JP7170608B2 - ウエハクリーニング装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

ウエハクリーニング装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ウエハクリーニング装置および半導体装置の製造方法に関する。
無電解めっきプロセスは、電気めっきとは異なり電源を用いることなくめっき膜の形成が可能である。半導体ウエハをめっき液に浸した場合、金属膜上にはめっき膜が形成されるものの、絶縁膜上にはめっき膜は形成されない。つまり、選択的にめっき膜の形成が可能である。半導体ウエハの端部におけるベベル面など、金属膜および絶縁膜に覆われていない露出面にもめっき膜は形成されるものの、そのめっき膜は剥がれ易い。そのめっき膜が剥がれて半導体ウエハの表面や裏面に再付着した場合、その後の製造工程において欠陥等の不都合を生じさせる。
特許文献1には、半導体ウエハのベベル部を洗浄する基板洗浄装置が開示されている。その基板洗浄装置は、真空室内でベベル部に洗浄ガスのガスクラスターを照射して、ガスクラスターの衝突により吹き飛ばされた飛散物を真空室の底部に設けられた排気ポートから排出する。
特開2012-216636号公報
ガスを吹き付けてその異物を除去する装置において、排気ポートがガスの吐出方向とは異なる方向に設けられている場合、吹き飛ばされた異物の再付着を防止して、確実に集塵することが困難である。
この発明は上記のような課題を解消するためになされたものであり、半導体ウエハの端部から離脱した異物を確実に集塵するウエハクリーニング装置の提供を目的とする。
本発明に係るウエハクリーニング装置は、回転ステージ、少なくとも1つのノズルおよび集塵ヘッドを含む。回転ステージは、半導体ウエハを保持可能なウエハ載置面を含み、ウエハ載置面を回転させる。少なくとも1つのノズルは、回転ステージに保持される半導体ウエハの端部に向けて、端部よりも半導体ウエハの中央側からガスを吐出する。集塵ヘッドは、回転ステージに保持される半導体ウエハの端部よりも外側に配置される。集塵ヘッドは、収集口を含む。収集口は、半導体ウエハの端部からガスによって吹き飛ばされる異物を、ガスとともに吸気して集塵するために、ガスの吐出方向に向けて開口している。
本発明によれば、半導体ウエハの端部から離脱した異物を確実に集塵するウエハクリーニング装置の提供が可能である。
本発明の目的、特徴、局面、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白になる。
実施の形態1におけるウエハクリーニング装置の構成を示す断面図である。 実施の形態1におけるウエハクリーニング装置の構成を示す上面図である。 実施の形態2におけるウエハクリーニング装置の構成を示す断面図である。 実施の形態2におけるウエハクリーニング装置の構成を示す上面図である。 実施の形態3におけるウエハクリーニング装置を用いた半導体装置の製造方法を示すフローチャートである。 半導体装置の製造方法において準備される半導体ウエハの構成を示す断面図である。 Ni膜が形成された半導体ウエハの構成を示す断面図である。 剥離したNi膜が半導体ウエハに再付着する様子を示す断面図である。 剥離したNi膜が半導体ウエハに再付着する様子を示す断面図である。 半導体ウエハおよびウエハクリーニング装置の構成を示す断面図である。 Ni膜を除去する工程の詳細を示すフローチャートである。 実施の形態3における半導体装置の製造方法を適用して製造される半導体装置の一例を示す断面図である。
<実施の形態1>
図1および図2は、それぞれ、実施の形態1におけるウエハクリーニング装置の構成を示す断面図および上面図である。
ウエハクリーニング装置は、回転ステージ7、上部ノズル9、下部ノズル11および屑収集ホーン13を含む。
回転ステージ7は、半導体ウエハ1を保持可能なウエハ載置面7Aを含む。実施の形態1の回転ステージ7は、半導体ウエハ1の裏面の少なくとも一部を真空吸着によって保持する。回転ステージ7は、ウエハ載置面7Aを回転させる機能を有する。それによりウエハ載置面7Aに保持された半導体ウエハ1は、図1における矢印で示される方向8に回転する。
上部ノズル9は、ウエハ載置面7Aを含む平面よりも上方に配置される。下部ノズル11は、ウエハ載置面7Aを含む平面よりも下方に配置される。言い換えると、上部ノズル9は、ウエハ載置面7Aに保持される半導体ウエハ1よりも上方に配置される。また、下部ノズル11は、ウエハ載置面7Aに保持される半導体ウエハ1よりも下方に配置される。上部ノズル9および下部ノズル11は、回転ステージ7に保持される半導体ウエハ1の端部1Aにおけるベベル面に向けて、その端部1Aよりも半導体ウエハ1の中央側からガスを吐出する。上部ノズル9および下部ノズル11は、回転ステージ7が回転しても回転しない。ガスは、例えば、エアーである。
屑収集ホーン13は、集塵ヘッドである。屑収集ホーン13は、回転ステージ7に保持される半導体ウエハ1の端部1Aよりも外側に配置されている。屑収集ホーン13は、収集口13Aを有する。収集口13Aは、上部ノズル9のガスの吐出方向9Aおよび下部ノズル11のガスの吐出方向11Aに向けて開口している。言い換えると、図2に示されるように上方からの平面視において、上部ノズル9のガスの吐出方向9Aは、屑収集ホーン13の収集口13Aに向いている。下部ノズル11のガスの吐出方向11Aも同様である。屑収集ホーン13は、真空排気系統14に接続されている。屑収集ホーン13は、半導体ウエハ1の端部1Aからガスによって吹き飛ばされる異物を、ガスとともに吸気して集塵する。屑収集ホーン13は、先端の収集口13Aからその反対側の真空排気系統14側にかけて徐々に開口面積が小さくなるホーン形状を有する。屑収集ホーン13の収集口13Aは、例えば角型を有する。屑収集ホーン13は、回転ステージ7が回転しても回転しない。
図1に一例として示される半導体ウエハ1の表面には、第1金属膜2のパターンが形成されている。その第1金属膜2のパターンは、絶縁膜3に囲われた開口から露出している。その開口から露出する第1金属膜2のパターン上には、第2金属膜51が形成されている。半導体ウエハ1の裏面の全面には、第1金属膜2および第2金属膜51が順に形成されている。また、半導体ウエハ1の側面である端部1Aには、半導体ウエハ1が露出している露出面1Bが存在しており、その露出面1B上には、第2金属膜52が形成されている。半導体ウエハ1は、Siウエハ、またはSiよりもバンドギャップが大きいワイドバンドギャップ半導体ウエハである。第1金属膜2は、例えば、Al膜である。第2金属膜51,52は、例えば、Ni膜である。絶縁膜3は、例えば、SiO、Si等である。
半導体ウエハ1の露出面1Bと第2金属膜52とは密着性が悪いため、その第2金属膜52は剥離しやすい。ウエハクリーニング装置は、その剥離しやすい第2金属膜52が半導体ウエハ1の表面または裏面に再付着する前に集塵する。以下、ウエハクリーニング装置による第2金属膜52の除去動作を説明する。
ウエハ載置面7Aに真空吸着によって固定される半導体ウエハ1は、回転ステージ7によって回転する。その回転による遠心力で、半導体ウエハ1の端部1Aの第2金属膜52はさらに剥離しやすくなる。上部ノズル9および下部ノズル11は、半導体ウエハ1の中央側から端部1Aのベベル面に向けてガスを吐出して、その第2金属膜51を吹き飛ばす。半導体ウエハ1は回転するものの、上部ノズル9および下部ノズル11は回転しないため、ガスの吹き付け位置は半導体ウエハ1の外周に沿って移動する。そのため、外周に沿って剥離しやすい第2金属膜52が順次吹き飛ばされる。吹き飛ばされた第2金属膜52は、上部ノズル9および下部ノズル11から吐出されたガスおよび屑収集ホーン13の排気によって形成される気流に乗って、屑収集ホーン13に集塵される。また、その際、半導体ウエハ1が回転していることにより、第2金属膜52の半導体ウエハ1への再付着が防止される。
以上をまとめると、実施の形態1におけるウエハクリーニング装置は、回転ステージ7、上部ノズル9、下部ノズル11および屑収集ホーン13を含む。回転ステージ7は、半導体ウエハ1を保持可能なウエハ載置面7Aを含み、ウエハ載置面7Aを回転させる。上部ノズル9および下部ノズル11は、回転ステージ7に保持される半導体ウエハ1の端部1Aに向けて、端部1Aよりも半導体ウエハ1の中央側からガスを吐出する。屑収集ホーン13は、回転ステージ7に保持される半導体ウエハ1の端部1Aよりも外側に配置される。屑収集ホーン13は、収集口13Aを含む。収集口13Aは、半導体ウエハ1の端部1Aからガスによって吹き飛ばされる異物(実施の形態1においては第2金属膜52)を、ガスとともに吸気して集塵するために、ガスの吐出方向9A,11Aに向けて開口している。
このようなウエハクリーニング装置は、半導体ウエハ1の端部1Aから剥離した第2金属膜52の屑が舞い上がって、半導体ウエハ1に再付着することを防止し、屑収集ホーン13により確実に集塵する。つまり集塵性が高まる。その結果、半導体ウエハ1によって製造される半導体装置の品質が安定する。
また、ウエハクリーニング装置は、回転ステージ7によって半導体ウエハ1を回転させ、半導体ウエハ1の外周の第2金属膜52を順次除去する。そのため、屑収集ホーン13の位置が固定でき、その設置スペースを小さくできる。その結果、ウエハクリーニング装置の小型化が可能である。
実施の形態1においては、上部ノズル9および下部ノズル11の2つのノズルを含むウエハクリーニング装置を一例として示したが、いずれか一方のノズルだけであっても上記と同様の効果を奏する。ただし、実施の形態1のように、上部ノズル9および下部ノズル11の両方を含むウエハクリーニング装置の方が、より効果的に第2金属膜52を集塵することができる。さらに、ウエハクリーニング装置は、3つ以上のノズルを含んでいてもよい。
<実施の形態2>
実施の形態2におけるウエハクリーニング装置を説明する。実施の形態2は実施の形態1の下位概念であり、実施の形態2におけるウエハクリーニング装置は、実施の形態1におけるウエハクリーニング装置の各構成を含む。なお、実施の形態1と同様の構成および動作については説明を省略する。
図3は、実施の形態2におけるウエハクリーニング装置の構成を示す断面図である。図4は、実施の形態2におけるウエハクリーニング装置の構成を示す上面図である。
ウエハクリーニング装置は、回転ステージ7、上部ノズル9、下部ノズル11、上部後方ノズル16、下部後方ノズル18および屑収集ホーン13を含む。回転ステージ7、上部ノズル9、下部ノズル11および屑収集ホーン13の構成は、実施の形態1と同様である。
上部後方ノズル16は、上部ノズル9に対し屑収集ホーン13が設けられる方向とは反対方向である上部ノズル9の後方に配置される。下部後方ノズル18は、下部ノズル11に対し屑収集ホーン13が設けられる方向とは反対方向である下部ノズル11の後方に配置される。上部後方ノズル16および下部後方ノズル18は、屑収集ホーン13に向けて気流が発生するよう、上部ノズル9および下部ノズル11の後方から、それぞれガスを吐出する。例えば、上部後方ノズル16は、半導体ウエハ1の表面にガスを吹付けながらも、屑収集ホーン13の方向に向かって気流が発生するような方向にガスを吐出する。または、上部後方ノズル16は、半導体ウエハ1の表面と平行な方向にガスを吐出してもよい。同様に、例えば、下部後方ノズル18は、半導体ウエハ1の裏面にガスを吹付けながらも、屑収集ホーン13の方向に向かって気流が発生するような方向にガスを吐出する。または、下部後方ノズル18は、半導体ウエハ1の裏面と平行にガスを吐出してもよい。ガスは、例えばエアーである。
上部後方ノズル16および下部後方ノズル18の吹出口の幅は、ぞれぞれ、上部ノズル9および下部ノズル11の吹出口の幅よりも広い。また、図4に示されるように上方からの平面視において、上部後方ノズル16のガスの吐出方向16Aは、屑収集ホーン13の収集口13Aに向いている。下部後方ノズル18のガスの吐出方向18Aも同様である。つまり、屑収集ホーン13の収集口13Aは、上部ノズル9の吐出方向9A、上部後方ノズル16の吐出方向16A、下部ノズル11の吐出方向11Aおよび下部後方ノズル18の吐出方向18Aに向けて開口している。
上部ノズル9および下部ノズル11から吐出されたガスによって吹き飛ばされた端部1Aの第2金属膜52のうち一部は、屑収集ホーン13の収集口13Aに吸い込まれず舞い上がる場合がある。そのような舞い上がった第2金属膜52は、上部後方ノズル16および下部後方ノズル18によって形成される気流に乗って運ばれ、屑収集ホーン13に集塵される。
このように、実施の形態2におけるウエハクリーニング装置は、剥離した第2金属膜52の集塵効果を高め、第2金属膜52が再び半導体ウエハ1の表面に付着することを防ぐ。屑収集ホーン13の吸引力が弱い場合であっても、その効果を奏する。
<実施の形態3>
実施の形態3におけるウエハクリーニング装置および半導体装置の製造方法を説明する。実施の形態3におけるウエハクリーニング装置は、実施の形態2におけるウエハクリーニング装置の各構成を含む。なお、実施の形態1または2と同様の構成および動作については説明を省略する。
図5は、実施の形態3におけるウエハクリーニング装置を用いた半導体装置の製造方法を示すフローチャートである。
ステップS1にて、表面に第1金属膜2であるAl膜のパターンを含むn型の半導体ウエハ1を準備する。図6は、ステップS1にて準備される半導体ウエハ1の構成を示す断面図である。絶縁膜3がAl膜2Aのパターンを囲っており、その絶縁膜3の開口からAl膜2Aのパターンが露出している。また、半導体ウエハ1の裏面の全面には、Al膜2Aが形成されている。また、半導体ウエハ1の側面であるベベル面を含む端部1Aには、半導体ウエハ1が露出している露出面1Bが存在している。
ステップS2にて、Al膜2Aのパターン上に、無電解めっきによって第2金属膜51,52であるNi膜を形成する。図7は、Ni膜51A,52Aが形成された半導体ウエハ1の構成を示す断面図である。このステップS2において、図6に示される半導体ウエハ1がNi無電解めっき液に浸漬されることにより、絶縁膜3の開口から露出するAl膜2Aのパターン上に、Ni膜51Aが形成される。ただし、絶縁膜3上にはNi膜51Aは形成されない。すなわち、Al膜2A上に、Ni膜51Aが選択的に形成される。また、半導体ウエハ1の裏面のAl膜2A上にもNi膜51Aが形成される。さらに、半導体ウエハ1の端部1Aの露出面1B上に、Ni膜52Aが形成される。
端部1Aの露出面1BとNi膜52Aとは密着性が悪いため、そのNi膜52Aは剥離しやすい。そのため、無電解めっき工程後の半導体装置の製造工程において、そのNi膜52Aが半導体ウエハ1の端部1Aから剥離し、例えば、半導体ウエハ1の表面または裏面に再付着することがある。図8よび図9は、剥離したNi膜52Aが、半導体ウエハ1に再付着する様子を示す断面図である。このような状態を回避するため、つづいて、ステップS3が実行される。
ステップS3にて、半導体ウエハ1の端部1AのNi膜52Aをウエハクリーニング装置によって除去する。図10は、ステップS3における半導体ウエハ1およびウエハクリーニング装置の構成を示す断面図である。図11は、Ni膜52Aを除去する工程の詳細を示すフローチャートである。
ステップS31にて、ウエハクリーニング装置の回転ステージ7は、ウエハ載置面7Aに半導体ウエハ1を保持して回転させる。ここでは、回転ステージ7は、半導体ウエハ1の裏面の一部を真空吸着して半導体ウエハ1を固定する。
ステップS32にて、上部ノズル9および下部ノズル11は、半導体ウエハ1の端部1Aのベベル面に向けて、その端部1Aよりも半導体ウエハ1の中央側からエアーを吐出する。半導体ウエハ1の端部1AのNi膜52Aが、エアーの流速によって剥離して吹き飛ばされる。剥離したNi膜52Aの屑は、上部ノズル9および下部ノズル11から吐出されたガスおよび屑収集ホーン13の排気によって形成される気流、および、上部後方ノズル16および下部後方ノズル18が生成する気流に乗って、屑収集ホーン13に向かって飛ばされる。
ステップS33にて、屑収集ホーン13の収集口13Aは、Ni膜52Aの屑つまり異物を、エアーとともに吸気して集塵する。屑収集ホーン13は、回転ステージ7に保持される半導体ウエハ1の端部1Aよりも外側に配置されている。そして、収集口13Aは、ガスの吐出方向9A,11A,16A,18Aに向けて開口している。そのため、剥離したNi膜52Aの屑は、屑収集ホーン13の吸引力によって、屑収集ホーン13に導かれて集塵される。
上記の製造方法を適用して製造される半導体装置は、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)、ショットキーバリアダイオード等である。半導体装置は、例えば、電力用半導体装置(パワー半導体装置)である。
図12は、実施の形態3における半導体装置の製造方法を適用して製造される半導体装置の一例を示す断面図である。半導体ウエハ1の表面には、トレンチ23、ゲート電極23A、ゲート絶縁膜22、ベース層24、エミッタ層25、エミッタ電極26、および層間絶縁膜27が配置されている。半導体ウエハ1の裏面には、バッファ層28、コレクタ層29およびコレクタ電極30が配置されている。
例えば、図5に示される半導体装置の製造方法のステップS2において、無電解めっきによって形成されるNi膜51Aは、エミッタ電極26上またはコレクタ電極30上に形成される。
以上をまとめると、実施の形態3における半導体装置の製造方法は、表面にAl膜2Aのパターンを含む半導体ウエハ1を準備する工程と、Al膜2Aのパターン上に、無電解めっきによってNi膜51Aを形成する工程と、半導体ウエハ1の端部1Aにおける半導体ウエハ1の露出面1B上に、無電解めっきによって形成されるNi膜52Aを除去する工程と、を含む。Ni膜52Aを除去する工程は、回転ステージ7に設けられたウエハ載置面7Aに半導体ウエハ1を保持して回転させ、回転ステージ7に保持される半導体ウエハ1の端部1Aに向けて、端部1Aよりも半導体ウエハ1の中央側から、上部ノズル9および下部ノズル11によってガスを吐出し、回転ステージ7に保持される半導体ウエハ1の端部1Aよりも外側に配置された屑収集ホーン13に設けられる収集口13Aであって、ガスの吐出方向9A,11A,16A,18Aに向けて開口する収集口13Aにより、半導体ウエハ1の端部1Aからガスによって吹き飛ばされるNi膜52Aを、ガスとともに吸気して集塵する。
このような半導体装置の製造方法は、半導体ウエハ1の端部1Aから剥離したNi膜52Aの屑が半導体ウエハ1に再付着することを防ぎ、そのNi膜52Aを確実に集塵することができる。つまりこの半導体装置の製造方法は異物の集塵性を高める。そのため、無電解めっき工程の後に実行される製造工程において、例えば、半導体ウエハ1に再付着したNi膜52Aの屑が、他の製造装置を汚染すること、裏面に付着したNi膜52Aの屑が、ステージやダイシングテープとの間に挟まり、その屑が起点となって半導体ウエハ1が割れることなどを防ぐ。したがって、半導体装置の製造工程における歩留まりが向上し、また、半導体装置の品質も安定する。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
本発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての態様において、例示であって、本発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、本発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1 半導体ウエハ、1A 端部、1B 露出面、2 第1金属膜、2A Al膜、3 絶縁膜、7 回転ステージ、7A ウエハ載置面、9 上部ノズル、9A 吐出方向、11 下部ノズル、11A 吐出方向、13 屑収集ホーン、14 真空排気系統、16 上部後方ノズル、16A 吐出方向、18 下部後方ノズル、18A 吐出方向、51 第2金属膜、51A Ni膜、52 第2金属膜、52A Ni膜。

Claims (3)

  1. 半導体ウエハを保持可能なウエハ載置面を含み、前記ウエハ載置面を回転させる回転ステージと、
    前記回転ステージに保持される前記半導体ウエハの端部に向けて、前記端部よりも前記半導体ウエハの中央側からガスを吐出する少なくとも1つのノズルと、
    前記半導体ウエハの前記端部から前記ガスによって吹き飛ばされる異物を、前記ガスとともに吸気して集塵するために前記ガスの吐出方向に向けて開口する収集口を含み、前記回転ステージに保持される前記半導体ウエハの前記端部よりも外側に配置される集塵ヘッドと、を備え
    前記少なくとも1つのノズルは、複数のノズルであり、
    前記複数のノズルは、
    前記ウエハ載置面を含む平面よりも上方に配置される上部ノズルと、
    前記ウエハ載置面を含む平面よりも下方に配置される下部ノズルと、を含む、ウエハクリーニング装置。
  2. 前記少なくとも1つのノズルに対し、前記集塵ヘッドが設けられる方向とは反対方向である前記少なくとも1つのノズルの後方に配置される後方ノズルをさらに備え、
    前記後方ノズルは、前記収集口に向けて気流が発生するよう、前記少なくとも1つのノズルの前記後方からガスを吐出する、請求項1記載のウエハクリーニング装置。
  3. 主面に第1金属膜のパターンを含む半導体ウエハを準備する工程と、
    前記第1金属膜の前記パターン上に無電解めっきによって第2金属膜を形成する工程と、
    前記半導体ウエハの端部における前記半導体ウエハの露出面上に前記無電解めっきによって形成される前記第2金属膜を除去する工程と、を備え、
    前記第2金属膜を除去する工程は、
    回転ステージに設けられたウエハ載置面に前記半導体ウエハを保持して回転させ、
    前記回転ステージに保持される前記半導体ウエハの前記端部に向けて、前記端部よりも前記半導体ウエハの中央側から、少なくとも1つのノズルによってガスを吐出し、
    前記回転ステージに保持される前記半導体ウエハの前記端部よりも外側に配置された集塵ヘッドに設けられる収集口であって、前記ガスの吐出方向に向けて開口する前記収集口により、前記半導体ウエハの前記端部から前記ガスによって吹き飛ばされる前記第2金属膜を、前記ガスとともに吸気して集塵し、
    前記少なくとも1つのノズルは、複数のノズルであり、
    前記複数のノズルは、前記ウエハ載置面を含む平面よりも上方に配置される上部ノズルと、前記ウエハ載置面を含む平面よりも下方に配置される下部ノズルと、を含む、半導体装置の製造方法。
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