JP7159977B2 - 車室内仕切装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車室内仕切装置に関する。
下記特許文献1には、車室内区画システムに関する発明が開示されている。この車室内区画システムでは、車室内がスクリーンによって車両前後方向及び車両幅方向の少なくとも一方に区画されている。したがって、ライドシェアリングにより前席の車両用シートと後席の車両用シートとにそれぞれ面識のない他人同士が着座した場合又は車両幅方向にて隣り合う車両用シートにそれぞれ面識のない他人同士が着座した場合に、それぞれの車両用シートごとにプライベート空間を確保することができる。
特開2018-203227号公報
ところで、特許文献1に開示された構成では、それぞれの車両用シートが車両前方側へ同一の向きにて配置されている。したがって、前席の車両用シートのシートバックを大きくリクライニングさせた安楽状態や車両後方側へ大きくスライドさせたリラックス状態をとる場合に、車両用シートに干渉してしまうことから車室内を車両前後方向に区画するスクリーンが使用できない可能性がある。また、特許文献1に開示された構成にはスクリーンの操作方法や作動手段が開示されておらず、上記先行技術はこれらの点で改良の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、安楽状態やリラックス状態を取り得る車室内にてプライベート空間を容易に確保することができる車室内仕切装置を得ることを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る車室内仕切装置は、車室内に設けられていると共に、互いに車両前後方向に対面して配置された一対の車両用シート同士の間を区画する遮蔽状態と、所定の位置に格納された非遮蔽状態とを選択的にとる隔壁と、前記車両用シートに着座した乗員が視認かつ操作可能な着座位置ごとに当該着座位置に対応した位置にそれぞれ設けられていると共に、前記隔壁の遮蔽状態と非遮蔽状態との切り替えが可能とされた操作部と、を有し、前記隔壁は、前記車室内における複数の着座位置のうち互いに対面して配置された一対の前記着座位置ごとに前記遮蔽状態と前記非遮蔽状態とを選択的にとることができる。
請求項1に記載の発明によれば、車室内に設けられた隔壁は、遮蔽状態では互いに対面して配置された一対の車両用シート同士の間を区画する。したがって、対面状態の一対の車両用シートが、それぞれシートバックを大きくリクライニングさせた安楽状態や着座時の足元のスペースを広くするように車両用シートをスライドさせたリラックス状態をとる場合でも、遮蔽状態の隔壁が車両用シートに干渉し難くなるため、遮蔽状態の隔壁によって車両用シートごとのプライベート空間を確保することができる。また、非遮蔽状態の隔壁は、所定の位置に格納されることから、一対の車両用シートのうち一方側のみに乗員が着座している場合などでは、隔壁を非遮蔽状態とすることで開放感を得ることができる。この隔壁の遮蔽状態と非遮蔽状態とは、操作部により選択的に切り替えることができる。当該操作部は、車両用シートに着座した乗員が視認かつ操作可能な位置に設けられており、これによって乗員は、容易に隔壁の遮蔽状態と非遮蔽状態とを切り替えることができる。
ここで、「視認」とは、車両用シートに着座した乗員が操作する対象を常に目視することができるものをいう。
また、請求項に記載の発明によれば、隔壁は、車室内における複数の着座位置のうち互いに対面して配置された一対の着座位置ごとに遮蔽状態と非遮蔽状態とを選択的にとることができることから、ある一対の着座位置では遮蔽状態とすると共に、他の一対の着座位置では非遮蔽状態とすることができる。つまり、プライベート空間を確保したい乗員とコミュニケーションを取りたい乗員とが混在する場合にそれぞれの乗員の希望に合わせて車室内を適切な状態にすることができる。
ここで、「着座位置」とは、車両用シートにおける乗員が着座可能とされた位置をいい、一般的に独立した車両用シート(所謂キャプテンシート)では一つ有しており、長椅子状の車両用シート(所謂ベンチシート)では複数有している。
また、請求項に記載の発明によれば、操作部は、車両用シートの着座位置ごとに当該着座位置に対応した位置にそれぞれ設けられていることから、各着座位置に着座したそれぞれの乗員が各々の希望する状態となるように隔壁の操作を行うことが可能となる。
請求項2に記載の発明に係る車室内仕切装置は、請求項1に記載の発明において、前記操作部は、前記車室の少なくとも側壁部に設けられており、該側壁部は、車両前後方向に対面して配置された前記一対の車両用シート同士の間に配置されたセンターピラーガーニッシュである。
請求項2に記載の発明によれば、操作部は、車室の少なくとも側壁部に設けられていることから、車両用シートに着座した乗員の視界に操作部が比較的入り易くなるため、操作部の操作を行い易くなる。
請求項に記載の発明に係る車室内仕切装置は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記隔壁は、前記隔壁の面直方向視にて少なくとも一部が前記隔壁の前記遮蔽状態における延設方向に沿って延設されたガイドレールと重なりかつ当該ガイドレールに沿って移動可能とされている。
請求項に記載の発明によれば、隔壁は、隔壁の面直方向視にて少なくとも一部が隔壁の遮蔽状態での延設方向に沿って延設されたガイドレールと重ねられており、このガイドレールに沿って移動可能とされていることから、隔壁が移動する際に隔壁の面直方向の変位がガイドレールにより抑制される。これにより、隔壁の作動を安定させることができる。また、隔壁が遮蔽状態にある場合の隔壁のばたつきをガイドレールによって抑制することができる。
請求項に記載の発明に係る車室内仕切装置は、請求項1~請求項のいずれか一項に記載の発明において、前記隔壁は、前記遮蔽状態にて車両下方側の端部が前記車室の床部に保持可能とされている。
請求項に記載の発明によれば、隔壁は、遮蔽状態にて車両下方側の端部が車室の床部に保持可能とされていることから、乗員の脚部からの荷重の入力や車両走行時の慣性等に起因した遮蔽状態時の隔壁のばたつきを抑制することができる。
請求項に記載の発明に係る車室内仕切装置は、請求項1~請求項のいずれか一項に記載の発明において、前記隔壁は、シート幅方向に延設されたケースの内部に格納可能とされており、前記ケースの長手方向にて複数の部位は、それぞれ車体骨格に取り付けられている。
請求項に記載の発明によれば、隔壁は、ケースの内部に格納可能とされている。このケースは、シート幅方向に延設されており、長手方向にて複数の部位がそれぞれ車体骨格に取り付けられている。つまり、車体骨格同士をケースにより連結させることができる。
請求項1記載の本発明に係る車室内仕切装置は、安楽状態やリラックス状態を取り得る車室内にてプライベート空間を容易に確保することができるという優れた効果を有する。また、乗員の希望する状態に細やかに対応することができるという優れた効果を有する。また、利便性を向上させることができるという優れた効果を有する。
請求項記載の本発明に係る車室内仕切装置は、操作性を向上させることができるという優れた効果を有する。
請求項記載の本発明に係る車室内仕切装置は、作動時の安定性の向上とNV(ノイズ・アンド・バイブレーション、以下単に「NV」と称する)性能の向上とを両立させることができるという優れた効果を有する。
請求項記載の本発明に係る車室内仕切装置は、NV性能を向上させることができるという優れた効果を有する。
請求項記載の本発明に係る車室内仕切装置は、車体骨格の曲げ剛性を向上させることができるという優れた効果を有する。
第1実施形態に係る車室内仕切装置を有する車両の車室内を概略的に示す側面図である。 図1におけるA-A線に沿って切断した状態でかつ第1実施形態に係る車室内仕切装置の遮蔽状態を示す概略拡大断面図である。 第1実施形態に係る車室内仕切装置の非遮蔽状態を示す側面図である。 第1実施形態に係る車室内仕切装置の非遮蔽状態を示す正面図である。 図4におけるB-B線に沿って切断した状態を示す拡大断面図である。 第1実施形態に係る車室内仕切装置の作動機構を概略的に示す正面図である。 第1実施形態に係る車室内仕切装置の作動機構の要部を示す概略斜視図である。 第1実施形態に係る車室内仕切装置の作動時における時間と隔壁巻き芯の角度との関係を示すグラフである。 第1実施形態に係る車室内仕切装置の動作の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態の変形例に係る車室内仕切装置の作動時における時間と隔壁巻き芯の角度との関係を示すグラフである。 第2実施形態に係る車室内仕切装置の遮蔽状態を示す図2に対応した概略断面図である。 図11におけるC-C線に沿って切断した状態を示す拡大断面図である。 第3実施形態に係る車室内仕切装置の遮蔽状態及び非遮蔽状態を示す図2に対応した概略断面図である。 第4実施形態に係る車室内仕切装置の遮蔽状態を示す概略平断面図である。
(第1実施形態)
以下、図1~図10を用いて、本発明に係る車室内仕切装置10の第1実施形態について説明する。
(全体構成)
図1に示されるように、車室内仕切装置10を有する車両12は、一例として自動運転車両とされており、車室14内に運転席が設けられておらず、車両前後方向にて対面して配置された一対の車両用シート16が車両幅方向に隣接してそれぞれ設けられている(図2参照)。この車両用シート16は、それぞれ着座した乗員Pの頭部Hを支持するためのヘッドレスト16Aと、乗員Pの背部Bを支持するためのシートバック16Bと、乗員Pの腰部W(ここでは臀部を含む)及び大腿部Fを支持するためのシートクッション16Cとを含んで構成されている。換言すると、シートクッション16Cが車両用シート16における着座位置に相当し、車室14内における着座位置は、車両前後方向及び車両幅方向にそれぞれ一対ずつ設けられている。
車両12の床部20は、図2に示されるように、鋼鉄製のフロアパネル22と、車室14側に繊維層を有するフロアカーペット24とを含んで構成されている。フロアカーペット24は、フロアパネル22上に載置されており、車両用シート16の取付脚部26に対応した位置に図示しない切り込みが形成されている。これにより、車両用シート16は、取付脚部26がフロアパネル22に直接的に取り付けられている。
(隔壁ユニット)
車室14の天井部28には、隔壁ユニット30が設けられている。この隔壁ユニット30は、隔壁32と、ケースとしての隔壁収納ケース34と、隔壁駆動機構36と、隔壁巻き芯38(図4参照)と、を有している。隔壁32は、車両前後方向を厚さ方向としかつ車両上下方向を長手方向とした矩形状に形成されており、不透明かつ柔軟性を有する材料(一例としてビニールシート等)により構成されている。この隔壁32の車両幅方向外側の端部32Aは、正面視にて車両用シート16の車両幅方向外側の端部16Dに対応した位置に配置されている。また、隔壁32の車両上下方向の寸法は、車室14の天井部28から床部20までの寸法以上に設定されている。
隔壁32の下端部32Bには、隔壁下端バー40が設けられている。この隔壁下端バー40は、車両幅方向を長手方向とする角柱部材(図3参照)により構成されており、内部に隔壁32の下端部32Bが図示しない係止構成により係止されている(図5参照)。また、隔壁下端バー40には、複数の係止具42が長手方向に離間して設けられている。具体的には、隔壁下端バー40における長手方向両端部40Aの車両下方側部及び長手方向中間部40Bの車両下方側部にそれぞれ設けられている。この係止具42は、一例として、磁性を有する部材により構成されており、隔壁下端バー40がフロアカーペット24に当接すると磁力によりフロアカーペット24を介してフロアパネル22に係止される。
隔壁32の上端部32Cは、隔壁巻き芯38に係止されている(図5参照)。具体的には、隔壁巻き芯38は、隔壁収納ケース34の内部に収容されていると共に、車両幅方向を軸方向とする円柱状に形成されており、径方向内側に挿入された隔壁32の上端部32Cを図示しない係止具により係止している。
図4に示されるように、隔壁巻き芯38の長手方向の両端部には、円柱状に形成されかつ隔壁巻き芯38と同一の軸方向とされた回転シャフト38Aが隔壁巻き芯38から車両幅方向外側へそれぞれ突出して一体的に形成されている。この回転シャフト38Aは、隔壁巻き芯38より径寸法が小さく設定されていると共に、車両幅方向にて隔壁収納ケース34より外側に突出するように設定されている。
隔壁収納ケース34は、車両幅方向を長手方向とする鋼鉄製の角筒部材(図5参照)により構成されており、長手方向の端部34Bがそれぞれブラケット41を介して車両12の車体骨格の一部を構成する左右一対のルーフサイドレール44に締結されている(図2参照)。
図3に示されるように、隔壁収納ケース34の端部34Bには、それぞれ車両幅方向を板厚方向とする端部壁部34Fが設けられている。これにより、隔壁収納ケース34の端部34Bは閉塞されている。この端部壁部34Fには、板厚方向に貫通された貫通孔34Dが形成されており、隔壁収納ケース34の内部に収容されている隔壁巻き芯38の回転シャフト38Aが車両幅方向内側から車両幅方向外側へ向けて挿入されている。これにより、隔壁巻き芯38は、隔壁収納ケース34によって車両幅方向を軸方向として回転可能に軸支されている。
図5に示されるように、隔壁収納ケース34における車両下方側壁部34Eには、隔壁連通孔34Gが形成されている。この隔壁連通孔34Gは、車両下方側壁部34Eの車両前後方向一方側(本実施形態では一例として車両前方側)にて車両上下方向に貫通して形成されていると共に、開口縁部に枠部材34GAが設けられている。この隔壁連通孔34Gには、隔壁32が挿通されている。
図6に示されるように、隔壁収納ケース34の車両幅方向一方側の端部34Bには、隔壁駆動機構36が設けられている。隔壁駆動機構36は、モータ46と、制御ECU48と、ギヤ機構50と、ポテンショメータ60とを有している。モータ46は、図7に示されるように、車両前後方向を軸方向として回動可能とされており、ハーネス61により制御ECU48と接続されている(図6参照)。
ギヤ機構50は、複数のギヤ50A、50B、50Cを含んで構成されている。ギヤ50Aは、モータ46の回動軸に設けられた所謂ウォームギヤとされている。ギヤ50Bは、隔壁巻き芯38(図6参照)の車両幅方向一方側の回転シャフト38Aに結合された所謂平歯車とされている。ギヤ50Cは、ギヤ50Aとギヤ50Bとの間に回動可能に設けられた所謂平歯車とされており、ギヤ50Aの回転をギヤ50Bへ伝達する。これにより、モータ46の回転を回転シャフト38Aひいては隔壁巻き芯38へ伝達して隔壁巻き芯38を回転させることができる。
ポテンショメータ60は、図6に示されるように、ギヤ50Bの車両幅方向外側に設けられており、ギヤ50Bひいては隔壁巻き芯38の軸を中心とした基準位置に対する角度θを検出可能とされている。ポテンショメータ60は、ハーネス61により制御ECU48と接続されている。
制御ECU48は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などのメモリ、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などの不揮発性の記憶部及び通信I/F(Inter Face)を含んで構成されている(いずれも不図示)。これらのCPU、メモリ、記憶部及び通信I/Fは、図示しないバスを介して相互に通信可能に接続されている。記憶部には、隔壁作動プログラムが記憶されている。後述する操作部としての操作スイッチ62の操作によりCPUが隔壁作動プログラムを実行することで、隔壁32の遮蔽状態と非遮蔽状態とを選択的に切り替えることができる。
(操作スイッチ)
図2に示されるように、車室14の側壁部14Aの一部を構成する左右一対のセンターピラーガーニッシュ64における左右一方側には、操作スイッチ62が設けられている。操作スイッチ62は、車両用シート16に着座した乗員P(図1参照)が視認及び操作可能な高さ、具体的には、センターピラーガーニッシュ64におけるサイドウィンドウガラス66の近傍の位置に車室14側へ露出して設けられている。なお、操作スイッチ62は、車両前後方向にて一対の車両用シート16同士の間に設けられている。
操作スイッチ62は、隔壁引出スイッチ68と、隔壁巻取スイッチ70とを有している。隔壁引出スイッチ68及び隔壁巻取スイッチ70は、それぞれ制御ECU48にハーネス61を介して接続されている(図6参照)。隔壁引出スイッチ68と隔壁巻取スイッチ70とは、一例として、乗員Pが一度押すとONとなる(通電する)押しボタンスイッチとされている。また、隔壁引出スイッチ68と隔壁巻取スイッチ70とには、それぞれONとした際の隔壁32の移動方向を表す図示しないマークが付与されている。これにより、乗員Pは、操作を直感的に理解することができる。
制御ECU48は、ポテンショメータ60から取得した隔壁巻き芯38の角度θと操作スイッチ62の操作に基づいてモータ46を回転させる。すなわち、図8に示されるように、制御ECU48は、隔壁巻取スイッチ70(図2参照)がONとされかつ隔壁巻き芯38の角度θが巻取基準角度θ2未満である場合に、モータ46を正転させることで角度θを大きくさせる。この場合、隔壁巻き芯38に隔壁32が巻き付けられるため(図5参照)、隔壁32が車室14の上方側から下方側に亘って延設されない非遮蔽状態へ移行する。なお、制御ECU48は、モータ46を正転させている際に少なくとも隔壁引出スイッチ68(図2参照)がONとされない限りは、隔壁巻き芯38の角度θが巻取基準角度θ2に達するまでモータ46を正転させる。
一方、制御ECU48は、隔壁引出スイッチ68がONとされかつ隔壁巻き芯38の角度θが引出基準角度θ1を超える場合に、モータ46を逆転させることで角度θを小さくさせる。この場合、隔壁32の隔壁巻き芯38への巻き付けが解放されて重力により隔壁32が車室14の上方側から下方側に亘って延設された遮蔽状態へ移行する。これにより、一対の車両用シート16同士の間が区画される。なお、制御ECU48は、モータ46を逆転させている際に少なくとも隔壁巻取スイッチ70がONとされない限りは、隔壁巻き芯38の角度θが引出基準角度θ1に達するまでモータ46を逆転させる。つまり、制御ECU48は、隔壁巻き芯38の角度θが引出基準角度θ1と巻取基準角度θ2との間の範囲にてモータ46を回転させる(図中太線参照)。引出基準角度θ1は、基準となる角度(一例として隔壁32の車室14内に延出された部位の長手方向の寸法が最大となる角度)に対して所定のマージン(図中ハッチングエリア参照)を有する角度とされている。なお、引出基準角度θ1においても、隔壁下端バー40がフロアカーペット24に当接する(図2参照)ように設定されている。また、巻取基準角度θ2は、隔壁32の巻取の限界角度(隔壁32の隔壁下端バー40が隔壁収納ケース34の車両下方側壁部34Eに当接してそれ以上の巻取ができない状態の角度)に対して所定のマージン(図中ハッチングエリア参照)を有する角度とされている。
(処理フロー)
次に、車室内仕切装置10の作用について説明する。図9は、車室内仕切装置10の動作の流れを示すフローチャートである。
制御ECU48のCPUは、隔壁巻取スイッチ70がONか否かを判定する(ステップS100)。隔壁巻取スイッチ70がOFFである場合(ステップS100:NO)、CPUは、隔壁引出スイッチ68がONであるか否かを判定する(ステップS118)。隔壁引出スイッチ68がOFFである場合(ステップS118:NO)、CPUは、隔壁作動プログラムに基づく処理を終了する。隔壁引出スイッチ68がONである場合(ステップS118:YES)、CPUは、後述するステップS110へ移行する。
一方、隔壁巻取スイッチ70がONである場合(ステップS100:YES)、CPUは、隔壁巻き芯38の角度θが巻取基準角度θ2以上か否かを判定する(ステップS102)。角度θが巻取基準角度θ2以上の場合(ステップS102:YES)、CPUは、隔壁32がそれ以上巻取できない、すなわち、非遮蔽状態にあると判断して、モータ46を回転させずに(停止状態を維持、ステップS112)、隔壁作動プログラムに基づく処理を終了する。
隔壁巻き芯38の角度θが巻取基準角度θ2未満の場合(ステップS102:NO)、CPUは、モータ46を正転させる(ステップS106)。そして、CPUは、隔壁引出スイッチ68がONか否かを判定する(ステップS108)。隔壁引出スイッチ68がOFFの場合(ステップS108:NO)、CPUは、ステップS102へ戻る。一方、隔壁引出スイッチ68がONの場合(ステップS108:YES)、CPUは、隔壁巻き芯38の角度θが引出基準角度θ1未満か否かを判定する(ステップS110)。隔壁巻き芯38の角度θが引出基準角度θ1未満である場合(ステップS110:YES)、CPUは、モータ46を停止させて(ステップS112)、その後隔壁作動プログラムに基づく処理を終了する。隔壁巻き芯38の角度θが引出基準角度θ1を超えている場合(ステップS110:NO)、CPUは、モータ46を逆転させる(ステップS114)。そして、CPUは、隔壁巻取スイッチ70がONであるか否かを判定する(ステップS116)。隔壁巻取スイッチ70がOFFである場合(ステップS116:NO)、CPUは、ステップS110へ戻る。一方、隔壁巻取スイッチ70がONである場合(ステップS116:YES)、CPUは、ステップS102へ戻る。
(第1実施形態の作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
本実施形態では、図2に示されるように、車室14内に設けられた隔壁32は、遮蔽状態では互いに対面して配置された一対の車両用シート16同士の間を区画するように車室14の上部から下部に亘って延設される。したがって、対面状態の一対の車両用シート16が、それぞれシートバック16Bを大きくリクライニングさせた安楽状態や着座時の足元のスペースを広くするように車両用シート16をスライドさせたリラックス状態をとる場合でも、遮蔽状態の隔壁32と車両用シート16との干渉が抑制されるため、遮蔽状態の隔壁32によって車両用シート16ごとのプライベート空間を確保することができる。また、非遮蔽状態の隔壁32は、所定の位置に格納されることから、一対の車両用シート16のうち一方側のみに乗員Pが着座している場合などでは、隔壁32を非遮蔽状態とすることで開放感を得ることができる。この隔壁32の遮蔽状態と非遮蔽状態とは、操作スイッチ62により選択的に切り替えることができる。当該操作スイッチ62は、車両用シート16に着座した乗員Pが視認かつ操作可能な位置に設けられており、これによって乗員Pは、容易に隔壁32の遮蔽状態と非遮蔽状態とを切り替えることができる。これにより、安楽状態やリラックス状態を取り得る車室14内にてプライベート空間を容易に確保することができる。
また、隔壁32は、遮蔽状態においては天井部28から車室14の床部20に亘って延設されることから、車両用シート16に着座した乗員P同士の視線を遮ると同時に足元のスペースも区画することができるので、それぞれの車両用シート16におけるプライベート空間をより明確にすることができる。また、隔壁32は、非遮蔽状態において車室14の天井部28に格納されていることから、重力を利用して遮蔽状態へと移行させることができるので、隔壁32の作動機構を簡易なものにすることができる。これにより、プライベート性を高めることができると共に、生産コストを抑制できる。
さらに、操作スイッチ62は、車室14の少なくとも側壁部14Aに設けられていることから、車両用シート16に着座した乗員Pの視界に操作スイッチ62が比較的入り易くなり、操作スイッチ62の操作を行い易くなる。これにより、操作性を向上させることができる。
さらにまた、隔壁32は、遮蔽状態にて車両下方側の下端部32Bが車室14の床部20に保持可能とされていることから、乗員Pの脚部L(図1参照)からの荷重の入力や車両走行時の慣性等に起因した遮蔽状態時の隔壁32のばたつきを抑制することができる。これにより、NV性能を向上させることができる。
また、隔壁32は、隔壁収納ケース34の内部に格納可能とされている。この隔壁収納ケース34は、シート幅方向に延設されており、長手方向の両側の端部34Bがそれぞれルーフサイドレール44に取り付けられている。つまり、ルーフサイドレール44同士を隔壁収納ケース34により連結させることができる。これにより、ルーフサイドレール44ひいては車体骨格の曲げ剛性を向上させることができる。
次に、図10を用いて、本実施形態の変形例に係る車室内仕切装置について説明する。なお、前述した第1実施形態等と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
この変形例に係る車室内仕切装置10は、基本的な構成は第1実施形態と同様とされ、図示しない制御ECUがモータ46(図6参照)の回転速度を制御する点に特徴がある。
すなわち、図10に示されるように、制御ECUは、ポテンショメータ60(図6参照)から取得した隔壁巻き芯38(図6参照)の角度θと操作スイッチ62(図6参照)の操作に基づいてモータ46をPWM(Pulse Width Modulation)制御により回転させる。具体的には、制御ECU48は、隔壁巻取スイッチ70がONとされかつ隔壁巻き芯38の角度θが巻取基準角度θ2未満である場合に、モータ46を正転させて角度θを大きくさせる。なお、引出基準角度θ1と減速閾値角度θ1’との間及び巻取基準角度θ2と減速閾値角度θ2’との間の範囲におけるモータ46の回転速度は、減速閾値角度θ1’と減速閾値角度θ2’との間の範囲におけるモータ46の回転速度より低速に設定されている。つまり、隔壁32を遮蔽状態から非遮蔽状態へ移行させる際に、隔壁32の動き出し及び停止をゆっくりさせることができる。また、隔壁引出スイッチ68がONとされることで隔壁32を非遮蔽状態から遮蔽状態へ移行させる際も、上述と同様に隔壁32の動き出し及び停止をゆっくりさせることができる。これにより、隔壁32の作動において高級感を演出することができる。
また、制御ECUは、操作スイッチ62が操作されている時間を基に、モータ46の回転速度を変化させる。すなわち、操作スイッチ62の隔壁巻取スイッチ70及び隔壁引出スイッチ68は、乗員Pが押している間にONとなる(通電する)所謂モーメンタリ動作の押しボタンスイッチとされており、ON状態が所定の時間より長く維持されている場合は、「乗員Pが隔壁32を大きく動かしたい」と判断してモータ46の回転速度を減速閾値角度θ1’と減速閾値角度θ2’との間の範囲において上昇させる(図中Pt点参照)。これにより、操作する乗員Pの意図に合せて隔壁32を作動させることができるので、利便性をさらに向上させることができる。
(第2実施形態)
次に、図11、図12を用いて、本発明の第2実施形態に係る車室内仕切装置について説明する。なお、前述した第1実施形態等と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
この第2実施形態に係る車室内仕切装置80は、基本的な構成は第1実施形態と同様とされ、ガイドレール82が設けられている点に特徴がある。
すなわち、図11に示されるように、ガイドレール82は、車室14の車両幅方向一方側における天井部28から床部20にかけて設けられている。このガイドレール82は、車両上下方向を長手方向とする長尺部材により構成されており、一例として、上端部が図示しない締結具によって隔壁ユニット30に締結されている。また、ガイドレール82の下端部が図示しない締結具によってフロアパネル22に締結されている。
ガイドレール82は、図12に示されるように、長手方向に直交する断面形状が車両幅方向内側へ向けて開口された略U字形状とされている。そして、ガイドレール82の断面形状内、具体的には、ガイドレール82における車両前後方向にて一対の側壁部82A、82Bの間に隔壁32における車両幅方向一方側の端部32Aが収容されている。換言すると、隔壁32の一方側の端部32Aが隔壁32の面直方向視にてガイドレール82と重なるように構成されている。また、隔壁32の端部32Aは、ガイドレール82と間隙を有する構成とされていることから、隔壁32は、ガイドレール82に対して相対移動が可能とされている。つまり、隔壁32は、ガイドレール82に沿って移動が可能とされている。
(第2実施形態の作用・効果)
次に、第2実施形態の作用並びに効果を説明する。
上記構成によっても、ガイドレール82が設けられている点以外は第1実施形態の車室内仕切装置10と同様に構成されているので、第1実施形態と同様の効果が得られる。また、隔壁32は、隔壁の面直方向視にて少なくとも一部が隔壁の遮蔽状態での延設方向に沿って延設されたガイドレール82と重ねられており、このガイドレール82に沿って移動可能とされていることから、隔壁32が移動する際に隔壁32の面直方向の変位が抑制される。これにより、隔壁32の作動を安定させることができる。また、隔壁32が遮蔽状態にある場合の隔壁32のばたつきをガイドレール82によって抑制することができる。これにより、作動時の安定性の向上とNV性能の向上とを両立させることができる。
なお、本実施形態では、ガイドレール82が隔壁32の車両幅方向一方側に設けられている構成とされているが、これに限らず、隔壁32の車両幅方向両側の端部32Aに対応してそれぞれ設けられた構成としてもよい。
(第3実施形態)
次に、図13を用いて、本発明の第3実施形態に係る車室内仕切装置について説明する。なお、前述した第1実施形態等と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
この第3実施形態に係る車室内仕切装置90は、基本的な構成は第1実施形態と同様とされ、車両前後方向に一対の車両用シート16ごとに個別に作動する複数の隔壁92が設けられている点に特徴がある。
すなわち、図13に示されるように、車室14の天井部28には、左右一対の隔壁ユニット96が設けられている。この隔壁ユニット96は、隔壁92と、ケースとしての隔壁収納ケース98と、隔壁駆動機構36と、隔壁巻き芯100と、をそれぞれ有している。隔壁92は、車両前後方向を厚さ方向としかつ車両上下方向を長手方向とした矩形状に形成されており、不透明の柔軟性を有する材料(一例としてビニールシート等)により構成されている。この隔壁92の車両幅方向の寸法は、正面視にて車両用シート16の車両幅方向の寸法と略同一に設定されている。また、隔壁92の車両上下方向の寸法は、車室14の天井部28から床部20までの寸法以上に設定されている。
隔壁92の下端部92Aには、隔壁下端バー102が設けられている。この隔壁下端バー102は、第一実施形態の隔壁下端バー40(図5参照)と同様に、車両幅方向を長手方向とする角柱部材により構成されており、内部に隔壁92の下端部92Aが図示しない係止構成により係止されている。また、隔壁下端バー102には、複数の係止具42が長手方向に離間して設けられている。具体的には、隔壁下端バー102における長手方向両端部102Aの車両下方側部及び長手方向中間部102Bの車両下方側部にそれぞれ設けられている。これにより、隔壁下端バー102がフロアカーペット24に当接すると磁力によりフロアカーペット24を介してフロアパネル22に係止される。
隔壁92の図示しない上端部は、隔壁巻き芯100に係止されている。具体的には、隔壁巻き芯100は、第一実施形態の隔壁巻き芯38と同様に、隔壁収納ケース98の内部に車両幅方向を軸方向として回転可能に収容されていると共に、車両幅方向を軸方向とする円柱状に形成されており、径方向内側に挿入された隔壁92の上端部を図示しない係止具により係止している。
隔壁収納ケース98は、車両幅方向を長手方向とする鋼鉄製の角筒部材により構成されており、長手方向の両側の端部98Aがそれぞれブラケット41を介して車両12の車体骨格の一部を構成する左右一対のルーフサイドレール44と、車両幅方向略中央に設けられたルーフレール108とに結合されている。
左右一対のセンターピラーガーニッシュ64における車両用シート16に近接した位置には、操作部としての操作スイッチ110がそれぞれ設けられている。すなわち、車両幅方向右側のセンターピラーガーニッシュ64には、対面する一対の車両用シート16のうち車両幅方向右側かつ車両前方側の配置された車両用シート16に対応した位置と、車両幅方向右側かつ車両後方側の配置された車両用シート16に対応した位置とにそれぞれ操作スイッチ110が設けられている(図13では車両後方側に配置された車両用シート16に対応した操作スイッチ110のみ図示)。換言すると、操作スイッチ110は、車両前後方向に一対設けられている(不図示)。同様に、車両幅方向左側のセンターピラーガーニッシュ64には、対面する一対の車両用シート16のうち車両幅方向左側かつ車両前方側の配置された車両用シート16に対応した位置と、車両幅方向左側かつ車両後方側の配置された車両用シート16に対応した位置とにそれぞれ操作スイッチ110が設けられている。つまり、操作スイッチ110は、車室14内の着座位置ごとに当該着座位置に対応した位置にそれぞれ設けられている。この操作スイッチ110は、隔壁引出スイッチ68と、隔壁巻取スイッチ70とをそれぞれ有している。
隔壁ユニット96にそれぞれ設けられている隔壁駆動機構36は、複数の操作スイッチ110のうち左右一方側の操作スイッチ110にそれぞれ接続されている。すなわち、車両左側に設けられている隔壁ユニット96の隔壁駆動機構36には、車両左側のセンターピラーガーニッシュ64に設けられた複数の操作スイッチ110が接続されている。一方、車両右側に設けられている隔壁ユニット96の隔壁駆動機構36には、車両右側のセンターピラーガーニッシュ64に設けられた複数の操作スイッチ110が接続されている。これにより、左右それぞれの操作スイッチ110を別々に操作することで、左右一対の隔壁ユニット96の隔壁92を個別に遮蔽状態又は非遮蔽状態にすることができる。
(第3実施形態の作用・効果)
次に、第3実施形態の作用並びに効果を説明する。
上記構成によっても、車両前後方向に一対の車両用シート16ごとに個別に作動する複数の隔壁92が設けられている点以外は第1実施形態の車室内仕切装置10と同様に構成されているので、第1実施形態と同様の効果が得られる。また、隔壁92は、車両用シート16における複数の着座位置のうち互いに対面して配置された一対の着座位置ごとに遮蔽状態と非遮蔽状態とを選択的にとることができることから、ある一対の着座位置では遮蔽状態とすると共に、他の一対の着座位置では非遮蔽状態とすることができる。つまり、プライベート空間を確保したい乗員Pとコミュニケーションを取りたい乗員Pとが混在する場合にそれぞれの乗員Pの希望に合わせて車室14内を適切な状態にすることができる。これにより、乗員Pの希望する状態に細やかに対応することができる。
また、操作スイッチ110は、車両用シート16の着座位置ごとに当該着座位置に対応した位置にそれぞれ設けられていることから、各着座位置に着座したそれぞれの乗員Pが各々の希望する状態となるように隔壁92の操作を行うことが可能となる。これにより、利便性を向上させることができる。
(第4実施形態)
次に、図14を用いて、本発明の第4実施形態に係る車室内仕切装置について説明する。なお、前述した第1実施形態等と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
この第4実施形態に係る車室内仕切装置120は、基本的な構成は第1実施形態と同様とされ、隔壁122が車両用ドア124の設けられていない側の側壁部126に格納可能とされている点に特徴がある。
すなわち、図14に示されるように、車両128は、左右一対の側壁部126、130のうち、一方の側壁部130にのみ車両用ドア124が設けられており、他方の側壁部126は開閉不能とされている。側壁部126には、センターピラーガーニッシュ132が車両前後方向略中央部に設けられており、センターピラーガーニッシュ132の内部に隔壁ユニット134が設けられている。
隔壁ユニット134は、隔壁122と、駆動機構と、ガイドレールと(いずれも不図示)を含んで構成されており、隔壁122が車両幅方向にて延設可能な構成とされている。すなわち、ガイドレールは、一例として、天井部28及び床部20にそれぞれ設けられており、隔壁ユニット134から側壁部130側へ車両幅方向に延設されている。そして、隔壁122は、図示しないケースとしての車両上下方向を長手方向とする隔壁収納ケース内に格納可能とされていると共に、ガイドレールに案内されて側壁部130側へ向けて車両幅方向に延設が可能とされている。
隔壁ユニット134の駆動機構は、アクチュエータと格納式アームとを有しており、アクチュエータの駆動力によって格納式アームが車両幅方向にて伸縮可能とされている。そして、格納式アームの先端部には、隔壁122の側壁部130側の端部が係合されており、格納式アームが伸縮することで隔壁122が車両幅方向に沿って移動可能とされている。つまり、隔壁122が側壁部130側に延設されることで、車両前後方向に互いに対面して配置された一対の車両用シート16同士の間を区画する。
(第4実施形態の作用・効果)
次に、第4実施形態の作用並びに効果を説明する。
上記構成によっても、隔壁122は、遮蔽状態では互いに対面して配置された一対の車両用シート16同士の間を区画することから、第1実施形態と同様の効果が得られる。また、隔壁122は、車両用ドア124が設けられた側壁部130ではなく、車両用ドア124が設けられていない側壁部126に格納可能とされている。したがって、隔壁122の格納位置を容易に確保することができる。これにより、設計自由度を向上させることができる。
なお、上述した実施形態では、隔壁122が側壁部126から側壁部130側へ向けて延設可能とされているが、これに限らず、車両後方側の側壁部側へ向けて延設可能な構成としてもよい。
また、隔壁122が車両用ドア124の設けられていない側の側壁部126に格納可能とされているが、これに限らず、車両用ドア124が設けられた側壁部130における車両用ドア124以外の部位に格納可能とした構成としてもよい。
さらに、隔壁122は、天井部28と床部20とにそれぞれ設けられたガイドレールに沿って延設される構成とされているが、これに限らず、天井部28及び床部20の少なくとも一方側にのみガイドレールを設けて当該ガイドレールに沿うように延設される構成としてもよい。これに合わせて、遮蔽状態の隔壁122が車両上下方向にて天井部28から車両用シート16に着座する乗員P(図1参照)の顔あたりまで延設された構成や、床部20からシート高さ方向略中央部あたりまで延設された構成など、車両上下方向における一部の範囲にのみ設けられた構成としてもよい。
さらにまた、第1~第4実施形態では、車両用シート16が車両前後方向に対面して一対設けられた構成とされているが、これに限らず、車両幅方向に対面して一対設けられた構成としてもよい。これに対応して、操作スイッチ62、110を車両前後方向の側壁部(前壁部及び後壁部)の少なくとも一方に設けた構成としてもよい。また、車両用シート16は、シートクッション16Cに単一の着座位置を備えた構成とされているが、これに限らず、ベンチシートのようにシートクッション16Cに複数の着座位置を備えた構成としてもよい。
さらに、車両12は、自動運転車両とされているが、これに限らず、手動による運転車両に適用されていてもよい。この場合、隔壁32、92、122は、2列目シートと3列目シートとの間等といった運転席以外にて対面して配置可能な車両用シート同士の間に対応して設ける構成が望ましい。
さらにまた、隔壁駆動機構36は、角度θを検出してモータ46の回転を停止させる構成とされているが、これに限らず、隔壁32の状態を乗員Pが目視して必要に応じて操作スイッチ62をOFFとすることでモータ46を停止させる構成としてもよい。また、モータ46に回転数センサを設けて、検出されたモータ46の回転数を基にモータ46を停止させる構成としてもよい。
また、操作スイッチ62、110は、センターピラーガーニッシュ64に設けられた構成とされているが、これに限らず、乗員Pが視認できかつ操作可能な箇所であれば、車両用シート16等その他の位置に設けてもよい。
さらに、操作スイッチ62、110は、押しボタンスイッチとされた隔壁引出スイッチ68および隔壁巻取スイッチ70を有している構成とされているが、これに限らず、トグルスイッチ、ロッカスイッチや回転式スイッチ等その他の構成によるスイッチを有する構成としてもよいし、予め備え付けられた表示装置の画面に表示された特定の部位にタッチすることで操作するタッチパネル式の操作部としてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 車室内仕切装置
14 車室
14A 側壁部
16 車両用シート
20 床部
28 天井部
32 隔壁
34 隔壁収納ケース(ケース)
34B 端部(ケースの長手方向にて複数の部位)
44 ルーフサイドレール(車体骨格)
62 操作スイッチ(操作部)
80 車室内仕切装置
82 ガイドレール
82A 側壁部
90 車室内仕切装置
92 隔壁
98 隔壁収納ケース(ケース)
98A 端部(ケースの長手方向にて複数の部位)
108 ルーフレール(車体骨格)
110 操作スイッチ(操作部)
120 車室内仕切装置
122 隔壁
124 車両用ドア
126 側壁部
130 側壁部

Claims (5)

  1. 車室内に設けられていると共に、互いに車両前後方向に対面して配置された一対の車両用シート同士の間を区画する遮蔽状態と、所定の位置に格納された非遮蔽状態とを選択的にとる隔壁と、
    前記車両用シートに着座した乗員が視認かつ操作可能な着座位置ごとに当該着座位置に対応した位置にそれぞれ設けられていると共に、前記隔壁の遮蔽状態と非遮蔽状態との切り替えが可能とされた操作部と、
    を有し、
    前記隔壁は、前記車室内における複数の着座位置のうち互いに対面して配置された一対の前記着座位置ごとに前記遮蔽状態と前記非遮蔽状態とを選択的にとることができる車室内仕切装置。
  2. 前記操作部は、前記車室の少なくとも側壁部に設けられており、該側壁部は、車両前後方向に対面して配置された前記一対の車両用シート同士の間に配置されたセンターピラーガーニッシュである、
    請求項1に記載の車室内仕切装置。
  3. 前記隔壁は、前記隔壁の面直方向視にて少なくとも一部が前記隔壁の前記遮蔽状態における延設方向に沿って延設されたガイドレールと重なりかつ当該ガイドレールに沿って移動可能とされている、
    請求項1又は請求項2に記載の車室内仕切装置。
  4. 前記隔壁は、前記遮蔽状態にて車両下方側の端部が前記車室の床部に保持可能とされている、
    請求項1~請求項のいずれか一項に記載の車室内仕切装置。
  5. 前記隔壁は、シート幅方向に延設されたケースの内部に格納可能とされており、
    前記ケースの長手方向にて複数の部位は、それぞれ車体骨格に取り付けられている、
    請求項1~請求項のいずれか一項に記載の車室内仕切装置。
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