JP5471777B2 - ウェハ加工方法およびウェハ加工装置 - Google Patents

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Description

この発明は、ウェハ加工方法およびウェハ加工装置に関する。
近年、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)などのパワー半導体素子を製造する際に、半導体ウェハを大口径化してウェハ当たりのチップの取れ数を増やしたり、ウェハを薄くしてパワー半導体素子の電気的特性を改善したりすることが行われている。薄化した大口径ウェハには反りが生じやすいという欠点がある。そこで、パワー半導体素子の製造途中で、ウェハ全体を研削して薄くするのではなく、ウェハ中央部のチップ形成領域を薄くして電気的特性の向上を図り、ウェハ外周部を補強部として厚く残してウェハの強度を保つようにした技術がある。このようなウェハは、ウェハ外周部にウェハの補強部としてリブが形成されているので、リブウェハと呼ばれることがある。
ダイシング工程では、ウェハは、ダイシングテープに貼り付けられた状態でダイシングブレードにより切断されて個々のチップに分離される。リブウェハを、補強部のない通常の均一な厚さのウェハと同じようにダイシングテープに貼り付けてダイシングを行うと、補強部による段差によってダイシングテープとウェハの間に隙間ができてしまうため、ウェハが割れることがある。また、薄いウェハ中央部と厚いウェハ外周部とを切断するため、ダイシングブレードにかかる負荷が大きくなり、ダイシングブレードが破損したり、ダイシングブレードの消耗量が増えてしまう。
これらの問題の対策として、ダイシングを行う前に、ウェハ外周部の補強部を研削してなくしたり、ダイシングブレードを用いて補強部を切り落とすことによって、均一な厚さの薄いウェハに加工する技術がある(例えば、特許文献1参照。)。一方、レーザの照射部位に気体を吹き付けながらウェハにレーザを照射し、レーザの照射作用によって生じた破片を吸引しながらダイシングを行う技術がある(例えば、特許文献2参照。)。
特開2007−19379号公報 特開2003−151924号公報
しかしながら、上述した従来技術では、次のような問題点がある。補強部を研削してなくす方法では、補強部を形成する際のウェハ中央部の研削と補強部をなくす際のウェハ外周部の研削とを一台の研削装置で行うと、加工に時間がかかるため、スループットが低下するという問題点がある。研削装置を増やすとスループットの低下を防ぐことができるが、その場合には研削装置が高価であるため、設備コストが増大するという問題点がある。一方、ダイシングブレードを用いて補強部を切り落とす方法では、ダイシングブレードとの接触によってウェハに割れやチッピングが発生する虞がある。従って、その分切断代を多くとる必要があるため、ウェハ当たりのチップの取れ数が減少するという問題点がある。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、ウェハから補強部をなくす際のスループットの低下を防ぐことができるウェハ加工方法およびウェハ加工装置を提供することを目的とする。また、設備コストの増大を抑制することができるウェハ加工方法およびウェハ加工装置を提供することを目的とする。また、ウェハ当たりのチップの取れ数が減るのを防ぐことができるウェハ加工方法およびウェハ加工装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、の発明にかかるウェハ加工方法は、ウェハ搬送手段に取り付け可能な吸着手段によって、外周部に中央部よりも厚い補強部が形成されたウェハの、前記補強部による段差が生じている第1主面に対して反対側の第2主面を吸着した状態で、前記ウェハにレーザを照射して該ウェハから前記補強部を切り離し、前記中央部の薄い部分を残す切断工程と、前記補強部が切り離された前記ウェハの第1主面をウェハ保持手段によって吸着して保持し、前記吸着手段の前記ウェハへの吸着を解除した後、前記ウェハ保持手段に保持された前記ウェハの第2主面にテープを貼り付ける貼り付け工程と、前記テープが貼り付けられた状態の前記ウェハを個々のチップに分離するダイシング工程と、を含むことを特徴とする。
また、の発明にかかるウェハ加工方法は、上述した発明において、前記切断工程では、前記ウェハを回転させ、前記ウェハ上の前記レーザの照射部位が前記補強部に沿って前記ウェハを一周するように、回転する前記ウェハに固定位置から前記レーザを照射することを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかるウェハ加工方法は、外周部に中央部よりも厚い補強部が形成されたウェハにレーザを照射して該ウェハから前記補強部を切り離し、前記中央部の薄い部分を残す切断工程と、前記補強部が切り離された前記ウェハにテープを貼り付ける貼り付け工程と、前記テープが貼り付けられた状態の前記ウェハを個々のチップに分離するダイシング工程と、を含み、前記切断工程では、前記ウェハを回転させ、前記ウェハ上の前記レーザの照射部位が前記補強部に沿って前記ウェハを一周するように、かつ前記レーザの照射部位に斜め上方から、前記ウェハの回転の向きに対して逆向きでかつ前記ウェハの外へ向けてガスを吹き付けるとともに、前記レーザの照射部位近傍のガスを吸引しながら、回転する前記ウェハに固定位置から前記レーザを照射することを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかるウェハ加工方法は、外周部に中央部よりも厚い補強部が形成されたウェハにレーザを照射して該ウェハから前記補強部を切り離し、前記中央部の薄い部分を残す切断工程と、前記補強部が切り離された前記ウェハにテープを貼り付ける貼り付け工程と、前記テープが貼り付けられた状態の前記ウェハを個々のチップに分離するダイシング工程と、を含み、前記切断工程では、前記ウェハを回転させ、前記ウェハ上の前記レーザの照射部位が前記補強部に沿って前記ウェハを一周するように、かつ前記レーザの照射部位に斜め上方から、前記ウェハの回転の向きに対して逆向きでかつ前記ウェハの外へ向けて非酸化性のガスを吹き付けながら、回転する前記ウェハに固定位置から前記レーザを照射することを特徴とする。また、の発明にかかるウェハ加工方法は、上述した発明において、前記ガスを、前記ウェハに沿って、吹き付ける方向に対して交差する方向に広がるように吹き付けることを特徴とする。
また、の発明にかかるウェハ加工方法は、上述した発明において、前記レーザの照射部位に非酸化性のガスを吹き付けることを特徴とする。
また、の発明にかかるウェハ加工方法は、上述した発明において、前記切断工程では、前記ウェハを垂直または任意の角度で傾かせて回転させることを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかるウェハ加工装置は、ウェハを保持して回転するウェハ保持手段と、前記ウェハ保持手段に保持されたウェハの、該ウェハの中央部と該ウェハの外周部に形成された該中央部よりも厚い補強部との境界または該境界よりも内側の部位に固定位置からレーザを照射するレーザ照射手段と、レーザ照射後のウェハに、ダイシング時にウェハを保護するテープを貼り付ける貼り付け手段と、前記レーザの照射部位に斜め上方から、前記ウェハの回転の向きに対して逆向きでかつ前記ウェハの外へ向けてガスを吹き付ける吹き付け手段と、を備え、前記ウェハ保持手段は、前記レーザの照射部位に対応する位置に溝を有し、前記溝内を吸引することを特徴とする。
また、の発明にかかるウェハ加工装置は、上述した発明において、前記吹き付け手段のガス噴出口の形状は、前記ウェハのガスが吹き付けられる面に平行な辺が長辺となる長方形または略長方形であることを特徴とする。
また、の発明にかかるウェハ加工装置は、上述した発明において、前記ウェハ保持手段は、前記ウェハを垂直または任意の角度で傾いた状態で保持することを特徴とする。
上述した発明によれば、ウェハ外周部の補強部をレーザの照射により切り離すので、研削によって補強部をなくす場合に比べて短い時間で補強部をなくすことができる。従って、スループットの低下を防ぐことができる。また、ダイシングブレードを用いる場合よりも少ない切断代で補強部を切り離すことができるので、ウェハ当たりのチップの取れ数が減るのを防ぐことができる。また、研削装置は高価(例えば、約1億円/台)であるが、レーザの照射によって半導体ウェハを切断する装置は例えば1千万円程度と安価である。従って、補強部をなくす加工を行うために研削装置をもう1台増やす場合に比べて設備コストの増大を抑制することができる。
本発明にかかるウェハ加工方法およびウェハ加工装置によれば、ウェハから補強部をなくす際のスループットの低下を防ぐことができる。また、設備コストの増大を抑制することができる。また、ウェハ当たりのチップの取れ数が減るのを防ぐことができる。
本発明の実施の形態にかかるウェハ加工装置を示す平面図である。 本発明の実施の形態にかかるウェハ加工装置およびウェハ加工方法を説明する図である。 本発明の実施の形態にかかるウェハ加工装置およびウェハ加工方法を説明する図である。 本発明の実施の形態にかかるウェハ加工装置およびウェハ加工方法を説明する図である。 本発明の実施の形態にかかるウェハ加工装置およびウェハ加工方法を説明する図である。 本発明の実施の形態にかかるウェハ加工方法を説明する図である。 本発明の実施の形態にかかるウェハ加工方法を説明する図である。 本発明の実施の形態にかかるウェハ加工方法を説明する図である。 本発明の実施の形態にかかるウェハ加工方法を説明する図である。 本発明の実施の形態にかかるウェハ加工方法を説明する図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるウェハ加工方法およびウェハ加工装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の実施の形態の説明および添付図面において、同様の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかるウェハ加工装置を示す平面図である。図1に示すように、ウェハ加工装置は、レーザ切断装置1を備えている。レーザ切断装置1は、ウェハ保持手段としてのレーザ加工ステージ2、レーザ照射手段としてのレーザヘッド3、吹き付け手段としてのガス噴射部4、および吸引手段としてのガス吸い込み部5を備えている。
ウェハ加工装置には、ウェハ(ワーク)6が納められた投入カセット7が置かれる。ワーク投入ロボット8は、3次元方向に移動可能でかつ回転可能なアームを備えている。ワーク投入ロボット8は、投入カセット7からウェハ6を取り出し、位置決め台9の上でウェハの位置決めをし、ウェハをレーザ加工ステージ2まで運ぶ。位置決め台9では、ウェハの中心とレーザ加工ステージ2の中心とが一致するようにウェハの位置が調整される。
レーザ加工ステージ2は、ワーク投入ロボット8により運ばれてきたウェハを立てた状態で保持し、その状態でレーザ加工ステージ2の中心(ウェハの中心)を中心として回転する。レーザヘッド3は、レーザ切断装置1に固定されており、レーザ加工ステージ2に保持されたウェハに向けてレーザを照射する。ガス噴射部4は、レーザ照射部位に向けて例えば非酸化性ガスを噴射する。ガス吸い込み部5は、レーザ照射部位近傍のガスを吸引する。
また、ウェハ加工装置は、貼り付け手段としてのテープ貼り付け装置10を備えている。テープ貼り付け装置10は、テープ貼り付けステージ11を備えている。ウェハ搬送ロボット12は、3次元方向に移動可能でかつ回転可能なアームを備えている。ウェハ搬送ロボット12は、ウェハをレーザ加工ステージ2からテープ貼り付けステージ11まで運ぶ。テープ貼り付けステージ11は、ウェハ搬送ロボット12により運ばれてきたウェハを吸着する。なお、ワーク投入ロボット8がレーザ加工ステージ2からテープ貼り付けステージ11までウェハを運んでもよい。
ウェハ加工装置には、ダイシングリング13が納められたリング収納カセット14が置かれる。ウェハ搬送ロボット12は、リング収納カセット14からダイシングリング13を取り出し、テープ貼り付けステージ11まで運ぶ。テープ貼り付け装置10は、テープ貼り付けステージ11上のウェハを囲むようにダイシングリング13を置き、ダイシングリング13およびウェハに、ウェハを保護するテープとしてダイシングテープを貼り付ける。
ウェハ加工装置には、ウェハ加工装置から排出するウェハ15を納める排出カセット16が置かれる。ワーク排出ロボット17は、3次元方向に移動可能でかつ回転可能なアームを備えている。ワーク排出ロボット17は、ダイシングリング13およびダイシングテープ付きのウェハをテープ貼り付けステージ11から排出カセット16まで運び、排出カセット16内に収納する。なお、複数のレーザ切断装置1で同時に複数のウェハに対して並列に処理を行うようにしてもよい。また、複数のテープ貼り付け装置10で同時に複数のウェハに対して並列に処理を行うようにしてもよい。
図2〜図5は、本発明の実施の形態にかかるウェハ加工装置およびウェハ加工方法を説明する図である。図2に示すように、レーザ加工ステージ2は、例えば円盤状に成形されている。レーザ加工ステージ2は、レーザ加工ステージ2の中心を通る水平なシャフト21を回転軸として回転する。レーザ加工ステージ2は、常時、ウェハ31を吸着する面が垂直になるように固定されていてもよいし、ワーク投入ロボット8やウェハ搬送ロボット12との間でウェハ31を受け渡すときにウェハ31を吸着する面が水平になるように、可動な構成としてもよい。
ウェハ31は、例えば外周部に中央部よりも厚い補強部32が形成されている。ウェハ31の中央部の薄い部分は、IGBTやダイオードなどの半導体素子が形成される素子領域33である。ウェハ31の寸法の一例を示せば、例えば補強部32の幅、すなわちウェハ31の外周縁から補強部32と素子領域33との境界までの寸法は数mm(5mm程度でもよい)であってもよい。補強部32の厚さは素子領域33の厚さの例えば5〜10倍程度であってもよい。
レーザ加工ステージ2の中央部には、ウェハ31の素子領域33を吸着する多孔質チャック22が設けられている。レーザ加工ステージ2の外周部には、ウェハ31の補強部32を吸着する吸着部23が設けられている。多孔質チャック22と吸着部23とは、独立した真空系統で図示しない真空ポンプなどにより真空引きされる。
レーザヘッド3は、レーザ加工ステージ2に保持されたウェハ31の補強部32と素子領域33との境界またはこの境界よりも少し内側の部位にレーザ24を照射する位置に固定されている。レーザ加工ステージ2には、レーザ24を受ける溝25が設けられている。上述したようにレーザ加工ステージ2がレーザ加工ステージ2の中心を中心として回転するので、この溝25は、レーザ加工ステージ2の中心を中心とする円形状に設けられている。溝25は、図示しない真空ポンプなどにより真空引きされる。溝25の真空系統は、多孔質チャック22の真空系統と共通でもよいし、吸着部23の真空系統と共通でもよいし、独立していてもよい。
図3および図4において、符号41の矢印は、ガス噴射部4から噴射されるガスの向きの一例を表している。図3の符号42の丸印および図4の符号42の太矢印は、レーザ24の照射部位の一例を表している。図3および図4に示すように、ガスの向き41は、例えばウェハ31の回転方向に対して反対となる向きであってもよい。図3に示す例では、ウェハ31が反時計回りに回転しており、レーザ24の照射部位42が時計の6時の位置にあるので、例えば3時の位置から6時の位置へガスが吹き付ける向きとなっている。また、ガスの向き41は、例えばレーザ24の照射部位42に対して斜め上方からウェハ31の外へ向かってガスが吹き付ける向きであってもよい。図4に示す例では、例えばウェハ31に対して45度程度の角度をなす斜め上方からウェハ31の外へ向かってガスが吹き付ける向きとなっている。
なお、レーザの照射位置は、ウェハ31のできるだけ下部が好ましい。上記の例では、ガスの吹き付けならびに吸引により、レーザ24の照射によって発生する切断くずがウェハ31に付着しないようにしている。レーザの照射位置をウェハのできるだけ下部(例えば6時の位置)とすることで、ガスの吹き付け吸引で除去しきれない切断くずが発生したとしても、切断くずはすぐに落下し、ウェハ31への付着をより低減させることができる。
図5には、ガス噴射部の形状の一例が示されている。図5に示すように、ガス噴射部4は、根元からガス噴出口へ向かって平たくなり、かつ広がるような形状となっていてもよい。ガス噴射部4の噴出口は、例えば長方形状または略長方形状であってもよい。その場合、長方形または略長方形の長辺が、ウェハのガスが吹き付けられる面(図4において符号41の矢印側の面)に対して平行になっていてもよい。また、長方形または略長方形の短辺の長さは例えば1mm程度であってもよいし、長辺の長さが例えば30mm以下であってもよい。ガス噴射部4の噴出口とウェハとの間は、できるだけ狭いのがよい。例えば、ガス噴射部4の噴出口とウェハとの間の距離が1mm以下であってもよい。
図6〜図10は、本発明の実施の形態にかかるウェハ加工方法を説明する図である。図2〜図10を参照しながら、実施の形態にかかるウェハ加工方法について説明する。まず、ワーク投入ロボット8が投入カセット7からウェハ6を取り出し、そのウェハ6を位置決め台9に載せる。位置決め終了後、ワーク投入ロボット8は、ワーク投入ロボット8のアームの先端に取り付けられたウェハ吸着ハンドで位置決め台9の上のウェハを吸着し、レーザ切断装置1のレーザ加工ステージ2まで運ぶ。
ウェハ吸着ハンドは、ワーク投入ロボット8およびウェハ搬送ロボット12の各アームに対して着脱可能な構成となっている。ウェハ吸着ハンドは、ウェハを搬送する際にワーク投入ロボット8およびウェハ搬送ロボット12の各アームに装着される。ウェハ吸着ハンドは、レーザ加工ステージ2およびテープ貼り付けステージ11にウェハが載せられるとワーク投入ロボット8およびウェハ搬送ロボット12の各アームから切り離される。従って、テープ貼り付け装置10においてウェハにダイシングテープを貼る直前まで、ウェハ吸着ハンドがウェハに吸着した状態となる。それによって、レーザ切断処理時に被加工物の飛散により発生するコンタミネーションがウェハに付着するのを抑制することができる。
次いで、図2に示すように、レーザ加工ステージ2の多孔質チャック22、吸着部23および溝25の各真空系統が真空引きされ、レーザ加工ステージ2がウェハ31を吸着する。図2において、ウェハ31の素子領域33の表面に吸着しているのがウェハ吸着ハンド26である。ウェハ31がレーザ加工ステージ2に吸着されると、ワーク投入ロボット8は、アームからウェハ吸着ハンド26を切り離す。ウェハ吸着ハンド26は、ウェハ31を吸着した状態のままである。ワーク投入ロボット8は、レーザ切断処理の妨げにならない位置にアームを退避する。
次いで、レーザ加工ステージ2が回転する。ガス噴射部4からは、例えば非酸化性ガスが噴出する。非酸化性ガスとして、例えば窒素ガスを用いることができる。ガス吸い込み部5は、レーザ24の照射部位42の近傍からガスを吸引する。この状態で、レーザヘッド3は、レーザ24をウェハ31に照射する。レーザ24として、例えばYAGレーザのQSW(Qスイッチ)付タイプのレーザで、波長が基本波1064nmのレーザであってもよい。なお、切断する材料などに応じてレーザ24の波長やパルス幅を調整してもよい。レーザ加工ステージ2とともにウェハ31が回転するので、レーザ照射によりウェハ31の補強部32がリング状に素子領域33から切り離される。この時点では、補強部32および素子領域33は、レーザ加工ステージ2に吸着されたままである。
次いで、レーザ照射が停止し、非酸化性ガスの噴出およびガスの吸引が停止する。図6に示すように、レーザ加工ステージ2が停止すると、ウェハ搬送ロボット12は、図示省略したアームをレーザ加工ステージ2まで移動し、ウェハ31を吸着しているウェハ吸着ハンド26をアームの先端に装着する。ウェハ搬送ロボット12は、多孔質チャック22の真空引きが解除されると、図6に矢印で示すようにアームを横方向へ移動する。この時点では、吸着部23の真空引きが続いているので、ウェハ31の補強部32はレーザ加工ステージ2に吸着されたままである。従って、補強部32から素子領域33が切り離され、レーザ加工ステージ2から素子領域33のウェハ、すなわち補強部32のないウェハが引き離される。
次いで、図7に示すように、ウェハ31の補強部32を吸着していた吸着部23の真空引きが解除されると、レーザ加工ステージ2が立った状態であるので、自然と補強部32が落下する。レーザ加工ステージ2の下には、例えば回収用の箱27(図2では省略)が置かれており、この回収用の箱27の中に補強部32が落下し、回収される。
一方、ウェハ搬送ロボット12は、素子領域33のウェハをテープ貼り付け装置10のテープ貼り付けステージ11まで運ぶ。次いで、図8に示すように、テープ貼り付けステージ11の図示省略した真空系統が真空引きされ、テープ貼り付けステージ11が素子領域33のウェハを吸着する。素子領域33のウェハがテープ貼り付けステージ11に吸着されると、ウェハ搬送ロボット12は、図8に矢印で示すようにウェハ吸着ハンド26の吸着を解除し、アームからウェハ吸着ハンド26を切り離す。
次いで、図9に示すように、ウェハ搬送ロボット12がリング収納カセット14からダイシングリング13を取り出し、そのダイシングリング13をテープ貼り付けステージ11に載せる。ウェハ搬送ロボット12は、テープ貼り付け処理の妨げにならない位置にアームを退避する。次いで、テープ貼り付け装置10は、ダイシングリング13および素子領域33のウェハにダイシングテープ51を貼り付ける。そして、ダイシングテープ51の余った部分をカッター28により切断する。次いで、ワーク排出ロボット17は、ダイシングリング13の付いた素子領域33のウェハ(図1参照、ウェハ15)を排出カセット16に収納する。ここまでは、実施の形態にかかるウェハ加工装置により実施される。
次いで、排出カセット16は、ウェハのダイシングを行う図示しないダイシング装置へ運ばれる。図10に示すように、ダイシング装置は、ステージ61の上にダイシングリング13の付いた素子領域33のウェハを置き、ダイシングブレード62によりウェハを個々のチップに分離する。
以上説明したように、実施の形態によれば、レーザ切断装置1でウェハの補強部を切り離すので、従来の研削によって補強部をなくす場合に比べて短い時間で補強部をなくすことができる。従って、スループットの低下を防ぐことができる。また、レーザ照射による切断の場合、ダイシングブレードを用いて切断する場合よりも切断代を少なくすることができるので、ウェハ当たりのチップの取れ数が減るのを防ぐことができる。また、レーザの照射によって半導体ウェハを切断する装置が研削装置よりも安価であるので、補強部をなくす加工を行うために研削装置をもう1台増やす場合に比べて設備コストの増大を抑制することができる。
また、レーザヘッド3を固定し、ウェハを回転させながらレーザを照射するので、被加工物が広く飛散するのを防ぐことができる。その際、ウェハを立てた状態で回転させるので、ウェハ表面への切断くずやコンタミネーションの付着を抑制することができる。また、レーザ照射部位に対するガスの噴射および吸引により、ウェハ切断部分から発生する切断くずがウェハ表面に飛散するのを抑制することができる。
また、レーザ照射部位へ斜め上方から長方形状または略長方形状の噴出口から非酸化性ガスを噴出させるので、レーザ照射部位がエアカーテンのように非酸化性ガスで覆われた雰囲気となる。従って、切断部に発生するばりを例えば10μm以下に抑制することができる。レーザ照射による熱によって切断部に生じる酸化領域を例えば0.2mm以下に抑制することができる。切断部周辺に発生する被加工物の飛沫を抑制することができる。つまり、非酸化性ガス雰囲気中で飛沫を吸引しながらレーザ切断を行う場合と同様の効果が得られる。非酸化性ガス雰囲気中で飛沫を吸引しながらレーザ切断を行うには、大がかりな装置と大量の非酸化性ガスが必要であるため、実現困難であるが、上述したように非酸化性ガスのエアカーテンの作用によって、少量の非酸化性ガスを用いて簡易な装置で同等の効果を得ることができる。なお、ガスを噴出させずにレーザを照射すると、100μm程度のばりが発生し、このばりがウェハから剥がれてコンタミネーションとなる虞がある。
また、レーザ加工ステージ2の溝25が吸引されているので、レーザ切断処理によって生じた切断くずを吸引して回収することができる。また、補強部を切り離した後の素子領域のウェハに反りがない状態でダイシングテープを貼ることができる。また、ダイシング時にはウェハに補強部がないので、従来のブレードダイシング技術をそのまま流用することができる。
以上において本発明は、上述した実施の形態に限らず、種々変更可能である。例えば、レーザ加工ステージ2は、ウェハを垂直に限らず、任意の角度で傾いた状態で保持してもよい。また、ウェハ吸着ハンドの代わりに、コンタミネーションの付着を防止し得るカバーでウェハの素子領域を覆うようにしてもよい。例えば、このカバーは、投入カセットに収納される前のウェハに取り付けられ、テープ貼り付け装置でダイシングテープを貼り付ける直前に取り外されて回収されてもよい。なお、実施の形態中に記載した寸法などは一例であり、本発明はそれらの値に限定されるものではない。また、本発明は、IGBTやダイオードに限らず、種々の半導体素子を作製する際にも適用することができる。
以上のように、本発明にかかるウェハ加工方法およびウェハ加工装置は、外周部に補強部を有するウェハの加工に有用であり、特に、IGBTなどのパワー半導体素子の製造に適している。
2 ウェハ保持手段
3 レーザ照射手段
4 吹き付け手段
5 吸引手段
6,15,31 ウェハ
10 貼り付け手段
25 溝

Claims (10)

  1. ウェハ搬送手段に取り付け可能な吸着手段によって、外周部に中央部よりも厚い補強部が形成されたウェハの、前記補強部による段差が生じている第1主面に対して反対側の第2主面を吸着した状態で、前記ウェハにレーザを照射して該ウェハから前記補強部を切り離し、前記中央部の薄い部分を残す切断工程と、
    前記補強部が切り離された前記ウェハの第1主面をウェハ保持手段によって吸着して保持し、前記吸着手段の前記ウェハへの吸着を解除した後、前記ウェハ保持手段に保持された前記ウェハの第2主面にテープを貼り付ける貼り付け工程と、
    前記テープが貼り付けられた状態の前記ウェハを個々のチップに分離するダイシング工程と、
    を含むことを特徴とするウェハ加工方法。
  2. 前記切断工程では、前記ウェハを回転させ、前記ウェハ上の前記レーザの照射部位が前記補強部に沿って前記ウェハを一周するように、回転する前記ウェハに固定位置から前記レーザを照射することを特徴とする請求項1に記載のウェハ加工方法。
  3. 外周部に中央部よりも厚い補強部が形成されたウェハにレーザを照射して該ウェハから前記補強部を切り離し、前記中央部の薄い部分を残す切断工程と、
    前記補強部が切り離された前記ウェハにテープを貼り付ける貼り付け工程と、
    前記テープが貼り付けられた状態の前記ウェハを個々のチップに分離するダイシング工程と、
    を含み、
    前記切断工程では、前記ウェハを回転させ、前記ウェハ上の前記レーザの照射部位が前記補強部に沿って前記ウェハを一周するように、かつ前記レーザの照射部位に斜め上方から、前記ウェハの回転の向きに対して逆向きでかつ前記ウェハの外へ向けてガスを吹き付けるとともに、前記レーザの照射部位近傍のガスを吸引しながら、回転する前記ウェハに固定位置から前記レーザを照射することを特徴とするウェハ加工方法。
  4. 外周部に中央部よりも厚い補強部が形成されたウェハにレーザを照射して該ウェハから前記補強部を切り離し、前記中央部の薄い部分を残す切断工程と、
    前記補強部が切り離された前記ウェハにテープを貼り付ける貼り付け工程と、
    前記テープが貼り付けられた状態の前記ウェハを個々のチップに分離するダイシング工程と、
    を含み、
    前記切断工程では、前記ウェハを回転させ、前記ウェハ上の前記レーザの照射部位が前記補強部に沿って前記ウェハを一周するように、かつ前記レーザの照射部位に斜め上方から、前記ウェハの回転の向きに対して逆向きでかつ前記ウェハの外へ向けて非酸化性のガスを吹き付けながら、回転する前記ウェハに固定位置から前記レーザを照射することを特徴とするウェハ加工方法。
  5. 前記ガスを、前記ウェハに沿って、吹き付ける方向に対して交差する方向に広がるように吹き付けることを特徴とする請求項3または4に記載のウェハ加工方法。
  6. 前記レーザの照射部位に非酸化性のガスを吹き付けることを特徴とする請求項3に記載のウェハ加工方法。
  7. 前記切断工程では、前記ウェハを垂直または任意の角度で傾かせて回転させることを特徴とする請求項2〜6のいずれか一つに記載のウェハ加工方法。
  8. ウェハを保持して回転するウェハ保持手段と、
    前記ウェハ保持手段に保持されたウェハの、該ウェハの中央部と該ウェハの外周部に形成された該中央部よりも厚い補強部との境界または該境界よりも内側の部位に固定位置からレーザを照射するレーザ照射手段と、
    レーザ照射後のウェハに、ダイシング時にウェハを保護するテープを貼り付ける貼り付け手段と、
    前記レーザの照射部位に斜め上方から、前記ウェハの回転の向きに対して逆向きでかつ前記ウェハの外へ向けてガスを吹き付ける吹き付け手段と、
    を備え、
    前記ウェハ保持手段は、前記レーザの照射部位に対応する位置に溝を有し、前記溝内を吸引することを特徴とするウェハ加工装置。
  9. 前記吹き付け手段のガス噴出口の形状は、前記ウェハのガスが吹き付けられる面に平行な辺が長辺となる長方形または略長方形であることを特徴とする請求項8に記載のウェハ加工装置。
  10. 前記ウェハ保持手段は、前記ウェハを垂直または任意の角度で傾いた状態で保持することを特徴とする請求項8または9に記載のウェハ加工装置。
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