JP7177026B2

JP7177026B2 - ライン照明装置

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Publication number: JP7177026B2
Application number: JP2019189237A
Authority: JP
Inventors: 翔岡村
Original assignee: Yazaki Corp
Current assignee: Yazaki Corp
Priority date: 2019-10-16
Filing date: 2019-10-16
Publication date: 2022-11-22
Anticipated expiration: 2039-10-16
Also published as: US20210116620A1; CN112664859A; US11073649B2; JP2021064560A; CN112664859B

Description

本発明は、ライン照明装置に関する。

従来、ＬＥＤと導光体と位置決め部材とを備えた照明装置が知られている（特許文献１参照）。ＬＥＤには、光出射面が設けられている。導光体は、長手状に形成されている。

導光体は、ＬＥＤの光出射面と対向配置される端面と、端面から入射された光を出射させる光出射面とを有している。位置決め部材は、ＬＥＤに対する導光体の端面の位置決めをするようになっている。

また、導光体は、端面を有する長手状の芯材と、この芯材の外周面を覆っている被覆材とを備えている。位置決め部材は、ＬＥＤの光出射面と導光体の端面との間に配されている。位置決め部材には、光を透過可能な材質によって構成されている突出部が設けられている。突出部は、芯材の端面に当接すると共に、被覆材には当接しないようになっている。

特開２０１７－１３６９９４号公報

ところで、従来の照明装置では、入光面となっている導光体の端面と位置決め部材とがお互いに接触しているので、導光体の端面、導光体の端面に接触している位置決め部材の面にキズがつくおそれがある。このキズ付きが発生すると、照度の低下等の配光性能の低下が生じるおそれがある。

本発明は、発光ユニットと、棒状の導光体本体部を具備する導光体と、導光体本体部が内部に収容されているケースとを備えてライン照明装置において、照度の低下等の配光性能の低下を無くすことができるライン照明装置を提供することを目的とする。

本発明の態様に係るライン照明装置は、発光ユニット筐体と光を発する発光体とを具備する発光ユニットと、棒状に形成されている導光体本体部と、この導光体本体部の長手方向の一方の端部である第１の端部に設けられている導光体鍔部とを具備する導光体と、棒状に形成されており長手方向で見て一部が開口しており前記導光体本体部が内部に収容されているケース本体部を備えているケースとを有し、前記ケース本体部の長手方向の第１の端と、前記発光ユニット筐体とで前記導光体鍔部が挟み込まれており、前記導光体本体部の長手方向の第１の端と前記発光体との間に間隙が形成されており、前記導光体の導光体本体部と前記導光体の導光体鍔部とは、一体成形で形成されており、前記導光体鍔部は、外径の値が前記導光体本体部の外径の値よりも大きい円板状に形成されているライン照明装置である。

また、本発明の態様に係るライン照明装置は、前記導光体鍔部、前記発光ユニット筐体のそれぞれには、芯出し部が設けられており、前記導光体鍔部の芯出し部と前記発光ユニット筐体の芯出し部とがお互いに係合し、前記導光体本体部の長手方向で見て、前記導光体本体部の長手方向の第１の端面の中心と、前記発光体の中心とがお互いに一致している。

また、本発明の態様に係るライン照明装置は、前記導光体鍔部の厚さ方向の一方の側である第１の側には、円錐台側面状の係合面が設けられており、前記導光体鍔部の厚さ方向の他方の側である第２の側には、平面状の係合面が設けられており、前記発光ユニット筐体には、円錐台側面状の係合面が設けられおり、前記ケース本体部の長手方向の第１の端には、平面状の係合面が設けられており、前記導光体鍔部の平面状の係合面が前記ケース本体部の平面状の係合面に面接触しており、前記導光体鍔部の円錐台側面状の係合面が、前記発光ユニット筐体の円錐台側面状の係合面に面接触している。

本発明によれば、照度の低下等の配光性能の低下を無くすことができるライン照明装置を提供することができるという効果を奏する。

本発明の実施形態に係るライン照明装置の斜視図である。本発明の実施形態に係るライン照明装置の分解斜視図である。本発明の実施形態に係るライン照明装置の部分断面図であって、ケースへの導光体の設置手順を示す図である。本発明の実施形態に係るライン照明装置の部分断面図であって、ケースへの導光体の設置手順を示す図である。図１におけるＶ部の拡大図であって、（ｂ）はライン照明装置をＺ方向で見た図であり（ａ）は（ｂ）におけるＶＡ矢視図である。図５（ｂ）におけるＶＩ―ＶＩ断面を示す図である。比較例に係る照明装置を示す図である。

本発明の実施形態に係るライン照明装置１は、たとえば、車両の室内に設置されて使用されるものであり、図１、図２で示すように、発光ユニット３と導光体５とケース７とを備えて構成されている。

ここで説明の便宜のためにライン照明装置における所定の一方向をＸ方向とし、このＸ方向に対して直交する所定の一方向をＹ方向とし、Ｘ方向とＹ方向とに対して直交する方向をＺ方向とする。

発光ユニット３は、図６等で示すように、発光ユニット筐体８と発光体９を備えて構成されている。発光体９は、たとえば、ＬＥＤで構成されており、白色等の可視光を発するようになっている。発光体９は発光ユニット筐体８の内部で発光ユニット筐体８に一体的に設けられている。

導光体（導光棒）５は、有色透明を含む透明な材料もしくは有色透明を含む半透明な材料で構成されている。導光体５は、図２～図４、図６で示すように、細長い円柱状等の棒状に形成されている導光体本体部１１と、この導光体本体部１１の長手方向であるＸ方向の一方の端部である第１の端部に設けられている導光体鍔部１３とを具備している。

また、導光体本体部１１は、発光ユニット３が発した光を、長手方向の第１の端から内部に入れ透過させて長手方向に導くようになっている。

ケース７は、光を通さない材料で構成されている。ケース７は、図２等で示すように、ケース本体部１７を備えて構成されている。ケース本体部１７は、棒状に形成されており、長手方向であるＸ方向で見て一部が開口している。すなわち、ケース本体部１７を長手方向で見ると、一部に開口部１５が形成されている。

お互いの長手方向が一致するようにして、導光体本体部１１がケース本体部１７の内部に収容されている。この設置がされた状態では、導光体本体部１１の長手方向とケース本体部１７の長手方向とがお互いに一致しており、導光体本体部１１とケース本体部１７とがＸ方向に延びている。

なお、導光体本体部１１とケース本体部１７とは若干の可撓性を有しており、僅かに曲がるようになっているが、僅かに曲がった場合であっても、長手方向をＸ方向とする。

ライン照明装置１では、図６で示すように、ケース７（ケース本体部１７）の長手方向の第１の端と、発光ユニット３の発光ユニット筐体８とで導光体５の導光体鍔部１３が挟み込まれている。これにより、発光ユニット３と導光体５とケース７とが一体化しており、導光体本体部１１の長手方向の第１の端と発光ユニット３の発光体９との間に一定の間隙１９が形成されている。

導光体鍔部１３には芯出し部２１が設けられており、発光ユニット筐体８にも芯出し部２３が設けられている。

ライン照明装置１では、導光体鍔部１３の芯出し部２１と発光ユニット筐体８の芯出し部２３とがお互いに係合し、導光体本体部１１のＸ方向で見て、導光体本体部１１の長手方向の第１の端面の中心と、発光体９の中心とがお互いに一致している。

導光体鍔部１３の厚さ方向の一方の側である第１の側には、円錐台側面状の係合面２５が設けられている。円錐台側面状の係合面２５は、導光体鍔部１３の芯出し部２１を構成している。導光体鍔部１３の厚さ方向の他方の側である第２の側には、平面状の係合面２７が設けられている。

発光ユニット筐体８には、円錐台側面状の係合面２９が設けられている。円錐台側面状の係合面２９は、発光ユニット筐体８の芯出し部２３を構成している。ケース７（ケース本体部１７）の長手方向の第１の端には、平面状の係合面３１が設けられている。

そして、ライン照明装置１では、導光体鍔部１３の平面状の係合面２７がケース７の平面状の係合面３１に面接触しており、導光体鍔部１３の円錐台側面状の係合面２５が、発光ユニット筐体８の円錐台側面状の係合面２９に面接触している。

ここでライン照明装置１についてさらに詳しく説明する。

導光体５は、上述したように、導光体本体部１１と導光体鍔部１３とを備えて構成されている。導光体本体部１１は細長い円柱状に形成されており、導光体鍔部１３は円板状に形成されている。導光体鍔部１３の厚さ方向はＸ方向になっている。導光体鍔部１３の円錐台側面状の係合面２５は、導光体鍔部１３の厚さ方向の一方の側であるＸ方向の第１の端側に形成されている。また、円錐台側面状の係合面２５の外径は、Ｘ方向の第１の端側で小さく第２の端側で大きくなっている。

Ｘ方向で見ると、導光体本体部１１の中心と導光体鍔部１３の中心と円錐台側面状の係合面２５の中心とはお互いが一致している。なお、導光体本体部１１は、導光体鍔部１３からＸ方向の第１の端側に僅かに突出している。導光体本体部１１の第１の端の面は、円形状に形成されているとともに、Ｘ方向に対して直交している。

また、導光体５は一体成形で形成されているが、導光体本体部１１と導光体鍔部１３とを別体で成形し、この成形後、導光体本体部１１に導光体鍔部１３を一体的に設置してもよい。

ケース７は、ケース本体部１７と鍔状部位３３と発光ユニット設置部３５とを備えて構成されている。鍔状部位３３は、ケース本体部１７のＸ方向の第１の端部に設けられている。これにより、ケース本体部１７および鍔状部位３３のＸ方向の第１の端に、平面状の係合面３１が形成されている。

発光ユニット設置部３５は、ケース本体部１７のＸ方向の第１の端部からＸ方向の第１の端側に突出している。なお、発光ユニット設置部３５が設けられていても、発光ユニット３が設置される前の状態では、ケース本体部１７端の平面状の係合面３１は露出している。

発光ユニット筐体８は、発光ユニット筐体本体部３７と、発光体９が発した光を発光ユニット筐体８に外部に出すための光出射部３９とを備えて構成されている。発光ユニット筐体本体部３７の外形は、たとえば直方体状に形成されており、光出射部３９は、たとえば円筒状に形成されている。

光出射部３９は、円柱状に形成されており、中心軸がＸ方向に延びるようにして、発光ユニット筐体本体部３７からＸ方向の第２の端側に突出している。Ｙ方向では、光出射部３９は発光ユニット筐体本体部３７の中央部に位置している。Ｚ方向では、光出射部３９は発光ユニット筐体本体部３７の第１の端側に位置している。

発光ユニット筐体８の円錐台側面状の係合面２９は、光出射部３９のＸ方向の第２の端側に形成されている。光出射部３９の中心軸と係合面２９の中心軸とはお互いが一致している。

ライン照明装置１では、光出射部３９の円筒の中心軸と円柱状の導光体本体部１１の中心軸とがお互いに一致している。また、ライン照明装置１では、発光体９の平面状の発光面と導光体５の長手方向の第１の端の平面状の端面とが、お互いに平行になっている。発光体９の平面状の発光面はＸ方向に対して直交しており、発光体９の平面状の発光面と導光体５の長手方向の第１の端の平面状の端面との間には、上述したように間隙１９が存在している。

次に、ライン照明装置１の動作について説明する。

発光ユニット３が光を発すると、この光が、導光体５の長手方向の円形状の第１の端面から導光体５内に入り、導光体５内を長手方向の第２の端に向かって長手方向に進む。

そして、導光体５の導光体本体部１１の側面から光が出射され、この出射された光がケース７の開口部１５からライン照明装置１の外部に線状になって出てくる。

ライン照明装置１では、ケース７の長手方向の第１の端と、発光ユニット３の発光ユニット筐体８とで導光体５の導光体鍔部１３が挟み込まれている。また、ライン照明装置１では、導光体本体部１１の長手方向の第１の端と発光ユニット３の発光体９との間に一定の間隙１９が生じているように構成されている。

このように構成されていることで、導光体本体部１１の長手方向での発光ユニット３に対する導光体５のＸ方向での位置決めがされ、導光体本体部１１の長手方向の第１の端と発光ユニット３の発光体９とがお互いに接触することが防止される。そして、導光体本体部１１の長手方向の第１の端および発光ユニット３の発光体９へのキズ付きが無くなり、照度の低下等の配光性能の低下を無くすことができる。

これに対して比較例に係る照明装置３０１は、図７で示すように、ＬＥＤ３０３と導光体３０５と位置決め部材３０７とを備えて構成されている。

ＬＥＤ３０３には、光出射面３０９が設けられている。導光体３０５は、長手状に形成されている。

導光体３０５は、ＬＥＤ３０３の光出射面３０９と対向配置される端面３１１と、端面３１１から入射された光を出射させる光出射部３１３とを有している。位置決め部材３０７は、ＬＥＤ３０３に対する導光体３０５の端面３１１の位置決めをするようになっている。

また、導光体３０５は、端面３１１を有する長手状の芯材３１５と、この芯材３１５の外周面を覆っている被覆材３１７とを備えている。位置決め部材３０７は、ＬＥＤ３０３の光出射面３０９と導光体３０５の端面３１１との間に配されている。位置決め部材６０には、光を透過可能な材質によって構成されている突出部３１９が設けられている。

突出部３１９は、芯材３１５の端面３１１に当接するようになっている。これによって、導光体３０５の芯材３１５に傷がつくおそれがある。これに対して、ライン照明装置１では、上述したように、発光体９と導光体５との間に間隙１９が形成されているので、発光体９および導光体５への傷付きがなくなる。

また、ライン照明装置１では、導光体鍔部１３の芯出し部２１と発光ユニット筐体８の芯出し部２３とがお互いに係合することで、導光体本体部１１の第１の端面の中心と、発光体９の中心とがお互いに一致するようになっている。このように構成されていることで、Ｘ方向での位置決めに加えてＹ方向およびＺ方向での導光体５に対する発光ユニット３の位置決めもされ、発光ユニット３の発光体９が発した光を一層効率良く導光体５内に入れることができる。

また、ライン照明装置１では、導光体鍔部１３の平面状の係合面２７がケース７の平面状の係合面３１に面接触しており、導光体鍔部１３の円錐台側面状の係合面２５が、発光ユニット筐体８の円錐台側面状の係合面２９に面接触している。このように構成されていることで、簡素な構成で、Ｘ方向での位置決めに加えてＹ方向およびＺ方向での導光体５に対する発光ユニット３の位置決めがされ、発光ユニット３の発光体９が発した光を一層効率良く導光体５内に入れることができる。

以上、本実施形態を説明したが、本実施形態はこれらに限定されるものではなく、本実施形態の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。

１ライン照明装置
３発光ユニット
５導光体
７ケース
８発光ユニット筐体
９光を発する発光体
１１導光体本体部
１３導光体鍔部
１７ケース本体部
１９間隙
２１芯出し部（導光体鍔部の芯出し部）
２３芯出し部（発光ユニット筐体の芯出し部）
２５円錐台側面状の係合面（導光体鍔部の係合面）
２７平面状の係合面（導光体鍔部の係合面）
２９円錐台側面状の係合面（発光ユニット筐体の係合面）
３１平面状の係合面（発光ユニット筐体の係合面）

Claims

発光ユニット筐体と光を発する発光体とを具備する発光ユニットと、
棒状に形成されている導光体本体部と、この導光体本体部の長手方向の一方の端部である第１の端部に設けられている導光体鍔部とを具備する導光体と、
棒状に形成されており長手方向で見て一部が開口しており前記導光体本体部が内部に収容されているケース本体部を備えているケースと、
を有し、前記ケース本体部の長手方向の第１の端と、前記発光ユニット筐体とで前記導光体鍔部が挟み込まれており、前記導光体本体部の長手方向の第１の端と前記発光体との間に間隙が形成されており、
前記導光体の導光体本体部と前記導光体の導光体鍔部とは、一体成形で形成されており、
前記導光体鍔部は、外径の値が前記導光体本体部の外径の値よりも大きい円板状に形成されているライン照明装置。
前記導光体鍔部、前記発光ユニット筐体のそれぞれには、芯出し部が設けられており、
前記導光体鍔部の芯出し部と前記発光ユニット筐体の芯出し部とがお互いに係合し、前記導光体本体部の長手方向で見て、前記導光体本体部の長手方向の第１の端面の中心と、前記発光体の中心とがお互いに一致している請求項１に記載のライン照明装置。
前記導光体鍔部の厚さ方向の一方の側である第１の側には、円錐台側面状の係合面が設けられており、
前記導光体鍔部の厚さ方向の他方の側である第２の側には、平面状の係合面が設けられており、
前記発光ユニット筐体には、円錐台側面状の係合面が設けられおり、
前記ケース本体部の長手方向の第１の端には、平面状の係合面が設けられており、
前記導光体鍔部の平面状の係合面が前記ケース本体部の平面状の係合面に面接触しており、前記導光体鍔部の円錐台側面状の係合面が、前記発光ユニット筐体の円錐台側面状の係合面に面接触している請求項１または請求項２に記載のライン照明装置。