JP6727043B2 - 光源装置及び照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、光源から出射された光の進行方向を制御する光源装置及び照明器具に関する。
照明器具に用いられる光源として、発光ダイオードが知られている。発光ダイオードは、以下の説明において、LEDと呼称する。なお、LEDは、Light Emitting Diodeの略称である。LEDは、近年、発光効率及び光束が向上しているため、様々な照明器具の光源に使用されている。特許文献1には、LED光源を列状に配置し、透光性を有する拡散カバーで覆った照明器具が開示されている。また、特許文献2には、LED光源を列状に配置し、透光性を有する拡散カバーで覆った直管形の照明装置が開示されている。特許文献2において、拡散カバーの厚さは、中央部から両側端にかけて徐々に薄くなっており、これにより、光を収束する。更に、特許文献3には、LEDの光照射側に樋形状のカバーが設けられた照明装置が開示されている。特許文献3において、カバーは、LEDと対向する面に複数の凸部を有しており、凸部が、LEDから出射された光を所定の方向に集める。このように、従来の照明器具として、LED光源を列状に配置し、透光性を有する拡散カバーで覆ったものが知られている。
特許第5459234号公報 特開2013−232411号公報 特開2015−90763号公報
しかしながら、特許文献1に開示された照明器具は、人が不快に感じるグレア光である光源の光軸とのなす角度が60°〜90°の光を抑制することを目的として、照明器具の最奥部にLED光源を配置し、更にルーバを設けているため、大型化する。また、特許文献2に開示された照明装置は、光軸とのなす角度が60°〜90°において、拡散カバーの厚さがほぼ均一となっているため、人が不快に感じるグレア光が照射され、快適性を損なう。更に、特許文献3に開示された照明装置は、光源から出射される光のうち、光軸とのなす角度が60°〜90°といった広角の光は、凸部に当たらないため、迷光及びグレア光が照射される虞がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、照明器具を大型化することなく、グレア光を抑制する光源装置及び照明器具を提供するものである。
本発明に係る光源装置は、光を出射する光源と、光源が実装された基板と、基板の光源が配置された側に設けられ、光源の光軸の方向に延びる側面部を有し、光源から出射された光の進行方向を制御するカバーと、を備え、カバーは、側面部における光源から出射された光が入射する内壁側に形成された入射面と、入射面から入射した光が進行する媒質内部と、媒質内部と外部との境界面であって、側面部における入射した光をカバーの外側に出射する外壁側に形成された平面状の出射面と、を有し、入射面は、光源から出射された光の進行方向を変えるものであり、出射面から出射された光の光軸とのなす角度を75°以下となるように入射される光を屈折させる複数の入光面と、隣り合う入光面を接続する接続面と、を有し、複数の入光面は、光源から離れるに従って、光軸に対する傾斜角が小さくなるように構成されている。
本発明によれば、カバーの入射面に形成された複数の入光面が、光源から離れるに従って、光軸に対する傾斜角が小さくなるように構成されている。即ち、光源から近い入光面は、傾斜角が大きい。このため、光源から出射された光のうち、光軸とのなす角度が大きい広角の光は、傾斜角が大きい入光面に入射して屈折し、光源とのなす角度が小さい光となって出射される。従って、照明器具を大型化することなく、グレア光を抑制することができる。
本発明の実施の形態1に係る照明器具1を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る光源装置100を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る光源装置100を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る光源装置100の光の進行方向を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る光源装置100の光の進行方向を示す断面図である。 本発明の実施の形態2に係る光源装置200を示す断面図である。 本発明の実施の形態2に係る光源装置200の傾斜部160を示す断面図である。 本発明の実施の形態2の変形例に係る光源装置200の傾斜部160を示す断面図である。 本発明の実施の形態3に係る光源装置300を示す断面図である。 本発明の実施の形態3に係る光源装置300の光の進行方向を示す断面図である。 本発明の実施の形態4に係る光源装置400を示す断面図である。 本発明の実施の形態5に係る照明器具5を示す斜視図である。 本発明の実施の形態5に係る光源装置500を示す断面図である。
実施の形態1.
以下、本発明に係る光源装置及び照明器具の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る照明器具1を示す斜視図である。図1に基づいて、照明器具1について説明する。図1に示すように、照明器具1は、器具本体10と、光源装置100とを備えている。器具本体10は、直方体状の箱体であり、底部11が開口している。器具本体10は、底部11から両幅方向(矢印X方向)に延びるフランジ部12を有している。器具本体10は、例えば天井Cに形成された穴に挿入される。その際、フランジ部12は、天井面に当たり、照明器具1が天井Cに取り付けられる。
図2は、本発明の実施の形態1に係る光源装置100を示す分解斜視図である。図2に示すように、光源装置100は、光源110と、基板120と、筐体130と、カバー140とを備えている。光源110は、光を出射するものであり、例えばLEDである。光源110は、例えば波長が440nm〜480nm程度の青色光を発するチップと、青色光を黄色光に波長変換する蛍光体とが樹脂パッケージの内部に設けられた素子としてもよい。この場合、光源110は、青色光と黄色光とが合成した白色光を発する発光素子である。
基板120は、例えば長手方向(矢印Y方向)に延びる長方形状の板状の部材であり、複数の光源110が、一方の面に長手方向(矢印Y方向)に沿って実装されている。また、基板120には、ダイオード等の回路素子(図示せず)及びコネクタ等の端子(図示せず)が実装されている。なお、基板120の表面に、白色レジスト等が塗布されることにより、光の反射率を高めることもできる。光の反射率を高めることによって、光源装置100の発光効率を高めることができる。
筐体130は、基板120が取り付けられる板状の取付部131と、取付部131の両側端部から基板120とは反対側に延びる側部132とを有している。取付部131には、接着剤等によって、基板120が取り付けられている。光源110が発する熱は、基板120を介して、取付部131に伝わり、取付部131から側部132に伝わって、側部132から大気に放出される。このように、筐体130は、光源110が発する熱を放出する放熱板又はヒートシンクの機能を有している。
カバー140は、基板120の光源110が配置された側に設けられ、光源110の光軸の方向に延び、光源110から出射された光の進行方向を制御する配光制御の機能を有している。ここで、光軸とは、光源110から法線方向に出射される光の方向(矢印Z1方向)をいう。カバー140は、光源110に対向する正面部141と、正面部141の両側部から基板120側に延びる側面部142と、カバー140の長手方向の両端面を塞ぐ2個の端板部150とを有している。カバー140は、光軸を中心とした対称の形状である。なお、カバー140は、押出成形によって一体的に形成されてもよく、射出成形によって形成された各部材を接着剤で貼り付けることによって一体的に形成されてもよい。また、カバー140は、アクリルやポリカーボネート等の光を透過する透明な材料で形成されている。材料の屈折率は、例えば1.4以上1.7以下である。
図3は、本発明の実施の形態1に係る光源装置100を示す断面図であり、図1のA−A断面図である。図3に示すように、正面部141は、光源110から出射される光のうち、鉛直角が小さい光が入射して、屈折する平坦状の透過性の部材である。ここで、鉛直角とは、鉛直方向(矢印Z方向)である光軸とのなす角度をいう。
側面部142は、光源110の光軸の方向に延び、入射面142aと媒質内部142cと出射面142bとを有する透過性の部材である。側面部142の先端部からは、互いに向き合う方向に延びる突出部144が設けられている。光源110が実装された基板120が取り付けられた筐体130は、側面部142の長手方向(矢印Y方向)の端部から挿入される。突出部144は、挿入された筐体130が外れることを抑制する。入射面142aは、光源110から出射された光が入射する側面部142の内壁側に形成されたものである。媒質内部142cは、入射面142aから入射した光が進行するものである。出射面142bは、媒質内部142cと外部との境界面であって、入射した光をカバー140の外側に出射する側面部142の外壁側に形成されたものである。
入射面142aは、複数の入光面143aと、複数の接続面143bとを有している。入光面143aは、光軸に対し光源110から離れるほど光軸に近づく方向に傾斜して傾斜角θαが小さくなるように構成されており、光源110から出射された光の進行方向を変えるものである。ここで、傾斜角とは、鉛直方向(矢印Z方向)である光軸に対して傾く角度をいう。接続面143bは、隣り合う入光面143aを接続するものである。入光面143a及び接続面143bによって、制御凸部143が形成されている。ここで、光源110の中心から出射された光の進行方向について説明する。
光源110から出射された光のうち、鉛直角がθaの光は、入射面142aの入光面143aに入射して屈折する。屈折した光は、鉛直角がθbの光となり、媒質内部142cを進行して、媒質内部142cと外部との境界面である出射面142bにおいて屈折する。屈折した光は、鉛直角がθcの光となり、カバー140の外部に出射される。ここで、θcが、所望の角度θgよりも小さくなるように入光面143aの傾斜角θαが設定されている。所望の角度θgは、例えばグレア光となる光であり、例えば60°である。カバー140の屈折率をnとすると、次の式(1)を満足するように、入光面143aの傾斜角θαが設定されている。
[数1]
θg>90−sin−1(sin(θα)−sin−1(sin(90−θa−θα))/n)×n・・・(1)
端板部150は、正面部141及び側面部142に接着されて取り付けられている。なお、端板部150には、側面部142に設けられた制御凸部143と同様の制御凸部143が設けられている。
図4は、本発明の実施の形態1に係る光源装置100の光の進行方向を示す模式図である。ここで、入光面143aに入射する光の進行方向について説明する。図4に示すように、一つの制御凸部143Aと、光源110側で制御凸部143Aと隣り合う制御凸部143Bと、正面部141側で制御凸部143Aと隣り合う制御凸部143Cとに入射する光の進行方向について説明する。なお、制御凸部143Aに入射する光のうち、制御凸部143Aの中央に入射する光の光路をA1、制御凸部143Aの制御凸部143B側端部に入射する光の光路をA2、制御凸部143Aの制御凸部143C側端部に入射する光の光路をA3とする。光路A2及び光路A3は、入光面143aと接続面143bとの境界点に入射する光の光路である。
なお、本実施の形態1では、入光面143aと接続面143bとの境界は、角状であるが、R形状でもよい。この場合、入光面143aと接続面143bとの境界点は、入光面143aの平坦部の延長線と接続面143bの平坦部の延長線との交点、即ち接点である。また、入光面143aの底部11を結ぶ仮想線から入光面143aの頂点までの長さである入光面143aの突出高さHは、光源110から離れるに従って徐々に小さくなる。なお、突出高さHは、一定以上の高さを有する。即ち、入光面143aの光軸の方向の長さは、光源110から離れるに従って長くなる。
制御凸部143の入光面143aは、入光面143aに入射する光の鉛直角が大きくなるように光を屈折させる。また、出射面142bは、入光面143aで屈折した光の鉛直角が小さくなるように光を屈折させる。即ち、制御凸部143Aの入光面143aAで屈折した光の鉛直角θA2は、入光面143aAに入射する光路A1の鉛直角θA1よりも大きくなる(θA2>θA1)。また、出射面142bで屈折した光の鉛直角θA3は、入光面143aAで屈折した光の鉛直角θA2よりも小さくなる(θA3<θA2)。
なお、制御凸部143の接続面143bは、隣り合う入光面143aからの光が入射しないように形成されている。即ち、制御凸部143Aの接続面143bAの傾斜角は、制御凸部143Cに入光する光の光路Cの鉛直角よりも大きくなるように形成されている。制御凸部143の入光面143aは、入射した光が接続面143bに入光しないように光を屈折させる。即ち、制御凸部143Aの入光面143aAは、光路A3で入光する光を、接続面143bの傾斜角よりも大きい鉛直角となるように屈折させる。
図5は、本発明の実施の形態1に係る光源装置100の光の進行方向を示す断面図である。次に、入光面143aの傾斜角について具体的に説明する。図5に示すように、複数の入光面143aに、光源110から近い順に1〜12の番号を振る。ここで、入光面143aの傾斜角をθα、光源110から出射された光の鉛直角をθa、入光面143aで屈折された光の鉛直角をθb、出射面142bから出射された光の鉛直角をθcとする。それぞれの制御凸部143の入光面143aの傾斜角θα、それぞれの入光面143aに入射した光のθa、θb、θcは、表1のようになる。
Figure 0006727043
表1に示すように、制御凸部143は、光源110から離れるに従って、入光面143aの傾斜角θαが小さくなる。これにより、θaとθcとの差は、光源110から離れるに従って小さくなる。即ち、入光面143aの傾斜角θαは、光源110から正面部141に向かうに従って、入光面143aに入光する光の屈折が小さくなる。なお、光の屈折は、入光面143aでの屈折と、媒質内部142cと外部との境界面である出射面142bでの屈折との2回である。これは、番号をnとすると、以下の式(2)で示される。
[数2]
θan−θcn>θa(n+1)−θc(n+1)・・・(2)
制御凸部143−1〜制御凸部143−5のように、鉛直角が約60°〜90°といった広角の光は、傾斜角が大きい入光面143aに入射して屈折し、出射面142bから出射された光の鉛直角が60°以下の光となって出射される。即ち、複数の入光面143aは、出射面142bから出射される光の鉛直角が所定の角度、例えば60°以下となるように、入射される光を屈折させるものである。なお、所定の角度は、65°でもよいし、75°でもよい。
本実施の形態1によれば、カバー140の入射面142aに形成された複数の入光面143aが、光源110から離れるに従って、光軸に対する傾斜角が小さくなるように構成されている。即ち、光源110から近い入光面143aは、傾斜角が大きい。このため、光源110から出射された光のうち、鉛直角が約60°〜90°といった広角の光は、傾斜角が大きい入光面143aに入射して屈折し、鉛直角が60°以下の光となって出射される。従って、照明器具1を大型化することなく、グレア光を抑制することができる。このように、光源装置100は、カバー140から出射される光が、部分的に明るくなることが抑制される。
また、カバー140の内壁には制御凸部143が形成され、カバー140の外壁は平面状に形成されている。このため、照明器具1において、光源装置100が器具本体10に取り付けられる際、制御凸部143に汚れが付着すること及び傷がつくことが抑制される。また、照明器具1が使用される際、制御凸部143に塵埃が蓄積することが抑制される。従来、楔形状及び円弧形状のカバーを有する照明器具が知られている。従来の照明器具は、カバーの厚さが厚いため、高コストとなる。また、カバーが、楔形状及び円弧形状を有しているため、カバーの厚さが顕著に異なる。このため、作製が困難である。これに対し、本実施の形態1は、押出成形又は射出成形によってカバー140を作製することができるため、コストを削減することができる。
実施の形態2.
図6Aは、本発明の実施の形態2に係る光源装置200を示す断面図である。図6Aに示すように、本実施の形態2は、カバー140が傾斜部160を有している点で、実施の形態1と相違する。本実施の形態2では、実施の形態1と共通する部分は同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図6Bは、本発明の実施の形態2に係る光源装置200の傾斜部160を示す断面図である。図6Bに示すように、傾斜部160は、側面部142の光源110側の端部と光源110の側面部142側の端部とを結んだ線D(図6Bの一点鎖線)より基板120側に配置され、傾斜面161を有する不透過性の部材である。より具体的には、傾斜部160は、側面部142の入光面143aの光源110側の端部と、光源110の側面部142側の端部とを結んだ線Dより基板120側に配置されている。傾斜部160は、傾斜面161が、光源110から出射される光のうち、側面部142の光源110側の端部と基板120との間に入射する光を遮るように傾斜している。ここで、図6Cは、本発明の実施の形態2の変形例に係る光源装置200の傾斜部160を示す断面図である。図6Cに示すように、傾斜部160の傾斜面161は、全ての面が同じ傾斜角ではなく、途中で屈曲していてもよい。このように、傾斜部160は、側面部142の光源110側の端部と光源110の側面部142の端部とを結んだ線D(図6Cの一点鎖線)より基板120側に配置されていれば、いずれの形状をなしてもよい。
光源110から出射される光のうち、光軸に対し広角の光は、出射面142bから出射される光がグレア光とならない目標とする鉛直角となるように大きく屈折する必要がある。目標とする出射面142bから出射される光の鉛直角θcよりも光源110から出射される光の鉛直角θaが大きいとき、入光面143aで屈折した光の鉛直角θbが光源110から出射される光の鉛直角θaよりも小さくなる場合がある。入光面143aに入射したときのθbがθaより小さい場合、入光面143aで屈折した光は、接続面143bに入射される場合がある。この場合、光が接続面143bで全反射され、所定の方向とは異なる方向に進みグレア光となる場合がある。一方、接続面143bが、入光面143aで屈折した光と干渉しないように形成された場合、光源110から出射された光が直接接続面143bに入射し、グレア光となる場合がある。
なお、接続面143bが、入光面143aで屈折した光と干渉しないようにするには、例えば屈折した光と平行となるように形成されればよい。しかし、光源110から出射された光が直接接続面143bに入射されると、接続面143bで反射または屈折した光は、所定の方向とは異なる方向に進みグレア光となる場合がある。これは、光源110から出射される光のうち、光軸に対し広角な光、例えば鉛直角が70°〜90°の光において、発生する可能性がある。
そこで、本実施の形態2では、傾斜部160が、入光面143aに入射したときのθbがθaより小さくなり得る範囲に設けられている。このため、いずれの制御凸部143も、入光面143aに入射したときのθbがθaより大きい。よって、光束の低下を抑制し、グレア光の発生を抑制することができると共に、光利用効率を向上させることができる。また、傾斜部160は、傾斜面161が、光源110から出射される光のうち、側面部142の光源110側の端部と基板120との間に入射する光を遮るように傾斜している。このため、光源110から出射される光が入射面142aの接続面143bに入射することを防止することができる。また、光源110から出射される光が入光面143aに入射した後に接続面143bに入射して全反射することを防止することができる。また、図6に示すように、光源装置100は、側面部142と傾斜部160との境界線が天井面に沿うように、天井Cに設置される。
実施の形態3.
図7は、本発明の実施の形態3に係る光源装置300を示す断面図である。本実施の形態3は、拡散部170を有している点で、実施の形態1と相違する。本実施の形態3では、実施の形態1と共通する部分は同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図7に示すように、拡散部170は、基板120の光源110が配置された側に設けられ、光源110から出射された光を拡散するものである。拡散部170は、板状の部材であり、光源110及び基板120を覆っている。拡散部170は、光源110から出射される光を拡散するものであり、幅をもった発光面の機能を有する。
図8は、本発明の実施の形態3に係る光源装置300の光の進行方向を示す断面図である。拡散部170の中央部171から出射される光、拡散部170の一端部172から出射される光及び拡散部170の他端部173から出射される光の進行方向について説明する。図8に示すように、拡散部170の中央部171から出射された鉛直角がθaの光は、入射面142aの入光面143aに入射して屈折する。屈折した光は、鉛直角がθbの光となり、媒質内部142cを進行して媒質内部142cと外部との境界面である出射面142bにおいて屈折する。屈折した光は、鉛直角がθcの光となり、カバー140の外部に出射される。
拡散部170の一端部172から出射された鉛直角がθaの光は、入射面142aの入光面143aに入射して屈折する。屈折した光は、鉛直角がθbの光となり、媒質内部142cを進行して媒質内部142cと外部との境界面である出射面142bにおいて屈折する。屈折した光は、鉛直角がθcの光となり、カバー140の外部に出射される。θbがθaより大きい場合、グレア光となるため、入光面143aの傾斜角θαは、θbがθaよりも小さくなるように設定される。また、拡散部170の他端部173から出射された鉛直角がθaの光は、入射面142aの入光面143aに入射して屈折する。屈折した光は、鉛直角がθbの光となり、媒質内部142cを進行して媒質内部142cと外部との境界面である出射面142bにおいて屈折する。屈折した光は、鉛直角がθcの光となり、カバー140の外部に出射される。このとき、入光面143aの傾斜角θαは、θbで屈折した光が接続部に干渉しないように設定される。
これにより、光源装置100は、幅をもった発光面の機能を有する拡散部170を用いた場合でも、グレア光を抑制することができる。また、拡散部170を用いることによって、光源110から出射される光の配光特性に起因して、カバー140に現れる粒々感を抑制することができる。
実施の形態4.
図9は、本発明の実施の形態4に係る光源装置400を示す断面図である。本実施の形態4は、拡散部170及び傾斜部160を有している点で、実施の形態1と相違する。本実施の形態4では、実施の形態1と共通する部分は同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図9に示すように、側面部142と傾斜部160との境界線が天井面に沿うように天井Cに設置された光源装置400は、実施の形態3と同様の拡散部170及び実施の形態2と同様の傾斜部160を有している。このため、光束の低下を抑制し、グレア光の発生を抑制することができる。また、光源装置100は、幅をもった発光面の機能を有する拡散部170を用いた場合でも、グレア光を抑制することができる。また、拡散部170を用いることによって、光源110から出射される光の配光特性に起因して、カバー140に現れる粒々感を抑制することができる。
実施の形態5.
図10は、本発明の実施の形態5に係る照明器具5を示す斜視図である。本実施の形態5は、カバー540の形状が実施の形態1と相違する。本実施の形態5では、実施の形態1と共通する部分は同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図10に示すように、照明器具5は、天井Cに取り付けられる器具本体50と、器具本体50に取り付けられる光源装置500とを備えている。
図11は、本発明の実施の形態5に係る光源装置500を示す断面図であり、図10のB−B断面図である。図11に示すように、光源装置500は、光源510と、基板520と、筐体530と、カバー540とを備えている。光源510、基板520及び筐体530は、実施の形態1と共通する。カバー540は、正面部541がドーム形状を有しており、側面部542には制御凸部143が設けられている。制御凸部143は、実施の形態1の制御凸部143と同様である。このため、実施の形態1と同様の効果を奏する。
1 照明器具、10 器具本体、11 底部、12 フランジ部、100 光源装置、110 光源、120 基板、130 筐体、140 カバー、141 正面部、142 側面部、142a 入射面、142b 出射面、142c 媒質内部、143 制御凸部、143a 入光面、143b 接続面、150 端板部、160 傾斜部、161 傾斜面、170 拡散部、171 中央部、172 一端部、173 他端部、200 光源装置、300 光源装置、400 光源装置、5 照明器具、50 器具本体、500 光源装置、510 光源、520 基板、530 筐体、540 カバー、541 正面部、542 側面部、543 制御凸部、C 天井。

Claims (7)

  1. 光を出射する光源と、
    前記光源が実装された基板と、
    前記基板の前記光源が配置された側に設けられ、前記光源の光軸の方向に延びる側面部を有し、前記光源から出射された光の進行方向を制御するカバーと、を備え、
    前記カバーは、
    前記側面部における前記光源から出射された光が入射する内壁側に形成された入射面と、
    前記入射面から入射した光が進行する媒質内部と、
    前記媒質内部と外部との境界面であって、前記側面部における入射した光を前記カバーの外側に出射する外壁側に形成された平面状の出射面と、を有し、
    前記入射面は、
    前記光源から出射された光の進行方向を変えるものであり、前記出射面から出射された光の光軸とのなす角度を75°以下となるように入射される光を屈折させる複数の入光面と、
    隣り合う前記入光面を接続する接続面と、を有し、
    複数の前記入光面は、
    前記光源から離れるに従って、前記光軸に対する傾斜角が小さくなるように構成されている
    光源装置。
  2. 複数の前記入光面は、
    出射面から出射される光の前記光軸とのなす角度が所定の角度以下となるように、入射される光を屈折させるものである
    請求項1記載の光源装置。
  3. 前記カバーは、
    前記光軸の方向に延び、前記入射面と前記出射面とを有する透過性の側面部と、
    前記側面部の前記光源側の端部と前記光源の前記側面部側の端部とを結んだ線より前記基板側に配置され、傾斜面を有する不透過性の傾斜部と、を有する
    請求項1又は2記載の光源装置。
  4. 前記傾斜部は、
    前記傾斜面が、前記光源から出射される光のうち、前記側面部の前記光源側の端部と前記基板との間に入射する光を遮るように傾斜している
    請求項3記載の光源装置。
  5. 前記基板の前記光源が配置された側に設けられ、前記光源から出射された光を拡散する拡散部を更に備える
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の光源装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の光源装置を備える
    照明器具。
  7. 請求項3又は4記載の光源装置を備え、
    前記光源装置は、
    前記側面部と前記傾斜部との境界線が天井面に沿うように、天井に設置される
    照明器具。
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