JP7178100B2 - アスベスト含有塗膜除去装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンクリート壁面にアスベスト含有仕上げ塗材を吹付け工法やローラ等の器具を用いて塗る工法によって施工したアスベスト含有塗膜を除去するアスベスト含有塗膜除去方法及びアスベスト含有塗膜除去装置に関する。
1975年以前に建設された建築物では、その天井、壁、床などの壁面の塗材にアスベスト(石綿)が使用されていた。アスベストを吸い込むと悪性中皮腫の原因となるため、壁面にアスベストを使用した建築物は、解体工事時・改修工事時に壁面に吹付け工法やローラ等の器具を用いて塗る工法によって施工されているアスベスト含有仕上げ塗材を除去する処理が行われている(たとえば、特許文献1)。
なお、本願において、壁面にアスベスト含有仕上げ塗材を吹付け工法やローラ等の器具を用いて塗る工法によって施工することを「塗布」という。
特開2000-202777号公報
特許文献1の塗膜剥離用サンダー刃(研削砥石)は、コンクリート壁に塗布される塗料(塗膜)を剥離するものである。特許文献1の塗膜剥離用サンダー刃は、ディスクサンダーに装着して用いられ、モルタル仕上げ面に塗布した塗料の塗膜を回転しながら剥離する塗膜剥離用サンダー刃であって、中心部に前記ディスクサンダーに装着するための取付穴を有する円板状の基板と、前記基板の表面に固着され、前記塗膜を研削する多数のダイヤモンド粒を混在させた複数枚のチップと、前記複数枚のチップを形成した前記基板のチップ形成部の径方向内側に形成した複数個の貫通開口とを備え、前記複数枚のチップは、前記基板の周方向に均一なピッチで配置されると共に、それぞれ回転方向に対し径方向外側が先行し径方向内側が後行するように傾いて配設されているものである。これにより、チップの目詰まりを抑制することができると共に、塗膜の混入した研削粉が飛散するのを有効に防止することができる。
また、特許文献1の上記塗膜剥離用サンダー刃を備えた塗膜剥離装置は、塗膜剥離用サンダー刃と、前記塗膜剥離用サンダー刃を回転自在に装着したディスクサンダーと、前記ディスクサンダーに取り付けられ、前記チップ側の面を除いて前記塗膜剥離用サンダー刃の外側を覆う集塵カバーと、前記集塵カバーに連通する集塵機とを備えるものである。これにより、塗膜の混入した研削粉を外部に飛散させることなく、集塵できる。
しかし、コンクリート壁面の表面は凹凸があり、凹部分に入り込んだアスベスト含有塗膜(アスベスト含有仕上げ塗材)を取り残しなく除去するには、コンクリート表面の凹部分が無くなるまでコンクリートを削る必要があった(図4)。ディスクサンダーの刃を用いてコンクリートを研削する作業は、コンクリートの研削に時間がかかり、また、ディスクサンダーの刃も摩耗し作業時に交換が必要となることから、除去作業時間が延び、工期が長引くとコストがかかるおそれがあった。また、コンクリート壁面の塗膜がアスベストを含有するものである場合、作業者の曝露時間増え作業者の安全性を確保することが困難である、といった問題があった。
本発明は、上記問題を解決するために、コンクリート壁面に塗布されたアスベスト含有塗膜を短時間で取り残しなく除去するアスベスト含有塗膜除去方法及びアスベスト含有塗膜除去装置を提供することを目的とするものである。
本発明のアスベスト含有塗膜除去装置は、コンクリート壁面に塗布されたアスベスト含有塗膜を剥離する研削砥石を備えるディスクグラインダーであって、コンクリート壁面に当接させる研削砥石を旋回させるディスク状の回転体と、回転体を駆動させる回転体駆動部と、回転体駆動部を稼働するエアーモーターと、回転体駆動部を収める筐体と、筐体の外部に配置する高圧水発生装置から供給される高圧水を回転体駆動部の内部を介して回転体中央部に導水するものであって、高圧水を回転体中央部からコンクリート壁面に向けて噴射する高圧水噴射ノズルを設ける高圧水供給管と、回転体を上方から覆い、剥離されたアスベスト含有塗膜が外部に飛散することを防止するカバー部とを備え、研削砥石の旋回と高圧水の噴射によりンクリート壁面に塗布されたアスベスト含有塗膜を除去するようにしたものである。
また、カバー部に形成する汚泥水の吸入口と、エアーモーターの排気を用いて吸入口からカバー部内の汚泥水を吸い込むエジェクター部と、エジェクター部の吐出口に取り付けられる吸引ホースと、外気をカバー部内部に導入させる、コンクリート壁面に接するカバー部の外縁を形成するブラシとを設けるようにしたものである。
本発明は、コンクリート壁面に塗布されているアスベスト含有塗膜を研削砥石と高圧水とを併用して除去するものである。これにより、研削砥石による塗膜除去よりも短い時間でコンクリート壁面の塗膜を除去することができることから、除去作業時間を短縮でき、アスベストの曝露を防止し作業員の安全性を確保することができる。また、研削砥石による塗膜除去において生じる塗膜の取り残しも防止できる。
本発明のアスベスト含有塗膜除去方法による塗膜除去工程を表わす図である。 本発明のアスベスト含有塗膜除去装置の内部構造の概要を表わす端面図である。 本発明のアスベスト含有塗膜除去装置の研削砥石を旋回させる回転体の底面図である。 従来の塗膜除去方法による塗膜除去工程を表わす図である。
本発明は、コンクリート壁面のアスベスト含有塗膜を取り残しせず短時間で除去することを実現するものである。
本発明のアスベスト含有塗膜除去方法について、図1に基づいて説明する。図1は、本発明のアスベスト含有塗膜除去方法による塗膜除去工程を表わす図であり、図(a)はコンクリート壁面を示す図、図(b)はコンクリート壁面の塗膜を剥離した状態を表わす図、図(c)は、コンクリート壁面の凹部分に入り込んでいる塗膜を洗浄除去した状態を表わす図である。
本発明のアスベスト含有塗膜除去方法は、コンクリート壁面10に塗布されたアスベスト含有塗膜12をディスクグラインダーの研削砥石を用いて剥離するとともに、高圧水14を噴射してコンクリート壁面10の凹部分に入り込んでいる塗膜12aを洗浄除去するものである。
本発明では、コンクリート壁面10に塗布されたアスベスト含有塗膜12を研削砥石を用いて剥離する(図1(a)(b))。また、高圧水14を噴射してコンクリート壁面10の凹部分に入り込んでいる塗膜12aを洗浄除去するすなわち研削砥石による塗膜12の剥離後にコンクリート壁面10に残る塗膜12aを洗浄除去することから、コンクリート10aを削る必要がなく、塗膜12aの取り残しもない(図1(c))。
本発明によると、コンクリート壁面10の凹部分に入り込んでいる塗膜12aを除去するまでコンクリート10aを削ることなく、コンクリート壁面10に塗布されたアスベスト含有塗膜12を除去できることから、研削砥石による塗膜除去(図4)よりも、短い時間で塗膜を除去することができる。これにより、アスベスト含有塗膜12の除去作業時間を短縮でき、アスベストの曝露を防止し作業員の安全性を確保することができる。また、研削砥石による塗膜除去において生じる塗膜12の取り残しも防止できる。
次に、本発明のアスベスト含有塗膜除去装置について、図2及び図3に基づいて説明する。図2は、本発明のアスベスト含有塗膜除去装置の内部構造の概要を表わす端面図である。図3は、本発明のアスベスト含有塗膜除去装置の研削砥石を旋回させる回転体の底面図である。
本発明のアスベスト含有塗膜除去装置20は、コンクリート壁面10に塗布されたアスベスト含有塗膜12を剥離する研削砥石22を備えるディスクグラインダーである。なお、研削砥石22は、コンクリート壁面10のコンクリート10aも研削できるものである。
アスベスト含有塗膜除去装置20は、コンクリート壁面10に当接させる研削砥石22を旋回させるディスク状の回転体24と、回転体24を駆動させる回転体駆動部26と、回転体駆動部26を稼働するエアーモーター28と、回転体駆動部26を収める筐体30と、筐体30の外部に配置する高圧水発生装置32から供給される高圧水14を回転体駆動部26の内部を介して回転体24中央部に導水するものであって、高圧水14を回転体24中央部からコンクリート壁面10に向けて噴射する高圧水噴射ノズル38を設ける高圧水供給管36と、回転体24を上方から覆い、剥離されたアスベスト含有塗膜12が外部に飛散することを防止するカバー部40とを備え、研削砥石22の旋回と高圧水14の噴射によりコンクリート壁面10に塗布されたアスベスト含有塗膜12を除去するものである。
図1の回転体24は、深さがある円形の皿状に形成されたディスク状(円盤状)のものである。回転体24の外縁部には、研削砥石22(22a、22b)が備えられている(図2、図3)。コンクリート壁面10に研削砥石22を当接した状態で回転体24を回転させると、研削砥石22は、アスベスト含有塗膜12の表面を旋回しながら、塗膜12を剥離する(図1(b)、図2)。
図2において、高圧水供給管36の先端開口部36aに設ける高圧水噴射ノズル38は、塗膜12の除去時においてコンクリート壁面10に当接しない位置(コンクリート壁面10から所定の高さの位置)に配置されている。
回転体24は、アスベスト含有塗膜除去装置20の筐体30の下部に配置されている。
図2に示す回転体24及び研削砥石22(22a、22b)は、図3のA-A線の端面図である。回転体24には、コンクリート壁面10のアスベスト含有塗膜12を剥離・洗浄除去する際、回転体24とコンクリート壁面10の間に形成される空間部58に生じる汚泥水46を吸引する吸引口24bが形成されている(図2、図3)。また、研削砥石22は、回転体24の外縁部に所定の間隔で設けられ(図3)、砥石22の間には、砥石22が設けられていない空間24a(隙間)が形成されている(図2、図3)。空間部58の汚泥水46は空間24aからも吸引される。
なお、汚泥水46は、アスベスト含有塗膜除去装置20の外部に設ける吸引装置60により吸引される。
回転体駆動部26は、回転体24を駆動させるものである。図2において、回転体駆動部26は、筒状に形成されたものであり、アスベスト含有塗膜除去装置20の筐体30の上部から回転体24の中央部に向けて筐体30内部に設けられている。
また、回転体駆動部26は、筐体30との間に設けるベアリング42を介して回転自在に筐体30内部に収められている。回転体駆動部26の下部には、回転体24の中央部が固定されており、回転体駆動部26が駆動すると、回転体24が回転し、研削砥石22によりコンクリート壁面10に塗布された塗膜12が剥離される(図1(b)、図2)。
エアーモーター28は、複数のベーン(羽根)が組み込まれたロータ28aとハウジング28bから構成されるエアーモーター部28cと、エアーモーター部28cの出力を回転体駆動部26に伝達する歯車28dを一体に組み込んだ構造のものである。図2において、回転体駆動部26の周囲に歯車26aが形成されており、歯車28bと噛み合っている。外部に配置されるコンプレッサー34からエアーモーター部28cに圧縮空気34aを供給することにより(図2)、回転体駆動部26を稼働することができる。
なお、図2において、エアーモーター部28cのハウジング28bは、回転体駆動部26を収める筐体30と連続し一体に形成されているものとする。
高圧水供給管36は、筐体30の外部に配置する高圧水発生装置32から供給される高圧水14を回転体駆動部26の内部を介して回転体24中央部に導水するものである。図2において、高圧水供給管36は、筐体30の上部から回転体駆動部26の内部空間を通り、高圧水供給管36の先端部が回転体24中央部を通り抜けるように配置されている。高圧水供給管36の先端開口部36aから吹き出る高圧水14は、高圧水噴射ノズル38によって回転体24中央部からコンクリート壁面10に向けて噴射される。
なお、高圧水噴射ノズル38は、高圧水供給管36の先端部に取り付けられる。高圧水噴射ノズル38と高圧水供給管36の取付部分において、高圧水噴射ノズル38の内面にOリング44が装着されている(図2)。Oリング44は、高圧水噴射ノズル38の内面に取り付けられる高圧水供給管36を固定し、回転体駆動部26内に支持している。また、高圧水供給管36の外面と回転体駆動部26の内面との隙間45に高圧水14が流れ込むことを防止している。
高圧水噴射ノズル38は、回転体24中央部に配置された高圧水供給管36の先端部に設けられている(図2)。高圧水噴射ノズル38から噴射される高圧水14は、回転体24の回転時に研削砥石22でアスベスト含有塗膜12が剥離されたコンクリート壁面10に噴射される(図1(b))。研削砥石22がアスベスト含有塗膜12を剥離すると同時に、高圧水14がコンクリート壁面10に噴射されるため、剥離時において粉じんは発生しない。
なお、図2において、高圧水噴射ノズル38は、回転体24の中央部に固定されており、回転体24とともにOリング44を介して回転するように設けられている。図2の高圧水噴射ノズル38は、扇形に高圧水を噴射するノズルである。但し、これに限定するものではない。回転体24の回転時に研削砥石22でアスベスト含有塗膜12が剥離されたコンクリート壁面10に高圧水14を噴射できるものであれば足りる。
カバー部40は、剥離されたアスベスト含有塗膜12を含む汚泥水46が外部に飛散することを防止するためのものである。カバー部40は、回転体24を上方から覆うように形成されている。
図2において、カバー部40は、回転体24より径大に形成される円板状の上面40aと、上面40aの外周から下方に延びる筒状の側面40bとから構成されている。また、コンクリート壁面10と接するカバー部40の側面部分は、後述するブラシ56で形成されている。
また、カバー部40の上面40aの中央部分には、その中央部分を貫通するように、高圧水供給管36と、回転体駆動部26と、筐体30等が設けられている。
上述のアスベスト含有塗膜除去装置20によると、研削砥石22の旋回と高圧水14の噴射により、コンクリート壁面10に塗布されたアスベスト含有塗膜12を除去することができる(図1(b)・(c)、図2)。これにより、コンクリート壁面10の凹部分に入り込んでいる塗膜12aすなわち研削砥石22の剥離後にコンクリート壁面10に残る塗膜12a(図1(b))を除去するまでコンクリート10aを削ることなく、塗膜12を除去できることから、コンクリート壁面10の凹部分に入り込んでいる塗膜12aを除去するまでコンクリート10aを削る研削砥石22のみによる塗膜除去(図4)よりも、短い時間で塗膜を除去することができる。すなわち、塗膜12の除去作業時間を短縮でき、アスベストの曝露を防止し作業員の安全性を確保することができる。また、研削砥石による塗膜除去において生じる塗膜12の取り残しも防止できる。
また、アスベスト含有塗膜除去装置20に、カバー部40に形成する汚泥水46の吸入口48と、エアーモーター28の排気を用いて吸入口48からカバー部40内の汚泥水46を吸い込むエジェクター部50と、エジェクター部50の吐出口50aに取り付けられる吸引ホース52と、外気54をカバー部40内部に導入させる、コンクリート壁面10に接するカバー部40の外縁を形成するブラシ56とを設けるようにしてもよい。
図2において、汚泥水46の吸入口48は、カバー部40の上面40aに形成されている。
エジェクター部50は、エアーモーター28の排気34a(圧縮空気)を利用して、アスベスト含有塗膜12を除去した高圧水14すなわちアスベストを含む汚泥水46を吸い込み排出するものである。図2において、エジェクター部50のノズル50bよりエアーモーター28の排気34aを高速噴射することで、エジェクター部50のハウジング50c内に低圧空間50dを生成し、カバー部40の吸入口48からカバー部40内の汚泥水46を吸引することができる。
なお、コンクリート壁面10のアスベスト含有塗膜12を剥離・洗浄除去する際、回転体24とコンクリート壁面10の間に形成される空間部58に生じる汚泥水46は、回転体の吸引口24bと砥石22の間に形成される空間24a(砥石22が設けられていない空間24a)を通じてカバー部40内に流出する。
図2において、エジェクター部50の吐出口50aに取り付けられる吸引ホース52は、吸引装置60(バキューム車輌)に連結されている。
従来は、エジェクター部50を設けることなく、吸引ホース52を図2のカバー部40の吸入口48に直接取り付けていた。この場合、吸引装置60であるバキューム車両の吸引力は、バキューム車輌60側が強く、吸入口48側は弱いため、汚泥水46を吸引ホース52に吸い込ませることができない場合があった。この問題を解決するため、従来は、吸引ホース52を短くする、蛇腹のホースを使用しない、バキューム車両の吸引力を高くするなどの対応策を講じていた。本発明によると、エアーモーター式ディスクグラインダーの排気34aを利用し、エジェクター部50から吸引装置60(バキューム車輌)に向けて汚泥水46を移送する方策(エジェクター効果を利用する方式)を採ることで、汚泥水46の移送効率を向上させることができ、汚泥水46の移送の面からも作業時間も短縮できる。
また、コンクリート壁面10に接するカバー部40の外縁をブラシ56で形成することにより、外気54をカバー部40内に取り入れることができる。これにより、カバー部40内の汚泥水46が、カバー部40の外部に流出すること防止することができる。なお、ブラシ56は、所定の長さの棒状の繊維や針金などを多数生やしたものであり、外気54が通過できるものとする。
本願の発明における高圧水は、コンクリート壁面の凹部分に入り込んでいるアスベスト含有塗膜を洗浄除去できる水圧のものであれば足り、塗膜の剥離が可能な水圧のものいわゆる超高水圧を含むものではない。塗膜の剥離が可能な超高水圧を噴射すると、建物の開口部(建物の壁などに設けられた窓や出入口など屋外や室外に向かって開かれた部分)のまわりやクラック(建物の外壁や内壁などにできる亀裂やひび割れ)に水が浸み込むことになり、腐食や躯体の損傷につながるおそれがある。本願の発明は、塗膜の剥離に研削砥石を用い、コンクリート壁面の凹部分に入り込んでいる塗膜の除去に高圧水を用いることにより、建物の開口部まわりやクラックに水が浸み込むことを防止している。
10 コンクリート壁面
12 アスベスト含有塗膜
12a コンクリート壁面の凹部分に入り込んでいるアスベスト含有塗膜
14 高圧水
20 アスベスト含有塗膜除去装置
22 研削砥石
24 回転体
26 回転体駆動部
28 エアーモーター
30 筐体
32 高圧水発生装置
34a 排気
36 高圧水供給管
38 高圧水噴射ノズル
40 カバー部
46 汚泥水
48 吸入口
50 エジェクター部
52 吸引ホース
54 外気
56 ブラシ

Claims (2)

  1. コンクリート壁面に塗布されたアスベスト含有塗膜を剥離する研削砥石を備えるディスクグラインダーであって、コンクリート壁面に当接させる研削砥石を旋回させるディスク状の回転体と、回転体を駆動させる回転体駆動部と、回転体駆動部を稼働するエアーモーターと、回転体駆動部を収める筐体と、筐体の外部に配置する高圧水発生装置から供給される高圧水を回転体駆動部の内部を介して回転体中央部に導水するものであって、高圧水を回転体中央部からコンクリート壁面に向けて噴射する高圧水噴射ノズルを設ける高圧水供給管と、回転体を上方から覆い、剥離されたアスベスト含有塗膜が外部に飛散することを防止するカバー部とを備え、研削砥石の旋回と高圧水の噴射によりンクリート壁面に塗布されたアスベスト含有塗膜を除去することを特徴とするアスベスト含有塗膜除去装置。
  2. カバー部に形成する汚泥水の吸入口と、エアーモーターの排気を用いて吸入口からカバー部内の汚泥水を吸い込むエジェクター部と、エジェクター部の吐出口に取り付けられる吸引ホースと、外気をカバー部内部に導入させる、コンクリート壁面に接するカバー部の外縁を形成するブラシとを設けることを特徴とする請求項記載のアスベスト含有塗膜除去装置。
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