JP5906561B2 - ドアホンシステムおよび監視方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ドアホンシステムおよびドアホンシステムを用いた監視方法に関する。
敷地内への不審者の侵入を室内から監視する等、室内から室外の様子を監視するために、監視カメラを室外に設置することが、従来行われている。ところが、室外の監視カメラと、カメラ映像の提示等を行う室内側装置との間に通信ケーブルを敷設することは、手間およびコストが掛かる。一方で、建物の外壁は高い電波シールド性を有するため、監視カメラと室内側装置とを無線通信で接続することは、困難である。
そこで、玄関に設置される玄関子機と、室内に設置されるドアホン親機と、を有するドアホンシステムに室外監視の機能を追加することが、提案されている(例えば、特許文献1参照)。
玄関子機は、通常、玄関の外壁の室外側に設置される。特許文献1に記載の技術(以下「従来技術」という)は、人感センサ付きの監視カメラを屋外に配置すると共に、玄関子機に、監視カメラから無線通信により送られてきた情報を受信する無線通信部を設ける。玄関子機は、監視カメラから受信した情報を、通常のドアホン機能で取得される情報と同様に、有線通信によりドアホン親機へ送信する。ドアホン親機は、人が検知されたことを示す情報を受信した場合、所定のアラームを出力する。
このような従来技術によれば、室外における不審者の有無を室内から監視するシステムを、より簡単に導入することが可能となる。
特開2003−289534号公報
しかしながら、従来技術では、例えば、道路に近接した門の近辺や、他の車も出入りする公共の駐車場を監視対象とすると、不審者ではない人が検知され、不必要にアラームが出力されるおそれがある。このため、これらのような場所には、従来技術の監視カメラを配置することができない。したがって、従来技術は、監視対象とすることができる範囲が非常に限られているという課題を有する。
本発明の目的は、より広い範囲を監視対象とすることができるドアホンシステムおよび監視方法を提供することである。
本開示のドアホンシステムは、1つまたは複数の無線装置と、ドアホン親機と、玄関子機と、を有するドアホンシステムであって、前記無線装置は、動きを検知する動きセンサ部と、前記動きセンサ部が前記動きを検知したとき、動き検知情報を前記玄関子機へ無線通信により送信する動き検知情報生成部と、を有し、前記玄関子機は、前記無線装置から無線通信により受信した前記動き検知情報を前記ドアホン親機へ送信し、前記ドアホン親機から情報を受信する室内側通信部と、前記ドアホン親機から受信した情報が当該玄関子機への送信情報か前記無線装置への転送情報かを判断し、前記受信した情報が前記転送情報である場合には前記転送情報を前記無線装置に転送し、前記受信した情報が前記送信情報である場合には前記送信情報に含まれる音声データをスピーカから出力させる情報中継部と、を有する。
本開示の監視方法は、1つまたは複数の無線装置と、ドアホン親機と、玄関子機と、を有するドアホンシステムを用いた監視方法であって、前記無線装置において、動きを検知したとき、動き検知情報を前記玄関子機へ無線通信により送信するステップと、前記玄関子機において、前記無線装置から無線通信により受信した前記動き検知情報を前記ドアホン親機へ送信し、前記ドアホン親機から情報を受信するステップと、前記玄関子機において、前記ドアホン親機から受信した情報が当該玄関子機への送信情報か前記無線装置への転送情報かを判断するステップと、前記玄関子機において、前記受信した情報が前記転送情報である場合には前記転送情報を前記無線装置に転送するステップと、前記玄関子機において、前記受信した情報が前記送信情報である場合には前記送信情報に含まれる音声データをスピーカから出力させるステップと、を有する。
本開示によれば、より広い範囲を監視対象とすることができる。
本実施の形態に係るドアホンシステムの概要の一例を示す図 本実施の形態に係るドアホンシステムの各装置の構成の一例を示すブロック図 本実施の形態における対象情報テーブルの一例を示す図 本実施の形態に係る無線装置の動作の一例を示すフローチャート 本実施の形態に係るドアホン親機の動作の一例を示すフローチャート 本実施の形態に係るドアホンシステムの動き検知に関する動作の一例を示すシーケンス図 本実施の形態に係るドアホンシステムの監視動作のオンオフに関する動作の一例を示すシーケンス図 本実施の形態に係る無線装置と玄関子機との間の送受信タイミングの一例を示す図
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<ドアホンシステムの概要>
まず、本実施の形態に係るドアホンシステムの概要について説明する。
本実施の形態において、監視対象には、郵便受け(受入口の開閉蓋)と、近所の公共駐車場に駐車している車とが含まれるものとする。本実施の形態において、監視は、監視対象に対して動きが発生したか否かに基づいて行う。人が力を加えた対象には、多くの場合、動きが発生するからである。
なお、本実施の形態において、「動き」とは、移動、振動、傾斜、回転、および衝撃を含む広い概念とする。つまり、「動きの検出」とは、監視対象に生じた振動の検出、監視対象の位置が動いたことの検出、および、監視対象の傾きが変化したことの検出、を含む。また、「監視」とは、車に不審者が何かしていないかを監視する等の防犯的な監視だけでなく、郵便受けに郵便物が投函されたことを確認する等の防犯的ではない監視を含む。
図1は、本実施の形態に係るドアホンシステムの概要の一例を示す図である。
図1に示すように、ドアホンシステム100は、建物200の室外に配置される、1つまたは複数の無線装置300と、建物200の玄関に配置される玄関子機400と、建物200の室内に配置されるドアホン親機500と、を有する。
各無線装置300と玄関子機400との間では、無線通信101が可能となっている。玄関子機400とドアホン親機500との間では、有線通信102が可能となっている。玄関子機400は、通常のドアホン機能に加えて、各無線装置300とドアホン親機500との間で情報の転送を行う機能を有する。
各無線装置300は、監視対象に固定して取り付けることが可能な構成と、動きを検知する機能と、を有している。第1および第2の無線装置300、300は、それぞれ、監視対象である上述の郵便受け210および車220に取り付けられている。各無線装置300は、動きを検知する毎に、その旨を示す動き検知情報を、玄関子機400へ送信する。かかる動き検知情報は、玄関子機400からドアホン親機500へと転送される。
ドアホン親機500は、動き検知情報を受信すると、いずれかの監視対象に人によって力が加えられた可能性がある旨を、音の鳴動等によってユーザに通知する。ところが、撮影映像が無い場合、複数の監視対象のうち、どの監視対象に対して力が加えられた可能性があるのかを、ユーザ側で判断することは難しい。
そこで、各無線装置300は、無線装置300の識別情報を動き検知情報に含める。これにより、ドアホン親機500側で、どの無線装置300、つまり、どの監視対象に力が加えられた可能性があるかを判断し、判断結果を含めてユーザに通知を行うことが可能となる。本実施の形態では、ドアホン親機500は、どの無線装置300から動き検知情報を受信したかに応じて、ユーザへの通知の仕方や内容等を変化させる。
<各装置の構成>
次に、ドアホンシステム100の各装置の構成について説明する。
図2は、ドアホンシステム100の各装置の構成の一例を示すブロック図である。
図2において、無線装置300は、識別情報格納部310、装置通信部320、動きセンサ部330、動き検知情報生成部340、および威嚇動作部350を有する。
識別情報格納部310は、当該識別情報格納部310が設けられた無線装置300の識別情報を、格納する。識別情報は、無線装置300に設けられたキースイッチ等の操作インタフェース(図示せず)を介して、ユーザにより設定されたものであってもよいし、無線装置300の工場出荷時に予め設定されたものであってもよい。
装置通信部320は、無線通信回路およびアンテナを有し、玄関子機400との間で、双方向無線通信を行う。本実施の形態において、かかる無線通信の通信方式としては、建物の陰に無線装置300が位置する場合においても無線での接続を確実に行うことができる電波回折性の高い通信方式であって、数百メートル程度の通信距離を実現することができる通信方式が採用される。そのような通信方式としては、例えば、920MHz帯の標準規格であるARIB STD−T108に準拠した特定小電力無線通信や、DECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunications)の1900MHz帯の無線通信等が挙げられる。また、上記周波数帯域は電波回折性が高いため、無線装置300が玄関とは反対側の室外に配置されているような場合でも、装置通信部320は、玄関子機400との通信が可能となっている。
なお、装置通信部320は、後述の動き検知情報を動き検知情報生成部340から入力されたとき、入力された動き検知情報を玄関子機400へ送信する。装置通信部320は、玄関子機400から後述のオン/オフ信号を受信したとき、受信したオン/オフ信号を動き検知情報生成部340へ出力する。また、装置通信部320は、玄関子機400から後述の威嚇指示情報を受信したとき、受信した威嚇指示情報を威嚇動作部350へ出力する。
動きセンサ部330は、無線装置300に発生した動きを検知し、動きを検知した旨を示す動き検知信号を動き検知情報生成部340へ出力する。動きセンサ部330は、例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical System)加速度センサ等の公知の加速度センサを含む。
図示しないが、無線装置300には、磁石、粘着面、クリップ機構等の、監視対象に無線装置300を固定して取り付けるための取り付け部を有している。したがって、動きセンサ部330は、監視対象に動きが発生したとき、かかる動きを検知することになる。
なお、ここで、検知の対象となる動きとは、所定の強度以上の動きであるものとするすなわち、動きセンサ部330は、所定の強度以上の動きが無線装置300に発生あるいは伝達したときにのみ、動き検知信号を出力する。ここで、強度とは、例えば、速度、加速度、傾斜角、回転角の変化幅、衝撃の強さ、振動エネルギー、変化の頻度、あるいは動きの継続時間等である。
動き検知情報生成部340は、動き検知信号の入力を受けて、動きが検知されたことを示す動き検知情報を生成し、装置通信部320を介して玄関子機400へ送信する。このとき、動き検知情報生成部340は、識別情報格納部310から無線装置300の識別情報を読み出して、動き検知情報に含める。
なお、動き検知情報生成部340は、動き検知情報の送信を、所定の時間長さ毎に、動き検知信号の入力に応じた動き検知情報を行うことが望ましい。すなわち、動き検知情報生成部340は、例えば、所定の時間(例えば1秒)の間に動き検知信号が1回以上入力された場合、その入力回数によらずに、1回の動き検知情報の送信を行う。
威嚇動作部350は、ラウドスピーカ、発光素子、あるいは振動素子を有し、装置通信部320が威嚇指示情報を受信したとき、音、光、および振動のうち少なくとも1つの出力を含む威嚇動作を行う。威嚇指示情報は、後で詳述するが、ドアホン親機500から玄関子機400を介して送られてくる、威嚇動作の実行を指示する情報である。
なお、無線装置300は、無線装置300の主電源のオンオフ操作を受け付けるボタン等を、更に有してもよい。
玄関子機400は、室外側通信部410、室内側通信部420、情報中継部430、およびカメラ部440を有する。
室外側通信部410は、無線通信回路およびアンテナを有し、無線装置300との間で、上述の双方向無線通信を行う。
なお、室外側通信部410は、動き検知情報を無線装置300から受信したとき、受信した動き検知情報を情報中継部430へ出力する。また、室外側通信部410は、情報中継部430から威嚇指示情報あるいはオン/オフ信号を入力されたとき、入力された威嚇指示情報あるいはオン/オフ信号を無線装置300へ送信する。
室内側通信部420は、有線通信回路および通信ケーブル接続部を有し、ドアホン親機500との間で、双方向有線通信を行う。
なお、室内側通信部420は、動き検知情報を情報中継部430から入力されたとき、入力された動き検知情報をドアホン親機500へ送信する。また、室内側通信部420は、ドアホン親機500から威嚇指示情報あるいはオン/オフ信号を受信したとき、受信した威嚇指示情報あるいはオン/オフ信号を情報中継部430へ出力する。
情報中継部430は、室内側通信部420がドアホン親機500から受信した情報に対して、玄関子機400への送信情報か、あるいは、無線装置300への転送情報かを、判断する。そして、情報中継部430は、受信した情報が転送情報である場合、室外側通信部410を介して無線装置300へ送信する。この無線装置300へと転送される情報には、上述の威嚇指示情報およびオン/オフ信号が含まれる。また、情報中継部430は、室外側通信部410が無線装置300から受信した情報に対して、玄関子機400への情報か、あるいは、ドアホン親機500への転送情報かを、判断する。そして、情報中継部430は、受信した情報が転送情報である場合、室内側通信部420を介してドアホン親機500へ送信する。このドアホン親機500へと転送される情報には、上述の動き検知情報が含まれる。
カメラ部440は、玄関周辺、つまり、訪問者を撮影するカメラ(図示せず)を含む。カメラ部440は、動き検知情報が室外側通信部410で受信されたとき、あるいは、ドアホン親機500からの撮影開始指示情報が室内側通信部420で受信されたとき、玄関周辺の撮影を開始し、撮影された映像のデータおよびアラーム情報をドアホン親機500へ送信する。ここで、撮影開始指示情報とは、玄関周辺の撮影の開始を指示する情報である。玄関周辺の撮影画像といった、同時刻の周辺情報は、防犯上、有益な情報となり得る。
なお、玄関子機400は、図示しないが、呼び鈴ボタン、および、ドアホン親機500から送られてきた音声を出力するラウドスピーカ等、従来の玄関子機機能を実現する構成を、更に有する。また、玄関子機400は、玄関子機400の主電源のオンオフ操作を受け付けるボタンや、ドアホン親機500やユーザが使用する携帯電話機等の情報端末(図示せず)との間で無線通信を行う無線通信部を、更に有してもよい。かかる無線通信は、例えば、1900MHz帯の無線通信方式であるDECTの規格に準拠した無線通信である。
ドアホン親機500は、対象情報格納部510、親機通信部520、対象別処理部530、および装置オンオフ制御部540を有する。
対象情報格納部510は、対象情報テーブルを格納している。対象情報テーブルは、無線装置300が取り付けられている監視対象を示す監視対象情報と、その監視対象について実施すべき威嚇動作とを、当該無線装置300の識別情報に対応付けて記述したテーブルである。
図3は、対象情報テーブルの一例を示す図である。
図3に示すように、対象情報テーブル610は、無線装置300の識別情報611に対応付けて、名称612、画像613、アラーム条件614、および威嚇動作615を記述している。
名称612は、監視対象を表す名称である。画像613は、監視対象の外観を示す画像であり、例えば、監視対象を撮影した画像である。すなわち、名称612および画像613は、監視対象情報である。また、アラーム条件614は、ユーザに注意喚起するためのアラームを出力する条件である。ここで、アラームは、例えば、所定のビープ音の鳴動と、名称612および画像613の表示である。また、監視対象情報は、例えば、その日等の所定の期間において動き検知情報を受信した回数の表示である。威嚇動作615は、威嚇動作を行うか否か、および、威嚇動作の内容である。
なお、アラーム条件614は、振動であるか回転であるか等、動きの種類を含めた条件や、加速度の値等、動きの強度を含めた条件であってもよい。この場合、各無線装置300は、ドアホン親機400側で各アラーム条件614が満たされるか否かを判断するために必要な情報を、動き検知情報に含める必要がある。例えば、動き検知情報は、傾きが所定の角度以上となったことを示す傾き検知情報を、含んでもよい。
また、後述の対象別処理部530が、ドアホン親機500に備えられた威嚇ボタン(図示せず)に対するユーザの押下操作を条件として、威嚇動作の実行を無線装置300に指示する場合、威嚇動作615の記述はなくてもよい。
対象情報テーブルの内容は、例えば、タッチパネル付きディスプレイおよびキースイッチを含むユーザインタフェース(図示せず)を介して、ユーザにより設定される。あるいは、対象情報テーブルの内容は、例えば、後述の情報端末からの撮影画像データの受信により、設定される。また、対象情報テーブルの内容は、工場出荷時に予め設定されたものであってもよい。
このように、センサとしての無線装置300のID(識別情報611)とその設置場所の写真(画像613)とを紐付けして設定することにより、どこのセンサが反応したかを、容易に把握することが可能となる。このため、例えば、窓センサとして使用しなくなった場合に、郵便受けや車のセンサとして使用する等、1つの無線装置300を、多様な用途に切り替えて使用することができる。
図2の親機通信部520は、有線通信回路および通信ケーブル接続部を有し、玄関子機400との間で、上述の双方向有線通信を行う。
なお、親機通信部520は、動き検知情報を玄関子機400から受信したとき、受信した動き検知情報を対象別処理部530へ出力する。親機通信部520は、対象別処理部530から威嚇指示情報を入力されたとき、入力された威嚇指示情報を玄関子機400へ送信する。親機通信部520は、装置オンオフ制御部540からオン/オフ信号を入力されたとき、入力されたオン/オフ信号を玄関子機400へ送信する。
対象別処理部530は、親機通信部520が動き検知情報を受信したとき、当該動き検知情報に含まれる識別情報に応じた対象別処理を行う。かかる対象別処理は、受信された動き検知情報に含まれる識別情報に対応する監視対象情報を、対象情報格納部510の対象情報テーブル610(図3参照)から読み出してユーザに提示する処理を含む。
より具体的には、対象別処理部530は、ラウドスピーカおよびタッチパネル付きディスプレイ(図示せず)を有している。そして、対象別処理部530は、所定のビープ音をラウドスピーカから出力すると共に、識別情報に対応する名称612および画像613を、タッチパネル付きディスプレイに表示する。
例えば、対象情報テーブル610に、動き検知情報の受信頻度に応じた対象別処理が記述されている場合、対象別処理部530は、無線装置毎に、動き検知情報の受信頻度を取得し、取得した受信頻度に応じた対象別処理を行う。
また、上述の対象別処理は、威嚇指示情報を、親機通信部520を介して玄関子機400へ送信する処理を含む。ここで、威嚇指示情報とは、無線装置300を指定して威嚇動作の実行を指示する情報である。また、上述の対象別処理は、動き検知情報の受信あるいはユーザによる所定の操作を受けて、撮影開始指示情報を、親機通信部520を介して玄関子機400へ送信する処理を含む。
威嚇動作の実行の指示に際して無線装置300を指定する手法としては、威嚇指示情報の送信先を玄関子機400に対して指示する手法や、威嚇指示情報に指示対象となる無線装置300の識別情報を含める手法が挙げられる。前者の場合、玄関子機400の情報中継部430は、指示された無線装置300に限定して、威嚇指示情報の送信を行う必要がある。後者の場合、無線装置300の装置通信部320あるいは威嚇動作部350は、威嚇指示情報に含まれる識別情報が、識別情報格納部310に格納された識別情報と一致するか否かを判断し、処理の実行の可否を決定する必要がある。
なお、対象別処理部530は、上述の通り、威嚇指示情報の送信を、ドアホン親機500に備えられた威嚇ボタン(図示せず)が押下されたことを条件として行ってもよい。
装置オンオフ制御部540は、無線装置300、玄関子機400、およびドアホン親機500のうち少なくとも1つの、対象別処理の実行に関連する動作のオンオフを制御する。
より具体的には、装置オンオフ制御部540は、所定のタイミングで、オン/オフ信号を生成し、親機通信部520を介して玄関子機400へ送信する。ここで、オン/オフ信号とは、無線装置300を指定して無線装置300の監視動作(動き検知)のオン/オフを指示する信号である。また、所定のタイミグ(以下「オン/オフのタイミング」という)とは、無線装置300毎(監視対象毎)にユーザインタフェースを介してスケジューリングされたオンオフ時刻や、上述のユーザインタフェースを介して無線装置300(監視対象)を指定してオン操作あるいはオフ操作が行われたタイミングである。
監視動作のオン/オフの指示に際して無線装置300を指定する手法としては、オン/オフ信号の送信先を玄関子機400に対して指示する手法や、オン/オフ信号に指示対象となる無線装置300の識別情報を含める手法が挙げられる。前者の場合、玄関子機400の情報中継部430は、指示された無線装置300に限定して、オン/オフ信号の送信を行う必要がある。後者の場合、無線装置300の装置通信部320あるいは威嚇動作部350は、オン/オフ信号に含まれる識別情報が、識別情報格納部310に格納された識別情報と一致するか否かを判断し、監視動作のオン/オフの実行の可否を決定する必要がある。
なお、ドアホン親機500は、図示しないが、玄関子機400とドアホン親機500との間の通話や玄関ドアの施錠開錠を制御する制御部、訪問者との通話を開始するための通話開始ボタン等の、従来のドアホン親機機能を実現する構成を、更に有する。また、ドアホン親機500は、玄関子機400あるいは上述の情報端末との間で無線通信を行う無線通信部を有してもよい。かかる無線通信は、例えば、DECTの規格に準拠した無線通信である。更に、ドアホン親機500は、情報端末に対してビープ音や監視対象情報の出力を指示する端末通信制御部を有してもよい。
このような構成を有する無線装置300は、監視対象に動きが発生する毎に、識別情報を含めた動き検知情報を玄関子機400へ送信することができると共に、玄関子機400から威嚇指示情報を受信する毎に、威嚇動作を行うことができる。
また、上記構成を有する玄関子機400は、従来の玄関子機としての機能に加えて、無線装置300とドアホン親機500との間の情報転送を行うことができる。
また、上記構成を有するドアホン親機は、従来のドアホン親機としての機能に加えて、受信した動き検知情報に含まれる識別情報に応じて、送信元の無線装置300を指定した威嚇指示情報を送信して威嚇動作を行わせるといった、対象別処理を行うことができる。
なお、例えば、無線装置300、玄関子機400、およびドアホン親機500は、それぞれ、CPU(Central Processing Unit)、制御プログラムを格納したROM(Read Only Memory)等の記憶媒体、およびRAM(Random Access Memory)等の作業用メモリを有する。また、無線装置300、玄関子機400、およびドアホン親機500は、それぞれ、ハードウェア間を接続する信号線、および蓄電池や電源接続部等の電源供給部を有する。この場合、上記した各装置の各部の機能は、CPUが制御プログラムを実行することにより実現される。
<各装置の動作>
次に、各装置の動作のうち、本発明に関連する部分について説明する。なお、玄関子機400の動作のうち本発明に関連する部分は、基本的に、上述の情報転送処理のみであるため、これについての図示および説明を省略する。
図4は、無線装置300の動作の一例を示すフローチャートである。無線装置300は、例えば、初期状態において、装置通信部320および動き検知情報生成部340のみが起動しているものとする。
まず、ステップS1100において、動き検知情報生成部340は、玄関子機400から、無線装置300を指定して監視動作の開始を指示するオン信号が、装置通信部320において受信されたか否かを判断する。
動き検知情報生成部340は、オン信号が受信された場合(S1100:YES)、処理をステップS1200へ進める。また、動き検知情報生成部340は、オン信号が受信されていない場合(S1100:NO)、ステップS1100の判断処理を繰り返す。
なお、動き検知情報生成部340は、ステップS1100の判断処理を、後述の玄関子機400との通信間隔等、所定の時間間隔で行うことが望ましい。
ステップS1200において、動き検知情報生成部340は、動きセンサ部330を起動させる。
そして、ステップS1300において、動き検知情報生成部340は、動きセンサ部330において動きが検知されたか否かを判断する。
動き検知情報生成部340は、動きが検知された場合(S1300:YES)、処理をステップS1400へ進める。また、動き検知情報生成部340は、動きが検知されていない場合(S1300:NO)、処理を後述のステップS1500へ進める。
ステップS1400において、動き検知情報生成部340は、無線装置300の識別情報を含む動き検知情報を生成し、装置通信部320を介して玄関子機400へ送信する。
そして、ステップS1500において、威嚇動作部350は、装置通信部320において威嚇指示情報が受信されたか否かを判断する。
威嚇動作部350は、威嚇指示情報が受信された場合(S1500:YES)、処理をステップS1600へ進める。また、威嚇動作部350は、威嚇指示情報が受信されていない場合(S1500:NO)、処理を後述のステップS1700へ進める。
ステップS1600において、威嚇動作部350は、威嚇指示情報の内容に従って、上述の威嚇動作を行う。威嚇動作部350は、例えば、ビープ音を10秒間出力する。
そして、ステップS1700において、動き検知情報生成部340は、玄関子機400から、無線装置300を指定して監視動作の停止を指示するオフ信号が、装置通信部320において受信されたか否かを判断する。
動き検知情報生成部340は、オフ信号が受信されていない場合(S1700:NO)、処理をステップS1300へ戻す。また、動き検知情報生成部340は、オフ信号が受信された場合(S1700:YES)、処理をステップS1800へ進める。
なお、動き検知情報生成部340は、処理をステップS1300へ戻す場合、ステップS1300〜S1700の判断処理を、後述の玄関子機400との通信間隔等、所定の時間間隔で行うことが望ましい。
ステップS1800において、動き検知情報生成部340は、動きセンサ部330の動作を停止させて、処理をステップS1100へ戻す。
このような動作により、無線装置300は、監視対象の動きを検知して識別情報を含む動き検知情報を玄関子機400へと送信し、玄関子機400から受信したオンオフ信号および威嚇指示情報に応じて動作することができる。
図5は、ドアホン親機500の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS2100において、対象別処理部530は、親機通信部520において、動き検知情報が受信されたか否かを判断する。
対象別処理部530は、動き検知情報が受信された場合(S2100:YES)、処理をステップS2200へ進める。また、対象別処理部530は、動き検知情報が受信されなかった場合(S2100:NO)、処理を後述のステップS2500へ進める。
ステップS2200において、対象別処理部530は、動き検知情報から識別情報を抽出する。
そして、ステップS2300において、対象別処理部530は、対象情報テーブル610(図3参照)に従って、抽出された識別情報に対応する監視対象情報をユーザに提示する。例えば、識別情報「2」を含む動き検知情報が1分間に3回受信された場合、対象別処理部530は、ビープ音をドアホン親機500から出力すると共に、「車」という監視対象の名称と車の画像とを表示する。
なお、対象別処理部530は、対象情報テーブル610のアラーム条件614に、動き検知情報の受信履歴に基づく条件が含まれる場合、識別情報毎に、動き検知情報を受信したタイミングを記録する必要がある。
そして、ステップS2400において、対象別処理部530は、対象情報テーブル610(図3参照)に従って、抽出された識別情報が示す無線装置300に対して威嚇動作の実行を指示する威嚇指示情報を生成する。そして、対象別処理部530は、生成された威嚇指示情報を、親機通信部520を介して玄関子機400へ送信する。
例えば、識別情報「2」を含む動き検知情報が1分間に3回受信された場合、対象別処理部530は、ビープ音を10秒間鳴動させることを指示する内容を含む威嚇指示情報を生成する。
そして、ステップS2500において、装置オンオフ制御部540は、いずれかの無線装置300のオン/オフのタイミングが到来したか否かを判断する。かかるタイミングは、上述の通り、例えば、ユーザによるオンオフ操作が行われたタイミングである。
装置オンオフ制御部540は、オン/オフのタイミングが到来した場合(S2500:YES)、処理をステップS2600へ進める。また、装置オンオフ制御部540は、オン/オフのタイミングが到来していない場合(S2500:NO)、処理を後述のステップS2700へ進める。
ステップS2600において、装置オンオフ制御部540は、無線装置300を指定して監視動作のオン/オフを指示するオン/オフ信号を生成し、親機通信部520を介して玄関子機400へ送信する。
そして、ステップS2700において、対象別処理部530は、無線装置300を用いた監視を終了する旨の指示が、ユーザ操作等によりあったか否かを判断する。
対象別処理部530は、監視終了の指示がない場合(S2700:NO)、処理をステップS2100へ戻す。なお、対象別処理部530は、ステップS2100の判断処理を、後述の玄関子機400との通信間隔等、所定の時間間隔で行うことが望ましい。また、対象別処理部530は、監視終了の指示があった場合(S2700:YES)、一連の処理を終了する。
このような動作により、ドアホン親機500は、動き検知情報を受信する毎に、対応する監視対象の画像を表示したり、対応する無線装置300でビープ音を鳴動させる等の、対象別処理を行うことができる。また、ドアホン親機500は、無線装置300毎に、監視動作のオンオフを制御することができる。
<システム全体の動作>
次に、各装置が上述の動作を行った場合の、ドアホンシステム100全体の動作について説明する。
図6は、ドアホンシステム100の動き検知に関する動作の一例を示すシーケンス図である。
不審者が監視対象に触る等して動きが発生すると(S3010)、無線装置300は、この動きを検知し(S3020)、動き検知情報を玄関子機400へ送信する(S3030)。玄関子機400は、この動き検知情報を、ドアホン親機500へ転送する(S3040)。かかる転送を受けて、ドアホン親機500は、動きが検知された監視対象の画像の表示やアラーム鳴動等の対象別処理を行う(S3050)。
ユーザは、アラーム鳴動を受けてドアホン親機500に近付き、表示された監視対象の画像から、どの監視対象において動きが検知されたかを確認する。ユーザは、確認の結果、威嚇が必要と判断すると、ドアホン親機500の威嚇ボタンを押下する(S3060)。なお、威嚇ボタンは、上述の情報端末に設けられていてもよい。
すると、ドアホン親機500は、威嚇ボタンの押下を検知し(S3070)、威嚇指示情報を玄関子機400へ送信する(S3080)。玄関子機400は、この威嚇指示情報を、無線装置300へ転送する(S3090)。かかる転送を受けて、無線装置300は、ビープ音を出力する等の威嚇動作を行い(S3100)、不審者を威嚇し撃退する(S3110)。
このように、ドアホンシステム100は、不審者が監視対象に力を加えた場合に、動き検知によりこれを検知し、監視対象に応じた処理を行うことができる。
図7は、ドアホンシステム100の監視動作のオンオフに関する動作の一例を示すシーケンス図である。
ユーザがいずれかの無線装置300(監視対象)を指定して監視動作のオンを指示する操作を行うと(S4010)、ドアホン親機500は、この操作を検知し(S4020)、上記無線装置300を指定したオン信号を玄関子機400へ送信する(S4030)。玄関子機400は、このオン信号を、無線装置300へ転送する(S4040)。かかる転送を受けて、無線装置300は、動き検知を開始する(S4050)。
また、ユーザがいずれかの無線装置300(監視対象)を指定して監視動作のオフを指示する操作を行うと(S4060)、ドアホン親機500は、この操作を検知し(S4070)、上記無線装置300を指定したオフ信号を玄関子機400へ送信する(S4080)。玄関子機400は、このオフ信号を、無線装置300へ転送する(S4090)。かかる転送を受けて、無線装置300は、動き検知を終了する(S4100)。
このように、ドアホンシステム100は、監視のオンオフを無線装置300毎に室内から切り替えることができる。
<無線通信の送受信タイミング>
最後に、無線装置300と玄関子機400との間の無線通信における、情報あるいは信号の送受信タイミングについて説明する。
図8は、無線装置300と玄関子機400との間の無線通信における、情報あるいは信号の送受信タイミングの一例を示す図である。図中、横軸は時間軸を示す。
図8に示すように、玄関子機400には、無線装置300への送信を行うことが可能な送信期間711が、所定の時間間隔Tで設定されている。また、玄関子機400には、無線装置300からの受信を行うための受信期間712が、各送信期間711の直後に設定されている。
無線装置300は、例えば、起動直後に、玄関子機400から送信期間711に送信された、時間間隔Tを示す情報を含む同期信号713を受信する。そして、無線装置300には、同期信号713の受信タイミングを基準として、受信期間714が通信間隔T(上述の所定の時間間隔)で設定される。なお、同期信号713を受信できなかった場合、無線装置300は、異常を知らせる信号を、玄関子機400へ送信する。
そして、無線装置300は、あるタイミングtで動き715を検知すると、次の受信期間714の直後の送信期間716に、動き検知情報717を玄関子機400へ送信する。玄関子機400は、この動き検知情報717を、送信期間716に対応する受信期間712に受信する。
玄関子機400は、受信期間714の次の送信期間711に、動き検知情報717を受信した旨を示す受信確認信号718を、無線装置300へ送信する。無線装置300は、かかる受信信号を、送信期間711に対応する受信期間714に受信して、動き検知情報の送信処理を完了する。なお、無線装置300は、動き検知情報717を送信してから所定の期間の間に受信確認信号718を受信しない場合、動き検知情報717を再送することが望ましい。
このように、玄関子機400との間で互いに送信期間と受信期間とを同期させることにより、各無線装置300は、電力消費を抑えつつ、通信間隔T毎の情報の送受信を行うことができる。また、玄関子機400は、各無線装置300に対して異なる送信期間および受信期間を設定することにより、通信のコリジョンを防止することができる。
<本実施の形態の効果>
以上説明したように、本実施の形態に係るドアホンシステム100は、無線装置300が取り付けられた監視対象に動きが発生する毎に、動き検知情報を、ドアホン親機500へと送信することができる。
これにより、本実施の形態に係るドアホンシステム100は、監視対象に人が触ったり乗ったりして力を加えた場合に、動き検知によりこれを検知し、監視対象に応じた処理を行うことができる。したがって、道路に近接した門の近辺や、他の車も出入りする公共の駐車場に配置された監視対象(郵便受けや車)であっても、人が力を加えたか否かの監視を行うことができる。このため、本実施の形態に係るドアホンシステム100は、従来技術に比べて、より広い範囲を(任意の場所を)監視対象とすることができる。
また、本実施の形態に係るドアホンシステム100は、玄関子機400を通信の中継点として用いるため、室外に配線を特に敷設することなく、動き検知情報のドアホン親機500への送信を行うことができる。
また、本実施の形態に係るドアホンシステム100は、動き検知情報に無線装置300の識別情報を含める。これにより、本実施の形態に係るドアホンシステム100は、監視対象毎に異なるタイミングや手法で通知や威嚇を行ったり、撮影映像を用いることなく、どの監視対象に力が加えられた可能性があるかユーザに通知することができる。
また、本実施の形態に係るドアホンシステム100は、ドアホン親機500から、対象別処理の実行に関連する動作のオンオフを、無線装置300毎に制御する。これにより、本実施の形態に係るドアホンシステム100は、家の住人や車の所有者といった不審者ではない人が監視対象に触れるような場合に、アラーム出力や威嚇動作が行われないようにすることができる。
また、本実施の形態に係るドアホンシステム100は、室外の無線通信に、上述の電波回折性が高く通信距離の長い無線通信を採用しているため、多数の無線装置300を配置することにより、住宅の敷地全体等、より広い領域を満遍なく監視範囲としてカバーすることができる。
<本実施の形態の変形例>
なお、ドアホンシステム100の監視対象は、上述の例に限定されない。例えば、監視対象としては、玄関の扉、窓、室内の扉や引き出し、玄関ポーチの床石、アプローチの道路、雨戸、屋根、塀、工場のゲート等、無線装置300を取り付けることができ、動きの有無に基づいて監視を行うことが可能な対象を採用することができる。
また、玄関子機400は、単に情報を転送するのではなく、受信した情報に基づいて、別の情報を送信してもよい。例えば、玄関子機400は、識別情報を、同じ無線装置300を指定する別の識別情報で書き換える等して、無線装置300から受信した動き検知情報とは形態が異なる動き検知情報を、ドアホン親機500へ送信してもよい。
また、対象別処理の内容は、上述の例に限定されない。例えば、対象別処理は、夜間のみアラーム出力および威嚇を行う等の、時間的条件に応じた処理であったり、セキュリティセンターへ連絡する等の他の各種処理を含む処理であってもよい。
また、各無線装置300と玄関子機400との間の通信方式、および、玄関子機400とドアホン親機500との間の通信方式は、上述の例に限定されるものではなく、用途に適合した他の各種通信方式を採用することができる。
また、監視の対象となる場所は、室外に限定されない。また、ドアホン親機が配置される場所は、室内に限定されない。例えば、無線装置300は、建物内の金庫の周辺の室内に配置されてもよい。また、ドアホン親機400は、外出中のユーザが携帯する携帯電話機等、室外に配置されていてもよい。
<本開示のまとめ>
本開示のドアホンシステムは、1つまたは複数の無線装置と、ドアホン親機と、前記無線装置から無線通信により受信した情報を前記ドアホン親機へと転送する玄関子機と、を有するドアホンシステムであって、前記無線装置は、動きを検知する動きセンサ部と、前記無線装置の識別情報を格納する識別情報格納部と、前記動きセンサ部が前記動きを検知したとき、前記識別情報を含む動き検知情報を前記玄関子機へ送信する動き検知情報生成部と、を有する。
なお、上記ドアホンシステムにおいて、前記ドアホン親機は、前記玄関子機から転送されてきた情報を受信する親機通信部と、前記親機通信部が前記動き検知情報を受信したとき、当該動き検知情報に含まれる前記識別情報に応じた対象別処理を行う対象別処理部と、を有してもよい。
また、上記ドアホンシステムにおいて、前記ドアホン親機は、前記無線装置が取り付けられている監視対象を示す監視対象情報を、当該無線装置の前記識別情報に対応付けて格納する対象情報格納部、を有し、前記対象別処理は、受信された前記動き検知情報に含まれる前記識別情報に対応する前記監視対象情報を、前記対象情報格納部から読み出してユーザに提示する処理を含んでもよい。
また、上記ドアホンシステムにおいて、前記監視対象情報は、前記監視対象の外観を示す画像を含み、前記対象別処理は、前記画像を表示する処理を含んでもよい。
また、上記ドアホンシステムにおいて、前記監視対象情報は、前記監視対象に応じて異なる、音、光、および振動のうち少なくとも1つを含むアラームを定義するアラーム情報を含み、前記対象別処理は、前記アラーム情報により定義される前記アラームを出力する処理を含んでもよい。
また、上記ドアホンシステムにおいて、前記対象別処理部は、前記無線装置毎に、前記動き検知情報の受信頻度を取得し、前記受信頻度に応じた前記対象別処理を行ってもよい。
また、上記ドアホンシステムにおいて、前記対象別処理部は、前記無線装置毎に、所定の区間における前記動き検知情報の受信回数を取得し、前記対象別処理は、前記監視対象情報に対応付けて、前記受信回数を前記ユーザに提示する処理を含んでもよい。
また、上記ドアホンシステムにおいて、前記玄関子機は、室内に配置された前記ドアホン親機との間で双方向通信を行う室内側通信部と、室外に配置された前記無線装置との間で前記双方向無線通信を行う室外側通信部と、前記室内側通信部が前記ドアホン親機から受信した威嚇指示情報を、前記室外側通信部を介して前記無線装置へ送信し、前記室外側通信部が前記無線装置から受信した前記動き検知情報を、前記室内側通信部を介して前記ドアホン親機へ送信する情報中継部と、を有し、前記親機通信部は、前記玄関子機との間で双方向通信を行い、前記対象別処理は、受信された前記動き検知情報に含まれる前記識別情報に対応する前記無線装置に対して威嚇動作の実行を指示する前記威嚇指示情報を、前記玄関子機へ送信する処理を含み、前記無線装置は、前記玄関子機との間で双方向無線通信を行う装置通信部と、前記装置通信部が前記威嚇指示情報を受信したとき、音、光、および振動のうち少なくとも1つの出力を含む威嚇動作を行う威嚇動作部、を有してもよい。
また、上記ドアホンシステムにおいて、前記ドアホン親機は、前記無線装置毎に、前記無線装置、前記玄関子機、および前記ドアホン親機のうち少なくとも1つの、前記対象別処理の実行に関連する動作のオンオフを制御する装置オンオフ制御部、を有してもよい。
本開示の無線装置は、1つまたは複数の無線装置と、ドアホン親機と、前記無線装置から無線通信により受信した情報を前記ドアホン親機へと転送する玄関子機と、を有するドアホンシステムに用いられる無線装置であって、動きを検知する動きセンサ部と、前記無線装置の識別情報を格納する識別情報格納部と、前記動きセンサ部が前記動きを検知したとき、前記識別情報を含む動き検知情報を前記玄関子機へ送信する動き検知情報生成部と、を有する。
本開示の監視方法は、1つまたは複数の無線装置と、ドアホン親機と、前記無線装置から無線通信により受信した情報を前記ドアホン親機へと転送する玄関子機と、を有するドアホンシステムを用いた監視方法であって、前記無線装置において、動きを検知したとき、前記無線装置の識別情報を含む動き検知情報を前記玄関子機へ送信するステップと、前記玄関子機において、前記動き検知情報を受信したとき、当該動き検知情報を前記ドアホン親機へ送信するステップと、前記ドアホン親機において、前記動き検知情報を受信したとき、当該動き検知情報に含まれる前記識別情報に応じた対象別処理を行うステップと、を有する。
本発明は、より広い範囲を監視対象とすることができるドアホンシステム、無線装置、および監視方法として有用である。
100 ドアホンシステム
200 建物
300 無線装置
310 識別情報格納部
320 装置通信部
330 動きセンサ部
340 動き検知情報生成部
350 威嚇動作部
400 玄関子機
410 室外側通信部
420 室内側通信部
430 情報中継部
440 カメラ部
500 ドアホン親機
510 対象情報格納部
520 親機通信部
530 対象別処理部
540 装置オンオフ制御部

Claims (12)

  1. 1つまたは複数の無線装置と、ドアホン親機と、玄関子機と、を有するドアホンシステムであって、
    前記無線装置は、
    動きを検知する動きセンサ部と、
    前記動きセンサ部が前記動きを検知したとき、動き検知情報を前記玄関子機へ無線通信により送信する動き検知情報生成部と、を有し、
    前記玄関子機は、
    前記無線装置から無線通信により受信した前記動き検知情報を前記ドアホン親機へ送信し、前記ドアホン親機から情報を受信する室内側通信部と、
    前記ドアホン親機から受信した情報が当該玄関子機への送信情報か前記無線装置への転送情報かを判断し、前記受信した情報が前記転送情報である場合には前記転送情報を前記無線装置に転送し、前記受信した情報が前記送信情報である場合には前記送信情報に含まれる音声データをスピーカから出力させる情報中継部と、を有する、
    ドアホンシステム。
  2. 前記無線装置は、
    前記無線装置の識別情報を格納する識別情報格納部をさらに有し、
    前記検知情報生成部は、前記動きセンサ部が前記動きを検知したとき、前記識別情報を含む動き検知情報を前記玄関子機へ送信し、
    前記ドアホン親機は、
    前記玄関子機から転送されてきた情報を受信する親機通信部と、
    前記親機通信部が前記動き検知情報を受信したとき、当該動き検知情報に含まれる前記識別情報に応じた対象別処理を行う対象別処理部と、を有する、
    請求項1に記載のドアホンシステム。
  3. 前記ドアホン親機は、
    前記無線装置が取り付けられている監視対象を示す監視対象情報を、当該無線装置の前記識別情報に対応付けて格納する対象情報格納部、を有し、
    前記対象別処理は、受信された前記動き検知情報に含まれる前記識別情報に対応する前記監視対象情報を、前記対象情報格納部から読み出してユーザに提示する処理を含む、
    請求項2に記載のドアホンシステム。
  4. 前記監視対象情報は、前記監視対象の外観を示す画像を含み、
    前記対象別処理は、前記画像を表示する処理を含む、
    請求項3に記載のドアホンシステム。
  5. 前記監視対象情報は、前記監視対象に応じて異なる、音、光、および振動のうち少なくとも1つを含むアラームを定義するアラーム情報を含み、
    前記対象別処理は、前記アラーム情報により定義される前記アラームを出力する処理を含む、
    請求項3に記載のドアホンシステム。
  6. 前記対象別処理部は、
    前記無線装置毎に、前記動き検知情報の受信頻度を取得し、前記受信頻度に応じた前記対象別処理を行う、
    請求項3に記載のドアホンシステム。
  7. 前記対象別処理部は、
    前記無線装置毎に、所定の区間における前記動き検知情報の受信回数を取得し、
    前記対象別処理は、前記監視対象情報に対応付けて、前記受信回数を前記ユーザに提示する処理を含む、
    請求項6に記載のドアホンシステム。
  8. 前記玄関子機は、
    前記情報中継部は、前記室内側通信部が前記ドアホン親機から受信した威嚇指示情報を前記無線装置へ送信し、
    前記対象別処理は、受信した前記動き検知情報に含まれる前記識別情報に対応する前記無線装置に対して威嚇動作の実行を指示する前記威嚇指示情報を、前記玄関子機へ送信する処理を含み、
    前記無線装置は、
    前記玄関子機との間で双方向無線通信を行う装置通信部と、
    前記装置通信部が前記威嚇指示情報を受信したとき、音、光、および振動のうち少なくとも1つの出力を含む威嚇動作を行う威嚇動作部、を有する、
    請求項2に記載のドアホンシステム。
  9. 前記ドアホン親機は、
    前記無線装置毎に、前記無線装置、前記玄関子機、および前記ドアホン親機のうち少なくとも1つの、前記対象別処理の実行に関連する動作のオンオフを制御する装置オンオフ制御部、を有する、
    請求項2に記載のドアホンシステム。
  10. 前記玄関子機は、
    前記ドアホン親機との間で双方向通信を行うことが可能な状態で、前記無線装置から前記動き検知情報を受信する、
    請求項1から9のいずれかに記載のドアホンシステム。
  11. 前記センサ部は、加速度センサであり、
    前記玄関子機は、
    カメラを有し、
    前記動き検知情報を受信すると、前記カメラを作動して撮影を開始する、
    請求項1から10のいずれかに記載のドアホンシステム。
  12. 1つまたは複数の無線装置と、ドアホン親機と、玄関子機と、を有するドアホンシステムを用いた監視方法であって、
    前記無線装置において、動きを検知したとき、動き検知情報を前記玄関子機へ無線通信により送信するステップと、
    前記玄関子機において、前記無線装置から無線通信により受信した前記動き検知情報を前記ドアホン親機へ送信し、前記ドアホン親機から情報を受信するステップと、
    前記玄関子機において、前記ドアホン親機から受信した情報が当該玄関子機への送信情報か前記無線装置への転送情報かを判断するステップと、
    前記玄関子機において、前記受信した情報が前記転送情報である場合には前記転送情報を前記無線装置に転送するステップと、
    前記玄関子機において、前記受信した情報が前記送信情報である場合には前記送信情報に含まれる音声データをスピーカから出力させるステップと、を有する、
    監視方法。
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