JP7167632B2 - 線状体の繰り出し装置 - Google Patents
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Description
線状体が巻かれたボビンから繰り出される線状体をガイドする繰り出しローラを含む繰り出しローラユニットと、
前記繰り出しローラユニットを前記ボビンの軸線方向に前記ボビンに対して相対的に往復移動させる往復移動機構と、
前記ボビンの軸線方向における前記線状体の繰り出し位置を検知する線位置センサと、
前記線位置センサによって検知された前記線状体の繰り出し位置に基づいて、前記繰り出しローラへの前記線状体の入線角度を一定に維持するように、前記往復移動機構を制御する制御部と、を備える。
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。
本発明の一態様に係る線状体の繰り出し装置は、
(1)線状体が巻かれたボビンから繰り出される線状体をガイドする繰り出しローラを含む繰り出しローラユニットと、
前記繰り出しローラユニットを前記ボビンの軸線方向に前記ボビンに対して相対的に往復移動させる往復移動機構と、
前記ボビンの軸線方向における前記線状体の繰り出し位置を検知する線位置センサと、
前記線位置センサによって検知された前記線状体の繰り出し位置に基づいて、前記繰り出しローラへの前記線状体の入線角度を一定に維持するように、前記往復移動機構を制御する制御部と、を備える。
上記構成によれば、ボビンからの線状体の繰り出し位置が変わっても、繰り出しローラへの線状体の入線角度が一定に維持されるので、ボビンからの線状体の繰り出し位置がボビンの鍔際付近などであっても、線状体が繰り出しローラから外れることを防止することができる。これにより、線状体の断線を抑制することができる。
前記ボビンから繰り出される前記線状体に従動して揺動可能なローラであってもよい。
上記構成によれば、繰り出しローラへの線状体の入線角度が僅かにずれても、繰り出しローラが線状体に従動して揺動し、入線角度が一定になるように微調整することができる。
前記ボビンから前記繰り出しローラへと走行する線状体の、前記ボビンの軸線方向における前記繰り出しローラに対する相対位置を前記線状体に非接触に測定するセンサであってもよい。
上記構成によれば、線位置センサが、線状体に非接触に測定するセンサであるので、線状体がセンサに接触して線状体に外傷等が発生することを防ぐことができる。
前記繰り出しローラが揺動した角度を検知するセンサであってもよい。
上記構成によれば、繰り出しローラの揺動の角度を検知して、繰り出しローラへの線状体の入線角度を一定に維持するように制御することができる。
前記繰り出しローラユニットは、
前記繰り出しローラよりも前記線状体の出線側に、前記線状体の張力変動を吸収するダンサローラが設けられていてもよい。
上記構成によれば、繰り出しローラユニットの往復移動の折り返し時に線状体の張力が変動するが、ダンサローラによってこの張力変動を吸収することができる。
本発明の実施形態に係る線状体の繰り出し装置の具体例を、図面を参照しつつ説明する。
なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
線状体の繰り出し装置は、例えば、サプライボビンに巻かれた線状体を巻取りボビンに巻き替える際などにおいて、サプライボビンから繰り出される線状体をガイドするための装置として使用される。サプライボビンに巻かれている線状体としては、例えば、線引き後に巻き取られた光ファイバを挙げることができる。
サプライボビン50から繰り出された光ファイバGは、繰り出しローラ11の溝部11bに入線される。サプライボビン50からの光ファイバGの繰り出し位置は、光ファイバGの繰り出しに伴ってサプライボビン50の軸線方向Xに、両端の鍔部50b間、すなわち胴部50aの長さだけ移動する。
図3に示すように、比較例の繰り出しローラ211は、軸線方向Xに移動せずに、繰り出しローラ211の溝部211bが光ファイバGの繰り出し位置に向くように回転軸Cが揺動する。
特に線状体を繰り出す速度が大きい場合、サプライボビン50からの光ファイバGの繰り出し位置の変化が速くなるため、本発明の適用が好ましい。例えば、繰り出し速度1000m/分以上の速度で繰り出す際は、本発明を適用することで、光ファイバGの繰り出し時における断線をより確実に抑制することができる。
図2を参照して、本発明の第二実施形態に係る線状体の繰り出し装置について説明する。なお、上記の第一実施形態に係る線状体の繰り出し装置1と同様の構成については同じ符号を付しその説明を省略する。
また、本発明は線位置センサによって検知された線状体の繰り出し位置に基づいて、繰り出しローラへの線状体の入線角度を一定に維持するように、繰り出しローラユニットの位置を制御するが、入線角度が一定の範囲内に入るように制御する構成も含む。例えば、繰り出しローラは線状体をガイドするためのV字型の溝部を有し、線位置センサによって検知された線状体の繰り出し位置に基づいて、繰り出しローラへの線状体の入線角度を、溝部の角度の半分の範囲内に維持するように、繰り出しローラユニットの位置を制御するといった構成も含む。
10:繰り出しローラユニット
11:繰り出しローラ
11a:鍔部
11b:溝部
13:ダンサローラ
20:往復移動機構
30,130:線位置センサ
40:制御部
50:サプライボビン
C1:回転軸
G:光ファイバ
X:サプライボビン50の軸線方向
Claims (3)
- 線状体が巻かれたボビンから繰り出される線状体をガイドする繰り出しローラを含む繰り出しローラユニットと、
前記繰り出しローラユニットを前記ボビンの軸線方向に前記ボビンに対して相対的に往復移動させる往復移動機構と、
前記ボビンの軸線方向における前記線状体の繰り出し位置を検知する線位置センサと、
前記線位置センサによって検知された前記線状体の繰り出し位置に基づいて、前記繰り出しローラへの前記線状体の入線角度を一定に維持するように、前記往復移動機構を制御する制御部と、
を備え、
前記繰り出しローラは、前記ボビンから繰り出される前記線状体に従動して揺動可能なローラであり、
前記線位置センサは、前記繰り出しローラの側部に、前記繰り出しローラの鍔部の外側面に対向するように設けられ、前記線位置センサから前記鍔部の外側面までの距離を測定することにより、前記繰り出しローラが揺動した角度を検知する、
線状体の繰り出し装置。 - 前記線位置センサは、
前記ボビンから前記繰り出しローラへと走行する線状体の、前記ボビンの軸線方向における前記繰り出しローラに対する相対位置を前記線状体に非接触に測定するセンサである、請求項1に記載の線状体の繰り出し装置。 - 前記往復移動の方向が前記繰り出しローラユニットから前記線状体が出線する方向であり、
前記繰り出しローラユニットは、
前記繰り出しローラよりも前記線状体の出線側に、前記線状体の張力変動を吸収するダンサローラが設けられている、
請求項1または請求項2に記載の線状体の繰り出し装置。
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