JP7169588B2 - レール運搬車 - Google Patents

レール運搬車 Download PDF

Info

Publication number
JP7169588B2
JP7169588B2 JP2019153923A JP2019153923A JP7169588B2 JP 7169588 B2 JP7169588 B2 JP 7169588B2 JP 2019153923 A JP2019153923 A JP 2019153923A JP 2019153923 A JP2019153923 A JP 2019153923A JP 7169588 B2 JP7169588 B2 JP 7169588B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crane
rail
lock pin
rails
transport vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019153923A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021031977A (ja
Inventor
浩二 内藤
恵一 市川
誠二 細川
洋治 山▲崎▼
浩之 遠藤
睦美 冨山
勝則 斎藤
Original Assignee
ユニオン建設株式会社
株式会社交通建設
保線機器整備株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ユニオン建設株式会社, 株式会社交通建設, 保線機器整備株式会社 filed Critical ユニオン建設株式会社
Priority to JP2019153923A priority Critical patent/JP7169588B2/ja
Publication of JP2021031977A publication Critical patent/JP2021031977A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7169588B2 publication Critical patent/JP7169588B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)

Description

本発明は、交換用レールの積降ろしを行って交換用レールを運搬するレール運搬車に関する。
レール運搬車として、例えば、新旧の交換用のレール(以下、交換用レールという。)を昇降して当該交換用レールの積降ろしを行うクレーンと、そのクレーンが積載した交換用レールを載せて線路上を走行するレール運搬車本体とを備えたレール運搬車であって、レール運搬車本体の左右両側に、レール運搬車本体の長手方向にクレーンを移動させるクレーン移動用レールを設けたレール運搬装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2018-100587号公報
しかし、交換用レールの積降ろし作業は、クレーンをクレーン移動用レール上に停止させて行うことが一般的であるが、上述の特許文献1に記載のレール運搬車では、クレーン移動用レール上におけるクレーンの停止については何ら開示されていなかった。
そこで、本発明はこのような問題点に着目してなされたもので、クレーンをクレーン移動用レール上の任意の位置で確実に停止可能で、レール交換の作業性を向上させることができるレール運搬車を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係るレール運搬車は、交換用レールの積降ろしを行うクレーンと、そのクレーンが積載した交換用レールを載せて線路上を走行するレール運搬車本体とを備えたレール運搬車であって、前記レール運搬車本体の左右両側の内、少なくとも一方には、当該レール運搬車本体の長手方向に前記クレーンを移動させるクレーン移動用レールが設けられ、前記クレーンには、前記クレーン移動用レールに従って走行するクレーン用台車と、作業員の操作によりクレーン位置ロックピンを動かして前記クレーン用台車を停止させるストッパ機構が設けられている一方、前記クレーン移動用レールの側面には、所定間隔毎に前記クレーン位置ロックピンが入出するロックピン入出孔が複数設けられており、前記クレーンは、前記ストッパ機構のクレーン位置ロックピンを複数の前記ロックピン入出孔の内、任意の前記ロックピン入出孔に挿入して任意の位置で停止することを特徴とする。
また、本発明に係るレール運搬車では、前記ストッパ機構には、上げ下げすることによって前記ロックピン入出孔への前記クレーン位置ロックピンの入出を制御する操作ハンドルと、前記操作ハンドルが下がるように付勢する付勢手段が設けられており、作業員が前記操作ハンドルを操作しない場合には、前記操作ハンドルは前記付勢手段により下がり、前記クレーン位置ロックピンが前記ロックピン入出孔に挿入して前記クレーンは停止する一方、作業員が前記操作ハンドルを上げた場合には、前記クレーン位置ロックピンが前記ロックピン入出孔から外れて、前記クレーンは前記クレーン移動用レールに従って走行可能になることも特徴とする。
また、本発明に係るレール運搬車では、前記操作ハンドルは、着脱可能に構成されていることも特徴とする。
また、本発明に係るレール運搬車では、前記クレーン用台車には、左右両側にそれぞれ前記レーン移動用レール上を走行する車輪と当該車輪の反対側から前記レーン移動用レールを挟む下部ローラが設けられ、前記レーン移動用レールは、前記クレーン用台車の左右両側の車輪または下部ローラの間隔を保持するようにレール間保持板を介して左右一対で設けられ、それぞれ、前記クレーン用台車の車輪が走行し、かつ、下側から下部ローラが当接する走行部と、当該走行部の下方を前記下部ローラが通るように起立した起立部とを有し、前記レール間保持板は、前記レーン移動用レールの長手方向に前記ロックピン入出孔を設ける所定間隔毎に設けられており、前記ロックピン入出孔は、当該クレーン位置ロックピンに対向する前記レーン移動用レールの起立部およびレール間保持板に前記所定間隔毎に設けられていることも特徴とする。


本発明に係るレール運搬車では、クレーンには、クレーン移動用レールを走行するクレーン用台車と、作業員の操作によりクレーン位置ロックピンを動かしてクレーン用台車を停止させるストッパ機構とを設ける一方、クレーン移動用レールの側面には、所定間隔毎にクレーン位置ロックピンが入出するロックピン入出孔を複数設け、クレーンはクレーン用台車でクレーン移動用レールを走行すると共に、ストッパ機構のクレーン位置ロックピンを複数のロックピン入出孔の内、任意のロックピン入出孔に挿入して任意の位置で停止可能に構成している。
そのため、クレーン移動用レール上の任意の位置でクレーンを停止させることが可能となるので、レール交換の作業性を向上させることができる。
(a),(b)それぞれ本発明に係る実施形態のレール運搬車を2台連結した状態を示す正面図、平面図である。 本発明に係る実施形態のレール運搬車の正面図である。 本発明に係る実施形態のレール運搬車の平面図である。 本発明に係る実施形態のレール運搬車の正面図である。 (a)~(c)それぞれ本発明に係る実施形態のレール運搬車に設けられたクレーン移動用レールの平面図、正面図、図5(b)におけるA-A線断面図である。 本発明に係る実施形態のレール運搬車を構成するクレーンにおけるクレーン用台車やストッパ機構の構成を示す要部拡大正面図である。 本発明に係る実施形態のレール運搬車を構成するクレーンがクレーン移動用レールを走行している状態(ストッパ機構がクレーン用台車の走行を許可している状態)におけるクレーン移動用レール等を含む図6のB-B線要部断面図である。 本発明に係る実施形態のレール運搬車を構成するクレーンがクレーン移動用レールを停止している状態(ストッパ機構がクレーン用台車の走行を禁止している状態)におけるクレーン移動用レール等を含む図6のB-B線要部断面図である。
以下、本発明に係る実施形態のレール運搬車を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。尚、下記に説明する実施形態は、あくまで本発明の一例であり、本発明は下記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で適宜変更可能である。
<実施形態のレール運搬車1の構成>
実施形態のレール運搬車1は、図1(a),(b)に示すように、機動車2で牽引したり、あるいは機動車2で後ろから押して線路の軌道レールR上を走行するもので、図2~図4に示すように、交換用レール3を載せて軌道レールR上を走行するレール運搬車本体11と、交換用レール3の積降ろしを行う左右1台ずつのクレーン12とを備えている。
尚、交換用レール3とは、線路上の軌道用レールRと区別するための名称で、線路から取外した旧い軌道用レールや線路に新たに敷設する新しい軌道用レールのことをいう。
<レール運搬車本体11の構成>
レール運搬車本体11は、交換用レール3を積載しながら線路の軌道レールR上を走行するもので、図1~図4に示すように、下側面側に軌道レールR上を走行する複数の車輪11aを有する一方、上面側に交換用レール3を積載する外側レール積載台11b,11bと、その外側レール積載台11b,11bとの間に設けられた中間レール積載台11cと、2台のクレーン用12がそれぞれ走行するクレーン移動用レール11d,11dと、機動車2と連結するための機関車用連結部11gと、レール運搬車本体11同士を連結するための運搬車用連結部11h等が設けられている。
(クレーン移動用レール11d,11d)
クレーン移動用レール11d,11dは、図5(a)~(c)に示すように、それぞれ、クレーン用台車12fの車輪12f2が走行し、かつ、下側から下部ローラ12f3が当接する走行部11d1,11d1と、走行部11d1,11d1の下方を下部ローラ2f3が通るように起立した起立部11d2,11d2とを有する断面L字形状に構成されており、レール運搬車本体11の上面に例えば50cm~100cm程度の所定間隔でボルト等によって締結され固定された複数のレール固定板11e上にレール間隔保持板11fをクレーン移動用レール11d,11d間に介在させて溶接やボルト等によって固定されている。
そしてクレーン移動用レール11d,11dの内、少なくともレール運搬車本体11の中心に対し外側のクレーン移動用レール11dの起立部11d2には、図5(b),(c)等に示すようにレール固定板11eに固定された位置毎、つまりレール間隔保持板11fが設けられた所定間隔毎に後述するストッパ機構12gのクレーン位置ロックピン12g7が入出するレール用ロックピン入出孔11d3を複数設けている。
また、クレーン移動用レール11d,11d間に設けたレール間隔保持板11fにも、図5(c)等に示すように、レール用ロックピン入出孔11d3の位置に応じてクレーン位置ロックピン12g7が入出する保持板用ロックピン入出孔11f1が形成されており、クレーン位置ロックピン12g7はレール用ロックピン入出孔11d3および保持板用ロックピン入出孔11f1に入出する。
<クレーン12の構成>
クレーン12は、例えば、図4等に示すように、支柱12aと、支柱12aに梁用連結軸12b1を介して上下方向に回動可能に設けられ、下側面にはチェーンやローラー、スクリューネジ等のスライドガイド12b2が設けられた水平梁12bと、スライドガイド12b2に従って水平梁12bの長手方向にスライドするスライド機構部12cと、スライド機構部12cの下側に設けられ、昇降チェーン12d1の先端(下端)に設けられたフック12d2を昇降させる電動チェーンブロック等のレール昇降器12dと、支柱12a上端部と水平梁12bの上側面との間に設けられ、シリンダ12e1から入出するピストン12e2の長さを調整して水平梁12bの水平状態を保持する梁水平状態保持機構12e等の周知の構造を有する。尚、図4において、12d3は交換用レール3の両端に連結した吊ワイヤ、12d4はレール昇降器12dの昇降を制御するリモコンであり、吊ワイヤ12d3の中間にフック12d2を引っ掛けてレール昇降器12dを動作させて交換用レール3を昇降する。
また、実施形態の各クレーン12には、さらに、図4や図6~図8に示すように、支柱12aの基部12a1に、レール運搬車本体11の左右それぞれに設けたクレーン移動用レール11d,11d(図3参照。)に従って走行するクレーン用台車12fと、作業員の操作によってクレーン用台車12fをクレーン移動用レール11d,11d上の任意の位置で停止させるストッパ機構12gを設けている。
(クレーン用台車12f)
クレーン用台車12fには、図6~図8に示すように、基部12a1の底板12a2に複数のボルト12a3によって固定される天板部12f1と、その天板部12f1裏側からクレーン移動用レール11d,11dと平行に延びるように設けられ、クレーン移動用レール11d,11d上をそれぞれ走行する車輪12f2,12f2およびクレーン移動用レール11d,11dの裏側に当たる下部ローラ12f3,12f3を回転可能に支持する車輪・ローラ支持板12f4,12f4と、車輪・ローラ支持板12f4,12f4の反対側で車輪12f2,12f2を回転可能に支持する車輪支持板12f5,12f5等が設けられており、車輪・ローラ支持板12f4,12f4と車輪支持板12f5,12f5とはその前後両側が連結板12f6,12f6によって接合されている。
尚、基部12a1の底板12a2およびクレーン用台車12fの天板部12f1には、図7や図8に示すようにストッパ機構12gの後述するタイロッド12g4が通るタイロッド通し孔12a21,12f11が形成されている。
また、クレーン用台車12fには、図6~図8に示すように、天板部12f1裏側から車輪・ローラ支持板12f4,12f4および車輪支持板12f5,12f5とは直交するように所定間隔を空けながら鉛直方向である下方に延びて、後述するストッパ機構12gのロックレバーピン12g5を回動可能に支持する一対のレバーシャフト支持板12f7,12f7を設けている。
(ストッパ機構12g)
ストッパ機構12gはクレーン12をクレーン移動用レール11d,11d上の任意の位置で停止させるもので、作業員がハンドル本体12g11等を掴み上げ下げすることによってクレーン位置ロックピン12g7をスライドさせる着脱可能な操作ハンドル12g1と、先端側に操作ハンドル12g1の連結部12g12が挿入されて着脱可能に連結される一方、基端側がクレーン用台車12fの回動軸部12g2に回動可能に支持され、中間部には鉛直方向に延びるタイロッド12g4が連結されるストッパ制御部12g3と、上端部はストッパ制御部12g3に連結される一方、下端部はロックレバー12g6に連結されるタイロッド12g4と、L字形状でその中間部がロックレバーピン12g5によって一対のレバーシャフト支持板12f7,12f7間に回動可能に支持され、一端はタイロッド12g4の下端部に連結される一方、他端がクレーン位置ロックピン12g7に連結されたロックレバー12g6と、後端部がロックレバー12g6に連結されてスライドし、先端部がクレーン移動用レール11dの起立部11d2に形成されたロックピン入出孔11d3に入出するクレーン位置ロックピン12g7と、上端部がストッパ制御部12g3に掛止される一方、下端部がクレーン用台車12fに掛止され、常にストッパ制御部12g3を下方へ引っ張る付勢手段である引張スプリング12g8等を備えて構成される。
<実施形態のレール運搬車1の動作>
次に以上のように構成された実施形態のレール運搬車1の動作について説明する。
(レール運搬車1の移動)
実施形態のレール運搬車1は、図1(a),(b)に示すように、機動車2で牽引したり、あるいは機動車2で後ろから押して線路の軌道レールR上を走行して、目的とする交換用レール3の積降ろし箇所まで移動する。
尚、レール運搬車1自体の移動の際は、クレーン12がクレーン移動用レール11d,11dに対し移動しないよう、図8に示すようにクレーン位置ロックピン12g7先端を、クレーン移動用レール11dの起立面11d2のロックピン入出孔11d3およびレール間隔保持板11fの保持板用ロックピン入出孔11f1に挿入させて、クレーン用台車12fをクレーン移動用レール11d,11d上の任意の位置で停止させておく。
この場合、引張スプリング12g8の引張力によって操作ハンドル12g1およびストッパ制御部12g3は引っ張られて水平状態にあるため、ストッパ制御部12g3の中間部には上端部が連結されたタイロッド12g4も下がり、タイロッド12g4下端部に連結されたL字形状のロックレバー12g6はクレーン位置ロックピン12g7をクレーン移動用レール11dの起立面11d2のロックピン入出孔11d3の方へ押し出して、クレーン位置ロックピン12g7先端をロックピン入出孔11d3および保持板用ロックピン入出孔11f1(図4(c)参照。)内へ挿入して、クレーン用台車12fをクレーン移動用レール11d,11d上の任意の位置で停止させる。
クレーン用台車12fの停止状態では、ストッパ機構12gは、引張スプリング12g8によって操作ハンドル12g1が連結されているストッパ制御部12g3を下方に引っ張っているため、作業員は操作ハンドル12g1を掴んで下げなくても、図8に示すように操作ハンドル12g1が下がった状態、すなわちクレーン12の停止状態を維持することができる。
そのため、レール運搬車1自体の移動の際は、作業員はストッパ機構12gを操作する必要がないので、図8において波線で示すように操作ハンドル12g1をストッパ制御部12g3から取外し、例えば、底板12a2に予め連結部12g12の外径とほぼ同じ内径に形成した操作ハンドルセット孔(図示せず。)に操作ハンドル12g1を挿入して立てておいても良い。
このようにレール運搬車1自体の移動の際は、図8において波線で示すように操作ハンドル12g1をストッパ制御部12g3から取外し、例えば、操作ハンドルセット孔(図示せず。)に挿入し立てておくと、水平方向に延びる操作ハンドル12g1に邪魔されずに作業員がレール運搬車1の上で歩いたり、作業することが可能となるので、作業効率が向上する。
(クレーン12の移動)
目的とする交換用レール3の積降ろし箇所に到達してレール運搬車1の移動が完了すると、作業員はクレーン用台車12fの停止状態を解除して、各クレーン12をレール運搬車本体11の上面の左右両側にそれぞれ設けられたクレーン移動用レール11d,11dの上をレール運搬車本体11の長手方向に移動させる。
その際、操作ハンドル12g1がストッパ制御部12g3に連結されていない場合には、図8の実線で示すように操作ハンドル12g1をストッパ制御部12g3に連結した後に、操作ハンドル12g1を図7に示すように持ち上げる。
すると、ストッパ制御部12g3の中間部に上端部が連結されたタイロッド12g4は上昇し、タイロッド12g4下端部に連結されたL字形状のロックレバー12g6は時計周りに回動して、クレーン位置ロックピン12g7をクレーン移動用レール11dの起立部11d2に設けられたロックピン入出孔11d3から後退させ、クレーン位置ロックピン12g7先端はロックピン入出孔11d3および保持板用ロックピン入出孔11f1(図5(c)参照。)の外へ移動する。
そのため、クレーン用台車12fの停止状態が解除されるので、クレーン12はクレーン移動用レール11d,11d上を走行可能となり、作業員はクレーン12の支柱12aや押し上げた操作ハンドル12g1を掴みながらクレーン12を押してクレーン移動用レール11d,11d上をクレーン用台車12fを走行させ、レール運搬車本体11の長手方向に移動することができる。
ここで、クレーン用台車12fの車輪12f2,12f2の反対側には、クレーン移動用レール11d,11dの裏側に当たる下部ローラ12f3,12f3がそれぞれ設けられ、車輪12f2,12f2と下部ローラ12f3,12f3とでクレーン移動用レール11d,11dの走行部11d1,11d1を上下方向から挟むため、背が高いクレーン12であっても倒れずにクレーン移動用レール11d,11dに沿って円滑に移動することができる。
そして、各クレーン12がレール運搬車本体11の上面のクレーン移動用レール11d,11dを走行して交換用レール3の積み下ろし場所に到達した場合には、作業員は操作ハンドル12g1から手を離す。
すると、引張スプリング12g8の引張力や操作ハンドル12g1およびタイロッド12g4等の重量によって操作ハンドル12g1およびストッパ制御部12g3が下がり、図8の実線で示すような水平状態に戻るので、タイロッド12g4も下がる。
タイロッド12g4が下がると、タイロッド12g4下端部に連結されたL字形状のロックレバー12g6はクレーン位置ロックピン12g7をクレーン移動用レール11dの起立部11d2に形成されたロックピン入出孔11d3の方へ押し出し、クレーン位置ロックピン12g7先端をロックピン入出孔11d3および保持板用ロックピン入出孔11f1(図4(c)参照。)内へ挿入して嵌合させ、クレーン12をクレーン移動用レール11d,11d上の任意の位置で停止させる。
そのため、作業員はクレーン12をクレーン移動用レール11d,11d上にクレーン12が安定して停止させた状態でスライド機構部12cやレール昇降器12d、梁水平状態保持機構12e等を操作して、レール運搬車本体11に積載されている交換用レール3を吊上げて交換作業を行うことができる。
<実施形態のレール運搬車の主な効果>
以上説明したように、本発明に係る実施形態のレール運搬車1では、クレーン12の基部12a1には、クレーン移動用レール11dを走行するクレーン用台車12fと、作業員の操作によってクレーン位置ロックピン12g7をスライドさせるストッパ機構12gとが設けられており、クレーン移動用レール11dの起立部11d2には所定間隔毎にクレーン位置ロックピン12g7が入出するロックピン入出孔11d3が複数設けられており、クレーン12はクレーン用台車12fでクレーン移動用レール11dを走行すると共に、ストッパ機構12gのクレーン位置ロックピン12g7を複数のロックピン入出孔11d3の内、任意のロックピン入出孔11d3等に挿入して任意の位置で停止可能に構成している。
そのため、本実施形態のレール運搬車1によれば、クレーン12をクレーン移動用レール11d上の任意の位置で容易に停止させることが可能となるので、レール交換の作業性を向上させることができる。
また、本実施形態のレール運搬車1では、レーン移動用レール11d,11dの長手方向にロックピン入出孔11f1を設ける所定間隔毎にレーン移動用レール11d,11d間にレール間隔保持板11fを設け、レール間隔保持板11fにも保持板用ロックピン入出孔11f1を形成している。
そのため、本実施形態のレール運搬車1によれば、クレーン12の停止状態では、クレーン位置ロックピン12g7先端は、クレーン移動用レール11dのロックピン入出孔11d3だけでなく、レール間隔保持板11fの保持板用ロックピン入出孔11f1にも挿入するので、クレーン12をより確実に停止させることができる。
また、本発明に係る実施形態のレール運搬車では、ストッパ機構12gには、上げ下げすることによってロックピン入出孔11d3等へのクレーン位置ロックピン12g7の入出を制御する操作ハンドル12g1と、操作ハンドル12g1が下がるように付勢する付勢手段である引張スプリング12g8を設けており、作業員が操作ハンドル12g1を操作しない場合には、操作ハンドル12g1は引張スプリング12g8により下がり、クレーン位置ロックピン12g7がロックピン入出孔11d3に挿入してクレーン12は停止する一方、作業員が操作ハンドル12g1を上げた場合には、クレーン位置ロックピン12g7がロックピン入出孔11d3から外れて、クレーン12はクレーン移動用レール11dに従って走行可能になる。
そのため、本実施形態のレール運搬車1によれば、クレーン12を停止させて新旧の交換用レール3の交換を行う際には、操作ハンドル12g1から手を離せば、操作ハンドル12g1は下がることによりクレーン位置ロックピン12g7がロックピン入出孔11d3に挿入して、クレーン12は停止するので、新旧の交換用レール3の交換作業の作業性を向上させることができる。
特に、本発明に係る実施形態のレール運搬車では、操作ハンドル12g1は、ストッパ制御部12g3に対し着脱可能に構成されており、クレーン移動用レール11d上でクレーン12を走行させる場合には、操作ハンドル12g1をストッパ制御部12g3に装着して使用する一方、クレーン12停止時にはストッパ制御部12g3から操作ハンドル12g1を取り外すことができる。
そのため、本実施形態のレール運搬車1によれば、操作ハンドル12g1を装着することによって小さな力でストッパ制御部12g3を上げてクレーン12を走行させることができる一方、クレーン12を停止させて新旧の交換用レール3の交換作業を行う場合には、ほぼ水平方向に延び、作業の邪魔となる操作ハンドル12g1を取り外すことが可能となるので、この点でも作業性を向上させることができる。
尚、上記実施形態の説明では、レール運搬車本体11の左右両側にそれぞれクレーン移動用レール11d,11dおよびクレーン12,12を設けて説明したが、本発明ではこれに限らず、レール運搬車本体11の片側にのみクレーン移動用レール11dおよびクレーン12を設けても勿論良い。
また、上記実施形態の説明では、作業員が操作ハンドル12g1を操作しない場合には、操作ハンドル12g1は引張スプリング12g8により下がってクレーン位置ロックピン12g7がロックピン入出孔11d3に挿入してクレーン12が停止する一方、操作ハンドル12g1を上げた場合には、クレーン位置ロックピン12g7がロックピン入出孔11d3から外れて、クレーン12はクレーン移動用レール11dに従って走行可能になるように説明したが、本発明ではこれに限らず、例えば、作業員が操作ハンドル12g1を操作しない場合には、操作ハンドル12g1は上がっていてクレーン位置ロックピン12g7がロックピン入出孔11d3に挿入してクレーン12が停止する一方、操作ハンドル12g1を下げた場合には、クレーン位置ロックピン12g7がロックピン入出孔11d3から外れて、クレーン12はクレーン移動用レール11dに従って走行可能になるように構成しても勿論良い。
また、上記実施形態の説明では、操作ハンドル12g1はストッパ制御部12g3に対し着脱可能に構成して説明したが、本発明ではこれに限定されず、操作ハンドル12g1はストッパ制御部12g3に対し固定して着脱不可に構成しても勿論良い。
1 レール運搬車
11 レール運搬車本体
11a 車輪
11b 外側レール積載台
11c 中間レール積載台
11d クレーン移動用レール
11d1 走行部
11d2 起立部
11d3 レール用ロックピン入出孔
11e レール固定板
11f レール間隔保持板
11f1 保持板用ロックピン入出孔
11g 機関車用連結部
11h 運搬車用連結部
12 クレーン
12a 支柱
12a1 基部
12a2 底板
12a21 タイロッド通し孔
12a2 底板
12b 水平梁
12b1 梁用連結軸
12b2 スライドガイド
12c スライド機構部
12d レール昇降器
12d1 昇降チェーン
12d2 フック
12d3 吊ワイヤ
12d4 リモコン
12e 梁水平状態保持機構
12e1 シリンダ
12e2 ピストン
12f クレーン用台車
12f1 天板部
12f11 タイロッド通し孔
12f2 車輪
12f3 下部ローラ
12f4 車輪・ローラ支持板
12f5 車輪支持板
12f6 連結板
12f7 レバーシャフト支持板
12g ストッパ機構
12g1 操作ハンドル
12g11 ハンドル本体
12g12 連結部
12g2 回動軸部
12g3 ストッパ制御部
12g4 タイロッド
12g5 ロックレバーピン
12g6 ロックレバー
12g7 クレーン位置ロックピン
12g8 引張スプリング(付勢手段)
2 機動車
3 交換用レール
R 軌道用レール

Claims (4)

  1. 交換用レールの積降ろしを行うクレーンと、そのクレーンが積載した交換用レールを載せて線路上を走行するレール運搬車本体とを備えたレール運搬車であって、
    前記レール運搬車本体の左右両側の内、少なくとも一方には、当該レール運搬車本体の長手方向に前記クレーンを移動させるクレーン移動用レールが設けられ、
    前記クレーンには、前記クレーン移動用レールに従って走行するクレーン用台車と、作業員の操作によりクレーン位置ロックピンを動かして前記クレーン用台車を停止させるストッパ機構が設けられている一方、
    前記クレーン移動用レールの側面には、所定間隔毎に前記クレーン位置ロックピンが入出するロックピン入出孔が複数設けられており、
    前記クレーンは、前記ストッパ機構のクレーン位置ロックピンを複数の前記ロックピン入出孔の内、任意の前記ロックピン入出孔に挿入して任意の位置で停止することを特徴とするレール運搬車。
  2. 請求項1記載のレール運搬車において、
    前記ストッパ機構には、
    上げ下げすることによって前記ロックピン入出孔への前記クレーン位置ロックピンの入出を制御する操作ハンドルと、前記操作ハンドルが下がるように付勢する付勢手段が設けられており、
    作業員が前記操作ハンドルを操作しない場合には、前記操作ハンドルは前記付勢手段により下がり、前記クレーン位置ロックピンが前記ロックピン入出孔に挿入して前記クレーンは停止する一方、
    作業員が前記操作ハンドルを上げた場合には、前記クレーン位置ロックピンが前記ロックピン入出孔から外れて、前記クレーンは前記クレーン移動用レールに従って走行可能になることを特徴とするレール運搬車。
  3. 請求項2記載のレール運搬車において、
    前記操作ハンドルは、着脱可能に構成されていることを特徴とするレール運搬車。
  4. 請求項1~請求項3のいずれか一の請求項に記載のレール運搬車において、
    前記クレーン用台車には、左右両側にそれぞれ前記レーン移動用レール上を走行する車輪と当該車輪の反対側から前記レーン移動用レールを挟む下部ローラが設けられ、
    前記レーン移動用レールは、前記クレーン用台車の左右両側の車輪または下部ローラの間隔を保持するようにレール間保持板を介して左右一対で設けられ、それぞれ、前記クレーン用台車の車輪が走行し、かつ、下側から下部ローラが当接する走行部と、当該走行部の下方を前記下部ローラが通るように起立した起立部とを有し、
    前記レール間保持板は、前記レーン移動用レールの長手方向に前記ロックピン入出孔を設ける所定間隔毎に設けられており、
    前記ロックピン入出孔は、当該クレーン位置ロックピンに対向する前記レーン移動用レールの起立部およびレール間保持板に前記所定間隔毎に設けられていることを特徴とするレール運搬車。
JP2019153923A 2019-08-26 2019-08-26 レール運搬車 Active JP7169588B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019153923A JP7169588B2 (ja) 2019-08-26 2019-08-26 レール運搬車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019153923A JP7169588B2 (ja) 2019-08-26 2019-08-26 レール運搬車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021031977A JP2021031977A (ja) 2021-03-01
JP7169588B2 true JP7169588B2 (ja) 2022-11-11

Family

ID=74676408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019153923A Active JP7169588B2 (ja) 2019-08-26 2019-08-26 レール運搬車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7169588B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006049408A1 (de) 2006-10-16 2008-04-17 Stahlberg Roensch Gmbh & Co. Kg Verfahren und Vorrichtung zum Austausch eines defekten oder verschlissenen Schienenstückes
JP2012066675A (ja) 2010-09-22 2012-04-05 Yoshiike Kaken Kiki Kk レールキャッチ機構付軌道用作業台車
JP2016137745A (ja) 2015-01-26 2016-08-04 株式会社トキオ 軌道走行車両
JP2018100587A (ja) 2016-12-19 2018-06-28 保線機器整備株式会社 レール運搬車

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH035564U (ja) * 1989-06-01 1991-01-21
JPH05611A (ja) * 1991-06-14 1993-01-08 Taihei Kogyo Co Ltd 軌道用作業車

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006049408A1 (de) 2006-10-16 2008-04-17 Stahlberg Roensch Gmbh & Co. Kg Verfahren und Vorrichtung zum Austausch eines defekten oder verschlissenen Schienenstückes
JP2012066675A (ja) 2010-09-22 2012-04-05 Yoshiike Kaken Kiki Kk レールキャッチ機構付軌道用作業台車
JP2016137745A (ja) 2015-01-26 2016-08-04 株式会社トキオ 軌道走行車両
JP2018100587A (ja) 2016-12-19 2018-06-28 保線機器整備株式会社 レール運搬車

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021031977A (ja) 2021-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2942429C (en) Trailer-train trailer with carrying frame for a material transport cart
JP4978371B2 (ja) 台車利用の搬送装置
US20190077635A1 (en) Elevator carriage handling arrangement
CN110924246A (zh) 钢轨运输车组及其作业方法
JP7169588B2 (ja) レール運搬車
CN101160232B (zh) 借助可移动的装置更换有轨车辆上的轮对的方法和设备
US11629036B2 (en) Outrigger pad hoist apparatus
RU2312779C1 (ru) Устройство для погрузки самоходной техники на железнодорожную платформу
CN111301446A (zh) 一种旋转式驮背车装卸车的站场设备系统
EP3260348B1 (en) Device and method for mounting equipment under floor of rail vehicle
JP7321200B2 (ja) 積み卸し装置とその装置を用いた積み卸しシステムおよびその積み卸し方法ならびにその装置を用いた構造物の構築システムとその構築方法
JP7321646B2 (ja) 台車載せ降ろし機構を備える鉄道車両用トラバーサ
JP4832632B2 (ja) 軌道走行車両
US1352076A (en) Rail-truck
US1486191A (en) Rail truck
CN112575621B (zh) 用于轨道交通系统的轨道和轨道交通系统
JP6170423B2 (ja) 機械式駐車設備
US20240059536A1 (en) Transporter apparatus
KR101299938B1 (ko) 롤 스탠드의 롤용 구동 스핀들을 이송하기 위한 왕복대 및 그 이송 방법
JP3021447B1 (ja) 自動車整備用四柱式リフト
JP3679217B2 (ja) エレベータ式駐車装置
JP5668991B2 (ja) 生産設備
JP5668990B2 (ja) 車両用昇降装置の生産設備
JP2574847Y2 (ja) 積荷の昇降装置
JP3712149B2 (ja) 3縦列型昇降式駐車装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190902

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210910

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220713

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220909

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221005

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221021

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7169588

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150