JP7173342B2 - レーダ装置、イメージング方法およびイメージングプログラム - Google Patents

レーダ装置、イメージング方法およびイメージングプログラム Download PDF

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Description

本発明は、物体で反射された電磁波を受信してイメージングを行うレーダ装置、イメージング方法およびイメージングプログラムに関する。
ボディスキャナを実現するレーダ装置が、空港等に導入されている。レーダ装置は、ミリ波等の電磁波を所定のエリア内で停止する対象物(人体など)に照射する。ボディスキャナシステムでは、対象物で反射された電磁波(レーダ信号)に基づいて映像化(イメージング)が行われ、レーダ画像が生成される。レーダ画像に基づいて、例えば、対象物に不審物が含まれているか否かの検査が実行される。
非特許文献1には、高速フーリエ変換(FFT)を利用して、レーダ信号からレーダ画像を生成する手法が記載されている。
非特許文献2には、画像フレーム間のオプティカルフローを推定して、画像における物体の速度等を測定する方法が記載されている。
X. Zhunge et al., "Three-Dimensional Near-Field MIMO Array Imaging Using Range Migration Techniques", IEEE Transactions on Image Processing, Vol. 21, No. 6, pp. 3026?3033, June 2012 B. D. Lucas et al., "An Iterative Image Registration Technique with an Application to Stereo Vision", Proc. 7th International Joint Conference on Artificial Intelligence, pp.674-679, 1981
図16は、一般的なレーダ装置の構成例を示すブロック図である。図16に示すレーダ装置800は、電磁波を出射する送信アンテナ(Tx)801の電磁波の出射(具体的には、出射タイミングなど)を制御し、対象物からの反射波を受信する受信アンテナ(Rx)802からレーダ信号を入力するレーダ信号送受信部101と、レーダ信号をアンテナの座標に関してフーリエ変換するフーリエ変換処理部805と、フーリエ変換結果からレーダ画像を生成するイメージング処理部807とを備えている。なお、図16には、1つの送信アンテナ801と1つの受信アンテナ802とが例示されているが、実際には、複数の送信アンテナ801と複数の受信アンテナ802とが設置されている。
レーダ装置800は、対象物は電磁波が照射されているときに静止しているという前提の基に、レーダ画像を生成する。したがって、対象物が動くと、レーダ画像において、ぼけ(不鮮明)が生ずることがある。
本発明は、対象物の動き等に起因するレーダ画像における不鮮明の発生を抑制できるレーダ装置、イメージング方法およびイメージングプログラムを提供することを目的とする。
本発明によるレーダ装置は、複数の受信アンテナが受信した反射波に基づくレーダ信号を取得するレーダ信号送受信手段と、レーダ画像に現れうる対象物の動きを推定する動き推定手段と、推定された動きを離散化する動き離散化手段と、レーダ信号を複数のグループに分割する信号分割手段と、各々のグループのレーダ信号をフーリエ変換するフーリエ変換処理手段と、フーリエ変換の結果に対象物の動きに対応する位相補償を行った後、フーリエ変換の結果を合成する位相補償/合成処理手段と、合成されたフーリエ変換の結果から、レーダ画像を生成するイメージング処理手段とを含む。
本発明によるイメージング方法は、複数の受信アンテナが受信した反射波に基づくレーダ信号を取得し、レーダ画像に現れうる対象物の動きを推定し、推定された動きを離散化し、レーダ信号を複数のグループに分割し、各々のグループのレーダ信号をフーリエ変換し、フーリエ変換の結果に対象物の動きに対応する位相補償を行った後、フーリエ変換の結果を合成し、合成されたフーリエ変換の結果から、レーダ画像を生成する。
本発明によるイメージングプログラムは、コンピュータに、複数の受信アンテナが受信した反射波に基づくレーダ信号を取得する処理と、レーダ画像に現れうる対象物の動きを推定する処理と、推定された動きを離散化する処理と、レーダ信号を複数のグループに分割する処理と、各々のグループのレーダ信号をフーリエ変換する処理と、フーリエ変換の結果に対象物の動きに対応する位相補償を行った後、フーリエ変換の結果を合成する処理と、合成されたフーリエ変換の結果から、レーダ画像を生成する処理とを実行させる。
本発明によれば、対象物の動き等に起因するレーダ画像における不鮮明の発生を抑制できる。
第1の実施形態のレーダ装置の構成例を示すブロック図である。 送信アンテナと受信アンテナとを含む電子走査アレイにおけるアンテナの配置例を示す模式図である。 送信アンテナが照射する信号を説明するための説明図である。 対象物の動きの離散化を説明するための説明図である。 第1の実施形態のレーダ装置の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態のレーダ装置の構成例を示すブロック図である。 対象物の動きの離散化を説明するための説明図である。 第2の実施形態のレーダ装置の動作を示すフローチャートである。 動き離散化パラメータの算出方法の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態のレーダ装置の構成例を示すブロック図である。 第3の実施形態のレーダ装置の動作を示すフローチャートである。 第4の実施形態のレーダ装置の構成例を示すブロック図である。 第4の実施形態のレーダ装置の動作を示すフローチャートである。 CPUを有するコンピュータの一例を示すブロック図である。 レーダ装置の主要部を示すブロック図である。 一般的なレーダ装置の構成例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
実施形態1.
図1は、第1の実施形態のレーダ装置の構成例を示すブロック図である。第1の実施形態のレーダ装置100は、ミリ波等の電磁波を出射する送信アンテナ(Tx)801の電磁波の出射(具体的には、出射タイミングなど)を制御し、レーダ画像に現れうる対象物からの反射波を受信する受信アンテナ(Rx)802からレーダ信号を入力するレーダ信号送受信部101と、対象物の動きを推定する動き推定部102と、対象物の動きを離散化する動き離散化部103と、レーダ信号を複数のグループに分割する信号分割部104と、各グループのレーダ信号をフーリエ変換するフーリエ変換処理部105と、各フーリエ変換結果に動き離散化部103の出力から算出される量の位相補償を行った後に合成して1つのフーリエ変換結果を得る位相補償/合成処理部106と、フーリエ変換結果からレーダ画像を生成するイメージング処理部107とを備えている。
図2は、複数の送信アンテナ801と複数の受信アンテナ802とを含む電子走査アレイにおけるアンテナの配置例を示す模式図である。なお、図2には、3次元の座標系も示されている。電子走査アレイは、例えば、複数の送信アンテナが同じ周波数の信号を送信するMultiple-Input and Multiple-Output(MIMO)で構成されている。電子走査アレイは、送信アンテナ801と受信アンテナ802とが共通化されているモノスタティックな送受信アンテナ素子で構成されてもよい。また、電子走査アレイは、特定の送信アンテナが照射した信号を他の1つ以上の受信アンテナが受信するマルチスタティックアンテナで構成されてもよい。
送信アンテナ801が照射する電磁波として、例えば、連続波(Continuous Wave (CW))、周波数変調連続波(Frequency Modulated CW (FMCW) )、Stepped FMCWが使用可能ある。
本実施形態では、図3に示すような周波数が時間的に変化するStepped FMCWの使用を想定する。時間インデックスをn (n:1~N)とし、周波数をf(n)と表記する。
レーダ信号送受信部101は、送信アンテナ801による電磁波の送信(出射)を制御し、受信アンテナ802が対象物から受信した反射波に基づくレーダ信号を入力する。レーダ信号送受信部101は、電磁波の干渉を避けるために、複数の送信アンテナ801の電磁波を照射する順番の制御も行う。
受信アンテナ802は、反射波の複素振幅(振幅と送信波からの位相ずれとを表す複素数)を各周波数ごとに測定し、測定結果をレーダ信号とする。
座標(xT, yT, 0 )にある送信アンテナ801から波数k で送信され、座標(xR, yR, 0 )にある受信アンテナ802で受信されたレーダ信号をs(xT, yT, xR, yR, k)とする。また、座標(xT, yT, 0 )にある送信アンテナ801が電磁波の照射を開始した時刻(照射開始時刻)を、temit(xT, yT) とする。なお、電磁波の波数k は、周波数をf 、光速をc とすると、k=2πf/c である。複数の送信アンテナ801は、電磁波を照射する順番および照射期間に従って、電磁波を照射する。レーダ信号送受信部101は、各々の送信アンテナ801の照射開始時刻temit(xT, yT) を取得する。
また、レーダ信号送受信部101は、レーダ信号s(xT, yT, xR, yR, k)を取得する。レーダ信号送受信部101は、レーダ信号s(xT, yT, xR, yR, k)と各送信アンテナ801の照射開始時刻temit(xT, yT) とを、動き推定部102と信号分割部104とに出力する。
なお、レーダ信号送受信部101は、各送信アンテナ801の電磁波の照射時間と電磁波を照射する順番とから、各送信アンテナ801の照射開始時刻temit(xT, yT) とを把握できる。したがって、レーダ信号送受信部101は、照射開始時刻temit(xT, yT) をあらためて取得しなくてもよい。また、動き推定部102と信号分割部104とが、各送信アンテナ801の電磁波の照射時間と電磁波を照射する順番とをあらかじめ認識できる場合には、レーダ信号送受信部101は、各送信アンテナ801の照射開始時刻temit(xT, yT) を動き推定部102と信号分割部104とに出力しなくてもよい。
以下、レーダ信号の測定開始時刻を0 、測定期間をTscan とする。測定期間をTscan は、例えば、全ての送信アンテナ801が電磁波を照射する期間の合計である。したがって、測定期間中の時刻t は、0 ≦t <Tscan である。
動き推定部102は、レーダ信号s(xT, yT, xR, yR, k )と各送信アンテナ801の照射開始時刻temit(xT, yT) とに基づいて、対象物の動きを推定する。本実施形態では、対象物の動きを、測定開始時刻からの各時刻におけるx,y 方向それぞれの変位として扱う。また、対象物の動きの推定結果をdx(t), dy(t)と表記する。
一例として、動き推定部102は、2枚のレーダ画像の差分から対象物の動きを推定する。例えば、動き推定部102は、レーダ信号を、照射開始時刻temit(xT, yT) を基に前半0 ≦t <Tscan/2 に取得されたレーダ信号と後半Tscan/2 ≦t <Tscan に取得されたレーダ信号に二分する。動き推定部102は、前半のレーダ信号と後半レーダ信号とのそれぞれを用いて2枚のレーダ画像を作成する。動き推定部102は、2枚のレーダ画像の差分から対象物のx,y 方向それぞれの速度vx,vy を推定し、動きの推定結果を、dx(t)=vxt , dy(t)=vyt とする。
なお、動き推定部102は、レーダ画像を生成する機能を有する。一例として、動き推定部102は、図16に示されたような一般的なレーダ装置におけるフーリエ変換処理部805およびイメージング処理部807が果たす機能に相当する機能を備えていてもよい。
図4は、対象物の動きの離散化を説明するための説明図である。動き離散化部103は、推定された対象物の連続的な動きを、離散的な動きに変換する。具体的には、動き離散化部103は、図4(A)に例示されたような対象物の動きの推定結果dx(t), dy(t)を、図4(B)に例示するような静止と移動の組合せとして離散化するためのパラメータを算出する。なお、図4には、推定結果dx(t)のみが例示されている。測定期間の分割数n と静止から移動に変化する時点(以下、分割時点という。)t0,t1,…,tn (t0=0, tn=Tscan)はあらかじめ決定され、動き離散化部103に設定される。また、測定期間の分割数n と分割時点とが、あらかじめ決定されているということは、測定期間中の分割区間(ある分割時点と次の分割時点との間)があらかじめ定められていることを意味する。なお、分割数n と分割時点とは、信号分割部104にも設定される。
分割時点の設定の仕方として、測定期間をn 等分することが挙げられる。すなわち、ti=Tscan×(i/n) とする。なお、測定期間をn 等分することは一例であり、分割時点の設定の仕方として他の方法が用いられてもよい。
動き離散化部103は、例えば、分割で生成されたn 個の分割区間{τ|ti-1≦τ<ti} (i=1,…,n)におけるdx(t), dy(t)の代表値dxi,dyi を算出する。動き離散化部103は、算出した代表値dxi,dyi を、位相補償/合成処理部106に出力する。なお、一例として、動き離散化部103は、各区間の開始時刻における動きの推定結果dx(t), dy(t)を、代表値とする。すなわち、動き離散化部103は、dxi=dx(ti-1),dyi=dy(ti-1) とする。代表値は、対象物の動きを離散化するためのパラメータの一例に相当する。
信号分割部104は、レーダ信号送受信部101から受け取るレーダ信号s(xT, yT, xR, yR, k)を、レーダ信号送受信部101から受け取る照射開始時刻temit(xT, yT) とあらかじめ設定されている測定期間の分割数n および分割時点t0,t1,…,tn とに基づいて、n 個のグループにグループ分けする。換言すれば、信号分割部104は、動き離散化部103が使用する分割区間の各々を一グループとして、レーダ信号s(xT, yT, xR, yR, k)をグループ分けする。信号分割部104は、グループ分けされたレーダ信号をフーリエ変換処理部105に出力する。
各々のグループsi(xT, yT, xR, yR, k) (i=1,…,n)は、ti-1≦temit(xT, yT) <tiを満たすデータ集合である。データ集合は、下記の(1)式のように表される。
Figure 0007173342000001
フーリエ変換処理部105は、各々のデータ集合si(xT, yT, xR, yR, k) に対して、4変数(xT,yT,xR,yR )に関する4次元フーリエ変換を行う。フーリエ変換処理部105は、4次元フーリエ変換の結果を、位相補償/合成処理部106に出力する。以下、4次元フーリエ変換の結果を、s'i(kxT, kyT, kxR, kyR, k)と表記する。
位相補償/合成処理部106は、4次元フーリエ変換の結果s'i(kxT, kyT, kxR, kyR, k)のそれぞれに対して、動きの代表値dxi,dyi から算出される分の位相補償を行う。すなわち、位相補償/合成処理部106は、対象物の動きに対応する位相補償を行う。
位相補償/合成処理部106は、位相補償後の4次元フーリエ変換の結果s'i(kxT, kyT, kxR, kyR, k)を、下記の(2)式で示されるように合成する。位相補償/合成処理部106は、合成で得られたフーリエ変換の結果s'(kxT, kyT, kxR, kyR, k) を、イメージング処理部107に出力する。なお、(2)式において、exp{j[(kxT+kxR)dxi+(kyT+kyR)dyi]} は、対象物の動きに対応する位相補償に関する項である。
Figure 0007173342000002
イメージング処理部107は、s'(kxT, kyT, kxR, kyR, k) に基づいてレーダ画像を生成する。なお、イメージング処理部107は、レーダ画像を生成するときに、非特許文献1に記載されているような、5変数関数のフーリエ変換の結果s'(kxT, kyT, kxR, kyR, k) を3変数関数に変換した後、逆フーリエ変換によって3次元のレーダ画像を得る方法を用いることができる。ただし、その方法を用いることは一例であって、イメージング処理部107は、他の方法によってレーダ画像を生成してもよい。
次に、図5のフローチャートを参照して、レーダ装置100の動作を説明する。
レーダ信号送受信部101は、所定の照射順番に従って複数の送信アンテナ801に順次電磁波を出射させ、受信アンテナ802が受信した反射波に基づくレーダ信号s(xT, yT, xR, yR, k)を得る(ステップS101)。そして、レーダ信号送受信部101は、得られたレーダ信号s(xT, yT, xR, yR, k)と各送信アンテナ801の照射開始時刻temit(xT, yT) とを動き推定部102と信号分割部104とに出力する。
動き推定部102は、上述したように、レーダ信号s(xT, yT, xR, yR, k)と照射開始時刻temit(xT, yT) とに基づいて、対象物の動きを推定する(ステップS102)。動き推定部102は、動き推定部102は、動きの推定結果dx(t), dy(t)を、動き離散化部103に出力する。
動き離散化部103は、上述したように、対象物の動きの推定結果を離散化するために、各分割区間におけるdx(t), dy(t)の代表値dxi,dyi を算出する(ステップS103)。動き離散化部103は、代表値dxi,dyi を、位相補償/合成処理部106に出力する。
信号分割部104は、上述したように、レーダ信号s(xT, yT, xR, yR, k)を、照射開始時刻temit(xT, yT) と測定期間の分割数n および分割時点t0,t1,…,tn とに基づいて、n 個のグループにグループ分けする(ステップS104)。信号分割部104は、グループ分けされたレーダ信号をフーリエ変換処理部105に出力する。
フーリエ変換処理部105は、上述したように、各々のデータ集合si(xT, yT, xR, yR, k) に対して、4変数(xT,yT,xR,yR )に関する4次元フーリエ変換を行う(ステップS105)。フーリエ変換処理部105は、フーリエ変換の結果s'i(kxT, kyT, kxR, kyR, k)を、位相補償/合成処理部106に出力する。
位相補償/合成処理部106は、上述したように、フーリエ変換の結果s'i(kxT, kyT, kxR, kyR, k)に対して位相補償を行った後、フーリエ変換の結果s'i(kxT, kyT, kxR, kyR, k)をs'(kxT, kyT, kxR, kyR, k) に合成する(ステップS106)。位相補償/合成処理部106は、合成で得られたフーリエ変換の結果s'(kxT, kyT, kxR, kyR, k) を、イメージング処理部107に出力する。
イメージング処理部107は、フーリエ変換の結果s'(kxT, kyT, kxR, kyR, k) からレーダ画像を生成する(ステップS107)。
なお、イメージング処理部107が生成するレーダ画像は、例えば、ディスプレイに表示される。また、レーダ画像から物体検出等を行うことが可能である。
以上に説明したように、レーダ装置100は、対象の動きによる影響を補正するので、具体的には、分割区間における離散的な対象物の動きを、分割区間ごとのフーリエ変換の結果に反映するので、対象の動きに起因する不鮮明が抑制された高品質なレーダ画像を生成できる。
実施形態2,
図6は、第2の実施形態のレーダ装置の構成例を示すブロック図である。第2の実施形態のレーダ装置200は、送信アンテナ801を制御し、受信アンテナ802からレーダ信号を入力するレーダ信号送受信部101と、動き推定部102と、対象物の動きを離散化する動き離散化部203と、レーダ信号を複数のグループに分割する信号分割部204と、フーリエ変換処理部105と、位相補償/合成処理部106と、イメージング処理部107とを備えている。
動き離散化部203および信号分割部204以外のブロックの機能は、第1の実施形態における機能と同じである。
図7は、本実施形態における対象物の動きの離散化を説明するための説明図である。第1の実施形態の場合と同様に、動き離散化部203は、図7(A)に例示されたような対象物の動きの推定結果dx(t), dy(t)を、図7(B)に示すように、静止と瞬間的な移動の組み合わせとして離散化するためのパラメータを算出する。なお、図7には、推定結果dx(t)のみが例示されている。
第1の実施形態では、分割数n と分割時点t0,t1,…,tn (t0=0, tn=Tscan)とはあらかじめ定められていたが、本実施形態では、動き離散化部203は、対象物の動きの推定結果dx(t), dy(t)に基づいて、分割数n と分割時点t0,t1,…,tn (t0=0, tn=Tscan)とを算出する。
信号分割部204は、基本的に、第1の実施形態における信号分割部104と同様の処理を行う。ただし、信号分割部104は、あらかじめ定められている分割数n と分割時点t0,t1,…,tn とを使用するが、本実施形態では、信号分割部204は、動き離散化部203が算出した分割数n と分割時点t0,t1,…,tn とを使用する。
次に、図8および図9のフローチャートを参照して、レーダ装置200の動作を説明する。ステップS101,S102の処理は、第1の実施形態における処理と同じである。
ステップS203において、動き離散化部203は、静止とみなせる許容変位量D が定まっている場合は、例えば、図9のフローチャートに示すように、対象物の動きの推定結果を離散化するためのパラメータを算出する。
動き離散化部203は、まず、t0=0、i=1とする(ステップS231)。
動き離散化部203は、下記の(3)式を満たすt があるか否か確認する(ステップS232)。
Figure 0007173342000003
動き離散化部203は、(3)式を満たすt があると判定した場合には、(3)式を満たす最小のt をtiとし、i=i+1とする(ステップS233)。そして、ステップS232に戻る。
(3)式が満たすt がない場合には、動き離散化部203は、そのときのi の値をn とし、Tscan をtnとして(ステップS234)、図9に示される処理を終了する。
例えば、計算時間や使用メモリの上限等の制約から望ましい分割数n が決まっている場合には、動き離散化部203は、分割数がn になるようなD を二分探索等で求め、そのD を用いた際の分割の仕方を採用するという方法も考えられる。動き離散化部203は、設定した分割数n と分割時刻t0,t1,…,tn を信号分割部204に出力する。
動き離散化部103は、決定した分割数n と分割時点t0,t1,…,tn とを、信号分割部204に出力する。また、動き離散化部103は、第1の実施形態の場合と同様に、対象物の動きの推定結果を離散化するために、n個の分割区間におけるdx(t), dy(t)の代表値dxi,dyi を算出する。
信号分割部204は、動き離散化部203が算出した分割数n と分割時点t0,t1,…,tn とを使用して、レーダ信号s(xT, yT, xR, yR, k)を、n 個のグループにグループ分けする(ステップS204)。グループ分けの仕方は、第1の実施形態の場合と同様である。
ステップS105~S107の処理は、第1の実施形態における処理と同じである。
本実施形態では、レーダ装置200は、対象物の動きに基づいて測定期間を分割するので、動きの大きい時間領域をより細かく分割するなどの調整を行うことが可能になる。よって、動きの離散化の精度を上がることができる。その結果、レーダ画像における不鮮明がさらに抑制される。
実施形態3.
図10は、第3の実施形態のレーダ装置の構成例を示すブロック図である。第3の実施形態のレーダ装置300は、送信アンテナ801を制御し、受信アンテナ802からレーダ信号を入力するレーダ信号送受信部101と、動き推定部302と、対象物の動きを離散化する動き離散化部103と、レーダ信号を複数のグループに分割する信号分割部104と、フーリエ変換処理部105と、位相補償/合成処理部106と、イメージング処理部107とを備えている。
動き推定部302以外のブロックの機能は、第1の実施形態における機能と同じである。
レーダ装置300には、センサ310が接続されている。センサ310は、対象物の測定を行う、カメラなどの測定器である。センサ310は、レーダ信号送受信部101が送信アンテナ801を制御し受信アンテナ802からレーダ信号を入力しているときに、測定結果を、動き推定部302に出力する。レーダ信号送受信部303の処理と同期して撮影などを行うように制御される。すなわち、センサ310は、受信アンテナ802が受信した反射波に基づくレーダ信号と少なくとも同程度の情報、好ましくは、レーダ信号よりも高い解像度の情報を含む検出信号が、レーダ信号の取得タイミングと同期したタイミングで動き推定部302に入力されるように制御される。なお、そのような同期のための制御は、動き推定部302によってなされるように構成することも可能であるが、他の例として、図10には示されていない制御部によってなされてもよい。また、そのような制御部が設けられている場合には、複数の送信アンテナ801を1つの群と捉えたときに、その制御部が、群に対する電磁波の照射開始の指示を行ってもよい。
動き推定部302は、センサ310の検出信号から対象の動きを推定し、対象物の動きの推定結果dx(t), dy(t)を、動き離散化部103に出力する。センサ310として連続撮像可能なカメラを用いる場合、例えば、動き推定部302は、連続する2つの画像の各組に対して、非特許文献2記載されているオプティカルフローに基づく手法などを用いて撮像時刻間の対象物の時系列情報(位置、速度など)を算出する。動き推定部302は、算出された動きの時系列情報から対象物の動きを推定して、推定結果dx(t), dy(t)を得る。
また、動き推定部302は、第1の実施形態の場合と同様にレーダ信号送受信部101からの出力を受け取り、その出力とセンサ310の検出信号とを組み合わせて対象の動きを推定することもできる。例えば、動き推定部302は、第1の実施形態で用いられた手法でレーダ信号から対象の動きを推定し、その推定結果を、センサ310の検出信号で補正することができる。
次に、図11のフローチャートを参照して、レーダ装置300の動作を説明する。ステップS101,S104,S105の処理は、第1の実施形態における処理と同じである。
動き推定部302は、ステップS101,S104,S105の処理が行われているときに、センサ310を制御し、センサ310から対象物の検出信号を取得する(ステップS301)。
動き推定部302は、センサ310から受け取る検出信号に基づいて、対象の動きを推定し、推定結果dx(t), dy(t)を得る(ステップS302)。動きの推定の仕方は、情報の入力元が異なるものの、第1の実施形態での推定の仕方と同じである。
ステップS103,S106,S107の処理は、第1の実施形態における処理と同じである。
本実施形態では、レーダ装置300において、動き推定部302の動き推定の精度を向上させることが可能になる。例えば、連続撮像可能なカメラを用いる場合、一般に、カメラの方がレーダよりも高いフレームレートを実現できる。よって、多くのサンプル点を採取できる。また、光学画像は、一般にレーダ画像よりも分解能が高い。よって、本実施形態では、レーダ信号を用いて動き推定を行う場合よりも高い精度が得られるようにすることができる。一方、レーダ画像には、3次元情報を含むなどの一般の光学画像にはない利点がある。したがって、レーダ信号とカメラ等のセンサの検出信号の両者を組み合わせることによって、動き推定の精度をより向上させることができる。
実施形態4.
図12は、第4の実施形態のレーダ装置の構成例を示すブロック図である。第4の実施形態のレーダ装置400は、送信アンテナ801を制御し、受信アンテナ802からレーダ信号を入力するレーダ信号送受信部101と、動き推定部302と、対象物の動きを離散化する動き離散化部203と、レーダ信号を複数のグループに分割する信号分割部204と、フーリエ変換処理部105と、位相補償/合成処理部106と、イメージング処理部107とを備えている。
動き推定部302以外のブロックの機能は、第2の実施形態(図6参照)における機能と同じである。
動き推定部302の機能は、第3の実施形態における機能と同じである。すなわち、動き推定部302は、センサ310の検出信号から対象の動きを推定し、対象物の動きの推定結果dx(t), dy(t)を、動き離散化部103に出力する。
次に、図13のフローチャートを参照して、レーダ装置400の動作を説明する。
ステップS101の処理は、第2の実施形態における処理(図8参照)と同じである。ステップS301,S302,S103の処理は、第3の実施形態における処理(図11参照)と同じである。
ステップS204で、信号分割部204は、第2の実施形態の場合と同様、動き離散化部203が算出した分割数n と分割時点t0,t1,…,tn とを使用して、レーダ信号s(xT, yT, xR, yR, k)を、n 個のグループにグループ分けする。
ステップS105~S107の処理は、第2の実施形態における処理(図8参照)と同じである。
本実施形態は、第2の実施形態と第3の実施形態とが組み合わされた実施形態に相当するので、レーダ装置400は、第2の実施形態の効果と第3の実施形態の効果とをともに奏する。
上記の各実施形態における各機能(各処理)を、CPU(Central Processing Unit )等のプロセッサやメモリ等を有するコンピュータで実現可能である。例えば、記憶装置(記憶媒体)に上記の実施形態における方法(処理)を実施するためのプログラムを格納し、各機能を、記憶装置に格納されたプログラムをCPUで実行することによって実現してもよい。
図14は、CPUを有するコンピュータの一例を示すブロック図である。コンピュータは、レーダ装置に実装される。CPU1000は、記憶装置1001に格納されたプログラムに従って処理を実行することによって、上記の各実施形態における各機能を実現する。すなわち、図1,図6,図10,図12に示されたレーダ装置100,200,300,400における、レーダ信号送受信部101、動き推定部102,302、動き離散化部103,203、信号分割部104,204、フーリエ変換処理部105、位相補償/合成処理部106、およびイメージング処理部107の機能を実現する。
なお、CPU1000に代えて、または、CPU1000とともに、GPU(Graphics Processing Unit)が用いられてもよい。また、図1,図6,図10,図12に示されたレーダ装置100,200,300,400における機能の一部が半導体集積回路で実現され、他の部分がCPU1000等で実現されてもよい。
記憶装置1001は、例えば、非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium )である。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium )を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の具体例として、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory )、CD-R(Compact Disc-Recordable )、CD-R/W(Compact Disc-ReWritable )、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM )、フラッシュROM)がある。
また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium )に格納されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体には、例えば、有線通信路または無線通信路を介して、すなわち、電気信号、光信号または電磁波を介して、プログラムが供給される。
メモリ1002は、例えばRAM(Random Access Memory)で実現され、CPU1000が処理を実行するときに一時的にデータを格納する記憶手段である。メモリ1002に、記憶装置1001または一時的なコンピュータ可読媒体が保持するプログラムが転送され、CPU1000がメモリ1002内のプログラムに基づいて処理を実行するような形態も想定しうる。
図15は、レーダ装置の主要部を示すブロック図である。図15に示すレーダ装置10は、複数の受信アンテナが受信した反射波に基づくレーダ信号を取得するレーダ信号送受信手段11(実施形態では、レーダ信号送受信部101で実現される。)と、レーダ画像に現れうる対象物の動きを推定する動き推定手段12(実施形態では、動き推定部102,302で実現される。)と、推定された動きを離散化する動き離散化手段13(実施形態では、動き離散化部103,203で実現される。)と、レーダ信号を複数のグループに分割する信号分割手段14(実施形態では、信号分割部104,204で実現される。)と、各々のグループのレーダ信号をフーリエ変換するフーリエ変換処理手段15(実施形態では、フーリエ変換処理部105で実現される。)と、フーリエ変換の結果に対象物の動きに対応する位相補償を行った後、フーリエ変換の結果を合成する位相補償/合成処理手段16(実施形態では、位相補償/合成処理部106で実現される。)と、合成されたフーリエ変換の結果から、レーダ画像を生成するイメージング処理手段17(実施形態では、イメージング処理部107で実現される。)とを備えている。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下に限定されるわけではない。
(付記1)複数の受信アンテナが受信した反射波に基づくレーダ信号を取得するレーダ信号送受信手段と、
レーダ画像に現れうる対象物の動きを推定する動き推定手段と、
推定された動きを離散化する動き離散化手段と、
前記レーダ信号を複数のグループに分割する信号分割手段と、
各々の前記グループの前記レーダ信号をフーリエ変換するフーリエ変換処理手段と、
前記フーリエ変換の結果に前記対象物の動きに対応する位相補償を行った後、前記フーリエ変換の結果を合成する位相補償/合成処理手段と、
合成された前記フーリエ変換の結果から、レーダ画像を生成するイメージング処理手段と
を備えたことを特徴とするレーダ装置。
(付記2)前記動き推定手段は、前記レーダ信号から対象物の動きを推定する
付記1のレーダ装置。
(付記3)前記動き推定手段は、前記対象物を把握可能なセンサ手段の検出信号から対象物の動きを推定する
付記1のレーダ装置。
(付記4)前記動き推定手段は、前記レーダ信号と前記対象物を把握可能なセンサ手段の検出信号とを用いて、対象物の動きを推定する
付記1のレーダ装置。
(付記5)前記動き離散化手段は、前記動き推定手段が推定した対象物の動きを、測定期間とあらかじめ定められている複数の分割時点とで決定される前記測定期間中の分割区間ごとの動きに離散化する
付記1から付記4のうちのいずれかのレーダ装置。
(付記6)前記動き離散化手段は、測定期間における対象物の動きの変位量に基づいて分割時点を決定し、前記動き推定手段が推定した対象物の動きを、前記分割時点で決定される前記測定期間中の分割区間ごとの動きに離散化する
付記1から付記4のうちのいずれかのレーダ装置。
(付記7)前記信号分割手段は、前記動き離散化手段が使用する前記分割区間の各々を一グループとして、前記レーダ信号をグループ分けする
付記5または付記6のレーダ装置。
(付記8)前記位相補償/合成処理手段は、前記動き離散化手段が離散化した対象物の動きに基づいて位相補償を行う
付記1から付記7のうちのいずれかのレーダ装置。
(付記9)複数の受信アンテナが受信した反射波に基づくレーダ信号を取得し、
レーダ画像に現れうる対象物の動きを推定し、
推定された動きを離散化し、
前記レーダ信号を複数のグループに分割し、
各々の前記グループの前記レーダ信号をフーリエ変換し、
前記フーリエ変換の結果に前記対象物の動きに対応する位相補償を行った後、前記フーリエ変換の結果を合成し、
合成された前記フーリエ変換の結果から、レーダ画像を生成する
ことを特徴とするイメージング方法。
(付記10)レーダ信号から対象物の動きを推定する
付記9のイメージング方法。
(付記11)前記対象物を把握可能なセンサ手段の検出信号から対象物の動きを推定する
付記9のイメージング方法。
(付記12)前記レーダ信号と前記対象物を把握可能なセンサ手段の検出信号とを用いて、対象物の動きを推定する
付記9のイメージング方法。
(付記13)推定された対象物の動きを、測定期間とあらかじめ定められている複数の分割時点とで決定される前記測定期間中の分割区間ごとの動きに離散化する
付記9から付記12のうちのいずれかのイメージング方法。
(付記14)測定期間における対象物の動きの変位量に基づいて分割時点を決定し、推定された対象物の動きを、前記分割時点で決定される前記測定期間中の分割区間ごとの動きに離散化する
付記9から付記12のうちのいずれかのイメージング方法。
(付記15)推定された動きを離散化する際に使用される前記分割区間の各々を一グループとして、前記レーダ信号をグループ分けする
付記13または付記14のイメージング方法。
(付記16)離散化された対象物の動きに基づいて位相補償を行う
付記9から付記15のうちのいずれかのイメージング方法。
(付記17)コンピュータに、
複数の受信アンテナが受信した反射波に基づくレーダ信号を取得する処理と、
レーダ画像に現れうる対象物の動きを推定する処理と、
推定された動きを離散化する処理と、
前記レーダ信号を複数のグループに分割する処理と、
各々の前記グループの前記レーダ信号をフーリエ変換する処理と、
前記フーリエ変換の結果に前記対象物の動きに対応する位相補償を行った後、前記フーリエ変換の結果を合成する処理と、
合成された前記フーリエ変換の結果から、レーダ画像を生成する処理と
を実行させるためのイメージングプログラム。
(付記18)コンピュータに、
レーダ信号から対象物の動きを推定する処理
を実行させる付記17のイメージングプログラム。
(付記19)コンピュータに、
前記対象物を把握可能なセンサ手段の検出信号から対象物の動きを推定する処理
を実行させる付記17のイメージングプログラム。
(付記20)コンピュータに、
前記レーダ信号と前記対象物を把握可能なセンサ手段の検出信号とを用いて、対象物の動きを推定する処理
を実行させる付記17のイメージングプログラム。
(付記21)コンピュータに、
推定された対象物の動きを、測定期間とあらかじめ定められている複数の分割時点とで決定される前記測定期間中の分割区間ごとの動きに離散化する処理を
実行させる付記17から付記20のうちのいずれかのイメージングプログラム。
(付記22)コンピュータに、
測定期間における対象物の動きの変位量に基づいて分割時点を決定し、推定された対象物の動きを、前記分割時点で決定される前記測定期間中の分割区間ごとの動きに離散化する処理
を実行させる付記17から付記20のうちのいずれかのイメージングプログラム。
(付記23)コンピュータに、
推定された動きを離散化する際に使用される前記分割区間の各々を一グループとして、前記レーダ信号をグループ分けする処理
を実行させる付記21または付記22のイメージングプログラム。
(付記24)コンピュータに、
離散化された対象物の動きに基づいて位相補償を行う処理
を実行させる付記17から付記23のうちのいずれかのイメージングプログラム。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記の実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
11 レーダ信号送受信手段
12 動き推定手段
13 動き離散化手段
14 信号分割手段
15 フーリエ変換処理手段
16 位相補償/合成処理手段
17 イメージング処理手段
10,100,200,300,400 レーダ装置
101 レーダ信号送受信部
102,302 動き推定部
103,203 動き離散化部
104,204 信号分割部
105 フーリエ変換処理部
106 位相補償/合成処理部
107 イメージング処理部
310 センサ
801 送信アンテナ
802 受信アンテナ
1000 CPU
1001 記憶装置
1002 メモリ

Claims (10)

  1. 複数の受信アンテナが受信した反射波に基づくレーダ信号を取得するレーダ信号送受信手段と、
    レーダ画像に現れうる対象物の動きを推定する動き推定手段と、
    推定された動きを離散化する動き離散化手段と、
    前記レーダ信号を複数のグループに分割する信号分割手段と、
    各々の前記グループの前記レーダ信号をフーリエ変換するフーリエ変換処理手段と、
    前記フーリエ変換の結果に前記対象物の動きに対応する位相補償を行った後、前記フーリエ変換の結果を合成する位相補償/合成処理手段と、
    合成された前記フーリエ変換の結果から、レーダ画像を生成するイメージング処理手段と
    を備えたことを特徴とするレーダ装置。
  2. 前記動き推定手段は、前記レーダ信号から対象物の動きを推定する
    請求項1記載のレーダ装置。
  3. 前記動き推定手段は、前記対象物を把握可能なセンサ手段の検出信号から対象物の動きを推定する
    請求項1記載のレーダ装置。
  4. 前記動き推定手段は、前記レーダ信号と前記対象物を把握可能なセンサ手段の検出信号とを用いて、対象物の動きを推定する
    請求項1記載のレーダ装置。
  5. 前記動き離散化手段は、前記動き推定手段が推定した対象物の動きを、測定期間とあらかじめ定められている複数の分割時点とで決定される前記測定期間中の分割区間ごとの動きに離散化する
    請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載のレーダ装置。
  6. 前記動き離散化手段は、測定期間における対象物の動きの変位量に基づいて分割時点を決定し、前記動き推定手段が推定した対象物の動きを、前記分割時点で決定される前記測定期間中の分割区間ごとの動きに離散化する
    請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載のレーダ装置。
  7. 前記信号分割手段は、前記動き離散化手段が使用する前記分割区間の各々を一グループとして、前記レーダ信号をグループ分けする
    請求項5または請求項6記載のレーダ装置。
  8. 前記位相補償/合成処理手段は、前記動き離散化手段が離散化した対象物の動きに基づいて位相補償を行う
    請求項1から請求項7のうちのいずれか1項に記載のレーダ装置。
  9. 複数の受信アンテナが受信した反射波に基づくレーダ信号を取得し、
    レーダ画像に現れうる対象物の動きを推定し、
    推定された動きを離散化し、
    前記レーダ信号を複数のグループに分割し、
    各々の前記グループの前記レーダ信号をフーリエ変換し、
    前記フーリエ変換の結果に前記対象物の動きに対応する位相補償を行った後、前記フーリエ変換の結果を合成し、
    合成された前記フーリエ変換の結果から、レーダ画像を生成する
    ことを特徴とするイメージング方法。
  10. コンピュータに、
    複数の受信アンテナが受信した反射波に基づくレーダ信号を取得する処理と、
    レーダ画像に現れうる対象物の動きを推定する処理と、
    推定された動きを離散化する処理と、
    前記レーダ信号を複数のグループに分割する処理と、
    各々の前記グループの前記レーダ信号をフーリエ変換する処理と、
    前記フーリエ変換の結果に前記対象物の動きに対応する位相補償を行った後、前記フーリエ変換の結果を合成する処理と、
    合成された前記フーリエ変換の結果から、レーダ画像を生成する処理と
    を実行させるためのイメージングプログラム。
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