JP7168426B2 - 安全キャップ及び安全キャップ付き容器 - Google Patents
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Description
ラチェット歯列とラチェット爪部は、弾性壁部を押さずに外キャップを開方向へ回転させると、内キャップに対して外キャップが空回りするとともに、外キャップを開方向へ回転すると同時に前記弾性壁部を押し込むと、外キャップと内キャップとが共に回転する動作(本明細書において“共回り”という)が得られるように配列されている。
また利用者が開蓋操作をするときには、口頸部から安全キャップを螺脱させる操作の間は常に弾性壁部を押し込んでいなければならず、より使い勝手がよいものが望まれていた。
さらに弾性壁部を押し込む操作を何度も繰り返すと、弾性疲労により復元性が悪くなり、復元しても外キャップの周壁の輪郭に沿わなくなって体裁を損ねるという可能性があった。
本発明の第2の目的は、より使い勝手がよい安全キャップ及び安全キャップ付き容器を提供することである。
本発明の第3の目的は、使用することで外観上の体裁を損なわない安全キャップ及び安全キャップ付き容器を提供することである。
外頂壁22の周端部から、前記内周壁16の外面へ回転可能かつ抜け出し不能に嵌合させた外周壁24を垂下した外キャップ20と、
を具備し、
前記内頂壁14と前記外頂壁22との間に、前記外キャップ20を開方向へ回転させると、前記外キャップ20が前記内キャップ12に対して空回りし、前記外キャップ20を閉方向へ回転させると、前記外キャップ20とともに前記内キャップ12が回転するように形成された回転規制手段Aが設けられており、
前記外周壁24の下端部に切欠き26を形成するととともに、前記内周壁16の外面のうち少なくとも前記切欠き26と向かい合う箇所に係合凹部18を設け、
かつ前記外周壁24の上部から少なくとも前記切欠き26の形成箇所の外側の位置まで前記内キャップ12及び前記外キャップ20を係止させるための操作アーム32を垂下させ、
この操作アーム32は、その操作アーム32の先端部34を前記切欠き26を介して前記係合凹部18内へ差し込ませることが可能な程度の可撓性を有しており、
前記先端部34の差込みにより、前記外キャップ20の回転操作により当該外キャップ20とともに前記内キャップ12が回転するように形成した。
この操作アーム32は、その操作アーム32の先端部34を前記切欠き26を介して前記係合凹部18内へ差し込ませることが可能な程度の可撓性を有する。従って、この差込操作により内キャップ12と外キャップ20との共回りを可能として安全キャップを外すことができる。
また前記切欠き26は外周壁24の下端部に位置しており、かつ少なくとも切欠き26の形成箇所の外側の位置まで前記操作アーム32が垂下されているから、幼児が切欠き26の存在に気付いて物を差し込んだり、前記開蓋操作を偶然に行ってしまうリスクが少ない。
また操作アーム32は、外周壁24と別個の部位であるから、操作アーム32の疲労により元の位置に戻らなくなっても、外キャップの体裁を損なわない。
前記操作アーム32は、その下端面で形成する先端面36が前記外周壁24の径方向内側へ向かう程度に撓ませた状態で、操作アーム32の先端部34を前記切欠き26を介して前記係合凹部18内へ差し込ませることが可能な程度の長さLを有する。
口頸部6を起立する容器体2と、
前記口頸部6の外面に内キャップ12が螺合された第1の手段又は第2の手段に記載の安全キャップ10と、
を具備し、前記口頸部6のうちで前記安全キャップ10の嵌合箇所より下側の部分から係合突部8を側外方へ突設し、この係合突部8と前記切欠き26との内部に前記操作アーム32の先端部34を差し込んだ状態で、前記操作アーム32の先端部34と当接する。
前記内周壁16と前記外周壁24との間に外キャップ20の抜止め手段Rを設けるとともに、
前記外頂壁22の下面と前記内頂壁14の上面のうちの一面C1から他面C2へ少なくとも一つの板バネSを突設して、この板バネSの先端で形成する当接端部s1を前記他面C2に圧接させ、当接端部s1と他面C2との間に摩擦を生じさせる摩擦機構Fを設け、
前記内キャップ12を前記口頸部6から螺上昇させているときの内キャップ12と口頸部6との間の摩擦抵抗に比べて、板バネSの当接端部s1と前記他面C2との間の摩擦抵抗が大である。
なお、図示例では、前記板バネSが後述のラチェット機構のラチェット爪部を兼ねている。これは、発明の必須要件ではないが、2つの機能を兼備させることで構造が簡単となるので有利である。
第2の手段に係る発明によれば、操作アーム32は、その下端面で形成する先端面36を前記外周壁24の径方向内側へ向けて撓ませた状態で、操作アーム32の先端部34を前記切欠き26を介して前記係合凹部18内へ差し込ませることが可能な長さに形成しており、単に押釦状の箇所を内に押すような単純な手順で開蓋できる機構に比べて、安全キャップを外せない機構となっている。
第3の手段に係る発明によれば、口頸部6のうちで前記安全キャップ10の嵌合箇所より下側の部分から係合突部8を側外方へ突設し、この係合突部8と前記切欠き26との内部に前記操作アーム32の先端部34を差し込んだ状態で、前記操作アーム32の先端部34を載置させる載置面8aを前記係合突部8の上側に形成したから、利用者が操作アーム32を手で支えなくても、操作アーム32の撓み状態を維持することができ、使い勝手がよい。
第4の手段に係る発明によれば、前記外頂壁22の下面と前記内頂壁14の上面のうちの一面C1から他面C2へ少なくとも一つの板バネSを突設して、この板バネSの先端で形成する当接端部s1を前記他面C2に圧接させ、当接端部s1と他面C2との間に摩擦を生じさせる摩擦機構Fを設け、前記内キャップ12を前記口頸部6から螺上昇させているときの内キャップ12と口頸部6との間の摩擦抵抗に比べて、板バネSの当接端部s1と前記他面C2との間の摩擦抵抗が大としたから、前記安全キャップ10を前記口頸部6から螺上昇させることで、前記板バネSと前記他面C2との間の摩擦抵抗により、内キャップ12に対する外キャップ20の空回りが防止できる。
この安全キャップ付き容器は、容器体2と、安全キャップ10とで構成されている。これら各部材は、例えば合成樹脂で形成されている。
前記内周壁16の上端部は小内径部16bに形成されており、この小内径部16bには、前記内頂壁14の下面に当接させて円板状のパッキンPが嵌め込まれている。このパッキンPは、後述の型抜き孔Hを閉塞する役割を有する。
前記内周壁16の上端部の外面には、後述の抜止め用凸条24aとかみ合わせるための抜止め用溝部16cが周設されており、また抜止め用溝部16cの内側に位置させて、前記内頂壁14と前記内周壁16との間の角部付近に、肉抜きのために、上面開口の環状溝部14aが周設されている。
また前記内周壁16の外面には、係合凹部18を形成している。図示例では、肉抜きのために、前記内周壁16の上端部を除いて、縦溝状の係合凹部18を形成している。しかしながら、前記係合凹部18は、少なくとも後述の切欠き26に対応させて、前記内周壁16の下端部に形成すれば足りる。
また図示例では、図2に示すように、複数の係合凹部18を、前記内周壁16の外面の周方向全体に亘って等間隔に形成している。また各係合凹部18の周方向の巾は、係合凹部18同士の間に設けられた突状の離間部19の周方向の巾より長く形成されている。
前記内頂壁14の上面からは、ラチェット爪部を兼ねる板バネSが突出されているが、この構成に関しては後に述べる。
図示例では、図3(A)に示すように、前記外周壁24の上部内面に前記抜止め用溝部16c内へスライド可能に嵌合させた抜止め用凸条24aを周設させ、これら抜止め用溝部16cと抜止め用凸条24aとで、抜止め手段Rを形成している。もっとも、この構造は適宜変更することができ、例えば内周壁16の外面に抜止め用凸条を、また外周壁24の内面に抜止め用溝部をそれぞれ形成してもよい。
図示例では、前記外周壁24の下端面は前記内周壁16の下端面とほぼ同じ高さにあり、前記係合突部8に近接している。
前記外周壁24の下端部には、切欠き26が形成されている。
この切欠き26の幅wは、図3(B)に示す如く、前記係合凹部18の周方向の長さと同程度とするとよい。前記外キャップ20を前記内キャップ12に対して下限位置まで螺下降させた状態において、前記切欠き26と前記係合凹部18とが、同図に示すように、相互に向かい合う位置にあるように形成するとよい。
また前記切欠き26の高さhは、図3(A)に示すように、後述の操作アーム32の厚みdよりやや大きくするとよい。
図示の操作アーム32は、下方から見て、図3(B)に示す如く、下端面である先端面36が矩形の帯板形状に形成されている。
操作アーム32は、図1に2点鎖線で示すように撓ませることができる可撓性を有し、かつ、この撓み変形を利用して、図4(A)に示す如く、前記先端面36を内方へ向け、操作アーム32の先端部34を前記切欠き26を介して係合凹部18内へ差し込むことができる。図3(A)に示す操作アームの長さLは、操作アーム32の撓み易さを考慮して、前記先端部34を、前記切欠き26を介して係合凹部18内へ差し込むことができるように設計する。
この差し込み状態で前記先端部34は、係合突部8と切欠き26との間に嵌挿されており、先端部34の側面(図1の状態での外側面をいう)が前記係合突部8の載置面8aの上に載置されているので、利用者が操作アーム32から手を離しても、前記差し込み状態は保持される。もっともこの構造は適宜変更することができる。
前記操作アーム32は、外キャップ20の他の部分とは異なる材質で形成するとよく、例えば操作アーム32を可撓性材料(好ましくは弾性材料)で、他の部分をより剛性の大きい材料で形成することができる。
なお、前記係合凹部18内への先端部34の差し込み状態から、前記内キャップ12を螺上昇させると、前記先端部34が係合凹部18から外れ、前記操作アーム32は、弾性により、原形状へ自動復帰する。
図示例では、図3(A)に示す如く、外キャップ20の外周壁24の上部に取付け凹部28を形成するとともに、この取付け凹部28内に取り付けた連結板部30から一体に操作アーム32を垂設している。この構成は、例えばインサート成形により形成することができる。
なお、前記先端部34は、前記口頸部6から安全キャップ10を螺脱させる作業の全工程において、前記切欠き26及び係合凹部18内に差し込まれている必要はなく、前記螺脱作業の初期段階で差し込まれていれば足りる。
初期段階において内キャップ12に対する外キャップ20の空回りを操作アーム32の先端部34の差し込みによって防止できるので、当該段階より後の空回りは後述の摩擦機構Fによって規制できるからである。
前記摩擦機構Fは、図示例では、前記内頂壁14の上面から板バネSを斜め上方に突設させ、この板バネSの先端である当接端部s1を前記外頂壁22の下面に圧接させることで構成されている。もっとも前記板バネSを外頂壁22の下面から斜め下方へ突設して、当接端部s1を内頂壁14の上面に圧接させても構わない。
前記板バネSは、内頂壁14の外周部から周方向へ斜めに突設され、板バネSの当接端部s1は、外頂壁22の外周部に当接されている。
内キャップ12の成形時点での板バネSの高さは、図3(A)に2点鎖線で示すように、前記外頂壁22の下面を超えており、板バネSの高さや板バネSの厚み・材質を変更することにより、図5(A)に示す、前記当接端部s1と前記外頂壁22との間の摩擦抵抗f1の大きさを調整できる。
この摩擦抵抗f1は、前記口頸部6から前記内周壁16が螺上昇する途中でのこれら口頸部6と内周壁16との間の摩擦抵抗f2よりも大きくなるように設計する。
こうすることにより、前記内周壁16を螺上昇させる途中の段階で、前記外キャップ20を開方向に回すと前記内キャップ12に対して前記外キャップ20が空回りすることを防止している。
前記回転規制手段Aは、前記内頂壁14の上面及び前記外頂壁22の下面のうちの一面C1から突設させたラチェット爪部と、他面C2に付設したラチェット歯とからなるラチェット機構として構成することができ、本実施形態では、前記板バネSがラチェット爪部を兼ねている。
またラチェット歯Tである凸部を前記外頂壁22の下面外周部に付設している。
このラチェット歯Tは、周方向の一方の面を垂直面t1に、また他方の面を傾斜面t2に形成しており、次の2つの作用を実現できるように形成されている。
・前記外キャップ20を閉方向に回転させたときには、ラチェット爪部である板バネSの当接端部s1が突き当たって、前記内キャップ12と前記外キャップ20とがともに回転すること。
・前記外キャップ20を開方向へ回転させたときには、前記当接端部s1が傾斜面t2を乗り越えることで、前記外キャップ20が前記内キャップ12に対して空回りすること。
図3(B)に点線で示すように、複数(図示例では3枚)の板バネS及びラチェット歯Tを周方向に設けるとよい。図示例において、3枚の板バネを設けた理由は、2枚の板バネを設ける場合と比べて、外キャップから内キャップへ回転力が適切に伝達され、板バネが破損するなどのおそれを生じ難いからである。
図示例では、前記板バネSであるラチェット爪部は、上下の金型を用いて食い切ることにより形成されている。具体的には、前記ラチェット爪部の下側に位置させて、前記内頂壁14に、図3(B)に示すように、上方から見てラチェット爪部の形状に対応した形の型抜き孔Hを穿設し、この型抜き孔の周方向の一端からラチェット爪部を斜め上方に突設している。前記型抜き孔Hとラチェット爪部との間には上方から見て隙間mが設けられている。
また本実施形態では、図3(A)に示す如く、外頂壁22の裏面に前記ラチェット爪部の先端部を周方向に案内するためのガイド溝Gを形成している。図示例では、前記ガイド溝Gを、前記外頂壁22の下面から垂下された内ガイド筒g1及び外ガイド筒g2の間に形成している。但し、同図では、説明の都合上、内ガイド筒g1の一部の作図を省略して描いている。そして、図3(B)に示す如く、前記複数のラチェット歯Tは、ガイド溝G内に等角的に形成されている。前述のガイド溝の構造は適宜変更することができる。例えばラチェット爪部である板バネSを外頂壁22の下面から突設するときには、前記ガイド溝Gは、内頂壁14の上面に形成すればよい。
この機能を解除させるときには、図1に示す状態から、前記操作アーム32の先端部34を摘まんで、想像線に示すように撓ませ、図4(A)に示すように、前記先端面36が前記外周壁24の径方向内方に向くまで変形させて、次に前記操作アームの先端部34を前記切欠き26を介して前記係合凹部18内へ差し込めばよい。
これにより、前記先端部34が前記内キャップ12及び前記外キャップ20の双方にかみ合うので、外キャップ20を開方向へ回転させると、外キャップ20と前記内キャップ12とが共に回転し、前記口頸部6に対して、前記内キャップ12の内周壁16の螺上昇が開始する。
前記口頸部6に対して前記内周壁16を螺脱させる工程の初期段階では、前記第1ネジ部6aと前記第2ネジ部16aとが比較的固くかみ合っているが、前記操作アーム32の先端部34を介して前記内キャップ12及び前記外キャップ20が相互に係止されているので、無理なく前記内周壁16の螺脱を開始することができる。
前記内周壁16が前記口頸部6に対して或る程度上昇すると、図5(A)に示すように、前記先端部34が前記切欠き26及び係合凹部18から離脱するが、螺上昇している途中の前記内周壁16と前記口頸部6との間の摩擦抵抗f2は、螺上昇を開始する前に比べて相対的に小さい。
従って、前記板バネSの当接端部s1と前記外頂壁22との摩擦抵抗f1によって、前記内キャップ12に対する前記外キャップ20の空回りを防止することができる。
従って、引き続き前記外キャップ20を開方向へ回転させることにより、図5(B)に示すように、前記内周壁16を前記口頸部6から完全に螺脱させ、前記安全キャップ10を前記容器体2から取り外すことができる。
この状態で前記容器体2内の内容物を取り出すことができる。
次に、前記安全キャップ10を前記口頸部6に装着するときには、前記内周壁16内へ前記口頸部6を挿入するとともに、前記外キャップ20を閉方向へ回転させればよい。
これにより、図6に示すように、前記板バネSの当接端部s1が前記ラチェット歯Tの垂直面t1に突き当たり、前記内キャップ12が前記外キャップ20とともに回転するので、前記内周壁16が前記口頸部6に螺合される。
また前記切欠き26及び前記係合凹部18内に差し込まれた先端部34の下面は、前記容器体2の係合突部8の載置面8aに載置されるため、前記操作アーム32の変形状態が保持され、利用者が前記操作アーム32を手で支えていなくてもよいので、使い勝手がよい。
また操作することにより元の位置に完全に戻らなくなっても、前記従来技術の弾性壁部のように外周壁24の輪郭に沿わなくなって体裁を損なうということがない。
10…安全キャップ 12…内キャップ 14…内頂壁 14a…環状溝部
16…内周壁 16a…第2ネジ部 16b…小内径部 16c…抜止め用溝部
18…係合凹部 19…離間部
20…外キャップ 22…外頂壁 24…外周壁 24a…抜止め用凸条
26…切欠き 28…取付け凹部
30…連結板部 32…操作アーム 34…先端部 36…先端面
A…回転規制手段 C1…一面 C2…他面 d…操作アームの厚み F…摩擦機構
G…ガイド溝 g1…内ガイド筒 g2…外ガイド筒
H…型抜き孔 h…切欠きの高さ L…操作アームの長さ m…隙間
P…パッキン R…抜止め手段
S…板バネ(ラチェット爪部) s1…当接端部
T…ラチェット歯 t1…垂直面 t2…傾斜面 w…切欠きの幅
Claims (4)
- 内頂壁(14)の周端部から、容器体口頸部(6)への螺合用の内周壁(16)を垂下した内キャップ(12)と、
外頂壁(22)の周端部から、前記内周壁(16)の外面へ回転可能かつ抜け出し不能に嵌合させた外周壁(24)を垂下した外キャップ(20)と、
を具備し、
前記内頂壁(14)と前記外頂壁(22)との間に、前記外キャップ(20)を開方向へ回転させると、前記外キャップ(20)が前記内キャップ(12)に対して空回りし、前記外キャップ(20)を閉方向へ回転させると、前記外キャップ(20)とともに前記内キャップ(12)が回転するように形成された回転規制手段(A)が設けられており、
前記外周壁(24)の下端部に切欠き(26)を形成するととともに、前記内周壁(16)の外面のうち少なくとも前記切欠き(26)と向かい合う箇所に係合凹部(18)を設け、
かつ前記外周壁(24)の上部から少なくとも前記切欠き(26)の形成箇所の外側の位置まで前記内キャップ(12)及び前記外キャップ(20)を係止させるための操作アーム(32)を垂下させ、
この操作アーム(32)は、その操作アーム(32)の先端部(34)を前記切欠き(26)を介して前記係合凹部(18)内へ差し込ませることが可能な程度の可撓性を有しており、
前記先端部(34)の差込みにより、前記外キャップ(20)の回転操作により当該外キャップ(20)とともに前記内キャップ(12)が回転するように形成したことを特徴とする、安全キャップ。 - 前記操作アーム(32)は、その下端面で形成する先端面(36)が前記外周壁(24)の径方向内側へ向かう程度に撓ませた状態で、操作アーム(32)の先端部(34)を前記切欠き(26)を介して前記係合凹部(18)内へ差し込ませることが可能な程度の長さ(L)を有することを特徴とする、請求項1に記載の安全キャップ。
- 口頸部(6)を起立する容器体(2)と、
前記口頸部(6)の外面に内キャップ(12)が螺合された請求項1又は請求項2に記載の安全キャップ(10)と、
を具備し、前記口頸部(6)のうちで前記安全キャップ(10)の嵌合箇所より下側の部分から係合突部(8)を側外方へ突設し、この係合突部(8)と前記切欠き(26)との内部に前記操作アーム(32)の先端部(34)を差し込んだ状態で、前記操作アーム(32)の先端部(34)を載置させる載置面(8a)を前記係合突部(8)の上側に形成したことを特徴とする、安全キャップ付き容器。 - 前記内周壁(16)と前記外周壁(24)との間に外キャップ(20)の抜止め手段(R)を設けるとともに、
前記外頂壁(22)の下面と前記内頂壁(14)の上面のうちの一面(C1)から他面(C2)へ少なくとも一つの板バネ(S)を突設して、この板バネ(S)の先端で形成する当接端部(s1)を前記他面(C2)に圧接させ、当接端部(s1)と他面(C2)との間に摩擦を生じさせる摩擦機構(F)を設け、
前記内キャップ(12)を前記口頸部(6)から螺上昇させているときの内キャップ(12)と口頸部(6)との間の摩擦抵抗に比べて、板バネ(S)の当接端部(s1)と前記他面(C2)との間の摩擦抵抗が大であることを特徴とする、請求項3に記載の安全キャップ付き容器。
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