JPH11129159A - 表面研き装置 - Google Patents
表面研き装置Info
- Publication number
- JPH11129159A JPH11129159A JP31627497A JP31627497A JPH11129159A JP H11129159 A JPH11129159 A JP H11129159A JP 31627497 A JP31627497 A JP 31627497A JP 31627497 A JP31627497 A JP 31627497A JP H11129159 A JPH11129159 A JP H11129159A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fan
- dust
- wheel
- surface polishing
- polishing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 吸引機を使わずに強力な粉塵排出力が得ら
れ、装置の購入コスト、ランニングコスト、メンテナン
スコストを下げられる表面研き装置を提供する。 【解決手段】 駆動モータ12によってサンディングホ
イール13と、その背後で同軸配置されたファン18と
を回転すると、サンダー処理時の粉塵は、ファン18の
強力な吸引力によりファンケーシング17内に強制吸引
され、粉塵排出口17aから強制排出される。この際、
サンディングホイール13と同軸配置されたファン18
による粉塵排出力は強力であり、粉塵は粉塵排出口17
aから高速噴出され、作業空間から比較的遠くまで吹き
飛ばされる。これにより、この大きな粉塵排出力が得ら
れる装置の購入コスト、ランニングコスト、メンテナン
スコストを低減できる。
れ、装置の購入コスト、ランニングコスト、メンテナン
スコストを下げられる表面研き装置を提供する。 【解決手段】 駆動モータ12によってサンディングホ
イール13と、その背後で同軸配置されたファン18と
を回転すると、サンダー処理時の粉塵は、ファン18の
強力な吸引力によりファンケーシング17内に強制吸引
され、粉塵排出口17aから強制排出される。この際、
サンディングホイール13と同軸配置されたファン18
による粉塵排出力は強力であり、粉塵は粉塵排出口17
aから高速噴出され、作業空間から比較的遠くまで吹き
飛ばされる。これにより、この大きな粉塵排出力が得ら
れる装置の購入コスト、ランニングコスト、メンテナン
スコストを低減できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は表面研き装置、詳
しくは例えば土木および建築の分野で、打設されたコン
クリートの仕上げ時や補修時に、コンクリート表面を研
削したり、研磨したりする表面研き装置に関する。
しくは例えば土木および建築の分野で、打設されたコン
クリートの仕上げ時や補修時に、コンクリート表面を研
削したり、研磨したりする表面研き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、建築物の内壁面に、直接、表面
塗装を行ったり、壁紙を張着したりする際には、予めコ
ンクリートの表面(被処理面)の凹凸、および、コンク
リート表面から突出したフォームタイの先端などを、サ
ンダー処理して平滑化している。この際に使用されるの
が、サンダー装置(表面研き装置)と呼ばれる、研磨用
の砂を固めたサンディングホイールを、駆動モータによ
り回転する装置である。従来のサンダー装置として、例
えば特開昭58−109269号公報の「携帯用グライ
ンダー、携帯用サンダー等の発生粉塵吸引集塵装置」の
明細書中に開示されたものが知られている。
塗装を行ったり、壁紙を張着したりする際には、予めコ
ンクリートの表面(被処理面)の凹凸、および、コンク
リート表面から突出したフォームタイの先端などを、サ
ンダー処理して平滑化している。この際に使用されるの
が、サンダー装置(表面研き装置)と呼ばれる、研磨用
の砂を固めたサンディングホイールを、駆動モータによ
り回転する装置である。従来のサンダー装置として、例
えば特開昭58−109269号公報の「携帯用グライ
ンダー、携帯用サンダー等の発生粉塵吸引集塵装置」の
明細書中に開示されたものが知られている。
【0003】この従来のサンダー装置は、把手付きのケ
ーシング本体の先端のヘッド部に、サンディングホイー
ルを内部に配置したホイールカバーが直交状態で設けら
れ、ケーシング本体に収納された駆動モータの回転力
を、このヘッド部に収納されたギヤ構造体を介して、サ
ンディングホイールの回転軸に伝達することにより、サ
ンディングホイールを高速回転して、コンクリートの表
面などをサンダー処理するものである。また、この装置
では、サンダー処理時の発塵を、ホイールカバーの端面
に連結されたホースを通して、外設の吸引機により排出
している。これは、サンダー処理時に多量に発生する粉
塵を作業者が吸うと、塵肺などを引き起こすおそれがあ
るためである。また、作業現場の周辺を汚すためでもあ
る。
ーシング本体の先端のヘッド部に、サンディングホイー
ルを内部に配置したホイールカバーが直交状態で設けら
れ、ケーシング本体に収納された駆動モータの回転力
を、このヘッド部に収納されたギヤ構造体を介して、サ
ンディングホイールの回転軸に伝達することにより、サ
ンディングホイールを高速回転して、コンクリートの表
面などをサンダー処理するものである。また、この装置
では、サンダー処理時の発塵を、ホイールカバーの端面
に連結されたホースを通して、外設の吸引機により排出
している。これは、サンダー処理時に多量に発生する粉
塵を作業者が吸うと、塵肺などを引き起こすおそれがあ
るためである。また、作業現場の周辺を汚すためでもあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来技術
の表面研き装置にあっては、サンダー処理時に発生した
粉塵を、外設の吸引機を用いて吸引・排出していた。こ
のため、サンダー処理に必要な装置類の購入コストが、
時にはサンダー装置より高額になるという問題点があっ
た。しかも、使用時には、サンダー装置とは別個に電力
を消費するとともに、故障が起きるおそれもあった。こ
の結果、表面研き装置類のランニングコストや、メンテ
ナンスコストなどが嵩むという問題があった。
の表面研き装置にあっては、サンダー処理時に発生した
粉塵を、外設の吸引機を用いて吸引・排出していた。こ
のため、サンダー処理に必要な装置類の購入コストが、
時にはサンダー装置より高額になるという問題点があっ
た。しかも、使用時には、サンダー装置とは別個に電力
を消費するとともに、故障が起きるおそれもあった。こ
の結果、表面研き装置類のランニングコストや、メンテ
ナンスコストなどが嵩むという問題があった。
【0005】
【発明の目的】この発明は、吸引機を使わずに比較的強
力な粉塵排出力が得られ、しかもこの大きな粉塵排出力
が得られる装置の購入コスト、ランニングコスト、メン
テナンスコストをそれぞれ低減することができる表面研
き装置を提供することを、その目的としている。また、
この発明は、作業空間から離れた位置まで、粉塵を引き
回して排出することができる表面研き装置を提供するこ
とを、その目的としている。さらに、この発明は、粉塵
をファンケーシング内から効率良く排出することができ
る表面研き装置を提供することを、その目的としてい
る。さらにまた、この発明は、被処理面を研削加工した
り、研磨加工することができる表面研き装置を提供する
ことを、その目的としている。
力な粉塵排出力が得られ、しかもこの大きな粉塵排出力
が得られる装置の購入コスト、ランニングコスト、メン
テナンスコストをそれぞれ低減することができる表面研
き装置を提供することを、その目的としている。また、
この発明は、作業空間から離れた位置まで、粉塵を引き
回して排出することができる表面研き装置を提供するこ
とを、その目的としている。さらに、この発明は、粉塵
をファンケーシング内から効率良く排出することができ
る表面研き装置を提供することを、その目的としてい
る。さらにまた、この発明は、被処理面を研削加工した
り、研磨加工することができる表面研き装置を提供する
ことを、その目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、装置本体に取り付けられた駆動モータにより表面研
きホイールを回転しながら、被処理面を研く表面研き装
置において、上記表面研きホイールの背後に配置され
て、この表面研きホイールの回転軸に同軸的に取り付け
られた粉塵吸引用のファンと、上記表面研きホイール側
の面を開口してファンを被い、かつ粉塵排出口が形成さ
れたファンケーシングとを備えた表面研き装置である。
表面研き装置により表面処理される被処理面は、限定さ
れない。例えば、建築分野や、土木分野の各構築物にお
けるコンクリートの表面が挙げられる。その他にも、防
水工事の下地処理面(プール、溜池、建築物)や塗装改
修の下地処理面などが挙げられる。要は、表面研きホイ
ールを用いての表面研削や、表面研磨が可能な面であれ
ばよい。表面研きホイールとしては、例えば請求項5の
被処理面を研削するダイヤモンドカップや、被処理面を
研磨するサンディングホイールなどが挙げられる。その
他にも、「スキルタッチ(商品名)」などのレジノイド
フレキシブル砥石が挙げられる。
は、装置本体に取り付けられた駆動モータにより表面研
きホイールを回転しながら、被処理面を研く表面研き装
置において、上記表面研きホイールの背後に配置され
て、この表面研きホイールの回転軸に同軸的に取り付け
られた粉塵吸引用のファンと、上記表面研きホイール側
の面を開口してファンを被い、かつ粉塵排出口が形成さ
れたファンケーシングとを備えた表面研き装置である。
表面研き装置により表面処理される被処理面は、限定さ
れない。例えば、建築分野や、土木分野の各構築物にお
けるコンクリートの表面が挙げられる。その他にも、防
水工事の下地処理面(プール、溜池、建築物)や塗装改
修の下地処理面などが挙げられる。要は、表面研きホイ
ールを用いての表面研削や、表面研磨が可能な面であれ
ばよい。表面研きホイールとしては、例えば請求項5の
被処理面を研削するダイヤモンドカップや、被処理面を
研磨するサンディングホイールなどが挙げられる。その
他にも、「スキルタッチ(商品名)」などのレジノイド
フレキシブル砥石が挙げられる。
【0007】また、表面研きホイールおよびファンの装
置本体上における位置は限定されない。例えば、これら
を装置本体に収納された駆動モータの出力軸の軸線上に
配置してもよいし、この出力軸の軸線と直交する位置に
配置してもよい。なお、ファンの取り付け位置を表す
「表面研きホイールの背後」とは、表面研きホイールの
研き面を“表面研きホイールの表”とした場合の“背
後”である。さらに、ファンの品種は限定されない。例
えば請求項4のファン以外にも、各種のファンを採用す
ることができる。また、ファンの大きさや形状も限定さ
れない。ただし、ファンの大きさは、表面研きホイール
と略同じくらいの方が、大きな粉塵排出力が得られ、し
かも意匠性、コンパクト性および装置の軽量化などの点
から好ましい。
置本体上における位置は限定されない。例えば、これら
を装置本体に収納された駆動モータの出力軸の軸線上に
配置してもよいし、この出力軸の軸線と直交する位置に
配置してもよい。なお、ファンの取り付け位置を表す
「表面研きホイールの背後」とは、表面研きホイールの
研き面を“表面研きホイールの表”とした場合の“背
後”である。さらに、ファンの品種は限定されない。例
えば請求項4のファン以外にも、各種のファンを採用す
ることができる。また、ファンの大きさや形状も限定さ
れない。ただし、ファンの大きさは、表面研きホイール
と略同じくらいの方が、大きな粉塵排出力が得られ、し
かも意匠性、コンパクト性および装置の軽量化などの点
から好ましい。
【0008】そして、ファンケーシングに形成される粉
塵排出口の形成位置や、大きさは限定されない。要は、
吸引した粉塵をファンにより外部排出することができる
位置であればよい。装置本体およびファンケーシングの
素材は、限定されない。ただし、携帯しての作業性が良
好なように、装置の軽量化を図るためには、例えばAB
S,ポリプロピレン,ポリエチレン,ポリブチレン,ポ
リ塩化ビニルなど、各種のプラスチック類が好ましい。
表面研き装置は、把手付きの小型の携帯用の装置でも、
携帯に不適なほど比較的大型の装置でもよい。なお、こ
れらの事項は、請求項2においても言える。
塵排出口の形成位置や、大きさは限定されない。要は、
吸引した粉塵をファンにより外部排出することができる
位置であればよい。装置本体およびファンケーシングの
素材は、限定されない。ただし、携帯しての作業性が良
好なように、装置の軽量化を図るためには、例えばAB
S,ポリプロピレン,ポリエチレン,ポリブチレン,ポ
リ塩化ビニルなど、各種のプラスチック類が好ましい。
表面研き装置は、把手付きの小型の携帯用の装置でも、
携帯に不適なほど比較的大型の装置でもよい。なお、こ
れらの事項は、請求項2においても言える。
【0009】請求項2に記載の発明は、装置本体に取り
付けられた駆動モータにより表面研きホイールを回転し
ながら、被処理面を研く表面研き装置において、上記表
面研きホイールの背後に配置されて、この表面研きホイ
ールの回転軸に同軸的に固着された粉塵吸引用のファン
と、上記表面研きホイール側の面を開口してファンを被
い、かつ粉塵排出口が形成されたファンケーシングとを
備え、このファンケーシングの開口側の端部に、上記フ
ァンの外周部を被う環状のカバー板、および、上記表面
研きホイールを外周側から被う環状の防塵ブラシを配設
した表面研き装置である。カバー板の素材は限定されな
い。但し、粉塵により磨耗しないように、例えばステン
レス,真鍮,鉄,アルミニウム合金などの金属類が好ま
しい。また、この環状をしたカバー板の幅は、ファンケ
ーシングの開口面積の30〜50%を被うくらいの寸法
が好ましい。また、防塵ブラシの素材や、硬度や、長さ
なども限定されない。
付けられた駆動モータにより表面研きホイールを回転し
ながら、被処理面を研く表面研き装置において、上記表
面研きホイールの背後に配置されて、この表面研きホイ
ールの回転軸に同軸的に固着された粉塵吸引用のファン
と、上記表面研きホイール側の面を開口してファンを被
い、かつ粉塵排出口が形成されたファンケーシングとを
備え、このファンケーシングの開口側の端部に、上記フ
ァンの外周部を被う環状のカバー板、および、上記表面
研きホイールを外周側から被う環状の防塵ブラシを配設
した表面研き装置である。カバー板の素材は限定されな
い。但し、粉塵により磨耗しないように、例えばステン
レス,真鍮,鉄,アルミニウム合金などの金属類が好ま
しい。また、この環状をしたカバー板の幅は、ファンケ
ーシングの開口面積の30〜50%を被うくらいの寸法
が好ましい。また、防塵ブラシの素材や、硬度や、長さ
なども限定されない。
【0010】請求項3の発明は、上記ファンケーシング
の粉塵排出口に、粉塵排出用の可撓性のホースを連結し
た請求項1または請求項2に記載の表面研き装置であ
る。このホースは、可撓性を有していれば、どのような
材質からなるものでもよい。また、その長さも限定され
ない。例えば1〜2mくらいの短いものでも、3〜5m
くらいの長いものでも、それ以上のものでもよい。要
は、ファンによる粉塵排出力の大きさ等に応じて、適宜
選択することができる。なお、この発明の表面研き装置
は、吸引機を用いない従来タイプの表面研き装置(サン
ダー装置など)に比べて、粉塵排出力が大きい。これに
より、従来装置に比べてホースを長くすることができ
る。したがって、その分、粉塵の排出の自由度が増す。
の粉塵排出口に、粉塵排出用の可撓性のホースを連結し
た請求項1または請求項2に記載の表面研き装置であ
る。このホースは、可撓性を有していれば、どのような
材質からなるものでもよい。また、その長さも限定され
ない。例えば1〜2mくらいの短いものでも、3〜5m
くらいの長いものでも、それ以上のものでもよい。要
は、ファンによる粉塵排出力の大きさ等に応じて、適宜
選択することができる。なお、この発明の表面研き装置
は、吸引機を用いない従来タイプの表面研き装置(サン
ダー装置など)に比べて、粉塵排出力が大きい。これに
より、従来装置に比べてホースを長くすることができ
る。したがって、その分、粉塵の排出の自由度が増す。
【0011】請求項4に記載の発明は、上記ファンの放
射配置された多数枚の羽根板が、それぞれ先方へ向かう
ほど徐々に回転方向とは逆方向へ反っており、上記粉塵
排出口は、上記ファンケーシングの外周板に形成されて
いる請求項1〜3の内、いずれか1項に記載の表面研き
装置である。なお、ファンに配設された羽根板の枚数
や、その湾曲率は限定されない。
射配置された多数枚の羽根板が、それぞれ先方へ向かう
ほど徐々に回転方向とは逆方向へ反っており、上記粉塵
排出口は、上記ファンケーシングの外周板に形成されて
いる請求項1〜3の内、いずれか1項に記載の表面研き
装置である。なお、ファンに配設された羽根板の枚数
や、その湾曲率は限定されない。
【0012】請求項5に記載の発明は、上記表面研きホ
イールが、被処理面を研削する研削突起を有するダイヤ
モンドカップ、または、被処理面を研磨する砂を固めた
サンディングホイールである請求項1〜4の内、いずれ
か1項に記載の表面研き装置である。ダイヤモンドカッ
プとは、円形のプレスした鉄板の表面にボンド材で人造
ダイヤモンド砥粒を焼結・電着した砥石である。また、
ダイヤモンドカップに配設された研削突起の数や、硬度
などは限定されない。さらに、サンディングホイールの
砂の品種、粒径、硬度なども限定されない。
イールが、被処理面を研削する研削突起を有するダイヤ
モンドカップ、または、被処理面を研磨する砂を固めた
サンディングホイールである請求項1〜4の内、いずれ
か1項に記載の表面研き装置である。ダイヤモンドカッ
プとは、円形のプレスした鉄板の表面にボンド材で人造
ダイヤモンド砥粒を焼結・電着した砥石である。また、
ダイヤモンドカップに配設された研削突起の数や、硬度
などは限定されない。さらに、サンディングホイールの
砂の品種、粒径、硬度なども限定されない。
【0013】
【作用】この発明によれば、駆動モータにより、表面研
きホイールの回転軸を回転すると、この表面研きホイー
ルと、その背後に同軸配置されたファンとが同時に回転
する。これにより、表面研きホイールによる被処理面の
表面処理時に発生した粉塵は、ファンの強力な吸引力に
よりファンケーシング内に吸引される。その後、このフ
ァンケーシングの粉塵排出口を通過して、装置の外部へ
強制排出される。この際、表面研きホイールと同軸で連
結されたファンによる粉塵の排出力は強力であり、した
がって、この粉塵は、粉塵排出口から高速度で噴出さ
れ、作業空間から比較的遠くまで吹き飛ばされる。これ
により、従来、粉塵を比較的遠くまで排出するのに必要
であった吸引機が不要となり、このような大きな粉塵排
出力が得られる装置の購入コスト、ランニングコスト、
メンテナンスコストをそれぞれ低減させることができ
る。これらの事項は、請求項2にも言える。
きホイールの回転軸を回転すると、この表面研きホイー
ルと、その背後に同軸配置されたファンとが同時に回転
する。これにより、表面研きホイールによる被処理面の
表面処理時に発生した粉塵は、ファンの強力な吸引力に
よりファンケーシング内に吸引される。その後、このフ
ァンケーシングの粉塵排出口を通過して、装置の外部へ
強制排出される。この際、表面研きホイールと同軸で連
結されたファンによる粉塵の排出力は強力であり、した
がって、この粉塵は、粉塵排出口から高速度で噴出さ
れ、作業空間から比較的遠くまで吹き飛ばされる。これ
により、従来、粉塵を比較的遠くまで排出するのに必要
であった吸引機が不要となり、このような大きな粉塵排
出力が得られる装置の購入コスト、ランニングコスト、
メンテナンスコストをそれぞれ低減させることができ
る。これらの事項は、請求項2にも言える。
【0014】特に、請求項2に記載の発明によれば、駆
動モータによって表面研きホイールとファンとを同時に
回転すると、表面研きホイールによる表面処理時に発生
した粉塵は、表面研きホイールとカバー板との間の狭い
隙間を通過して、ファンケーシングの開口された中心部
を通り、このケーシング内へと流れ込む。このように、
粉塵の吸引流路の途中に、表面研きホイールとカバー板
との間に幅狭な空間を設けたので、粉塵はさらに高速化
し、吸塵力を増す。また、被処理面を研く際には、防塵
ブラシを被処理面に押し当てて研く。これにより、防塵
ブラシの内側には、ブラシの隙間を通し、若干の通気性
がある外部遮蔽された研き空間が形成される。この結
果、粉塵は、この防塵ブラシの外へ飛び散ることなく、
ほとんどがファンケーシングの粉塵排出口から外部に強
力排出される。
動モータによって表面研きホイールとファンとを同時に
回転すると、表面研きホイールによる表面処理時に発生
した粉塵は、表面研きホイールとカバー板との間の狭い
隙間を通過して、ファンケーシングの開口された中心部
を通り、このケーシング内へと流れ込む。このように、
粉塵の吸引流路の途中に、表面研きホイールとカバー板
との間に幅狭な空間を設けたので、粉塵はさらに高速化
し、吸塵力を増す。また、被処理面を研く際には、防塵
ブラシを被処理面に押し当てて研く。これにより、防塵
ブラシの内側には、ブラシの隙間を通し、若干の通気性
がある外部遮蔽された研き空間が形成される。この結
果、粉塵は、この防塵ブラシの外へ飛び散ることなく、
ほとんどがファンケーシングの粉塵排出口から外部に強
力排出される。
【0015】また、請求項3に記載の発明によれば、フ
ァンケーシングの粉塵排出口に、粉塵排出用の可撓性の
ホースを連結したので、ファンケーシングの粉塵排出口
から高速で噴出された粉塵を、このホースを通して、作
業空間から離れた位置に、自在に引き回して排出するこ
とができる。前述したように、表面研きホイールの背後
のファンによる粉塵排出力は強力である。したがって、
このホースを、例えば3〜5mまたはそれ以上と長くし
ても、十分に粉塵を排出することができる。
ァンケーシングの粉塵排出口に、粉塵排出用の可撓性の
ホースを連結したので、ファンケーシングの粉塵排出口
から高速で噴出された粉塵を、このホースを通して、作
業空間から離れた位置に、自在に引き回して排出するこ
とができる。前述したように、表面研きホイールの背後
のファンによる粉塵排出力は強力である。したがって、
このホースを、例えば3〜5mまたはそれ以上と長くし
ても、十分に粉塵を排出することができる。
【0016】さらに、請求項4に記載の発明によれば、
ファンの羽根板を、それぞれ先方へ向かうほど徐々に回
転方向とは逆方向へ反らせるとともに、粉塵排出口をフ
ァンケーシングの外周板に形成するようにしたので、フ
ァンケーシング内に吸い込まれた粉塵は、円滑かつ大き
な排出力で、粉塵排出口から排出される。
ファンの羽根板を、それぞれ先方へ向かうほど徐々に回
転方向とは逆方向へ反らせるとともに、粉塵排出口をフ
ァンケーシングの外周板に形成するようにしたので、フ
ァンケーシング内に吸い込まれた粉塵は、円滑かつ大き
な排出力で、粉塵排出口から排出される。
【0017】さらにまた、請求項5に記載の発明によれ
ば、例えば、表面研きホイールとして、被処理面を研削
するダイヤモンドカップを使用した際には、被処理面
を、粉塵が少ない良好な作業環境で研削することができ
る。また、表面研きホイールとして、被処理面を研磨す
る砂を固めたサンディングホイールを使用した際には、
被処理面を、粉塵が少ない良好な作業環境で研磨するこ
とができる。
ば、例えば、表面研きホイールとして、被処理面を研削
するダイヤモンドカップを使用した際には、被処理面
を、粉塵が少ない良好な作業環境で研削することができ
る。また、表面研きホイールとして、被処理面を研磨す
る砂を固めたサンディングホイールを使用した際には、
被処理面を、粉塵が少ない良好な作業環境で研磨するこ
とができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいてこの発明を
詳細に説明する。図1は、この発明の一実施例に係る表
面研き装置の断面図である。図2は、同表面研き装置の
平面図である。図3は、表面研きホイールを取り外した
状態の裏面図である。図1において、10は一実施例に
係る表面研き装置であり、この表面研き装置10は、装
置本体11に内蔵された駆動モータ12により表面研き
ホイールの一例であるサンディングホイール13を回転
しながら、被処理面であるビルのコンクリート壁の表面
をサンダー処理する携帯用のサンダー装置である。以
下、その構造を詳細に説明する。
詳細に説明する。図1は、この発明の一実施例に係る表
面研き装置の断面図である。図2は、同表面研き装置の
平面図である。図3は、表面研きホイールを取り外した
状態の裏面図である。図1において、10は一実施例に
係る表面研き装置であり、この表面研き装置10は、装
置本体11に内蔵された駆動モータ12により表面研き
ホイールの一例であるサンディングホイール13を回転
しながら、被処理面であるビルのコンクリート壁の表面
をサンダー処理する携帯用のサンダー装置である。以
下、その構造を詳細に説明する。
【0019】図1および図2に示すように、装置本体1
1は、プラスチック製の略断面四角形状をした筒体であ
り、把手部を兼用している。この装置本体11の先端に
は、断面略直角三角形状をした中空のヘッド部11aが
固着されている。このヘッド部11aの内部には、駆動
モータ12の出力軸12aの先端部に固着された比較的
小径な傘歯車14aと、この傘歯車14aに噛合する比
較的大径な傘歯車14bとが収納されている。この傘歯
車14bは、出力軸12aに対して90度配置されたサ
ンディングホイール13の回転軸15の元部に固着され
ている。
1は、プラスチック製の略断面四角形状をした筒体であ
り、把手部を兼用している。この装置本体11の先端に
は、断面略直角三角形状をした中空のヘッド部11aが
固着されている。このヘッド部11aの内部には、駆動
モータ12の出力軸12aの先端部に固着された比較的
小径な傘歯車14aと、この傘歯車14aに噛合する比
較的大径な傘歯車14bとが収納されている。この傘歯
車14bは、出力軸12aに対して90度配置されたサ
ンディングホイール13の回転軸15の元部に固着され
ている。
【0020】ヘッド部11aの回転軸15が挿着された
側の側板には、ベアリングを内蔵する取り付け部16を
介して、サンディングホイール13側の端面が開口し
た、正面視して円形のファンケーシング17が固着され
ている。図1〜図3に示すように、ファンケーシング1
7中には、サンディングホイール13と略等しい直径の
円盤状のファン18が収納されている。ファンケーシン
グ17の周面には粉塵排出口17aが形成されており、
この粉塵排出口17aに、粉塵排出管19を介して、長
さ5mの可撓性がある合成樹脂製のホース20の元部が
繋がっている。ファンケーシング17の開口側の端部に
は、ファン18の外周部を被うステンレス製で環状のカ
バー板21が固着され、このカバー板21の外周部に
は、サンディングホイール13を外周側から被う環状の
防塵ブラシ22が植設されている。図3に示すように、
上記ファン18は、サンディングホイール13の背後に
配置されて、その中心部が、このサンディングホイール
13の回転軸15に同軸的に固着されている。また、こ
のファン18は、10枚の羽根板18aを放射配置した
ものである。各羽根板18aは、先方へ向かうほど徐々
に回転方向とは逆方向へ反っている。なお、図1におい
て、23はサンディングホイール13を着脱するための
固定ねじ具である。
側の側板には、ベアリングを内蔵する取り付け部16を
介して、サンディングホイール13側の端面が開口し
た、正面視して円形のファンケーシング17が固着され
ている。図1〜図3に示すように、ファンケーシング1
7中には、サンディングホイール13と略等しい直径の
円盤状のファン18が収納されている。ファンケーシン
グ17の周面には粉塵排出口17aが形成されており、
この粉塵排出口17aに、粉塵排出管19を介して、長
さ5mの可撓性がある合成樹脂製のホース20の元部が
繋がっている。ファンケーシング17の開口側の端部に
は、ファン18の外周部を被うステンレス製で環状のカ
バー板21が固着され、このカバー板21の外周部に
は、サンディングホイール13を外周側から被う環状の
防塵ブラシ22が植設されている。図3に示すように、
上記ファン18は、サンディングホイール13の背後に
配置されて、その中心部が、このサンディングホイール
13の回転軸15に同軸的に固着されている。また、こ
のファン18は、10枚の羽根板18aを放射配置した
ものである。各羽根板18aは、先方へ向かうほど徐々
に回転方向とは逆方向へ反っている。なお、図1におい
て、23はサンディングホイール13を着脱するための
固定ねじ具である。
【0021】次に、この表面研き装置10の使用方法を
説明する。図1に示すように、予め現場でホース20を
引き回し、作業空間から離れた、粉塵の排出位置を決め
ておく。その後、作業者が装置本体11を握り、駆動モ
ータ12の図外の駆動スイッチを入れると、駆動モータ
12の出力軸12aが回転する。これにより、大小の傘
歯車14a,14bを介して回転軸15が回転し、サン
ディングホイール13およびその背後のファン18が同
軸回転する。この状態で、作業者がコンクリートの表面
にサンディングホイール13を押し当てると、サンディ
ングホイール13の固まった研磨砂により、コンクリー
ト壁の表面がサンダー処理される。このとき、コンクリ
ート壁の表面には、防塵ブラシ22が押し当てられるこ
とになる。よって、防塵ブラシ22の内側は、遮蔽され
た研き空間となる。ただし、防塵ブラシ22の隙間を通
して若干の通気性はある。このように、防塵ブラシ22
がサンディングホイール13を外周側から被っているの
で、サンダー処理時に発生した粉塵は、この防塵ブラシ
22の外へ飛び散ることなく、ほとんどがファンケーシ
ング17の粉塵排出口17aから外部に強力に排出され
る。
説明する。図1に示すように、予め現場でホース20を
引き回し、作業空間から離れた、粉塵の排出位置を決め
ておく。その後、作業者が装置本体11を握り、駆動モ
ータ12の図外の駆動スイッチを入れると、駆動モータ
12の出力軸12aが回転する。これにより、大小の傘
歯車14a,14bを介して回転軸15が回転し、サン
ディングホイール13およびその背後のファン18が同
軸回転する。この状態で、作業者がコンクリートの表面
にサンディングホイール13を押し当てると、サンディ
ングホイール13の固まった研磨砂により、コンクリー
ト壁の表面がサンダー処理される。このとき、コンクリ
ート壁の表面には、防塵ブラシ22が押し当てられるこ
とになる。よって、防塵ブラシ22の内側は、遮蔽され
た研き空間となる。ただし、防塵ブラシ22の隙間を通
して若干の通気性はある。このように、防塵ブラシ22
がサンディングホイール13を外周側から被っているの
で、サンダー処理時に発生した粉塵は、この防塵ブラシ
22の外へ飛び散ることなく、ほとんどがファンケーシ
ング17の粉塵排出口17aから外部に強力に排出され
る。
【0022】すなわち、サンディングホイール13の回
転とともに、その背後に配置されたファン18が同軸回
転すると、サンディングホイール13によるコンクリー
ト壁面のサンダー処理時に発生した粉塵は、ファン18
の強力な吸引力によってファンケーシング17内に吸引
される。具体的には、サンディングホイール13の背面
とカバー板21との間の狭い隙間を通過して、ファンケ
ーシング17の開口された中心部を通り、ケーシング1
7の内部へ流れ込む。このように、粉塵の吸引流路の途
中に、サンディングホイール13とカバー板21との間
の狭い空間を設けたので、粉塵はここを通過することで
さらに高速化し、吸塵力を増す。その後、粉塵は、ファ
ン17の回転により発生した風により、このファンケー
シング17の粉塵排出口17aを通過して、粉塵排出管
19およびホース20を通り、作業空間から離れた5m
先のホース20の先端より強制排出される。なお、ファ
ン18の各羽根板18aを、それぞれ先方へ向かうほど
徐々に回転方向とは逆方向へ反らせ、しかも粉塵排出口
17aをファンケーシング17の外周板に設けたので、
ファンケーシング17内に吸い込まれた粉塵は、円滑か
つ大きな排出力で、粉塵排出口17aから排出される。
転とともに、その背後に配置されたファン18が同軸回
転すると、サンディングホイール13によるコンクリー
ト壁面のサンダー処理時に発生した粉塵は、ファン18
の強力な吸引力によってファンケーシング17内に吸引
される。具体的には、サンディングホイール13の背面
とカバー板21との間の狭い隙間を通過して、ファンケ
ーシング17の開口された中心部を通り、ケーシング1
7の内部へ流れ込む。このように、粉塵の吸引流路の途
中に、サンディングホイール13とカバー板21との間
の狭い空間を設けたので、粉塵はここを通過することで
さらに高速化し、吸塵力を増す。その後、粉塵は、ファ
ン17の回転により発生した風により、このファンケー
シング17の粉塵排出口17aを通過して、粉塵排出管
19およびホース20を通り、作業空間から離れた5m
先のホース20の先端より強制排出される。なお、ファ
ン18の各羽根板18aを、それぞれ先方へ向かうほど
徐々に回転方向とは逆方向へ反らせ、しかも粉塵排出口
17aをファンケーシング17の外周板に設けたので、
ファンケーシング17内に吸い込まれた粉塵は、円滑か
つ大きな排出力で、粉塵排出口17aから排出される。
【0023】ところで、このようにサンディングホイー
ル13と略等しい直径のファン18による粉塵の排出力
は強力である。したがって、この粉塵は、粉塵排出口1
7aから高速度で噴出され、粉塵排出管19を介して長
さ5mもある、適当な箇所へ引き回されたホース20の
先端から、勢い良く排出される。これにより、作業者は
周辺に粉塵が少ない作業環境で作業することができる。
しかも、表面研き装置10の装置本体11に穿孔された
空冷用のスリットから粉塵を吸い込み、駆動モータ12
がその粉塵で故障するといったおそれも減少する。ちな
みに、従来手段では、粉塵を5mというかなり離れた先
まで排出するには、強力な排出力を有する吸引機が必要
であった。しかしながら、本表面研き装置10では、そ
の大きな排出力を、サンディングホイール13の背後に
設けたファン18により得るようにしたので、このよう
な大きな排出力が得られる装置の購コスト、ランニング
コスト、メンテナンスコストをそれぞれ低減することが
できるようになった。
ル13と略等しい直径のファン18による粉塵の排出力
は強力である。したがって、この粉塵は、粉塵排出口1
7aから高速度で噴出され、粉塵排出管19を介して長
さ5mもある、適当な箇所へ引き回されたホース20の
先端から、勢い良く排出される。これにより、作業者は
周辺に粉塵が少ない作業環境で作業することができる。
しかも、表面研き装置10の装置本体11に穿孔された
空冷用のスリットから粉塵を吸い込み、駆動モータ12
がその粉塵で故障するといったおそれも減少する。ちな
みに、従来手段では、粉塵を5mというかなり離れた先
まで排出するには、強力な排出力を有する吸引機が必要
であった。しかしながら、本表面研き装置10では、そ
の大きな排出力を、サンディングホイール13の背後に
設けたファン18により得るようにしたので、このよう
な大きな排出力が得られる装置の購コスト、ランニング
コスト、メンテナンスコストをそれぞれ低減することが
できるようになった。
【0024】また、この実施例では、表面研きホイール
として、コンクリート表面を研磨する砂を固めたサンデ
ィングホイール13を使用したので、コンクリート壁面
を、粉塵が少ない良好な作業環境でサンダー処理するこ
とができる。なお、必要に応じて、サンディングホイー
ル13に代えて、図外のダイヤモンドカップを使用する
こともできる。この場合、固定ねじ具23を外して、サ
ンディングホイール13とダイヤモンドカップとを交換
する。ダイヤモンドカップを装着すれば、粉塵が少ない
良好な作業環境で、コンクリートの壁面を研削すること
ができる。
として、コンクリート表面を研磨する砂を固めたサンデ
ィングホイール13を使用したので、コンクリート壁面
を、粉塵が少ない良好な作業環境でサンダー処理するこ
とができる。なお、必要に応じて、サンディングホイー
ル13に代えて、図外のダイヤモンドカップを使用する
こともできる。この場合、固定ねじ具23を外して、サ
ンディングホイール13とダイヤモンドカップとを交換
する。ダイヤモンドカップを装着すれば、粉塵が少ない
良好な作業環境で、コンクリートの壁面を研削すること
ができる。
【0025】
【発明の効果】この発明によれば、表面研きホイールの
背後にファンを同軸配置したので、表面処理時の粉塵
は、ファンケーシング内に強制吸引され、その後、粉塵
排出口から大きな排出力で外へ強制排出される。この結
果、このように大きな粉塵排出力が得られる表面研き装
置の購入コスト、ランニングコスト、メンテナンスコス
トを、それぞれ低減することができる。
背後にファンを同軸配置したので、表面処理時の粉塵
は、ファンケーシング内に強制吸引され、その後、粉塵
排出口から大きな排出力で外へ強制排出される。この結
果、このように大きな粉塵排出力が得られる表面研き装
置の購入コスト、ランニングコスト、メンテナンスコス
トを、それぞれ低減することができる。
【0026】特に、請求項2に記載の発明によれば、請
求項1の効果の他にも、ファンの回転時に、粉塵が表面
研きホイールとカバー板との間の狭い隙間からファンケ
ーシング内へと流れ込むようにしたので、粉塵の吸引速
度を上げて、吸塵力を増大することができる。しかも、
被処理面を研く際には、防塵ブラシを被処理面に押し当
てて研くので、粉塵がこの防塵ブラシの外へ飛び散らな
い。
求項1の効果の他にも、ファンの回転時に、粉塵が表面
研きホイールとカバー板との間の狭い隙間からファンケ
ーシング内へと流れ込むようにしたので、粉塵の吸引速
度を上げて、吸塵力を増大することができる。しかも、
被処理面を研く際には、防塵ブラシを被処理面に押し当
てて研くので、粉塵がこの防塵ブラシの外へ飛び散らな
い。
【0027】また、請求項3に記載の発明によれば、フ
ァンケーシングの粉塵排出口に、粉塵排出用の可撓性の
ホースを連結したので、粉塵を作業空間から離れた位置
まで引き回して排出することができる。
ァンケーシングの粉塵排出口に、粉塵排出用の可撓性の
ホースを連結したので、粉塵を作業空間から離れた位置
まで引き回して排出することができる。
【0028】さらに、請求項4に記載の発明によれば、
ファンの羽根板を、それぞれ先方へ向かうほど徐々に回
転方向とは逆方向へ反らせ、かつ粉塵排出口をファンケ
ーシングの外周板に形成したので、ファンケーシング内
に吸い込まれた粉塵を、円滑、かつ大きな排出力で、粉
塵排出口から排出することができる。
ファンの羽根板を、それぞれ先方へ向かうほど徐々に回
転方向とは逆方向へ反らせ、かつ粉塵排出口をファンケ
ーシングの外周板に形成したので、ファンケーシング内
に吸い込まれた粉塵を、円滑、かつ大きな排出力で、粉
塵排出口から排出することができる。
【0029】さらにまた、請求項5の発明によれば、ダ
イヤモンドカップにより、被処理面を粉塵が少ない良好
な作業環境で研削することができたり、サンディングホ
イールにより、被処理面を粉塵が少ない良好な作業環境
で研磨することができる。
イヤモンドカップにより、被処理面を粉塵が少ない良好
な作業環境で研削することができたり、サンディングホ
イールにより、被処理面を粉塵が少ない良好な作業環境
で研磨することができる。
【図1】この発明の一実施例に係る表面研き装置の断面
図である。
図である。
【図2】この発明の一実施例に係る表面研き装置の平面
図である。
図である。
【図3】この発明の一実施例に係る表面研き装置での表
面研きホイールを取り外した状態を示すその裏面図であ
る。
面研きホイールを取り外した状態を示すその裏面図であ
る。
10 表面研き装置、 11 装置本体、 12 駆動モータ、 13 サンディングホイール(表面研きホイール)、 17 ファンケーシング、 17a 粉塵排出口、 18 ファン、 18a 羽根板、 20 ホース、 21 カバー板、 22 防塵ブラシ。
Claims (5)
- 【請求項1】 装置本体に取り付けられた駆動モータに
より表面研きホイールを回転しながら、被処理面を研く
表面研き装置において、 上記表面研きホイールの背後に配置されて、この表面研
きホイールの回転軸に同軸的に取り付けられた粉塵吸引
用のファンと、 上記表面研きホイール側の面を開口してファンを被い、
かつ粉塵排出口が形成されたファンケーシングとを備え
た表面研き装置。 - 【請求項2】 装置本体に取り付けられた駆動モータに
より表面研きホイールを回転しながら、被処理面を研く
表面研き装置において、 上記表面研きホイールの背後に配置されて、この表面研
きホイールの回転軸に同軸的に固着された粉塵吸引用の
ファンと、 上記表面研きホイール側の面を開口してファンを被い、
かつ粉塵排出口が形成されたファンケーシングとを備
え、 このファンケーシングの開口側の端部に、上記ファンの
外周部を被う環状のカバー板、および、上記表面研きホ
イールを外周側から被う環状の防塵ブラシを配設した表
面研き装置。 - 【請求項3】 上記ファンケーシングの粉塵排出口に、
粉塵排出用の可撓性のホースを連結した請求項1または
請求項2に記載の表面研き装置。 - 【請求項4】 上記ファンは、放射配置された多数枚の
羽根板が、それぞれ先方へ向かうほど徐々に回転方向と
は逆方向へ反っており、上記粉塵排出口は、上記ファン
ケーシングの外周板に形成されている請求項1〜3の
内、いずれか1項に記載の表面研き装置。 - 【請求項5】 上記表面研きホイールは、被処理面を研
削する研削突起を有するダイヤモンドカップ、または、
被処理面を研磨する砂を固めたサンディングホイールで
ある請求項1〜4の内、いずれか1項に記載の表面研き
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31627497A JPH11129159A (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | 表面研き装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31627497A JPH11129159A (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | 表面研き装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11129159A true JPH11129159A (ja) | 1999-05-18 |
Family
ID=18075287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31627497A Pending JPH11129159A (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | 表面研き装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11129159A (ja) |
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010094089A (ko) * | 2000-04-04 | 2001-10-31 | 김해곤 | 집진이 용이한 그라인더 |
KR100831038B1 (ko) * | 2007-02-23 | 2008-05-22 | 권순철 | 표면처리용 연마장치 |
KR100958306B1 (ko) | 2008-04-02 | 2010-05-19 | 이화다이아몬드공업 주식회사 | 공구, 그라인딩 컵 공구, 그라인딩 컵 공구용 프로펠러 및코아 드릴 |
CN101797708A (zh) * | 2010-03-25 | 2010-08-11 | 陈远康 | 无尘打磨机 |
KR100985466B1 (ko) * | 2010-01-11 | 2010-10-05 | (주)삼화기업 | 핸드 그라인더 |
CN102233532A (zh) * | 2010-04-21 | 2011-11-09 | 苏州宝时得电动工具有限公司 | 磨砂机 |
JP2012206211A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-25 | Hitachi Koki Co Ltd | 集塵アダプターおよび集塵アダプターを備えた動力工具 |
KR101215386B1 (ko) * | 2010-01-08 | 2012-12-26 | 삼성중공업 주식회사 | 에어 그라인더 |
CN103331662A (zh) * | 2010-04-21 | 2013-10-02 | 苏州宝时得电动工具有限公司 | 磨砂机 |
KR101324158B1 (ko) * | 2013-04-04 | 2013-11-05 | 정석건설산업 주식회사 | 친환경 분진방지 그라인더 및 이를 이용한 친환경 표면처리 방법 |
CN105127853A (zh) * | 2014-05-30 | 2015-12-09 | 浙江绿动电机科技有限公司 | 墙面打磨机 |
CN108326659A (zh) * | 2018-03-23 | 2018-07-27 | 郑州龙威电子科技有限公司 | 一种低污染的磨平装置 |
CN109070310A (zh) * | 2016-04-01 | 2018-12-21 | 安柯拉股份公司 | 用于抛光陶瓷制品或天然石材的抛光头的冷却和抽吸系统 |
CN109159010A (zh) * | 2018-11-06 | 2019-01-08 | 广东双兴新材料集团有限公司 | 一种抛光车间粉屑排放系统 |
CN113681425A (zh) * | 2021-09-30 | 2021-11-23 | 南通通利精密机械有限公司 | 一种金属制品加工打磨装置 |
CN114589611A (zh) * | 2022-03-08 | 2022-06-07 | 纪书平 | 一种滑动式跟随降温的铝型材加工用抛光装置 |
CN117358765A (zh) * | 2023-10-27 | 2024-01-09 | 深圳市鑫典金光电科技有限公司 | 一种冷轧铝钢复合带材生产装置 |
-
1997
- 1997-10-30 JP JP31627497A patent/JPH11129159A/ja active Pending
Cited By (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010094089A (ko) * | 2000-04-04 | 2001-10-31 | 김해곤 | 집진이 용이한 그라인더 |
KR100831038B1 (ko) * | 2007-02-23 | 2008-05-22 | 권순철 | 표면처리용 연마장치 |
KR100958306B1 (ko) | 2008-04-02 | 2010-05-19 | 이화다이아몬드공업 주식회사 | 공구, 그라인딩 컵 공구, 그라인딩 컵 공구용 프로펠러 및코아 드릴 |
KR101215386B1 (ko) * | 2010-01-08 | 2012-12-26 | 삼성중공업 주식회사 | 에어 그라인더 |
KR100985466B1 (ko) * | 2010-01-11 | 2010-10-05 | (주)삼화기업 | 핸드 그라인더 |
WO2011083918A3 (ko) * | 2010-01-11 | 2011-10-13 | (주)삼화기업 | 핸드 그라인더 |
CN101797708A (zh) * | 2010-03-25 | 2010-08-11 | 陈远康 | 无尘打磨机 |
CN102233532A (zh) * | 2010-04-21 | 2011-11-09 | 苏州宝时得电动工具有限公司 | 磨砂机 |
CN103331662A (zh) * | 2010-04-21 | 2013-10-02 | 苏州宝时得电动工具有限公司 | 磨砂机 |
JP2012206211A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-25 | Hitachi Koki Co Ltd | 集塵アダプターおよび集塵アダプターを備えた動力工具 |
KR101324158B1 (ko) * | 2013-04-04 | 2013-11-05 | 정석건설산업 주식회사 | 친환경 분진방지 그라인더 및 이를 이용한 친환경 표면처리 방법 |
CN105127853A (zh) * | 2014-05-30 | 2015-12-09 | 浙江绿动电机科技有限公司 | 墙面打磨机 |
CN109070310A (zh) * | 2016-04-01 | 2018-12-21 | 安柯拉股份公司 | 用于抛光陶瓷制品或天然石材的抛光头的冷却和抽吸系统 |
CN108326659A (zh) * | 2018-03-23 | 2018-07-27 | 郑州龙威电子科技有限公司 | 一种低污染的磨平装置 |
CN109159010A (zh) * | 2018-11-06 | 2019-01-08 | 广东双兴新材料集团有限公司 | 一种抛光车间粉屑排放系统 |
CN113681425A (zh) * | 2021-09-30 | 2021-11-23 | 南通通利精密机械有限公司 | 一种金属制品加工打磨装置 |
CN114589611A (zh) * | 2022-03-08 | 2022-06-07 | 纪书平 | 一种滑动式跟随降温的铝型材加工用抛光装置 |
CN114589611B (zh) * | 2022-03-08 | 2024-01-12 | 江苏芯航东方科技有限公司 | 一种滑动式跟随降温的铝型材加工用抛光装置 |
CN117358765A (zh) * | 2023-10-27 | 2024-01-09 | 深圳市鑫典金光电科技有限公司 | 一种冷轧铝钢复合带材生产装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH11129159A (ja) | 表面研き装置 | |
US3882644A (en) | Dust collector for portable rotary disc grinder | |
US5609516A (en) | Rotating abrader with polygonal pad and dust evacuation | |
KR101774259B1 (ko) | 단부 긁힘 방지 기능을 갖는 파이프 절단부 연마용 브러싱 장치 | |
KR102333886B1 (ko) | 샌더기 | |
CN107471058A (zh) | 金属材料表面处理装置 | |
CA2650332A1 (en) | Device and method for extraction of dust from a grinder | |
JP2001138203A (ja) | 表面研き装置 | |
KR101167922B1 (ko) | 공압형 오비탈 샌더 | |
US9387565B2 (en) | Abrasive apparatus and components thereof | |
WO1994009945A1 (en) | Polishing method, apparatus for the same and buff polishing wheel | |
KR101440221B1 (ko) | 에어 그라인더를 이용한 금속 가공물의 버 제거 장치 | |
JP7178100B2 (ja) | アスベスト含有塗膜除去装置 | |
KR101080384B1 (ko) | 그라인더 | |
JP2016215290A (ja) | 研磨研削装置 | |
US5456630A (en) | Cleaning and dressing tool for buffing pads | |
GB2496147A (en) | Apparatus and method for an abrasive cleaning tool | |
JPS63150164A (ja) | 研摩用吸塵サンダ−の研摩材 | |
JPH1076448A (ja) | Elid研削方法 | |
WO2019245491A2 (en) | Disk hand held sand blasting machine | |
CN217572324U (zh) | 一种自吸集尘打磨机 | |
CN213352006U (zh) | 一种用于卡套管机加工的抛光设备 | |
CN213970408U (zh) | 一种机械加工用磨床 | |
CN211029464U (zh) | 一种长手柄便携打磨机 | |
CN217291869U (zh) | 一种汽车美容维修用的修复抛光机 |