JP2005331260A - 容量式物理量センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】 低ノイズでセンサ出力を増幅できる容量式物理量センサを提供する。
【解決手段】 C−V変換回路21の後段に前段増幅回路23を配置する。これにより、C−V変換回路21の出力電圧が前段増幅回路23によって増幅され、容量式加速度センサの感度を高めることが可能となる。そして、この前段増幅回路23を差動増幅回路24の前に配置していることから、C−V変換回路21の出力に載っていたノイズが前段増幅回路23によって増幅されたとしても、差動増幅回路24に備えられたサンプルホールド回路24aにより、そのノイズ成分を除去することが可能となる。このような構成とすることにより、低ノイズでセンサ出力を増幅できる容量式加速度センサとすることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、物理量が加えられたときの容量変化に基づいて、加えられた物理量を検出する容量式力学量センサに関するもので、特に加速度センサに用いて好適である。
従来より、一般的に使用されている車載用加速度センサとして、容量式加速度センサがある。この容量式加速度センサは、加速度変化により生じる容量変化をC−V変換回路にて電気信号に変換し、変換された電気信号をサンプルホールド回路およびスイッチトキャパシタ回路を有する差動増幅回路にて差動増幅することでセンサ出力を発生させるようになっている。そして、後段のメインアンプによってセンサ出力をさらに増幅することによって加速度を検出するようにしている。
特開2002−40047号公報
車載用加速度センサで検出された加速度を車両走行制御に用いる場合、高い検出感度が要求される。このため、容量式加速度センサの高感度化が求められている。
しかしながら、高感度化を実現するために、センサエレメント自体の高感度化を図ろうとして各電極間の幅を狭くすると、各電極が接触して離れなくなってしまうスティッキングを発生させるし、アンプのゲインを単純に大きくすると、ノイズが大きくなるという問題を発生させる。
また、C−V変換効率を高めるために、C−V変換回路に備えられる帰還容量を下げると、C−V変換回路に備えられるトランジスタで構成されたスイッチにリーク電流が発生し、高感度化が難しくなる。
本発明は上記点に鑑みて、低ノイズでセンサ出力を増幅できる容量式物理量センサを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、可動電極(1a、1b)と固定電極(2a、2b)からなる容量の変化に応じた電圧を出力するC−V変換回路(21)の後段に、C−V変換回路の出力電圧を増幅する増幅回路(23)を備え、この増幅回路によって増幅された電圧を差動増幅回路(24)にてサンプルホールドし、差動増幅することを特徴としている。
このように、C−V変換回路の後に、増幅回路を配置するようにしている。これにより、C−V変換回路の出力電圧が増幅回路によって増幅され、容量式物理量センサの感度を高めることが可能となる。そして、この増幅回路を差動増幅回路の前に配置していることから、C−V変換回路の出力に載っていたノイズが増幅回路によって増幅されたとしても、差動増幅回路でサンプルホールドするときに、そのノイズ成分を除去することが可能となる。これにより、低ノイズでセンサ出力を増幅できる容量式物理量センサとすることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態にかかる半導体式の容量式加速度センサの全体構成を図1に示す。以下、図1に基づいて加速度センサの構成を説明する。
加速度センサは、可動電極1a、1b及び固定電極2a、2bを備えたセンサエレメント10と、可動電極1a、1bと固定電極2a、2bによる差動容量の変化に基づいて加速度を検出する検出回路20とを有した構成となっている。
センサエレメント10は梁構造体を有する構造となっており、この梁構造体によって可動電極1a、1b及び固定電極2a、2bが構成されている。そして、対向配置された可動電極1a及び固定電極2aと可動電極1b及び固定電極2bとによって差動の容量を構成し、各固定電極2a、2bに対して互いに反転する電圧を周期的に印加することで、可動電極1a、1bの変位に応じた差動容量変化に基づく加速度検出が行われる。
一方、検出回路20には、C−V変換回路21、スイッチ回路22、前段増幅回路23、差動増幅回路24、及び制御信号発生回路25が備えられている。
C−V変換回路21は、可動電極1a、1bと固定電極2a、2bからなる差動容量の変化を電圧に変換するもので、オペアンプ21a、コンデンサ21b、スイッチ21cとを有した構成となっている。オペアンプ21aの反転入力端子は可動電極1a、1bに接続されており、反転入力端子と出力端子との間には、コンデンサ21b及びスイッチ21cが並列に接続されている。スイッチ21cは制御信号発生回路25からの信号S1によって駆動されるようになっており、オペアンプ21aの非反転入力端子にはスイッチ回路22を介して、固定電極2a、2bに印加された電圧の半分の電圧(すなわち中点電圧、本実施形態の場合には2.5V)と、この中点電圧とは異なる電圧(本実施形態の場合には4V)のいずれかが入力されるようになっている。
スイッチ回路22は、C−V変換回路21におけるオペアンプ21aの非反転入力端子に、図示しないそれぞれの電圧源からの電圧を入力するもので、スイッチ22aとスイッチ22bとから構成されている。これら各スイッチ22a、22bは、制御信号発生回路25からの信号Stに基づいて駆動され、一方が閉じている時には他方が開くようになっている。このスイッチ回路22により、オペアンプ21aに印加される電圧を調整するようになっているが、通常の加速度検出時にはオペアンプ21aに中間電位が印加されるようにされ、自己診断時にはオペアンプ21aに中間電圧とは異なる電圧が印加されるように、スイッチ22a、22bのオンオフが調整されるようになっている。
なお、ここでいう自己診断は、特開2002−40047号公報に示されるものであり、公知のものであることから、ここでは説明を省略する。
前段増幅回路23は、C−V変換回路21によって電圧変換された差動容量の変化を所定の倍率で増幅するものである。具体的には、前段増幅回路23には、オペアンプ23aと抵抗23b、23cとによって構成される一般的な増幅回路が用いられており、抵抗23b、23cの抵抗値に応じて増幅率が設定されるようになっている。ここでの倍率は、例えば、差動増幅回路24に備えられる後述するサンプルホールド回路24aの動作点を超えない程度とされ、例えば数倍程度とされる。
差動増幅回路24は、サンプルホールド回路24aとSCF回路24bとを有した構成となっている。サンプルホールド回路24aは、制御信号発生回路25からの信号S2に基づいて駆動され、C−V変換回路21の出力をサンプリングして一定期間保持する。このサンプルホールド回路24aを通じることで、C−V変換回路21の出力に載っていたノイズが前段増幅回路23によって増幅されたとしても、そのノイズ成分を除去することが可能となる。
SCF回路24bは、制御信号発生回路25からの信号F1に基づいて駆動され、サンプルホールド回路24aの出力電圧から所定の周波数帯域の成分のみを取り出して加速度信号として出力する。
制御信号発生回路25は、固定電極2a、2bへの電圧印加タイミングを示す信号(搬送波)PW1、PW2、スイッチ回路22のスイッチの切替えタイミングを示す信号St、スイッチ21cの切替えタイミングS1、サンプルホールド回路24aの制御信号S2、SCF回路24bの駆動クロック信号F1を出力する。
続いて、上記のように構成された加速度センサの作動について、図2に示す加速度検出時における信号波形を参照して説明する。なお、図2中には示していないが、通常の加速度検出時には信号Stはローレベル(Low)となり、オペアンプ21aの非反転入力端子に中点電圧(例えば、2.5V)が印加され、可動電極1a、1bが中点電圧とされる。
制御信号発生回路25から出力される信号PW1、PW2は互いに電圧レベルが反転した振幅V(本実施形態の場合は5V)を有する信号となっており、4つの期間t1〜t4でハイレベル(Hi)とローレベル(Low)が変化する一定振幅の矩形波信号となっている。
まず、第1の期間t1では、信号PW1、PW2に基づいて固定電極2aの電位がV、固定電極2bの電位が0にされると共に、制御信号発生回路25からの信号S1によりスイッチ21cが閉じられる。このため、オペアンプ21aの働きにより可動電極1a、1bがV/2の電位にバイアスされると共に、帰還容量となるコンデンサ21bの電極間に蓄えられた電荷が放電される。
このとき、仮に可動電極1aと固定電極2aとの間の容量C1と、可動電極1bと固定電極2bとの間の容量C2とが、C1>C2の関係となっている場合には、この関係と固定電極2a、2bに印加される電位の関係とから、可動電極1a、1bは負の電荷が多い状態になる。
次に、第2の期間t2では、信号PW1、PW2に基づいて固定電極2aの電位がV、固定電極2bの電位が0にされると共に、制御信号発生回路25からの信号S1によりスイッチ21cが開かれる。このため、可動電極1a、1bの状態に応じた電荷がコンデンサ21bに蓄えられる。そして、このときコンデンサ21bに蓄えられた電荷に応じた電圧値がC−V変換回路21から出力されると、信号S2に基づきサンプルホールド回路24aによってC−V変換回路21の出力電圧がサンプリングされる。
続いて、第3の期間t3では、信号PW1、PW2に基づいて固定電極2aの電位が0、固定電極2bの電位がVとなるように電位が入れ替えられると共に、制御信号発生回路25からの信号S1によりスイッチ21cが開かれたままにされる。
このとき、可動電極1a、1bの電荷の状態は信号PW1、PW2の反転により、第2の期間t2と逆になる。すなわち、上述したようにC1>C2の関係を満たす場合には、固定電極2a、2bへの印加電位の反転により、可動電極1a、1bは正の電荷が多い状態になる。
しかしながら、このとき、可動電極1a、1bとコンデンサ21bとの間が閉回路となっており、第1の期間t1の電荷量が保存されているため、可動電極1a、1bの電荷量のバランスから溢れ出した電荷がコンデンサ21bに移動して蓄えられる。そして、Q=CVの関係から、移動してきた電荷量に比例すると共にコンデンサ21bの容量Cに反比例した電圧値がC−V変換回路21から出力される。
さらに、第4の期間t4、すなわち信号PW1、PW2に基づいて固定電極2aの電位が0、固定電極2bの電位がVにしたのちC−V変換回路21の出力が十分に安定すると、信号S2に基づきサンプルホールド回路24aにて、C−V変換回路21の出力電圧を前段増幅回路23でさらに増幅したものがサンプリングされる。
そして、最終的に、第2の期間t2にサンプリングされた電圧値と第4の期間t4にサンプリングされた電圧値とがサンプルホールド回路24a差動演算されたのち出力される。これにより、サンプルホールド回路24aでのサンプリング時に発生するTrのスイッチングノイズの温度特性やオペアンプの1/fノイズ、オペアンプのオフセット電圧と温度特性などがキャンセルされた出力が得られ、この出力に基づいて可動電極1a、1bの変位に応じた加速度検出が行われる。
以上説明した本実施形態の容量式加速度センサでは、C−V変換回路21の後に、前段増幅回路23を配置するようにしている。これにより、C−V変換回路21の出力電圧が前段増幅回路23によって増幅され、容量式加速度センサの感度を高めることが可能となる。そして、この前段増幅回路23を差動増幅回路24の前に配置していることから、C−V変換回路21の出力に載っていたノイズが前段増幅回路23によって増幅されたとしても、差動増幅回路24に備えられたサンプルホールド回路24aにより、そのノイズ成分を除去することが可能となる。
このような構成とすることにより、低ノイズでセンサ出力を増幅できる容量式加速度センサとすることができる。
(他の実施形態)
上記実施形態では容量式物理量センサとして加速度センサを例に挙げて説明したが、それ以外のセンサ、例えば圧力センサやヨーレートセンサにも本発明を適用することが可能である。
本発明の第1実施形態における容量式加速度センサの全体構成を示す図である。 図1に示す加速度センサの作動時における各部のタイミングチャートを示した図である。
符号の説明
1a、1b…可動電極、2a、2b…固定電極、10…センサエレメント、
21…C−V変換回路、22…スイッチ回路、23…前段増幅回路、
24…信号処理回路、24a…サンプルホールド回路、24b…SCF回路、
25…制御信号発生回路。

Claims (1)

  1. 物理量の変化に応じて変位する可動電極(1a、1b)と、
    前記可動電極に対向して配置された固定電極(2a、2b)と、
    容量変化を検出するための信号を前記可動電極と前記固定電極との間に周期的に印加する信号印加手段(25)と、
    前記容量変化を検出するための信号が前記可動電極と前記固定電極との間に印加されているときに、前記可動電極と前記固定電極からなる容量の変化に応じた電圧を出力するC−V変換回路(21)と、
    前記C−V変換回路の出力電圧を増幅する増幅回路(23)と、
    前記増幅回路によって増幅された電圧をサンプルホールドすると共に、そのサンプルホールされた電圧を差動増幅する差動増幅回路(24)とを備えていることを特徴とする容量式物理量センサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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