JP7182030B2 - 金属張積層体の製造方法 - Google Patents
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Description
〔態様1〕
複数の金属張積層体を製造する方法であって、
一対の加圧ロール(r1,r2)にそれぞれ接する一対の保護材(C1,C2)を介して積層体材料を導入し、前記加圧ロールで積層体材料を熱圧着する工程であって、前記積層体材料は、前記一対の保護材(C1,C2)にそれぞれ接する一対の最外層金属箔(M1,M2)と、少なくとも一対の熱可塑性液晶ポリマーフィルム(F,F)とで少なくとも構成され、
前記積層体材料中で前記少なくとも一対の熱可塑性液晶ポリマーフィルム(F,F)が互いに接した状態で積層体材料を熱圧着する、熱圧着工程と、
前記熱圧着工程後に前記少なくとも一対の熱可塑性液晶ポリマーフィルム(F,F)間を分離する、熱可塑性液晶ポリマーフィルム分離工程と、
を少なくとも備える金属張積層体の製造方法。
〔態様2〕
態様1に記載の金属張積層体の製造方法であって、
前記熱圧着工程において、前記積層体材料中で少なくとも一対の金属箔(M,M)が互いに接した状態で積層体材料の熱圧着を行い、
前記熱圧着工程後に互いに接する前記少なくとも一対の金属箔(M,M)間を分離する、金属箔分離工程を備える、
金属張積層体の製造方法。
〔態様3〕
態様1または2に記載の金属張積層体の製造方法であって、前記一対の加圧ロール(r1,r2)に前記一対の保護材(C1,C2)を介して導入される積層体材料が、以下の(i)~(vi)のいずれかの順の配置である、金属張積層体の製造方法。
(i)r1/C1/M1/F/F/M2/C2/r2
(ii)r1/C1/M1/F/F/M/M/F/M2/C2/r2
(iii)r1/C1/M1/F/M/M/F/F/M/M/F/M2/C2/r2
(iv)r1/C1/M1/F/F/M/M/F/F/M2/C2/r2
(v)r1/C1/M1/F/F/M/M/F/F/M/M/F/M2/C2/r2
(vi)r1/C1/M1/F/M/M/F/F/M/M/F/F/M/M/F/M2/C2/r2
(ここで、r1,r2:加圧ロール、C1,C2:保護材、M1,M2:最外層金属箔、F:熱可塑性液晶ポリマーフィルム、M:金属箔を示す)
〔態様4〕
態様1~3のいずれか一態様に記載の製造方法であって、前記一対の熱可塑性液晶ポリマーフィルム(F,F)の少なくとも一方が、平面方向の結晶配向度fpが厚さ方向の結晶配向度fvよりも小さい熱可塑性液晶ポリマーフィルムである、金属張積層体の製造方法。
〔態様5〕
態様1~4のいずれか一態様に記載の製造方法であって、熱圧着温度が、前記積層体材料中の熱可塑性液晶ポリマーフィルムのうち最も低い融点を有する熱可塑性液晶ポリマーフィルムの融点(TmL)に対して、(TmL-120)℃~(TmL)℃の範囲(好ましくは(TmL-100)℃~(TmL)℃の範囲)である、金属張積層体の製造方法。
〔態様6〕
態様1~5のいずれか一態様に記載の製造方法であって、熱圧着後の熱可塑性液晶ポリマーフィルム(F)と熱可塑性液晶ポリマーフィルム(F)との剥離強度が0.3kN/m以下(好ましくは0.2kN/m以下、より好ましくは0.1kN/m以下)である、金属張積層体の製造方法。
〔態様7〕
態様1~6のいずれか一態様に記載の製造方法であって、前記積層体材料中で互いに接する熱可塑性液晶ポリマーフィルムの融点の差が、0~70℃の範囲(好ましくは0~60℃の範囲、より好ましくは0~50℃の範囲)である、金属張積層体の製造方法。
〔態様8〕
態様1~7のいずれか一態様に記載の製造方法であって、保護材(C1)および/または保護材(C2)が、耐熱性樹脂フィルム、耐熱性複合フィルム、および耐熱性不織布からなる群より選ばれた保護材である(好ましくは、保護材(C1)および保護材(C2)が、それぞれ耐熱性樹脂フィルム、耐熱性複合フィルム、および耐熱性不織布からなる群より選ばれた保護材である)、金属張積層体の製造方法。
本発明の製造方法に用いられる熱可塑性液晶ポリマーフィルムは、溶融成形できる液晶性ポリマーから形成される。この熱可塑性液晶ポリマーは、光学的に異方性の溶融相を形成し得るポリマーであって、溶融成形できる液晶性ポリマーであれば特にその化学的構成については限定されるものではないが、例えば、熱可塑性液晶ポリエステル、またはこれにアミド結合が導入された熱可塑性液晶ポリエステルアミド等を挙げることができる。
本発明の製造方法に用いられる金属箔としては、特に制限はなく、例えば、金、銀、銅、鉄、ニッケル、アルミニウムまたはこれらの合金金属等であってもよく、導電性、取り扱い性、及びコスト等の観点から、銅箔やステンレス箔が好ましい。なお、銅箔としては、圧延法や電解法によって製造されるものを使用することができる。
本発明の製造方法に用いられる保護材としては、熱圧着後に隣接する金属箔から容易に剥離することができ、耐熱性を有する限り特に限定されず、非熱可塑性のポリイミドフィルムやアラミドフィルム、テフロン(登録商標)フィルム等の耐熱性樹脂フィルム;耐熱性複合フィルム(例えば、複数の耐熱性樹脂フィルムからなる複合フィルム、金属箔と耐熱性樹脂フィルムからなる複合フィルム);アルミニウム箔やステンレス箔等の金属箔;および、耐熱性繊維(例えば、耐熱性樹脂繊維、金属繊維)で構成された耐熱性不織布等が挙げられる。これらの保護材は、単独でまたは二種以上組み合わせて使用してもよい。
これらの保護材のうち、耐熱性および反発弾性に優れる観点から、耐熱性樹脂フィルム、耐熱性複合フィルム、および耐熱性不織布が好ましい。
本発明の金属張積層体の製造方法は、
一対の加圧ロール(r1,r2)にそれぞれ接する一対の保護材(C1,C2)を介して積層体材料を導入し、前記加圧ロールで積層体材料を熱圧着する工程であって、前記積層体材料は、前記一対の保護材(C1,C2)にそれぞれ接する一対の最外層金属箔(M1,M2)と、少なくとも一対の熱可塑性液晶ポリマーフィルム(F,F)とで少なくとも構成され、前記積層体材料中で前記少なくとも一対の熱可塑性液晶ポリマーフィルム(F,F)が互いに接した状態で積層体材料を熱圧着する、熱圧着工程と、
前記熱圧着工程後に前記少なくとも一対の熱可塑性液晶ポリマーフィルム(F,F)間を分離する、熱可塑性液晶ポリマーフィルム分離工程と、
を少なくとも備える。
(i)金属箔巻き出しロールから巻き出される一対の最外層金属箔(M1,M2)は、積層体材料中でそれぞれ最外層を形成し、一対の保護材(C1,C2)にそれぞれ接する。
(ii)熱可塑性液晶ポリマーフィルム巻き出しロールから巻き出される一対の熱可塑性液晶ポリマーフィルム(F,F)は、積層体材料中で少なくとも互いに接する部分を有する。
(i)r1/C1/M1/F/F/M2/C2/r2
(ii)r1/C1/M1/F/F/M/M/F/M2/C2/r2
(iii)r1/C1/M1/F/M/M/F/F/M/M/F/M2/C2/r2
(iv)r1/C1/M1/F/F/M/M/F/F/M2/C2/r2
(v)r1/C1/M1/F/F/M/M/F/F/M/M/F/M2/C2/r2
(vi)r1/C1/M1/F/M/M/F/F/M/M/F/F/M/M/F/M2/C2/r2
f=(180-H)/180 (1)
式中、Hは半価幅である。
また、半価幅Hは、広角X線回折測定による回折角2θ=15°~30°(例えば、約20°付近((110)面))を円環積分して得られる強度分布のピークの半価幅であってもよい。
図1に示すように、第1の実施形態では、一対の加圧ロール(r1,r2)の上流側に、一対の保護材(C1,C2)を巻き出す保護材巻き出しロール11,11、一対の最外層金属箔(M1,M2)を巻き出す金属箔巻き出しロール12,12、および一対の熱可塑性液晶ポリマーフィルム(F,F)を巻き出す熱可塑性液晶ポリマーフィルム巻き出しロール13,13を準備する。
または、一対の分離ロールの間を通過させて、(i)、(ii)および(iii)のうちのいずれか二つを一度に行ってもよく、残りの分離を単独の分離ロールにより段階的に行ってもよく、単独の分離ロールにより段階的に分離を行い、続いて、一対の分離ロールの間を通過させて残りの分離を行ってもよい。
示差走査熱量計(株式会社島津製作所製)を用いて、熱可塑性液晶ポリマーフィルムから所定の大きさをサンプリングして試料容器に入れ、室温から400℃まで10℃/minの速度で昇温した際に現れる吸熱ピークの位置を熱可塑性液晶ポリマーフィルムの融点Tmとした。
膜厚は、デジタル厚み計(株式会社ミツトヨ製)を用い、得られたフィルムをTD方向に1cm間隔で測定し、中心部および端部から任意に選んだ10点の平均値を膜厚とした。
理学電機株式会社製回転対陰極X線回折装置Ru-200を用い、X線出力は、電圧40kV、電流100mA、ターゲットCuKα(λ=1.5405A)を用いて以下のように測定した。まず、熱可塑性液晶ポリマーフィルムをMD方向に切り出し、サンプルホルダーに取り付け、平面方向の結晶配向度fpについてはThrough方向からX線を入射させ、厚さ方向の結晶配向度fvについてはEdge方向からX線を入射させ、イメージングプレートに回折像を露光した。そして、得られた回折像について、厚さ方向および平面方向(MD方向)のそれぞれを配向分布曲線に変換し、円周方向β角に対する回折強度の曲線において、約20°付近((110)面)を円環積分して得られる強度分布のピークの半価幅Hから結晶配向度f(平面方向の結晶配向度fpおよび厚さ方向の結晶配向度fv)を以下の式(1)より算出した。
f=(180-H)/180 (1)
得られた金属張積層体を目視により観察し、長さ20m以上において、しわ、スジ、変形、ふくれ、未着部分が観察されないものをA、観察されたものをBとして評価した。
熱可塑性液晶ポリマーフィルム(株式会社クラレ製、「ベクスター」(登録商標)、融点310℃、厚み25μm)、金属箔として電解銅箔(福田金属箔粉工業株式会社製、「CF-H9A-DS-HD2」、厚み12μm)、および保護材としてポリイミドフィルム(株式会社カネカ製、「アピカルNPI」、厚み75μm)をそれぞれ巻き出しロールとして準備した。なお、熱可塑性液晶ポリマーフィルムの平面方向の結晶配向度fpは0.65であり、厚さ方向の結晶配向度fvは0.80であった。これらの巻き出しロールを図1に示すように、一対の熱可塑性液晶ポリマーフィルム(F,F)、一対の電解銅箔(M1,M2)、および一対のポリイミドフィルム(C1,C2)が、一対の加圧ロール(r1,r2)間で、r1/C1/M1/F/F/M2/C2/r2の順となるように各巻き出しロールを配置した。
熱可塑性液晶ポリマーフィルム(株式会社クラレ製、「ベクスター」(登録商標)、融点310℃、厚み100μm)、金属箔として電解銅箔(福田金属箔粉工業株式会社製、「CF-H9A-DS-HD2」、厚み12μm)、および保護材としてポリイミドフィルム(株式会社カネカ製、「アピカルNPI」、厚み75μm)をそれぞれ巻き出しロールとして準備した。なお、熱可塑性液晶ポリマーフィルムの平面方向の結晶配向度fpは0.60であり、厚さ方向の結晶配向度fvは0.70であった。これらの巻き出しロールを図1に示すように、一対の熱可塑性液晶ポリマーフィルム(F,F)、一対の電解銅箔(M1,M2)、および一対のポリイミドフィルム(C1,C2)が、一対の加圧ロール(r1,r2)間で、r1/C1/M1/F/F/M2/C2/r2の順となるように各巻き出しロールを配置した。
熱可塑性液晶ポリマーフィルム(株式会社クラレ製、「ベクスター」(登録商標)、融点310℃、厚み100μm)、電解銅箔、およびポリイミドフィルムの各巻き出しロールを、r1/M/F/C/F/M/r2の順となるように配置し、加圧ロールを通過させた以外は、実施例2と同様に熱圧着を行い、熱圧着後、分離ロールで積層体からポリイミドフィルム(C)を分離し、2つの片面銅張積層体F/Mを作製した。得られた銅張積層体について、外観評価結果を表7に示す。
熱可塑性液晶ポリマーフィルム(株式会社クラレ製、「ベクスター」(登録商標)、融点310℃、厚み100μm)、電解銅箔、およびポリイミドフィルムの各巻き出しロールを、r1/C1/F/M/M/F/C2/r2の順となるように配置し、加圧ロールを通過させた以外は、実施例2と同様に熱圧着を行い、一対の加圧ロール(r1,r2)を通過後、当該一対の加圧ロール(r1,r2)を用いて、一対のポリイミドフィルム(C1,C2)を分離するとともに、一対の電解銅箔(M,M)間を分離し、2つの片面銅張積層体(MF,MF)を得て、巻き取りロールでそれぞれ巻き取った。得られた銅張積層体について、外観評価結果表7に示す。
12・・・金属箔巻き出しロール
13・・・熱可塑性液晶ポリマーフィルム巻き出しロール
21・・・ガイドロール
31・・・保護材巻き取りロール
32・・・金属張積層体巻き取りロール
41,42,43・・・分離ロール
r1,r2・・・加圧ロール
C1,C2・・・保護材
M1,M2・・・最外層金属箔
F・・・熱可塑性液晶ポリマーフィルム
M・・・金属箔
M1F,M2F,MF,M2FM・・・金属張積層体
Claims (8)
- 複数の金属張積層体を製造する方法であって、
一対の加圧ロール(r1,r2)にそれぞれ接する一対の保護材(C1,C2)を介して積層体材料を導入し、前記加圧ロールで積層体材料を熱圧着する工程であって、前記積層体材料は、前記一対の保護材(C1,C2)にそれぞれ接する一対の最外層金属箔(M1,M2)と、少なくとも一対の熱可塑性液晶ポリマーフィルム(F,F)とで少なくとも構成され、
前記積層体材料中で前記少なくとも一対の熱可塑性液晶ポリマーフィルム(F,F)が互いに接した状態で積層体材料を熱圧着する、熱圧着工程と、
前記熱圧着工程後に前記少なくとも一対の熱可塑性液晶ポリマーフィルム(F,F)間を分離する、熱可塑性液晶ポリマーフィルム分離工程と、
を少なくとも備える金属張積層体の製造方法。 - 請求項1に記載の金属張積層体の製造方法であって、
前記熱圧着工程において、前記積層体材料中で少なくとも一対の金属箔(M,M)が互いに接した状態で積層体材料の熱圧着を行い、
前記熱圧着工程後に互いに接する前記少なくとも一対の金属箔(M,M)間を分離する、金属箔分離工程を備える、
金属張積層体の製造方法。 - 請求項1または2に記載の金属張積層体の製造方法であって、前記一対の加圧ロール(r1,r2)に前記一対の保護材(C1,C2)を介して導入される積層体材料が、以下の(i)~(vi)のいずれかの順の配置である、金属張積層体の製造方法。
(i)r1/C1/M1/F/F/M2/C2/r2
(ii)r1/C1/M1/F/F/M/M/F/M2/C2/r2
(iii)r1/C1/M1/F/M/M/F/F/M/M/F/M2/C2/r2
(iv)r1/C1/M1/F/F/M/M/F/F/M2/C2/r2
(v)r1/C1/M1/F/F/M/M/F/F/M/M/F/M2/C2/r2
(vi)r1/C1/M1/F/M/M/F/F/M/M/F/F/M/M/F/M2/C2/r2
(ここで、r1,r2:加圧ロール、C1,C2:保護材、M1,M2:最外層金属箔、F:熱可塑性液晶ポリマーフィルム、M:金属箔を示す) - 請求項1~3のいずれか一項に記載の製造方法であって、前記一対の熱可塑性液晶ポリマーフィルム(F,F)の少なくとも一方が、平面方向の結晶配向度fpが厚さ方向の結晶配向度fvよりも小さい熱可塑性液晶ポリマーフィルムである、金属張積層体の製造方法。
- 請求項1~4のいずれか一項に記載の製造方法であって、熱圧着温度が、前記積層体材料中の熱可塑性液晶ポリマーフィルムのうち最も低い融点を有する熱可塑性液晶ポリマーフィルムの融点(TmL)に対して、(TmL-120)℃~(TmL)℃の範囲である、金属張積層体の製造方法。
- 請求項1~5のいずれか一項に記載の製造方法であって、熱圧着後の熱可塑性液晶ポリマーフィルム(F)と熱可塑性液晶ポリマーフィルム(F)との剥離強度が0.3kN/m以下である、金属張積層体の製造方法。
- 請求項1~6のいずれか一項に記載の製造方法であって、前記積層体材料中で互いに接する熱可塑性液晶ポリマーフィルムの融点の差が、0~70℃の範囲である、金属張積層体の製造方法。
- 請求項1~7のいずれか一項に記載の製造方法であって、保護材(C1)および/または保護材(C2)が、耐熱性樹脂フィルム、耐熱性複合フィルム、および耐熱性不織布からなる群より選ばれた保護材である、金属張積層体の製造方法。
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