JP7172227B2 - 現金処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現金処理装置に関する。
小売店やスーパーマーケットなどの流通施設および商業施設において、売上金を入金し、釣銭準備金を出金する現金処理装置が設置されている。現金処理装置において、装置内部の搬送経路で紙幣や硬貨が目詰まりを起こすことがある。特許文献1には、現金が搬送経路で目詰まりする障害(ジャム障害)が発生した場合、現金処理装置内の現金を除去する復旧作業について記載されている。復旧作業後には、現金処理装置において、現金処理装置内から除去された現金が再投入されるための戻し処理が行われる。
特開2011-53886号公報
しかし、操作者が復旧作業で除去した現金に装置外部に留保していた現金を混入させてしまうという操作ミスが生じることがある。この場合、その後の戻し処理において、現金処理装置は、投入された現金をそのまま収納してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、戻し処理において現金処理装置に投入された現金を収納するか否かを判定することが可能な、新規かつ改良された現金処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、現金処理装置であって、投入された紙幣が集積される一時保留部と、前記紙幣を収納する収納部と、前記一時保留部から前記収納部へ前記紙幣が収納される際に、搬送経路に前記紙幣が滞留した場合に、前記収納部へ収納されなかった紙幣が前記収納部へ収納されるための戻し処理を行う制御部と、を備え、前記制御部は、前記戻し処理において投入された紙幣を前記収納部へ収納せず前記戻し処理を終了するか否かの判定に際し、前記戻し処理において投入された紙幣と前記戻し処理前に前記収納部へ収納された紙幣との総額と、前記戻し処理前に前記一時保留部に集積された紙幣の総額との比較を行う、現金処理装置が提供される。
前記制御部は、前記判定において、前記戻し処理において投入された紙幣と前記戻し処理前に前記収納部へ収納された紙幣との総額が、前記戻し処理前に前記一時保留部に集積された紙幣の総額よりも多い場合に、前記戻し処理において投入された紙幣を前記収納部へ収納せず前記戻し処理を終了してもよい。
前記現金処理装置は表示部を備え、前記制御部は、前記判定において、前記戻し処理において投入された紙幣と前記戻し処理前に前記収納部へ収納された紙幣との総額が、前記戻し処理前に前記一時保留部に集積された紙幣の総額よりも多い場合に、前記戻し処理において投入された紙幣を確認させる確認画面を前記表示部に表示させてもよい。
前記制御部は、前記確認画面を、前記戻し処理において投入された紙幣を返却する前に前記表示部に表示させてもよい。
前記制御部は、前記確認画面を、前記戻し処理において投入された紙幣を返却した後に前記表示部に表示させてもよい。
以上説明したように本発明によれば、戻し処理において現金処理装置に投入された現金を収納するか否かを判定することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る現金処理装置の構成を示す図である。 同実施形態に係る戻し処理を示すフローチャートである。 同実施形態に係る戻し処理において表示される戻し現金確認画面の一例を示す図である。 同実施形態に係る戻し処理において表示される現金返却中画面の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る戻し処理を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<0.導入>
本発明の実施形態は、小売店やスーパーマーケットなどの流通施設および商業施設に設置される現金処理装置に適用される。本実施形態による現金処理装置は、例えば、レジで用いられる釣銭準備金として紙幣および硬貨を出金する釣銭出金、およびレジから回収された紙幣および硬貨を入金する売上入金処理などの処理を実行可能である。以下、このような本発明の実施形態による現金処理装置の構成および動作について順次詳細に説明する。
<1.第1の実施形態>
[現金処理装置の構成例]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施形態に係る現金処理装置100の概略構成について説明する。図1に示したように、本実施形態による現金処理装置100は、紙幣投入口101、紙幣一時保留部103、紙幣鑑別部105、紙幣収納部110、紙幣回収庫113およびリジェクト部115を有する紙幣部と、硬貨投入口117、硬貨鑑別部119、硬貨一時保留部121、硬貨返却部123、硬貨収納部120、硬貨回収庫127および硬貨出金箱129を有する硬貨部と、カードリーダ部131と、表示部133と、レシートプリンタ135と、制御部150と、記憶部160と、を備える。紙幣部には紙幣扉が設けられており、紙幣扉が開いている場合に紙幣部の内部への操作が可能となる。同様に、硬貨部には硬貨扉が設けられており、硬貨扉が開いている場合に硬貨部の内部への操作が可能となる。
紙幣投入口101は、現金処理装置100に入金される紙幣が投入される投入口である。また、紙幣投入口101は、紙幣の出金口でもあり、紙幣投入口101から売上入金処理の取り消しにより返却される紙幣、出金される紙幣、および紙幣鑑別部105により正常ではないとしてリジェクトされた紙幣が紙幣投入口101から出金される。また、後述する戻し処理において投入された現金(戻し現金)が、紙幣投入口101から返却される。
紙幣一時保留部103には、入金計数時および売上金作成時に、一時的に紙幣が集積される。また、紙幣鑑別部105は、投入された紙幣が正常な紙幣であるか否かを各種センサによって鑑別する。
紙幣収納部110は、紙幣一時保留部103から搬送された紙幣を収納する。紙幣収納部110は、万券還流庫107、五千券還流庫109、千券還流庫111を有する。万券還流庫107、五千券還流庫109、千券還流庫111は、それぞれ万券、五千券、および千券の紙幣を収納する。具体的には、万券還流庫107、五千券還流庫109、千券還流庫111(各紙幣還流庫)には、バラ状態の各種紙幣が釣銭準備金として収納される。また、各紙幣還流庫には、売上として入金され、紙幣鑑別部105で正常と鑑別された各種紙幣が収納される。さらに、釣銭出金時には、各紙幣還流庫から各種紙幣が出金される。
紙幣回収庫113は、売上回収のための回収庫である。具体的には、紙幣回収庫113には、精算集計時に、各紙幣還流庫から移動された紙幣が売上金として収納される。
リジェクト部115には、紙幣鑑別部105によって正常な紙幣ではないと鑑別された紙幣、すなわちリジェクトされた紙幣が集積される。具体的には、リジェクト部115には、売上入金処理時に紙幣一時保留部103から各紙幣還流庫に紙幣を搬送する過程で紙幣鑑別部105によってリジェクトされた紙幣、各紙幣還流庫から釣銭出金を行う過程で紙幣鑑別部105によってリジェクトされた紙幣、精算集計時に各紙幣還流庫から紙幣回収庫113に紙幣を搬送する過程で紙幣鑑別部105によってリジェクトされた紙幣などが集積される。
硬貨投入口117は、硬貨が投入される開口である。また、硬貨鑑別部119は、投入された硬貨が正常な硬貨であるか否かを各種センサによって鑑別する。さらに、硬貨一時保留部121には、入金計数時および精算集計時に、一時的に硬貨が集積される。
硬貨収納部120は、硬貨一時保留部121から搬送された硬貨を収納する。硬貨収納部120は、硬貨還流庫125を有する。硬貨還流庫125には、売上入金処理によって投入された各種硬貨が収納されており、釣銭出金時には硬貨還流庫125から各種硬貨が出金される。
硬貨返却部123は、硬貨の返却口であり、計数が行われた硬貨、売上入金処理の取り消しがなされた硬貨が硬貨返却部123から返却される。また、後述する戻し処理において戻し現金が、硬貨返却部123から返却される。
硬貨回収庫127は、売上回収のための回収庫の一例である。具体的には、硬貨回収庫127には、精算集計時に硬貨還流庫125から移動された硬貨が売上金として収納される。また、硬貨出金箱129は、釣銭出金時に硬貨を出金するための硬貨出金口である。
カードリーダ部131は、レジカードやIDカード等に書き込まれた情報を読み取る。レジカードやIDカード等に書き込まれる情報として、例えば、カードを利用する操作者を識別するための情報、および許可されている取引の種類を示す情報が挙げられる。このカードリーダ部131から読取られる情報が事前に登録されている情報と一致する場合、現金処理装置100の利用が制御部150により許可される。なお、現金処理装置100は、カードリーダ部131に加えて、あるいはカードリーダ部131に代えて、指紋認識を行う指紋認識部、または暗証番号の入力を受け付ける暗証番号入力部を有してもよい。
表示部133は、各種画面を表示する表示部としての機能を有する。表示部としての機能は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置により実現される。また、表示部133は、操作者による操作を検出する操作部としての機能を有してもよく、表示部133の操作部としての機能は、例えばタッチパネルにより実現される。なお、表示部および操作部の機能は分離して構成されてもよい。
レシートプリンタ135は、現金処理装置100によって行われた処理の内容を示す情報が印字されたレシートを排出する。例えば、売上回収が行われた場合、レシートプリンタ135は、売上回収の内容を示す回収情報が印字されたレシートを排出する。また、例えば、後述する戻し処理が行われた場合、レシートプリンタ135は、戻し処理の結果を示す情報が印字されたレシートを排出する。
制御部150は、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)、CPUが使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM(Read Only Memory)、CPUの実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)、データ等を記憶するHDD(Hard Disk Drive)装置などのデータ格納用記憶装置等で構成される。
制御部150は、現金処理装置100の動作全般を制御する。例えば、制御部150は、紙幣収納部110、紙幣回収庫113、硬貨収納部120および硬貨回収庫127などに収納されている現金の枚数を記憶部160に記憶させる管理部としての機能を包含する。また、制御部150は、レジカードやIDカードによる認証が終了すると、後述する売上入金処理等の処理を制御する。また、制御部150は、現金が搬送経路に滞留した場合に、紙幣収納部110または硬貨収納部120へ収納されなかった現金が、一旦現金処理装置100の内部から除去され、再度投入されて紙幣収納部110または硬貨収納部120へ収納されるための戻し処理を行う。
[現金処理装置の売上入金処理]
売上入金処理は、例えばレジから回収された紙幣および硬貨を紙幣収納部110および硬貨収納部120に収納するための処理である。例えば、操作者により売上入金処理の開始が選択されると、制御部150は、紙幣投入口101および硬貨投入口117のシャッタを開放し、紙幣および硬貨の投入を誘導する入金誘導画面を表示部133に表示させる。その後、制御部150は、紙幣投入口101および硬貨投入口117から投入された紙幣および硬貨を計数する。
ここで、紙幣鑑別部105により正常と判断された紙幣は紙幣一時保留部103に集積され、硬貨鑑別部119により正常と判断された硬貨は硬貨一時保留部121に集積される。また、紙幣鑑別部105によりリジェクトされた紙幣は紙幣投入口101から返却され、硬貨鑑別部119によりリジェクトされた硬貨は硬貨返却部123から返却される。
さらに、制御部150は、計数により得られた入金合計金額を表示部133に表示させる。そして、操作者により入金合計金額の確認操作が行われると、紙幣一時保留部103から紙幣収納部110に紙幣が搬送され、紙幣収納部110が当該紙幣を収納する。同様に、硬貨一時保留部121から硬貨収納部120に硬貨が搬送され、硬貨収納部120が当該硬貨を収納する。なお、紙幣および硬貨の収納時点で売上(入金合計が出金合計を上回る金額)が発生している場合、高額な紙幣が優先的に紙幣回収庫113に収納される。
[課題の整理]
本発明の実施形態は、上述した売上入金処理に関する。そこで、以下では、売上入金処理での課題を明らかにする。
売上入金処理では、紙幣および硬貨の計数が終了した後、現金が、紙幣一時保留部103と硬貨一時保留部121とを含む一時保留部から、硬貨収納部120と紙幣収納部110とを含む収納部へ搬送される。この際に、紙幣または硬貨が、搬送経路において目詰まりする障害(ジャム障害)が発生することがある。
ジャム障害が発生した場合、収納部へ収納されなかった現金を現金処理装置100から除去し、現金が、再び現金処理装置100へ投入され、収納部へ収納されるための戻し処理が行われる。すなわち、ジャム障害により収納部へ収納されなかった現金が、操作者により、現金処理装置100の内部から除去される。除去された現金は、戻し現金として現金処理装置100へ投入される。戻し処理では、戻し現金が、紙幣一時保留部103と硬貨一時保留部121とを含む一時保留部から、硬貨収納部120と紙幣収納部110とを含む収納部へ搬送され、現金が収納部に収納される。この戻し処理により、売上入金処理においてジャム障害により収納部へ収納できなかった現金が、収納部へ収納される。なお、戻し現金は、すでに売上金または返納金として計数済みであるため、売上等としては計数されない。
一方、売上入金処理では、現金処理装置100へ一度に投入できる現金の金額に制限が設けられている場合がある。この場合、操作者は、一度に投入できる金額内の現金のみを一旦売上入金処理し、残りの現金は留保しておき、後から追加で売上入金処理をする。
複数回に分けて売上入金処理する場合にも、各売上入金処理においてジャム障害が発生することがある。この場合、ジャム障害の生じた売上入金処理ごとに戻し処理を行うことになる。このとき、操作者が誤って、現金処理装置100の内部から除去した現金に、追加で売上入金処理するために留保しておいた現金を加えて、戻し処理において装置へ再投入してしまうことがある。
上記したように、戻し現金は売上等としては計数されず、そのまま収納部へ収納される。従って、戻し現金に、現金処理装置100の内部から除去された現金の他に、追加で売上入金処理するために留保しておいた現金が含まれていると、追加で売上入金処理されるはずであった現金に相当する金額の売上等が計上されず、正確な売上等の計算がなされない。
本件発明者は、上記事情を一着眼点にして、本発明の実施形態を創作するに至った。本発明の実施形態によれば、戻し処理において現金処理装置に投入された戻し現金を収納部へ収納するか否かを判定することが可能である。以下、このような本発明の実施形態による現金処理装置100の戻し処理における動作例を順次詳細に説明する。
[現金処理装置の戻し処理における動作]
本実施形態による現金処理装置100によれば、まず、売上入金処理において、紙幣および硬貨の計数が終了した後、現金が、紙幣一時保留部103と硬貨一時保留部121とを含む一時保留部から、硬貨収納部120と紙幣収納部110とを含む収納部へ搬送される。この際に、紙幣または硬貨が、ジャム障害により搬送経路に滞留した場合、現金処理装置100において、装置内部から収納部へ収納されなかった現金を除去するよう表示がされる。この除去は、紙幣一時保留部103から紙幣収納部110までの搬送路と、硬貨一時保留部121から硬貨収納部120までの搬送路に残留している現金が対象となる。操作者は、当該表示に基づいて、収納部へ収納されなかった現金を現金処理装置100内から除去し、制御部150は、現金が収納部へ収納されるための戻し処理を開始する。
図2は、第1の実施形態に係る戻し処理を示すフローチャートである。図2を参照しながら、戻し処理における動作について説明する。制御部150により、戻し処理が開始されると、まず、制御部150は、操作者に収納部へ収納されなかった現金を投入するよう誘導する誘導画面を、表示部133に表示させる(S101)。制御部150は、現金が投入されたか否かを判定し(S103)、現金が投入されたと判定した場合、現金を一時保留部へ集積中であることを示す集積中画面を表示部133に表示させる(S105)。ステップS103で現金が投入されたと判定されない場合、制御部150は、もう一度ステップS103の判定をする。
制御部150は、戻し処理において紙幣投入口101および硬貨投入口117に投入された紙幣および硬貨を計数する。
制御部150は、戻し処理において投入された現金(戻し現金)の一時保留部への集積が完了したか否かを判定する(S107)。ステップS107で、集積が完了したと判定された場合、制御部150は、集積金額確認画面を表示部133に表示させる(S109)。ステップS107において、現金の集積が完了したと判定されない場合、制御部150は、もう一度ステップS107の判定をする。
制御部150は、戻し現金を収納部へ収納せずに戻し処理を終了するか否かの判定(戻し処理終了判定)を行う(S111)。制御部150は、戻し処理を終了するか否かの判定に際し、戻し現金と、戻し処理前に収納部へ収納された現金(収納済み現金)との総額と、戻し処理前に一時保留部へ集積された現金(計数済み現金)の総額との比較をする。上記比較の結果、制御部150は、収納部へ現金を収納せずに戻し処理を終了する条件に合致するか否かを判定する(S113)。
特に、ステップS111において判定を行うに際し、制御部150は、戻し現金と収納済み現金との総額が、計数済み現金の総額よりも多いか否かの比較をすることができる。この場合、戻し現金と収納済み現金との総額が計数済み現金の総額より多いこと、を収納部へ現金を収納せずに戻し処理を終了する条件とする。
なお、本実施形態による現金処理装置100の動作では、ステップS111とS113を別のステップとしたが、これらの処理は同一のステップとして行ってもよい。
ステップS113で、収納部へ現金を収納せずに戻し処理を終了する条件に合致すると判定されない場合、戻し現金は収納部へ収納される。制御部150は、戻し現金を収納部へ収納していることを示す収納中画面を表示部133に表示させる(S115)。制御部150は、収納が完了したか否かを判定し(S117)、収納が完了した場合、制御部150は、レシートプリンタ135に戻し処理の結果を印刷したレシートを印刷させ、排出させる(S119)。
一方、ステップS113で、収納部へ現金を収納せずに戻し処理を終了する条件に合致すると判定された場合、制御部150は、操作者に戻し現金の確認を誘導する戻し処理現金確認画面を表示部133に表示させる(S121)。
図3は、戻し処理において表示される戻し現金確認画面の一例を示す図である。図3に示すように、戻し現金確認画面においては、操作者に対して、戻し現金の確認を促すようなメッセージまたはイラストが表示される。また、戻し現金確認画面において、確認ボタンや取消ボタンが併せて表示されてもよい。
制御部150は、図3に示した戻し現金確認画面を表示部133に表示させ、操作者に戻し現金を確認させる。操作者は、現金の確認をした後、戻し現金を収納部へ収納する場合は、確認ボタンを押し、戻し現金を収納部へ収納しない場合は、取消ボタンを押す。制御部150は、確認ボタンが押されたか否かを判定する(S123)。
ステップS123で確認ボタンが押された場合、戻し現金を収納部へ収納するため、ステップS115~S119までの処理が行われる。ステップS123で確認ボタンが押されたと判定されない場合、すなわち、取消ボタンが押された場合、制御部150は、戻し現金を硬貨返却部123または紙幣投入口101等に返却させる。制御部150は、図4に示した現金返却中画面を現金の返却中に表示部133に表示させる(S125)。
図4は、ステップS125において表示される現金返却中画面の一例である。図4に示すように、現金返却中画面においては、操作者に対して、現金が返却中であることを示すメッセージまたはイラストが表示される。さらに、現金返却中画面においては、戻し現金の確認を促すようなメッセージまたはイラストが表示されてもよい。
制御部150は、戻し現金の返却が完了したか否かを判定し(S127)、返却が完了したと判定された場合、制御部150は、操作者に返却された現金の受け取りを誘導する現金受取誘導画面を表示部133に表示させる(S129)。ステップS127において、現金の返却が完了したと判定されない場合、制御部150は、もう一度ステップS127の判定をする。
制御部150は、戻し現金の受け取りが完了したか否かを判定し(S131)、受け取りが完了したと判定された場合、制御部150は、戻し処理を終了する。ステップS131において、現金の返却が完了したと判定されない場合、制御部150は、もう一度ステップS131の判定をする。
(第1の実施形態の作用効果)
本実施形態による現金処理装置100の動作において、制御部150は、戻し処理において現金処理装置100に投入された現金を収納するか否かを判定する。この判定に際して、所定の条件に合致する場合のみ、戻し現金を収納する。これにより、戻し処理において、戻し現金がそのまま収納部へ収納されることがなくなる。
本実施形態による現金処理装置100の動作において、制御部150は、戻し処理終了判定に際し、戻し現金と収納済み現金との総額と、計数済み現金の総額との比較をする。戻し処理終了判定において、上記比較をすることにより、戻し現金の中に装置内から除去された現金に加えて他の現金が混入されていることが発見される。
特に、本実施形態による現金処理装置100の動作において、制御部150は、戻し処理終了判定に際し、戻し現金と収納済み現金との総額が、計数済み現金の総額よりも多いか否かの比較をし、多い場合に戻し現金を収納せず戻し処理を終了する。戻し処理終了判定において、上記比較をすることにより、戻し現金の中に装置内から除去された現金に加えて他の現金が混入されていることがより確実に発見される。
すなわち、ジャム障害が発生すると、重走した現金がそのまま収納されることがあり、収納済み現金の金額は、実際に収納された現金の金額よりも少ない場合がある。さらに、ジャム障害において、搬送経路に目詰まりを起こした硬貨や紙幣は、変形している場合があり、変形した硬貨や紙幣は、装置内から除去されても戻し処理されず、別途、売上管理され得る。
従って、戻し現金と収納済み現金との総額が、計数済み現金の総額よりも多い場合にのみ、戻し現金を収納しないことで、収納済み現金の金額や戻し現金の金額が実際より少なくても、誤って戻し処理を終了させることがない。すなわち、操作者は、戻し現金の中に装置内から除去された現金に加えて他の現金が混入されている場合のみを確実に発見できる。
本実施形態による現金処理装置100の動作において、戻し現金を収納せず戻し処理を終了する際に、制御部150は、戻し現金を操作者に確認させるための戻し処理現金確認画面を表示部133に表示させる。これにより、操作者は、戻し現金の中に現金処理装置100の内部から除去された現金に加えて他の現金が混入されている可能性に気づくことができる。また、操作者は、戻し現金の中に現金処理装置100の内部から除去された現金に加えて他の現金が混入されていないことを確認した場合には、そのまま戻し処理を継続させることもできる。
<変形例>
本実施形態による現金処理装置100の動作の変形例について以下に説明する。本変形例では、図2に示したステップS111の戻し処理終了判定に際し、制御部150は、戻し現金と収納済み現金との総額が、計数済み現金の総額と一致するか否かの比較をすることができる。この場合、戻し現金と収納済み現金との総額が、計数済み現金の総額と一致しないときを収納部へ現金を収納せずに戻し処理を終了する条件とする。その他の処理は、図2に示したフローチャートの処理と同様である。
本変形例では、現金処理装置100の動作において、制御部150は、戻し処理終了判定に際し、戻し現金と収納済み現金との総額が、計数済み現金の総額と一致するか否かの比較をするようにしたので、戻し現金の中に装置内から除去された現金に加えて他の現金が混入されている場合を確実に発見できる。
すなわち、戻し処理終了判定において、戻し現金と収納済み現金との総額と、計数済み現金の総額との間に相違があれば、収納部へ現金を収納せずに戻し処理を終了する条件に合致するとした。これにより、戻し現金の中に装置内から除去された現金に加えて他の現金が混入されている場合をはじめ、ジャム障害により変形した硬貨や紙幣を戻し処理において投入しなかった場合等を含めた、戻し処理における様々な計数上の異常を発見できる。
<2.第2の実施形態>
以上、本発明の第1の実施形態を説明した。続いて、本発明の第2の実施形態を説明する。第2の実施形態は、戻し処理をせずに戻し処理を終了する際に、戻し現金を返却した後で、戻し現金を操作者に確認させる確認画面を表示する点で第1の実施形態と相違する。
図5は、第2の実施形態に係る戻し処理を示すフローチャートである。図5を参照しながら、戻し処理における動作について説明する。図5に示したステップS201~S221の処理は、図2を参照して説明した第1の実施形態のステップS101~S121の処理と実質的に同一である。
図5に示したステップS213において、制御部150は、収納部へ現金を収納せずに戻し処理を終了する条件に合致するか否かを判定する。収納部へ現金を収納せずに戻し処理を終了する場合、制御部150は、戻し現金を硬貨返却部123または紙幣投入口101等に返却させる。図4は、戻し処理において表示される現金返却中画面の一例である。制御部150は、戻し現金の返却中に図4に示した現金返却中画面を表示部133に表示させる。
制御部150は、戻し現金の返却が完了したか否かを判定し(S223)、返却が完了したと判定された場合、制御部150は、操作者に返却された現金の受け取りを誘導する現金受取誘導画面を表示部133に表示させる(S225)。ステップS223において、現金の返却が完了したと判定されない場合、制御部150は、もう一度ステップS223の判定をする。
制御部150は、戻し現金の受け取りが完了したか否かを判定し(S227)、受け取りが完了したと判定された場合、制御部150は、図3に示した戻し現金確認画面を表示部133に表示させる(S229)。
制御部150は、図3に示した、戻し現金確認画面を表示部133に表示させ、操作者に対し、戻し現金を確認させる。操作者は、現金の確認をした後、戻し現金を再度投入する場合は、確認ボタンを押し、戻し現金を収納部へ収納しない場合は、取消ボタンを押す。制御部150は、確認ボタンが押されたか否かを判定する(S231)。
ステップS231で確認ボタンが押された場合、戻し現金を再度投入させるため、ステップS201に戻って、戻し処理が継続される。ステップS231で確認ボタンが押されたと判定されない場合、すなわち、取り消しボタンが押された場合、制御部150は、戻し処理を終了する。
(第2の実施形態の作用効果)
本実施形態による現金処理装置100の動作において、戻し現金を収納せず戻し処理を終了する場合に、制御部150は、戻し現金を操作者に確認させる戻し現金確認画面を表示部133に表示させる。本実施形態では、制御部150は、戻し現金を返却させた後に、戻し現金確認画面を表示させるようにした。これにより、戻し現金の確認が容易になり、戻し現金の中に現金処理装置100の内部から除去された現金に加えて他の現金が混入されていることがより発見しやすい。
<3.むすび>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、戻し現金を収納せずに戻し処理を終了する際、確認画面を表示させるようにしたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、戻し現金を収納せずに戻し処理を終了する際、警告ランプの点灯や音声などにより操作者に確認させるようにしてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、売上金を入金し、釣銭準備金を出金する機能を有する現金処理装置として説明したが、本発明は、これに限定されない。例えば、入金機能を有する現金自動預け払い機などにおける戻し処理に適用されてもよい。
100 現金処理装置
103 紙幣一時保留部
110 紙幣収納部
120 硬貨収納部
121 硬貨一時保留部
133 表示部
150 制御部

Claims (5)

  1. 現金処理装置であって、
    投入された紙幣が集積される一時保留部と、
    前記紙幣を収納する収納部と、
    前記一時保留部から前記収納部へ前記紙幣が収納される際に、搬送経路に前記紙幣が滞留した場合に、前記収納部へ収納されなかった紙幣が前記収納部へ収納されるための戻し処理を行う制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記戻し処理において投入された紙幣を前記収納部へ収納せず前記戻し処理を終了するか否かの判定に際し、前記戻し処理において投入された紙幣と前記戻し処理前に前記収納部へ収納された紙幣との総額と、前記戻し処理前に前記一時保留部に集積された紙幣の総額との比較を行う、現金処理装置。
  2. 前記制御部は、前記判定において、前記戻し処理において投入された紙幣と前記戻し処理前に前記収納部へ収納された紙幣との総額が、前記戻し処理前に前記一時保留部に集積された紙幣の総額よりも多い場合に、前記戻し処理において投入された紙幣を前記収納部へ収納せず前記戻し処理を終了する、請求項1に記載の現金処理装置。
  3. 前記現金処理装置は表示部を備え、
    前記制御部は、前記判定において、前記戻し処理において投入された紙幣と前記戻し処理前に前記収納部へ収納された紙幣との総額が、前記戻し処理前に前記一時保留部に集積された紙幣の総額よりも多い場合に、前記戻し処理において投入された紙幣を確認させる確認画面を前記表示部に表示させる、請求項1に記載の現金処理装置。
  4. 前記制御部は、前記確認画面を、前記戻し処理において投入された紙幣を返却する前に前記表示部に表示させる、請求項3に記載の現金処理装置。
  5. 前記制御部は、前記確認画面を、前記戻し処理において投入された紙幣を返却した後に前記表示部に表示させる、請求項3に記載の現金処理装置。
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