JP7182414B2 - シール部材およびコネクタ組立体 - Google Patents
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Description
この種のシール部材において、シール部材の延長方向に沿ってリップを形成し、リップを被接触部品と密着させることで防水性を向上させる構成が知られている(例えば、特許文献1)。
上記の反力が小さいとシール部材のリップと被接触部品との密着が不十分となって、シール部材による防水性が低下するおそれがある一方、上記の反力が大きいと電気コネクタおよび電気コネクタが実装された基板への負荷が大きくなる。
横断面における一対のリップ部の頂点は、本体部よりも外側に位置していてもよい。
横断面における一対のリップ部の頂点の間隔は、本体部の幅より大きく設定されていてもよい。
また、易変形部は、本体部の他面側において本体部の側面に突出する第2フランジ部をさらに有していてもよい。
また、シール部材は、第1フランジ部および第2フランジ部に接続されたリブをさらに備えていてもよい。
また、シール部材の全体形状がU字状であってもよい。
本発明のコネクタ組立体は、電気コネクタと、電気コネクタに取り付けられた上記のシール部材と、を備える。
本実施形態のシール部材10は、電気コネクタ30(図4参照)と電子機器のケース50(図6参照)との間の防水のために使用される。なお、本実施形態の各要素における幅方向X、高さ方向Yおよび厚さ方向Zは、図中に示すように定義する。
シール部材10は、図4、図5、図6に示すように、電気コネクタ30の側面部30aおよび底面部30bにわたって取り付けられる。そして、図6(b)に示すように、シール部材10は、電子機器のケース50に電気コネクタ30を取り付けるときに、ケース50および電気コネクタ30の間に配置される。
図2においては、溝17の横断面が略V字状に形成されている例を示す。しかし、溝17の横断面は、例えばC字状、U字状、半円状等の他の形状であってもよい。
なお、リブ18の形状は折線状に限定されず、例えば円弧状などの湾曲した形状であってもよい。
第1要素18aおよび第2要素18bがそれぞれ高さ方向Yに対して傾いているため、リブ18が高さ方向Yの荷重をうけると、第1要素18aおよび第2要素18bが倒れやすい。そのため、シール部材10が高さ方向Yに圧縮されると、第1フランジ部12および第2フランジ部13が溝17の内側に向けて撓む変形に伴って、リブ18は、第1要素18aと第2要素18bのなす角度が次第に小さくなって閉じるように変形する。リブ18は折り曲げられていることから、第1フランジ部12および第2フランジ部13よりも変形しやすく、第1フランジ部12および第2フランジ部13の変形を妨げない。
また、本実施形態において、各々のリップ部15の横断面は二等辺三角形状をなしており、その底辺部分が第1フランジ部12に接続されている。なお、リップ部15の横断面は、二等辺三角形状に限定されることなく、例えば、不等辺三角形状などの他の形状であってもよい。
そのため、厚さ方向Zにおいて、一対のリップ部15の頂点15aの間隔L1は、本体部11の幅L2より大きく設定される(L1>L2)。
本実施形態の電気コネクタ30は、厚さ方向Zをコネクタ嵌合方向として、不図示の相手コネクタと嵌合する雄コネクタである。
図6(a),(b)に示すように、電気コネクタ30は、電子機器に実装される配線基板52の縁部に取り付けられる。
本実施形態のケース50は、図6(a),(b)に示すように、図中上面側が開口した箱体であり、ケース50の内部には、配線基板52を収容することができる。ケース50の上面は蓋51により閉塞される。本実施形態のケース50および蓋51は、例えばアルミニウム合金等の金属材料で形成されるが、樹脂材料の射出成形によってケース50および蓋51を形成してもよい。
ケース50に配線基板52を収容するときには、コネクタ組立体40を図6の上側から切り欠き50aに係合させて電気コネクタ30の正面側をケース50の外部に露出させることができる。このとき、コネクタ組立体40とケース50の切り欠き50aとの間は、電気コネクタ30に取り付けられたシール部材10によって防水性が確保される。
電子機器の組み立てでは、ケース50内に配線基板52を配置する。このとき、配線基板52に取り付けられたコネクタ組立体40をケース50の切り欠き50aに挿入する。
切り欠き50aの形状は、間口側が広く奥行側が狭い逆台形状である。したがって、切り欠き50aの間口にコネクタ組立体40のシール部材10を干渉させずに、電気コネクタ30を切り欠き50aに挿入できる。これにより、コネクタ組立体40を切り欠き50aに容易に配置できる。
ケース50に蓋51を取り付けると、コネクタ組立体40が蓋51に押されて切り欠き50aに押し込まれる。これにより、電気コネクタ30の底面部30bおよび側面部30aにおいては、シール部材10が以下のように変形する。
図10の状態においては、第1フランジ部12と第2フランジ部13を合わせた高さ方向Yの寸法よりも、本体部11の高さ方向Yの寸法が大きい。よって、電気コネクタ30をケース50に近づけるように変位させると、本体部11がこの変位による荷重を受けて圧縮変形する。これにより、シール部材10の一対のリップ部15がいずれも外側に開いてケース50と接触し、シール部材10の第2フランジ部13がコネクタ組立体40の係合凸部34と接触する。このとき、本体部11が高さ方向Yに圧縮変形されることで、リップ部15がケース50に密着し、第2フランジ部13が係合凸部34と密着する。これにより、ケース50と電気コネクタ30との間の防水性が確保される。
シール部材10が図中上側から押されると、シール部材10が図中下側に移動することで、電気コネクタ30の側面部30aにおいてシール部材10と切り欠き50aとの間隔が小さくなる。これにより、電気コネクタ30の側面部30aにおいてもシール部材10が切り欠き50aに押し付けられて、底面部30bと同様にシール部材10が変形する。
本実施形態におけるシール部材10のリブ18は、シール部材10の端部から底面部10bに向けて、アーム部10aにおけるリブ18の折れ曲がる方向が揃えられている。つまり、電気コネクタ30の側面部30aにおいて、各々のリブ18はシール部材10が押し込まれる方向である図中下側に折れ曲がりやすい。そのため、電気コネクタ30の側面部30aにおいては、リブ18の折れ曲がりやすい方向とシール部材10が押し込まれる方向が一致するため、シール部材10が押し込まれたときに、アーム部10aのリブ18が折れ曲がりやすい。
以下、本実施形態のシール部材10の効果を述べる。
本実施形態のシール部材10は、ケース50にリップ部15が接してから第1フランジ部12、第2フランジ部13の変形が限界に達するまでは、リップ部15、第1フランジ部12および第2フランジ部13が本体部11より先行して変形する。シール部材10のリップ部15、第1フランジ部12および第2フランジ部13は、変形しやすいので、シール部材10に生ずる反力は小さい。よって、コネクタ組立体40をケース50に取り付ける作業に必要な力を抑えることができる。
また、シール部材10に生ずる反力の大きさを、リブ18の形状および寸法で微調整することもできる。
また、上記実施形態においてシール部材10の溝17にリブ18を設けなくともよい。
10a アーム部
10b 底面部
11 本体部
12 第1フランジ部(易変形部)
13 第2フランジ部(易変形部)
14 鍔部
14a 受け孔
14b スリット
14c 支持壁
14d 案内溝
15 リップ部
15a 頂点
16 係合凹部
17 溝
18 リブ
18a 第1要素
18b 第2要素
18c 折曲部
30 電気コネクタ
30a 側面部
30b 底面部
30c 上面部
31 ハウジング
31a ねじ穴
32 シール保持部
33 雄コンタクト
34 係合凸部
35 ピン
36 突起
40 コネクタ組立体
50 ケース
50a 切り欠き
50b 上面
51 蓋
52 配線基板
53 防水層
Claims (7)
- 圧縮荷重を受けて弾性変形するシール部材であって、
本体部と、
前記本体部と一体に形成され、前記本体部よりも変形しやすい易変形部と、
前記シール部材の前記圧縮荷重が作用する荷重方向の一面側に形成される一対のリップ部と、を備え、
横断面における一対の前記リップ部の頂点は、前記本体部よりも外側に位置し、
一対の前記リップ部に作用する前記圧縮荷重は、前記易変形部に作用する、
ことを特徴とするシール部材。 - 前記易変形部は、前記本体部の一面側において前記本体部の側面に突出する第1フランジ部を有し、
前記第1フランジ部は、前記本体部よりも前記荷重方向の寸法が薄く形成されている、請求項1に記載のシール部材。 - 横断面における一対の前記リップ部の頂点の間隔は、前記本体部の幅より大きく設定される、請求項1または請求項2に記載のシール部材。
- 前記易変形部は、前記本体部の他面側において前記本体部の側面に突出する第2フランジ部をさらに有する、
請求項2に記載のシール部材。 - 前記第1フランジ部および前記第2フランジ部に接続されたリブをさらに備える請求項4に記載のシール部材。
- 全体形状がU字状である請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のシール部材。
- 電気コネクタと、
前記電気コネクタに取り付けられた請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のシール部材と、
を備えることを特徴とするコネクタ組立体。
Priority Applications (4)
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Citations (4)
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JP2013522846A (ja) | 2010-03-19 | 2013-06-13 | アップル インコーポレイテッド | ポータブル電子デバイス用の密閉型コネクタ |
JP2015220171A (ja) | 2014-05-20 | 2015-12-07 | 矢崎総業株式会社 | 防水栓 |
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