JP7167773B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、乗り物に搭載される表示装置に関する。
乗り物に搭載される表示装置として、例えば、特許文献1には、自動二輪車等に搭載されるメータ装置として構成された表示装置が開示されている。特許文献1に開示された表示装置は、表示部の前方に位置する板状の透光部(同文献ではメータレンズ53)と、透光部の外周端部に設けられた枠部(同文献ではリム81F)とを備えている(同文献の図4等参照)。
特許第5650623号公報
上記のような構造の表示装置では、例えば、透光部と枠部とを一体化した後に枠部を着色する場合がある。このように枠部を着色する場合、例えば、透光部を塗装から保護するマスキング治具を用いて枠部を着色するが、マスキング治具と透光部との間に顔料が入り込んでしまうことがある。そうすると、枠部と透光部との境界部分が意図せずぼやけてしまい、見栄えを保てない虞がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、着色された枠部と、透光部との境界部分の見栄えが良好な表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る表示装置は、
乗り物に搭載される表示装置であって、
前記乗り物に関する情報を表示する表示面を有する表示部と、
前記表示部の前面側に位置し、透光性を有する板状の透光部と、
前記透光部の外周端部に設けられ、前記外周端部における前記透光部の前面を覆う枠部
と、を備え、
前記枠部の前面側には、有色層が設けられ、
前記透光部の前面側には、前記表示面の面方向における前記枠部との境界に、背面側に向かって凹む溝が形成されている。
本発明によれば、着色された枠部と、透光部との境界部分の見栄えが良好な表示装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る表示装置の平面図である。 表示装置の図1に示すA-A線での概略断面図である。 図2に示すD部の拡大図である。 枠部の着色工程例を説明するための図である。 変形例1を説明するための図である。 変形例2を説明するための図である。
本発明の一実施形態に係る表示装置を、図面を参照して説明する。
図1に示す表示装置100は、例えば、自動二輪車等の車両に搭載され、車速、エンジン回転数、残燃料などの車両に関する計測量をユーザ(主に運転者)に報知する車両用計器として構成される。表示装置100は、例えば、自動二輪車のハンドル近傍に配設される。
以下では、構成の理解を容易にするために、表示装置100を断面で表した図2における上方を前面側とし、下方を背面側として、表示装置100を構成する各部を適宜、説明する。なお、図2において、前面側を「F」、背面側を「B」と表した。また、図2では、見易さを考慮して断面を示すハッチングを省略した。
表示装置100は、図1~図3に示すように、表示部10と、回路基板20と、透光部30と、第1ケース40と、第2ケース50と、インナーケース60と、を備える。
表示部10は、前述した車速などの計測量を表示するものであり、ディスプレイ11と、意匠板12と、を有する。
ディスプレイ11は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)から構成され、後述の制御部(図示せず)の制御の下で、車速などの計測量を表示する。具体的には、ディスプレイ11は、液晶パネル、このパネルを背面から照明するバックライト、液晶パネルに対して電気信号を供給する駆動回路等から構成されている。なお、ディスプレイ11は、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどであってもよい。
なお、ディスプレイ11による計測量の表示は、計測値を数字や文字で具体的に表示する態様だけでなく、バーグラフや指針画像を表示することで、ユーザに計測量を対比判読させる態様を含む。
意匠板12は、例えば、ポリカーボネート等の透光性板材の前面と背面との少なくとも一方に印刷層を形成したものである。意匠板12は、ディスプレイ11の前面側に位置し、形成された開口部12aからディスプレイ11の表示面を覗かせる一方で、板材の略全域に渡って形成された遮光性印刷部分で、ディスプレイ11の表示面以外の部分を覆い隠す。
なお、意匠板12の遮光性印刷部分の所定箇所に、例えば、切り欠き状(抜き文字状)に透光部分を設け、この透光部分により、方向指示器の状態や、ライトの点灯状態などの各種警告を表す記号(文字、図形、アイコンを含む)を形成し、ワーニング表示を実現してもよい。この場合、回路基板20に実装された光源(例えばLED(Light Emitting Diode))によって前記の透光部分が背後から照明されることにより、ワーニング表示が点灯状態となる。
回路基板20は、図示しない制御部やワーニング表示を点灯するための光源などが実装されたプリント回路板から構成される。回路基板20は、ディスプレイ11の背面側に位置する。
制御部は、マイクロコンピュータ等から構成され、ECU(Electronic Control Unit)や、車速センサ等の各種センサから、各種の計測量を示すデータを取得する。このように取得したデータに基づいて、制御部は、ディスプレイ11に車速などの計測量を表示させる。また、例えば、制御部は、ECU等から取得した各種警告を示す信号に応じて、ワーニング用の光源を発光させる。
透光部30は、透光性を有する板状の部材であり、表示部10を透かして視認させる。透光部30は、例えば、PMMA(ポリメタクリル酸メチル樹脂)などの透光性を有する樹脂からなり、表示部10の前面側に位置する。この実施形態では、透光部30は、円盤状に形成されている。透光部30の他の特徴については後述する。
第1ケース40は、遮光性の樹脂などからなり、透光部30を保持する。第1ケース40は、例えば、透光部30をインサート品としたインサート成形によって成形され、透光部30と一体化している。
第1ケース40は、ユーザにとっての表示部10の視認可能領域Rを規定する規定部41と、透光部30の外周端部に設けられた枠部42と、を有する。規定部41は、透光部30の背面側に位置する板状の部分であり、表示部10を覗かせる開口部41aを有する。表示装置100を前面側から見て、透光部30を透かして、表示部10のうち開口部41aから見える部分が視認可能領域Rとなる。
枠部42は、図1に示すように、平面視でリング状をなしている。枠部42は、図3に示すように、透光部30の外周端部の前面を覆う。枠部42の表面のうち、少なくとも前面側を含むとともにユーザから視認される面には、第1有色層C1が設けられている。第1有色層C1は、例えば、金属調の塗装層から構成され、銀色に視認される。このように、第1有色層C1が設けられた枠部42は、金属のベゼルのような見栄えとなる。なお、第1有色層C1の色は任意である。また、図3や、後述の図4~図6では、見易さを考慮して、透光部30及び第1ケース40の断面を示すハッチングを省略した。
第2ケース50は、遮光性の樹脂などからなり、前面側に開口した箱状に形成されている。第2ケース50は、第1ケース40と互いの外周部において嵌合し、一体となって内部に略密閉空間を形成する。この略密閉空間内に、表示部10と、回路基板20と、後述のインナーケース60とが収容される。第1ケース40と第2ケース50とは、例えばシール材(図示せず)を介して結合され、結合部分が防水される。
インナーケース60は、樹脂材から形成され、ディスプレイ11を収容する。インナーケース60の背面側には、回路基板20が固定されている。
なお、表示部10や回路基板20などの内機は、第1ケース40や第2ケース50に固定されていてもよい。内機は、両ケースに挟持される構造などであってもよい。内機のケースに対する固定・配設構造は、組み付けの容易さや、耐振性などを考慮の上、適切なものを採用すればよい。また、第1ケース40、第2ケース50及びインナーケース60のうち、少なくともいずれかは、複数の部材が組み合わされて構成されていてもよい。
(透光部30について)
ここからは、透光部30の特徴について、図3を参照して、より具体的に説明する。透光部30のうち、枠部42と隣り合う部分の前面側には、背面側に向かって凹む溝31が形成されている。溝31は、例えば、その幅(図3での左右方向の幅)が数mmに形成され、その深さ(図3での上下方向の深さ)が数mmに形成されている。この実施形態では、枠部42がリング状に形成されているため、溝31は、平面視で見た場合、枠部42の内周側にリング状に形成される。また、溝31の底面31aは、溝31の開口端(透光部30の前面側の端)よりも幅が狭くなっている。これにより、溝31は、断面視で台形状をなしている。例えば、底面31aは、透光部30の前面と背面との少なくともいずれかと平行に形成される。
また、透光部30の背面側において溝31及び枠部42と対向する部分には、第2有色層C2が設けられている。第2有色層C2は、例えば、透光部30の背面上にスクリーン印刷やパッド印刷により形成された印刷層である。第2有色層C2は、第1有色層C1と同一の色で形成されている。例えば、第2有色層C2は、金属調の印刷層から構成され、銀色に視認される。
なお、第2有色層C2は、第1有色層C1と同一又は類似の色で形成されていればよい。ここで、第2有色層C2が第1有色層C1と同一の色で形成されるとは、第2有色層C2が第1有色層C1と同じ成分の顔料(塗料)で構成されるだけに限らず、第1有色層C1と顔料の成分が異なる場合であっても、視認者が「同じ色である」と認識できる色で第2有色層C2が形成されていることも含む。
また、第2有色層C2が第1有色層C1と類似の色で形成されるとは、後述のように、溝31に枠部42を着色するための顔料が意図せず付着してしまった場合に、当該顔料が付着したことに起因する枠部42と透光部30との境界部分の見栄えの低下を抑える、という効果が発揮できる程度で、第2有色層C2が第1有色層C1と類似した色を有していることである。例えば、第1有色層C1が銀色で第2有色層C2がグレー、第1有色層C1が金色で第2有色層C2が黄色や黄土色などの場合であっても、上述の効果が発揮できる場合には、第2有色層C2が第1有色層C1と類似の色を有していると言える。
また、透光部30の背面側において、第2有色層C2と隣り合う箇所であって、透光部30の中心O(図2参照)側には、第2有色層C2とは異なる色の第3有色層C3が形成されている。なお、透光部30の中心O側は、図3での右側に相当する。図3に示すように、第3有色層C3と第2有色層C2との境界は、溝31の内周側の開口端と概ね一致(丁度一致も含む)するように設定される。
第3有色層C3は、例えば、黒色で形成され、透光部30の背面上にスクリーン印刷やパッド印刷により形成された印刷層である。第3有色層C3は、図2に示す視認可能領域Rよりも透光部30の外周側に形成されている。つまり、第3有色層C3は、視認可能領域Rの外縁から第2有色層C2との境界まで、概ねベタ状に形成されている。なお、第3有色層C3の所定箇所に、意匠板12と同様に切り欠き状(抜き文字状)に透光部分を設けたり、他の色による加飾部(文字や意匠など)を設けたりしてもよい。表示装置100の構成の説明は以上である。
ここで、枠部42の着色工程の一例を説明する。
枠部42の着色工程の前に、透光性樹脂を射出成形することで、溝31を有する透光部30を成形する。そして、透光部30の背面上にスクリーン印刷やパッド印刷などで第2有色層C2及び第3有色層C3を形成する。このようにして印刷層が形成された透光部30をインサート品として、第1ケース40をインサート成形する。これにより、透光部30と第1ケース40は一体化する。
このように一体化した透光部30及び第1ケース40を用意した後に、図4に示すように、透光部30を塗装から保護するマスキング治具1を透光部30の前面側に装着する。マスキング治具1は、透光部30の溝31と嵌め合わされて溝31を塗装から保護するとともに、透光部30の溝31よりも内側の前面を塗装から保護する。このようにマスキング治具1を装着した後に、例えばスプレーガンを用いて顔料を枠部42に噴射し、枠部42を着色する。なお、枠部42を良好に着色でき、且つ、透光部30に枠部42を着色するための顔料が付着しない限りにおいては、枠部42へ着色は、スプレー着色方式に限られず、他の公知の着色方式を用いてもよい。以上のようにして、枠部42に付着させた顔料を乾燥させることで、図3に示すように、枠部42に第1有色層C1が形成される。
以上のように枠部42を着色する工程で、マスキング治具1と透光部30との間に顔料(塗料)が入り込んでしまう場合がある。しかしながら、以上に説明した構成の表示装置100によれば、透光部30に溝31が設けられているため、溝31に枠部42を着色するための顔料が意図せず付着してしまったとしても、当該顔料が目立ちにくい。これにより、着色された枠部42と、透光部30との境界部分の見栄えを良好に保つことができる。なお、第3有色層C3の代わりに透明(有色透明も含む)な印刷層を透光部30に設けてもよいし、第3有色層C3を省略することも可能である。
また、透光部30の背面側における溝31及び枠部42と対向する部分には、第1有色層C1と同一又は類似の色による第2有色層C2(背面側有色層の一例)が設けられている。これにより、枠部42を着色するための顔料が意図せず、溝31に付着してしまったとしても、ユーザが溝31を介して視認する色は、枠部42に形成された第1有色層C1と同一又は類似した第2有色層C2の色であるため、当該顔料が、枠部42と透光部30との境界部分に付着していることが目立ちにくい。結果として、着色された枠部42と、透光部30との境界部分の見栄えを良好に保つことができる。
また、透光部30の背面には、第2有色層C2(背面側有色層の一例)とは異なる色による第3有色層C3(特定有色層の一例)が形成され、第3有色層C3は、第2有色層C2と隣り合うとともに、第2有色層C2よりも透光部30の中心O側に位置する。これにより、枠部42を着色するための顔料が目立ちにくいだけでなく、第2有色層C2と第3有色層C3との境界を明瞭に視認させることができるため、枠部42と透光部30との境界部分の見栄えを、より良好にすることができる。
(変形例1)
以上の実施形態では、透光部30の背面側における溝31及び枠部42と対向する部分に形成される第2有色層C2と隣り合う位置に、第3有色層C3を形成した例を示したが、これに限られない。例えば、図5に示すように、第2有色層C2と第3有色層C3との間に、第4有色層C4を形成してもよい。第4有色層C4は、透光部30の外周側から中心O側に向かって、第2有色層C2の色から、第3有色層C3の色へと徐々に変化していくグラデーション態様の色合いで形成される。例えば、第2有色層C2が銀色で、第3有色層C3が黒色である場合、第4有色層C4は、透光部30の外周側から中心O側に向かって、銀色から黒色へと徐々に変化していくグラデーション態様の色合いで形成される。第4有色層C4は、例えば、透光部30の背面上にスクリーン印刷やパッド印刷により形成された印刷層である。また、図5に示すように、第4有色層C4と第2有色層C2との境界は、溝31の内周側の開口端と概ね一致(丁度一致も含む)するように設定される。なお、第4有色層C4の幅(図5での左右方向の幅)は、任意であり、デザインを鑑みて決定すればよい。つまり、透光部30の背面に、第2有色層C2(背面側有色層の一例)とは異なる色による第4有色層C4(特定有色層の他の例)を形成し、第4有色層C4は、第2有色層C2と隣り合うとともに、第2有色層C2よりも透光部30の中心O側に位置していてもよい。
この変形例1のように第4有色層C4を設ければ、溝31に枠部42を着色するための顔料が意図せず付着してしまったとしても、当該顔料が、透光部30を透かして視認される第4有色層C4が有するグラデーション態様の一部であるかのような錯覚を生じさせることができ、枠部42と透光部30との境界部分の見栄えを、良好に保つことができる。
なお、第3有色層C3の代わりに透明(有色透明も含む)な印刷層を透光部30に設ける、又は、第3有色層C3を省略した場合には、第4有色層C4を、透光部30の外周側から中心O側に向かって、第2有色層C2の色から透明へと徐々に変化していくグラデーション態様で形成すればよい。また、前記の実施形態で説明した、図3に示す第2有色層C2自体を、第4有色層C4のようなグラデーション態様で形成してもよい。このように形成した場合も、前記の効果を失わない限りにおいては、第2有色層C2が第1有色層C1と類似の色で形成される場合に含まれる。
(変形例2)
以上の実施形態では、溝31の底面31aが透光部30の前面と背面との少なくともいずれかと平行に形成される例を示したが、図6に示すように、底面31aを斜めに形成してもよい。図6の例では、溝31は、透光部30の外周側よりも中心O側の方が深く形成されていることによって、底面31aが傾斜している。このように、溝31を、図6における右下方に傾斜する底面31aを有するように形成すれば、第2有色層C2の像を示す光が底面31aで屈折してユーザの眼に届くため、透光部30を介して視認される第2有色層C2は、第2有色層C2の外周側が中心O側に偏って視認されることになる。結果として、第2有色層C2と、第2有色層C2と隣り合う有色層(図6の例では、第4有色層C4)との境界部を目立たなくすることができる。これにより、溝31に枠部42を着色するための顔料が意図せず付着したことによる見栄えの低下を抑制するための第2有色層C2の存在を自然に見せることができる。
なお、第2有色層C2と隣り合う有色層は、図3に示したように、第3有色層C3であってもよい。また、溝31を、透光部30の中心O側よりも外周側の方を深く形成することにより、底面31aが傾斜させてもよい。つまり、底面31aを、図6における左下方に傾斜するように構成してもよい。こうすれば、第2有色層C2と隣り合う有色層の像を示す光が底面31aで屈折してユーザの眼に届くため、透光部30を介して視認される第2有色層C2と隣り合う有色層の像が、外周側へ偏って視認されることになる。結果として、第2有色層C2と、第2有色層C2と隣り合う有色層との境界部を目立たなくすることができる。つまり、溝31の底面31aを、透光部30の前面と背面との少なくともいずれかに対して傾斜して構成してもよい。なお、溝31の底面31aを曲面上に形成してもよい。
なお、本発明は以上の実施形態及び図面によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜、変更(構成要素の削除も含む)を加えることが可能である。
以上では、第2有色層C2(背面側有色層の一例)が、透光部30の背面側における溝31及び枠部42と対向する部分に渡って設けられている例を示したが、これに限られない。透光部30との境界部分の見栄えを良好に保つという効果を発揮することができる限りにおいては、第2有色層C2(背面側有色層の一例)は、透光部30の背面側において、少なくとも溝31と対向する部分に設けられていればよい。また、第2有色層C2を、第1ケース40の規定部41に設けることもできる。但し、容易に製造するという観点からは、第2有色層C2は、透光部30の背面に形成することが好ましい。
また、透光部30と第1ケース40とは、インサート成形により一体化される態様に限られない。透光部30と第1ケース40とは、嵌合、溶着などで一体化されていてもよい。
以上では、表示部10のディスプレイ11が車両に関する計測量を画像により報知する例を示したが、これに限られない。表示部10は、計測量に限らず、カーナビゲーション情報や周辺の注意物体を報知するための情報など、車両に関する情報を表示するものであればよい。また、ディスプレイ11の代わりに、又はディスプレイ11と併せて、表示装置100の透光部30の背面側にアナログの指針式計器を設けても良い。
以上では、透光部30が円盤状で、枠部42がリング状である例を説明したが、透光部30及び枠部42の各々の形状は任意である。また、透光部30は平板状に限られず、例えば、凸レンズ形状であってもよい。したがって、溝31も、透光部30のうち、枠部42と隣り合う部分の前面側に設けられている限りにおいては、その形状は任意である。
表示装置100が搭載される乗り物は、自動二輪車に限定されるものでなく、自動四輪車や航空機などであってもよい。ただし、オートバイク、農耕機械、船舶、スノーモービル、ジェットスキーなど、表示装置100が屋外に晒され、外光の影響を受けやすい態様で搭載される乗り物に、好適である。
以上の説明では、本発明の理解を容易にするために、重要でない公知の技術的事項の説明を適宜省略した。
100…表示装置
10…表示部、11…ディスプレイ、12…意匠板
20…回路基板
30…透光部
31…溝、31a…底面
40…第1ケース
41…規定部、41a…開口部、R…視認可能領域
42…枠部
50…第2ケース
60…インナーケース
C1…第1有色層(有色層の一例)
C2…第2有色層(背面側有色層の一例)
C3…第3有色層(特定有色層の一例)
C4…第4有色層(特定有色層の他の一例)
1…マスキング治具

Claims (5)

  1. 乗り物に搭載される表示装置であって、
    前記乗り物に関する情報を表示する表示面を有する表示部と、
    前記表示部の前面側に位置し、透光性を有する板状の透光部と、
    前記透光部の外周端部に設けられ、前記外周端部における前記透光部の前面を覆う枠部と、を備え、
    前記枠部の前面側には、有色層が設けられ、
    前記透光部の前面側には、前記表示面の面方向における前記枠部との境界に、背面側に向かって凹む溝が形成されている、
    表示装置。
  2. 前記透光部の背面側における前記溝と対向する部分には、前記有色層と同一又は類似の色による背面側有色層が設けられている、
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記背面側有色層は、前記透光部の背面側における前記枠部と対向する部分にも設けられている、
    請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記背面側有色層は、前記透光部の背面に形成され、
    前記透光部の背面には、前記背面側有色層とは異なる色による特定有色層が形成され、
    前記特定有色層は、前記背面側有色層と隣り合うとともに、前記背面側有色層よりも前記透光部の中心側に位置する、
    請求項2又は3に記載の表示装置。
  5. 前記溝の底面は、前記透光部の前面と背面との少なくともいずれかに対して傾斜している、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示装置。
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