JP7159652B2 - 車両用報知装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両機器に対する操作忘れを報知する車両用報知装置に関するものである。
従来の車両用報知装置として、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1の車両用報知装置(車両通知装置)は、ユーザが降車するのを前提に、操作忘れ(ヘッドライトの消し忘れ、パワーウィンドウの閉め忘れ等)が有るか否かを検出すると、操作忘れ通知信号をユーザ装置へ送信し、操作忘れがある旨をユーザへ報知するようになっている。
操作忘れを判定するトリガとして、車両用報知装置のスマート携帯機が通信圏内から通信圏外へ移動した場合に、ユーザが車両から離れたものと判断し、車両通知装置は、サービスセンター経由で携帯電話に通知する。もしくは、無線LAN網やDERC網でユーザ端末(携帯電話、スマート携帯機)へ直接通知するようになっている。
特開2005-240349号公報
しかしながら、通常、呼掛け信号用にLF波を使用するスマートエントリの通信圏内は車両から約1~3m程度であり、車両近傍にユーザが存在する場合でも、通信圏外に移動すれば、ユーザに消し忘れ通知が入ってしまう。例えば、降車後、ユーザが車両近傍で立ち話をするような状況であっても、通信圏外に出てしまうと、上記のように通知が入り、使用する上で煩わしさを伴う面を有していた。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、降車後、操作忘れがあってもユーザが車両から遠ざかっている状況下で、操作忘れの報知を行う車両用報知装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
本発明では、車両に搭載される車両送受信機(100A)と、
車両のユーザが携帯する携帯機(100B)と、を備え、
車両送受信機と携帯機との間で無線通信を行い、ユーザによる車両のドアのロック、アンロックに関する所定の操作があると、車両送受信機が、携帯機からの応答信号に対する照合を行い、この照合が成立するとドアのロック、アンロックを行うと共に、ユーザが降車して、ドアのロックが行われたときに、車両機器に対する操作終了のための操作忘れがあると、携帯機に設けられた報知部(180)によってユーザに操作忘れを報知する報知制御を実行する車両用報知装置において、
車両送受信機および携帯機は、それぞれRF波を用いた車両RF送受信部(140)、および携帯RF送受信部(190)を有しており、
車両送受信機は、
ユーザが降車して、ドアをロックするための所定の操作があり、車両機器に対する操作終了のための操作忘れがあると、
車両RF送受信部、および携帯RF送受信部の間でRF波を用いた無線通信によって、車両とユーザとの距離を把握して、
距離が順次大きくなっており、ユーザが車両から遠ざかっていると判定したときに、報知制御を実行するようになっており、
車両送受信機は、
ユーザによって車両機器が作動状態とされたときから、ドアをロックするための所定の操作が行われるときまでの時間が、予め定めた所定時間以内であるときは、操作忘れに対する報知制御をキャンセルすることを特徴としている。
この発明によれば、RF波を用いた車両RF送受信部(140)、および携帯RF送受信部(190)によって、LF波を用いた場合よりも、送受信距離(無線通信距離)を長くすることができる。車両送受信機(100A)は、両RF送受信部(140、190)間の無線通信によって得られる車両とユーザとの距離が、順次大きくなっていくことで、ユーザが車両から遠ざかっているかいないかを判定することができ、遠ざかっていることを基にして、操作忘れに対する報知制御を適切に実行することができる。例えば、ユーザが降車して、ドアロックした後に、車両の近くにいるような場合では、報知制御を行うことがないので、ユーザに煩わしさを与えることがない。
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
車両用報知装置の全体構成を示すブロック図である。 第1実施形態のドアロック後におけるユーザの移動の様子を示す説明図である。 第1実施形態における報知制御の内容を示すフローチャートである。 第2実施形態の遠隔操作によるドアロック後におけるユーザの移動の様子を示す説明図である。 第2実施形態における報知制御の内容を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
第1実施形態における車両用報知装置100について、図1~図3を用いて説明する。第1実施形態の車両用報知装置100は、車両ドアのキーシリンダーに直接、キーを差し込むことなく、ユーザの所定の操作によって、車両ドアの鍵の施錠(以下、ロック)、および解錠(以下、アンロック)を可能とするシステムとなっている。所定の操作とは、例えば、ロック時においては、ユーザがドアノブに設けられたスイッチ(後述するトリガスイッチ152)にタッチする操作、また、アンロック時においては、ユーザがドアノブを握る操作等である。
また、本車両用報知装置100においては、ユーザの降車後にドアロックされて、所定の車両機器に対する操作終了のための操作忘れがあると、後述する携帯機100Bに設けられた報知部180によって、操作忘れに対する報知が行われる(報知制御が行われる)ようになっている。所定の車両機器に対する操作終了のための操作とは、例えば、後述するヘッドランプ154、ハザードランプ155、およびルームランプ156等をオフにする操作、あるいは、車両ドアのウインドウ157を閉じる操作等であり、操作忘れとは、各ランプの消し忘れ、あるいはウインドウの閉め忘れ等である。
車両用報知装置100は、図1、図2に示すように、車両送受信機100Aと、携帯機100Bとを備えている。
車両送受信機100Aは、発信機110、送受信IC部120、照合ECU130、および車両RF送受信部140等を備えており、後述する各種車両機器(151~158)を制御するためのボディECU150と接続されている。
発信機110は、例えば、車室外運転席発信機111、車室外助手席発信機112、トランク外発信機113、車室内フロント発信機114、車室内リヤ発信機115、およびトランク内発信機116等を有している。各発信機111~116は、照合ECU130に接続されている。各発信機111~116は、長波としてのLF(low Frequency)波を用い、無線通信によって、車両外部、あるいは車両内部の携帯機100Bに対して呼掛け信号を送信する送信部となっている。呼掛け信号の送信は、例えば、ポーリング方式によって、行われるようになっている。ポーリング方式とは、外部からのトリガを必要とせず、定期的に(所定の送信間隔で)発信機110(各発信機111~116)から呼掛け信号を送信し続けるものである。
車室外運転席発信機111は、車両の運転席側の前後ドアの例えば、ノブに内蔵されており、運転席側車外に向けてLF波を送信することで、車室外運転席側における携帯機100Bに対する作動検出エリアを形成するようになっている。LF波による作動検出エリア(LF波の届く距離)は、例えば1~3m程度の領域である。尚、以下説明する各発信機112~115の作動検出エリアも、車室外運転席発信機111と同じである。
車室外助手席発信機112は、車両の助手席側の前後ドアの例えば、ノブに内蔵されており、助手席側車外に向けてLF波を送信することで、車室外助手席側における携帯機100Bに対する作動検出エリアを形成するようになっている。
トランク外発信機113は、車両の後方のトランクドアの例えば、ノブに内蔵されており、車両後方に向けてLF波を送信することで、車両後方における携帯機100Bに対する作動検出エリアを形成するようになっている。
車室内フロント発信機114は、車両内の前席領域に設けられており、前席領域においてLF波を送信することで、車両前席領域における携帯機100Bに対する作動検出エリアを形成するようになっている。
車室内リヤ発信機115は、車両内の後席領域に設けられており、後席領域においてLF波を送信することで、車両後席領域における携帯機100Bに対する作動検出エリアを形成するようになっている。
トランク内発信機116は、車両のトランク内に設けられており、トランク内においてLF波を送信することで、トランク内における携帯機100Bに対する作動検出エリアを形成するようになっている。
送受信IC部120は、携帯機100Bから送信される高周波としてのRF(Radio Frequency)波による応答信号を、受信アンテナ121を介して受信するようになっている。受信アンテナ121と、送受信IC部120との間には、必要な範囲の周波数のみを通すバンドパスフィルタ122が設けられている。送受信IC部120は、受信した応答信号をRF受信信号として照合ECU130に出力するようになっている。また、送受信IC部120は、車両ドアがロックされたときに、車両RF送受信部140に対して、携帯RF送受信部190と送受信(無線通信)を行うことを指示するようになっている(詳細後述)。
照合ECU(Electronic Control Unit)130は、発信機110に対してLF送信信号の指令を出力し、更に、送受信IC部120が携帯機100Bから応答信号を受信すると、応答信号(RF受信信号)の照合を行い、照合の結果に基づいて車両ドアのロック、アンロックを行うための指令を、ボディECU150に出力する制御部となっている。
車両RF送受信部140は、送受信IC部120の指示に基づいて、RF波の信号(RF信号)を、携帯機100Bに設けられた携帯RF送受信部190に送信すると共に、携帯RF送受信部190から送信されたRF波を受信する部位となっている。受信されたRF信号は、送受信IC部120に出力されるようになっている。
ボディECU150は、車両に搭載されている各種車両機器(ボディ機器)と接続されており、各種車両機器の作動を制御する制御部となっている。各種車両機器は、例えば、エンジンをオンオフするためのキースイッチ151、車両ドアのロックのためのトリガスイッチ152、車両ドアのロック状態、あるいはアンロック状態を形成するドアロックポジションスイッチ153、ヘッドランプ154、ハザードランプ155、ルームランプ156、車両ドアのウインドウ157、および車両ドアのカーテンの開閉を行うドアカーテンスイッチ158等である。
一方、携帯機100Bは、ユーザが携帯する携帯型キーであり、送受信IC部160、制御IC部170、報知部180、および携帯RF送受信部190等を備えている。
送受信IC部160は、受信アンテナ161、および送信アンテナ162を有している。受信アンテナ161は、車両送受信機100Aの発信機110(各発信機111~116)から送信される呼掛け信号を受信するアンテナである。送受信IC部160は、受信アンテナ161から入力された呼掛け信号に基づいて、照合に必要とされる応答信号(RF波)を送信アンテナ162に出力するIC部となっている。送信アンテナ162は、送受信IC部160からの応答信号を車両送受信機100Aの受信アンテナ121に送信するアンテナである。
制御IC部170は、送受信IC部160と接続されており、車両送受信機100Aによって報知制御が実行されるときに、報知部180の作動を制御する制御部となっている。
報知部180は、車両ドアのロック後に、ユーザの操作忘れ(ランプの消し忘れ等)があった場合に、ユーザに対して、例えば、音や振動によって報知するものである。
携帯RF送受信部190は、車両RF送受信部140から送信されるRF波の信号を受信するようになっている。携帯RF送受信部190で受信されたRF信号は、送受信IC部160に出力される。そして、携帯RF送受信部190は、再び、RF波の信号を、車両RF送受信部140に送信するようになっている。尚、携帯RF送受信部190と、送受信IC部160との間には、必要な範囲の周波数のみを通すバンドパスフィルタ191が設けられている。
車両RF送受信部140と携帯RF送受信部190との間で行われる無線通信によって、車両送受信機100A(車両)と携帯機100B(ユーザ)との距離が把握できるようになっている(詳細後述)。
本実施形態の車両用報知装置100の構成は以上のようになっており、以下、図3を加えて、作動および作用効果について説明する。尚、本実施形態では、発信機110の代表例を、例えば車室外運転席発信機111として説明すると共に、ユーザの操作忘れを、ランプの消し忘れとして説明することにする。
本車両用報知装置100においては、ポーリング方式によって呼掛け信号が、車室外運転席発信機111から車両外部に送信される。
車両ドアがロックされている状態で、携帯機100Bを携帯するユーザが車両に近づいて行き、作動検出エリア、即ち、呼掛け信号が携帯機100Bに届く距離(1~3m程度)に至ると、携帯機100Bの受信アンテナ161は、呼掛け信号を受信し、送受信IC部160に出力する。すると、送受信IC部160は、照合用のID情報等を含む応答信号を送信アンテナ162に出力する。応答信号は、送信アンテナ162から受信アンテナ121に送信される。
すると、送受信IC部120は、受信アンテナ121から応答信号を受信し、照合ECU130にRF受信信号として出力する。照合ECU130は、RF受信信号を受信すると、自身が保有している携帯機100Bに関する照合用の情報と、RF受信信号(応答信号)とを照合する。この照合が成立すると、照合ECU130は、ボディECU150に対して、車両ドアのアンロックの指示、およびエンジン始動許可の指示を行う。ボディECU150は、ユーザが所定操作として、ドアノブを握る操作をすると、ドアロックポジションスイッチ153によって、車両ドアのアンロックを行う。これにより、ユーザは乗車することができる。そして、ユーザはキースイッチ151をオンすることでエンジンを始動させて、運転することが可能となる。
また、運転後、ユーザがエンジンをオフにして降車した状態で、作動検出エリアで、呼掛け信号に対する応答信号と、照合用の情報との照合が成立すると、照合ECU130は、ボディECU150に対して、車両ドアのロックの指示を行う。ボディECU150は、ユーザが所定操作として、ドアノブのトリガスイッチ152をタッチすると、ドアロックポジションスイッチ153によって、車両ドアのロックを行う。
尚、各発信機114、115、116からの呼掛け信号に基づいて、携帯機100Bの応答信号が得られると、携帯機100Bが車内やトランクルームに置かれた状態であると判定される。よって、携帯機100Bの閉じ込めを防止するために、この場合は、ユーザが降車して車外でドアロックのための操作をしても、車両ドア、およびトランクドアのロックは禁止されるようになっている。
ここで、ユーザが降車して、車両ドアのロックが行われたときに、ランプ消し忘れ等の操作忘れがあると、携帯機100Bに設けられた報知部180によって、ユーザに対して報知する報知制御が実行される。以下、図3を用いて、詳細を説明する。
まず、図3のステップS100で、照合ECU130は、ドアロックのための操作(ドアノブへのタッチ操作)があるまで待機状態としている。
そして、ステップS110で、照合ECU130は、ボディECU150からドアロックのための操作(タッチ操作によるスマートロック操作)があったか否かを判定する。否と判定するとステップS100に戻り、ステップS100~ステップS110を繰り返す。
一方、照合ECU130は、ステップS110でドアロックのための操作があったと判定すると、ステップS120で、ボディECU150からの情報に基づき、ランプ(ランプ154、155、156等)の消し忘れがあったか否かを判定する。
ランプの消し忘れがあったと判定すると、ステップS130で、照合ECU130は、ランプが点灯されてからドアロックされるまでの時間が、予め定めた一定時間(所定時間)以内であるか否かを判定し、否と判定するとステップS140に移行する。
ステップS140で、車両送受信機100Aと、携帯機100Bとの距離を測定(把握)していく。距離の測定は、車両RF送受信部140と、携帯RF送受信部190間における無線通信に基づいて行われる。車両RF送受信部140と携帯RF送受信部190との間で行われる無線通信では、使用するRF波としては、1つの周波数を使用する場合と、複数の周波数を使用する場合がある。
1つの周波数を使用する場合であると、車両RF送受信部140から送信されるRF波を携帯RF送受信部190が受信し、そのときの電波強度(RSSI)を携帯RF送受信部190から再び車両RF送受信部140に送信する。そして、送受信IC部120にて、電波強度から、車両送受信機100A(車両)と携帯機100B(ユーザ)との距離が把握される。尚、電波強度は、携帯RF送受信部190から送信されたRF波について、車両RF送受信部140側(送受信IC部120)で把握するようにしてもよい。
また、複数の周波数を使用する場合であると、車両RF送受信部140から送信されるRF波を携帯RF送受信部190が受信し、送受信IC部160にて、複数の周波数の差、および位相差を基に距離を把握(算出)し、その結果を携帯RF送受信部190から再び車両RF送受信部140に送信する。
そして、ステップS150で、照合ECU130は、測定された距離の時系列的な変化に基づいて、ユーザが車両から遠ざかっているか否かを確認する。つまり、測定された距離が、時間経過と共に順次大きくなっている場合に、照合ECU130は、ユーザが車両から遠ざかっていると捉えることができる。また、測定された距離が、時間経過と共に変化しない場合は、ユーザは車両から遠ざかっておらず、車両の近くで立ち止まっている(立話等をしている)と捉えることができる。
そして、ステップS160で、上記の測定距離の変化から、ユーザが車両から遠ざかっていると判定すると、ステップS170で、照合ECU130は、ユーザに対するランプの消し忘れの報知を行う。つまり、照合ECU130は、車両RF送受信部140から携帯RF送受信部190に報知信号を出力する。報知信号は、送受信IC部160から制御IC部170に送られ、制御IC部170は、報知部180に対して音や振動を発生させることで、ユーザに対する報知を実施する(報知制御の実行)。尚、ステップS160で否定判定するとステップS150~ステップS160を繰り返す。
ステップS130で、照合ECU130は、肯定判定、つまりランプが点灯されてからドアロックされるまでの時間が、予め定めた一定時間(所定時間)以内であると判定すると、ステップS180に移行する。
ランプが点灯されてからドアロックされるまでの時間が、予め定めた一定時間(所定時間)以内であるということは、例えば、ちょっとした用事のために、ユーザは、ハザードランプ155を点灯させて、意図的にドアロック操作をして、車から離れる場合等の状況であると想定される。
このような場合(ステップS130で肯定判定)であると、ステップS180で、照合ECU130は、ランプ消し忘れに伴う報知をキャンセルする。
以上のように、本実施形態では、RF波を用いた車両RF送受信部140、および携帯RF送受信部190によって、LF波を用いた場合よりも、送受信距離(無線通信距離)を長くすることができる。車両送受信機100A(照合ECU130)は、両RF送受信部140、190間の無線通信によって得られる車両とユーザとの距離が、順次大きくなっていくことで、ユーザが車両から遠ざかっているかいないかを判定することができ、遠ざかっていることを基にして、操作忘れに対する報知制御を適切に実行することができる。例えば、ユーザが降車して、ドアロックした後に、車両の近くにいるような場合では、報知制御を行うことがないので、ユーザに煩わしさを与えることがない。
また、車両送受信機100A(照合ECU130)は、ユーザによって例えば、車両機器としてランプが作動状態とされたときから、ドアをロックするための所定の操作が行われるときまでの時間が、予め定めた一定時間以内であるときは、操作忘れに対する報知制御をキャンセルするようにしている。これにより、ユーザがランプを点灯させたまま意図的にドアロックしたような場合には、操作忘れによる報知が行われないので、煩わしさを伴うことがない。
(第2実施形態)
第2実施形態を図4、図5に示す。第2実施形態は、上記第1実施形態に対して、携帯機100Bに遠隔操作ボタンが設けられており、遠隔操作によってドアロックされた場合の操作忘れに対する報知制御の要領を変更したものとしている。
携帯機100Bは、図示しない遠隔操作ボタンを有している。遠隔操作ボタンは、例えば、ロック用ボタン、アンロック用ボタン、およびトランク用ボタン等である。ユーザによって、各ボタンのいずれかの押下操作に伴う入力信号があると、照合ECU130に対して、各入力信号に応じた要求信号が出力され、照合ECU130は、ボディECU150に対して車両ドア、トランクのロック、アンロックの指示を行うようになっている。
図5は、本実施形態における操作忘れに対する報知制御の要領を示すフローチャートである。図5のフローチャートは、上記第1実施形態の図3におけるフローチャートに対して、ステップS110をステップS111に、ステップS150をステップS151に、ステップS160をステップS161~ステップS163に変更したものである。
図5のステップS100の後に、ステップS111で、照合ECU130は、携帯機100Bにおける遠隔操作ボタン押下によるドアロックのための操作(ワイヤレスロック操作)があったか否かを判定する。否と判定するとステップS100に戻り、ステップS100~ステップS110を繰り返す。
そして、ステップS120~ステップS140、ステップS180を実行した後に、ステップS151で、照合ECU130は、遠隔操作によって車両ドアのロック操作が行われたときのユーザの位置(車両からユーザまでの距離)を確認する。
そして、ステップS161で、照合ECU130は、上記の測定距離が、予め定めた閾値(所定の距離)以上であるか否かを判定する。ここで、閾値は、ユーザが遠隔操作によって車両ドアをロックした後に、ランプの消し忘れ等の報知を受けても、容易に車両まで引き返すことのできる距離であり、例えば、20~25m程度の距離として設定することができる。
ステップS161で肯定判定すると、照合ECU130は、すかさず、ステップS170で、ユーザに対するランプの消し忘れの報知を行う。
しかしながら、ステップS161で否定判定(ユーザは閾値より近いと判定)すると、照合ECU130は、図3におけるステップS150、およびステップS160と同様に対応する。つまり、ステップS162で、照合ECU130は、ユーザが閾値より近い領域で、車両から遠ざかっているか否かを確認し、ステップS163で、ユーザが車両から遠ざかっていると判定すると、ステップS170でランプの消し忘れに対する報知を行う。尚、ステップS163で否定判定すると、ステップS162~ステップS163を繰り返す。
以上のように、本実施形態では、携帯機100Bの遠隔操作ボタンを使用して、遠隔操作によって、車両ドアのロック操作をしたときに、その時点でのユーザの位置が車両から閾値を超えているときは、ランプの消し忘れ等があれば、その時点で(すかさず)消し忘れの報知が行われるようになっている。よって、ユーザは、すぐに、車両に戻って、操作忘れに対する処置(ランプ消灯等)を行うことができる。
尚、遠隔操作したときのユーザの位置が閾値よりも近い側にいるときは、上記第1実施形態と同様に、ユーザが車両から遠ざかっている状況下で操作忘れに対する報知が行われるので、上記第1実施形態と同様に、操作忘れに対する処置を適切に行うことができる。
(その他の実施形態)
上記各実施形態では、発信機110として、車室外運転席発信機111を代表例として説明したが、他の発信機112~116によっても同様の報知制御が可能である。
また、ユーザの操作忘れとして、各ランプ154~156の消し忘れを代表例として、説明したが、これに限定されることなく、車両ドアのウインドウ157の閉め忘れに対して報知するものとしてもよい。
100 車両用報知装置
100A 車両送受信機
100B 携帯機
140 車両FR送受信部
180 報知部
190 携帯RF送受信部

Claims (2)

  1. 車両に搭載される車両送受信機(100A)と、
    前記車両のユーザが携帯する携帯機(100B)と、を備え、
    前記車両送受信機と前記携帯機との間で無線通信を行い、前記ユーザによる前記車両のドアのロック、アンロックに関する所定の操作があると、前記車両送受信機が、前記携帯機からの応答信号に対する照合を行い、前記照合が成立すると前記ドアのロック、アンロックを行うと共に、前記ユーザが降車して、前記ドアのロックが行われたときに、車両機器に対する操作終了のための操作忘れがあると、前記携帯機に設けられた報知部(180)によって前記ユーザに前記操作忘れを報知する報知制御を実行する車両用報知装置において、
    前記車両送受信機および前記携帯機は、それぞれRF波を用いた車両RF送受信部(140)、および携帯RF送受信部(190)を有しており、
    前記車両送受信機は、
    前記ユーザが降車して、前記ドアをロックするための前記所定の操作があり、前記操作忘れがあると、
    前記車両RF送受信部、および前記携帯RF送受信部の間でRF波を用いた無線通信によって、前記車両と前記ユーザとの距離を把握して、
    前記距離が順次大きくなっており、前記ユーザが前記車両から遠ざかっていると判定したときに、前記報知制御を実行するようになっており、
    前記車両送受信機は、
    前記ユーザによって前記車両機器が作動状態とされたときから、前記ドアをロックするための前記所定の操作が行われるときまでの時間が、予め定めた所定時間以内であるときは、前記操作忘れに対する前記報知制御をキャンセルする車両用報知装置。
  2. 前記所定の操作は、前記携帯機を用いた前記ドアのロックのための遠隔操作であり、
    前記車両送受信機は、
    前記遠隔操作が行われたときに、前記操作忘れがあり、前記距離が予め定めた所定の距離以上あると、前記報知制御を実行する請求項1に記載の車両用報知装置。
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