JP7165305B2 - 非水電解質二次電池 - Google Patents

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本発明は、非水電解質二次電池に関する。
近年、リチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池は、パソコン、携帯端末等のポータブル電源や、電気自動車(EV)、ハイブリッド自動車(HV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)等の車両駆動用電源などに好適に用いられている。
非水電解質二次電池の非水電解液に、リチウムビス(オキサラト)ボレート(LiBOB)を添加する技術が知られている。LiBOBの添加により、正極活物質からの遷移金属の溶出を防止でき、これにより抵抗上昇を抑制することができる。
一方で、非水電解質二次電池内には、不純物としてNaが混入する。この混入したNaはLiBOBと反応し得る。
そこで、特許文献1では、NaとLiBOBとの反応物による抵抗値のバラツキを抑制するために、電池ケース内を減圧してから非水電解液を注入することによって、電極体内のLiBOBの分布を安定化させることが提案されている。
特開2016-119269号公報
しかしながら、本発明者らが鋭意検討した結果、上記従来技術においては、抵抗特性と過充電耐性との両立に改善の余地があることを見出した。
かかる事情に鑑み、本発明は、抵抗特性と過充電耐性とが両立された非水電解質二次電池を提供することを目的とする。
ここに開示される非水電解質二次電池は、正極と、負極と、セパレータと、非水電解液と、を備える。前記負極は、負極活物質層を備える、前記セパレータは、多孔性である。前記非水電解液は、リチウムビス(オキサラト)ボレートを含有する。前記非水電解質二次電池内には、Naが存在する。リチウムビス(オキサラト)ボレートの量に対する前記非水電解質二次電池内のNaの存在量の質量での比をAとし、前記負極活物質層の単位面積当たりの空孔体積に対する前記セパレータの単位面積当たりの空孔体積の比をBとした場合に、前記非水電解質二次電池は、下記(I)および(II)を満たす。
(1-A)/B≧1.02 ・・・ (I)
0.242<B<0.467 ・・・ (II)
このような構成によれば、抵抗特性と過充電耐性とが両立された非水電解質二次電池を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るリチウムイオン二次電池の内部構造を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るリチウムイオン二次電池の捲回電極体の構成を示す模式図である。
以下、本発明による実施の形態を説明する。なお、本明細書において特に言及している事項以外の事柄であって本発明の実施に必要な事柄(例えば、本発明を特徴付けない非水電解質二次電池の一般的な構成および製造プロセス)は、当該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。本発明は、本明細書に開示されている内容と当該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。
なお、本明細書において「二次電池」とは、繰り返し充放電可能な蓄電デバイス一般をいい、いわゆる蓄電池ならびに電気二重層キャパシタ等の蓄電素子を包含する用語である。
以下、扁平角型のリチウムイオン二次電池を例にして、本発明について詳細に説明するが、本発明をかかる実施形態に記載されたものに限定することを意図したものではない。
図1に示すリチウムイオン二次電池100は、扁平形状の捲回電極体20と非水電解液80とが扁平な角形の電池ケース(即ち外装容器)30に収容されることにより構築される密閉型電池である。電池ケース30には外部接続用の正極端子42および負極端子44と、電池ケース30の内圧が所定レベル以上に上昇した場合に該内圧を開放するように設定された薄肉の安全弁36とが設けられている。また、電池ケース30には、非水電解液80を注入するための注入口(図示せず)が設けられている。正極端子42は、正極集電板42aと電気的に接続されている。負極端子44は、負極集電板44aと電気的に接続されている。電池ケース30の材質としては、例えば、アルミニウム等の軽量で熱伝導性の良い金属材料が用いられる。
捲回電極体20は、図1および図2に示すように、長尺状の正極集電体52の片面または両面(ここでは両面)に長手方向に沿って正極活物質層54が形成された正極シート50と、長尺状の負極集電体62の片面または両面(ここでは両面)に長手方向に沿って負極活物質層64が形成された負極シート60とが、2枚の長尺状のセパレータシート70を介して重ね合わされて長手方向に捲回された形態を有する。なお、捲回電極体20の捲回軸方向(即ち、上記長手方向に直交するシート幅方向)の両端から外方にはみ出すように形成された正極活物質層非形成部分52a(即ち、正極活物質層54が形成されずに正極集電体52が露出した部分)と負極活物質層非形成部分62a(即ち、負極活物質層64が形成されずに負極集電体62が露出した部分)には、それぞれ正極集電板42aおよび負極集電板44aが接合されている。
正極シート50を構成する正極集電体52としては、例えばアルミニウム箔等が挙げられる。正極活物質層54に含まれる正極活物質としては、例えばリチウム遷移金属酸化物(例、LiNi1/3Co1/3Mn1/3、LiNiO、LiCoO、LiFeO、LiMn、LiNi0.5Mn1.5等)、リチウム遷移金属リン酸化合物(例、LiFePO等)等が挙げられる。正極活物質層54は、活物質以外の成分、例えば導電材やバインダ等を含み得る。導電材としては、例えばアセチレンブラック(AB)等のカーボンブラックやその他(例、グラファイト等)の炭素材料を好適に使用し得る。バインダとしては、例えばポリフッ化ビニリデン(PVDF)等を使用し得る。
負極シート60を構成する負極集電体62としては、例えば銅箔等が挙げられる。負極活物質層64に含まれる負極活物質としては、例えば黒鉛、ハードカーボン、ソフトカーボン等の炭素材料を使用し得る。負極活物質層64は、活物質以外の成分、例えばバインダや増粘剤等を含み得る。バインダとしては、例えばスチレンブタジエンラバー(SBR)等を使用し得る。増粘剤としては、例えばカルボキシメチルセルロース(CMC)等を使用し得る。
セパレータ70は、多孔性の部材であり、セパレータとして好適には、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエステル、セルロース、ポリアミド等の樹脂から成る多孔性シート(フィルム)が用いられる。かかる多孔性シートは、単層構造であってもよく、二層以上の積層構造(例えば、PE層の両面にPP層が積層された三層構造)であってもよい。セパレータ70の表面には、セラミック粒子等により構成された耐熱層(HRL)が設けられていてもよい。
あるいは、セパレータ70は、樹脂粒子により構成されるビーズセパレータであってもよい。
非水電解液80は、リチウムビス(オキサラト)ボレート(LiBOB)を含有する。LiBOBの濃度は、後述の条件(I)および(II)が満たされるように設定される。
また、非水電解液80は、典型的には非水溶媒および支持塩を含有する。
非水溶媒としては、一般的なリチウムイオン二次電池の電解液に用いられる各種のカーボネート類、エーテル類、エステル類、ニトリル類、スルホン類、ラクトン類等の有機溶媒を、特に限定なく用いることができる。なかでも、カーボネート類が好ましく、その具体例としては、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ジエチルカーボネート(DEC)、ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、モノフルオロエチレンカーボネート(MFEC)、ジフルオロエチレンカーボネート(DFEC)、モノフルオロメチルジフルオロメチルカーボネート(F-DMC)、トリフルオロジメチルカーボネート(TFDMC)等が挙げられる。このような非水溶媒は、1種を単独で、あるいは2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
支持塩としては、例えば、LiPF、LiBF、LiClO等のリチウム塩(好ましくはLiPF)を好適に用いることができる。支持塩の濃度は、0.7mol/L以上1.3mol/L以下が好ましい。
なお、上記非水電解液80は、本発明の効果を著しく損なわない限りにおいて、例えば、ビフェニル(BP)、シクロヘキシルベンゼン(CHB)等のガス発生剤;ビニレンカーボネート(VC)等の被膜形成剤;分散剤;増粘剤等の各種添加剤を含み得る。
リチウムイオン二次電池100の内部には、Na(ナトリウム)が存在する。リチウムイオン二次電池100の内部に、Naが存在する形態には特に制限がない。Naを含む成分が、リチウムイオン二次電池100に積極的に添加されることもあるが、通常の構成のリチウムイオン二次電池100においては、このNaは、正極活物質内の不純物、セパレータ70のHRL内の不純物、正極活物質層54のバインダの不純物、負極活物質層64のバインダおよび増粘剤の不純物等に由来する。
本実施形態においては、LiBOBの量に対する、リチウムイオン二次電池100内のNaの存在量の質量での比(Na存在量/LiBOB量で表される質量比)をAとし、負極活物質層64の単位面積当たりの空孔体積に対するセパレータ70の単位面積当たりの空孔体積の比(セパレータ70の空孔体積/負極活物質層64中の空孔体積)をBとした場合に、下記(I)および(II)を満たす。
(1-A)/B≧1.02 ・・・ (I)
0.242<B<0.467 ・・・ (II)
比Aおよび比Bが、上記(I)および(II)の関係を満たすことによって、リチウムイオン二次電池100は、初期抵抗が小さく、かつ高温保存後の抵抗増加も抑制されたものとなり、さらに、過充電時の発熱が抑制されたものとなる。すなわち、リチウムイオン時事電池100は、良好な抵抗特性と、過充電耐性とが両立されたものとなる。
リチウムイオン二次電池100内のNaの存在量は、ICP分析等を用いて求めることができる。Naの存在量は、不純物量を制御することにより、調整することができる。また、HRLに一般的に用いられるアルミナ、ベーマイト等のセラミック粒子はNa不純物量が比較的多いため、セパレータ70としてHRLを有しないセパレータを用いれば、Naの存在量を小さくすることができ、好ましい。
LiBOBの量は、非水電解液への添加量から求まるが、イオンクロマトグラフィを用いた分析によっても求めることができる。
負極活物質層64の単位面積当たりの空孔体積は、例えば、水銀圧入ポロシメーターを用いた水銀圧入法により測定することができる。あるいは、負極活物質層64を構成する材料の真密度と含有割合、および負極活物質層64の寸法と重量とを用いて、計算してもよい。
なお、負極活物質層64の単位面積当たりの空孔体積は、負極活物質の粒子径や粒子形状、負極活物質層64を作製する際のプレス処理の条件、負極活物質層64の目付量や厚さ等を変更することにより、調整することができる。
セパレータ70の単位面積当たりの空孔体積は、例えば、水銀圧入ポロシメーターを用いた水銀圧入法により測定することができる。あるいは、セパレータ70を構成する材料の真密度と含有割合、およびセパレータ70の寸法と重量とを用いて、計算してもよい。
なお、セパレータ70の単位面積当たりの空孔体積は、セパレータ70を構成する材料を多孔化する際の条件(延伸条件等)、厚さ等を変更することにより、調整することができる。透気度が既知のセパレータが市販品等により入手可能であるため、所望の単位面積当たりの空孔体積を有するセパレータ70を入手するには、その透気度と膜厚を参考にして選択すればよい。セパレータ70として、ガーレー法による透気度が300s/mLのものを用いることが好ましい。
以上のようにして構成されるリチウムイオン二次電池100は、各種用途に利用可能である。好適な用途としては、電気自動車(EV)、ハイブリッド自動車(HV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)等の車両に搭載される駆動用電源が挙げられる。リチウムイオン二次電池100は、典型的には複数個を直列および/または並列に接続してなる組電池の形態でも使用され得る。
なお、一例として扁平形状の捲回電極体20を備える角形のリチウムイオン二次電池100について説明した。しかしながら、リチウムイオン二次電池は、積層型電極体を備えるリチウムイオン二次電池として構成することもできる。また、リチウムイオン二次電池は、円筒形リチウムイオン二次電池、ラミネート型リチウムイオン二次電池等として構成することもできる。また、ここに開示される技術は、リチウムイオン二次電池以外の非水電解質二次電池にも適用可能である。
以下、本発明に関する実施例を説明するが、本発明をかかる実施例に示すものに限定することを意図したものではない。
<評価用リチウムイオン二次電池の作製>
正極活物質粉末としてのLiNi1/3Co1/3Mn1/3(LNCM)と、導電材としてのアセチレンブラック(AB)と、バインダとしてのポリフッ化ビニリデン(PVdF)とを、LNCM:AB:PVdF=90:8:2の質量比でN-メチルピロリドン(NMP)と混合し、正極活物質層形成用スラリーを調製した。このスラリーを、長尺状のアルミニウム箔の両面に帯状に塗布して乾燥した後、プレスすることにより正極シートを作製した。
負極活物質としての天然黒鉛(C)と、バインダとしてのスチレンブタジエンゴム(SBR)と、増粘剤としてのカルボキシメチルセルロース(CMC)とを、C:SBR:CMC=98:1:1の質量比でイオン交換水と混合して、負極活物質層形成用スラリーを調製した。このスラリーを、長尺状の銅箔の両面に帯状に塗布して乾燥した後、プレスすることにより負極シートを作製した。このとき、負極活物質層の目付量とプレス条件を変更することにより、負極活物質層の空孔体積を調整した。
また、セパレータとして、表1に示す特性を有するものを用意した。ここで、比較例1および2では、PP/PE/PPの三層構造の多孔質ポリオレフィンシートにHRLが設けられたものを使用した。比較例3~5および実施例1~7では、PP/PE/PPの三層構造の多孔質ポリオレフィンシートを使用した。
上記で作製した正極シートと、負極シートと、2枚の上記用意したセパレータシートとを積層し、捲回した後、側面方向から押圧して拉げさせることによって扁平形状の捲回電極体を作製した。
次に、捲回電極体に正極端子および負極端子を接続し、電解液注入口を有する角型の電池ケースに収容した。
続いて、電池ケースの電解液注入口から非水電解質を注入し、当該注入口を気密に封止した。なお、非水電解質には、エチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)とジメチルカーボネート(DMC)とをEC:EMC:DMC=3:4:3の体積比で含む混合溶媒に、支持塩としてのLiPFを1.1mol/Lの濃度で溶解させ、さらにLiBOBを添加したものを用意した。LiBOBの添加量は、電池内のNaの存在量に対して所定の比となるように調整した。
その後、活性化処理を行って、各実施例および各比較例の評価用リチウムイオン二次電池を得た。
<初期抵抗比>
各評価用リチウムイオン二次電池を-10℃の環境下に置き、20Cの電流値で10秒間充電した。このときの電圧の変化量を求め、これを電流値で除することで抵抗値を求めた。比較例1のリチウムイオン二次電池の抵抗値を「100」とした場合のその他の電池の抵抗の比を算出した。結果を表1に示す。
<高温保存後抵抗評価>
各評価用リチウムイオン二次電池をSOC80%に調整し、75℃の恒温槽内で120日間保存した。その後、上記初期抵抗比の評価と同じ方法で抵抗値を測定した。初期抵抗の値を100とした場合の、保存後の抵抗値の比を求めた。結果を表1に示す。
<過充電耐性評価>
各評価用リチウムイオン二次電池をSOC80%に調整し、-10℃の環境下に置いた。各評価用リチウムイオン二次電池に温度センサーを取り付け、10Cの電流値で25Vまで定電流充電した。このときの温度をモニターし、基準となる温度を超えるかどうかを評価した。結果を表1に示す。なお、表1では、基準温度以下であった評価用リチウムイオン二次電池を「○」、基準温度を超えた評価用リチウムイオン二次電池を「×」とした。
Figure 0007165305000001
初期抵抗比は「115以下」を合格とし、高温保存後の抵抗評価は「110以下」を合格とし、過充電耐性は「○」を合格とした。
表1の結果より、初期抵抗比、高温保存後の抵抗評価、および過充電耐性のすべてが合格となったのは、上述の比Aと上述の比Bが、(1-A)/B≧1.02および0.242<B<0.467を満たす実施例1~7であった。
このことから、ここに開示される非水電解質二次電池によれば、初期抵抗が小さく、かつ高温保存後の抵抗増加も抑制され、さらに、過充電時の発熱が抑制されることがわかる。すなわち、ここに開示される非水電解質二次電池によれば、良好な抵抗特性と、良好な過充電耐性とを両立できることがわかる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
20 捲回電極体
30 電池ケース
36 安全弁
42 正極端子
42a 正極集電板
44 負極端子
44a 負極集電板
50 正極シート(正極)
52 正極集電体
52a 正極活物質層非形成部分
54 正極活物質層
60 負極シート(負極)
62 負極集電体
62a 負極活物質層非形成部分
64 負極活物質層
70 セパレータシート(セパレータ)
80 非水電解液
100 リチウムイオン二次電池

Claims (1)

  1. 正極と、負極と、セパレータと、非水電解液と、
    を備える非水電解質二次電池であって、
    前記負極は、負極活物質層を備え、
    前記セパレータは、多孔性であり、
    前記非水電解液は、リチウムビス(オキサラト)ボレートを含有し、
    前記非水電解質二次電池内には、Naが存在し、
    リチウムビス(オキサラト)ボレートの量に対する前記非水電解質二次電池内のNaの存在量の質量での比をAとし、
    前記負極活物質層の単位面積当たりの空孔体積に対する前記セパレータの単位面積当たりの空孔体積の比をBとした場合に、下記(I)および(II)を満たす、
    非水電解質二次電池。
    (1-A)/B≧1.02 ・・・ (I)
    0.242<B<0.467 ・・・ (II)
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