在する。ピーク周波数fpは、車両10の使用時におけるばね上部分の質量(以下、「ばね上質量」)、つまり、車両10に対する搭乗者や荷物等を含む積載物(以下、単に「積載物」)の積載状態によって、変化する。また、ピークゲインGpは、車両10の使用時(走行時)における道路の路面状態(例えば、路面の平坦度合い、凹凸度合い、うねり度合い等)によって、変化する。
図3に戻り、静的車両情報記憶部204には、複数の車両10ごとに、車両10の静的な情報、つまり、車両10の固有の情報や、準静的な情報、つまり、短期的に変化しない情報(以下、総括的に、「静的車両情報」)が記憶される。静的車両情報には、例えば、車両10の車両識別情報、車両10の車種及びグレードに関する情報、車両10への乗員及び荷物の積載状態の基準になる質量(以下、「基準質量」)M0に関する情報(以下、「基準質量情報」)、車両10のサスペンション装置のばね定数や減衰係数等を含む仕様に関する情報(以下、「サスペンション仕様情報」)等が含まれうる。このとき、基準質量情報に含まれる基準質量M0は、対象の車両10の車種及びグレードに対応するメーカのカタログやウェブページ等から取得される車両10の空車時の質量であってよい。また、基準重量情報に含まれる基準質量M0は、車両10のメーカの設計情報から取得される車両10の空車時の重量であってもよい。また、基準質量情報に含まれる基準質量M0は、例えば、複数の車両10のうちの同じ車種及びグレードの車両10について、後述の使用実態関連情報取得部205により過去に取得された車両10の使用時の質量のうちの最小値、つまり、最小積載状態に対応する車両10の質量であってもよい。この場合、図4(点線)に示すように、最少積載状態に対応する車両10のピーク周波数f0は、同じ車種及びグレードの他の車両10の使用時のピーク周波数fpよりも大きくなる。また、静的車両情報記憶部204のサスペンション仕様情報は、車両10のメーカの設計情報から取得されてよい。また、静的車両情報には、車両10のユーザを識別する情報(例えば、ユーザID)、車両10がユーザに納車された年月日に関する情報(以下、「納車日情報」)、車両10の車検等のメンテナンスがディーラで実施された年月日(以下、「メンテナンス実施日情報」)等が含まれうる。

使用実態関連情報取得部205(第1の取得部の一例)は、複数の車両10ごとに、周波数応答解析部203により出力される情報と、静的車両情報記憶部204に記憶される静的車両情報とに基づき、所定の演算を行い、相対的に短い第1の期間における車両10の使用実態に関する情報(使用実態関連情報)取得する。使用実態関連情報取得部205は、複数の車両10ごとに、取得した、対象の第1の期間(例えば、1トリップ)における使用実態関連情報と、使用実態関連情報に対応する対象の第1の期間における走行距離に関する情報(以下、「期間走行距離情報」)を使用実態関連情報記憶部206に記憶(蓄積)させる。具体的には、使用実態関連情報取得部205は、使用実態関連情報を、対象の第1の期間を識別する情報(例えば、車両10の1トリップごとに規定されるトリップID)(以下、「期間識別情報」)、第1の期間に対応する日時に関する情報(以下、「使用日時情報」)及び使用実態関連情報に対応する期間走行距離情報と紐付けたレコードとして、使用実態関連情報記憶部206に記憶させる。
例えば、使用実態関連情報取得部205は、対象の第1の期間における車両10の使用時におけるピーク周波数fpと、車両10のサスペンション装置のばね定数及び減衰係数等とに基づき、短期間における車両10の使用時のばね上質量Mp(第1の情報の一例)を算出する。つまり、使用実態関連情報取得部205は、対象の第1の期間における使用実態関連情報として、車両10の使用時におけるばね上質量Mpを取得する。このとき、使用実態関連情報取得部205は、車両10の使用時におけるピーク周波数fpと、車両10のサスペンション装置のばね定数及び減衰係数等とを入力情報として、ばね上質量Mpを出力するための所定のマップ、テーブル、或いは、変換式等を用いてよい。以下、路面状態に関する情報を取得する場合についても同様である。また、使用実態関連情報取得部205は、ばね上質量Mpと基準質量M0とに基づき、対象の第1の期間における使用実態関連情報として、車両10に対する積載物に相当する質量(以下、「積載質量」)ΔM(=Mp-M0)を取得してもよい。
また、例えば、使用実態関連情報取得部205は、対象の第1の期間における車両10の使用時のピークゲインGpと、車両10のサスペンション装置のばね定数及び減衰係数等とに基づき、短期間における車両10の使用時における道路の路面状態に関する情報(以下、「路面状態情報」)(第1の情報の一例)を取得する。つまり、使用実態関連情報取得部205は、対象の第1の期間における使用実態関連情報として、第1の期間のピークゲインGpに基づく路面状態情報を取得する。路面状態情報は、例えば、路面の平坦度合いを表す複数段階の路面状態ランクに関する情報であり、ランクを表す数字が大きくなるほど、路面状態が悪くなる、つまり、平坦度合いが低くなる態様であってよい。この場合、使用実態関連情報取得部205は、路面状態ランクに規定される複数段階のランクのうちの車両10の使用時のピークゲインGpに対応する何れかのランクを取得する。
使用実態関連情報記憶部206には、上述の如く、使用実態関連情報取得部205により取得される使用実態関連情報が記憶される。具体的には、使用実態関連情報記憶部206は、車両識別情報、期間識別情報、使用日時情報、期間走行距離情報、及び使用実態関連情報を含むレコードを蓄積することにより、複数の車両10に関する使用実態関連情報のレコード群(つまり、データベース)を保持してよい。また、使用実態関連情報記憶部206には、複数の車両10ごとに専用の使用実態関連情報記憶部が設けられ、対象の車両10ついて、期間識別情報、使用日時情報、期間走行距離情報、及び使用実態関連情報を含む使用実態関連情報に関するレコード群が保持されてもよい。
使用実態解析部207(第2の取得部の一例)は、使用実態関連情報の履歴データ、つまり、使用実態関連情報記憶部206に保持される使用実態関連情報のレコード群に基づき、相対的に長い第2の期間における車両10の使用実態を解析する。そして、使用実態解析部207は、相対的に長い第2の期間における車両10の使用実態に関する情報、つまり、使用実態解析情報を取得する。使用実態解析部207は、複数の車両10ごとに、取得した使用実態解析情報を使用実態解析情報記憶部208に記憶させる。このとき、使用実態解析部207は、使用実態解析情報記憶部208に保持される、対象の車両10の古い使用実態解析情報を、新たに取得した当該車両10の使用実態解析情報で更新してもよい。
例えば、使用実態解析部207は、使用実態関連情報記憶部206に保持されるばね上質量Mp、積載質量ΔM、及び走行距離を含むレコード群に基づき、相対的に長期間(例えば、車両10の納車からの期間や、前回の車検等の車両10のメンテナンス実施以降の期間等)における車両10に対する搭乗者及び荷物を含む積載物の積載状態(以下、「総積載状態」)に関する車両10の使用実態を表す情報(第2の情報の一例)を取得する。つまり、使用実態解析部207は、対象の第2の期間における使用実態解析情報として、第2の期間に含まれる第1の期間ごとのばね上質量Mp或いは積載質量ΔM、及び走行距離に基づく車両10の総積載状態に関する車両10の使用実態を表す情報を取得する。具体的には、使用実態解析部207は、使用実態解析情報として、対象の第2の期間に含まれる第1の期間ごとに、ばね上質量Mp或いは積載質量ΔMと走行距離との積を算出してよい。また、使用実態解析部207は、使用実態解析情報として、第1の期間ごとのばね上質量Mp或いは積載質量ΔMと走行距離との積の累積値(総和値)を取得してもよい。これにより、センタサーバ20(或いは、その管理者や操作者等)は、車両10に対する総積載状態に起因して、車両10にどの程度の負荷(機械的な疲労)が蓄積されているかを把握できる。車両10に対する積載質量が多くなるほど、車両10に掛かる負荷が大きくなり、且つ、走行距離が長くなるほど、その積載負荷が掛かる状態が継続されることによる蓄積負荷が大きくなるからである。
また、例えば、使用実態解析部207は、使用実態関連情報記憶部206に保持される路面状態ランク及び走行距離を含むレコード群に基づき、相対的に長期間(例えば、車両10の納車からの期間や、前回の車検等の車両10のメンテナンス実施以降の期間等)における車両10の使用時の道路の路面状態に関する車両10の使用実態を表す情報(第2の情報の一例)を取得する。つまり、使用実態解析部207は、対象の第2の期間における使用実態解析情報として、第2の期間に含まれる第1の期間ごとの路面状態ランク及び走行距離に基づく車両10の使用時における道路の路面状態に関する車両10の使用実態を表す情報を取得する。具体的には、使用実態解析部207は、使用実態解析情報として、対象の第2の期間に含まれる第1の期間ごとに、路面状態ランクを表す数字と走行距離との積を算出してよい。また、使用実態解析部207は、使用実態解析情報として、第1の期間ごとの路面状態ランクを表す数字と走行距離との累積値(総和値)を取得してもよい。これにより、センタサーバ20(或いは、その管理者や操作者等)は、車両10の使用時(つまり、走行時)における道路の路面状態に起因して、車両10の納車からの期間や、車両10の前回の車検等のメンテナンス実施以降の期間で、車両10にどの程度の負荷(機械的な疲労)が蓄積されているかを把握できる。道路の路面状態が悪くなるほど、車両10に掛かる負荷が大きくなり、且つ、走行距離が長くなるほど、その路面からの負荷が掛かる状態が継続されることによる蓄積負荷が大きくなるからである。
また、例えば、使用実態解析部207は、使用実態関連情報記憶部206に保持されるばね上質量Mp、積載質量ΔM、及び走行距離を含むレコード群に基づき、相対的に長期間(例えば、直近の数週間や、直近で車両10が所定距離(例えば、100キロメートル)走行した期間等)における車両10に対する荷物の積載状態(以下、「荷物積載状態」)に関する車両10の使用実態に関する情報(第2の情報の一例)を取得する。つまり、使用実態解析部207は、対象の第2の期間における使用実態解析情報として、第2の期間に含まれる第1の期間ごとのばね上質量Mp、積載質量ΔM、及び走行距離に基づく車両10の使用時における車両10の荷物積載状態に関する車両10の使用実態を表す情報を取得する。具体的には、まず、使用実態解析部207は、対象の第2の期間に含まれる全レコードに対応する車両10の使用時の乗車人数を推定する。このとき、各レコードの第1の期間における車両10の乗車人数は、積載質量ΔMから推定されてよい。具体的には、乗車定員が5人の車両10の場合、乗車人数1人~乗車人数5人までの5段階で、積載質量ΔMが含まれるであろう質量範囲が予め規定され、どの段階の質量範囲に収まるかに応じて、乗車人数が規定されてよい。続いて、使用実態解析部207は、対象の第2の期間に含まれる全レコードについて、乗車人数ごとに予め抽出される、車両10の納車から直近までのレコード群の中での最小の積載質量ΔM(以下、「最小積載質量」)と各レコードの積載質量ΔMとの差分を、対象の第1の期間における車両10に積載された荷物の質量(以下、「荷物質量」)ΔMbとして取得(算出)する。そして、使用実態解析部207は、対象の第2の期間に含まれる全レコードについて、取得した荷物質量ΔMbが、車両10の走行距離に応じて予め規定される閾値Mthを超えているか否かを判定し、使用実態解析情報として、全レコードの中で、荷物質量ΔMbが閾値Mthを超えている頻度(以下、「荷物超過頻度」)を取得する。閾値Mthは、例えば、常時、車両10に置きっぱなしの荷物等、不要な荷物が車両10に搭載されているか否かを判断するためのパラメータであり、走行距離が大きくなるほど、大きくなるように規定される。走行距離が長い場合、余暇等での遠出が想定され、そもそも、必要な荷物が多くなる傾向にあるからである。これにより、センタサーバ20(或いは、その管理者や操作者等)は、車両10の使用時(つまり、走行時)に、ユーザがどの程度、余計な荷物を積載している可能性があるかを推定することができる。
尚、車両10の乗車人数は、例えば、車両10に搭載される室内カメラの画像に対する既知の画像認識に基づき取得されてもよいし、車両10のACC-ON時に、車両10の表示装置15に表示されるGUI(Graphical User Interface)を通じて、ユーザにより入力される乗車人数の入力値に基づき取得されてもよい。この場合、乗車人数に関する情報は、動的車両情報に含まれる形で、車両10からセンタサーバ20に送信されうる。そして、使用実態関連情報記憶部206に保持される車両実態関連情報の各レコードには、対象の第1の期間における車両10の使用時における乗車人数に関する情報が含まれてよい。これにより、使用実態解析部207は、車両実態関連情報の各レコードに対応する車両10の乗車人数を把握することができる。
使用実態解析情報記憶部208は、複数の車両10ごとの車両識別情報及び使用実態解析情報を含むレコードを蓄積することにより、複数の車両10に関する使用実態関連情報のレコード群(つまり、データベース)を保持してよい。また、使用実態解析情報記憶部208には、複数の車両10ごとに専用の使用実態解析情報記憶部が設けられ、それぞれに対象の車両10の使用実態解析情報が保持されてもよい。
例えば、図5は、センタサーバ20(周波数応答解析部203、使用実態関連情報取得部205、使用実態解析部207)による使用実態関連情報及び使用実態解析情報を取得する処理の一例を概略的に示すフローチャートである。本フローチャートによる処理は、例えば、複数の車両10のそれぞれを対象として、相対的に長い処理周期(例えば、2週間、1ヶ月等)ごとに、前回の処理から今回の処理までに取得された動的車両情報のレコード群を対象にバッチ処理として行われてよい。
ステップS102にて、周波数応答解析部203は、動的車両情報記憶部202に格納される対象の車両10の対象のレコード群から1トリップ分のデータのレコードデータを取得する。具体的には、周波数応答解析部203は、ACC情報に基づき、ACC-ON時から直近のACC-OFF時までの複数のレコードデータを取得し、ステップS104に進む。また、周波数応答解析部203は、ACC-ON時からACC-OFF時までのレコードデータの走行距離情報から走行していないと判断される場合、対象となるACC-ON時からACC-OFF時までのレコードデータを今回の処理の対象外としてもよい。車両10が走行を伴う態様で使用されていないため、車両10の使用実態に関する情報を取得する意味がないと考えられるからである。
ステップS104にて、周波数応答解析部203は、取得した1トリップ分のレコードデータに基づき、周波数応答解析を行い、ステップS106に進む。
ステップS106にて、周波数応答解析部203は、周波数応答解析により得られたピーク周波数fpに基づき、対象の1トリップにおける当該車両10のばね上質量Mp及び積載質量ΔMを取得し、ステップS108に進む。
ステップS108にて、周波数応答解析部203は、周波数応答解析により得られたピークゲインGpに基づき、対象の1トリップにおける当該車両10の路面状態ランクを取得し、ステップS110に進む。
尚、ステップS108,S110の処理は、順序が逆であってもよいし、並列処理されてもよい。
ステップS110にて、使用実態関連情報取得部205は、対象の1トリップにおける使用実態関連情報、つまり、ばね上質量Mp、積載質量ΔM、及び路面状態ランクを使用実態関連情報記憶部206にレコード登録し、記憶させる。具体的には、使用実態関連情報取得部205は、上述の如く、車両識別情報、トリップID等の期間識別情報、対象のトリップに対応する使用日時情報、ばね上質量Mp、積載質量ΔM、路面状態ランク、及び期間走行距離情報を含むレコードを使用実態関連情報記憶部206に登録し、ステップS112に進む。
ステップS112にて、使用実態関連情報取得部205は、対象のレコード群に対するバッチ処理が全て終了したか否かを判定する。使用実態関連情報取得部205は、対象のレコード群の中に未処理のレコードがまだ残っている場合、ステップS102に戻り、ステップS102から始まる処理を繰り返し、対象のレコード群の中に未処理のレコードが無い、つまり、全て終了している場合、ステップS114に進む。
ステップS114にて、使用実態解析部207は、使用実態関連情報記憶部206に格納(登録)される、対象の第2の期間に含まれる1トリップごとの使用実態関連情報に基づき、上述の如く、使用実態解析情報を取得し、ステップS116に進む。
ステップS116にて、使用実態解析部207は、上述の如く、取得した使用実態解析情報を使用実態解析情報記憶部208に登録し、今回の処理を終了する。
図3に戻り、情報提供部209は、使用実態解析情報記憶部208に登録される使用実態解析情報に基づき、車両10のユーザに対して、当該車両10の使用に関する支援情報(アドバイス)を提供する。このとき、対象の車両10は、複数の車両10の全てであってもよいし、予め希望するユーザとして登録されたユーザに対応する車両10だけであってもよい。また、情報提供部209による情報提供のタイミングは、例えば、使用実態解析情報記憶部208の使用実態解析情報が図5のフローチャートの処理によって、更新された後の所定のタイミング(例えば、使用実態解析情報の更新後、最初に、対象の車両10がACC-ONされたタイミング)であってよい。
例えば、情報提供部209は、使用実態解析情報記憶部208に登録される、対象の車両10の使用実態解析情報に基づき、当該車両10のユーザに対して、当該車両10のメンテナンスに関する支援情報(以下、「メンテナンス支援情報」)を提供する。具体的には、情報提供部209は、使用実態解析情報記憶部208に登録される、総積載状態に関する当該車両10の使用実態を表す情報や、道路の路面状態に関する当該車両10の使用実態を表す情報に基づき、当該車両10のユーザに対するメンテナンス支援情報を出力し、当該車両10に送信する。メンテナンス支援情報には、例えば、車両10全体の、或いは、車両10の各部位ごとのメンテナンスの推奨時期に関する情報が含まれうる。使用実態解析情報記憶部208に登録される、総積載状態や道路の路面状態に関する車両10の使用実態を表す情報は、上述の如く、車両10にどの程度の負荷(機械的な疲労)が蓄積されているかを表しているからである。この場合、車両10の通知制御部112は、センタサーバ20からのメンテナンス支援情報の受信に応じて、表示装置15や音声出力装置16を制御し、メンテナンス支援情報をユーザに通知する。これにより、車両10のユーザは、当該支援情報の内容を把握し、車両10の今後のメンテナンスに役立てることができる。
また、例えば、情報提供部209は、使用実態解析情報記憶部208に登録される、対象の車両10の使用実態解析情報に基づき、当該車両10のユーザに対して、当該車両10の燃費改善に関する支援情報(以下、「燃費改善支援情報」)を提供する。具体的には、情報提供部209は、使用実態解析情報記憶部208に登録される、荷物積載状態に関する当該車両10の使用実態に関する情報に基づき、当該車両10のユーザに対する燃費改善支援情報を出力し、当該車両10に送信する。燃費改善支援情報には、対象の車両10に積載されている荷物が相対的に多いか否かに関する情報(換言すれば、当該車両10に不要な荷物が積載されている可能性があるか否かに関する情報)や、荷物が相対的に多い場合に、常時積載の荷物を中心に、当該車両10の荷物を減量するように促す情報等が含まれうる。使用実態解析情報記憶部208に登録される、荷物積載状態に関する車両10の使用実態を表す情報(例えば、荷物超過頻度)は、ユーザがどの程度、余計な荷物を積載している可能性があるかを表しているからである。この場合、車両10の通知制御部112は、センタサーバ20からの燃費改善支援情報の受信に応じて、表示装置15や音声出力装置16を制御し、燃費改善支援情報をユーザに通知する。これにより、車両10のユーザは、当該支援情報の内容を把握し、車両10の今後の燃費改善に役立てることができる。また、燃費改善支援情報には、実際の車両10の燃料消費率に関する情報(以下、「燃費情報」)が含まれてもよい。例えば、燃費改善支援情報には、当該車両10の荷物が相対的に少ない場合の燃費情報と、相対的に多い場合の燃費情報とが含まれてよい。この場合、車両10の通知制御部112は、センタサーバ20からの燃費改善支援情報の受信に応じて、表示装置15や音声出力装置16を制御し、対象の車両10に積載されている荷物が相対的に多いか否かに関する情報等と併せて、当該燃費情報をユーザに通知する。これにより、当該車両10のユーザは、荷物の積載状態に応じて、当該車両10の燃費にどの程度の影響が出ているのかを把握してもらうことができる。このとき、当該車両10の燃費情報は、動的車両情報に含まれる形で、車両10からセンタサーバ20に送信されうる。そして、使用実態関連情報記憶部206に保持される車両実態関連情報の各レコードには、対象の第1の期間における車両10の使用時における燃費情報が含まれてよい。これにより、使用実態解析部207は、車両実態関連情報の各レコードに対応する車両10の燃費情報を把握することができる。
尚、情報提供部209は、メンテナンス支援情報と、燃費改善支援情報の何れか一方だけを、対象の車両10のユーザに対して提供してもよい。つまり、情報提供部209は、メンテナンス支援情報及び燃費改善支援情報の少なくとも一方を対象の車両10のユーザに提供してよい。また、情報提供部209は、車両10に送信する以外の方法で、当該車両10のユーザに対して、支援情報を提供してもよい。例えば、情報提供部209は、車両10に代えて、或いは、加えて、当該車両10のユーザのユーザ端末(例えば、スマートフォン、タブレット端末、ラップトップ型のコンピュータ等の携帯端末や、デスクトップ型のコンピュータ等の定置型の端末)にインストールされる所定のアプリケーションを通じて、当該ユーザ端末に支援情報をプッシュ送信してもよい。また情報提供部209は、車両10に代えて、或いは、加えて、当該車両10のユーザのメールアドレス、或いは、ユーザのSNS(Social Networking Service)のアカウントに支援情報を送信してもよい。これにより、ユーザは、自身の利用するスマートフォンやタブレット端末等のユーザ端末を通じて、支援情報を把握することができるため、同様の効果を奏する。
[本実施形態の作用]
次に、本実施形態に係る情報取得システム1(センタサーバ20)の作用について、説明する。
本実施形態では、使用実態関連情報取得部205は、車両10で取得される車両10のばね上部分の高さ方向の変位情報に基づき、相対的に短期間の車両10の使用実態に関する第1の情報(使用実態関連情報)を取得する。そして、使用実態解析部207は、使用実態関連情報取得部205により取得される第1の情報に基づき、相対的に長期間の車両10の使用実態に関する第2の情報を取得する。
これにより、センタサーバ20は、実際の車両10の使用時に取得されるばね上部分の高さ方向の変位情報(車高変位情報)を用いることで、車両10の使用時(走行時)における相対的に短期間の(例えば、1トリップごとの)荷物の積載状態や走行する道路の路面状態等に関する車両10の使用実態に関する第1の情報を取得することができる。ばね上部分の高さ方向の変位状態には、例えば、車両10への搭乗者や荷物の積載状態や車両10が走行する道路の路面状態等、車両10の使用実態が反映されうるからである。そして、センタサーバ20は、相対的に短期間の車両10の使用実態に関する第1の情報を、例えば、蓄積させる等により、相対的に長期間の車両10の使用実態に関する第2の情報を取得することができる。よって、センタサーバ20は、車両10の使用実態を把握するための情報、具体的には、相対的に長期間の車両10の使用実態を把握するため第2の情報を取得することができる。
また、本実施形態では、使用実態関連情報取得部205は、車高変位情報に基づき、第1の情報として、相対的に短期間の車両10の使用時におけるばね上部分の質量を取得し、使用実態解析部207は、使用実態関連情報取得部205により取得されるばね上部分の質量に基づき、相対的に長期間の車両10に対する積載物の積載状態に関する車両10の使用実態を表す第2の情報を取得してよい。
これにより、センタサーバ20は、ばね上部分の高さ方向の変位情報から相対的に短期間の車両10の使用時のばね上部分の質量を取得することにより、具体的に、相対的に長期間の車両10に対する搭乗者や荷物等の積載物の積載状態に関する使用実態を把握するための第2の情報を取得することができる。
また、本実施形態では、使用実態関連情報取得部205は、車高変位情報の周波数応答におけるピーク周波数に基づき、ばね上部分の質量を取得してよい。
これにより、センタサーバ20は、ばね上部分の高さ方向の変位情報に対する周波数応答解析を適用することにより、具体的に、第1の情報として、相対的に短期間の車両10の使用時のばね上部分の質量を取得することができる。
また、本実施形態では、使用実態関連情報取得部205は、車高変位情報に基づき、相対的に短期間の車両10の使用時における道路の路面状態に関する第1の情報を取得し、使用実態解析部207は、使用実態関連情報取得部205により取得される第1の情報に基づき、相対的に長期間の車両10の使用時における道路の路面状態に関する車両10の使用実態を表す第2の情報を取得してよい。
これにより、センタサーバ20は、ばね上部分の高さ方向の変位情報から相対的に短期間の車両10の使用時における道路の路面状態に関する情報を取得することにより、具体的に、相対的に長期間の車両10の使用時における道路の路面状態に関する車両10の使用実態に関する第2の情報を取得することができる。
また、本実施形態では、使用実態関連情報取得部205は、車高変位情報の周波数応答のゲインに基づき、相対的に短期間の車両10の使用時における道路の路面状態に関する第1の情報を取得してよい。
これにより、センタサーバ20は、ばね上部分の高さ方向の変位情報に対する周波数解析を適用することにより、具体的に、相対的に短期間の車両10の使用時の道路の路面状態に関する第1の情報を取得できる。
また、本実施形態では、使用実態関連情報取得部205は、車両10が起動し、走行後、停止するまでの期間ごとの車両10の使用実態に関する第1の情報を取得し、使用実態解析部207は、使用実態関連情報取得部205により取得される期間ごとの第1の情報と、当該期間ごとの走行距離とに基づき、車両10の使用実態に関する第2の情報を取得してよい。
これにより、センタサーバ20は、車両10が起動し、走行後、停止するまでの期間、つまり、1トリップごとの車両10の使用実態に関する第1の情報と、1トリップごとの走行距離から、具体的に、車両10の使用実態に関する第2の情報を取得することができる。
また、本実施形態では、情報提供部209は、使用実態解析部207により取得される、相対的に長期間の車両10の使用実態に関する第2の情報に基づき、車両10の燃費改善に関する情報、及び車両10のメンテナンスに関する情報の少なくとも一方を車両10のユーザに提供してよい。
これにより、センタサーバ20は、使用実態解析部207により取得される、相対的に長期間の車両10の使用実態に関する第2の情報を用いて、具体的に、使用実態に即した形で、車両10のユーザへの燃費改善やメンテナンスに関するアドバイスを行うことができる。
以上、本発明を実施するための形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・改良が可能である。
例えば、上述の実施形態において、センタサーバ20の情報提供部209の機能は、それぞれの車両10(例えば、ECU11(情報提供装置の一例))や当該車両10のユーザが利用するユーザ端末(情報提供装置の一例)に移管されてもよい。この場合、センタサーバ20は、使用実態解析情報記憶部208に登録される、対象の車両10の使用実態解析情報を、当該車両10や当該車両10のユーザの予め登録されるユーザ端末に送信する。これにより、例えば、車両10のECU11やユーザ端末にインストールされ且つCPU等上で実行される、所定のアプリケーションは、センタサーバ20から受信される対象の車両10の使用実態解析情報に基づき、情報提供部209の機能を実現することができる。
また、上述の実施形態及び変形例において、センタサーバ20の代わりに、それぞれの車両10(例えば、ECU11(情報取得装置の一例))や当該車両10のユーザが利用するユーザ端末(情報取得装置の一例)が、使用実態関連情報及び使用実態解析情報を取得してもよい。つまり、センタサーバ20の使用実態関連情報取得部205及び使用実態解析部207の機能は、複数の車両10のそれぞれや、車両10のユーザのユーザ端末に移管されてもよい。このとき、ユーザ端末は、センタサーバ20経由で、対応するユーザの車両10から動的車両情報を取得してもよいし、例えば、ユーザ端末がスマートフォンやタブレット端末等の携帯端末である場合、ブルートゥース通信やWiFi通信(共に、登録商標)等の所定の方式の近距離通信を用いて、当該車両10から動的車両情報を取得してもよい。
1 情報取得システム
10 車両
11 ECU(情報取得装置、情報提供装置)
12 GNSSモジュール
13 DCM
14 車高センサ
15 表示装置
16 音声出力装置
20 センタサーバ(情報取得装置、情報提供装置)
111 情報送信部
112 通知制御部
201 情報取得部
202 動的車両情報記憶部
203 周波数応答解析部
204 静的車両情報記憶部
205 使用実態関連情報取得部(第1の取得部)
206 使用実態関連情報記憶部
207 使用実態解析部(第2の取得部)
208 使用実態解析情報記憶部
209 情報提供部

Claims (9)

  1. 車両で取得される前記車両のばね上部分の高さ方向の変位情報に基づき、第1の期間での前記車両の使用時における積載物の積載状態に関する情報、及び前記車両の使用時における道路の路面状態に関する情報の少なくとも一方の情報を取得する第1の取得部と、
    前記第1の取得部により取得される情報に基づき、前記第1の取得部により取得される情報とは異なる種類の情報であって、前記第1の期間よりも長い第2の期間での前記車両の使用時における積載物の積載状態に関する前記車両の使用実態を表す情報、及び前記車両の使用時における道路の路面状態に関する前記車両の使用実態を表す情報の少なくとも一方の情報を取得する第2の取得部と、を備える、
    情報取得装置。
  2. 前記第1の取得部は、前記変位情報に基づき、前記第1の期間での前記車両の使用時における前記ばね上部分の質量を取得し、
    前記第2の取得部は、前記第1の取得部により取得される前記ばね上部分の質量に基づき、前記第2の期間での前記車両の使用時における積載物の積載状態に関する前記車両の使用実態を表す情報を取得する、
    請求項1に記載の情報取得装置。
  3. 前記第1の取得部は、前記変位情報の周波数応答におけるピーク周波数に基づき、前記ばね上部分の質量を取得する、
    請求項2に記載の情報取得装置。
  4. 前記第1の取得部は、前記変位情報の周波数応答のゲインに基づき、前記第1の期間での前記車両使用時における道路の路面状態に関する情報を取得する、
    請求項1乃至3の何れか一項に記載の情報取得装置。
  5. 前記第1の取得部は、前記第1の期間での前記車両の使用時における路面の平坦度合いを表す情報を取得する、
    請求項4に記載の情報取得装置。
  6. 前記第1の取得部は、前記車両が起動し、走行後、停止するまでの期間に相当する前記第1の期間ごとの情報を取得し、
    前記第2の取得部は、前記第1の取得部により取得される前記第1の期間ごとの情報と、前記第1の期間ごとの走行距離とに基づき、前記第2の期間での情報を取得する、
    請求項1乃至5の何れか一項に記載の情報取得装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項に記載の情報取得装置の前記第2の取得部により取得される情報に基づき、前記車両の燃費改善に関する情報、及び前記車両のメンテナンスに関する情報の少なくとも一方を前記車両のユーザに提供する情報提供部を備える、
    情報提供装置。
  8. 情報取得装置により実行される情報取得方法であって、
    車両で取得される前記車両のばね上部分の高さ方向の変位情報に基づき、第1の期間での前記車両の使用時における積載物の積載状態に関する情報、及び前記車両の使用時における道路の路面状態に関する情報の少なくとも一方の情報を取得する第1の取得ステップと、
    前記第1の取得ステップで取得される情報に基づき、前記第1の取得ステップで取得される情報とは異なる種類の情報であって、前記第1の期間よりも長い第2の期間での前記車両の使用時における積載物の積載状態に関する前記車両の使用実態を表す情報、及び前記車両の使用時における道路の路面状態に関する前記車両の使用実態を表す情報の少なくとも一方の情報を取得する第2の取得ステップと、を含む、
    情報取得方法。
  9. 情報取得装置に、
    車両で取得される前記車両のばね上部分の高さ方向の変位情報に基づき、第1の期間での前記車両の使用時における積載物の積載状態に関する情報、及び前記車両の使用時における道路の路面状態に関する情報の少なくとも一方の情報を取得する第1の取得ステップと、
    前記第1の取得ステップで取得される情報に基づき、前記第1の取得ステップで取得される情報とは異なる種類の情報であって、前記第1の期間よりも長い第2の期間での前記車両の使用時における積載物の積載状態に関する前記車両の使用実態を表す情報、及び前記車両の使用時における道路の路面状態に関する前記車両の使用実態を表す情報の少なくとも一方の情報を取得する第2の取得ステップと、を実行させる、
    プログラム。
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