JP3174974U - 凹角部用ウォータージェットハンドブラスト - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ノズルヘッド1、スイベル5、飛散防止カバー7、ブラシ8、ブラシ固定金具20、前部車輪14、後部車輪及び車輪取付用ステー15、グリップ12によって構成される。ノズルヘッドの被処理面13に対向する面はV形の形状で、複数のウォータージェット噴射口を持ち、ノズルヘッドはスイベルに取り付けられ、ウォータージェットを噴射する反力で回転する。飛散防止カバーは回転するノズルヘッドを覆い、その縁は被処理面の角部に合わせてV形にカットされた形状で、さらにその縁に沿ってブラシ固定金具を用いてブラシを取り付けて被処理面との間の隙間をふさぐ。
【選択図】図3
Description
平面用のハンドブラストの例を図1(a)、(b)に示す。図1(a)は被処理面(コンクリート面あるいは塗装面)から、図1(b)は側面から見た図である。
ノズルヘッド1は複数の噴射口2を持ち、斜めにウォータージェット3を噴射する。ノズルヘッド1はノズルヘッド回転用スイベル5に取り付けられ、ウォータージェットを噴射しながらその反力で回転する。ノズルヘッド1を囲うように飛散防止カバー7が付き、さらに吸引ホース9を付け吸引ポンプで吸引することによって作業排水(コンクリート片あるいは塗膜片を含んだウォータージェットの水)の飛散を防ぐ。
平面を処理している場合は良いが、図2のように180°より大きな角部(凹の角部)を処理しようとすると被処理面13との間に隙間ができ、そこから作業排水が広範囲に飛散する。飛散した作業排水を回収・清掃する作業は、手間のかかる作業である。
飛散防止カバー7が浮き上がらないぎりぎりの所で止めた場合は、中央から左右に幅数cmずつの処理されない部分が残る。その部分はハンドガン等を使って処理するが、その際にも作業排水が飛散し、回収・清掃に手間がかっている。
そこで作業排水を飛散させないで、180°より大きな角部(凹の角部)の目粗しや塗膜剥離を行うハンドブラストを提供する。
ノズルヘッド1の被処理面13に対向する面は被処理面13に合わせて斜めに角度が付けられており、斜めに角度を持たせてウォータージェット3を噴射する。ノズルヘッド1はスイベル5に取りつけられ、ウォータージェット3の反力で回転する。
飛散防止カバー7の被処理面13に対向する縁も、被処理面13に合わせてV型にカットされた形状で被処理面13との隙間をふさぐためブラシ8が取り付けられている。
また飛散防止カバー7には吸引ホース9を繋ぎ吸引ポンプで作業排水を吸引する。
さらにステー15、ブラケット18を介して前部車輪14、後部車輪17が取り付けられ、ハンドブラストを角に沿って移動させることが可能である。
前部車輪14は図5に示すように、長穴を持ったステー15を介して取り付け、位置、角度の調整が可能である。
後部車輪17については図6に示す。外周の断面が円形であり、角度θが変わっても位置の変化はほとんど無い。そのため後部車輪17の調整は不要である。
カバー7の縁に付けられているブラシ8は基部(毛の根元の部分)が可撓性の樹脂等の素材を用い、ブラシ固定金具20の取付穴を長穴にして上下に位置を調整する。(図7)
図3は角部の上方から見た状態を示す。図3では飛散防止カバー7は断面で描かれている。またブラシ8は図では両端のみであるが、実際はカバー7の縁全周にわたっている。さらに図3では前部車輪14はカバー7内を示すため実際の位置より外側に描かれている。
図4(a)は作業者側から、図4(b)は側面からから見た状態を表す。図4(a)において右側のグリップ12は、その下の前部車輪14などを表すため外形のみを描いている。
被処理面13と対向するノズルヘッド1の面はV形(被処理 面13に合わせた形状)になっており、ウォータージェット3は角度を持たせて噴射する。ノズルヘッド1はスイベル5に取りつけられ、ウォータージェット3の反力で回転しながら目粗し・塗膜剥離等の処理を行う。(噴射方向は、噴射口2が回転によって描く円の接線方向に傾いているため、噴射の反力がノズルヘッド1の回転力となる。)
飛散防止カバー7についても被処理面13と対向する部分がV形にカットされ、縁には被処理面13との隙間をふさぐためブラシ8が付いている。ブラシ8はブラシ固定金具20で全周にわたって取付ける。
また飛散防止カバー7には吸引ホース9を繋ぎ吸引ポンプで作業排水を吸引する。
さらにステー15、ブラケット18を介して前部車輪14、後部車輪17を付け、角部に沿ってスムーズな移動を可能にする。
前部車輪は取付台16にステー15を介して取付ける。ステー15は長穴が開いており被処理面13に合せて位置・角度を調整し、ボルトによって固定する。長穴の目盛りは、左右を均等にするためである。
外周の断面形状が円形で幅の狭い車輪を使うことにより、角度θが変わっても位置はほとんど変化せず、調整は不要である。
図7にブラシ8の取付方法を示す。
ブラシ8は基部(毛を植えてある根元の部分)が可撓性の樹脂等の素材で、カバー7の縁に沿って湾曲させて取り付けることが可能なものを用いる。ブラシ8はブラシ固定金具20を用いてカバーの周囲にネジ止めする。図7では両端のみ描かれているが(図3,4においても)、ブラシ固定金具20はカバー7の全周にわたって必要個数が取り付けられている。
ブラシ固定金具20の取付穴を長穴にすることにより、角度θが変わった場合でも位置を調整して取り付けることができる。また、ブラシ8の毛先が磨耗した場合の調整も可能である。
2…噴射口
3…ウォータージェット
4…回転方向
5…スイベル(ノズルヘッド回転用)
6…高圧水ホース
7…飛散防止カバー
8…ブラシ
9…吸引ホース(吸引パイプ)
10…吸引方向
11…ボールキャスター
12…グリップ
13…被処理面(コンクリート面、塗装面)
14…前部車輪
15…前部車輪用ステー
16…前部車輪取付台
17…後部車輪
18…後部車輪用ブラケット
19…後部車輪用スペーサー(カラー)
20…ブラシ固定金具
θ…被処理面の角度
Claims (2)
- コンクリート面や塗装面の180°より大きな角部(凹の角部)の目粗し、塗装剥離などの作業を行うためのウォータージェットを使ったハンドブラストであって、
ノズルヘッド、スイベル、飛散防止カバー、ブラシ、ブラシ固定金具、前部車輪、後部車輪及び車輪取付用ステーによって構成され、
前記ノズルヘッドの被処理面(前記コンクリート面、塗装面)に対向する面は被処理面の角部に合わせて斜め(V形)になっており、
前記ノズルヘッドは複数のウォータージェット噴射口を持ち、スイベルを介して取り付けられウォータージェットを噴射する反力で回転し、
前記飛散防止カバーは回転するノズルヘッドを覆う円筒形であるが、被処理面に対向する面は開放し、その縁は角部に合わせて斜め(V形)にカットされ、
縁に沿ってブラシ固定金具を用いてブラシを取り付けて被処理面との間の隙間をふさぎ、
前記飛散防止カバーには吸引ホースを付けポンプで作業排水を吸引し、
前記飛散防止カバーにステーを介して前部車輪、後部車輪を付け、角部に沿って移動可能としたウォータージェットハンドブラスト。 - 請求項1において、
ブラシはその基部に可撓性の素材を用いて飛散防止カバーの縁に沿って湾曲させて取り付けることが可能であるとともに、ブラシ固定金具の取付穴を長穴にして位置調整を可能とし
車輪取付用ステーも取付穴を長穴にして位置、角度の調整を可能とすることにより、
異なる角度の角部でも使用可能としたウォータージェットハンドブラスト。
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JP2011007389U JP3174974U (ja) | 2011-11-28 | 2011-11-28 | 凹角部用ウォータージェットハンドブラスト |
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JP3174974U true JP3174974U (ja) | 2012-04-19 |
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ID=48002062
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JP2011007389U Expired - Lifetime JP3174974U (ja) | 2011-11-28 | 2011-11-28 | 凹角部用ウォータージェットハンドブラスト |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018058151A (ja) * | 2016-10-04 | 2018-04-12 | 東急建設株式会社 | 表面加工装置および表面加工方法 |
JP2020062597A (ja) * | 2018-10-16 | 2020-04-23 | 株式会社スギノマシン | ウォータージェットガン装着用ノズルカバー |
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2011
- 2011-11-28 JP JP2011007389U patent/JP3174974U/ja not_active Expired - Lifetime
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