JPH05611A - 軌道用作業車 - Google Patents

軌道用作業車

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Publication number
JPH05611A
JPH05611A JP14322791A JP14322791A JPH05611A JP H05611 A JPH05611 A JP H05611A JP 14322791 A JP14322791 A JP 14322791A JP 14322791 A JP14322791 A JP 14322791A JP H05611 A JPH05611 A JP H05611A
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JP
Japan
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work vehicle
work
rail
hydraulic
track
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Application number
JP14322791A
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English (en)
Inventor
Katsutaka Oki
克孝 大木
Takao Yamamoto
孝雄 山本
Hiromi Ikehata
宏美 池端
Hiromi Tsutsumi
宏美 堤
Hisashi Tazaki
恒 田崎
Kentaro Sato
顕太郎 佐藤
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Navitas Co Ltd
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Navitas Co Ltd
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Publication of JPH05611A publication Critical patent/JPH05611A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】道路および軌条上の走行が自由で、走行機構の
切り替えを迅速に実施することが可能で、さらに作業時
における安全性が高くし、多種類の作業工具を使用する
ことが可能で高能率が保証でき構造がコンパクトで、機
動性に優れ、経済的な軌道用作業車を提供する。 【構成】ショベル4と操縦装置7を備えた架台8と、旋
回装置9を有する無限軌道走行装置10から構成された
作業車2を、長尺平行担持ビーム3a,3bで旋回かつ
移動自在に支承する。摺動ブロック12を有し、摺動レ
ール13a,13bに摺動自在に担持された摺動台11
は、支持アーム14a〜14dにより、駆動モーター1
6を備えた軌条走行転輪15a〜15dにより、軌条2
1a,21bを走行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は軌道の建設、保守および
補修作業に適し、さらに土木、建築等一般用途に使用可
能な軌道用作業車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】軌道の建設、保守および補修作業には、
周知のとおり非常に多種類の作業があり、多くの作業者
と長期にわたる重労働を必要としているが、近時鉄道産
業の経済効率を向上し、作業者の不足を補い労働の能率
化を促進するため、各種の作業を効率化する目的で軌道
用作業車を用い各種の作業を実施するようになった。
【0003】たとえば、特開平2−256702号公報
には一般道路はタイヤ走行し、軌条上は前記タイヤの内
側に設けた軌条走行輪で走行する軌道用作業車を用い、
該軌道用作業車の前方に油圧シリンダーで作動する作業
工具を取り付け枕木交換作業を実施するとともに作業時
に発生する反力を前記作業工具と枕木で受ける手段(以
下A発明という)が開示されている。
【0004】さらに、実開平2−144001号公報に
は無限軌道走行装置を有する作業車であって、その先後
端に油圧シリンダーで上下動する突出アームを設けると
ともに該突出アームに電気的に絶縁された走行用車輪を
軸支し、一般道路や軌条を自由に走行して作業する軌道
用作業車(以下B考案という)が公開されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記A発明の軌道用作
業車は、作業時に発生する反力を作業工具と枕木との係
合手段で受けるため、作業の種別により大きな反力が発
生した場合には軌道用作業車自体に反力がかかり浮き上
がりや転倒の不安が残り、軌道補修作業が限られた範囲
のものとなり汎用性に乏しくなるという問題がある。
【0006】また、B考案では構造的に突出アームが長
大なものになるため、その上下動装置や軌道走行装置が
大きくなり経済的に不利であり、また該突出アームの突
出範囲において作業工具の作動に制約が生じるため能率
的な作業が困難になる課題がある。
【0007】さらに、A発明やB考案に限らず、周知軌
道用作業車はいずれも、作業工具の到達範囲が短いた
め、作業個所が僅かでも軌道から離れると作業ができ
ず、あらためて軌道用作業車を移動させるか、あるいは
他の作業車に仕事をゆだねる必要が生ずるため、必然的
に作業休止時間が長くなり能率が上がらないと云う課題
があり、また作業工具はいずれも死角が多く意外に手元
の作業ができないと云う課題があって、たとえば当該軌
道用作業車下部の枕木間道床バラスの掘削などが非常に
困難で、極めて非能率な作業を余儀なくされるほか、近
距離の移動でも多くの操作と人手が必要になる等問題が
多い。
【0008】本発明の目的は、軌条上は勿論のこと一般
道路での走行が自由で、さらに、軌条と一般道路走行と
の走行機構の切り替えを迅速に実施することが可能で、
さらに、作業時における反力を迅速確実に受けることが
できる安全性の高い軌道用作業車を提供することにあ
り、他の目的は各種の軌道作業において、軌道周辺にお
いて作業可能な領域を拡大することが可能で、多種類の
作業工具をその最大の能力範囲で使用することができ、
作業範囲が広く安全で高能率な作業が保証できる軌道用
作業車を提供し、さらに異なった他の目的は構造がコン
パクトで、機動性に優れ、作業効率が高く、経済的な軌
道用作業車を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決し目的を達成するため、下記A〜E項記載の手段をそ
の要旨とする。 A.作業工具と該作業工具および走行装置の操縦装置を
備えた架台と、旋回装置を介して該架台と旋回自在に係
合した無限軌道もしくはタイヤ走行装置からなる作業車
と、前記架台を摺動案内装置および作動装置を介して移
動自在に担持するとともに、軌条走行転輪と油圧式軌条
掴持装置を有し油圧もしくは気圧装置を介して起伏自在
に回動する支持アームを前後端に備えた長尺平行担持ビ
ームから構成された軌道用作業車。 B.作業工具と該作業工具および走行装置の操縦装置を
備えた架台と、旋回装置を介して該架台と旋回自在に係
合した無限軌道もしくはタイヤ走行装置からなる作業車
と、前記架台を摺動案内装置および作動装置を介して移
動自在に担持するとともに、軌条走行転輪と油圧式軌条
掴持装置を有し油圧もしくは気圧装置を介して起伏自在
に回動する支持アームを前後端に備えた長尺平行担持ビ
ームから構成された軌道用作業車であって、前記支持ア
ーム間に拘持ビームを着脱自在に横設した軌道用作業
車。 C.作業工具と該作業工具および走行装置の操縦装置を
備えた架台と、旋回装置を介して該架台と旋回自在に係
合した無限軌道もしくはタイヤ走行装置からなる作業車
と、前記架台を摺動案内装置および作動装置を介して移
動自在に担持するとともに、軌条走行転輪と油圧式軌条
掴持装置を有し油圧もしくは気圧装置を介して起伏自在
に回動する支持アームを前後端に備えた長尺平行担持ビ
ームから構成された軌道用作業車であって、前記支持ア
ームのそれぞれに摺動レールを縦設するとともに、さら
に両端部に嵌合摺動可能な摺動ブロックを備えた拘持ビ
ームを、前記摺動レールと摺動自在に嵌合するとともに
前記長尺平行担持ビームに支承された吊持体を介して上
下動自在に吊持したことを特徴とする軌道用作業車。 D.前記軌条走行転輪のフランジが歯車に形成され、前
記支持アームに装着された駆動モーターの駆動歯車との
噛合により、長尺平行担持ビームを前後進自在に駆動す
るよう構成している軌道用作業車。 E.作業工具がショベル、タイタンパ、スパイキプーラ
ー、ドリル、ドライバー、コンパクター、クレーンおよ
びクラムシェルのうちの1種である軌道用作業車。
【0010】
【作用】本発明にかかる軌道用作業車は、無限軌道もし
くはタイヤ走行装置を備えているので、一般道路や未整
地地面での走行も自由に行えるため、あらゆる場所での
作業も可能であるが、後述の軌条走行転輪と油圧式軌条
掴持装置を有するので、必要に応じて一般道路あるいは
整地していない作業場などから走行して作業の必要な場
所に移動し、他の機器の助力を必要とすること無く迅速
に軌道上に乗り換え、軌道作業を行うことが可能である
など、特に軌道用作業車として従来に例の無い機動力を
有し高能率作業を行う機能を備えている。
【0011】さらに、本発明の軌道用作業車は、作業工
具と該作業工具および走行装置の操縦装置を備えた架台
と、旋回装置を介して該架台と旋回自在に係合した無限
軌道もしくはタイヤ走行装置からなる作業車を有するの
で、作業工具を取替えることにより多種類の作業に対応
し、効率のよい作業が実施できる。
【0012】また、前記架台を摺動案内装置および作動
装置を介して摺動自在に担持するとともに、軌条走行転
輪と油圧式軌条掴持装置を有し油圧もしくは気圧装置を
介して起伏自在に回動する支持アームを前後端に備えた
長尺平行担持ビームを備えているので、前記支持アーム
を倒した状態で前記無限軌道もしくはタイヤ走行装置を
用い所望の作業予定位置に移動し、ついで該長尺平行担
持ビームの前後端に回動自在に軸着した前記支持アーム
を起立させ軌条走行転輪を軌条に乗せ、つぎに油圧式軌
条掴持装置を作動して軌条を掴持することにより、前述
のように軌道用作業車を確実に軌条に固定し、安全迅速
に作業を開始することが可能である。
【0013】また、前記支持アームが軌条走行転輪の駆
動モーターを有する場合は、軌道用作業車を一旦軌条に
乗載させた後であれば、自力で軌条走行を任意に行える
ため、前記支持アームの油圧式軌条掴持装置の掴放操作
により所望位置での固定や開放を随時に実施できるの
で、機動力が高く作業能率を格段に高めることができ
る。
【0014】前述のように、本発明にかかる軌道用作業
車は、油圧式軌条掴持装置による強い保持力を有するの
で、軌道用作業車を中心とする360度の全周にわたり
作業時の反力に基く軌道用作業車の転倒や損傷を全く心
配すること無く効率の良い迅速な作業を実施できる。
【0015】また、前記支持アームの起伏動作は油圧も
しくは気圧装置を介して実施されるため、動作時間が短
く軌道用作業車の軌条への乗り換え操作が安全で、かつ
迅速確実に行える利点を有する。
【0016】さらに、本発明にかかる長尺平行担持ビー
ムは、案内装置および作動装置を介して作業車を搭載し
た架台を摺動自在に担持するように構成されているの
で、長尺平行担持ビームの摺動許容全長にわたり該作業
車を自由に移動させ、広い範囲において軌道作業を実施
することが可能である。
【0017】さらに、本発明にかかる軌道用作業車であ
って、前記支持アーム間に拘持ビームを着脱自在に横設
した軌道用作業車では、各種作業において過大な力たと
えば捩じりや曲げなどの非常に強い力が長尺平行担持ビ
ームにかかった場合でも前記拘持ビームの剛性により支
持アームを強い拘束力で支持するため、該支持アームお
よび長尺平行担持ビームの歪や破壊などの損傷が無く、
作業の安全性をさらに向上することができる。
【0018】つぎに、本発明にかかる軌道用作業車であ
って、前記長尺平行担持ビームの前後端に、軌条走行転
輪と油圧式軌条掴持装置を備え油圧もしくは気圧装置を
介して起伏自在に回動する支持アームを軸着するととも
に、前記支持アームのそれぞれに摺動レールを縦設し、
さらに両端部に嵌合摺動可能な摺動ブロックを備えた拘
持ビームを、前記摺動レールと摺動自在に嵌合するとと
もに長尺平行担持ビームに支承された吊持体を介して上
下動自在に吊持した軌道用作業車の場合は、前記支持ア
ームは常に拘持ビームにより捩じりや曲げ方向に充分に
保護されることとなり、しかも該支持アームの起伏に際
して拘持ビームは全く人手を煩わすことなく該支持アー
ムの起伏に自動的に追随するため、軌道用作業車として
の安全性と作業性を格段に向上させることができる。
【0019】さらに、前記本発明にかかる軌道用作業車
であって、前記軌条走行転輪のフランジを歯車に形成す
るとともに、支持アームに駆動歯車を有する駆動モータ
ーを装着し、前記フランジ歯車と駆動歯車との噛合によ
り長尺平行担持ビームを前後進自在に駆動する軌道用作
業車の場合は、前述のように所望の位置で所定の作業を
実施したのち、直ちに油圧式軌条掴持装置を消勢し、駆
動モーターにより軌条走行転輪を駆動して次の作業位置
に移動せしめることが可能になるので、短距離の移動に
あたり、その都度支持アームを倒したのち無限軌道走行
装置もしくはタイヤ走行装置を駆動して移動する必要が
無くなるので作業効率が極めて高い。
【0020】また、本発明にかかる前記軌道用作業車
は、前記油圧式軌条掴持装置により前述のような確実で
かつ安定した姿勢保持機能を有し、さらに長尺平行担持
ビームによって作業車の迅速な移動が可能であり、従来
の軌道用作業車ではカバーできなかった広い領域での作
業が可能な機能を備えているので、作業工具としてはシ
ョベル、タイタンパ、スパイキプーラー、ドリル、ドラ
イバー、コンパクター、クレーンおよびクラムシェルな
ど適宜なものを自由に選択交換し、軌道内や軌道周辺で
の多種類の作業が実施できる。
【0021】
【実施例】つぎに、本発明を図に従って詳細に説明す
る。図1は、本発明にかかる軌道用作業車1の概略斜視
図であって、軌条21a,21b上に乗載している状況
を示すが、説明の都合上構成部材の一部を省略するほ
か、理解の容易さを図るため寸法、形態についても部分
的な誇張を行っている。
【0022】さて、前記軌道用作業車1は主要構成部材
として、作業車2と該作業車2を旋回かつ移動自在に支
承する長尺平行担持ビーム3a,3bから構成されてい
る。さらに、前記作業車2は、作業工具の一種であるシ
ョベル4と、操縦ハンドル5および操縦席6に代表せし
める作業工具と後記走行装置との両者の操縦装置7を備
えた架台8と、旋回装置9を介して前記架台8と旋回自
在に係合している無限軌道走行装置10から構成されて
いる。
【0023】つぎに、11は前記旋回装置9を介して前
記作業車2を旋回自在に搭載するとともに後に詳述する
ように両側縁に摺動ブロック12を有し、さらに前記長
尺平行担持ビーム3a,3bの上面に固着された摺動レ
ール13a,13bに摺動自在に担持されている摺動台
である。
【0024】前記長尺平行担持ビーム3a,3bの前後
端には支持アーム14a〜14d(支持アーム14d、
後記軌条走行転輪15dは斜視図の都合上図示していな
い)が回動自在に軸支されている。また、15a〜15
dは前記支持アーム14a〜14dに回動自在に軸支さ
れた軌条走行転輪である。16は前記支持アーム14a
に装着された駆動モーターで、後記駆動歯車を介して前
記軌条走行転輪15aを回転方向自在に駆動する。
【0025】17a,17bは後に詳述する拘持ビーム
で、前記支持アーム14a,14c間と支持アーム14
b,14d間にそれぞれ着脱自在に横設されている。ま
た、18bは前記摺動台11の移動用油圧シリンダーを
示し、19a,19bは前記支持アーム14a〜14d
を起伏自在に回動する油圧シリンダーを示す。前記油圧
シリンダー18bおよび19a,19bは操縦装置7に
より操作するが、油圧源および油圧配管などの油圧設備
や油圧制御は周知であるため設備の図示および詳細な説
明は省略する。なお、20a,20bは軌条21a,2
1bを支承している枕木である。
【0026】つぎに、図2は前記支持アーム14a〜1
4dを倒した状態で、一般道路22を走行している軌道
用作業車1の概略側面図であり、符号23a,23bで
示す部材は前記支持アーム14a〜14dに装着された
油圧式軌条掴持装置であって、図1では説明の都合上図
示を省略しているが、後述するように油圧操作により軌
条を任意に掴んだり放したりすることが可能で、本発明
では該操作を掴放と云う。
【0027】さて、本発明の軌道用作業車1は前記図1
および図2のように構成されているので、所望の作業個
所には前記支持アーム14a〜14dを倒した状態で無
限軌道走行装置10を利用して走行し、ついで所定の軌
道に到達すると前記油圧シリンダー19a,19bを付
勢して、前記支持アーム14a〜14dを起立し、油圧
式軌条掴持装置23a,23bを作動して軌条21a,
21bを掴持することにより、該軌道用作業車1を確実
に軌条21a,21bに固定する。
【0028】つぎに、前記摺動台11の移動用油圧シリ
ンダー18bを付勢し、前記長尺平行担持ビーム3a,
3b上を自由に移動させ、作業車2を任意の位置で保定
したのち、ショベル4を操作して軌道作業を行わせる。
すなわち、前記摺動台11は前記作業車2を、該作業車
2の旋回装置9を介して旋回自在に支承しているが、本
実施例では摺動台11を角型の盤状フレームとして構成
し、支承個所を該旋回装置9の外側ケースとしている。
【0029】したがって、該摺動台11は前述のように
長尺平行担持ビーム3a,3b上の自由な位置を占める
ことができ、かつ前記架台8は前記摺動台11に制約さ
れること無く、自由に旋回することができるため、前記
旋回装置9を中心とし死角のない作業が実施できる。
【0030】さて、前記旋回装置9を駆動して作業車2
の架台8を旋回させた場合、作業の種類により前記支持
アーム14a〜14dに強い捩じり力や曲げ力が作用す
ることがあるが、かかる作用力から前記支持アーム14
a〜14dを保護するため、後に詳述するように前記支
持アーム14a,14c間と支持アーム14b,14d
間に拘持ビーム17a,17bを横設しておけば、充分
な補強効果を期待することができる。
【0031】さて、前述した作業車2については周知で
あり広い一般作業たとえば土木、建築、輸送分野をはじ
めとしてあらゆる産業分野で利用されており、その構造
と操作は既に熟知されているので、詳細な説明は省略す
るが、本発明の軌道用作業車1は前述のような構成を有
するので、目的を逸脱しない範囲において設備目的別に
それぞれの作業工具を装備した作業車を利用できること
は云うまでもない。続いて、本発明にかかる軌道用作業
車1の構造と操作を図を用いて、さらに詳細に説明する
が、図1,図2と同符号のものは同一部材であるため説
明を省略する。
【0032】図3は、前記支持アーム14a〜14dを
起立して、前記軌条21a,21b上に乗り、ついで油
圧式軌条掴持装置23a,23cを付勢し前記軌条21
a,21bを掴持するとともに、ショベル4を操作して
道床バラス24を掻き寄せている軌道用作業車1の概略
正面図であり、作業車2は長尺平行担持ビーム3aの略
中央に位置している。
【0033】図4は、図3の軌道用作業車1の概略平面
図であって、18a〜18dは支持金具25a〜25d
を介して前記長尺平行担持ビーム3a,3bに取付けら
れた摺動台11の移動用油圧シリンダーであり、後に詳
述するように、油圧シリンダー18a,18bは図に向
かって作業車2を支承した摺動台11を左方に、油圧シ
リンダー18c,18dは該摺動台11を右方に移動さ
せる機能を有する。
【0034】つぎに、図5,図6は前述の油圧シリンダ
ー18a,18bを用いて前記摺動台11を左方に移動
させ、ショベル4を操作して軌条21a,21b間の道
床を掘削している状況を示す軌道用作業車1の概略正面
図および概略平面図で、かかる枕木20cと平行する方
向で軌条21aと21bとの間を掘削することが可能な
機能を有するものは、本発明者等の知るかぎり従来の軌
道用作業車には存在しない。
【0035】即ち、本発明の軌道用作業車1の特徴は、
作業車2を前記長尺平行担持ビーム3a,3b上を自由
に移動させ、任意の位置で保定したのち、所定の軌道作
業を行わせることにあり、さらに作業車2は旋回自在で
あるため図5のように道床バラス24の入れ替えなど、
従来多大な人手を必要としていた作業を操作者一名で容
易に実施できる利点を有していることである。
【0036】さらに、前述のように作業車2を前記長尺
平行担持ビーム3a,3b上を自由に移動させ、広範囲
の作業を行わせるには、軌道用作業車1の姿勢の安定が
必須の要件となる。このため本発明においても、反力が
大きくない作業を対象とする場合には長尺平行担持ビー
ム3a,3bに周知のジャッキ式スタンドなどの支持脚
を付設し車体を支承させるよう構成してもよい。
【0037】しかしながら、そのような支持手段は支承
面の形成や支持脚の操作と安定にかなりな労力を要す
る。それに対し本発明にかかる前記油圧式軌条掴持装置
23a,23cによる軌条掴持方式は、その掴持力の大
きさと操作の容易さおよび機構的な強さから姿勢安定性
能が高いので、作業時に発生する強い反力に耐えて安全
かつ迅速な作業を保証できる。
【0038】つぎに、図7は作業車2を枕木20aと平
行する方向に位置せしめた状態を示す概略側面図で、図
8は前記作業車2を図7の状態から枕木20aと直交す
る方向即ち90°旋回した状態を示す概略平面図であ
る。さて、図7,図8において、前記拘持ビーム17
a,17bは、前記支持アーム14a,14c間と支持
アーム14b,14d間にそれぞれボルトあるいはクラ
ンプ金具を介して着脱自在に横設され、前述のように作
業車2の急速旋回時に前記支持アーム14a〜14dに
作用する捩じりや曲げ力に対して前記支持アーム14a
〜14dを拘束し、かつ強く保持する。
【0039】そこで、かかる機能を有するビームを本発
明では拘持ビームと定義する。また、前記拘持ビーム1
7a,17bの着脱について省力化と保持機能の確実さ
を図るため、さらに本発明では後述の摺動ブロックと摺
動レール方式も採用する。
【0040】さて、本発明において長尺平行担持ビーム
3a,3bは主要な構成部材であり、その構成をさらに
図9〜図18により詳細に説明する。図9は、前述の摺
動ブロック12と後記摺動レールにかかる構成を示す概
略斜視図で、12a,12bは単位の摺動ブロックを示
す。符号13aは前記長尺平行担持ビーム3a,3bの
上面に固着された摺動レールで、前記摺動ブロック12
a,12bは該摺動レール13aの長軸方向にのみ摺動
自在に嵌合している。符号26および27は取付用のね
じ孔を示す。
【0041】図10は、前記摺動ブロック12aと摺動
レール13aの嵌合状況を示す概略断面図で、符号28
は負荷ボールで、29は摺動レール13aの嵌合溝であ
り、かかる摺動ブロック12aと摺動レール13aを利
用した重荷重用摺動機構は周知であり、各種の加工機器
やロボット機構に利用されており、本発明でも周知の該
摺動機構を採用する。
【0042】図11は、長尺平行担持ビーム3a,3b
の概略斜視図で、該長尺平行担持ビーム3a,3bは、
前記作業車2の重量とその作業に耐える充分な強度を有
するビーム体として構成され、さらに、その上面には前
述のように摺動レール13a,13bが固着されてい
る。
【0043】図12は、両端部にそれぞれ摺動ブロック
12a,12cと12b,12dが装着された連結杆3
0a,30bを前記長尺平行担持ビーム3a,3b間に
横設した状況を示す概略斜視図で、図13は該連結杆3
0a,30bに板状体31を固着し、摺動台11を構成
した状態を示す概略斜視図で、前記摺動台11により長
尺平行担持ビーム3a,3bは互いに平行姿勢に保定さ
れ、該摺動台11が矢印Y1,Y2方向に移動しても平
行姿勢が変化することは無い。而して前記摺動台11は
図13に示す構造に限定すること無く、前記連結杆30
a,30bと板状体31を当初から一体物の盤状体とし
て構成してもよい。
【0044】本発明では、前記摺動台11と摺動レール
13a,13bとの組み合わせ構成体を摺動案内装置と
云う。つぎに、図14は前記摺動台11に作業車2の取
付用孔32を穿設した状態を示す概略斜視図で、符号1
8bは前記長尺平行担持ビーム3bに取付けられた前記
摺動台11の移動用油圧シリンダーであり、前述のよう
に長尺平行担持ビーム3aに取付けられた移動用油圧シ
リンダー18aと協同して摺動台11を前後進させる。
【0045】このように、作業車2を担うとともに支持
する機能を本発明では担持すると云い、その機構を総称
して担持ビームと云う。さらに前述のように作業車2の
移動可能範囲を拡大するため、前記担持ビームは軌道領
域を跨ぐ互いに平行な二条の長尺物として構成している
ので、本発明では該長尺物構成体を総称して長尺平行担
持ビーム3a,3bと云う。
【0046】さて、図14で明らかなように、構造上の
制約から前記油圧シリンダー18bのストロークは、長
尺平行担持ビーム3a,3bの半分になる。そこで反対
方向に前記摺動台11を移動するには、別の油圧シリン
ダーの準備とさらに前記油圧シリンダーとの相互切り替
えを必要とする。
【0047】図15〜図17は、前記摺動台11の移動
用油圧シリンダーの構成と操作にかかる概略説明図で、
図15は油圧シリンダー18aのピストンロッド33a
をストローク一杯に伸ばした状態を示し、符号34は該
ピストンロッド33aの先端と係合した後に詳述するク
ラッチ装置を示す。さらに図16は反対側の油圧シリン
ダー18dのピストンロッド33bをストローク一杯に
伸ばした状態を示すものであり、作業車2は前記油圧シ
リンダー18b,18dの付勢により長尺平行担持ビー
ム3bの全長にわたり任意の位置において作業が可能で
あるが、前述のように長尺平行担持ビーム3bの中間点
即ち図17の説明図において符号35で示す中間点で、
クラッチ装置34を用いて前記油圧シリンダー18a,
18d相互の切り替えを行うことが必要になる。
【0048】図18は前記クラッチ装置34の原理説明
図であり、36a,36bはピストンロッド33a,3
3bのそれぞれの先端に固着された嵌合ヘッドで、案内
板37a,37b上に摺動自在に支承されている。38
a,38bは嵌合ロッドで、揺動装置39の付勢により
前記嵌合ヘッド36a,36bの嵌合孔40a,40b
に交互に嵌入する。前記揺動装置39は二枚の挟持板4
1a,41bと、該挟持板41a,41bと嵌合ロッド
38a,38bを貫通する遊嵌軸42a,42bを主要
部材として構成されており、符号43は揺動中心軸受孔
を示すが揺動中心軸は説明の都合上図示を省略してい
る。
【0049】44は接触もしくは非接触式の位置検出器
で、前記摺動台11の中心に設けられたクラッチ装置3
4が前述の中間点35に到達した際に信号を鎖錠装置4
5に送り、該クラッチ装置34の動作を可能とし、前記
油圧シリンダー18a,18dの相互切り替えを行う。
【0050】また、軌条には勾配があり、またカントが
あるので、作業車2は常に何らかの係止機能が必要であ
り、そこで前記クラッチ装置34において嵌合ヘッド3
6a,36bと嵌合ロッド38a,38bのいずれか一
方は常に嵌合状態としておくことが望ましい。
【0051】以上摺動台11の往復移動に関する機構に
ついて説明したが、これに限定すること無く、直線往復
運動機構としてねじ棒とナット、ウォームとラック、ラ
ックとピニオンや無端チェーンドライブ機構など種々の
機構を採用しても良い。しかし操作の容易さ、機構の頑
丈さ、移動力の強さなどから前述の油圧シリンダー18
b,18dを用いる手段が最も信頼性が高い。
【0052】以上前記油圧シリンダー18b,18dを
例として説明したが、油圧シリンダーは長尺平行担持ビ
ーム3a,3bのそれぞれに二個備えており、クラッチ
装置34も摺動台11の両側に設け、操縦装置7からハ
ンドル、リンク、クランクおよび自在継手等の動力伝達
機構を用いて操作するが、摺動台11の作動装置は種々
の形態があり、かつそれに応じた動力伝達機構について
説明するのは、あまりにも複雑化し、また動力伝達機構
そのものについては、周知機構なので、かえって理解を
困難にするため説明を省略する。
【0053】つぎに、前記拘持ビーム17a,17bに
ついて詳しく説明する。図19は前記支持アーム14
a,14cおよび支持アーム14b,14d間に拘持ビ
ーム17a,17bを着脱自在に横設した状況を示す概
略斜視図で、作業工具(図示していない)を旋回するよ
うな場合に摺動台11に矢印Xで示す捻りが生じ、この
ような作用力が過大であった時は支持アーム14a〜1
4dが損傷する恐れがあり、そのため起立時における前
記支持アーム14a〜14dを拘束状態で支持し、剛性
を高めるため前記拘持ビーム17a,17bを横設する
が、該拘持ビーム17a,17bと前記支持アーム14
a〜14dとの取付は、ボルトやコッターを用いるほか
クランプ金具等適宜な固着手段を採用する。
【0054】さて、前述のボルト、コッターあるいはク
ランプ金具を用いる場合は、その都度作業者による取付
取外し作業が必要であり、作業効率を向上するには、人
手を煩わすことなく常に拘持機能を持たせておくことが
好ましい。本発明にかかる発明の一つは、常時強い拘持
機能を有するとともに、いかなる状態においても人手を
必要としない拘持機構を提供するもので、該拘持機構
を、図19の概略斜視図および図20の部分概略正面
図、図21の部分概略側面図、図22の倒伏状態説明図
に従って説明する。
【0055】さて、図19に示すように拘持ビーム17
a(拘持ビーム17bについては同一なので説明を省略
する)を長尺平行担持ビーム3aに固定した支持金具4
6a,46bからワイヤーもしくはチェーンのような可
撓性の吊持体47a,47bを用いて上下動自在に吊持
するとともに、図20,図21において、支持アーム1
4aの例を代表として示すように前記支持アーム14a
に前述の摺動レール13aと同様な構成を有する摺動ガ
イド48を縦設し、さらに前記拘持ビーム17aの端部
に前記摺動ガイド48の嵌合摺動溝49に嵌合しかつ摺
動可能な摺動ブロック50を設けると、該摺動ガイド4
8と前記拘持ビーム17aとは、図20に示すように上
下の二方向に対しては自由に摺動するが、その他の方向
には強く拘束されるため、前記支持アーム14a〜14
dは起伏に関係無く、常に拘持ビーム17aにより堅固
に拘持され、前述の捻りや曲げのような作用力に充分に
対抗することが可能になる。
【0056】さて、前記支持アーム14aは一般道路走
行に際し走行の邪魔にならぬよう図22に示すように回
動軸51を中心として回動し倒伏させるが、図から明ら
かなように摺動ブロック50は何等の操作を加えること
なく、摺動ガイド48上を昇降自在に移動するため、い
かなる状態においても人手を必要とせず常時強い拘持機
能を発揮することが可能である。
【0057】前記摺動ガイド48と摺動ブロック50の
ような縦溝を有する条体と前記縦溝と当接転動する負荷
ボールを内蔵したブロックからなる嵌合摺動ガイド機構
そのものは前述の通り周知であり、本発明においても目
的を逸脱しない範囲において種々の嵌合摺動ガイド機構
を利用することができる。
【0058】つぎに、軌条走行について説明する。さ
て、図19において図示したように本発明の軌道用作業
車1は前記支持アーム14aに装着した駆動モーター1
6を用いて自走するように構成している。図23は前記
支持アーム14aの部分概略断面図、図24は軌条走行
転輪15aのフランジ52に刻設した歯車53と駆動モ
ーター16の駆動歯車54の噛合状態を示す概略斜視図
で、55は駆動軸を示す。
【0059】図23に示すように前記軌条走行転輪15
aは前記支持アーム14aに装着された軸56に軸受5
7を介して回転自在に支承され、前記駆動モーター16
により前後進自在に駆動されるため、本発明の軌道用作
業車1は作業範囲が近距離移動で済む場合など特に作業
効率が優れている。
【0060】さて、前述のように本発明では、支持アー
ムが、軌条走行転輪と共に油圧式軌条掴持装置を備え油
圧もしくは気圧装置を介して起伏自在に回動する構成を
有する点に特徴があり、前記油圧式軌条掴持装置につい
て以下図25,図26に従って説明する。
【0061】油圧式軌条掴持装置23aは、前記軸56
に設けられたピン軸58a,58bに回動自在に支承さ
れるとともに上端部にピン軸59a,59bを備えた掴
持片61a,61bと、支持アーム14aを貫通すると
ともに、前記ピン軸59a,59bを介して前記掴持片
61a,61bの上端部と回動自在に係合した油圧シリ
ンダー60から構成されている。
【0062】図25は前記油圧シリンダー60を付勢し
て前記掴持片61a,61bで軌条21aの頭部62を
掴持した状況を示す概略正面図で、該掴持片61a,6
1bの下端部63a,63bは、該軌条21aの頭部6
2の形状に合わせて切欠きを行い確実な掴持が保証でき
るように加工されている。
【0063】図26は前記油圧シリンダー60を消勢
し、掴持を解いた状況を示すものであり、本発明では油
圧式軌条掴持装置23aが前述のような構成になってい
るため軌条の掴放を極めて迅速かつ確実に実施できるう
えに、掴持する力が強いため、作業中に軌道用作業車1
が転倒したり、揺動して作業に危険を及ぼすような恐れ
は全く無く、能率的な作業が可能である。
【0064】さて、以上説明の便宜上支持アーム、軌条
走行転輪および油圧式軌条掴持装置、駆動モーター等に
ついて相互関係の図示を省略し個々に説明したが、実施
例では、前記図27の概略正面図、図28の概略側面図
に示すように、支持アーム14aには軌条走行転輪15
a、油圧式軌条掴持装置23aおよび駆動モーター16
が一括してコンパクトに装着されており、従って前記支
持アーム14aの起伏は極めて円滑に実施できる。な
お、図27,図28では、拘持ビーム17a,17bに
ついて、複雑化を避けるため図示を省略している。
【0065】さらに、符号64は前記支持アーム14a
の下端に穿設した前述の油圧シリンダー19aとの係合
軸孔を示すものである。また、前記駆動モーター16に
ついては、支持アーム14a〜14dのうちの1脚もし
くは2脚に付設することで目的を達成でき、また駆動モ
ーター16として油圧モーターもしくはエヤーモーター
を採用すると操作性が良く、前後進を円滑に行うことが
できる。
【0066】
【発明の効果】本発明にかかる軌道用作業車は、長尺平
行担持ビームを有し、作業車を広範囲に迅速に移動でき
るので軌道周辺における作業可能範囲が広く、多種類の
作業工具を利用できるうえに、移動能力が高く、安全確
実な作業を行えるので、軌道用作業車として極めて高い
経済性を備えている。
【0067】また、軌条走行転輪を有する起伏自在な支
持アームにより軌条走行が容易であるのみならず一般の
道路や作業現場との走行機構の切り替えを迅速に実施で
きるため、所望の作業場所に迅速に移動することが可能
で、機動性が高く作業性が非常に良い。
【0068】そのうえに、軌条掴持機能が優れており、
軌道用作業車を迅速強固に固定し作業時における反力を
確実かつ安全に受けることができるため、多種類の作業
工具をその最大の能力範囲で使用することが可能であ
り、すべての軌道作業を安全に能率良く遂行できる。
【0069】さらに、前記走行機構の切り替えや軌条掴
持操作が操縦者のみで実行可能なため従来機器のような
多くの人手を必要とせず省力化ができ、また、機能が良
く作業効率が高いうえに構造がコンパクトなため、価格
が低廉で非常に経済的である。
【0070】また、本発明にかかる軌道用作業車は、特
にその特性から軌道作業において、高い機能を発揮する
が、軌道作業のための前記構成がコンパクトで作業の邪
魔にならないので一般作業にも適しており、広い汎用性
を備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる軌道用作業車の概略斜視図であ
る。
【図2】本発明において、支持アームを倒した状態で、
一般道路を走行している軌道用作業車の概略側面図であ
る。
【図3】本発明において、油圧式軌条掴持装置により軌
条を掴持し作業を実施している軌道用作業車の概略正面
図である。
【図4】本発明にかかる軌道用作業車の概略平面図であ
る。
【図5】本発明において、油圧式軌条掴持装置により軌
条を掴持し枕木間の道床バラス掘削作業を実施している
軌道用作業車の概略正面図である。
【図6】本発明にかかる軌道用作業車の概略平面図であ
る。
【図7】本発明にかかる軌道用作業車の概略側面図であ
る。
【図8】本発明にかかる軌道用作業車の概略平面図であ
る。
【図9】本発明にかかる摺動ブロックと摺動レールの構
成を示す概略斜視図である。
【図10】本発明にかかる摺動ブロックと摺動レールの
構成を示す概略断面図である。
【図11】本発明にかかる長尺平行担持ビームの部分構
成を説明するための概略説明図である。
【図12】本発明にかかる長尺平行担持ビームの部分構
成を説明するための概略説明図である。
【図13】本発明にかかる長尺平行担持ビームの部分構
成と摺動台を説明するための概略説明図である。
【図14】本発明にかかる長尺平行担持ビームの部分構
成と摺動台および移動機構を説明するための概略説明図
である。
【図15】本発明において、作業車の移動操作を説明す
るための概略説明図である。
【図16】本発明において、作業車の移動操作を説明す
るための概略説明図である。
【図17】本発明において、作業車の移動操作を説明す
るための概略説明図である。
【図18】本発明にかかるクラッチ装置の作動原理機構
を示す概略斜視図である。
【図19】本発明にかかる拘持機構および走行用の駆動
モーターの構成概要を示す概略斜視図である。
【図20】本発明にかかる拘持機構の部分概略正面図で
ある。
【図21】本発明にかかる拘持機構の部分概略側面図で
ある。
【図22】本発明にかかる拘持機構の倒伏状態説明図で
ある。
【図23】本発明にかかる支持アームの部分概略断面図
である。
【図24】本発明にかかる駆動モーターおよび駆動歯車
と軌条走行転輪のフランジ歯車との噛合状態を示す概略
斜視図である。
【図25】本発明にかかる油圧式軌条掴持装置の付勢状
況を示す概略正面図である。
【図26】本発明にかかる油圧式軌条掴持装置の消勢状
況を示す概略正面図である。
【図27】本発明にかかる支持アームの概略正面図であ
る。
【図28】本発明にかかる支持アームの概略側面図であ
る。
【符号の説明】
1 軌道用作業車 2 作業車 3a,3b 長尺平行担持ビーム 4 ショベル 5 操縦ハンドル 6 操縦席 7 操縦装置 8 架台 9 旋回装置 10 無限軌道走行装置 11 摺動台 12 摺動ブロック 13a,13b 摺動レール 14a〜14d 支持アーム 15a〜15d 軌条走行転輪 16 駆動モーター 17a,17b 拘持ビーム 18a,18b 油圧シリンダー 19a,19b 油圧シリンダー 20a,20b 枕木 21a,21b 軌条 22 一般道路 23a,23b 油圧式軌条掴持装置 24a 道床バラス 25a〜25d 支持金具 26 取付用ねじ孔 27 取付用ねじ孔 28 負荷ボール 29 摺動レール 30a,30b 連結杆 31 板状体 32 取付用孔 33a,33b ピストンロッド 34 クラッチ装置 35 中間点 36a,36b 嵌合ヘッド 37a,37b 案内板 38a,38b 嵌合ロッド 39 揺動装置 40a,40b 嵌合孔 41a,41b 挟持板 42a,42b 遊嵌軸 43 揺動中心軸受孔 44 位置検出器 45 鎖錠装置 46a,46b 支持金具 47a,47b 吊持体 48 揺動ガイド 49 嵌合摺動溝 50 摺動ブロック 51 回動軸 52 フランジ 53 歯車 54 駆動歯車 55 駆動軸 56 軸 57 軸受 58a,58b ピン軸 59a,59b ピン軸 60 油圧シリンダー 61a,61b 掴持片 62 頭部 63a,63b 下端部 64 係合軸孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池端 宏美 福岡県北九州市八幡東区川渕町9−27 太 平工業株式会社八幡支店内 (72)発明者 堤 宏美 福岡県北九州市戸畑区飛幡町1番1号 新 日本製鐵株式会社八幡製鐵所内 (72)発明者 田崎 恒 福岡県北九州市戸畑区飛幡町1番1号 新 日本製鐵株式会社八幡製鐵所内 (72)発明者 佐藤 顕太郎 佐賀県鳥栖市藤木町5−12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業工具と該作業工具および走行装置の
    操縦装置を備えた架台と、旋回装置を介して該架台と旋
    回自在に係合した無限軌道もしくはタイヤ走行装置から
    なる作業車と、前記架台を摺動案内装置および作動装置
    を介して移動自在に担持するとともに、軌条走行転輪と
    油圧式軌条掴持装置を有し油圧もしくは気圧装置を介し
    て起伏自在に回動する支持アームを前後端に備えた長尺
    平行担持ビームから構成されたことを特徴とする軌道用
    作業車。
  2. 【請求項2】 作業工具と該作業工具および走行装置の
    操縦装置を備えた架台と、旋回装置を介して該架台と旋
    回自在に係合した無限軌道もしくはタイヤ走行装置から
    なる作業車と、前記架台を摺動案内装置および作動装置
    を介して移動自在に担持するとともに、軌条走行転輪と
    油圧式軌条掴持装置を有し油圧もしくは気圧装置を介し
    て起伏自在に回動する支持アームを前後端に備えた長尺
    平行担持ビームから構成された軌道用作業車であって、
    前記支持アーム間に拘持ビームを着脱自在に横設したこ
    とを特徴とする軌道用作業車。
  3. 【請求項3】 作業工具と該作業工具および走行装置の
    操縦装置を備えた架台と、旋回装置を介して該架台と旋
    回自在に係合した無限軌道もしくはタイヤ走行装置から
    なる作業車と、前記架台を摺動案内装置および作動装置
    を介して移動自在に担持するとともに、軌条走行転輪と
    油圧式軌条掴持装置を有し油圧もしくは気圧装置を介し
    て起伏自在に回動する支持アームを前後端に備えた長尺
    平行担持ビームから構成された軌道用作業車であって、
    前記支持アームのそれぞれに摺動レールを縦設するとと
    もに、さらに両端部に嵌合摺動可能な摺動ブロックを備
    えた拘持ビームを、前記摺動レールと摺動自在に嵌合す
    るとともに前記長尺平行担持ビームに支承された吊持体
    を介して上下動自在に吊持したことを特徴とする軌道用
    作業車。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3記載の軌道用作業車
    であって、前記軌条走行転輪のフランジが歯車に形成さ
    れ、前記支持アームに装着された駆動モーターの駆動歯
    車との噛合により、長尺平行担持ビームを前後進自在に
    駆動するよう構成していることを特徴とする軌道用作業
    車。
  5. 【請求項5】 請求項1,2又は3の作業工具がショベ
    ル、タイタンパ、スパイキプーラー、ドリル、ドライバ
    ー、コンパクター、クレーンおよびクラムシェルのうち
    の1種であることを特徴とする軌道用作業車。
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