JP5875018B2 - 防犯システム、防犯方法 - Google Patents

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Description

本発明は、防犯システム、防犯方法に関する。
防犯に対する意識は年々向上しており、近年では自宅を空き巣などから守るホームセキュリティに対する関心が高まっている。特に、自宅への侵入を未然に防ぐことはもとより、一人暮らしの安心として帰宅時などにその侵入者と遭遇してしまうリスクを回避することが重要になっている。
このようなホームセキュリティを具現化する方法として、人検知センサを幾つかの空間に設置しておき空き巣などの侵入者を検知して玄関のドアの戸外側において視認できるようにする防犯システムの技術が知られている(特許文献1)。
特開2005−004633号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術は、侵入者を検知して戸外側において視認できるようにする、或いは、通報するという目的は達成しうるものの、侵入者を検知するために複数の人検知センサやタッチセンサ、宅内ネットワークが必要であり、システムが大規模になっていた。
特に、侵入者が防犯システムを勝手に解除することを防止する対応はできなかった。
本発明は、このような従来技術の課題を解決するべく案出されたものであり、その主な目的は、特殊なセンサを別途設けることなく、非常に簡易な構成で、一人暮らしの安心として帰宅時などにその侵入者と遭遇してしまうリスクを回避することが可能な防犯システムを提供することにある。
本発明は、玄関子機と、前記玄関子機との間で無線通信を行う室内親機と、を含む防犯システムであって、前記玄関子機は、前記玄関子機と前記室内親機との間の電波強度を計測する電波強度計測を備え、前記室内親機は、操作者による所定の操作を入力する親機操作入力部と、前記親機操作入力部が侵入者検知の解除要求の操作を入力した場合に所定のパスワードの入力を待って、前記玄関子機に対し、前記電波強度計測による計測を停止させ、侵入者検知を終了させる親機制御部と、を備える。
本発明によれば、上述の構成によって、特殊なセンサを別途設けることなく、非常に簡易な構成で、一人暮らしの安心として帰宅時などにその侵入者と遭遇してしまうリスクを回避することが可能な防犯システムを提供できる。
更に、侵入者が勝手に見張りモードを解除してしまうことを防ぐことができる。このため、居住者が帰宅時などに室内に入る前に侵入者の有無を確認でき、その侵入者と遭遇してしまうリスクを前もって把握し回避することができる。
第1実施形態における防犯システムの概要を示す模式図 第1実施形態における防犯システムの構成例を示すブロック図 第1実施形態における防犯システムの動作概要を示すシーケンス図 第1実施形態における防犯システムの状態表示動作を示すシーケンス図 第1実施形態におけるカメラ装置とモニタ装置との間の電波強度の変動例を示す図 第1実施形態における防犯システムの威嚇動作を示すシーケンス図 第2の実施形態における防犯システムの動作を示すシーケンス図 第2実施形態におけるカメラ装置とモニタ装置との間の電波強度の変動例を示す図 第3の実施形態における防犯システムの動作を示すシーケンス図 第3実施形態におけるカメラ装置とモニタ装置との間の電波強度の変動例を示す図 第4の実施形態におけるカメラ装置の動作を示すフローチャート 第5の実施形態におけるカメラ装置の動作を示すフローチャート 第6の実施形態におけるモニタ装置の動作を示すフローチャート 第7の実施形態における防犯システムの動作を示すシーケンス図 第8の実施形態における防犯システムのリモコンによる状態表示動作を示すシーケンス図 第8の実施形態における防犯システムのリモコンによる威嚇動作を示すシーケンス図
前記課題を解決するためになされた本発明は、玄関子機と、前記玄関子機との間で無線通信を行う室内親機と、を含む防犯システムであって、前記玄関子機と前記室内親機との間の電波強度を計測する電波強度計測手段を備え、前記室内親機は、操作者による所定の操作を入力する親機操作入力部と、前記親機操作入力部が侵入者検知の解除要求の操作を入力した場合に所定のパスワードの入力を待って前記電波強度計測手段による計測を停止し、侵入者検知を終了するように制御する親機制御部と、
を備える防犯システムである。
これによって、特殊なセンサを別途設けることなく、非常に簡易な構成で、一人暮らしの安心として帰宅時などにその侵入者と遭遇してしまうリスクを回避することが可能な防犯システムを提供できる。
更に、侵入者が勝手に見張りモードを解除してしまうことを防ぐことができる。このため、居住者が帰宅時などに室内に入る前に侵入者の有無を確認でき、その侵入者と遭遇してしまうリスクを前もって把握し回避することができる。
また、本発明は、玄関子機と、前記玄関子機との間で無線通信を行う室内親機と、を含む防犯システムの防犯方法であって、前記玄関子機と前記室内親機との間の電波強度を計測する電波強度計測ステップと、操作者による所定の操作を入力する親機操作入力ステップと、前記親機操作入力ステップが侵入者検知の解除要求の操作を入力した場合に所定のパスワードの入力を待って前記電波強度計測ステップによる計測を停止し、侵入者検知を終了するように制御する親機制御ステップと、を備える防犯システムの防犯方法。
これによって、特殊なセンサを別途設けることなく、非常に簡易な構成で、一人暮らしの安心として帰宅時などにその侵入者と遭遇してしまうリスクを回避することが可能な防犯システムを提供できる。
更に、侵入者が勝手に見張りモードを解除してしまうことを防ぐことができる。このため、居住者が帰宅時などに室内に入る前に侵入者の有無を確認でき、その侵入者と遭遇してしまうリスクを前もって把握し回避することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1実施形態における防犯システム1000の概要を示す模式図である。防犯システム1000は、カメラ装置100及びモニタ装置200を含む。カメラ装置100とモニタ装置200とは、無線回線を介して、通信する。
カメラ装置100は、住宅の玄関扉10付近の玄関扉10よりも外側(屋外)に配置され、玄関扉10の上部に引っ掛けて設置される。カメラ装置100は、屋外の空間(例えば来訪者20、屋外の玄関扉10付近)を撮像する。
モニタ装置200は、玄関扉10よりも居住空間側(屋内)に設置され、所定のタイミングにおいて、カメラ装置100から受信した画像を表示する。モニタ装置200による表示は、居住者30により確認される。モニタ装置200は、屋内における所定の位置(例えば屋内の壁)に固定されても、屋内の居住者30に適宜保持されて移動可能とされてもよい。図1では、居住者30の外出に際してモニタ装置200が室内のテーブル上に置かれた場合を例示している。
図2は、第1実施形態における防犯システム1000の構成例を示すブロック図である。
<カメラ装置の構成>
カメラ装置100は、状態表示部101、ボタン操作入力部102、撮像部103、無線通信部104、電波強度計測部105、記憶部106、制御部107、電池108、及び電源部109を備える。
状態表示部101は、LED等による表示部であり、侵入者の有無等の状態情報を表示する。状態情報は、後述する見張りモードの設定中/解除中や侵入者の有/無、現在も侵入者が居るのか等である。状態情報は、LEDにより緑色や赤色、或いはそれらの点灯/消灯/点滅で区別して表示する。
状態表示部101が行う表示は、外出していた居住者30が帰宅した場合に、屋外から観察して確認できるようにするためのものである。
ボタン操作入力部102は、カメラ装置100に設けられた(図示しない)ボタンが操作されたことを入力する入力部である。帰宅した居住者30が状態表示部101により侵入者が居る旨の表示を確認した場合に、侵入者に対して退去を促すメッセージを報知するために設けられたボタン等のボタン操作を入力する。
撮像部103は、屋外における所定の空間を撮像する。撮像部103により撮像された画像(撮像画像)は、例えば、動画、静止画を含み、撮像画像には、来訪者20、通行者、不審者、人以外の物体等が含まれる。
無線通信部104は、モニタ装置200との間において、無線回線を介して通信する。無線通信部104は、間欠動作してもよい。無線通信部104による通信方式は、例えば、DECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunication)、無線LAN(Lacal Area Network)、Zigbee(登録商標)、を含む。
無線通信部104は、撮像画像をモニタ装置200へ送信する。これにより、屋内の居住者30が、玄関扉10付近に存在する来訪者20を視認できる。また、無線通信部104は、カメラ装置100の図示しないマイクロホンにより、来訪者20の音声を収音し、来訪者20の音声を含む音声情報をモニタ装置200へ送信する。また、無線通信部104は、モニタ装置200から、居住者30の音声を含む音声情報を受信する。これにより、屋外の来訪者20と屋内の居住者30とが通話できる。
無線通信部104がDECT方式に従って通信する場合、DECTには省電力モードが準備されているので、間欠動作において迅速に間欠起動できる。間欠起動は、間欠動作において動作状態に遷移することを示す。
電波強度計測部105は、モニタ装置200から受信する信号の電波強度を計測する。電波強度の計測は、例えば、受信信号から受信電力RSSI信号(以降、単に「RSSI信号」と呼称する)を得ることにより計測する。RSSI(Received Signal Strength Indicator)信号とは、コードレス電話システム等の無線通信機器が受信する信号の強度を測定するための信号のことであり、ここでは受信した電波の強度を示す指標として用いる。
記憶部106は、フラッシュメモリ等で構成され、例えば、カメラ装置100の識別番号等の装置情報、電波強度に関する閾値情報、状態情報、モニタ装置200への送信前の撮像画像等を記憶する。
制御部107は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、CPU(Central Processing Unit)等を有する。例えば、CPUがROMに保持されたプログラムを実行することにより、制御部107の各種機能を実現する。
制御部107は、カメラ装置100全体を統括し、各種制御、演算、判定を実行する。制御部107は、カメラ装置100の各部を制御するための演算処理を行う。制御部107は、間欠動作してもよい。間欠動作では、例えば、ULP (Ultra Low Power)技術が用いられる。
電池108は、電源部109へ電力を供給する。電源部109は、電池108から電力供給を受け、カメラ装置100が動作するための電力を各部へ供給する。電源部109は、制御部107及び無線通信部104に対して、間欠動作するための電力を供給してもよい。
<モニタ装置の構成>
モニタ装置200は、無線通信部201、制御部202、表示部203、記憶部204、音声出力部205、及びボタン操作入力部206を備える。
無線通信部201は、カメラ装置100との間において、無線回線を介して、通信する。無線通信部201による通信方式は、例えば、DECT、無線LAN、Zigbee(登録商標)、を含む。
無線通信部201は、カメラ装置100からの撮像画像を受信する。これにより、屋内の居住者30が、玄関扉10付近に存在する来訪者20を視認できる。また、無線通信部201は、カメラ装置100から、来訪者20の音声を含む音声情報を受信する。また、無線通信部201は、モニタ装置200の図示しないマイクロホンにより、居住者30の音声を収音し、居住者30の音声を含む音声情報をカメラ装置100へ送信する。これにより、屋外の来訪者20と屋内の居住者30とが通話できる。
制御部202は、ROM、RAM、CPU等を有する。例えば、CPUがROMに保持されたプログラムを実行することにより、制御部202の各種機能を実現する。
制御部202は、モニタ装置200全体を統括し、各種制御、演算、判定を実行する。制御部202は、モニタ装置200の各部を制御するための演算処理を行う。
表示部203は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)を有し、各種画像を表示する。画像は、例えば、動画、静止画を含み、カメラ装置100からの撮像画像、モニタ装置200を操作するための画像、を含む。
記憶部204は、フラッシュメモリ等で構成され、各種画像や音声、その他の管理情報を含む。画像は、例えば、動画、静止画を含み、カメラ装置100からの撮像画像、モニタ装置200を操作するための画像、を含む。音声は、例えば、モニタ装置200から発する定型メッセージの音声、威嚇音声、を含む。
その他の管理情報は、例えば、モニタ装置200の設定情報(後述する見張りモード等)、設定情報を勝手に変更できないようにするためのパスワード情報、を含む。
音声出力部205は、モニタ装置200の図示しないスピーカにより、定型メッセージの音声、威嚇音声、カメラ装置100から受信した来訪者20の音声等を発する。
ボタン操作入力部206は、モニタ装置200に設けられた(図示しない)各種キー、各種ボタン、又はタッチパネルの操作を入力する入力部である。居住者30による各種操作を受け付ける。
<通常モードと見張りモード>
図3は、第1実施形態における防犯システム1000の動作概要を示すシーケンス図である。本シーケンスに従って、防犯システム1000における通常モード、通常モードから見張りモードへの移行及び見張りモードの終了について説明する。
<通常モード>
図3において、カメラ装置100及びモニタ装置200は、お互いが必要に応じて送信する信号を受信可能とするため定期受信を行っている(電池により稼働するカメラ装置100は、消費電力を抑えるため間欠的に受信動作を行ってもよい)。このような状態を後述する「見張りモード」を区別するために「通常モード」と称する。
通常モードにおいて、居住者30が来訪者20の来訪を受けて来訪者20が何者かを確認する場合、カメラ装置100とモニタ装置200との間で以下の処理が行われる。即ち、居住者30が撮像ボタンを押下すると、モニタ装置200のボタン操作入力部206が、撮像ボタンの押下を入力する(ステップ101)。
制御部202は、ボタン操作入力部206の入力結果を受けて無線通信部201を介してカメラ装置100に撮像要求信号を送信する(ステップ102)。撮像要求信号はカメラ装置100に対して撮像を実行させ、撮像データを送信させるためのコマンドである。コマンドの形式等は独自に決定してもよい。
カメラ装置100において間欠的に定期受信を行っている無線通信部104は、モニタ装置200から送信された撮像要求信号を受信する。制御部107は、無線通信部104の撮像要求信号の受信を受けて撮像部103を制御して撮像処理を実行する(ステップ103)。
制御部202は、撮像部103が撮像した撮像データを、無線通信部104を介してモニタ装置200に送信する(ステップ104)。撮像データは、連続画像、動画でもよく、記憶部106に一時的に蓄積して送信してもよい。
モニタ装置200において定期受信を行っている無線通信部201は、カメラ装置100から送信された撮像データ信号を受信する。制御部202は、無線通信部201の撮像データ信号の受信を受けて表示部203を制御して撮像データのモニタ表示を行う(ステップ105)。
以上説明したように、通常モードにおいては、来訪者20の来訪を受けた場合に、居住者30が撮像ボタンを押下することにより来訪者20がモニタ装置200に表示されるため来訪者20が何者かを容易に確認することができる。
<通常モードから見張りモードへの移行>
さて、本実施の形態において最も大きな特徴は、この防犯システム1000が、居住者30が外出する場合において特異な威力を発揮する「見張りモード」を備えていることである。
通常モードにおいて、居住者30が外出する場合に見張りボタンを押下すると、モニタ装置200のボタン操作入力部206が、見張りボタンの押下を入力する(ステップ106)。
制御部202は、ボタン操作入力部206の入力結果を受けて無線通信部201を介してカメラ装置100に見張りモード開始信号を送信する(ステップ107)。見張りモード開始信号はカメラ装置100に対して見張りモードの動作をさせるためのコマンドである。コマンドの形式等は独自に決定してもよい。
カメラ装置100において間欠的に定期受信を行っている無線通信部104は、モニタ装置200から送信された見張りモード開始信号を受信する。制御部107は、無線通信部104の見張りモード開始信号の受信を受けて電波強度計測部105を制御してモニタ装置200から送信される定期信号の電波強度の計測を開始する(ステップ108)。
また、制御部107は、状態表示部101を制御して、見張りモードの実行中であることを表示するためにカメラ装置100上のLEDを緑点灯する(ステップ109)。以降、見張りモードの実行中のカメラ装置100は、後述する各種の見張り動作を行う。
一方、ステップ107において見張りモード開始信号を送信したモニタ装置200の制御部202は、無線通信部201を介してカメラ装置100に定期信号を送信する(ステップ110)。定期信号は、カメラ装置100が電波強度の計測を行う対象とする信号である。定期信号は、例えば、DECT方式に従ってモニタ装置200からカメラ装置100へ制御スロット(12スロットの中の少なくとも1つのスロット)を用いて常時(周期的に)送信する制御データ信号である。以降、見張りモードの実行中のモニタ装置200は、後述する各種の見張り動作を行う。
<見張りモードの終了>
見張りモードにおいて、居住者30が外出から帰宅し見張りモードを解除する場合、居住者30は見張りボタンを再度押下する(見張りボタンの長押しや別ボタンを設けても良い)。モニタ装置200のボタン操作入力部206が、見張りボタンの押下を入力する(ステップ111)。
制御部202は、ボタン操作入力部206の入力結果を受けて無線通信部201を介してカメラ装置100に見張りモード終了信号を送信する(ステップ112)。見張りモード終了信号はカメラ装置100に対して見張りモードの動作を終了させるためのコマンドである。コマンドの形式等は独自に決定してもよい。
カメラ装置100において間欠的に定期受信を行っている無線通信部104は、モニタ装置200から送信された見張りモード終了信号を受信する。制御部107は、無線通信部104の見張りモード終了信号の受信を受けて電波強度計測部105を制御して電波強度の計測を停止する(ステップ113)。
また、制御部107は、状態表示部101を制御して、見張りモードの実行中の表示を終了するためにカメラ装置100上のLEDを消灯する(ステップ114)。以降、カメラ装置100は、通常モードの動作に戻る。
一方、ステップ112において見張りモード終了信号を送信したモニタ装置200の制御部202は、カメラ装置100への定期信号の送信を停止する(ステップ115)。以降、モニタ装置200は、通常モードの動作に戻る。
なお、上記ではステップ106の見張りボタンの押下の入力によりステップ110の定期信号送信を行うように説明したが、DECT方式に従ってモニタ装置200からカメラ装置100へ送信する制御データ信号の場合、見張りモードか否かに係わらず常時(周期的に)送信するようにしても構わない。
<見張りモード実行中の動作(状態表示、威嚇)>
図4は、第1実施形態における防犯システム1000の状態表示動作を示すシーケンス図である。図5は、第1実施形態におけるカメラ装置100とモニタ装置200との間の電波強度の変動例を示す図である。図5の(A)は平時(カメラ装置100とモニタ装置200との間の空間に人が存在しない状態)において電波強度計測部105が計測したRSSI信号を示すものであり、(B)は侵入確定時(カメラ装置100とモニタ装置200との間の空間に人が入った状態)において電波強度計測部105が計測したRSSI信号を示すものである。グラフにおいて、横軸は時間の経過[秒]を表し、縦軸は信号強度[dBm]を表す。
以下、図5を参照しながら、図4のシーケンス図に従って見張りモード実行中の動作について説明する。
図4に示す見張りモード実行中において、カメラ装置100の制御部107は、無線通信部104が間欠的に行う定期受信の都度、電波強度計測部105を制御してその定期信号の電波強度を計測する。平時の電波強度は図5の(A)のように時間経過においてほぼ安定しているのに対し、侵入があると(カメラ装置100とモニタ装置200との間を侵入者が横切る等により直接波が遮断されると)電波強度は図5の(B)のように時間経過において特徴的に減少する。
制御部107は、電波強度計測部105が計測する電波強度に変動があることを検知すると(ステップ201)、その変動が平時の変動の範囲内であるのか侵入による特徴的な減少を示す変動であるかを判定する(ステップ202)。
上記判定は、例えば、図5の(B)の電波強度のデータを教師信号として記憶部106に格納しておき、定期受信毎に計測したRSSI信号と教師信号との差分をディジタル化したディジタル差分信号の絶対値を取得し、これを複数回にわたって加算して、その平均値を取得することにより行う。
制御部107は、ステップ202において電波強度計測部105が計測する電波強度の変動が侵入による特徴的な減少を示す変動であると判定すると、無線通信部104を介して侵入検知信号をモニタ装置200へ送信する(ステップ203)。
モニタ装置200の制御部202は、無線通信部201を介して侵入検知信号を受信すると、侵入者が居るものと判断し、記憶部204に格納している退去を促すための威嚇メッセージ(例えば「何をしているのですか!出て行って下さい」等)の音声データを選択して読み出し、音声出力部205から出力する(ステップ204)。
ここで、制御部202は、再度、侵入検知信号を受信した場合には、侵入者がまだ退去していないものと判断し、先に発した威嚇メッセージよりも大きな音量で出力するように制御してもよいし、記憶部204に格納している退去を促すための威嚇メッセージの音声データを選択するに際し、より威嚇効果の高い威嚇メッセージ(例えば、「まだ居るのですか!早く出て行って下さい」等)を選択して読み出し、音声出力部205から出力するように制御してもよい。侵入者は少なくとも一度は威嚇メッセージを聞いており、更に退去を促す効果を上げるためである。
このように音声出力部205から退去を促すための威嚇メッセージを発することにより侵入者の自宅への侵入を未然に防ぎ、居住者30が帰宅時などにその侵入者と遭遇してしまうリスクを回避することができる。
更に、制御部202は、カメラ装置100の状態表示部101に侵入者の存在(現在室内に居る旨)を表示させるために、侵入中を示す状態表示信号を、無線通信部201を介してカメラ装置100に送信する(ステップ205)。
カメラ装置100の制御部107は、無線通信部104を介して侵入中を示す状態表示信号を受信すると、侵入者の存在を示す赤色点滅の表示を状態表示部101により行う(ステップ206)。
なお、上記においてカメラ装置100の制御部107は、状態表示信号を受信した後に状態表示部101による赤色点滅の表示を行うように説明したが、ステップ202において電波強度計測部105が計測する電波強度の変動が侵入による特徴的な減少を示す変動であると判定した時点で表示を行うようにしても構わない。
モニタ装置200の制御部202は、ステップ204において侵入者が居るものと判断した後に、所定時間(例えば1時間など侵入者の存在が無くなったと判断できる時間)経過しても、カメラ装置100から新たな侵入検知信号を受信しない場合、侵入者が退去したものと判断し、侵入者が居たが現在は居ない旨の侵入有りを示す状態表示信号を、無線通信部201を介してカメラ装置100に送信する(ステップ207)。
カメラ装置100の制御部107は、無線通信部104を介して侵入有りを示す状態表示信号を受信すると、侵入者の存在があったことを示す赤色点灯の表示を状態表示部101により行う(ステップ208)。
このように状態表示部101の表示を赤色点滅/赤色点灯により区別することにより、居住者30が帰宅時などに、より詳細な状況を知ることができ、その侵入者と遭遇してしまうリスクを前もって把握し回避することができる。
<見張りモード実行中の動作(威嚇ボタンによる威嚇)>
防犯システム1000においては、更に、カメラ装置100の状態表示部101に上記赤色点滅/赤色点灯表示がされていた場合、帰宅した居住者30が室内に入る前にカメラ装置100に備えられた(図示しない)威嚇ボタンを押下することにより侵入者に対して退去を促すための威嚇メッセージを発することができるようにしている。以下、図面を用いて説明する。
図6は、第1実施形態における防犯システム1000の威嚇動作を示すシーケンス図である。見張りモードにおいて、居住者30が威嚇ボタンを押下するとカメラ装置100のボタン操作入力部102が、威嚇ボタンの押下を入力する(ステップ301)。
制御部107は、ボタン操作入力部102の入力結果を受けて無線通信部104を介してモニタ装置200に威嚇要求信号を送信する(ステップ302)。威嚇要求信号はモニタ装置200に対して退去を促すための威嚇メッセージを発させるためのコマンドである。コマンドの形式等は独自に決定してもよい。
モニタ装置200において定期受信を行っている無線通信部201は、カメラ装置100から送信された威嚇要求信号を受信する。制御部202は、無線通信部201の威嚇要求信号の受信を受けて、記憶部204に格納している退去を促すための威嚇メッセージの音声データを選択して読み出し、音声出力部205から出力する(ステップ303)。
ここで制御部202は、音声出力部205に対して、図4のステップ204で説明した威嚇メッセージよりも大きな音量で出力するように制御する。侵入者は少なくとも一度は威嚇メッセージを聞いており、更に退去を促す効果を上げるためである。
また、制御部202は、記憶部204に格納している退去を促すための威嚇メッセージの音声データを選択するに際し、より威嚇効果の高い威嚇メッセージ(例えば、「出て行かなければ警察を呼びますよ」等)を選択して読み出し、音声出力部205から出力するように制御する。同様に侵入者は少なくとも一度は威嚇メッセージを聞いており、更に退去を促す効果を上げるためである。
以上、説明したように、防犯システム1000によれば、カメラ装置100の状態表示部101に侵入者の有無が表示されるため、居住者30が帰宅時などに室内に入る前に侵入者の有無を確認でき、その侵入者と遭遇してしまうリスクを前もって把握し回避することができる。
また、防犯システム1000によれば、カメラ装置100の状態表示部101に侵入者の有無の他に、侵入者が居るのか侵入者が居たが現在は居ないのかが表示されるため、居住者30が帰宅時などに室内に入る前に侵入者が居るのか、より詳細な室内の状況を知ることができ、その侵入者と遭遇してしまうリスクを前もって把握し回避することができる。
また、防犯システム1000によれば、侵入者があった場合にモニタ装置200から退去を促すための威嚇メッセージが発されるため、侵入者の侵入を未然に防ぐことができ、居住者30が帰宅時などにその侵入者と遭遇してしまうリスクを回避することができる。
また、防犯システム1000によれば、侵入者があった場合にカメラ装置100のボタン操作を行うことによりモニタ装置200から退去を促すための威嚇メッセージが発されるため、侵入者を退去させることができ、居住者30が帰宅時などにその侵入者と遭遇してしまうリスクを回避することができる。
また、防犯システム1000によれば、侵入者があった場合にカメラ装置100のボタン操作を行うことによりモニタ装置200から、一度発した威嚇メッセージよりも更に威嚇効果の高い威嚇メッセージが発されるため、侵入者を退去させることができ、居住者30が帰宅時などにその侵入者と遭遇してしまうリスクを回避することができる。
また、侵入者の有無を検知するための特殊なセンサを設置する必要もないため、非常に簡易な構成で防犯システム1000を実現できる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、カメラ装置100の電波強度計測部105が計測する電波強度の変動が侵入による特徴的な減少を示す変動であるか否かにより侵入を検知する例を示した。第2の実施形態では、電波強度の変動が侵入による変動であるとはいえない侵入有無が不確定な場合における防犯システム1000の動作について説明する。
<見張りモード実行中の動作(侵入有無が不確定の場合)>
図7は、第2の実施形態における防犯システム1000の動作を示すシーケンス図である。図8は、第2実施形態におけるカメラ装置100とモニタ装置200との間の電波強度の変動例を示す図である。図8では侵入有無が不確定の場合において電波強度計測部105が計測したRSSI信号を示している。侵入有無が不確定の場合とは、例えば、カメラ装置100とモニタ装置200との間の空間に人が入った状態ではないが、人が存在しないとはいえない状態である。グラフにおいて、横軸は時間の経過[秒]を表し、縦軸は信号強度[dBm]を表す。
以下、図8(必要に応じて図5)を参照しながら、図7のシーケンス図に従って見張りモード実行中の動作について説明する。なお、説明において、図3及び図4の説明と同様の内容については、説明を省略又は簡略化する。
図7に示す見張りモード実行中において、カメラ装置100の制御部107は、無線通信部104が間欠的に行う定期受信の都度、電波強度計測部105を制御してその定期信号の電波強度を計測する。平時の電波強度は図5の(A)のように時間経過においてほぼ安定しているのに対し、侵入があると(カメラ装置100とモニタ装置200との間を侵入者が横切る等により直接波が遮断されると)電波強度は図5の(B)のように時間経過において特徴的に減少する。
しかしながら、図8に示すようにカメラ装置100とモニタ装置200との間を侵入者が横切る等により直接波が遮断されるのではなく、反射波が遮断されるような場合には、電波強度が時間経過において特徴的な変動を示さず、ゆらぎを伴った変動となる。このような場合にも防犯システム1000は以下に説明する防犯動作を行う。
制御部107は、電波強度計測部105が計測する電波強度に変動があることを検知すると(ステップ401)、その変動が平時の変動の範囲内であるのか、侵入による特徴的な減少を示す変動であるのか、或いは、ゆらぎを伴った変動であるのか等を判定する(ステップ402)。
変動が平時の変動の範囲内であるのか侵入による特徴的な減少を示す変動であるかの判定は、例えば、図4のステップ202の説明において説明したとおりである。ここで、制御部107は、電波強度計測部105が計測する電波強度の変動が平時の変動の範囲内であるとも侵入による特徴的な減少を示す変動であるとも判定できない場合には、次にその変動パターンがゆらぎを伴った変動であるか否かを判定する。
変動パターンがゆらぎを伴った変動であるか否かの判定は、所定変動幅の範囲の変動が所定時間継続するか否かにより行う。反射波が遮断された場合には図8のグラフのように直接波が遮断された場合よりも変動幅が小さく変動の継続時間が長いという特徴を有するためである。但し、制御部107のCPUの消費電力を軽減するために、その変動が平時の変動の範囲内であるとも侵入による特徴的な減少を示す変動であるとも判定できない場合には、その変動パターンがゆらぎを伴った変動であるとしてもよい。
制御部107は、ステップ202において電波強度計測部105が計測する電波強度の変動が侵入による特徴的な減少を示す変動、或いは、ゆらぎを伴った変動であると判定すると、無線通信部104を介してその要因を含めた侵入検知信号をモニタ装置200へ送信する(ステップ403)。
要因を含めた侵入検知信号とは、制御部107が電波強度の変動が侵入による特徴的な減少を示す変動であると判断したのか、或いは、ゆらぎを伴った変動であると判定したのかを示すフラグを侵入検知信号に追加したものである。
モニタ装置200の制御部202は、無線通信部201を介して上記侵入検知信号を受信すると、侵入検知信号に含まれるフラグを参照して、侵入者が居るものと確定できるのか、或いは、不確定かを判定する(ステップ404)。そして記憶部204に格納している退去を促すための威嚇メッセージ(例えば「何をしているのですか!出て行って下さい」等)の音声データを選択して読み出し、音声出力部205から出力する(ステップ405)。
このように侵入者が居るものと確定できるか否かに係わらず、音声出力部205から退去を促すための威嚇メッセージを発することにより、防犯システム1000を常に安全側に制御することができ、侵入者の自宅への侵入を未然に防ぎ、居住者30が帰宅時などにその侵入者と遭遇してしまうリスクを回避することができる。
一方、侵入者が居るものと確定できるか否かに係わらず、カメラ装置100の状態表示部101に侵入者の存在(現在室内に居る旨)を表示させるようにすると防犯システム1000の誤表示(侵入者が居る旨を表示しているが実際には居ない)が増加する。そうなると、居住者30が帰宅時などに状態表示を無視することになり、その侵入者と遭遇してしまうリスクを回避することができなくなる。
そこで、モニタ装置200の制御部202は、侵入者が居るものと確定できない場合にはカメラ装置100の状態表示部101に侵入者の存在を表示させるタイミングを判定する(ステップ406)。例えば、ステップ403で受信した侵入検知信号を所定回数受信するまで待つ。
以降、図4において説明したように、制御部202は、カメラ装置100の状態表示部101に侵入者の存在(現在室内に居る旨)を表示させるために、侵入中を示す状態表示信号を、無線通信部201を介してカメラ装置100に送信する(ステップ407)。
カメラ装置100の制御部107は、無線通信部104を介して侵入中を示す状態表示信号を受信すると、侵入者の存在を示す赤色点滅の表示を状態表示部101により行う(ステップ408)。
このように、侵入者が居るものと確定できない場合にはカメラ装置100の状態表示部101に侵入者の存在を表示させるタイミングを判定するようにしたので、誤表示の増加を抑えることができる。
以上、説明したように、防犯システム1000によれば、侵入者が居るものと確定できない場合でも退去を促すための威嚇メッセージを発するため、常に安全側に制御することができ、しかもその場合には侵入者の存在を表示させるタイミングを図ることで誤表示の増加も抑えられる。このため、防犯システム1000の信頼度を更に高めることができる。
(第3の実施形態)
第1の実施形態では、カメラ装置100の電波強度計測部105が計測する電波強度の変動が侵入による特徴的な減少を示す変動であるか否かにより侵入を検知する例を示し、第2の実施形態では、電波強度の変動が侵入による変動であるとはいえない侵入有無が不確定な場合における防犯システム1000の動作例を示した。第3の実施形態では、電波強度の変動がドア開閉による変動である場合における防犯システム1000の動作について説明する。
<見張りモード実行中の動作(ドア開閉の場合)>
図9は、第3の実施形態における防犯システム1000の動作を示すシーケンス図である。図10は、第3実施形態におけるカメラ装置100とモニタ装置200との間の電波強度の変動例を示す図である。図10ではドアが閉まっている状態から開いた状態に変化したときの電波強度計測部105が計測したRSSI信号を示している。グラフにおいて、横軸は時間の経過[秒]を表し、縦軸は信号強度[dBm]を表す。
以下、図10(必要に応じて図5)を参照しながら、図9のシーケンス図に従って見張りモード実行中の動作について説明する。なお、説明において、図3及び図4の説明と同様の内容については、説明を省略又は簡略化する。
図9に示す見張りモード実行中において、カメラ装置100の制御部107は、無線通信部104が間欠的に行う定期受信の都度、電波強度計測部105を制御してその定期信号の電波強度を計測する。平時の電波強度は図5の(A)のように時間経過においてほぼ安定しているのに対し、ドアが閉まっている状態から開いた状態に変化したときには図10のように時間経過において特徴的に減少する。即ち、カメラ装置100は玄関扉10の上部に引っ掛けて設置されることを想定しているためドアの開放動作に伴いカメラ装置100も移動し、カメラ装置100とモニタ装置200との間の距離が変るため、第1の実施形態で例示した直接波の遮断等とは比較にならない程の電波強度の減少が生じる。
制御部107は、電波強度計測部105が計測する電波強度に変動があることを検知すると(ステップ501)、その変動が平時の変動の範囲内であるのか、侵入による減少を示す変動であるのか、ゆらぎを伴った変動であるのか、或いは、ドアの開放動作に伴う変動であるのか等を判定する(ステップ502)。
ドアの開放動作に伴う変動以外を要因とする場合の判定は、図4のステップ202や図7のステップ402の説明において説明したとおりである。
変動パターンがドアの開放動作に伴う変動であるか否かの判定は、電波強度計測部105が定期受信毎に計測したRSSI信号の信号強度が時間経過において所定閾値を越えて減少するか否かにより行う。直接波や反射波が遮断された場合の変動幅とは明らかに異なる変動閾値が設定できるためである。
なお、上記判定は、図10の電波強度のデータを教師信号として記憶部106に格納しておき、定期受信毎に計測したRSSI信号と教師信号との差分をディジタル化したディジタル差分信号の絶対値を取得し、これを複数回にわたって加算して、その平均値を取得することにより行ってもよい。侵入による減少を示す変動であるのかの判定と同じ仕組みで同時に判定をすることが可能となるからである。
制御部107は、ステップ502において電波強度計測部105が計測する電波強度の変動がドアの開放動作に伴う変動であると判定すると、撮像部103を制御して屋外における所定の空間を撮像する(ステップ503)。正にドアを開けている瞬間の侵入者を含む撮像画像を自動録画するためである。
制御部107は、無線通信部104を介してその要因(ドアの開放動作に伴う変動)を含めた侵入検知信号をモニタ装置200へ送信する(ステップ504)。
要因を含めた侵入検知信号とは、制御部107が電波強度の変動がドアの開放動作に伴う変動であると判断したのか、或いは、侵入による特徴的な減少を示す変動であると判断したのか等の区別を示すフラグを侵入検知信号に追加したものである。
モニタ装置200の制御部202は、無線通信部201を介して上記侵入検知信号を受信すると、侵入検知信号に含まれるフラグを参照して、その検知要因を判定する(ステップ505)。要因がドアの開放動作に伴うものであれば、侵入者の侵入を未然に防ぐことができるため、記憶部204に格納している侵入阻止をするための威嚇メッセージ(例えば「誰ですか!ドアを勝手に開けるのは!」等)の音声データを選択して読み出し、音声出力部205から出力する(ステップ506)。
侵入阻止をするための威嚇メッセージは、正にドアを開けている瞬間の侵入者に聞こえるように大音量にすることが望ましい。また音声データの選択は、例えば、検知要因と検知要因に応じた威嚇メッセージとを関連付けて記憶部204に格納しておけば、簡単に行うことができる。
制御部107は、ステップ502において電波強度計測部105が計測する電波強度の変動がドアの開放動作に伴う変動であると判定すると、撮像部103を制御して屋外における所定の空間を撮像する(ステップ503)。正にドアを開けている瞬間の侵入者を含む撮像画像を自動録画するためである。
ステップ504において侵入検知信号をモニタ装置200へ送信したカメラ装置100の制御部107は、更に、ステップ503において撮像した撮像画像をモニタ装置200へ送信する(ステップ507)。
モニタ装置200の制御部202は、無線通信部201を介して上記撮像画像を受信すると、正にドアを開けている瞬間の侵入者を含むこの撮像画像を自動録画するため記憶部204に現在の時刻情報とともに格納する(ステップ508)。
このように、防犯システム1000によれば、正にドアを開けている瞬間の侵入者に聞こえるように侵入阻止をするための威嚇メッセージを発することが可能となる。このため、侵入者の自宅への侵入を未然に防ぎ、居住者30が帰宅時などにその侵入者と遭遇してしまうリスクを回避することができる。
また、防犯システム1000によれば、正にドアを開けている瞬間の侵入者を含む撮像画像を自動録画することが可能となる。このため、侵入者の自宅への侵入を未然に防ぐことはもとより、その侵入者について警察に撮像画像を提供することもできる。
また、侵入者が正にドアを開けている瞬間を捉えて撮像できるため、ドア開放に係わらず常時撮像をしておくといった無駄が発生しない。このため、カメラ装置100の消費電力を大幅に抑えることもできる。
また、ドアの開放動作を検知するための特殊なセンサを設置する必要もないため、非常に簡易な構成で防犯システム1000を実現できる。
なお、以降は図4のステップ207において説明したように、制御部202は、侵入者が居たが現在は居ない旨の侵入有りを示す状態表示信号を、無線通信部201を介してカメラ装置100に送信し、カメラ装置100の制御部107が侵入者の存在があったことを示す赤色点灯の表示を状態表示部101により行うようにして構わない。
侵入阻止をするための威嚇メッセージにより侵入が未然に防ぐことができれば侵入者の存在があったことを示すことができれば十分であるし、残念ながら侵入された場合は第1の実施形態等で説明した防犯システム1000の防犯処理が働くためである。
(第4の実施形態)
第4の実施形態では、第1の実施形態において説明した防犯システム1000の通常モードから見張りモードへの移行の動作の変形例について説明する。
図11は、第4の実施形態におけるカメラ装置100の動作を示すフローチャートである。以下、図11のフローチャートに従って、カメラ装置100の通常モードから見張りモードへの移行動作について説明する。なお、説明において、必要に応じて図3を参照し、説明が重複する部分は説明を省略又は簡略化する。
<通常モードから見張りモードへの移行>
図3のステップ107において、モニタ装置200から送信された見張りモード開始信号を受信したカメラ装置100の制御部107は、図11に示すとおり、状態表示部101を制御して、見張りモードの準備中であることを表示するためにカメラ装置100上のLEDを緑点滅する(ステップ601)。
制御部107は、図示しないタイマによるカウントを実行する(ステップ602)。居住者30が外出するために見張りボタンを押下してからの時間をカウントするためである。
制御部107は、ステップ602で行うタイマのカウントが所定の設定時間(例えば3分)に達した否かを判定する(ステップ603)。所定の設定時間に達していなければステップ602に戻る。
ここで、所定の設定時間とは、見張りボタンを押下してから部屋を出るまでの予想時間である。所定の設定時間は、居住者30がカメラ装置100或いはモニタ装置200のボタン操作等により任意に設定するようにしてもよい。モニタ装置200において設定した場合には設定時間の情報はカメラ装置100にも送信される。
制御部107は、ステップ602で行うタイマのカウントが所定の設定時間に達したら、電波強度計測部105を制御してモニタ装置200から送信される定期信号の電波強度の計測を開始し(ステップ604)、状態表示部101を制御して、見張りモードの実行中であることを表示するためにカメラ装置100上のLEDを緑点灯する(ステップ605)。
以降、カメラ装置100は、図3の見張りモードの実行中の各種の見張り動作を行う。
以上、説明したように、防犯システム1000によれば、居住者30が部屋を出た以降(所定の設定時間の経過後)における侵入者の有無がカメラ装置100の状態表示部101に表示されるため、居住者30が帰宅時などに室内に入る前に侵入者の有無をより正確に確認でき、その侵入者と遭遇してしまうリスクを前もって把握し回避することができる。
また、部屋から居住者30が出たことを検知するための特殊なセンサを設置する必要もないため、非常に簡易な構成で防犯システム1000を実現できる。
また、居住者30が所定の設定時間を任意に設定できるため、防犯システム1000の使い勝手が非常に良いものとなる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態では、第4の実施形態と同様に、第1の実施形態において説明した防犯システム1000の通常モードから見張りモードへの移行の動作の更に別の変形例について説明する。
図12は、第5の実施形態におけるカメラ装置100の動作を示すフローチャートである。以下、図12のフローチャートに従って、カメラ装置100の通常モードから見張りモードへの移行動作について説明する。なお、説明において、必要に応じて図3を参照し、説明が重複する部分は説明を省略又は簡略化する。
<通常モードから見張りモードへの移行の別の例>
図3のステップ107において、モニタ装置200から送信された見張りモード開始信号を受信したカメラ装置100の制御部107は、図12に示すとおり、電波強度計測部105を制御してモニタ装置200から送信される定期信号の電波強度の計測を開始し(ステップ701)、状態表示部101を制御して、見張りモードの準備中であることを表示するためにカメラ装置100上のLEDを緑点滅する(ステップ702)。
制御部107は、電波強度計測部105が計測する電波強度の変動が安定したか(平時の変動の範囲内になったか)否かを判定する(ステップ703)。判定は、例えば、その変動が平時の変動の範囲内を所定時間継続するか否かにより行う。変動が安定していなければステップ703に戻る。
電波強度の変動が安定したか否かを判定するのは、居住者30が外出するために見張りボタンを押下してから実際に部屋を出るまでの時間が分からない場合にも対応するためである。
制御部107は、ステップ703で行う電波強度の変動が安定していると判断したら、状態表示部101を制御して、見張りモードの実行中であることを表示するためにカメラ装置100上のLEDを緑点灯する(ステップ704)。
以降、カメラ装置100は、図3の見張りモードの実行中の各種の見張り動作を行う。
以上、説明したように、防犯システム1000によれば、居住者30が実際に部屋を出た以降における侵入者の有無がカメラ装置100の状態表示部101に表示されるため、居住者30が帰宅時などに室内に入る前に侵入者の有無をより正確に確認でき、その侵入者と遭遇してしまうリスクを前もって把握し回避することができる。
また、部屋から居住者30が出たことを検知するための特殊なセンサを設置する必要もないため、非常に簡易な構成で防犯システム1000を実現できる。
また、防犯システム1000によれば、第4の実施形態において説明した所定の設定時間内に居住者30が部屋を出ることができなかった場合でも実際に部屋を出た以降における侵入者の有無が確認できるため、両者を組合せることで、防犯システム1000の使い勝手が更に良いものとなる。
(第6の実施形態)
第6の実施形態では、第1の実施形態において説明した防犯システム1000の見張りモードの終了時の動作の変形例について説明する。
図13は、第6の実施形態におけるモニタ装置200の動作を示すフローチャートである。以下、図13のフローチャートに従って、モニタ装置200の見張りモードの終了時の動作について説明する。なお、説明において、必要に応じて図3を参照し、説明が重複する部分は説明を省略又は簡略化する。
<見張りモードの終了>
図3の見張りモード実行中のステップ111において、モニタ装置200の操作者(ここでは居住者30とは限らず侵入者も想定するため操作者と称する)によるモニタ装置200の見張りボタンの押下があると、モニタ装置200の制御部202は、図13に示すとおり、見張りモードの解除操作有無の判定のため、ボタン操作入力部206が入力する見張りボタンの押下の入力結果を判定する(ステップ801)。見張りボタンの押下が無ければ、見張りモードの解除操作は無かったものとして、ステップ801に戻る。
制御部202は、見張りボタンの押下があったと判定すると、見張りモードの解除操作があったものとして、操作者に対してパスワードの入力要求を行い、操作者が入力した値が記憶部204に予め記憶しているパスワードに一致するか否かを判定する(ステップ802)。一致しない場合にはステップ801に戻る。即ち、操作者が居住者30ではなく侵入者であった場合には勝手に見張りモードを終了させないためである。
制御部107は、操作者が入力した値が記憶部204に予め記憶しているパスワードに一致したと判定した場合には、以降、図3のステップ112からの動作を行い見張りモードを終了して通常モードに移行する。
以上、説明したように、防犯システム1000によれば、侵入者が勝手に見張りモードを解除してしまうことを防ぐことができる。このため、侵入者の有無がカメラ装置100の状態表示部101に表示されたままとなり、居住者30が帰宅時などに室内に入る前に侵入者の有無を確認でき、その侵入者と遭遇してしまうリスクを前もって把握し回避することができる。
(第7の実施形態)
第7の実施形態では、第1の実施形態において説明した防犯システム1000の状態表示の動作の変形例について説明する。
図14は、第7の実施形態における防犯システム1000の動作を示すシーケンス図である。以下、図14のシーケンス図に従って、主にカメラ装置100における状態表示の動作について説明する。なお、説明において、必要に応じて図3、図4を参照し、説明が重複する部分は説明を省略又は簡略化する。
<状態表示の隠蔽>
図14において、居住者30が外出する場合に見張りボタンを押下すると、モニタ装置200のボタン操作入力部206が、見張りボタンの押下を入力する(ステップ901)。
制御部202は、ボタン操作入力部206の入力結果を受けて無線通信部201を介してカメラ装置100に見張りモード開始信号を送信する(ステップ902)。
カメラ装置100の制御部107は、見張りモード開始信号の受信を受けて、モニタ装置200から送信される定期信号の電波強度の計測を開始するとともに、見張りモードの実行中であることを表示する(カメラ装置100上のLEDを緑点灯する)旨の情報を状態情報として記憶部106に記憶する(ステップ903)。
ここで、図3において説明した状態表示の動作と異なるのは、制御部107が状態表示部101を制御して見張りモードの実行中であることを表示(LEDを緑点灯)させないことである。本動作への切替えは、例えば、居住者30によってカメラ装置100或いはモニタ装置200のボタン操作等により指定し、状態表示に関する設定情報として記憶させるようにしてもよい。モニタ装置200において指定した場合には状態表示に関する設定情報はカメラ装置100にも送信される。
見張りモードに移行した制御部107は、電波強度計測部105が計測する電波強度の変動が侵入による変動であると判定すると、侵入検知信号をモニタ装置200へ送信する(ステップ904)。
モニタ装置200の制御部202は、侵入検知信号を受信すると、侵入中を示す状態表示信号をカメラ装置100に送信する(ステップ905)。
なお、図4において説明した威嚇メッセージの出力等は同様に行うがここでは状態表示に関係しない部分の説明を省略している。
カメラ装置100の制御部107は、無線通信部104を介して侵入中を示す状態表示信号を受信すると、侵入者の存在を示す(カメラ装置100上のLEDを赤色点滅する)旨の情報を状態情報として記憶部106に更新記憶する(ステップ906)。
ここで、図4において説明した状態表示の動作と異なるのは、制御部107が状態表示部101を制御して侵入者の存在を示す表示(LEDを赤色点滅)させないことである。
居住者30が外出から帰宅し、カメラ装置100に備えられた(図示しない)確認ボタンを押下するとカメラ装置100のボタン操作入力部102が、確認ボタンの押下を入力する(ステップ907)。
制御部107は、ボタン操作入力部102の入力結果を受けて、記憶部106に記憶している状態情報を読み出し、状態表示部101を制御して、状態情報をカメラ装置100上のLEDに表示する。図14においては、記憶部106には最新の状態情報として侵入者の存在を示す旨が記憶されているためLEDは赤色点滅する(ステップ908)。
以上、説明したように、防犯システム1000によれば、カメラ装置100の確認ボタンが押下された場合に、カメラ装置100の状態表示部101に侵入者の有無が表示されるため、居住者30が帰宅時などに室内に入る前に、確認ボタンを押下することで、侵入者の有無を確認でき、その侵入者と遭遇してしまうリスクを前もって把握し回避することができる。
また、確認ボタンが押下されるまでは状態表示部101による表示をしないことから、居住者30が外出中であることを安易に知られてしまうことも防止でき、防犯システム1000を利用する上での安全性を高めることができる。
また、居住者30が本動作への切替えをボタン操作等により指定することもできるため、防犯システム1000の使い勝手が非常に良いものとなる。
(第8の実施形態)
第8の実施形態では、第7の実施形態において説明した防犯システム1000の状態表示の動作の変形例の更に別の変形例について説明する。
図15は、第8の実施形態における防犯システム1000のリモコンによる状態表示動作を示すシーケンス図である。図16は、第8の実施形態における防犯システム1000のリモコンによる威嚇動作を示すシーケンス図である。図15及び図16において図14と大きく異なるのは、モニタ装置200と通信するリモコンがあることである。以下、図15及び図16のシーケンス図に従って、主にモニタ装置200とリモコンとの関係性についてその動作を説明する。なお、説明において、必要に応じて図14を参照し、説明が重複する部分は説明を省略又は簡略化する。
<リモコンによる見張りモード設定操作と表示>
図15において、居住者30は、外出する場合にリモコンからモニタ装置200への見張りボタン押下相当の操作(以下、見張り操作と称する)を行う(ステップ1001)とリモコンからモニタ装置200に見張りボタン押下の信号が送信される(ステップ1002)。
モニタ装置200の制御部202は、見張りボタン押下の信号を受けると、ボタン操作入力部206による見張りボタンの押下の入力結果を受けた場合と全く同じように、無線通信部201を介してカメラ装置100に見張りモード開始信号を送信する(ステップ1003)。
また、制御部202は、見張りモードの実行中であることを表示する(リモコン上のランプを緑点灯する)旨の状態表示の信号をリモコンに送信し(ステップ1004)、この信号を受信したリモコンは、リモコン上のランプを緑点灯する(ステップ1005)。
また、制御部202は、見張りモードの実行中であることを表示する(リモコン上のランプを緑点灯する)旨の情報を状態情報として記憶部204に記憶する(ステップ1006)。
以降、ステップ1007〜ステップ1010の動作は、図14において説明したステップ903〜ステップ906の動作と全く同様となるため説明を省略し、次のステップ1011から説明を継続する。
ステップ1009においてカメラ装置100に侵入中を示す状態表示信号を送信したモニタ装置200の制御部202は、侵入中を示す(リモコン上のランプを赤点滅する)旨の情報を状態情報として記憶部204に記憶する(ステップ1011)。
<リモコンによる状態確認操作と表示>
居住者30が外出から帰宅し、リモコンからカメラ装置100への確認ボタン押下相当の操作(以下、確認操作と称する)を行う(ステップ1012)とリモコンからモニタ装置200に確認ボタン押下の信号が送信される(ステップ1013)。
モニタ装置200の制御部202は、確認ボタン押下の信号を受けると、無線通信部201を介してカメラ装置100に確認ボタン押下の信号を送信する(ステップ1014)。
また、制御部202は、記憶部204に記憶している状態情報を読み出し、状態表示の信号をリモコンに送信する。図15においては、記憶部204に最新の状態情報として記憶されている侵入中を示す(リモコン上のランプを赤点滅する)旨が送信され(ステップ1015)、この信号を受信したリモコンは、リモコン上のランプを赤点滅する(ステップ1016)。
カメラ装置100の制御部107は、ステップ1014における確認ボタン押下の信号を受けて、記憶部106に記憶している状態情報を読み出し、状態表示部101を制御して、状態情報をカメラ装置100上のLEDに表示する。図15においては、記憶部106には最新の状態情報として侵入者の存在を示す旨が記憶されているためLEDは赤色点滅する(ステップ1017)。
<リモコンによる威嚇操作>
図16において、居住者30が外出から帰宅し、カメラ装置100上のLEDやリモコン上の赤点滅表示により侵入者の存在を認識した場合には、リモコンからカメラ装置100への威嚇ボタン押下相当の操作(以下、威嚇操作と称する)を行う(ステップ1101)とリモコンからモニタ装置200に威嚇ボタン押下の信号が送信される(ステップ1102)。
モニタ装置200の制御部202は、威嚇ボタン押下の信号を受けると、記憶部204に格納している退去を促すための威嚇メッセージの音声データを選択して読み出し、音声出力部205から出力する(ステップ1103)。
以上、説明したように、防犯システム1000によれば、リモコンから確認操作が行われた場合に、カメラ装置100の状態表示部101に侵入者の有無が表示されるため、居住者30が帰宅時などに室内に入る前に、リモコン操作をすることで、侵入者の有無を確認でき、その侵入者と遭遇してしまうリスクを前もって把握し回避することができる。
また、リモコン操作がされるまでは状態表示部101による表示をしないことから、居住者30が外出中であることを安易に知られてしまうことも防止でき、防犯システム1000を利用する上での安全性を高めることができる。
また、侵入者があった場合にリモコン操作を行うことによりモニタ装置200から退去を促すための威嚇メッセージが発されるため、侵入者を退去させることができ、居住者30が帰宅時などにその侵入者と遭遇してしまうリスクを回避することができる。
また、居住者30がリモコンにより見張りモードの設定をすることもできるため、防犯システム1000の使い勝手が非常に良いものとなる。
なお、第8の実施形態では、リモコンでもランプ表示を行う例を示したが、リモコンへの表示は任意である。リモコンに表示部がない場合でも同様の効果が得られるからである。また、状態表示の記憶をモニタ装置200でも行う例を示したが、状態表示の記憶はカメラ装置100だけで行っても構わない。カメラ装置100とモニタ装置200とは互いに情報を送受信できるからである。また、リモコンはモニタ装置200と通信する例を示したが、カメラ装置100とも通信するようにしても構わない。外出から帰宅した場合には屋外に設置されたカメラ装置100と通信した方が通信環境はいいからである。
本発明は、非常に簡易な構成で、一人暮らしの安心として帰宅時などにその侵入者と遭遇してしまうリスクを回避することが可能な防犯システム及び防犯システム等に有用である。
1000 防犯システム
10 玄関扉
20 来訪者
30 居住者
100 カメラ装置
101 状態表示部
102 ボタン操作入力部
103 撮像部
104 無線通信部
105 電波強度計測部
106 記憶部
107 制御部
108 電池
109 電源部
200 モニタ装置
201 無線通信部
202 制御部
203 表示部
204 記憶部
205 音声出力部
206 ボタン操作入力部

Claims (2)

  1. 玄関子機と、前記玄関子機との間で無線通信を行う室内親機と、を含む防犯システムであって、
    前記玄関子機は、
    前記玄関子機と前記室内親機との間の電波強度を計測する電波強度計測を備え、
    前記室内親機は、
    操作者による所定の操作を入力する親機操作入力部と、
    前記親機操作入力部が侵入者検知の解除要求の操作を入力した場合に所定のパスワードの入力を待って、前記玄関子機に対し、前記電波強度計測による計測を停止させ、侵入者検知を終了させる親機制御部と、を備える
    防犯システム。
  2. 玄関子機と、前記玄関子機との間で無線通信を行う室内親機と、を含む防犯システムの防犯方法であって、
    前記玄関子機は、前記玄関子機と前記室内親機との間の電波強度を計測
    前記室内親機は、操作者による侵入者検知の解除要求の操作を入力した場合に所定のパスワードの入力を待って、前記玄関子機に対し、前記電波強度計測を停止させ、侵入者検知を終了させる、
    犯システムの防犯方法。
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