JP7170346B1 - 軒樋吊具 - Google Patents

軒樋吊具 Download PDF

Info

Publication number
JP7170346B1
JP7170346B1 JP2021090009A JP2021090009A JP7170346B1 JP 7170346 B1 JP7170346 B1 JP 7170346B1 JP 2021090009 A JP2021090009 A JP 2021090009A JP 2021090009 A JP2021090009 A JP 2021090009A JP 7170346 B1 JP7170346 B1 JP 7170346B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eaves gutter
hole
fitting
gutter hanging
roof
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021090009A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022182447A (ja
Inventor
貴史 水ノ上
Original Assignee
有限会社 広島金具製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社 広島金具製作所 filed Critical 有限会社 広島金具製作所
Priority to JP2021090009A priority Critical patent/JP7170346B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7170346B1 publication Critical patent/JP7170346B1/ja
Publication of JP2022182447A publication Critical patent/JP2022182447A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

Figure 0007170346000001
【課題】風、雨、落雪等の外力に対しても塑性変形せず、補強された軒樋吊具を提供すること。
【解決手段】軒樋吊具1は、折板屋根2の端部に吊り下げられる螺軸7の下に軒樋3を支持する軒樋吊具本体6が取り付けられる軒樋吊り金具100と、軒樋吊り金具100を補強する補強部材10とを有する。補強部材10は、屋根側金具20と吊り部30と軒樋吊部側金具40とを具備する。屋根側金具20は、中央部21の両側にリブ22、23を有する断面コ字状に形成され、かつ両側のリブの先端側に軸受け孔25、26が設けられている。吊り部30は、バネ鋼からなる棒材をU字状に折りかえされ、両端部31がさらに直角に折曲げられて、の軸受け孔25、26に揺動自在に挿入されている。軒樋吊部側金具40は、吊り部20のUターン部33側を軒樋吊具本体6の屋外側の軒樋吊部61に連結する。
【選択図】図1

Description

本発明は、軒先に取着固定されて軒樋を吊る軒樋吊具に関する。
外力(風、雨、落雪等)に対して軒樋の取り付け強度を上げるため、軒樋に対して補強部材で補強した軒樋吊具がとられている。例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3には、補強部材を具備した軒樋吊具が示されている。
各文献には補強の対象となる軒樋を吊る軒樋吊具の一例として、折板屋根を貫通してボルト止めされる螺子軸と、この螺子軸の下端部に取り付けられ、両端部に軒樋を吊る軒樋吊部と中央部に貫通孔とを有する軒樋吊具本体とを具備した軒樋吊具が示されている。各特許文献の補強部材の上端は、折板屋根の箇所で螺子軸に共螺子止めされ、補強部材の下端は軒樋吊具本体の屋外側の軒樋吊部に取り付けられている。
軒樋吊具には種々な構造のものがあり、例えば特許文献4には、螺子軸が折板屋根を貫通しない形態の軒樋吊具が示されている。この形態のものには、補強部材を折板屋根の箇所で螺子軸に共螺子止めすることができない。
特開2000-328738号公報 特開2001-311275号公報(図4) 特開2008-63806号公報 特許第6376487号公報
特許文献1-3の補強部材はその何れもが帯状であり、補強部材の上端は水平に近い折板屋根の勾配に対してほぼ平行のまま屋外側に延びて、その後下に向けて斜めに延びる形状になっている。風、雨、積雪等の外力の方向が下向きである場合には専ら補強部材に加わる力は、補強部材を引張する力であるため、補強部材はこれに耐えることができ、塑性変形するような大きな変形も発生することはない。ところが、風により、軒樋を舞上げる大きな力が瞬間的に加わると、力の方向は補強部材を折りたたむ方向になるため、補強部材の変形が大きくなり場合により塑性変形が発生する。この場合、軒樋吊具全体として軒樋の傾斜勾配が崩れ軒樋の機能を果たさなくなる。
そこで、本発明の目的は、風、雨、落雪等の外力に対しても塑性変形せず、補強された軒樋吊具を提供するものである。
本発明は上記の目的を達成するため、折板屋根の端部に吊り下げられる螺軸の下に軒樋を支持する軒樋吊具本体が取り付けられる軒樋吊り金具と、前記軒樋吊り金具を補強する補強部材とを有する軒樋吊具において、本発明の軒樋吊具における前記補強部材は、
短冊状の金属板材の両端を垂直に折曲げて、中央部の両側にリブを有する断面コ字状に形成され、かつ両側のリブの先端側に軸受け孔が設けられており、前記折板屋根に固定される屋根側金具と、
バネ鋼からなる棒材をUターン部においてU字状に折りかえされ、当該棒材の両端部がさらに直角に折曲げられて、前記リブの軸受け孔に揺動自在に挿入される吊り部と、
前記吊り部の前記Uターン部側を前記軒樋吊具本体の屋外側の軒樋吊部に連結する軒樋吊部側金具とを具備することを特徴とする。
尚、タッピングネジとはタッピング作用を有しているネジをいい、下孔を有さないセルフタッピングネジ(所謂、ドリルネジ)も含む。
本発明の軒樋吊具によれば、積雪荷重や風により、軒樋吊具本体の屋外側の軒樋吊部を下に向けて押し下げ、若しくは上に向けて持ち上げる外力が働いたとしても、軒樋吊部の塑性変形を抑止するという効果を有する。特に、上に向けて持ち上げる外力が働いたときに、吊り部は軸受け孔を中心に揺動可能で有り、吊り部から屋根側金具へ伝わる力が軽減される一方、外力は吊り部の弾性力により吸収されることにより、変形を抑止する。
実施例1を示し、図1Aは軒樋吊具の斜視図であり、図1Bは折板屋根に固定された軒樋吊具の一部断面図である。 軒樋吊具を組み立てる過程を示す図である。 実施例2を示し、図3Aは軒樋吊具の斜視図であり、図3Bは折板屋根に固定された軒樋吊具の一部断面図である。 軒樋吊具を組み立てる様子を示す図である。 他の実施例の軒樋吊具を示す図である。
[実施例1]
本発明の軒樋吊具の一実施例を説明する。
図1Aは軒樋吊具1の斜視図であり、図1Bに折板屋根2に軒樋吊具1と軒樋3とが取り付けられている状態を示す。軒樋吊り金具100は、折板屋根2の端部に螺軸7を吊り下げ、螺軸7の下に軒樋3を支持する軒樋吊具本体6が取り付けられている。図1に示す軒樋吊り金具100は、折板屋根2と螺軸7との固定において特徴が有るものであり、まず、軒樋吊り金具100について説明する。尚、「軒樋吊り金具」とは、軒樋吊具1から補強部材10を取り除いた構成である(以下、他の実施例においても同じ)。この軒樋吊り金具100は、特許文献4に開示された軒樋吊り金具である。帯状の軒樋吊具本体6、固定部8、固定部8を軒樋吊具本体6に固定する螺軸7を具備している。
螺軸7は軒樋吊具本体6の長さ方向中央付近で長透孔63に挿通されている。螺軸7は、長透孔63にナット71、72により、鉛直向きに軒樋吊具本体6に立設されている。固定部8は、帯状の鋼板を屈曲することにより成形されており、互いに折り重ね合わされた第1辺部81と第2辺部82と、第2辺部82から屈曲され鉛直向きの第3辺部83からなる。また第1辺部81は第2辺部82の後端から張り出した張出部84を有する。第3辺部83は、螺軸7の上側の側面に、螺軸7の直上に第1辺部81と第2辺部82が重ね合わされた箇所が来るように溶接されている。固定部8は、折板屋根2の先端部5を第1辺部81と第2辺部82との間に挟んで取り付けられる。
第1辺部81のうち、螺軸7の軸線上であって第2辺部82の真上となる範囲内にタッピングネジ13の遊挿される第1透孔f1が形成されている。そして第2辺部82のうち第1透孔f1と正対する位置にはタッピングネジ13のねじ谷直径以下の直径であるネジ成形用下孔の第2透孔f2が形成されている。また第1辺部81の張出部84には他のタッピングネジ14の遊挿される第3透孔f3が形成されている。
このような公知の軒樋吊り金具100を補強する補強部材10は、屋根側金具20と、バネ鋼からなる吊り部30と、軒樋吊部側金具40とを具備している。屋根側金具20は、短冊状の金属板材の両端を垂直に折曲げて、中央部21とその両側にリブ22、23を有する断面コ字状に形成されており、かつ両側のリブ22、23の先端側に軸受け孔25、26が設けられている。屋根側金具20の中央部21には、第4透孔f4と第5透孔f5が形成されている。第4透孔f4は、第1透孔f1に対応しており、タッピングネジ13が遊挿される。第5透孔f5は、第3透孔f3に対応しており、タッピングネジ14のねじ谷直径以下の直径であるネジ成形用下孔になっている。尚、屋根側金具20と固定部8との連結構造については、後述する。
吊り部30は直線状のバネ鋼からなる棒材の両端部31を揃えるように、U字状に折りかえされて形成されている。折りかえされた箇所をUターン部33とする。折りかえされた棒材の両端部31は、さらに直角に折曲げられて、リブ22、23の軸受け孔25、26に夫々が挿入される。これにより、吊り部30は、屋根側金具20に対して揺動自在に支持されている。軸受け孔25、26に挿入された両端部31の先には、軸受けからの抜けだし防止の為の処理(例えばカシメ)がされている。本実施例では、拡幅部34が設けられている。
軒樋吊部側金具40は、吊り部30を軒樋吊具本体6の屋外側の軒樋吊部61に連結する金具である。軒樋吊部側金具40は、コ字状の押さえ金具41と、ボルト42とナット43とを具備する。押さえ金具41の中央部には、貫通孔44が穿孔されている。一方、軒樋吊部61は、軒樋3の耳縁4を包囲する壁61a-61cを有し、そのうち、最も屋外側の鉛直方向の壁61bに締結孔64が穿孔されている。
屋根側金具20と固定部8との連結構造について説明する。図2を参照し、リブ22、23が下向きになるようにして、吊り部30の間に固定部8を差し込む。このとき、吊り部30が、軒樋吊具本体6の屋外側の軒樋吊部61の方向に向くよう配置されるようにする。第1辺部81と第2辺部82との間に、中央部21を差し込む。壁61bと押さえ金具41の間に吊り部30のUターン部33側に近い部位を挟んで、ボルト42とナット43の作用により押し付けて固定する。この際Uターン部33が押さえ金具41の下側に位置し、Uターン部33の内側をボルト42が通過するようにする。吊り部30は、途中で湾曲部35が設けられて、壁61bと押さえ金具41との間を上下に移動できるようになっている。このため、軒樋吊具本体6の高さ方向の調整が可能である。
尚、図中、軒樋吊具本体6に螺軸7を取り付けた状態で説明したが、固定部を折板屋根2に取り付けてから、軒樋吊具本体6を螺軸7に取り付けてもよい。
図1Bに戻り、固定部8は、折板屋根2の先端部5を第1辺部81と第2辺部82との間に挟んで取り付ける。屋根側金具20の位置は、折板屋根2の下側であり、第2辺部82の上側である。軒樋吊具本体6は螺軸7に対して仮に止められている状態である。タッピングネジ13を第1透孔f1から螺子込むと、タッピングネジ13は折板屋根2に孔を形成し、第4透孔f4を遊挿し、続いて第2辺部82の第2透孔f2の内周面に雌ネジを形成しながら螺合する。次に、タッピングネジ14を第3透孔f3から螺子込むと、タッピングネジ14は折板屋根2に孔を形成し、続いて屋根側金具20の第5透孔f5の内周面に雌ネジを形成して、この雌ネジに螺合する。このようにして、第1辺部81、折板屋根2、屋根側金具20及び第2辺部82は結合した状態となる。
軒樋3の傾斜勾配を調整して、螺軸7に対する軒樋吊具本体6の高さを決定して最終的にボルト71、72により固定する。吊り部30を壁61bと押さえ金具41との間を上下に移動させて高さ調整をして、吊り部30を軒樋吊部側金具40により固定する。
本実施例によれば、第1辺部81は角ワッシャー、第2辺部82は板ナットとして、折板屋根2を挟み込みながら第1辺部81は第2辺部82へ引き寄せられて強力にクランプし、かつクランプすることでタッピングネジ13により折板屋根2に開けられた孔周辺を両面から補強する効果が得られる。同様に、第1辺部81は角ワッシャー、屋根側金具20は板ナットとして、折板屋根2を挟み込みながら屋根側金具20は、第1辺部81に引き寄せられて強力にクランプし、かつクランプすることでタッピングネジ14により折板屋根2に開けられた孔周辺を両面から補強する効果が得られる。屋根側金具20の取り付けは、もともと固定部8を折板屋根2に取り付ける為のタッピングネジ13を用いるため、作業工数の増加は少ない。また、タッピングネジ13及びタッピングネジ14ともに、折板屋根2の裏側に別途個別のナットを用意してあてがう必要が無く、折板屋根2の表側からの作業だけで良いため、作業しやすい。
積雪荷重や風により、軒樋吊具本体6の屋外側の軒樋吊部61を下に向けて押し下げる外力P1が働いたとしても、吊り部30の揺動中心である軸受け孔25、26から見たときには、半径方向への力になっているので補強部材10による軒樋3の支持力が作用し、軒樋吊具1の変形を抑制することができる。
また、軒樋吊具本体6の屋外側の軒樋吊部61を上に向けて持ち上げる外力P2が風により瞬間的に働いたとしても、吊り部30は軸受け孔25、26を中心に揺動可能で有る。このため、吊り部30から屋根側金具20へ伝わる力が軽減される一方、外力P2は吊り部30の弾性力により吸収されることになる。このため、軒樋吊具1の変形を抑制することができる。
[実施例2]
図3Aは軒樋吊具1Aの斜視図であり、図3Bに折板屋根2に軒樋吊具1Aと軒樋3とが取り付けられている状態を示す。尚、実施例1と同じ構成部品については、同一の引用符号が付されており、説明は重複するので省略する。軒樋吊り金具100Aは、折板屋根2の端部に螺軸7Aを吊り下げ、螺軸7の下に軒樋3を支持する軒樋吊具本体6が取り付けられている。軒樋吊り金具100Aについて説明する。この軒樋吊り金具100Aは、特許文献1-3に開示された軒樋吊り金具である。帯状の軒樋吊具本体6、螺軸7Aからなっているものであり、軒樋吊具本体6の両端の軒樋吊部61に軒樋3の耳縁4が係合する。
折板屋根2に貫通孔をあけ螺軸7Aを通し、下からナット72、折板屋根2、シール材74、座金75、ナット76の順に配置して、螺軸7を折板屋根2に固定する。補強部材10Aは、屋根側金具20Aと、バネ鋼からなる吊り部30と、軒樋吊部側金具40とを具備している。吊り部30と、軒樋吊部側金具40は、実施例1と同じであるので説明を省略する。
屋根側金具20Aは、短冊状の金属板材の両端を垂直に折曲げて、中央部21Aとその両側にリブ22A、23Aを有する断面コ字状に形成されており、かつ両側のリブ22A、23Aの先端側に軸受け孔25A、26Aが設けられている。リブ22A、23Aには、折板屋根2の先端部5に引っ掛ける鍵状の窪み27Aが設けられている。
屋根側金具20Aの中央部21Aには、第6透孔f6と、第7透孔f7が形成されている。第6透孔f6は、螺軸7Aの遊挿される長孔であり、第7透孔f7は屋根側金具20Aを折板屋根2に取り付ける為の通し孔である。中央部21Aは、第6透孔f6を挟んでその前後に段差が設けられており、第6透孔f6の位置が他の箇所よりも高くなっている。これば、第6透孔f6に螺軸7Aを通したときに、ナット76の上に第6透孔f6が位置付くようにするためである。第6透孔f6の上からナット77を螺軸7Aに螺合する。
図4において、軒樋吊り金具100Aを折板屋根2に取り付ける際、まず、螺軸7Aを折板屋根2に設けられた孔に通し、ナット73、76により挟んで取り付ける。この状態では、軒樋吊具本体6は螺軸7Aに対して仮に止められている状態である。軒樋3の傾斜勾配を調整して、螺軸7Aに対する軒樋吊具本体6の高さを決定して最終的に固定する。吊り部30の高さ調整をして、吊り部30を軒樋吊部側金具40により固定する。ボルト15とナット16により、第7透孔f7を介して屋根側金具20Aを折板屋根2に取り付ける。
本実施例においても実施例1と同様に、吊り部30は軸受け孔25A、26Aを中心に揺動可能で有るため、軒樋吊具本体6の屋外側の軒樋吊部61を上に向けて持ち上げる外力が風により瞬間的に働いたとしても、軒樋吊具1Aの全体として塑性変形を起こすことはない。
[実施例3]
図5Aは折板屋根2に軒樋吊具1Bと軒樋3とが取り付けられている状態の側断面図であり、図5Bは、補強部材10Bの一部拡大した正面図、図5Cは断面図である。実施例1と同じ構成部品については、同一の引用符号が付されており、説明は重複するので省略する。補強部材10Bは、屋根側金具20と、バネ鋼からなる吊り部30と、軒樋吊部側金具40Bとを具備しているが、屋根側金具20と吊り部30は、実施例1と同じであるので説明を省略する。本実施例の軒樋吊り金具100も、特許文献4に記載された軒樋吊り金具である。
軒樋吊部側金具40Bは、吊り部30と軒樋吊部61との連結の構造が実施例1とは異なっている。軒樋吊部側金具40Bは、帯状金具41Bと、ボルト42Bとナット43Bとを具備する。帯状金具41Bには、縦方向に長い長孔44Bが穿孔されている。一方、軒樋吊部61の最も屋外側の壁61bに締結孔64が穿孔されており、長孔44Bと締結孔64とがボルト42Bとナット43Bにより締結される。帯状金具41Bの上側端部の左右には垂直に折曲げられたリブ45Bを有している。左右のリブ45Bには、軸受け孔46Bが設けられており、吊り部30の折りかえされたUターン部33が左右の軸受け孔46Bを通してリブ45Bで挟まれた内側に位置している。吊り部30は、軸受け孔46Bに対して揺動可能である。吊り部30の高さ調整は、長孔44Bを用いて行う。尚、47Bは、ワッシャーである。
実施例1と相違して、軒樋吊具本体6の屋外側の軒樋吊部61を上に向けて持ち上げる外力P2が風により瞬間的に働いた場合、吊り部30は軸受け孔25、26及び軸受け孔46Bにおいて揺動可能であり、外力P2は専ら吊り部30の弾性力により吸収される。このため、補強部材10Bの全体として塑性変形を起こすことはない。
図5D、5Eは、軒樋吊部側金具40Bを変形した軒樋吊部側金具40Cを示している。他の構成部品は、軒樋吊具1Bと同じである。軒樋吊部側金具40Cは、帯状金具41Cとタッピングネジ42Cと、L字金具48Cとを具備する。帯状金具41Cには、縦方向に長い長孔44Cが穿孔されている。帯状金具41Cの上側端部の左右には垂直に折曲げられたリブ45Cを有している。左右のリブ45Cには、軸受け孔46Cが設けられており、吊り部30の折りかえされたUターン部33が左右の軸受け孔46Cを通してリブ45Cで挟まれた内側に位置している。吊り部30は、軸受け孔46Cに対して揺動可能である。
L字金具48Cは、軒樋吊部61の上側の壁61aに一辺が固定され、他辺が最も屋外側の壁61bの上に延長するように配置されている。他辺には、タッピングネジ42Cのねじ谷直径以下の直径であるネジ成形用下孔になる締結孔が穿孔されている。
螺軸7に対する軒樋吊具本体6の高さを決定して最終的に軒樋吊具本体6を固定した後、吊り部30の高さ調整をして、長孔44Cを介してタッピングネジ42Cを締結孔に螺合する。
1、1A、1B 軒樋吊具
2 折板屋根
3 軒樋
4 耳縁
5 先端部
6 軒樋吊具本体
7、7A 螺軸
8 固定部
10、10A、10B 補強部材
13、14、42C タッピングネジ
15、42、42B ボルト
16、43、43B、71、72、73、76、77 ナット
20、20A 屋根側金具
21、21A 中央部
22、23、22A、23A、45B 、45C リブ
25、26、25A、26A、46C、46B 軸受け孔
27A 窪み
30 吊り部
31 両端部
33 Uターン部
34 拡幅部
35 湾曲部
40、40B、40C 軒樋吊部側金具
41 押さえ金具
41B、41C 帯状金具
44 貫通孔
44B、44C 長孔
48C L字金具
61、62 軒樋吊部
61a、61b 壁
63 長透孔
64 締結孔
74 シール材
75 座金
81 第1辺部
82 第2辺部
83 第3辺部
84 張出部
100、100A 軒樋吊り金具
P1 外力
P2 外力
f1 第1透孔
f2 第2透孔
f3 第3透孔
f4 第4透孔
f5 第5透孔
f6 第6透孔
f7 第7透孔

Claims (7)

  1. 折板屋根の端部に吊り下げられる螺軸の下に軒樋を支持する軒樋吊具本体が取り付けられる軒樋吊り金具と、前記軒樋吊り金具を補強する補強部材とを有する軒樋吊具において、
    前記補強部材は、
    短冊状の金属板材の両端を垂直に折曲げて、中央部の両側にリブを有する断面コ字状に形成され、かつ両側のリブの先端側に軸受け孔が設けられており、前記折板屋根に固定される屋根側金具と、
    バネ鋼からなる棒材をUターン部においてU字状に折りかえされ、当該棒材の両端部がさらに直角に折曲げられて、前記リブの軸受け孔に揺動自在に挿入される吊り部と、
    前記吊り部の前記Uターン部側を前記軒樋吊具本体の屋外側の軒樋吊部に連結する軒樋吊部側金具とを具備することを特徴とする軒樋吊具。
  2. 請求項1の軒樋吊具において、
    前記軒樋吊部側金具は、前記吊り部の前記Uターン部側の部位を、前記軒樋吊部の屋外側の鉛直方向の壁に対して、押さえ金具により押しつけて固定することを特徴とする軒樋吊具。
  3. 請求項1の軒樋吊具において、
    前記軒樋吊り金具は、前記螺軸が固定部を介して折板屋根の端部に吊り下げられるものであって、
    前記固定部は、帯状の鋼板を屈曲することにより一体状に成形されており、互いに折り重ね合わされた第1辺部と第2辺部と、前記第2辺部から屈曲され鉛直向きの第3辺部からなり、さらに、前記第1辺部は第2辺部の後端から張り出した張出部を有し、前記第3辺部は、前記螺軸の上側の側面に、螺軸の直上に第1辺部と第2辺部が重ね合わされた箇所が来るように溶接されており、前記固定部は、前記折板屋根の先端部を前記第1辺部と前記第2辺部との間に挟んで取り付けられるものであり、かつ
    前記第1辺部のうち、前記螺軸の軸線上であって前記第2辺部の真上となる範囲内にタッピングネジの遊挿される第1透孔が形成されており、前記第2辺部のうち第1透孔と正対する位置には当該一のタッピングネジのねじ谷直径以下の直径であるネジ成形用下孔の第2透孔が形成されており、前記張出部には他のタッピングネジの遊挿される第3透孔が形成されており、
    前記屋根側金具は、前記折板屋根と前記第2辺部との間に挿入され、前記第1透孔に正対する位置に前記一のタッピングネジを遊挿する第4透孔が設けられていることを特徴とする軒樋吊具。
  4. 請求項3の軒樋吊具において、
    前記屋根側金具は、前記第3透孔に正対する位置に前記他のタッピングネジのねじ谷直径以下の直径であるネジ成形用下孔の第5透孔が設けられていることを特徴とする軒樋吊具。
  5. 請求項1の軒樋吊具において、
    前記軒樋吊り金具は、前記折板屋根を前記螺軸が貫通して吊り下げられるものであって、
    前記屋根側金具は第6透孔を有し、当該第6透孔に前記螺軸が遊挿され、前記螺軸に対してナットにより固定されることを特徴とする軒樋吊具。
  6. 請求項1の軒樋吊具において、
    前記軒樋吊部側金具は、縦方向に長い長孔が穿孔された帯状金具を具備し、当該帯状金具は、その上側端部の左右には垂直に折曲げられたリブに軸受け孔が設けられており、前記Uターン部が当該軸受け孔を通して当該リブで挟まれた内側に位置し、
    前記軒樋吊部の屋外側の鉛直方向の壁に対して、前記長孔により高さ調整可能なように固定されることを特徴とする軒樋吊具。
  7. 請求項1の軒樋吊具において、
    前記軒樋吊部側金具は、方向に長い長孔が穿孔された帯状金具を具備し、当該帯状金具は、その上側端部の左右には垂直に折曲げられたリブに軸受け孔が設けられており、前記Uターン部が当該軸受け孔を通して当該リブで挟まれた内側に位置し、
    前記軒樋吊部の上側の壁に一辺が固定され、他辺が前記軒樋吊部の最も屋外側の壁面の面の延長線上で、かつ、前記帯状金具の屋内側の面に沿って上方に延長するように配置されているL字金具であって、前記長孔を介してタッピングネジにより螺合されるL字金具を具備することを特徴とする軒樋吊具。
JP2021090009A 2021-05-28 2021-05-28 軒樋吊具 Active JP7170346B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021090009A JP7170346B1 (ja) 2021-05-28 2021-05-28 軒樋吊具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021090009A JP7170346B1 (ja) 2021-05-28 2021-05-28 軒樋吊具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP7170346B1 true JP7170346B1 (ja) 2022-11-14
JP2022182447A JP2022182447A (ja) 2022-12-08

Family

ID=84027190

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021090009A Active JP7170346B1 (ja) 2021-05-28 2021-05-28 軒樋吊具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7170346B1 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001311275A (ja) 2000-04-27 2001-11-09 Sekisui Chem Co Ltd 軒樋吊具
JP2004176463A (ja) 2002-11-28 2004-06-24 Amiri:Kk 雨樋受金具
JP2008063806A (ja) 2006-09-07 2008-03-21 Akaneya Shoten Kanamonobu:Kk 雨樋吊り金具
JP2009084874A (ja) 2007-09-28 2009-04-23 Kusakabe:Kk 樋用取付金具
JP6376487B2 (ja) 2013-09-04 2018-08-22 有限会社 広島金具製作所 軒樋支持具

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5845830U (ja) * 1981-09-21 1983-03-28 株式会社大阪戸樋受製作所 樋受金具
JPH069195Y2 (ja) * 1988-10-31 1994-03-09 東洋化学株式会社 樋吊り金具

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001311275A (ja) 2000-04-27 2001-11-09 Sekisui Chem Co Ltd 軒樋吊具
JP2004176463A (ja) 2002-11-28 2004-06-24 Amiri:Kk 雨樋受金具
JP2008063806A (ja) 2006-09-07 2008-03-21 Akaneya Shoten Kanamonobu:Kk 雨樋吊り金具
JP2009084874A (ja) 2007-09-28 2009-04-23 Kusakabe:Kk 樋用取付金具
JP6376487B2 (ja) 2013-09-04 2018-08-22 有限会社 広島金具製作所 軒樋支持具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022182447A (ja) 2022-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6715256B1 (en) Sliding hold-down clip for standing seam metal roof
US5230198A (en) Variable pitch connector
US8240096B2 (en) Bracket structure for increasing load-carrying capacity of concrete structure and enabling easy construction
US7673427B2 (en) Clamp for use with metal bar joists and beams
JP7170346B1 (ja) 軒樋吊具
JP5606410B2 (ja) 締結具
CN1604996A (zh) 用于固定安装梁的连接节
US5857735A (en) Self-supporting roof with built-in fittings directly mountable upon vehicle roofs
KR20090090016A (ko) 트러스 접합구조
KR100847675B1 (ko) 경량철골용 텍스 행거
US20060263170A1 (en) Safety line anchor
JP6653870B2 (ja) 耐震補強金具
JP7195966B2 (ja) 支柱と梁との連結構造
JP6376487B2 (ja) 軒樋支持具
JP3455908B2 (ja) はぜ締め折版屋根用葺替え金具
JP6655323B2 (ja) 主部材の補強構造
JP5210977B2 (ja) 軒樋吊構造の補強用支持具及び軒樋吊具
CN212579983U (zh) 梁及车身总成
JP5654853B2 (ja) 樋吊り具及びその製造方法
JP6117961B1 (ja) 勾配屋根における吊り天井下地構造及び既存吊り天井の下地改修方法
CN220156429U (zh) 一种檩条安装座及光伏支架
JP4082358B2 (ja) 建築構造物、及び組立建物
CN220615951U (zh) 一种轻量化车架前横梁结构
CN211641754U (zh) 一种拥有增强主梁应力传递能力结构的后扭力梁
JP4386278B2 (ja) コンクリート系建物における梁貫通孔の補強方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220621

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221011

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221025

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7170346

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150