JP7184212B2 - 駆動装置の保護構造 - Google Patents
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Description
本発明は、駆動装置の保護構造に関する。
エンジン、ギアボックス及び駆動用モータが直列に接続された電気自動車又はハイブリッド車両が知られている。JP2010-000859Aには、エンジンとモータ(回転電機)との間にギアが収容されたハイブリッド車両用の駆動装置が開示されている。
従来技術のような駆動装置は、エンジンルームに備えられ、その下方はアンダーカバー等を介して路面に対向している。このように構成された駆動装置において、路面側から衝撃等の大きな外力が入力される場合がある。ギアボックスと回転電機とを連結するフランジの連結部に下方から大きな外力が入力された場合に、ハウジングの連結部を固定するボルト等に緩みが生じることがある。その結果、ギアボックスと回転電機との回転軸がずれて、動力の伝達に問題が生じる可能性がある。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、ギアボックスと回転電機とを連結するフランジの連結部に下方から大きな外力が入力された場合にも、連結の緩みを抑制できる駆動装置の保護構造を提供することを目的とする。
本発明の一実施態様は、回転電機とギアボックスとを備える駆動装置と、駆動装置の下方に配置されるアンダーカバーと、により構成される駆動装置の保護構造に適用される。回転電機とギアボックスとは、回転電機ハウジングの回転電機フランジと、ギアボックスハウジングのギアボックスフランジとで互いに連結される。回転電機フランジ及びギアボックスフランジは、ギアボックスフランジの下面が回転電機フランジの下面よりも下方側に位置するように形成される。アンダーカバーは、アンダーカバーの材質よりも剛性の高い材質で形成された保護プレートを備える。保護プレートは、回転電機フランジとギアボックスフランジとの連結部の下方側に、連結部に対向して備えられる。
本発明によると、回転電機フランジとギアボックスフランジとの連結部の下方側に保護プレートを備えたので、下方からの外力の入力時に、保護プレートがギアボックスフランジに先当たりして、ギアボックスフランジに入力される荷重の方向と回転電機フランジに入力される荷重の方向とを変化させることができる。これにより、回転電機フランジとギアボックスフランジとの連結部の緩みが抑制される。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態の駆動装置1の保護構造について説明する。
図1は、本実施形態の車両用の駆動装置1の正面図である。本実施形態において、正面とは車両前後方向の前方から駆動装置を観察した場合の向きを表わす。
駆動装置1は、エンジン10と、ギアボックス20と、回転電機としての発電機30と、駆動用モータ40と、を備える。駆動装置1の下方側には、アンダーカバー50が備えられる。
エンジン10は、発電機30を回転駆動することで発電機30を発電する。発電機30が発電した電力は図示しないバッテリに蓄電される。
駆動用モータ40は、車両の駆動力源であり、バッテリの電力の供給を受けて駆動する。
ギアボックス20は複数のギアを有する変速装置である。ギアボックス20は、エンジン10から入力される回転を発電機30に伝達することで、発電機30を発電させる。また、ギアボックス20は、駆動用モータ40から入力される回転を図示しない駆動輪へと伝達することで、車両を駆動する。
駆動用モータ40は、駆動輪の回転による駆動力を受けて発電(回生)を行なう発電機としても機能する。なお、本実施形態の駆動装置1は、車両以外の装置、例えば各種電気機器又は産業機械の駆動装置として用いられてもよい。
駆動装置1において、発電機30は、駆動用モータ40の前方側に、駆動用モータ40よりもやや下方側に配置される。
エンジン10の左上部にはエンジンマウント11が備えられ、駆動用モータ40の右上部には、モータマウント41が備えられる。駆動装置1は、エンジン10、ギアボックス20、発電機30及び駆動用モータ40が一体的にユニットされたものであり、駆動装置1は、これらエンジンマウント11及びモータマウント41を介して、車両に固定されている。エンジンマウント11及びモータマウント41はゴム等の緩衝材を備えているため、車両と駆動装置1との間に伝達する振動や衝撃が緩衝される。
駆動装置1の下方にはアンダーカバー50が備えられている。アンダーカバー50は、樹脂等の材料により、駆動装置1等の車両の下部に配置される各種部品の下面を覆うように形成されている。アンダーカバー50は、後に説明する保護プレート55を備え、駆動装置1を保護する保護部材として機能する。
次に、発電機30とギアボックス20との連結構造について説明する。
ギアボックス20は、複数のギアからなる歯車機構が収容されるギアボックスハウジング21を有する。ギアボックスハウジング21は、内部が空洞の筒形状を有する。ギアボックスハウジング21の両端側には、エンジン10、発電機30及び駆動用モータ40にボルト締めにより連結するためのフランジ部が、その周囲に突設して形成される。本実施形態では、発電機30に対向するフランジ部、つまり図1中の右側のフランジ部を、特にギアボックスフランジ22と呼ぶ。
発電機30は、ロータ、ステータ等からなる回転電機部品を収容する円筒状の発電機ハウジング31を有する。発電機ハウジング31には、その左端部側(ギアボックス側)の周囲に発電機フランジ32が、その周囲に突設して形成されている。
発電機30は、ギアボックス20のギアボックスフランジ22と発電機フランジ32とを当接させた状態でボルトにより締結することにより、ギアボックス20に連結される。発電機30は、車両へと固定するマウントを備えておらず、回転軸方向の一方側(図1中左側)のみがギアボックス20によって支持される、いわゆる片持ち構造となっている。
図2は、ギアボックス20のギアボックスフランジ22のフランジ面を、ギアボックス20の回転軸方向(車両の幅方向)から見た説明図である。
図2に示すように、ギアボックスフランジ22のフランジ面(ハッチングで示す)は、発電機30を固定するための複数のボルトタップ22aを有する。発電機30の発電機フランジ32も同様にボルト穴を有しており、これらボルト穴にボルトを挿通し締結することで、発電機30がギアボックス20に固定される。なお、駆動用モータ40とギアボックス20との固定、及び、エンジン10とギアボックス20との固定も、同様にして行なわれる。
また、図2に示すように、ギアボックス20は、車軸が挿通する車軸孔25を備えている。車軸孔25には、ギアボックス20が有するファイナルギアに図示しない車軸が連結される。
このように構成された駆動装置1において、ギアボックス20と発電機30とは、前述のようにギアボックスフランジ22と発電機フランジ32とで連結されている。ここで、駆動装置1に車両の下方側からの外力が入力された場合を考える。外力とは、例えば路面にある縁石等の障害物が駆動装置1へと衝突した場合に生じる荷重である。
駆動装置1の下方側にはアンダーカバー50が存在するが、アンダーカバー50は樹脂製であり、走行時における砂礫等の衝突による小さな外力に対しては駆動装置1を保護するが、大きな外力を受けた場合には容易に変形する。このため、大きな外力が入力された場合は、その外力は直接的に駆動装置1の下方に入力されることになる。
大きな外力が駆動装置に入力された場合は、その外力による荷重は、エンジンマウント11及びモータマウント41が有する緩衝材により緩衝される。
ところが、この荷重が、ギアボックスフランジ22と発電機フランジ32との連結部35の下面に局所的に入力された場合、次のような問題が発生する。
発電機30は、前述のように片持ち構造であり、荷重の緩衝となるマウントを備えていない。このため、ギアボックスフランジ22と発電機フランジ32との連結部35の下面に入力された荷重は、緩衝されることなく作用し、ギアボックスフランジ22と発電機フランジ32との間でせん断方向の力として作用する。これにより、ギアボックスフランジ22と発電機フランジ32とを固定するボルトに緩みや捻れが生じる場合がある。
ボルトに緩みや捻れが生じた場合は、ギアボックス20に対する発電機30の位置にズレが生じる場合がある。これにより、ギアボックス20と発電機30との回転軸の中心にズレが生じ、動力の伝達に問題が生じる可能性がある。
そこで、本実施形態は、次のような構成によって、大きな外力の入力によってもギアボックス20と発電機30とにズレが生じないように構成した。
図3は、本実施形態のギアボックス20と発電機30との連結部付近の拡大図であり、保護プレート55の説明図である。
ギアボックス20と発電機30との連結部35においては、ギアボックスフランジ22のフランジ面と発電機フランジ32のフランジ面とが互いに接している。このようなギアボックス20と発電機30との連結構造において、ギアボックスフランジ22の底部(下面)が、発電機フランジ32の底部(下面)よりも僅かに下方に位置するように形成されている。すなわち、ギアボックスフランジ22の底部と発電機フランジ32の底部とは面一ではなく、高さ方向の位置が異なるように構成されている。
アンダーカバー50は、駆動装置1の下面を覆うカバー部材であり、ギアボックス20と発電機30との連結部35に対向する位置には、保護プレート55が備えられる。保護プレート55は、車両の前方寄りの位置(図2参照)に配置される。保護プレート55は、アンダーカバー50よりも剛性の高い材質(例えば鋼やステンレス等の金属)で形成されている。保護プレート55は、駆動装置1に対向するアンダーカバー50の上面に、ボルト締結、溶接、リベット留め等の方法により固定される。
図3に示すように、保護プレート55は、ギアボックスフランジ22の下面と発電機フランジ32の下面との双方に対向して備えられる。保護プレート55は、ギアボックスフランジ22と発電機フランジ32との連結方向において、発電機フランジ32に対向して配置され、その長さ(図3中Bで示す)が、発電機フランジ32の長さ(厚さ)(図3中Aで示す)よりもが長く形成されている。
このように、アンダーカバー50に保護プレート55を備えることにより、大きな外力によって、ギアボックスフランジ22と発電機フランジ32との連結部35、特に発電機フランジ32に、に荷重が直接的に入力されることが抑制できる。
図4は、大きな外力がギアボックスフランジ22と発電機フランジ32との連結部35に入力されたときの保護プレート55の挙動の説明図である。
図4に示すように、大きな外力による荷重がギアボックスフランジ22と発電機フランジ32との連結部35に入力された場合、その外力は、まずアンダーカバー50の保護プレート55に入力する。これによりアンダーカバー50が変形し、保護プレート55がギアボックスフランジ22と発電機フランジ32の角部に干渉する。
このとき、ギアボックスフランジ22の下面は発電機フランジ32の下面よりも下方に位置するので、保護プレート55は、ギアボックスフランジ22に先当たりする。そして、外力による荷重によって、図4に示すように、保護プレート55の右側部分(発電機30に対向する部分)がギアボックスフランジ22の角を支点として折れ曲がるように変形する。
変形した保護プレート55の右側部分は、発電機フランジ32の角や、発電機フランジ32よりも右側の発電機ハウジング31対して衝突する。
これにより、大きな外力の入力時に、保護プレート55によって、ギアボックスフランジ22に作用する荷重の方向(図3中一点鎖線矢印で示す)と、発電機フランジ32に作用する荷重の方向(図4中点線矢印で示す)との方向が変化する。このように、連結部35において、ギアボックスフランジ22に入力される荷重の方向と発電機フランジ32に入力される荷重の方向とを変化させることにより、ギアボックスフランジ22と発電機フランジ32との連結部35に、せん断方向の力が加わることが抑制される。
なお、発電機フランジ32とギアボックスフランジ22との連結方向において、発電機フランジ32の長さ(厚さ)(図4中Dで示す)が、ギアボックスフランジ22の長さ(厚さ)(図4中Cで示す)よりも小さく形成されていてもよい。このように構成することにより、荷重により保護プレート55が変形した場合にも、保護プレート55がギアボックスフランジ22に先当たりして、発電機フランジ32に直接当たりにくくなる。これにより、ギアボックスフランジ22と発電機フランジ32との連結部35に、せん断方向の力が加わることが抑制される。
以上説明したように、本実施形態の駆動装置1の保護構造は、発電機(回転電機)30とギアボックス20とを備える駆動装置1と、駆動装置1の下方に配置されるアンダーカバー50と、により構成される。発電機30とギアボックス20とは、発電機ハウジング31の発電機フランジ32と、ギアボックスハウジング21のギアボックスフランジ22とで互いに連結される。発電機フランジ32及びギアボックスフランジ22は、ギアボックスフランジ22の下面が発電機フランジ32の下面よりも下方側に位置するように形成される。アンダーカバー50は、アンダーカバー50の材質よりも剛性の高い材質で形成された保護プレート55を備える。保護プレート55は、発電機フランジ32とギアボックスフランジ22との連結部35の下方側に、連結部35に対向して備えられる。
本実施形態では、このように構成することにより、駆動装置1の下方から大きな外力が入力されたとき、発電機フランジ32の下面よりも下方に配置されたギアボックスフランジ22の下面に保護プレート55が先当たりする。これにより、連結部35において、ギアボックスフランジ22に入力される荷重の方向と発電機フランジ32に入力される荷重の方向とを変化させることができる。従って、ギアボックスフランジ22と発電機フランジ32との間でせん断方向の荷重が直接に加わることを抑制できるので、発電機フランジ32とギアボックスフランジ22とに固定されるボルトに緩みや捻れの発生を抑制し、ギアボックス20と発電機30との間で動力の伝達に問題が発生することを抑制できる。
また、保護プレート55は、発電機フランジ32とギアボックスフランジ22との連結方向において、発電機フランジ32に対向して配置され、発電機フランジ32の長さよりも長く形成される。このように構成することにより、下方からの外力により保護プレート55が発電機フランジ32以外の箇所へと先当たりする。これにより、連結部35において、ギアボックスフランジ22に入力される荷重の方向と発電機フランジ32に入力される荷重の方向とをより確実に変化させることができるので、ギアボックスフランジ22と発電機フランジ32との間でせん断方向の荷重が直接に加わることを抑制できる。
次に、本発明の実施形態の変形例を説明する。
図5は、本実施形態の変形例の保護プレート55の説明図であり、図3に対応するものである。
図5に示す変形例では、発電機ハウジング31には、発電機フランジ32とは異なる位置において、保護プレート55に向かって延設される突起部38が形成されている。突起部38は、発電機ハウジング31の下面から下方に延設された突起として構成され、保護プレート55に対向する位置に配置される。
突起部38の下端面は、発電機フランジ32の下面よりも下方側に延設して配置され、ギアボックスフランジ22の下端面と同一かやや上側に位置している。
すなわち、本実施形態の変形例は、発電機ハウジング31は、発電機フランジ32とは異なる位置であって、保護プレート55と対向する位置において、発電機ハウジング31の下面から下方側に延設された突起部38を備える。
このような構成によって、大きな外力の入力時に、ギアボックスフランジ22及び突起部38の双方に保護プレート55が先当たりし、発電機フランジ32に対しては荷重が直接的に入力されない。これにより、連結部35において、ギアボックスフランジ22に入力される荷重の方向と発電機フランジ32に入力される荷重の方向とを変化させることにより、ギアボックスフランジ22と発電機フランジ32との連結部35に、せん断方向の力が加わることが抑制される。
図6は、本実施形態の他の変形例の保護プレート55の説明図であり、図3に対応するものである。
図6に示す別の変形例では、保護プレート55は、ギアボックスフランジ22に対向する箇所が、発電機フランジ32に対向する箇所よりも近接した近接部55aを有する。近接部55aは、板圧方向に厚みが大きく形成されている。すなわち、本実施形態の他の変形例では、保護プレート55は、正面から観察したときに、ギアボックスフランジ22に対向する箇所の板厚が、発電機フランジ32に対向する箇所の板厚よりも大きく形成された近接部55aを備える。つまり、保護プレート55の近接部55aは、ギアボックスフランジ22との距離が、発電機フランジ32との距離よりも小さい。
このように構成された本実施形態の他の変形例では、大きな外力の入力時に、保護プレート55の近接部55aがギアボックスフランジ22に先当たりし、保護プレート55のその他の部分は、図4に示したのと同様に変形して、発電機フランジ32の角や発電機ハウジング31へと衝突する。これにより、連結部35において、ギアボックスフランジ22に入力される荷重の方向と発電機フランジ32に入力される荷重の方向とを変化させることにより、ギアボックスフランジ22と発電機フランジ32との連結部35に、せん断方向の力が加わることが抑制される
以上、本発明の実施形態及び変形例は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
前述した本実施形態では、発電機30の下方で車両の前方側に保護プレート55を配置したが、発電機30の下方で車両の後方側に保護プレート55を配置してもよい。さらに、ギアボックスフランジ22と発電機フランジ32の底面が車両前後方向で高さが均一でない(傾斜している)場合は、最も低い位置に保護プレート55を配置してもよい。保護プレート55を車両の前方側に配置した場合は、主に車両が前進するときに入力される荷重を保護する。保護プレート55を車両の後方側に配置した場合は、主に車両が後退するときに入力される荷重を保護する。またさらに、保護プレート55を、発電機30の前後方向に渡って配置してもよい。
Claims (6)
- 回転電機及びギアボックスを備える駆動装置と、前記駆動装置の下方に配置されるアンダーカバーと、により構成される駆動装置の保護構造であって、
前記回転電機と前記ギアボックスとは、回転電機ハウジングの回転電機フランジと、ギアボックスハウジングのギアボックスフランジとで互いに連結され、
前記回転電機フランジ及び前記ギアボックスフランジは、前記ギアボックスフランジの下面が前記回転電機フランジの下面よりも下方側に位置するように形成され、
前記アンダーカバーは、前記アンダーカバーの材質よりも剛性の高い材質で形成された保護プレートを備え、
前記保護プレートは、前記回転電機フランジと前記ギアボックスフランジとの連結部の下方側に、前記連結部に対向して備えられる
駆動装置の保護構造。 - 請求項1に記載の駆動装置の保護構造であって、
前記保護プレートは、前記回転電機フランジと前記ギアボックスフランジとの連結方向において、前記回転電機フランジに対向して配置され、前記回転電機フランジの長さよりも長く形成される
駆動装置の保護構造。 - 請求項1または2に記載の駆動装置の保護構造であって、
前記回転電機フランジと前記ギアボックスフランジとの連結方向において、前記回転電機フランジの長さが、前記ギアボックスフランジの長さよりも小さく形成される
駆動装置の保護構造。 - 請求項1から3のいずれか一つに記載の駆動装置の保護構造であって、
前記回転電機ハウジングは、前記回転電機フランジとは異なる位置であって、前記保護プレートと対向する位置において、前記回転電機ハウジングの下面から下方側に延設された突起部を備える
駆動装置の保護構造。 - 請求項1から4のいずれか一つに記載の駆動装置の保護構造であって、
前記保護プレートは、前記ギアボックスフランジに対向する箇所の板厚が、前記回転電機フランジに対向する箇所の板厚よりも大きい
駆動装置の保護構造。 - 請求項5に記載の駆動装置の保護構造であって、
前記保護プレートは、前記ギアボックスフランジとの距離が、前記回転電機フランジとの距離よりも小さい
駆動装置の保護構造。
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