JP7161178B2 - 静電容量検出回路 - Google Patents

静電容量検出回路 Download PDF

Info

Publication number
JP7161178B2
JP7161178B2 JP2018147146A JP2018147146A JP7161178B2 JP 7161178 B2 JP7161178 B2 JP 7161178B2 JP 2018147146 A JP2018147146 A JP 2018147146A JP 2018147146 A JP2018147146 A JP 2018147146A JP 7161178 B2 JP7161178 B2 JP 7161178B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
state
line
capacitor
operational amplifier
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018147146A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020020769A (ja
Inventor
浩之 伊藤
志郎 道正
昇 石原
一哉 益
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Institute of Technology NUC
Original Assignee
Tokyo Institute of Technology NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Institute of Technology NUC filed Critical Tokyo Institute of Technology NUC
Priority to JP2018147146A priority Critical patent/JP7161178B2/ja
Publication of JP2020020769A publication Critical patent/JP2020020769A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7161178B2 publication Critical patent/JP7161178B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Description

本発明は、静電容量検出回路に関する。
加速度センサとして、静電容量方式が広く用いられている。静電容量方式の加速度センサは、加速度に応じて変位する可動電極と固定電極とを有し、それらが形成する静電容量の変化が検出される。このような加速度センサには、静電容量の検出回路が内蔵される。
N. Yazdi, K. Najafi, "An interface IC for a capacitive silicon ug accelerometer", IEEE International Solid-State Circuits Conference, 1999 IEEE International Solid-State Circuits Conference. Digest of Technical Papers. ISSCC. First Edition (Cat. No.99CH36278), pp132-133, 17,Feb,1999, DOI:10.1109/ISSCC.1999.759161
検出回路は、オペアンプ、キャパシタおよびいくつかのアナログスイッチで構成されるプリアンプを備える。このようなプリアンプでは、アナログスイッチを介してキャパシタを充電することに起因するkT/Cノイズが発生する。kT/Cノイズを低減するためには、キャパシタCを大きくする必要があるが、動作速度の低下や、回路面積の増大といった問題を引き起こす。
本発明はかかる状況においてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、kT/Cノイズを低減した静電容量検出回路の提供にある。
本発明のある態様は、第1ラインと第2ラインの間に直列に接続される第1センス容量および第2センス容量の静電容量を検出する検出回路に関する。検出回路は、オペアンプおよびフィードバックキャパシタを含むプリアンプと、第1センスライン、第2ラインおよび第1センス容量と第2センス容量を接続するセンスノードの電圧を制御するドライバと、を備える。ドライバは、第1状態および第2状態において、第1ラインと第2ラインの間に、第1極性の駆動電圧を印加し、第3状態において、第1ラインと第2ラインの間に、第1極性と反対の第2極性の駆動電圧を印加可能に構成される。プリアンプは、第1状態において、フィードバックキャパシタの電荷が初期化され、第2状態および第3状態において、センスノードとオペアンプの出力端子の間にフィードバックキャパシタが接続されるように構成される。
この態様によると、第2状態と第3状態で得られるプリアンプの出力電圧の差分をとることにより、第1センス容量と第2センス容量の差分を検出できる。第2状態と第3状態では、プリアンプの出力電圧には共通の雑音成分が含まれるため、それらの差分をとることで、雑音成分がキャンセルされ、kT/Cノイズの影響を低減できる。
オペアンプの非反転入力端子には基準電圧が印加されてもよい。ドライバは、第1状態および第2状態において、第1ラインに第1電圧を印加し、第2ラインに第2電圧を印加し、センスノードに基準電圧を印加し、第3状態において、第1ラインに第2電圧を印加し、第2ラインに第1電圧を印加するよう構成されてもよい。プリアンプは、第1状態において、フィードバックキャパシタの両端に基準電圧が印加され、オペアンプの反転入力端子と出力端子がショートされ、第2状態および第3状態において、センスノードとオペアンプの出力端子の間にフィードバックキャパシタが接続されるように構成されてもよい。
フィードバックキャパシタの一端はセンスノードと接続されてもよい。プリアンプは、オペアンプの反転入力端子と出力端子の間に設けられ、第1状態においてオンとなる第1スイッチと、フィードバックキャパシタの他端とオペアンプの出力端子の間に設けられ、第2状態および第3状態においてオンとなる第2スイッチと、基準電圧が印加される基準ラインとフィードバックキャパシタの他端の間に設けられ、第1状態においてオンとなる第3スイッチと、をさらに含んでもよい。
フィードバックキャパシタの一端はオペアンプの出力端子と接続されてもよい。プリアンプは、フィードバックキャパシタと並列に接続され、第1状態においてオンとなる第4スイッチと、フィードバックキャパシタの他端とオペアンプの反転入力端子の間に設けられ、第1状態においてオンとなる第5スイッチと、フィードバックキャパシタの他端とセンスノードの間に設けられ、第2状態および第3状態においてオンとなる第6スイッチと、をさらに含んでもよい。
プリアンプは、センスノードとオペアンプの反転入力端子の間に設けられた入力キャパシタをさらに含んでもよい。これにより、オフセット電圧の影響をキャンセルできる。また第2状態と第3状態の差分をとることで、センスノードの容量に起因するkT/Cノイズのみでなく、入力キャパシタとオペアンプの接続ノードの容量に起因するkT/Cノイズをキャンセルできる。
検出回路は、第2状態におけるプリアンプの出力電圧と第3状態におけるプリアンプの出力電圧の差分を計算する差分アンプをさらに備えてもよい。検出回路は、差分アンプの出力をデジタル信号に変換するΔΣ変調器をさらに備えてもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
さらに、この項目(課題を解決するための手段)の記載は、本発明の欠くべからざるすべての特徴を説明するものではなく、したがって、記載されるこれらの特徴のサブコンビネーションも、本発明たり得る。
本発明のある態様によれば、ノイズの影響を低減できる。
実施の形態に係る加速度センサの回路図である。 第1実施例に係る静電容量検出回路のブロック図である。 図3(a)~(c)は、図2の静電容量検出回路の第1状態φ1~第3状態φ3における等価回路図である。 図4(a)、(b)は、容量の検出を説明する図である。 静電容量検出回路の出力電圧Voutの分散を示す図である。 図6(a)、(b)は、比較技術に係る静電容量検出回路の動作を説明する図である。 比較技術に係る静電容量検出回路の出力電圧Voutの分散を示す図である。 第2実施例に係る静電容量検出回路の回路図である。 図9(a)~(c)は、図8の静電容量検出回路の第1状態φ1~第3状態φ3における等価回路図である。 加速度センサのブロック図である。 図10のプリアンプおよび差分アンプの回路図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図1は、実施の形態に係る加速度センサ2の回路図である。加速度センサ2は、MEMS回路4および読み出し回路6を備える。MEMS回路4および読み出し回路6はひとつの半導体基板に集積化される。MEMS回路4は、可動電極と固定電極を含み、それらの間には、センス容量Cm1およびCm2が形成される。センス容量Cm1およびCm2は、第1ラインL1と第2ラインL2の間に直列に設けられ、それらの接続ノードをセンスノードNsと称する。
読み出し回路6は、静電容量検出回路100を備える。静電容量検出回路100は、プリアンプ110およびドライバ120を備える。プリアンプ110は、オペアンプOA1、フィードバックキャパシタCfおよびいくつかのスイッチSWを含む。ドライバ120は、第1ラインL1、第2ラインL2およびセンスノードNsの電圧を制御する。
静電容量検出回路100は、第1状態φ1~第3状態φ3で切り替え可能である。
ドライバ120は、第1状態φ1および第2状態φ2において、第1ラインL1と第2ラインL2の間に、第1極性の駆動電圧Vdを印加し、第3状態φ3において、第1ラインL1と第2ラインL2の間に、第1極性と反対の第2極性の駆動電圧-Vdを印加可能に構成される。
プリアンプ110は、第1状態φ1において、フィードバックキャパシタCfの電荷が初期化され、第2状態φ2および第3状態φ3において、センスノードNsとオペアンプOA1の出力端子の間にフィードバックキャパシタCfが接続されるように構成される。
以上が静電容量検出回路100の基本構成である。本発明は、図1のブロック図や回路図として把握され、あるいは上述の説明から導かれるさまざまな装置、方法に及ぶものであり、特定の構成に限定されるものではない。以下、本発明の範囲を狭めるためではなく、発明の本質や動作の理解を助け、またそれらを明確化するために、より具体的な構成例や実施例を説明する。
(第1実施例)
図2は、第1実施例に係る静電容量検出回路100Aのブロック図である。ドライバ120は、第1状態φ1および第2状態φ2において、第1ラインL1に第1電圧(たとえば電源電圧Vdd)を印加し、第2ラインL2に第2電圧(たとえば接地電圧Vss)を印加し、センスノードNsに基準電圧Vcomを印加する。基準電圧Vcomは、第1電圧と第2電圧の中点にとることができる。
ドライバ120は、スイッチSW21~SW25を含む。スイッチSW21およびSW24は、第1状態φ1、第2状態φ2においてオンとなり、第1ラインL1に第1電圧Vddを、第2ラインL2に第2電圧Vssを印加する。スイッチSW22およびSW23は、第3状態φ3においてオンとなり、第1ラインL1に第2電圧Vssを、第2ラインL2に第1電圧Vddを印加する。スイッチSW21およびSW22のペア、スイッチSW23およびSW24のペアはそれぞれ、CMOSインバータで構成してもよい。
スイッチSW25は、第1状態φ1においてオンとなり、センスノードNsに基準電圧Vcomを印加する。
プリアンプ110Aは、オペアンプOA1、フィードバックキャパシタCf、入力キャパシタCsを含む。オペアンプOA1の非反転入力端子(+)には基準電圧Vcomが印加される。
プリアンプ110Aは、第1状態φ1において、フィードバックキャパシタCfの両端それぞれに基準電圧Vcomが印加され、オペアンプOA1の反転入力端子(-)と出力端子がショートされる。またプリアンプ110は、第2状態φ2および第3状態φ3において、センスノードNsとオペアンプOA1の出力端子の間にフィードバックキャパシタCfが接続される。
第1実施例において、フィードバックキャパシタCfの一端はセンスノードNsと接続されている。第1状態φ1~第3状態φ3を実現するため、複数のスイッチSW1~SW3が設けられる。第1スイッチSW1は、オペアンプOA1の反転入力端子(-)と出力端子の間に設けられ、第1状態φ1においてオンとなる。第2スイッチSW2は、フィードバックキャパシタCfの他端とオペアンプOA1の出力端子の間に設けられ、第2状態φ2および第3状態φ3においてオンとなる。第3スイッチSW3は、基準電圧Vcomが印加される基準ラインL3とフィードバックキャパシタCfの他端の間に設けられ、第1状態φ1においてオンとなる。
以上が静電容量検出回路100Aの構成である。続いてその動作を説明する。図3(a)~(c)は、図2の静電容量検出回路100Aの第1状態φ1~第3状態φ3における等価回路図である。
図3(a)、(b)の第1状態φ1、第2状態φ2において、第1センス容量Cm1が、Vdd-Vcomで充電され、第2センス容量Cm2が、Vcom-Vssで充電される。以下、Vss=0Vとする。
また図3(a)の第1状態φ1において、オペアンプOA1の出力と反転入力端子がショートされ、ボルテージフォロアが形成される。フィードバックキャパシタCfの両端には、基準電圧Vcomが印加され、その電荷はゼロにリセットされる。また仮想接地により、オペアンプOA1の反転入力端子の電圧Vbは、基準電圧Vcomと等しくなるから、入力キャパシタCsの両端にも基準電圧Vcomが印加され、その電荷はゼロにリセットされる。
図3(b)、(c)の第2状態φ2、第3状態φ3では、出力端子に、第1センス容量Cm1、第2センス容量Cm2に応じた電圧Voutが発生する。
図4(a)、(b)は、容量の検出を説明する図である。キャパシタCsは、オフセット電圧をキャンセルするために設けられており、容量検出に関しては無視できるため、省略している。図4(a)には第2状態φ2が、図4(b)には第3状態φ3が示される。第2状態φ2において、センスノードNsの電圧Vaは、基準電圧Vcomと等しくなる。このときの出力電圧Vout1は、式(1)で与えられる。
Vout1=-{VddCm1-Va(Cm1+Cm2)}/Cf+Va…(1)
第3状態φ3では、第1センス容量Cm1と第2センス容量Cm2に印加される電圧の極性が反転しており、このときの出力電圧Vout2は、式(2)で与えられる。
Vout2=-{VddCm2-Va(Cm1+Cm2)}/Cf+Va…(2)
第2状態φ2で得られる出力電圧Vout1と第3状態φ3で得られる出力電圧Vout2の差分ΔVは、式(3)で表される。
ΔV=Vout1-Vout2=(Cm2-Cm1)/Cf×Vdd …(3)
式(3)から明らかなように、差分ΔVには、センスノードNsの電圧Vaが含まれておらず、したがって、センスノードNsに注入されるkT/C雑音の電荷の影響を受けない。
図5は、静電容量検出回路100Aの出力電圧Voutの分散を示す図である。出力電圧Voutの分散は、振幅の揺らぎの大きさである。第2状態φ2の出力電圧Voutには、雑音の分散が含まれており、第3状態φ3では、出力電圧Voutには、雑音の分散に加えて、信号成分の分散が含まれている。それらの差分をとることで、低雑音の信号成分を抽出できる。トランジェント解析によって計算すると、信号成分の分散は3.77μV、第3状態φ3において得られる信号成分および雑音成分の分散は、20.01μVであった。信号部分の分散は、信号および雑音部分の分散よりも十分に小さいため、本実施例の有効性が確認できる。
なお静電容量検出回路100Aのさらなる利点は、比較技術との対比によって明確となる。比較技術に係る静電容量検出回路は、構成では第1実施例と同様であるが、動作が異なる。具体的に第1実施例は、3状態φ1~φ3で遷移したのに対して、比較技術では、2状態φ1、φ3で遷移する。図6(a)、(b)は、比較技術に係る静電容量検出回路100Rの動作を説明する図である。図6(a)は、第1状態φ1を、図6(b)は第3状態φ3を表す。比較技術では、後段において、第1状態φ1の出力電圧Voutと、第3状態φ3の出力電圧Voutの差分が取得される。
図7は、比較技術に係る静電容量検出回路の出力電圧Voutの分散を示す図である。第3状態φ3と第1状態φ1の差分をとっても、雑音成分を低減することはできないことがわかる。すなわち比較技術では、センスノードNsのkT/C雑音の影響は低減できるが、オペアンプOA1の反転入力端子におけるkT/C雑音の影響が残留する。比較技術では、容量値を大きくすることで雑音を低減することもできるが、回路面積および消費電力の増大、応答速度の低下といった問題を引き起こす。
これに対して第1実施例によれば、センスノードNsのみでなく、オペアンプOA1の反転入力端子のkT/C雑音の影響を低減できるという効果が得られる。
(第2実施例)
図8は、第2実施例に係る静電容量検出回路100Bの回路図である。プリアンプ110Bは、オペアンプOA1、フィードバックキャパシタCf、入力キャパシタCsおよびスイッチSW4~SW6を備える。
フィードバックキャパシタCfの一端はオペアンプOA1の出力端子と接続されている。第4スイッチSW4は、フィードバックキャパシタCfと並列に接続され、第1状態φ1においてオンとなる。第5スイッチSW5は、フィードバックキャパシタCfの他端とオペアンプOA1の反転入力端子の間に設けられ、第1状態φ1においてオンとなる。第6スイッチSW6は、フィードバックキャパシタCfの他端とセンスノードNsの間に設けられ、第2状態φ2および第3状態φ3においてオンとなる。
図9(a)~(c)は、図8の静電容量検出回路100Bの第1状態φ1~第3状態φ3における等価回路図である。第1状態φ1では、第1実施例と同様に、フィードバックキャパシタCfの両端それぞれに基準電圧Vcomが印加され、オペアンプOA1の反転入力端子(-)と出力端子がショートされる。また第2状態φ2および第3状態φ3において、センスノードNsとオペアンプOA1の出力端子の間にフィードバックキャパシタCfが接続される。
第2実施例によれば、第1実施例と同様の効果を得ることができる。当業者によれば、第1実施例、第2実施例は例示に過ぎず、複数のスイッチのトポロジーにはさまざまな変形例が存在すること、またこうした変形例が本発明の範囲に含まれることが理解される。
続いて静電容量検出回路100の後段における信号処理および構成を説明する。図10は、加速度センサ2のブロック図である。読み出し回路6Cは、静電容量検出回路100に加えて、差分アンプ10、ΔΣ変調器12、積分器14、コントローラ20を備える。コントローラ20は静電容量検出回路100の状態遷移を制御するとともに、それと連動して、後段の差分アンプ10、ΔΣ変調器12、積分器14の状態を制御する。
差分アンプ10は、第2状態φ2におけるドライバ120の出力電圧Voutと、第3状態φ3におけるドライバの出力電圧Voutをサンプリングし、それらの差分ΔVに応じた電圧Vxを生成する。ΔΣ変調器12は、電圧VxをΔΣ変調し、ビットストリームであるデジタル出力Doutに変換する。積分器14は、ΔΣ変調によるノイズシェーピングにより高帯域に含まれることとなったノイズを除去する。
図11は、図10のプリアンプ100Cおよび差分アンプ10の回路図である。差分アンプ10は、完全差動アンプDA1と、複数のキャパシタC11~C14,C21,C22および複数のスイッチを備える。この実施例において、差分アンプ10は、シングルエンドの信号Voutを、差動信号VOUTP,VOUTNに変換する。
一般に、ΔΣ変調器12は、デジタル出力Doutをアナログ信号に変換するサブD/Aコンバータ、入力信号とサブD/Aコンバータの出力の差分を生成する減算器、減算器の出力を積分する積分器、積分器の出力を量子化し、デジタル出力Doutを生成する量子化器を含む。図11の差分アンプ10は、ΔΣ変調器12の減算器とサブD/Aコンバータの機能を備える。
図中、φxdが付されるスイッチは、φxに微小遅延を与えた信号によって制御されることを示す。また符号30、32は、サブD/Aコンバータとして動作し、図10のデジタル出力Doutに応じてL,Hのスイッチが相補的にオンとなる。
本発明は、上述の説明から導かれるさまざまな装置、方法、回路に及ぶものであり、特定の構成に限定されるものではない。以下、本発明の範囲を狭めるためではなく、発明の本質や動作の理解を助け、またそれらを明確化するために、より具体的な実施例や変形例を説明する。
第1実施例、第2実施例において、入力キャパシタCsを設けたがその限りでなく、入力キャパシタCsを省略してもよい。
また図10においてΔΣ変調のA/Dコンバータを用いたがその限りでなく、逐次比較型など別形式のA/Dコンバータを用いてもよい。
また実施の形態では、静電容量検出回路100の用途として、加速度センサを説明したがその限りでなく、さまざまな静電容量を検出対象とすることができる。たとえば、静電容量検出回路100は、タッチセンサやマイクに応用してもよい。
2 加速度センサ
4 MEMS回路
6 読み出し回路
10 差分アンプ
12 ΔΣ変調器
14 積分器
20 コントローラ
Cm1 第1センス容量
Cm2 第2センス容量
Ns センスノード
L1 第1ライン
L2 第2ライン
100 静電容量検出回路
110 プリアンプ
OA1 オペアンプ
Cs 入力キャパシタ
Cf フィードバックキャパシタ
120 ドライバ
SW1 第1スイッチ
SW2 第2スイッチ
SW3 第3スイッチ
SW4 第4スイッチ
SW5 第5スイッチ
SW6 第6スイッチ

Claims (6)

  1. 第1ラインと第2ラインの間に直列に接続される第1センス容量および第2センス容量の静電容量を検出する検出回路であって、
    オペアンプおよびフィードバックキャパシタを含むプリアンプと、
    前記第1ライン、前記第2ラインおよび前記第1センス容量と前記第2センス容量を接続するセンスノードの電圧を制御するドライバと、
    を備え、
    前記ドライバは、第1状態および第2状態において、前記第1ラインと前記第2ラインの間に、第1極性の駆動電圧を印加し、第3状態において、前記第1ラインと前記第2ラインの間に、前記第1極性と反対の第2極性の駆動電圧を印加可能に構成され、
    前記プリアンプは、前記第1状態において、前記フィードバックキャパシタの電荷が初期化され、前記第2状態および前記第3状態において、前記センスノードと前記オペアンプの出力端子の間に前記フィードバックキャパシタが接続されるように構成され、
    前記オペアンプの非反転入力端子には基準電圧が印加され、
    前記ドライバは、
    前記第1状態および前記第2状態において、前記第1ラインに第1電圧を印加し、前記第2ラインに第2電圧を印加し、前記センスノードに基準電圧を印加し、
    前記第3状態において、前記第1ラインに前記第2電圧を印加し、前記第2ラインに前記第1電圧を印加するよう構成され、
    前記プリアンプは、
    前記第1状態において、前記フィードバックキャパシタの両端に前記基準電圧が印加され、前記オペアンプの反転入力端子と出力端子がショートされ、
    前記第2状態および前記第3状態において、前記センスノードと前記オペアンプの前記出力端子の間に前記フィードバックキャパシタが接続されるように構成され、
    前記フィードバックキャパシタの一端は前記センスノードと接続されており、
    前記プリアンプは、
    前記オペアンプの前記反転入力端子と前記出力端子の間に設けられ、前記第1状態においてオンとなる第1スイッチと、
    前記フィードバックキャパシタの他端と前記オペアンプの前記出力端子の間に設けられ、前記第2状態および前記第3状態においてオンとなる第2スイッチと、
    前記基準電圧が印加される基準ラインと前記フィードバックキャパシタの前記他端の間に設けられ、前記第1状態においてオンとなる第3スイッチと、
    をさらに含むことを特徴とする検出回路。
  2. 第1ラインと第2ラインの間に直列に接続される第1センス容量および第2センス容量の静電容量を検出する検出回路であって、
    オペアンプおよびフィードバックキャパシタを含むプリアンプと、
    前記第1ライン、前記第2ラインおよび前記第1センス容量と前記第2センス容量を接続するセンスノードの電圧を制御するドライバと、
    を備え、
    前記ドライバは、第1状態および第2状態において、前記第1ラインと前記第2ラインの間に、第1極性の駆動電圧を印加し、第3状態において、前記第1ラインと前記第2ラインの間に、前記第1極性と反対の第2極性の駆動電圧を印加可能に構成され、
    前記プリアンプは、前記第1状態において、前記フィードバックキャパシタの電荷が初期化され、前記第2状態および前記第3状態において、前記センスノードと前記オペアンプの出力端子の間に前記フィードバックキャパシタが接続されるように構成され、
    前記オペアンプの非反転入力端子には基準電圧が印加され、
    前記ドライバは、
    前記第1状態および前記第2状態において、前記第1ラインに第1電圧を印加し、前記第2ラインに第2電圧を印加し、前記センスノードに基準電圧を印加し、
    前記第3状態において、前記第1ラインに前記第2電圧を印加し、前記第2ラインに前記第1電圧を印加するよう構成され、
    前記プリアンプは、
    前記第1状態において、前記フィードバックキャパシタの両端に前記基準電圧が印加され、前記オペアンプの反転入力端子と出力端子がショートされ、
    前記第2状態および前記第3状態において、前記センスノードと前記オペアンプの前記出力端子の間に前記フィードバックキャパシタが接続されるように構成され、
    前記フィードバックキャパシタの一端は前記オペアンプの前記出力端子と接続されており、
    前記プリアンプは、
    前記フィードバックキャパシタと並列に接続され、前記第1状態においてオンとなる第4スイッチと、
    前記フィードバックキャパシタの他端と前記オペアンプの前記反転入力端子の間に設けられ、前記第1状態においてオンとなる第5スイッチと、
    前記フィードバックキャパシタの前記他端と前記センスノードの間に設けられ、前記第2状態および前記第3状態においてオンとなる第6スイッチと、
    をさらに含むことを特徴とする検出回路。
  3. 前記プリアンプは、前記センスノードと前記オペアンプの反転入力端子の間に設けられた入力キャパシタをさらに含むことを特徴とする請求項1または2に記載の検出回路。
  4. 第1ラインと第2ラインの間に直列に接続される第1センス容量および第2センス容量の静電容量を検出する検出回路であって、
    オペアンプおよびフィードバックキャパシタを含むプリアンプと、
    前記第1ライン、前記第2ラインおよび前記第1センス容量と前記第2センス容量を接続するセンスノードの電圧を制御するドライバと、
    を備え、
    前記ドライバは、第1状態および第2状態において、前記第1ラインと前記第2ラインの間に、第1極性の駆動電圧を印加し、第3状態において、前記第1ラインと前記第2ラインの間に、前記第1極性と反対の第2極性の駆動電圧を印加可能に構成され、
    前記プリアンプは、前記第1状態において、前記フィードバックキャパシタの電荷が初期化され、前記第2状態および前記第3状態において、前記センスノードと前記オペアンプの出力端子の間に前記フィードバックキャパシタが接続されるように構成され、
    前記プリアンプは、前記センスノードと前記オペアンプの反転入力端子の間に設けられた入力キャパシタをさらに含むことを特徴とする検出回路。
  5. 前記第2状態における前記プリアンプの出力電圧と前記第3状態における前記プリアンプの出力電圧の差分を計算する差分アンプをさらに備えることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の検出回路。
  6. 前記差分アンプの出力をデジタル信号に変換するΔΣ変調器をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の検出回路。
JP2018147146A 2018-08-03 2018-08-03 静電容量検出回路 Active JP7161178B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018147146A JP7161178B2 (ja) 2018-08-03 2018-08-03 静電容量検出回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018147146A JP7161178B2 (ja) 2018-08-03 2018-08-03 静電容量検出回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020020769A JP2020020769A (ja) 2020-02-06
JP7161178B2 true JP7161178B2 (ja) 2022-10-26

Family

ID=69588446

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018147146A Active JP7161178B2 (ja) 2018-08-03 2018-08-03 静電容量検出回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7161178B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115981507B (zh) * 2023-03-20 2023-06-02 上海海栎创科技股份有限公司 一种触摸感测系统

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004506176A (ja) 2000-04-04 2004-02-26 ローズマウント エアロスペイス インコーポレイテッド 3軸加速度計
JP2005331260A (ja) 2004-05-18 2005-12-02 Denso Corp 容量式物理量センサ
JP2015125088A (ja) 2013-12-27 2015-07-06 株式会社村田製作所 容量トリミング回路
JP2018509620A (ja) 2015-03-13 2018-04-05 ローズマウント インコーポレイテッド 静電容量式センサの電極変位計測のための高分解能デルタシグマ変調器

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006084400A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Denso Corp 容量式物理量検出装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004506176A (ja) 2000-04-04 2004-02-26 ローズマウント エアロスペイス インコーポレイテッド 3軸加速度計
JP2005331260A (ja) 2004-05-18 2005-12-02 Denso Corp 容量式物理量センサ
JP2015125088A (ja) 2013-12-27 2015-07-06 株式会社村田製作所 容量トリミング回路
JP2018509620A (ja) 2015-03-13 2018-04-05 ローズマウント インコーポレイテッド 静電容量式センサの電極変位計測のための高分解能デルタシグマ変調器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020020769A (ja) 2020-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4862943B2 (ja) A−d変換装置およびその方法
JP6043679B2 (ja) 静電容量検出回路及び入力デバイス
JP4966777B2 (ja) A/d変換器
CN108206700B (zh) 开关电容电路及其操作方法和集成电路
US6445331B1 (en) Apparatus and method for common-mode regulation in a switched capacitor circuit
EP2115872B1 (en) Common-mode insensitive sampler
US7782243B1 (en) Direct capacitance-to-digital converter
US10326464B2 (en) Self-oscillating multi-ramp converter and method for converting a capacitance into a digital signal
JP6518322B2 (ja) 半導体装置
JP2010147992A (ja) 増幅回路及びa/d変換器
JPH06120827A (ja) A/d変換器
CN115552798A (zh) 用于运行电容传感器的电路以及配属的传感器设备
JP6944047B2 (ja) 追加の能動回路を有さないsar adcにおける広入力コモンモード範囲を可能にするための方法及び装置
JP2016528854A (ja) センサ制御回路及び電子装置
TWI446727B (zh) 指數-對數轉換之類比數位轉換器
JP7161178B2 (ja) 静電容量検出回路
CN111342840A (zh) 精密的电流到数字转换器
JP2011215124A (ja) 容量検出装置及び容量検出方法
WO2020075552A1 (ja) スイッチトキャパシタアンプおよびad変換装置
Bracke et al. On the optimization of ultra low power front-end interfaces for capacitive sensors
US20160320211A1 (en) Capacitance-to-voltage conversion circuit
JP7530549B2 (ja) センサでの寄生容量不感サンプリング
US10461765B2 (en) Successive approximation type AD converter and sensor device
JP2008259090A (ja) 増幅回路及び増幅回路装置
JP2009044379A (ja) スイッチドキャパシタ積分器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210702

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221006

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7161178

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533