JP7165047B2 - 電動車両 - Google Patents

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Description

本発明は、車両外部の給電装置からワイヤレスで送電される電力を受電する電動車両に関する。
電動機で走行する電気自動車や電動機と内燃機関を併用して走行するハイブリッド車両等の電動車両においては、車載の蓄電装置を車両外部の電源から充電する場合、電源コードや送電ケーブルを用いないワイヤレス送電によって充電する技術が注目されている。このワイヤレス送電は、電磁誘導、磁界共振(磁気共鳴)、電磁波(マイクロ波)等の電磁場を介した送電が有力な技術として知られているが、人体や車内外の電子機器に悪影響を及ぼす虞のある電磁波の漏洩に対して注意する必要がある。
例えば、特許文献1には、車両外部の給電装置から電磁場を介して電力が供給される電動車両であって、受電ユニットが収容される収容部を開閉するための扉が開状態になったことを検出したとき、給電装置からの送電を中止又は禁止するインターロック装置を備える電動車両が開示されている。
特許第4962620号公報
特許文献1の技術では、受電ユニットが収容される収容部の扉が開状態になったことを検出した後に、送電を停止する。このため、扉が開いて実際に送電が停止されるまでの間には、扉と車体の間にできる僅かな隙間から電磁波が漏洩する虞がある。電磁波は微小な隙間も通過するため、特許文献1の技術では電磁波の漏洩を必ずしも十分に防止できるとは言えない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、外部の給電装置から電動車両に電磁場を介してワイヤレスで電力を送電する際に、電動車両の受電ユニットが収容される収容部からの電磁波の漏洩を確実に防止することのできる電動車両を提供することを目的としている。
本発明の一態様による電動車両は、車両外部に設けられる給電装置からワイヤレスで送電される電力を用いて電動機により走行駆動力を発生可能な電動車両であって、前記給電装置の送電ユニットから電磁場を介して送電される電力を受電する受電ユニットと、前記受電ユニットが収容される収容室と、前記収容室を開閉するためのフードと、前記フードを閉状態にロックするためのフードロック機構と、前記給電装置から電力を受電する際、前記送電ユニットと前記受電ユニットとの間に電磁場が発生する前に、前記フードロック機構を制御して前記フードの開放を禁止するフードロック制御装置とを備える。
本発明によれば、外部の給電装置から電動車両に電磁場を介してワイヤレスで電力を送電する際に、電動車両の受電ユニットが収容される収容部からの電磁波の漏洩を確実に防止することができる。
本発明の実施の第1形態に係り、電動車両及び給電装置の全体構成図 同上、電動車両の制御系を示すブロック図 同上、収容室の他の例を示す説明図 同上、電磁誘導による送電を示す説明図 同上、磁界共振による送電を示す説明図 同上、電磁波による送電を示す説明図 同上、電動車両における受電処理を示すフローチャート 本発明の実施の第2形態に係り、電動車両における受電処理を示すフローチャート
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は電動車両及び給電装置の全体構成を示し、符号1は電動車両である。この電動車両1は、駆動部10、蓄電装置20、受電ユニット30、フードロック制御装置40、車両制御装置50を備え、車両外部に設けられる給電装置100からワイヤレスで送電される電力を有害な電磁波の漏洩を防止しつつ受電することができる。
駆動部10は、車両の駆動力を発生し、その発生した駆動力を図示しない駆動軸を介して駆動輪(例えば、前輪)に出力する。本実施の形態においては、駆動部10は、蓄電装置20から電力を受けて駆動力を発生する電動機11(図2;電動車両1の制御系のブロック図参照)を主として、その他、電動機11に連結される減速ギヤ等を備えて構成されている。
電動機11は、電動車両1の前部に設けられる収容室2に収容されている。収容室2は、本実施の形態においては、電動機11が収容される機関室であり、電動機11の他、後述するインバータ12や整流器13(図2参照)、受電ユニット30等が収容されている。受電ユニット30は、給電装置100の送電ユニット120から送電される電力を電磁場を介して受電するためのユニットであり、収容室2の底部に配設されている。
収容室2は、収容室2の内外を電磁気的に遮蔽する遮蔽材3によって囲まれている。遮蔽材3は、例えば、電磁波遮蔽効果を有する布やスポンジ等から形成され、収容室2の内面に貼付される。尚、電動車両1のボディを形成する金属は電磁波遮蔽効果を持つため、収容室2を形成する金属にて遮蔽材3を兼ねてもよい。但し、収容室2の底部において、少なくとも受電ユニット30が配設される箇所は開口されており、その開口部には遮蔽材3は設けられていない。
また、収容室2は、ヒンジ式のフード4によって開閉することができる。フード4は、通常、フードロック機構5によって閉状態にロックされている。収容室2内の電動機11の点検等のためフード4を開く場合には、フードロック機構5のロックを解除することにより、フード4を開くことが可能となる。
フードロック機構5は、例えば、フード4の裏面先端側に設けたストライカと、電動車両1の前部の車体側に回転可能に設けたラッチとを備え、ストライカとラッチを係合させることによりフード4を閉状態にロックする。また、フードロック機構5は、ラッチの回転を規制してストライカとの係合を固定する電磁ソレノイドや、車室内に遠隔操作用のレバーを備えている。
通常、給電装置100からの電力を受電していない場合には、電磁ソレノイドによってラッチの回転が妨げられることなく、ストライカとラッチとの係合はバネ等の弾性力によって保持される。従って、給電装置100から電力を受電していない状態では、車室内のレバーを利用者が操作することにより、ラッチを回転させてストライカとの係合を解除し、フード4を開放することが可能となる。
以上のフードロック機構5は、フードロック制御装置40により制御される。フードロック制御装置40は、例えば、CPU、ROM、RAM等から構成されるマイクロコンピュータ、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の再構築可能な集積回路、或いはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定用途向けにカスタムメイドされる集積回路を用いて構成される。
フードロック制御装置40は、給電装置100から電力を受電する際、送電ユニット120と受電ユニット30との間に電磁場が発生する前に、フードロック機構5を制御してフード4の開放を禁止する。例えば、フードロック制御装置40は、フードロック機構5の電磁ソレノイドを作動させてラッチを固定し、車室内のレバーを操作してもストライカとラッチとの係合の解除を不可とすることにより、フード4を閉状態にロックしたまま開放を禁止する。これにより、送電ユニット120と受電ユニット30との間に電磁場が発生している状態でフード4を開放することができなくなり、収容室2から外部への電磁波の漏洩を確実に防止することができる。
蓄電装置20は再充電可能な直流電源であり、例えば、ニッケル水素やリチウムイオン等の二次電池や、電気二重層コンデンサ等の大容量のキャパシタ等から構成されている。この蓄電装置20は、受電ユニット30により受電された電力を蓄えて電動機11に供給するほか、電動機11によって生成される回生電力を蓄える。尚、図1においては、蓄電装置20は、車両の前後方向における略中央部(座席シート下方など)に配設されるが、車両後方の荷物室等に配設されても良い。
受電ユニット30は、給電装置100の送電ユニット120から電磁場を介してワイヤレスで送電される電力を受電する。受電ユニット30により受電された電力は、整流器13(図2参照)により整流され、蓄電装置20へ供給される。
図2は電動車両1の制御系を示すブロック図である。給電装置100から送電される電力は交流電力であり、この交流電力を受電する受電ユニット30に、整流器13が接続されている。整流器13は、電源リレー14を介して蓄電装置20に接続され、整流器13で整流された電力により蓄電装置20が充電される。
また、蓄電装置20は、制御リレー15を介して、電動機11を駆動するインバータ12に接続されている。電動機11は、例えば、ロータに永久磁石が埋設された三相交流同期電動機であり、インバータ12は三相ブリッジ回路から構成される。インバータ12は、蓄電装置20から供給される電力を受けて電動機11を回転駆動し、電動機11で発生する駆動力が駆動輪に伝達されて電動車両1が走行可能となる。
また、電動車両1の制動時や減速時には、運動エネルギーや位置エネルギーとして車両に蓄えられた力学的エネルギーが駆動輪を介して電動機11に伝達され、電動機11が発電機として作動する。これにより、電動機11は、走行エネルギーを電力に変換して制動力を発生する回生ブレーキとして作動する。電動機11により発電された回生電力は、蓄電装置20に蓄えられる。
受電ユニット30、電源リレー14、制御リレー15、インバータ12は、車両制御装置50によって制御される。車両制御装置50は、CPU、ROM、RAM等から構成されるマイクロコンピュータを中心として構成される電子制御ユニットであり、適宜、FPGAやASIC等が用いられる。
車両制御装置50は、車両走行時、電源リレー14をオフして制御リレー15をオンさせた状態で、アクセル開度や車両速度、その他、図示しない各センサからの信号に基づいて、電動機11を駆動するための信号を生成し、生成した信号をインバータ12へ出力する。一方、車両停止時に車両外部の給電装置100から電力を受電する場合には、車両制御装置50は、電源リレー14をオンし、制御リレー15をオフさせる。尚、車両の走行中に外部から受電ユニット30を介して電力を受電可能な場合には、車両制御装置50は、電源リレー14、制御リレー15をともにオンさせても良い。
また、車両制御装置50はフードロック制御装置40と接続されている。車両制御装置50及びフードロック制御装置40は、給電装置100と相互に通信可能であり、給電装置100からの電力を受電する際に、給電装置100から送電を開始する旨の送電開始信号を受信し、それぞれが対応する処理を行う。
フードロック制御装置40は、給電装置100から送電開始信号を受信したとき、フードロック機構5を制御してフード4を閉状態にロックしたまま開放を禁止する。また、フードロック制御装置40は、受電ユニット30に設けられる電流センサ(図示省略)等からの信号により、給電装置100からの送電か停止されたことを検知した場合、フードロック機構5のロック解除を可として、フード4の開放を許可する。
また、車両制御装置50は、給電装置100から送電開始信号を受信したとき、電源リレー14をオンし、制御リレー15をオフさせる。更に、車両制御装置50は、給電装置100からの送電か停止されたことを検知した場合、電源リレー14をオフし、制御リレー15をオンさせる。
尚、本実施の形態においては、フードロック制御装置40は、車両制御装置50に接続される別の装置としているが、フードロック制御装置40の機能を車両制御装置50で実現するようにしても良い。
また、収容室2は、電動機11を収容する機関室に限らず、利用者の荷物を収容するための荷物室であっても良い。図3は、収容室2の他の例を示す説明図である。図3においては、車両前部の収容室2に対して、車両後部の荷物室である収容室2Aを示しており、収容室2Aの底部に、給電装置100からの電力を受電する受電ユニット30が配設されている。受電ユニット30の上部には、荷物を積載するための床面を形成するフロアボード6が配設されている。
収容室2Aにおいても、電磁波遮蔽効果を有する布やスポンジ等から形成される遮蔽材3Aが内面に貼付され、収容室2Aの内外を電磁気的に遮蔽するように設けられる。但し、収容室2Aの底部において、少なくとも受電ユニット30が配設される箇所は開口しており、遮蔽材3Aもその開口部には設けられない。
収容室2Aの上部は、フード4Aによって開閉することができ、フード4Aは、フードロック機構5Aによって閉状態にロックされる。フードロック機構5Aは、収容室2のフードロック機構5と略同様の構成であり、フードロック制御装置40によって制御され、給電装置100からの電力の受電時、送電ユニット120と受電ユニット30との間に電磁場が発生する前にフード4Aを閉状態にロックしたままロック解除が不可とされる。
以下では、収容室2,2Aを収容室2で代表して説明し、フード4,4A、フードロック機構5,5Aも、それぞれ、フード4、フードロック機構5で代表する。
一方、車両外部に設けられる給電装置100は、電源ユニット110と、送電ユニット120と、制御ユニット130とを備えて構成されている。送電ユニット120は、地面上或いは地面に埋め込んで設置され、送電ケーブル115を介して電源ユニット110に接続されている。
電源ユニット110は、系統電源から受ける電力を高周波の電力に変換し、その変換した高周波電力を送電ケーブル115を介して送電ユニット120へ出力する。送電ユニット120は、電源ユニット110からの高周波電力によって電動車両1の受電ユニット30との間に電磁場を発生させ、この電磁場を介して電力をワイヤレスで送電する。電源ユニット110における高周波電力の発生及び送電ユニット120からの送電は、制御ユニット130によって制御される。
制御ユニット130は、CPU、ROM、RAM等から構成されるマイクロコンピュータ、或いはFPGAやASIC等によって構成される。本実施の形態においては、制御ユニット130は、電力を送電可能な状態になったとき、電動車両1に送電を開始する旨の送電開始信号を送信する。
ここで、給電装置100の送電ユニット120と電動車両1の受電ユニット30との間の電磁場を介した送電としては、例えば、以下の(1)~(3)に示すような周知の方式を採用する。尚、以下の(1)~(3)は、ワイヤレス送電の代表的な例を示すものであり、必ずしもこれに限定されるものではない。
(1)電磁誘導方式
図4は電磁誘導による送電を示す説明図である。電磁誘導方式は、図4に示すように、送電ユニット120に送電コイル121を設けるとともに、受電ユニット30に受電コイル31を設け、送電コイル121と受電コイル31との間に共通に鎖交する磁束を発生させる。すなわち、電磁誘導方式は、いわばギャップのある変圧器を形成する方式であり、送電コイル121を交流駆動して送電コイル121と磁気結合される受電コイル31に電流を誘導することにより、電力を送電する。
この電磁誘導方式によるワイヤレス送電では、電力を効率良く伝送するため、送電コイル121を高周波で駆動して受電コイル31に高電圧を誘起させ、また、コイルのインダクタンスにコンデンサを並列或いは直列に接続した共振回路を設ける。電磁誘導方式によるワイヤレス送電では、送電コイル121に対して受電コイル31を許容範囲内に位置させるため、自動運転による駐車システム等を用いて送電コイル121に対する受電コイル31の位置を正確に合わせることが望ましい。
(2)磁界共振(磁気共鳴)方式
図5は磁界共振による送電を示す説明図である。磁界共振方式は、図5に示すように、送電ユニット120に、一次コイル122と、この一次コイル122と磁気的に結合される共振コイル123を設け、受電ユニット30に、一次コイル32と、この一次コイル32と磁気的に結合される共振コイル33を設ける。送電ユニット120側の共振コイル123と受電ユニット30側の共振コイル33は、コイル自身のインダクタンスと浮遊容量とによるLC共振器を形成する。
すなわち、磁界共振方式は、送電側の一次コイル122に高周波電力を給電して電磁誘導により共振コイル123に高周波電圧を発生させ、共振コイル123と同じ共振周波数を有する受電側の共振コイル33と電磁場(近接場)を介して磁気共鳴させることにより、空間に磁気エネルギーを蓄積する。そして、この蓄積された磁気エネルギーを通して送電側の共振コイル123から受電側の共振コイル33へ電力が伝送される。
受電側の共振コイル33へ移動したエネルギー(電力)は、電磁誘導により共振コイル33と磁気的に結合される一次コイル32によって取出され、整流器13に送られる。この磁界共振方式による送電は、電磁誘導方式と比較して、送電側の共振コイル123と受電側の共振コイル33との位置関係に対する許容範囲を相対的に大きくすることが可能となる。
(3)電磁波(マイクロ波)方式
図6は電磁波による送電を示す説明図である。電磁波方式は、図6に示すように、送電ユニット120に、高周波の電磁波ビームとして例えばマイクロ波ビームを放射する送信アンテナ124を設け、受電ユニット30に、送信アンテナ124から放射された電磁波ビームを受信する受信アンテナ34を設ける。送信アンテナ124と受信アンテナ34は、例えば複数のアンテナ素子を有するフェーズドアレイアンテナによって構成される。
送信アンテナ124は、複数のアンテナ素子から放射されるマイクロ波の振幅と位相を制御して形成される所定のビーム形状及びビーム方向のマイクロ波を送信する。受信アンテナ34は、複数のアンテナ素子で受けたマイクロ波のエネルギーを直流に変換して電力を受電する。この電磁波方式による送電では、電磁波のビーム形状とビーム方向を制御することにより電動車両1の走行中に電力を供給することも可能となる。
次に、電動車両1における給電装置100からの電力の受電について、図7に基づいて説明する。図7は電動車両1における受電処理を示すフローチャートである。尚、以下では、電動車両1における受電処理を、車両制御装置50とフードロック制御装置40とを連携させて行う例について説明するが、全ての処理を車両制御装置50が行うようにしても良い。
この受電処理では、最初のステップS101において、車両制御装置50は、ドライバの手動運転或いは自動運転により、自車両(電動車両1)を給電装置100の近傍に移動させる。次に、ステップS102へ進み、車両制御装置50は、受電ユニット30が送電ユニット120に対して予め設定された電力授受の許容範囲内の規定位置に達したか否かを調べる。
そして、車両制御装置50は、自車両が規定位置に達して、更に電動機11の停止やパーキングブレーキ作動等の他の条件による受電準備が完了したとき、ステップS103で給電装置100に受電準備完了の信号を送信し、受電準備が完了した旨を通知する。
次にステップS104へ進み、車両制御装置50は、給電装置100から送電を開始する旨の送信開始信号が給電装置100の制御ユニット130から送信されるのを待つ。そして、給電装置100の制御ユニット130から送電開始信号が送信され、この送電開始信号を車両制御装置50及びフードロック制御装置40が受信したとき、ステップS104からステップS105へ進む。
尚、給電装置100は、送電開始信号を送信して規定時間経過後に送電ユニット120からの送電を開始する。この規定時間は、電動車両1のフードロック機構5、電源リレー14、制御リレー15等の動作時間を考慮し、これらの動作時間に所定の余裕時間を加算した時間として設定されている。
ステップS105では、フードロック制御装置40は、送電開始信号を受信したとき、フードロック機構5を介してフード4を閉状態にロックしたままロック解除を不可とすることにより、フード4の開放を禁止する。そして、ステップS106で、フードロック制御装置40は、フード4が正常にロックされているか否かを判断する。フードが正常にロックされているか否は、例えばフード4の開閉状態を検出するセンサやフードロック機構5の作動位置を検出するセンサ等からの信号に基づいて判断される。
ステップS106において、フード4が正常にロックされていると判断された場合、ステップS107へ進んで車両制御装置50の処理に移行する。ステップS107では、車両制御装置50は、電源リレー14をオンし、制御リレー15をオフする。これにより、受電ユニット30の受電が開始され、整流器13を介して蓄電装置20が充電される。
その後、ステップS108において、車両制御装置50は、受電停止のイベントが発生したか否かを判断する。この受電停止のイベントは、蓄電装置20への充電が完了した場合、予め設定した充電時間が経過した場合、利用者の都合により電動車両1側或いは給電装置100側で送電中止の操作がなされた場合等に発生するイベントであり、車両制御装置50は、これらのイベント情報に基づいて受電停止を判断する。
車両制御装置50は、受電停止と判断した場合、給電装置100及びフードロック制御装置40に受電停止を通知し、ステップS109の処理に移行する。ステップS109では、フードロック制御装置40は、車両制御装置50からの受電停止の通知を受けて、送電ユニット120と受電ユニット30との間の電磁場が消えたか否かを判断する。
フードロック制御装置40は、送電ユニット120と受電ユニット30との間の電磁場の有無を、例えば、受電ユニット30に流れる電流によって給電装置100からの送電か停止されたことを検知することにより、判断する。そして、フードロック制御装置40は、電磁場が消失したと判断した場合、フードロック機構5のロック解除を可としてフード4の開放を許可する。フード4の開放が許可された後は、ステップS110へ進み、車両制御装置50は、受電終了処理として電源リレー14をオフするとともに制御リレー15をオンし、電動車両1を走行可能状態として本受電処理を終了する。
一方、ステップS106において、フード4が正常にロックされていないと判断される場合には、ステップS106からステップS111へ進み、フードロック制御装置40は、直接、或いは車両制御装置50を介して、給電装置100に送電を禁止する旨の送電禁止信号を送信する。給電装置100は、この送電禁止信号を受けて送電ユニット120への電力供給を停止し、電動車両1へ送電を中止する。そして、ステップS112で、車両制御装置50は、自車両(電動車両1)のディスプレイやスピーカから警報を発する等して異常発生を報知し、本受電処理を終了する。
このように本実施の形態においては、車両外部に設けられる給電装置100の送電ユニット120から電動車両1の収容室2の底部に配設される受電ユニット30に電磁場を介してワイヤレスで電力を送電する際、送電ユニット120と受電ユニット30との間に電磁場が発生する前に、収容室2のフード4を閉状態にロックしたままロック解除を不可とし、フード4の開放を禁止する。これにより、フード4が不用意に開放されることを防止し、収容室2の外部への電磁波の漏洩を未然に回避することができる。
次に、本発明の実施の第2形態について説明する。図8は本発明の実施の第2形態に係り、電動車両における受電処理を示すフローチャートである。第2形態は、第1形態に対して給電装置100からの送電開始のタイミングを変更するものである。給電装置100は、電動車両1側から送電を許可されたとき、はじめて送電を開始する。
第2の形態の受電処理では、最初のステップS201,S202において、車両制御装置50は、第1形態の受電処理(図7参照)におけるステップS101,S102と同様の処理を行い、電動車両1が給電装置100の近傍に移動して規定位置に達したか否かを調べる。そして、車両制御装置50は、自車両が規定位置に達して電動機11の停止やパーキングブレーキ作動等の他の条件による受電準備が完了したとき、ステップS203へ進んでフードロック制御装置40にフード開放禁止を指示する。
ステップS203では、フードロック制御装置40は、フードロック機構5を介してフード4を閉状態にロックしたままフードロック機構5のフードロック解除を不可として、フード4の開放を禁止する。次にステップS204で、フードロック制御装置40は、フード4が正常にロックされたか否かを判断し、フード4が正常にロックされていると判断した場合、ステップS205で給電装置100の制御ユニット130に対して送電を許可する送電許可信号を送信する。
給電装置100の制御ユニット130は、送電許可信号を受信したとき、電源ユニット110から送電ユニット120へ高周波電力を出力させる。この高周波電力により、送電ユニット120と電動車両1の受電ユニット30との間に電磁場が発生し、この電磁場を介して送電される電力が受電される(ステップS206)。
ステップS206からステップS207,S208,S209は、第1形態のステップS107~S110と同様であり、フードロック制御装置40及び車両制御装置50は、受電開始処理、受電停止判断処理、フード開放許可処理、受電終了処理を実行する。また、ステップS204において、フード4が正常にロックされていないと判断される場合には、ステップS210,S211において、第1形態のステップS111,S112と同様の処理が実行される。
第2形態においても、第1形態と同様、車両外部に設けられる給電装置100の送電ユニット120から電動車両1の収容室2の底部に配設される受電ユニット30に電磁場を介してワイヤレスで電力を送電する際に、電磁場が発生している状態でフード4が不用意に開放されることを防止することができ、収容室2の外部への電磁波の漏洩を未然に回避することができる。
1 電動車両
2,2A 収容室
3,3A 遮蔽材
4,4A フード
5,5A フードロック機構
10 駆動部
11 電動機
12 インバータ
13 整流器
14 電源リレー
15 制御リレー
20 蓄電装置
30 受電ユニット
31 受電コイル
32 一次コイル
33 共振コイル
34 受信アンテナ
40 フードロック制御装置
50 車両制御装置
100 給電装置
110 電源ユニット
115 送電ケーブル
120 送電ユニット
121 送電コイル
122 一次コイル
123 共振コイル
124 送信アンテナ
130 制御ユニット

Claims (11)

  1. 車両外部に設けられる給電装置からワイヤレスで送電される電力を用いて電動機により走行駆動力を発生可能な電動車両であって、
    前記給電装置の送電ユニットから電磁場を介して送電される電力を受電する受電ユニットと、
    前記受電ユニットが収容される収容室と、
    前記収容室を開閉するためのフードと、
    前記フードを閉状態にロックするためのフードロック機構と、
    前記給電装置から電力を受電する際、前記送電ユニットと前記受電ユニットとの間に電磁場が発生する前に、前記フードロック機構を制御して前記フードの開放を禁止するフードロック制御装置と、
    を備えることを特徴とする電動車両。
  2. 前記フードロック制御装置は、前記給電装置から送電を開始する送電開始信号を受信したとき、前記フードロック機構を介して前記フードを閉状態にロックしたままロック解除を不可とすることにより、前記フードの開放を禁止することを特徴とする請求項1に記載の電動車両。
  3. 前記フードロック制御装置は、前記フードロック機構を介して前記フードを閉状態にロックしたままロック解除を不可とすることにより前記フードの開放を禁止した後、前記給電装置からの送電を許可する送電許可信号を前記給電装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の電動車両。
  4. 前記フードロック制御装置は、前記送電ユニットから前記受電ユニットへの送電が停止したことを検出したとき、前記フードロック機構のロックを解除可能として前記フードの開放を許可することを特徴とする請求項1~3の何れか一項に記載の電動車両。
  5. 前記フードロック制御装置は、前記フードロック機構の異常を検出したとき、前記給電装置に対して、送電を禁止する送電禁止信号を送信することを特徴とする請求項1~4の何れか一項に記載の電動車両。
  6. 前記収容室は、前記電動機が収容される室であることを特徴とする請求項1~5の何れか一項に記載の電動車両。
  7. 前記収容室は、利用者の荷物を収容するための荷物室であることを特徴とする請求項1~5の何れか一項に記載の電動車両。
  8. 前記受電ユニットは、前記収容室の底部に配設されることを特徴とする請求項1~7の何れか一項に記載の電動車両。
  9. 前記送電ユニットに設けた一次コイルと前記受電ユニットに設けた二次コイルとの間の電磁誘導により、前記送電ユニットから前記受電ユニットに電力を送電することを特徴とする請求項1~8の何れか一項に記載の電動車両。
  10. 前記送電ユニットに設けた共振コイルと前記受電ユニットに設けた共振コイルとの間の磁界共振により、前記送電ユニットから前記受電ユニットに電力を送電することを特徴とする請求項1~8の何れか一項に記載の電動車両。
  11. 前記送電ユニットから放射する電磁波ビームを前記受電ユニットで受信することにより、前記送電ユニットから前記受電ユニットに電力を送電することを特徴とする請求項1~8の何れか一項に記載の電動車両。
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