JP7165917B2 - 報知システム、通信装置、及び通信システム - Google Patents

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Description

本開示は、報知システム、通信装置、及び通信システムに関し、特に、複数の管理領域を含む施設の管理領域において報知を行う報知システム、通信装置、及び通信システムに関する。
従来、各住戸に設置された住宅情報盤と、各住戸の住宅情報盤が接続された警報監視盤とを備えた集合住宅監視システムがあった(例えば特許文献1参照)。
各住戸の住宅情報盤はセキュリティ監視機能を備えている。セキュリティセンサが異常信号を出力すると、住宅情報盤は警報監視盤に異常信号を出力し、警報監視盤が異常警報を出力する。各住戸が電源断になったときに、その住戸の住宅情報盤には非常電源装置からバックアップ電源が供給されている。各住戸の住宅情報盤は、電源断状態でもバックアップ電源が供給されている状態では、セキュリティセンサが異常信号を出力すると、住宅情報盤は警報監視盤に異常信号を出力し、警報監視盤が異常警報を出力する。
特開2001-126167号公報
特許文献1に記載の集合住宅監視システム(報知システム)において、停電状態で、警報監視盤(第2通信装置)からの情報(報知信号)を各住戸(管理領域)の住人に報知したいという要望があった。
本開示の目的は、停電状態において外部からの報知信号に基づいて報知できる報知システム、通信装置、及び通信システムを提供することにある。
本開示の一態様の報知システムは停電検知部と信号受信部と報知部とを備える。前記停電検知部は、複数の管理領域を含む施設の前記複数の管理領域のうち対応する管理領域に設けられる第1通信装置への常用電源からの給電が停止する停電状態を検知する。前記信号受信部は、前記施設に設けられる第2通信装置から放送のための報知信号を受信する。前記報知部は、前記停電検知部が前記第1通信装置の前記停電状態を検知した状態において、前記信号受信部が前記報知信号を受信したとき、前記報知信号に基づいて放送の音声報知を行う。前記報知部は、前記第1通信装置が備えるスピーカーとは異なるものであり、前記停電検知部が前記第1通信装置の前記停電状態を検知していない状態において、前記報知部は、前記報知信号に基づく音声報知を行わず、前記第1通信装置が備えるスピーカーが前記報知信号に基づく音声報知を行う。
本開示の一態様の通信装置は、複数の管理領域を含む施設の前記複数の管理領域のうち対応する管理領域に設けられる第1通信装置として用いられる。前記通信装置は、報知システムと通信するための第1通信部と、前記施設に設けられる第3通信装置と通信するための第2通信部と、を備える。前記報知システムは、停電検知部と、信号受信部と、報知部とを備える。前記停電検知部は、前記通信装置への常用電源からの給電が停止する停電状態を検知する。前記信号受信部は、前記施設に設けられる第2通信装置から放送のための報知信号を受信する。前記報知部は、前記停電検知部が前記通信装置の前記停電状態を検知した状態において、前記信号受信部が前記報知信号を受信したとき、前記報知信号に基づいて放送の音声報知を行う。前記報知部は、前記第1通信装置が備えるスピーカーとは異なるものであり、前記停電検知部が前記第1通信装置の前記停電状態を検知していない状態において、前記報知部は前記報知信号に基づく音声報知を行わず、前記第1通信装置が備えるスピーカーが前記報知信号に基づく音声報知を行う。複数の前記通信装置の一部が前記停電状態にある場合、給電状態にある前記通信装置の前記第2通信部の通信を遮断する。
本開示の一態様の通信システムは、前記報知システムと、前記第1通信装置とを備え、前記報知システムのケースが前記第1通信装置の本体に取り付けられている。
本開示によれば、停電状態において外部から入力される報知信号に基づいて報知できる。
図1は、本開示の一実施形態に係る報知システムを備えるインターホンシステムのシステム構成図である。 図2は、同上のインターホンシステムのブロック図である。 図3は、同上の報知システムが取り付けられた住戸親機の正面図である。 図4は、同上のインターホンシステムの動作を説明するシーケンス図である。 図5は、本開示の一実施形態の変形例1に係る報知システムを備えるインターホンシステムのブロック図である。
(実施形態)
(1)概要
本実施形態に係る報知システムは、図1に示すような、複数の管理領域を含む施設に用いられる。以下の実施形態において、施設は例えば集合住宅100であり、集合住宅100は、複数の管理領域として複数の住戸110を備えている。本実施形態では、報知システム20は、集合住宅100に設けられるインターホンシステム1に用いられる。
インターホンシステム1は、複数の住戸110にそれぞれ設けられる複数の住戸親機(第1通信装置)10と、共用玄関120に設けられる共用玄関子機40と、管理室130に設けられる管理室親機(第2通信装置、第3通信装置)50と、を備えている。また、インターホンシステム1は、複数の住戸親機10と共用玄関子機40と管理室親機50との間の通信を制御する制御装置60を更に備えている。
本実施形態の報知システム20は、図2に示すように、停電検知部22と、信号受信部23と、報知部24とを備えている。
停電検知部22は、第1通信装置である住戸親機10への常用電源からの給電が停止する停電状態を検知する。常用電源は、例えば商用電源(例えば50/60Hz、AC100/200Vの交流電源)のような交流電源200である。常用電源(交流電源200)の停電や断線等によって、常用電源から住戸親機10への給電が停止すると、住戸親機10は停電状態となる。
信号受信部23は、集合住宅100に設けられる第2通信装置である管理室親機50から報知信号SG2を受信する。本実施形態では、管理室親機50から出力される報知信号SG1を増幅するアンプ70が設けられており、報知信号SG1をアンプ70で増幅した後の報知信号SG2が信号受信部23に入力される。尚、アンプ70はインターホンシステム1に必須の構成ではなく、適宜省略が可能である。
報知部24は、停電検知部22が住戸親機10の停電状態を検知すると、信号受信部23が受信した報知信号に基づいて報知を行う。
本実施形態の報知システム20では、停電検知部22が住戸親機10の停電状態を検知すると、信号受信部23に入力される報知信号に基づいて報知部24が報知を行うので、停電状態において外部(第2通信装置)からの報知信号に基づく報知を行うことができる。したがって、住戸110の住戸親機10が停電状態となり、住戸親機10が第2通信装置である管理室親機50からの報知信号に基づく報知を行えない場合でも、報知システム20が管理室親機50からの報知信号に基づいて報知することができる。また、停電状態では報知システム20が住戸110において報知を行っているので、住戸親機10には給電する必要がない、という利点もある。
(2)詳細
以下、本実施形態の報知システム20を備えるインターホンシステム1について図面を参照して詳しく説明する。
(2.1)構成
(2.1.1)インターホンシステム
インターホンシステム1は、複数の住戸親機10と、共用玄関子機40と、管理室親機50と、制御装置60と、バックアップ電源80とを備えている。
住戸親機10については「(2.1.2)住戸親機」において説明する。
制御装置60は、第1受電部61と、第2受電部62と、給電部63と、通信制御部64とを備える。
制御装置60には、信号線L1を介して住戸親機10が接続されている(図1及び図2参照)。信号線L1は、それぞれ1対のツイストペア線からなる幹線L11と分岐線L12とを含む。幹線L11は制御装置60に接続されている。幹線L11には複数の分岐器90が設けられており、分岐器90によって幹線L11から分岐された分岐線L12に1又は複数の住戸親機10が接続される。尚、分岐器90はインターホンシステム1に必須の構成ではなく、適宜省略が可能である。
制御装置60には、例えば一対のツイストペア線からなる信号線L2を介して共用玄関子機40が接続される。また、制御装置60には、例えば一対のツイストペア線からなる信号線L3を介して管理室親機50が接続されている。ここにおいて、管理室130に設けられる管理室親機50が、住戸110に設けられる第1通信装置(住戸親機10)と通信する第2通信装置となる。
住戸親機10と共用玄関子機40と管理室親機50との間では制御装置60を介してデジタル変調された通信信号が伝送される。制御装置60の通信制御部64は、複数の住戸親機10と、共用玄関子機40と、管理室親機50との間の通信を制御する。例えば共用玄関子機40が所望の住戸110の住戸親機10を呼び出す場合、制御装置60の通信制御部64は、共用玄関子機40と呼出先の住戸110の住戸親機10との間で通信信号(パケット信号)が授受されるように通信を制御する。通信制御部64は、例えば、プロセッサ及びメモリを有するマイクロコンピュータで構成されている。つまり、通信制御部64は、プロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムで実現されている。プロセッサが、例えばメモリに記録されたプログラムを実行することにより、コンピュータシステムによって制御装置60の各種の機能が実現される。プログラムは、マイクロコンピュータのメモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
第1受電部61は、交流電源200から給電を受ける。
第2受電部62は、停電状態においてバックアップ電源80から給電を受ける。
制御装置60は、交流電源200から電力が供給される定常状態では第1受電部61に供給された電力で動作し、停電状態ではバックアップ電源80から第2受電部62に供給された電力で動作する。
給電部63は、定常状態では第1受電部61が交流電源200から供給された電力を管理室親機50に供給し、停電状態では第2受電部62がバックアップ電源81から供給された電力を管理室親機50に供給する。
管理室親機50は、第1通信部51と、受電部52と、第2通信部53と、制御部54とを備えている。
制御部54は、管理室親機50の全体的な制御を行う。制御部54は、例えば、プロセッサ及びメモリを有するマイクロコンピュータで構成されている。つまり、制御部54は、プロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムで実現されている。プロセッサが、例えばメモリに記録されたプログラムを実行することにより、コンピュータシステムによって管理室親機50の各種の機能が実現される。プログラムは、マイクロコンピュータのメモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
第1通信部51は、制御装置60を介して住戸親機10と通信する。
受電部52は、制御装置60の給電部63から給電を受ける。制御装置60は、定常状態では交流電源200から給電を受け、交流電源200の停電時にはバックアップ電源81から給電を受ける。したがって、受電部52は、定常状態でも停電状態でも制御装置60を介して給電される。
第2通信部53は、制御装置60を介さずに報知システム20と通信する。本実施形態では、第2通信部53から出力される報知信号SG1はアンプ70によって増幅され、増幅後の報知信号SG2が住戸親機10に出力される。
ここで、交流電源200の停電時には、バッテリ等で構成されるバックアップ電源80から制御装置60に電力が供給されており、制御装置60を介して管理室親機50に電力が供給される。また、アンプ70には、交流電源200の停電時に、バッテリ等で構成されるバックアップ電源81から電力が供給されている。したがって、停電状態において管理室親機50から出力されアンプ70で増幅された報知信号SG2が報知システム20に入力される。つまり、管理室親機50は、定常状態及び停電状態において、制御装置60から電力供給を受けることで動作することができ、停電状態において報知システム20に報知信号を出力することができる。尚、本実施形態では、アンプ70が、管理室親機50から入力される報知信号SG1を増幅して複数の報知システム20に出力しているが、複数の報知システム20に、管理室親機50から入力される報知信号を増幅するアンプが設けられていてもよい。また、アンプ70は本実施形態のインターホンシステム1において必須の構成ではなく、適宜省略が可能である。
(2.1.2)住戸親機
住戸親機10は、集合住宅100の管理領域である複数の住戸110のそれぞれに設けられている。住戸親機10は、制御部11と、通信部12と、通話部13と、表示部14と、受電部15とを備えている。また、住戸親機10には、住戸110の玄関に設けられる玄関子機30が信号線L4を介して接続されている(図1参照)。
制御部11は、住戸親機10の各部の動作を制御する。制御部11は、例えば、プロセッサ及びメモリを有するマイクロコンピュータで構成されている。つまり、制御部11は、プロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムで実現されている。プロセッサが、例えばメモリに記録されたプログラムを実行することにより、コンピュータシステムによって制御部11の各種の機能が実現される。プログラムは、マイクロコンピュータのメモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
通信部12は、制御装置60との間でデジタル変調された通信信号(例えば、音声信号、映像信号等)を送信及び受信する機能を備えている。
通話部13は、スピーカ及びマイクを備える。マイクに音声が入力されると、マイクによって電気信号に変換され、通話部13によってデジタル変調された後、制御装置60を介して通話相手の端末(共用玄関子機40、管理室親機50等)に送信される。また、通話相手の端末(共用玄関子機40、管理室親機50等)から制御装置60を介して入力されるデジタルの音声信号は、通話部13によって復調され、アナログの音声信号に変換された後、スピーカから出力される。これにより、住戸親機10は通話相手の端末との間で音声通話を行うことができる。また、住戸親機10は、住戸110の玄関に設けられた玄関子機30との間でも音声通話を行うことができる。
表示部14は、例えば液晶ディスプレイ、有機EL(Organic Electro Luminescence Display:OELD)等の薄型ディスプレイを有している。表示部14は、例えば共用玄関子機40が備えるカメラの映像を表示する。
受電部15は、交流電源200に電線L6を介して電気的に接続されている。受電部15は、交流電源200からの給電を受けて、住戸親機10が備える電気回路(制御部11、通信部12、通話部13、表示部14、受電部15等)に電力を供給する。
住戸親機10は、例えば住戸110内の壁に取り付けられる本体17(図3参照)を有している。本体17は、上下方向の寸法、左右方向の寸法に比べて前後方向の寸法が小さい直方体状である。本体17は制御部11、通信部12、通話部13、表示部14、受電部15等を収納しており、本体17の前面には表示部14の画面が露出する。また、本体17の前面には、通話部13のスピーカ131や、操作ボタン181,182が配置されている。操作ボタン181は、集合住宅100に設けられた端末(玄関子機30、共用玄関子機40、管理室親機50等)との通話開始時又は通話終了時に操作される操作ボタンである。操作ボタン182は、共用玄関120に設けられた電気錠を解錠したり、共用玄関120に設けられた自動ドアを開いたりするために操作される操作ボタンである。
また、住戸親機10の本体17(図3参照)には、報知システム20のケース27が取り付けられている。
(2.1.3)報知システム
報知システム20は、図2に示すように、制御部21と、停電検知部22と、信号受信部23と、報知部24と、受電部25と、操作入力部26とを備えている。
制御部21は、報知システム20の各部の動作を制御する。制御部21は、例えば、プロセッサ及びメモリを有するマイクロコンピュータで構成されている。つまり、制御部21は、プロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムで実現されている。プロセッサが、例えばメモリに記録されたプログラムを実行することにより、コンピュータシステムによって制御部21の各種の機能が実現される。プログラムは、マイクロコンピュータのメモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
停電検知部22は、住戸親機10への交流電源200からの給電が停止する停電状態を検知する。停電検知部22は、例えば交流電源200と住戸親機10との間を電気的に接続する電線L6に印加される電圧の電圧値(例えば交流電圧の実効値)に基づいて、停電状態の有無を検知する。停電検知部22は、電線L6に印加される電圧の電圧値(実効値)が所定の下限値以上であれば定常状態であると検知し、電線L6に印加される電圧の電圧値(実効値)が下限値を下回ると停電状態であると検知する。停電検知部22は、電線L6に印加される電圧を分圧する分圧回路、分圧回路で分圧された電圧の実効値を下限値と比較するコンパレータ等で実現できるので、停電検知部22を比較的簡単な回路で実現できる。ここにおいて、停電検知部22は、電線L6に印加される電圧の電圧値を電線L6から直接検出してもよいし、電線L6に電気的に接続される住戸親機10の内部配線から電線L6に印加される電圧の電圧値を検出してもよい。また、停電検知部22は、電線L6に印加される電圧(交流電圧)の実効値に基づいて停電状態の有無を検知しているが、電線L6に印加される電圧の所定時間内のピーク値、振幅等に基づいて停電状態の有無を検知してもよい。
信号受信部23は、集合住宅100に設けられた第2通信装置である管理室親機50から報知信号を受信する。本実施形態では、信号受信部23は、一対のツイストペア線からなる信号線L5を介してアンプ70に電気的に接続されている。管理室親機50から出力される報知信号SG1をアンプ70が増幅しており、アンプ70で増幅された後の報知信号SG2が各住戸110の報知システム20の信号受信部23に入力される。
ここで、住戸親機10と制御装置60との間を電気的に接続する信号線(第1信号線ともいう。)L1とは異なる信号線(第2信号線ともいう。)L5を介して報知システム20とアンプ70との間が電気的に接続されている。そして、第1信号線L1と第2信号線L5とは同一の外被C1で覆われている。換言すると、信号線L1,L5は、2芯以上の多芯ケーブルの信号線で構成されている。例えば、インターホンシステム1が既に設けられている集合住宅100において、複数の住戸親機10と制御装置60との間が多芯ケーブルが備える信号線で接続されている場合、多芯ケーブルが備える複数本の信号線のうち少なくとも1本の信号線は未使用である。したがって、未使用の信号線を利用して複数の住戸親機10とアンプ70との間を電気的に接続することができるので、既設の集合住宅100に報知システム20を容易に導入することができる。また、新設の集合住宅100の場合でも、1本の多芯ケーブルを配線することで、第1信号線L1と第2信号線L5との配線が行えるので、配線の施工が容易である。
報知部24は、停電検知部22が住戸親機10の停電状態を検知すると、信号受信部23が受信した報知信号SG2に基づいて報知を行う。報知部24は、図3に示すように、例えば報知音、音声メッセージなどの音を出力するスピーカ241と、発光ダイオード等の表示ランプ242とを備える。報知部24は、報知信号SG1に応じた音声をスピーカ241から出力したり、報知信号SG2に応じた光を表示ランプ242から出力させたりすることで、報知信号SG2に応じた報知を行う。尚、報知部24が、音声による報知と、光による報知との両方を行うことは必須ではなく、音声による報知と、光による報知との少なくとも一方を行えばよい。尚、制御部21は、定常状態において信号受信部23による受信動作を停止させており、定常状態において報知部24が報知信号に基づいた報知を行わないので、定常状態において住戸親機10と報知部24との両方から音声が出力される可能性を低減できる。
受電部25は、例えば電池(図示せず)から電力供給を受ける。受電部25に電力を供給する電池(図示せず)は、報知システム20のケース27(図3参照)に収納されていてもよいし、報知システム20が取り付けられる住戸親機10の本体17に収納されていてもよい。尚、受電部25は報知システム20に必須の構成ではない。例えば、報知システム20が、電源が不要なスピーカ等で構成される場合、報知システム20はアンプ70から入力される報知信号SG2を音声に変換して出力するので、報知システム20に受電部25は不要である。つまり、受電部25は報知システム20に必須の構成ではなく、適宜省略が可能である。
操作入力部26は、ユーザの操作を受け付ける。操作入力部26は、例えば報知システム20の動作試験を行わせるためのテストボタン261(図3参照)を有し、テストボタン261が操作されると、動作試験を開始させるための操作信号を制御部21に出力する。制御部21は、動作試験を開始させるための操作信号が入力されると、メモリに記録されているテスト用の報知信号に応じた報知を報知部24に行わせており、報知部24が正常に動作する否かを確認できる。尚、テストボタン261が操作されると、所定のテスト期間が経過するまでの間、交流電源200と住戸親機10との間に接続されたリレーをオフさせることで、住戸親機10への給電を強制的に遮断してもよい。これにより、報知システム20では、住戸親機10の停電状態を検知して報知部24が報知を行うので、報知部24が正常に動作するか否かを確認できる。
報知システム20は、住戸親機10の本体17に対して本体17の横に並べた状態で取り付けられるケース27(図3参照)を有している。ケース27は、左右方向の寸法及び前後方向の寸法に比べて上下方向の寸法が大きい縦長の直方体状である。ケース27には、制御部21、停電検知部22、信号受信部23、報知部24、受電部25、操作入力部26等が収納されている。
ケース27の前面には、報知部241が備える表示ランプ242と、操作入力部26が備えるテストボタン261とが配置されている(図3参照)。
ケース27には、ねじを通すための貫通孔を有する取付片271(取付部)が設けられており(図3参照)、ケース27は、取付片271の貫通孔に挿入されたねじを用いて、住戸親機10の本体17にネジ止めされる。ここにおいて、取付片271等から報知システム20(ケース27)を住戸親機10の本体17に取り付けるための取付部が構成される。尚、ケース27を住戸親機10の本体17に取り付けるための構成は上記の構成に限定されず、適宜変更が可能である。
このように、報知システム20のケース27は、第1通信装置である住戸親機10の本体17に取り付けられている。すなわち、報知システム20と住戸親機10とは一体化されており、報知システム20と住戸親機10とで通信システムが構成されている。
(2.4)動作
本実施形態の報知システム20を備えるインターホンシステム1の動作を図4のシーケンス図を参照して説明する。以下では、本開示の特徴部分に関連する動作について説明し、共用玄関子機40又は管理室親機50と住戸親機10との間で行われる通話動作については説明を省略する。
集合住宅100において交流電源200の停電が発生すると(S1)、各住戸110の住戸親機10、管理室親機50、及び制御装置60が動作を停止する(S2,S3,S4)。
一方、報知システム20の受電部25は電池から電力供給を受けることができ、交流電源200の停電状態においても報知システム20は継続して動作する。報知システム20の停電検知部22は、電線L6に印加される電圧の電圧値に基づいて停電状態か否かを検知しており、電線L6に印加される電圧の電圧値が所定の下限値を下回っていることから、停電状態が発生したと検知する(S5)。
交流電源200の停電が発生すると、バックアップ電源80は制御装置60に電力を供給し(S6)、制御装置60を介して管理室親機50に電力が供給される(S7)。これにより、制御装置60及び管理室親機50は動作を開始する(S8,S9)。
管理室親機50は、制御装置60を介して電力が供給されると動作を開始し、停電発生を報知する報知信号SG1を出力する(S10)。管理室親機50から出力された報知信号SG1はアンプ70によって増幅され、増幅後の報知信号SG2が各住戸110の報知システム20に入力される。報知システム20の制御部21は、停電検知部22が停電状態を検知した状態で、信号受信部23が報知信号SG2を受信すると、報知信号SG2に基づいた報知を報知部24に行わせる(S11)。
これにより、停電状態において、各住戸110に設けられた住戸親機10が、管理室親機50からの報知信号SG2に基づいて報知動作を行うことができ、各住戸110の住人に対して管理室親機50からの報知内容を報知(一斉放送)することができる。
その後、交流電源200の停電が復旧すると(S12)、バックアップ電源80は制御装置60への電力供給を停止する(S13)。また、各住戸110の住戸親機10、制御装置60、及び管理室親機50に交流電源200から電力が供給され、住戸親機10は動作を開始する(S14)。
このとき、報知システム20の停電検知部22は、電線L6に印加される電圧の電圧値が所定の下限値以上になることから、停電が復旧したことを検知し(S15)、報知動作を停止する(S16)。
(3)変形例
上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
以下、上記実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
(3.1)変形例1
上記実施形態の変形例1を図5に基づいて説明する。
変形例1の住戸親機10Aは、上記実施形態の住戸親機10において、通信部12の代わりに制御装置60を介して第3通信装置である管理室親機50と通信する第2通信部121を備えている。また、変形例1の住戸親機10Aは、報知システム20と通信する第1通信部16を更に備えている。第1通信部16及び第2通信部121以外の住戸親機10Aの構成は上記実施形態と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
変形例1の報知システム20Aは、住戸親機10Aと通信する通信部28を更に備えている。通信部28以外の報知システム20Aの構成は上記実施形態と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
通信部28は信号線L7を介して第1通信部16と電気的に接続されており、通信部28と第1通信部16とは信号線L7を介して通信する。この信号線L7は、住戸親機10Aの本体17と、報知システム20Aのケース27との内部を通すように配置されている。
報知システム20の通信部28は、住戸親機10に交流電源200から給電されている定常状態において、住戸親機10の第1通信部16との間で定期的に通信を行っている。
停電検知部22は、信号線L7に印加される電圧又は信号線L7に流れる電流を監視することで、第1通信部16の通信状態、つまり第1通信部16と通信部28との間で通信が行われているか否かを検知する。停電検知部22は、第1通信部16と通信部28との間で通信が行われていれば(第1通信部16が通信を行っていれば)、交流電源200から住戸親機10Aに給電されていると判断する。また、停電検知部22は、第1通信部16と通信部28との間で通信が行われていなければ(第1通信部16が通信を行っていなければ)、交流電源200から住戸親機10Aに給電されていない停電状態と判断する。このように、停電検知部22は、第1通信部16と通信部28との間の通信状態に基づいて、停電状態の有無を検知でき、停電状態の有無を検知するために電圧、電流等を測定する必要がない。
また、報知システム20の通信部28は、住戸親機10に交流電源200から給電されている定常状態において、報知部24の動作に関連する状態情報を、住戸親機10の第1通信部16に送信する。状態情報は、報知部24の動作に関連する情報である。状態情報は、例えば、報知部24の動作が正常であるか否かを示す情報、停電状態において報知部24を動作させるための電池の状態(例えば電池の残量など)に関する情報、のうちの少なくとも1つを含む。
定常状態において、報知システム20の通信部28が、報知部24の動作に関連する状態情報を住戸親機10Aに送信しているので、住戸親機10Aの制御部11では、報知部の動作に関連する状態情報を把握できる。また、住戸親機10の第1通信部16が報知システム20から状態情報を受信すると、制御部11は、第1通信部16が受信した状態情報に基づく表示を表示部14に表示させる。住戸110の住人は、表示部14の表示内容を確認することで、報知部24の動作に関連する状態情報を確認できる。例えば、状態情報が電池の状態に関する情報であれば、住戸110の住人に対して電池の異常などを知らせることができ、また電池の残量が低下している場合には電池交換などの対応を促すことができる。尚、制御部11は、第1通信部16が受信した状態情報に基づいて、報知音又は音声メッセージを通話部13のスピーカ131から出力させてもよく、状態情報を住戸110の住人に報知することができる。
また、住戸親機10Aでは、停電状態において、第2通信部121の通信が遮断されるので、停電状態において報知システム20Aのみから報知信号に応じた報知を行わせることができる。よって、住戸親機10Aと報知システム20Aの両方から音声が出力される可能性を低減できる。
(3.2)その他の変形例
上記実施形態では、報知信号を出力する第2通信装置が管理室親機50であったが、第2通信装置は管理室親機50に限定されず、制御装置60からアンプ70に報知信号を出力してもよい。また、第2通信装置は、集合住宅100において火災、地震、事故などの非常時に緊急放送を行う非常用放送設備であってもよい。また、公衆電話回線に接続されるアダプタ装置が管理室親機50に接続されており、第2通信装置である管理室親機50が、外部の機器から公衆電話回線とアダプタ装置とを介して入力された報知信号を、報知システム20に出力してもよい。
上記実施形態では、報知システム20のケース27と、住戸親機10の本体17とが分離可能な形状に形成されており、ケース27が本体17に取り付けられているが、ケース27と本体17とは住戸110内の別々の場所に配置されてもよい。また、報知システム20及び住戸親機の機能は、報知システム20及び住戸親機の一方に集約されてもよく、例えば、報知システム20の構成要素が住戸親機10の本体17に収納されてもよい。この場合、住戸親機10は、少なくとも停電検知部22と、信号受信部23と、報知部26と、を備えていればよく、停電状態において停電検知部22、信号受信部23、及び報知部26の機能を動作させるために必要な電力が供給されればよい。
また、報知システム20の停電検知部22、信号受信部23、及び報知部24のうちの少なくとも1つの機能が、2つ以上のシステムに分散して設けられてもよい。また、停電検知部22及び報知部24の各々の機能が、複数の装置に分散して設けられていてもよい。
上記実施形態では、報知システム20が適用される施設が集合住宅100であったが、施設は集合住宅100に限定されない。施設は複数の管理領域を含んでいればよく、例えば複数のテナントが入居する複数の管理領域を含むオフィスビル、商業施設などでもよい。
上記実施形態では、信号受信部23に報知信号を送信する第2通信装置と、第1通信装置(住戸親機10,10A)に信号線を介して接続される第3通信装置とが、同じ通信装置(管理室親機50)であるが、第2通信装置と第3通信装置とは互いに異なる通信装置でもよい。第2通信装置と第3通信装置とは、同じ通信装置でもよいし、互いに異なる通信装置でもよい。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様の報知システム(20,20A)は、停電検知部(22)と、信号受信部(23)と、報知部(24)と、を備える。停電検知部(22)は、複数の管理領域(110)を含む施設(100)の複数の管理領域(110)のうち対応する管理領域(110)に設けられる第1通信装置(10,10A)への常用電源(200)からの給電が停止する停電状態を検知する。信号受信部(23)は、施設(100)に設けられる第2通信装置(50)から報知信号を受信する。報知部(24)は、停電検知部(22)が第1通信装置(10,10A)の停電状態を検知すると、信号受信部(23)が受信した報知信号に基づいて報知を行う。
この態様によれば、報知システム(20,20A)は、停電状態において外部の第2通信装置(50)からの報知信号に基づいて報知を行うことができる。
第2の態様の報知システム(20,20A)では、第1の態様において、停電検知部(22)は、常用電源(200)と第1通信装置(10,10A)との間を電気的に接続する電線(L6)に印加される電圧の電圧値に基づいて、停電状態の有無を検知する。
この態様によれば、停電検知部(22)は、電線(L6)に印加される電圧の電圧値に基づいて、停電状態の有無を検知しているので、停電検知部(22)を比較的簡単な回路で実現できる。
第3の態様の報知システム(20,20A)では、第1の態様において、停電検知部(22)は、第1通信装置(10,10A)の通信状態に基づいて、停電状態の有無を検知する。
停電検知部(22)は、第1通信装置(10,10A)の通信状態から停電状態の有無を検知しているので、停電状態の有無を検知するために電圧、電流等を測定する必要がない。
第4の態様の報知システム(20,20A)では、第1~3のいずれかの態様において、第1通信装置(10,10A)と通信する通信部(28)を更に備える。通信部(28)は、第1通信装置(10,10A)に常用電源(200)から給電されている定常状態において、報知部(24)の動作に関連する状態情報を第1通信装置(10,10A)に送信する。
この態様によれば、第1通信装置(10,10A)では、報知部(24)の動作に関連する状態情報を把握できる。
第5の態様の報知システム(20,20A)では、第4の態様において、電池から給電を受ける受電部(25)を備え、状態情報は、電池の状態に関する情報を含む。
この態様によれば、第1通信装置(10,10A)では、報知システム(20,20A)に給電する電池の状態を把握でき、例えば電池の残量が低下した場合には電池交換などの対応を促すことができる。
第6の態様の報知システム(20,20A)では、第1~5のいずれかの態様において、常用電源(200)から第1通信装置(10,10A)に給電される定常状態において、信号受信部(23)が報知信号の受信を行わない。
この態様によれば、定常状態において報知部(24)が報知信号に基づいた報知を行わないので、定常状態において第1通信装置(10,10A)と報知部(24)との両方から音声が出力される可能性を低減できる。
第7の態様の報知システム(20,20A)では、第1~6のいずれかの態様において、第2信号線(L5)を介して第2通信装置(50)と信号受信部(23)とが電気的に接続される。第2信号線(L5)は、施設(100)に設けられる第3通信装置(50)と第1通信装置(10,10A)との間を電気的に接続する第1信号線(L1,L11,L12)とは異なる。
この態様によれば、第1信号線(L1,L11,L12)とは異なる第2信号線(L5)を用いて第2通信装置(50)と信号受信部(23)とを電気的に接続することができる。
第8の態様の報知システム(20,20A)では、第7の態様において、第1信号線(L1,L11,L12)と第2信号線(L5)とが同一の外被(C1)で覆われている。
この態様によれば、多芯ケーブルの信号線のうち、第1信号線(L1,L11,L12)とは異なる第2信号線(L5)を用いて第2通信装置(50)と信号受信部(23)とを電気的に接続することができる。よって、既設の施設(100)においても、多芯ケーブルのうち未使用の第2信号線(L5)を用いて第2通信装置(50)と信号受信部(23)とを電気的に接続することができる。
第9の態様の報知システム(20,20A)では、第1~8のいずれかの態様において、第1通信装置(10,10A)の本体(17)に取り付けるための取付部(271)を更に備える。
この態様によれば、取付部(271)を用いて第1通信装置(10,10A)の本体(17)に報知システム(20,20A)を取り付けることができる。
第10の態様の報知システム(20,20A)では、第1~9のいずれかの態様において、報知信号は、複数の管理領域(110)に対して一斉放送される信号である。
この態様によれば、停電状態において複数の管理領域(110)に配置される報知システム(20,20A)が報知信号に基づいて報知することができる。
第11の態様の通信装置(10)は、複数の管理領域(110)を含む施設(100)の複数の管理領域(110)のうち対応する管理領域(110)に設けられる第1通信装置(10,10A)として用いられる通信装置である。通信装置(10)は、報知システム(20,20A)と通信するための第1通信部(16)と、施設(100)に設けられる第3通信装置(50)と通信するための第2通信部(121)と、を備える。報知システム(20,20A)は、停電検知部(22)、信号受信部(23)、及び報知部(24)を備える。停電検知部(22)は、通信装置(10)への常用電源(200)からの給電が停止する停電状態を検知する。信号受信部(23)は、施設(100)に設けられる第2通信装置(50)から報知信号を受信する。報知部(24)は、停電検知部(22)が通信装置の停電状態を検知すると、信号受信部(23)が受信した報知信号に基づいて報知を行う。
この態様によれば、通信装置(10)の停電状態において、報知システム(20,20A)が外部の第2通信装置(50)からの報知信号に基づいて報知を行うことができる。
第12の態様の通信装置(10)は、第11の態様において、停電状態において、第2通信部(121)の通信を遮断する。
この態様によれば、停電状態において報知システム(20,20A)のみから報知信号に応じた報知を行わせることができる。例えば、複数の第1通信装置(10,10A)の一部が停電状態にある場合は、給電状態にある第1通信装置(10,10A)の第2通信部(121)の通信を遮断することで、第1通信装置(10,10A)と報知部(24)の両方から音声が出力される可能性を低減できる。
第13の態様の通信システムは、第1~10のいずれかの態様の報知システム(20,20A)と、第11又は第12の態様の通信装置(10,10A)とを備える。報知システム(20,20A)のケース(27)が通信装置(10,10A)の本体(17)に取り付けられている。
この態様によれば、通信装置(10,10A)の停電状態において、通信装置(10,10A)に取り付けられた報知システム(20,20A)が報知を行うことができる。よって、通信装置(10,10A)の周囲にいる人に対して報知を行うことができる。
第14の態様に係る制御装置(60)は、第1通信装置(10,10A)と第2通信装置(50)との間の通信を制御する。制御装置(60)は、第1受電部(61)と、第2受電部(62)と、給電部(63)と、を備える。第1受電部(61)は常用電源(200)から給電を受ける。第2受電部(62)は、停電状態においてバックアップ電源(80)から給電を受ける。給電部(63)は、停電状態において、第2通信装置(50)から報知信号を出力させるために第2通信装置(50)に給電する。
この態様によれば、制御装置(60)は、停電状態において、バックアップ電源(80)から供給される電力を第2通信装置(50)に給電することで、第2通信装置(50)から報知信号を出力させることができる。したがって、停電状態において第2通信装置(50)に電力を供給する専用のバックアップ電源を用意する必要がない。
第15の態様に係る第2通信装置(50)は、第1通信部(51)と、受電部(52)と、第2通信部(53)と、を備える。第1通信部(51)は、第1通信装置(10,10A)と第2通信装置(50)との間の通信を制御する制御装置(60)と通信する。受電部(52)は、制御装置(60)から給電を受ける。第2通信部(53)は、制御装置(60)を介さずに報知システム(20,20A)と通信する。第2通信部(53)は、停電状態においてバックアップ電源(80)から給電される制御装置(60)から受電部(52)が給電を受けることで動作し、報知信号を報知システム(20,20A)に送信する。
この態様によれば、第2通信装置(50)は、停電状態において制御装置(60)から給電を受けることで動作することができ、専用のバックアップ電源を用意する必要がない。
第2~第9の態様に係る構成については、報知システム(20,20A)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。第11の態様に係る構成については、通信装置(10)に必須の構成ではなく、適宜省略が可能である。
第14の態様については、それ単独でも実施し得る態様であって、第1~13、15のいずれかの態様を前提とすることは必須ではない。また、第15の態様については、それ単独でも実施し得る態様であって、第1~14のいずれかの態様を前提とすることは必須ではない。
1 インターホンシステム
10,10A 住戸親機(第1通信装置)
16 第1通信部
121 第2通信部
17 本体
20,20A 報知システム
22 停電検知部
23 信号受信部
24 報知部
25 受電部
27 ケース
271 取付片(取付部)
28 通信部
50 管理室親機(第2通信装置、第3通信装置)
60 制御装置
70 アンプ
80 バックアップ電源
100 集合住宅(施設)
110 住戸(管理領域)
200 交流電源(常用電源)
L1 第1信号線
L5 第2信号線
L6 電線
L11 幹線(第1信号線)
L12 分岐線(第1信号線)
C1 外被

Claims (12)

  1. 複数の管理領域を含む施設の前記複数の管理領域のうち対応する管理領域に設けられる第1通信装置への常用電源からの給電が停止する停電状態を検知する停電検知部と、
    前記施設に設けられる第2通信装置から放送のための報知信号を受信する信号受信部と、
    前記停電検知部が前記第1通信装置の前記停電状態を検知した状態において、前記信号受信部が前記報知信号を受信したとき、前記報知信号に基づいて放送の音声報知を行う報知部と、を備え、
    前記報知部は、前記第1通信装置が備えるスピーカーとは異なるものであり、
    前記停電検知部が前記第1通信装置の前記停電状態を検知していない状態において、前記報知部は前記報知信号に基づく音声報知を行わず、前記第1通信装置が備えるスピーカーが前記報知信号に基づく音声報知を行う
    報知システム。
  2. 前記停電検知部は、前記常用電源と前記第1通信装置との間を電気的に接続する電線に印加される電圧の電圧値に基づいて、前記停電状態の有無を検知する
    請求項1に記載の報知システム。
  3. 前記停電検知部は、前記第1通信装置の通信状態に基づいて、前記停電状態の有無を検知する
    請求項1に記載の報知システム。
  4. 前記第1通信装置と通信する通信部を更に備え、
    前記通信部は、前記第1通信装置に前記常用電源から給電されている定常状態において、前記報知部の動作に関連する状態情報を前記第1通信装置に送信する
    請求項1~3のいずれか1項に記載の報知システム。
  5. 電池から給電を受ける受電部を備え、
    前記状態情報は、前記電池の状態に関する情報を含む
    請求項4に記載の報知システム。
  6. 前記常用電源から前記第1通信装置に給電される定常状態において、前記信号受信部が前記報知信号の受信を行わない
    請求項1~5のいずれか1項に記載の報知システム。
  7. 前記施設に設けられる第3通信装置と前記第1通信装置との間を電気的に接続する第1信号線とは異なる第2信号線を介して前記第2通信装置と前記信号受信部とが電気的に接続される
    請求項1~6のいずれか1項に記載の報知システム。
  8. 前記第1信号線と前記第2信号線とが同一の外被で覆われている
    請求項7に記載の報知システム。
  9. 前記第1通信装置の本体に取り付けるための取付部を更に備える
    請求項1~8のいずれか1項に記載の報知システム。
  10. 前記報知信号は、前記複数の管理領域に対して一斉放送される信号である
    請求項1~9のいずれか1項に記載の報知システム。
  11. 複数の管理領域を含む施設の前記複数の管理領域のうち対応する管理領域に設けられる第1通信装置として用いられる通信装置であって、
    前記通信装置への常用電源からの給電が停止する停電状態を検知する停電検知部と、前記施設に設けられる第2通信装置から放送のための報知信号を受信する信号受信部と、前記停電検知部が前記通信装置の前記停電状態を検知した状態において、前記信号受信部が前記報知信号を受信したとき、前記報知信号に基づいて放送の音声報知を行う報知部とを備える報知システムと通信するための第1通信部と、
    前記施設に設けられる第3通信装置と通信するための第2通信部と、を備え、
    前記報知部は、前記第1通信装置が備えるスピーカーとは異なるものであり、
    前記停電検知部が前記第1通信装置の前記停電状態を検知していない状態において、前記報知部は前記報知信号に基づく音声報知を行わず、前記第1通信装置が備えるスピーカーが前記報知信号に基づく音声報知を行い、
    複数の前記通信装置の一部が 前記停電状態にある場合、給電状態にある前記通信装置の前記第2通信部の通信を遮断する
    通信装置。
  12. 請求項1~10のいずれか1項に記載の報知システムと、前記第1通信装置とを備え、
    前記報知システムのケースが前記第1通信装置の本体に取り付けられている
    通信システム。
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