JP7155063B2 - 液体侵入検出システム、液体侵入検出方法および液体侵入検出プログラム - Google Patents

液体侵入検出システム、液体侵入検出方法および液体侵入検出プログラム Download PDF

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Description

本発明は、液体侵入検出システム、液体侵入検出方法および液体侵入検出プログラムに関し、特に、気体が流通する管路内への液体の侵入を検出する液体侵入検出システム、液体侵入検出方法および液体侵入検出プログラムに関するものである。
従来から、地中に埋設されるインフラ設備として、都市ガスを輸送するガスパイプライン(以下、「ガス埋設管」と称す)が知られている。
ときに、このような「ガス埋設管」は、「経年劣化」などが原因で、管壁の一部が損傷し、その損傷した箇所から「ガス埋設管」の内部に地下水等の液体(以下、「差し水」と称す)が侵入するケースがある。
このような「差し水」が「ガス埋設管」に侵入すると、場合によっては、「ガス埋設管」が閉塞されてしまい、需要先へのガスの供給に支障をきたすおそれが生じる。
この点、需要先に都市ガスを安定的に供給する観点から、「ガス埋設管」に「差し水」が侵入した場合、一刻も早く、その位置を特定して、「差し水」が侵入する箇所を修理することが必要といえる。
そこで、このような「差し水」の侵入位置を特定する手法として、例えば、特許文献1の技術が提案されている。
特許文献1の技術は、
(a)複数のガスメータに供給されるガスの音速を、これらのガスメータから取得するガス情報取得部と、
(b)ガス埋設管におけるガスの上流から下流にかけて接続された複数のガスメータの音速の差異に基づいて、ガス供給管の「差し水」の位置を特定する差し水位置特定部と、
を備えたものである。
具体的に、この特許文献1の技術は、ガスに水蒸気が混じるとその音速が早くなる、といった、ガスの特性を利用したもので、複数のガスメータから取得した音速値に基づいて、「差し水」の位置を特定しようとするものである。
このような特許文献1の技術によれば、比較的高い精度で、「差し水」の侵入位置を特定することが可能である。
特開2016-206038号公報
ところで、「ガス埋設管」が損傷する要因としては、上述したような「経年劣化」による場合のほか、例えば、「サンドブラスト現象」(破損した水道管から噴出した水が土砂と混ざり合って近くに埋設されるガス管等の埋設管を損傷させる現象)による場合などが挙げられる。
一般に、このような「サンドブラスト現象」が原因で「ガス埋設管」が損傷すると、「経年劣化」が原因で損傷した場合と比較して、大量の「差し水」が、比較的短期間で「ガス埋設管」に侵入しやすいため、ガスの供給支障をきたす範囲が拡大しがちである。
この点、「差し水」の侵入要因に応じて、「ガス埋設管」を修理する緊急度やその手法等が変わるものといえる。
しかしながら、特許文献1の技術は、「差し水」の侵入要因がいかなるものであるのか、といった点について何ら考慮されていないため、修理の緊急度等について把握することができず、場合によっては、ガスの供給支障の範囲が拡大してしまう、といった問題があった。
本発明は、このような問題を解消するためになされたものであり、その目的は、「差し水」の侵入要因を把握することによって、気体の供給支障を最小限に食い止めることが可能な液体侵入検出システム、液体侵入検出方法および液体侵入検出プログラムを提供することにある。
上記課題は、本発明にかかる液体侵入検出システムによれば、気体が流通する管路内への液体の侵入を検出する液体侵入検出システムであって、前記液体侵入検出システムは、前記管路の複数箇所に設けられ、前記管路内を流れる前記気体の圧力を計測する圧力計測手段と、複数の前記圧力計測手段により計測された各前記圧力のうちの少なくとも1つの前記圧力の値が低下傾向にあるか否かに応じて前記管路内への前記液体の侵入を推定する第1推定手段と、前記第1推定手段によって前記管路内に前記液体が侵入していると推定されると、複数の前記圧力計測手段により計測された各前記圧力の値に基づいて前記管路内への前記液体の侵入要因を推定する第2推定手段と、を備える、ことにより解決される。
また、上記課題は、本発明にかかる液体侵入検出方法によれば、気体が流通する管路内への液体の侵入を検出する液体侵入検出方法であって、前記液体侵入検出方法は、前記管路内を流れる前記気体の圧力を前記管路の複数箇所で計測する圧力計測工程と、前記圧力計測工程をおこなうことにより計測された各前記圧力のうちの少なくとも1つの前記圧力の値が低下傾向にあるか否かに応じて前記管路内への前記液体の侵入を推定する第1推定工程と、前記第1推定工程をおこなうことによって前記管路内に前記液体が侵入していると推定されると、前記圧力計測工程をおこなうことにより計測された各前記圧力の値に基づいて前記管路内への前記液体の侵入要因を推定する第2推定工程と、を含む、ことによっても解決される。
さらに、上記課題は、本発明にかかる液体侵入検出プログラムによれば、気体が流通する管路内への液体の侵入を検出する液体侵入検出プログラムであって、前記液体侵入検出プログラムは、前記管路の複数箇所で前記管路内を流れる前記気体の圧力を計測した結果、各前記圧力のうちの少なくとも1つの前記圧力の値が低下傾向にあるか否かに応じて前記管路内への前記液体の侵入を推定する第1推定ステップと、前記第1推定ステップをおこなうことによって前記管路内に前記液体が侵入していると推定されると、各前記圧力の値に基づいて前記管路内への前記液体の侵入要因を推定する第2推定ステップと、をコンピュータに実行させる、ことによっても解決することができる。
なお、ここでいう「管路」を流通する「気体」とは、例えば、都市ガス等の燃焼ガスや空気が該当し、液体成分を含まない気体(例えば、乾き空気)のほか、液体成分を含む気体(例えば、湿り空気)をも含む意味である。
上記構成では、
(a)管路の複数箇所において、気体の圧力を「圧力計測手段」(例えば、ガスメータに内蔵された圧力センサ)で計測する、
(b)少なくとも1つの「圧力計測手段」により計測された圧力の値が低下傾向にあるか否かに応じて「管路」内への液体の侵入を推定する(「第1推定手段」、「第1推定工程」および「第1推定ステップ」)、
(c)「管路」内に液体が侵入していると推定されると、液体の侵入要因、例えば、気体の圧力の低下が、「管路」の「1箇所」で生じていると「経年劣化」、また、「管路」の複数箇所で生じていると「サンドブラスト」、といったように推定する(「第2推定手段」、「第2推定工程」および「第2推定ステップ」)、
ように構成されている。
このため、上記構成では、「管路」の複数箇所における気体の圧力を監視するだけで、液体の侵入要因を推定することができるため、「管路」から液体を除去(排出)するための作業の緊急度等を把握することが可能である。
その結果、上記構成では、液体の侵入要因に応じた適格な措置を迅速におこなうことが可能なため、「管路」内への液体の侵入が原因で生じる気体の流通支障を最小限に食い止めることができる。
なお、上記液体侵入検出システムにかかる発明においては、前記液体侵入検出システムは、複数の前記圧力計測手段により計測された各前記圧力の値に基づいて前記管路内への前記液体の侵入位置を推定する第3推定手段をさらに備える、と好適である。
また、上記液体侵入検出システムにかかる発明においては、前記液体侵入検出システムは、前記気体の流量を計測する複数の流量計測手段をさらに備え、複数の前記圧力計測手段は、複数の前記流量計測手段のそれぞれに設けられている、と好適である。
以上のように、本発明にかかる液体侵入検出システム、液体侵入検出方法および液体侵入検出プログラムによれば、簡易な構成でありながらも、「差し水」の侵入要因を把握することが可能なため、「管路」内における気体の流通支障を最小限に食い止めることができる。
本実施形態にかかる管路の概要を示す概要図である。 本実施形態にかかる液体侵入検出システムの概要を説明するための説明図である。 ガスメータの概要を説明するための説明図である。 管理サーバの概略を示すブロック図である。 ガスメータにおける制御処理の内容を示すフローチャートである。 管理サーバにおける制御処理の内容を示すフローチャートである。 第1侵入要因と推定された場合の管路の圧力変動を説明するための説明図である。 第2侵入要因と推定された場合の管路の圧力変動を説明するための説明図である。
以下、本発明の一形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態にかかる管路の概要を示す概要図、図2は本実施形態にかかる液体侵入検出システムの概要を説明するための説明図、図3はガスメータの概要を説明するための説明図、図4は管理サーバの概略を示すブロック図、図5はガスメータにおける制御処理の内容を示すフローチャート、図6は管理サーバにおける制御処理の内容を示すフローチャート、図7は第1侵入要因と推定された場合の管路の圧力変動を説明するための説明図、図8は第2侵入要因と推定された場合の管路の圧力変動を説明するための説明図である。
図1は、本実施形態にかかる液体侵入検出システム1(図2参照)が適用される管路GPの配管状況(埋設状況)を示したものである。なお、上記「液体侵入検出システム1」と、「管路GP」とが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「液体侵入検出システム」と、「管路」とに該当する。
(管路GPの構成)
ここで、液体侵入検出システム1について説明する前に、本実施形態にかかる管路GPについて図1を参照しつつ説明する。
図1に示すように、管路GPは、例えば、ガス輸送ラインに設けられた整圧器(いわゆるガバナ、図示省略)によって所定圧力(本実施形態では、約「2.0kPa」)まで減圧されたガス(本実施形態では、「都市ガス」)を、各需要先5A~5Fに供給するためのガス管(埋設管)である。なお、上記ガスが特許請求の範囲に記載の「気体」に該当する。
管路GPは、主に、ダグタイル鋳鉄等の金属部材からなり、各需要先5A~5Fのそれぞれに設置されたガスメータ10A~10Fに接続されている。なお、以下においては、説明の便宜上、需要先5A~5Fをまとめていうときは「需要先5」と、ガスメータ10A~10Fをまとめていうときは「ガスメータ10」と、それぞれ、称することとする。
詳しくは後述するが、「ガスメータ10」には、圧力センサ13(図3参照)が内蔵され、これにより、「ガスメータ10」へのガスの供給圧力(以下、単に「ガス圧」と称す)、すなわち、「ガスメータ10」廻りの管路GP内の「ガス圧」を計測することが可能となっている。なお、上記「ガスメータ10」が特許請求の範囲に記載の「流量計測手段」に該当する。
本実施形態では、管路GPからガスメータ10A~10Fのそれぞれにガスが安定供給されている状態(後述する「差し水」が管路GP内に侵入していない状態)で、
(a)ガスメータ10Aおよびガスメータ10C~10E廻りの各管路GPにおいては「2.0kPa」の「ガス圧」で、
(b)ガスメータ10B廻りの管路GPにおいては「1.9kPa」の「ガス圧」で、
(c)ガスメータ10F廻りの管路GPにおいては「2.1kPa」の「ガス圧」で、
それぞれ、ガスが流通するように構成されている。
また、本実施形態では、ガスメータ10A廻りの管路GPに隣接して、水道管WPが、埋設される構成となっている。
(液体侵入検出システム1の構成)
次に、本実施形態にかかる液体侵入検出システム1について図2を参照しつつ説明する。
図2に示すように、液体侵入検出システム1は、複数の「ガスメータ10」と、管理サーバ20とを備え、これらは互いに通信可能に構成されている。なお、以下においては、管理サーバ20が、ガスを供給するガス供給事業者に設置されていることを前提として説明するが、他の会社等に設置されていてもよいことを先に述べておく。
ここで、「ガスメータ10」と管理サーバ20との間に設けられる通信設備について説明する。
本実施形態では、「ガスメータ10」と管理サーバ20とを通信する通信設備として、公衆通信網2と、基地局3と、ゲートウェイ機器4とが設けられている。
本実施形態では、公衆通信網2と基地局3、および、公衆通信網2と管理サーバ20が、有線通信による通信網を介して、また、基地局3とゲートウェイ機器4が、無線通信による通信網(例えば、既存の携帯電話網)を介して、それぞれ、通信することができるように構成されている。
一方、ゲートウェイ機器4と「ガスメータ10」、および、「ガスメータ10」同士は、例えば、920MHz帯を利用するスマートメータ用無線システム(U-Bus Air)を用いた無線通信網(例えば、U-Bus Airネットワーク)を介して通信することが可能となっている。
本実施形態では、「ガスメータ10」と管理サーバ20との間に、このような通信設備が設けられているため、「ガスメータ10」内で収集された各種情報(例えば、ガスの使用量)を、管理サーバ20側で「ガスメータ10」が一括管理することができるようになっている。
(ガスメータ10の構成)
次に、「ガスメータ10」について図2および図3を参照しつつ説明する。
図3に示すように、「ガスメータ10」は、例えば、低電圧の電源(例えば、マンガン乾電池やアルカリ乾電池)で作動されるように構成され、超音波計測器11と、遮断弁12と、圧力センサ13と、メータ制御部14と、メータ記憶部15と、メータ通信部16とを有している。なお、上記圧力センサ13が特許請求の範囲に記載の「圧力計測手段」に該当する。
(超音波計測器11)
超音波計測器11は、内部流路を流れるガスの流量を計測する装置であって、内部流路を挟んで互いに対向配置される一対の超音波センサ11A,11Bを有している。
超音波センサ11A,11Bは、ガスの流通方向に沿って互いにずれて配置され、
(a)何れも、内部流路を流れるガス中に超音波を発する(伝播させる)ことができ、
(b)何れか一方で発した超音波を他方で受信することができる、
ようになっている。
このような超音波計測器11を用いたガスの流量の計測は、今や公知であるため、詳しい説明を省略するが、本実施形態においても、
(a)超音波センサ11A,11Bの何れか一方から発せられた超音波が他方に到達するまでの到達時間と、他方から発せられた超音波が一方に到達するまでの到達時間との差分を求める、
(b)次に、到達時間の差分に基づいて内部流路を流れるガスの流速を算出する、
(c)その後、ガスの流速に基づいてガスの使用量を求める、
ことによりおこなわれるように構成されている。
(遮断弁12)
遮断弁12は、例えば、ソレノイド(電磁弁)やステッピングモータ(電動弁)により構成され、内部流路を遮断または開放するものである。
(圧力センサ13)
圧力センサ13は、内部流路を流れる「ガス圧」を検出するための装置であって、静電容量型の圧力センサなど公知のものを用いることが可能である。
(メータ制御部14)
図2および図3に示すように、メータ制御部14は、例えば、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)により構成され、メータ記憶部15、超音波センサ11A,11B、遮断弁12、圧力センサ13およびメータ通信部16と電気的に接続されている。
メータ制御部14は、メータ記憶部15に記憶された各種プログラムを読み込み、所定の演算処理をおこなって、「ガスメータ10」全体を制御するものである。
具体的に、メータ制御部14は、
(a)超音波計測器11により計測された計測値(到達時間)に基づいて、上述したようなガスの使用量を求める、
(b)感震器(図示省略)によって所定の震度(例えば、「震度5」)が感知された場合などに、遮断弁12を遮断位置に移動させる、
制御をおこなうほか、
(c)圧力センサ13により計測された内部流路内の「ガス圧」を取得する、
等の制御をおこなう。なお、圧力センサ13により計測された「ガス圧」の取得は、常時おこなってもよく、また、所定のタイミング(例えば、「30分」間隔)でおこなってもよい。
また、メータ制御部14は、
(a)ガスの使用量を示す情報(以下、「ガス使用量情報」と称す)や「ガス圧」を示す情報(以下、「ガス圧情報」と称す)等の各種情報を、所定のタイミング(例えば、「30分」間隔)で管理サーバ20に送信するとともに、
(b)管理サーバ20からの各種指令(求め)に応じて、
・「ガス使用量情報」、「ガス圧情報」および遮断弁12の開閉状態を示す情報等の各種情報を管理サーバ20に送信する、
・遮断弁12を開閉する、
等の制御をおこなうように構成されている。なお、以下においては、「ガス使用量情報」や「ガス圧情報」等の各種情報を、所定のタイミング(例えば、「30分間隔」)で管理サーバ20に「自動送信」する場合を例にとって説明するが、リアルタイムで送信することも可能である。また、本実施形態では、「ガス使用量情報」に加え、「ガス圧情報」等の情報も、管理サーバ20に「自動送信」するように構成したが、「ガス使用量」のみを「自動送信」するように構成してもよい。
(メータ記憶部15)
メータ記憶部15は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等の半導体メモリーからなり、
(a)「ガスメータ10」の基本動作を司る基本動作プログラムが記憶される記憶領域を有するほか、
(b)管路GPに「差し水」が侵入したか否かを推定する際の指標となる圧力(例えば、「1.2kPa」、以下、「規定圧力」と称す)を記憶する記憶領域、および、
(c)管理サーバ20から「ガス圧情報自動送信停止指令」を受信した場合(この点については後述する)、「ガス圧情報」の「自動送信」を停止するためのフラグ(以下、「ガス圧情報自動送信停止フラグ」と称す)を(一時的に)記憶する記憶領域、
等を有している。
詳しくは後述するが、本実施形態では、圧力センサ13により計測された「ガス圧」が「規定圧力」を下回った場合、「ガスメータ10」廻りの管路GPに「差し水」が侵入している可能性があるとして、そのことを示す情報(以下、「ガス圧低下情報」と称す)を管理サーバ20に送信するように構成されている。
ここで、管路GPに「差し水」が侵入した場合における「ガス圧」の挙動について説明する。
一般に、管路GPに「差し水」が侵入すると、その侵入箇所においては、ガスが流通する流路断面積が減少する。そうすると、「差し水」の侵入箇所(管内断面積が減少した部分)を通過して流通するガスは、その流量の低下に伴って、圧力(「ガス圧」)も減少するようになる。
そこで、本実施形態では、管理サーバ20において、複数の「ガスメータ10」の「ガス圧」を監視することで、「ガスメータ10」廻りの管路GPに「差し水」が侵入しているか否かを推定するようにしている。
(メータ通信部16)
メータ通信部16は、ゲートウェイ機器4、基地局3および公衆通信網2を介して管理サーバ20と通信可能なインターフェイスである。
(管理サーバ20の構成)
次に、管理サーバ20について図2および図4を参照しつつ説明する。
図2および図4に示すように、管理サーバ20は、制御装置21と、サーバ通信部24と、表示部25と、入力部26とを有している。なお、上記制御装置21が特許請求の範囲に記載の「コンピュータ」に該当する。
(制御装置21)
制御装置21は、サーバ制御部22と、サーバ記憶部23とを有している。なお、上記サーバ制御部22が特許請求の範囲に記載の「第1推定手段」、「第2推定手段」および「第3推定手段」に該当する。
(サーバ制御部22)
サーバ制御部22は、例えば、中央処理装置(CPU)により構成され、サーバ記憶部23に記憶された各種プログラムを読み込み、所定の演算処理をおこなって、表示部25に所定の画像を表示等させる制御をおこなう。
詳しくは後述するが、サーバ制御部22は、
(a)所定のタイミング(例えば、「30分」間隔)で「ガスメータ10」から送信される「ガス使用量情報」や「ガス圧情報」等の各種情報を、サーバ記憶部23(後述するガスメータ情報記憶領域23A)に記憶させる制御をおこなうほか、「ガスメータ10」から「ガス圧低下情報」を受信すると、
(b)「ガス圧低下情報」を送信した「ガスメータ10」(以下、「基準のガスメータ」と称す)、および、「基準のガスメータ」の周囲に存在する「ガスメータ10」(以下、「周辺のガスメータ」と称す)に対して、「ガス圧情報」の「自動送信」を停止するための指令(以下、「ガス圧情報自動送信停止指令」と称す)を送信する、
(c)その後、「基準のガスメータ」および「周辺のガスメータ」に対して、「ガス圧情報」の送信を要求する指令(以下、「ガス圧情報送信指令」と称す)を一斉送信して、これらの「ガスメータ10」から「ガス圧情報」を受信する、
(d)「基準のガスメータ」および「周辺のガスメータ」の各「ガス圧」を一定期間監視して、管路GPへの「差し水」の侵入の有無を推定するとともに、「差し水」の侵入要因およびその侵入位置を推定する、
等の制御をおこなうように構成されている。
なお、本実施形態において、「基準のガスメータ」および「周辺のガスメータ」に対して、「ガス圧情報自動送信停止指令」を送信した後、さらに「ガス圧情報送信指令」を送信するように構成したのは、管理サーバ20において、
(a)「基準のガスメータ」および「周辺のガスメータ」の各「ガス圧」を同じタイミングで監視したほうが、これらの「ガス圧」の変動(挙動)を正確に比較(検証)することができるほか、
(b)それ以外のタイミングで(例えば、「ガスメータ10」において「ガス圧」が「規定圧力」未満であると判定される度)、「基準のガスメータ」や「周辺のガスメータ」から「ガス圧」に関する情報(例えば、「ガス圧低下情報」)を受信すると、制御が複雑になる、
等の理由からである。
(サーバ記憶部23)
サーバ記憶部23は、ROMやRAM等の半導体メモリーからなり、
(a)管理サーバ20で実行される本システムの基本動作を司るプログラムや、後述する「液体侵入検出処理」を実行するための「液体侵入検出プログラム」が記憶された記憶領域を有するほか、
(b)ガスメータ情報記憶領域23A、差し水侵入要因情報記憶領域23B、工事情報記憶領域23Cおよびガス管埋設情報記憶領域23Dを有している。なお、上記「液体侵入検出プログラム」が特許請求の範囲に記載の「液体侵入検出プログラム」に該当する。
(ガスメータ情報記憶領域23A)
ガスメータ情報記憶領域23Aは、「ガスメータ10」において取得された各種情報を記憶する領域である。
具体的に、ガスメータ情報記憶領域23Aには、「ガスメータ10」を識別する番号(例えば、「お客さま番号」)に対応して、「需要先5」に関する情報(例えば、「ご使用者のお名前」および「ご使用場所」(「住所」))や、「ガス使用量情報」および「ガス圧情報」等の各種情報が記憶されるように構成されている。
(差し水侵入要因情報記憶領域23B)
差し水侵入要因情報記憶領域23Bは、管路GPへの「差し水」の侵入要因を記憶する領域である。
具体的に、差し水侵入要因情報記憶領域23Bには、
(a)「基準のガスメータ」内の「ガス圧」の値が低下傾向にあるものの、「周辺のガスメータ」内の「ガス圧」の値が低下傾向にない(ほとんどない)場合にあっては、「第1侵入要因」(修理の緊急度がさほど高くない侵入要因、例えば、「経年劣化」)
(b)「基準のガスメータ」を中心として放射状に広がるように「周辺のガスメータ」内の「ガス圧」の値が低下する傾向を示している場合にあっては、「第2侵入要因」(修理の緊急度が比較的高い侵入要因、例えば、いわゆる「サンドブラスト」)
等の情報が記憶されている。
(工事情報記憶領域23C)
工事情報記憶領域23Cは、ガス供給事業者の管轄するガス供給エリアでおこなわれる道路工事(例えば、水道管敷設工事)に関する情報を記憶する領域である。
具体的に、工事情報記憶領域23Cには、他の会社が道路工事をおこなう際にガス事業者に申請する内容、すなわち、「工事場所」、「施工内容」および「工期」等に関する情報(照会情報)が記憶されている。
(ガス管埋設情報記憶領域23D)
ガス管埋設情報記憶領域23Dは、埋設されているガス管の管種、管径、敷設日およびその経路等に関する情報を記憶する領域である。なお、ガス管の経路を示す情報等については、例えば、図1のように、地図情報に重畳させたうえで記憶させておくのが望ましい。
(サーバ通信部24)
サーバ通信部24は、公衆通信網2、基地局3およびゲートウェイ機器4を介して「ガスメータ10」と通信可能なインターフェイスである。
(表示部25)
表示部25は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)からなり、サーバ制御部22からの指令に基づいて所定の画像を表示する装置である。
(入力部26)
入力部26は、例えば、公知のキーボードやタッチパネルからなり、差し水侵入要因情報記憶領域23Bに記憶される情報を書き換え等する場合、その情報を入力等するための装置である。
(液体侵入検出方法における制御処理)
次に、本実施形態にかかる液体侵入検出方法(特許請求の範囲に記載の「液体侵入検出方法」に該当)の制御処理について、「ガスメータ10」における制御処理と、管理サーバ20における制御処理(「液体侵入検出処理」)とに分けて説明する。なお、以下においては、複数の「ガスメータ10」と管理サーバ20とが通信可能となっていることを前提として説明する。
(ガスメータ10における制御処理)
まず、「ガスメータ10」における制御処理について図2、図3および図5を参照しつつ説明する。
図2、図3および図5に示すように、ガスメータ10における制御処理は、主に、メータ制御部14において実行され、以下に示すステップS101の処理をおこなうことから始まる。
(ステップS101)
メータ制御部14は、ステップS101において、管理サーバ20から何らかの指令(指令情報)を受信したか否かを判定する処理をおこなう。
メータ制御部14は、管理サーバ20から何らかの指令を受信したと判定すると、ステップS105に処理を移し、指令を受信していないと判定すると、ステップS102に処理を移す。
(ステップS102)
メータ制御部14は、ステップS102において、メータ記憶部15に「ガス圧情報自動送信停止フラグ」が記憶されているか否かを判定する処理をおこなう。
この「ガス圧情報自動送信停止フラグ」は、後述するステップS108の処理において、メータ記憶部15に記憶されるものである。
メータ制御部14は、メータ記憶部15に「ガス圧情報自動送信停止フラグ」が記憶されていないと判定すると、ステップS103に処理を移し、「ガス圧情報自動送信停止フラグ」が記憶されていると判定すると、本制御処理を終了する。
(ステップS103)
メータ制御部14は、ステップS103において、圧力センサ13により計測された「ガス圧」が、メータ記憶部15に記憶された「規定圧力」(例えば、「1.2kPa」)未満であるか否かを判定する処理をおこなう。なお、上記圧力センサ13で「ガス圧」を計測する処理が特許請求の範囲に記載の「圧力計測工程」に該当する。
メータ制御部14は、「ガス圧」が「規定圧力」未満であると判定すると、ステップS104に処理を移し、「規定圧力」以上であると判定すると、本制御処理を終了する。
(ステップS104)
メータ制御部14は、ステップS104において、「ガス圧低下情報」を管理サーバ20に送信する処理をおこなう。
この「ガス圧低下情報」は、「ガス圧」が「規定圧力」未満であることを示す情報、および、その「ガスメータ10」の設置場所を特定することが可能な情報(例えば、「お客さま番号」および「警告情報」)を含んで構成されるものである。
メータ制御部14は、「ガス圧低下情報」を管理サーバ20に送信した後、本制御処理を終了する。
(ステップS105)
メータ制御部14は、ステップS105において、管理サーバ20からの指令が「ガス圧情報送信指令」であるか否かを判定する処理をおこなう。
この「ガス圧情報送信指令」は、後述する管理サーバ20のステップS203(図6参照)の処理において送信されるものである。
メータ制御部14は、管理サーバ20からの指令が、「ガス圧情報送信指令」であると判定すると、ステップS106に処理を移し、「ガス圧情報送信指令」でないと判定すると、ステップS107に処理を移す。
(ステップS106)
メータ制御部14は、ステップS106において、圧力センサ13により計測された「ガス圧情報」を管理サーバ20に送信する処理をおこなう。
メータ制御部14は、「ガス圧情報」を管理サーバ20に送信した後、本制御処理を終了する。
(ステップS107)
メータ制御部14は、ステップS107において、管理サーバ20からの指令が「ガス圧情報自動送信停止指令」であるか否かを判定する処理をおこなう。
この「ガス圧情報自動送信停止指令」は、後述する管理サーバ20のステップS202(図6参照)の処理において送信されるものである。
メータ制御部14は、管理サーバ20からの指令が、「ガス圧情報自動送信停止指令」であると判定すると、ステップS108に処理を移し、「ガス圧情報自動送信停止指令」でないと判定すると、本制御処理を終了する。
(ステップS108)
メータ制御部14は、ステップS108において、メータ記憶部15に「ガス圧情報自動送信停止フラグ」を記憶させる処理をおこなう。これにより、「ガスメータ10」から管理サーバ20への「ガス圧情報」の「自動送信」が停止されることとなる(「ステップS102」参照)。
メータ制御部14は、「ガス圧情報自動送信停止フラグ」を記憶させる処理をおこなった後、本制御処理を終了する。
(管理サーバ20における制御処理)
次に、管理サーバ20における制御処理(「液体侵入検出処理」)について図2、図4および図6~図8を参照しつつ説明する。
図2、図4および図6に示すように、管理サーバ20における制御処理は、主に、サーバ制御部22において実行され、以下に示すステップS201の処理をおこなうことから始まる。
(ステップS201)
サーバ制御部22は、ステップS201において、「ガスメータ10」から「ガス圧低下情報」を受信したか否かを判定する処理をおこなう。
この「ガス圧低下情報」は、上述したように、「ガス圧」の値が「規定圧力」未満となったときに「ガスメータ10」から送信されるものである(図5の「ステップS104」参照)。
ここで、サーバ制御部22がおこなうステップS201の処理について、図4、図6~図8を参照しつつ説明する。なお、図7および図8に示す例では、
(a)「基準のガスメータ」(「ガス圧低下情報」を送信した「ガスメータ10」)をガスメータ10A、
(b)「周辺のガスメータ」をガスメータ10B~10F(本実施形態では、「5個」)、
としている。
図4、図6~図8に示すように、サーバ制御部22は、「ガス圧低下情報」を受信すると、
(a)まず、この「ガス圧低下情報」(「ガスメータ10」の設置場所を特定ことが可能な情報(例えば、お客さま番号)に基づいて、ガスメータ10Aの設置場所を特定するとともに、このガスメータ10Aを「基準のガスメータ」に設定する、
(b)次に、ガスメータ10Aにガスを供給する管路GPの配管経路を確認等したうえで、「周辺のガスメータ」を決定する、
等の処理をおこなう。
このような「周辺のガスメータ」の決定は、
(a)「基準のガスメータ」の設置場所から「半径10m」以内に設置される(「基準のガスメータ」以外の)「ガスメータ10」、
(b)「基準のガスメータ」と同一系統の管路GPに接続される「ガスメータ10」のうち、「基準のガスメータ」から距離の近いものから、例えば、「5番目」までの「ガスメータ10」、
等の条件を予め定めておくことによりおこなうことが可能である。なお、図7および図8の例では、ガスメータ10B~10F(「周辺のガスメータ」)が、それぞれ、管路GPの経路上、ガスメータ10A(「基準のガスメータ」)から、その順で離れるように設置されている。
図2、図4および図6に示すように、サーバ制御部22は、「ガス圧低下情報」を受信したと判定すると、ステップS202に処理を移し、「ガス圧低下情報」を受信していないと判定すると、本制御処理を終了する。
(ステップS202)
サーバ制御部22は、ステップS202において、「基準のガスメータ」および「周辺のガスメータ」に対して、「ガス圧情報自動送信停止指令」を送信する処理をおこなう。これにより、これらのガスメータからの「ガス圧情報」の「自動送信」が停止されることとなる(図5の「ステップS102」、「ステップS107」および「ステップS108」等参照)。
サーバ制御部22は、「基準のガスメータ」および「周辺のガスメータ」に対して、「ガス圧情報自動送信停止指令」を送信した後、ステップS203に処理を移す。なお、図7および図8に示す例では、ステップS202において、ガスメータ10A(「基準のガスメータ」)およびガスメータ10B~10F(「周辺のガスメータ」)に対して、「ガス圧情報自動送信停止指令」が送信されることとなる。
(ステップS203)
図2、図4および図6に示すように、サーバ制御部22は、ステップS203において、「基準のガスメータ」および「周辺のガスメータ」に対して、「ガス圧情報送信指令」を送信する処理をおこなう。これにより、これらの「ガスメータ10」から「ガス圧情報」が強制的に送信されることとなる(図5の「ステップS105」および「ステップS106」参照)。なお、図7および図8に示す例では、ガスメータ10A~10Fから管理サーバ20に「ガス圧情報」が送信されることとなる。
サーバ制御部22は、「ガス圧情報送信指令」を送信した後、ステップS204に処理を移す。
(ステップS204)
図2、図4および図6に示すように、サーバ制御部22は、ステップS204において、「基準のガスメータ」内の「ガス圧」および「周辺のガスメータ」内の「ガス圧」を、それぞれ、監視する処理(「圧力監視処理」)をおこなう。
サーバ制御部22は、「圧力監視処理」をおこなった後、ステップS205に処理を移す。
(ステップS205)
サーバ制御部22は、ステップS205において、「圧力監視処理」(ステップS204)をおこなった結果、「基準のガスメータ」内の「ガス圧」の値が低下傾向にあるか否かを判定する処理をおこなう。なお、上記ステップS205の処理が特許請求の範囲に記載の「第1推定工程」および「第1推定ステップ」に該当する。
この点について、図7および図8(a)を例にとって説明すると、ガスメータ10A(「基準のガスメータ」)内の「ガス圧」の値が、
・図7の例では「2.0kPa」→「0.3kPa」、
・図8(a)の例では「2.0kPa」→「0.6kPa」、
といったように、何れも低下傾向にあるため、サーバ制御部22は、図7および図8(a)の例にあっては、ステップS205において、「基準のガスメータ」内の「ガス圧」の値が低下傾向にあると判定することとなる。
なお、「基準ガスメータ」内の「ガス圧」の値が低下傾向にない(上昇傾向にある)と判定する場合としては、例えば、「ガス圧」が、ガスの急激な使用により一旦は低下されたものの、その後のガスの使用の停止により上昇(回復)される場合が挙げられる。
図2、図4および図6に示すように、サーバ制御部22は、「基準のガスメータ」内の「ガス圧」の値が低下傾向にあると判定すると、(管路GPに「差し水」が侵入していると見做して、)ステップS206に処理を移し、「ガス圧」の値が低下傾向にないと判定すると、(管路GPに「差し水」が侵入していないと見做して、)本制御処理を終了する。
なお、詳しい説明は省略するが、本実施形態では、
・ステップS205において「ガス圧」の値が低下傾向にないと判定して本制御処理を終了する場合、
・後述するステップS210において「Yes」と判定して本制御処理を終了する場合、および、
・後述するステップS213をおこなった後に本制御処理を終了する場合、
サーバ制御部22から「基準ガスメータ」および「周辺のガスメータ」に対して、「ガス圧」の「自動送信」を許容することを示す指令(「ガスメータ10」のメータ記憶部15に記憶された「ガス圧情報自動送信停止フラグ」を消去するための指令(図5の「ステップS102」等参照))が送信されるように構成されている。これにより、「ガスメータ10」から管理サーバ20への「ガス圧情報」の「自動送信」が許容されることとなる。
(ステップS206)
サーバ制御部22は、ステップS206において、例えば、ステップS205の処理をおこなってから所定期間(例えば、「5分」)が経過したか否かを判定する処理をおこなう。
サーバ制御部22は、所定期間が経過していると判定すると、ステップS207に処理を移し、所定期間が経過していないと判定すると、本処理を繰り返し実行する。
(ステップS207)
サーバ制御部22は、ステップS207において、予め定めた監視期間を経過した否かを判定する処理をおこなう。なお、ステップS207の「監視期間」は、少なくとも、ステップS206の「所定期間」よりも長い期間であればよく、例えば、「ガス圧情報自動送信停止指令」を送信する処理(ステップS202の処理)をおこなってから「10時間」または「1日」といったように適宜設定することが可能である。
サーバ制御部22は、監視期間を経過していないと判定すると、ステップS203に処理を戻し、監視期間を経過していると判定すると、ステップS208に処理を移す。
(ステップS208)
サーバ制御部22は、ステップS208において、「圧力監視処理」(ステップS204)をおこなった結果、「周辺のガスメータ」内の「ガス圧」の値が低下傾向にあるか否かを判定する処理をおこなう。
この点について、図7および図8を例にとって説明する。
まず、図7の例について説明すると、この例では、ガスメータ10A(「基準のガスメータ」)内の「ガス圧」の値が低下傾向にあるのに対し、ガスメータ10B~10F(「周辺のガスメータ」)内の「ガス圧」の値が変化しないか、もしくは、ほとんど変化しない傾向となっている。このため、サーバ制御部22は、図7の例にあっては、ステップS208において、「周辺のガスメータ」内の「ガス圧」の値が低下傾向にないと判定することとなる。
一方、図8の例では、ガスメータ10Aから放射状に伝播するように、ガスメータ10B~10Fの各「ガス圧」の値が徐々に低下していく傾向となっている。このため、サーバ制御部22は、図8の例にあっては、ステップS208において、「周辺のガスメータ」内の「ガス圧」の値が、「基準のガスメータ」と同様に、低下傾向にあると判定することとなる。
図2、図4および図6に示すように、サーバ制御部22は、「周辺のガスメータ」内の「ガス圧」の値が低下傾向にないと判定すると、ステップS209に処理を移し、「ガス圧」の値が低下傾向にあると判定するとステップS210に処理を移す。
(ステップS209)
サーバ制御部22は、ステップS209において、管路GP内への「差し水」の侵入要因を「第1侵入要因」と推定する処理をおこなう。なお、上記ステップS209の処理が特許請求の範囲に記載の「第2推定工程」および「第2推定ステップ」に該当する。
ところで、本実施形態では、「基準のガスメータ」内の「ガス圧」の値のみが低下傾向にあるとき(ステップS205で「Yes」→ステップS208で「No」)、すなわち、「基準のガスメータ」廻りの管路GPから「差し水」が比較的遅いスピードで侵入している可能性があるときに、本処理が実行されるように構成されている。
この点、ステップS209において推定する「第1侵入要因」とは、例えば、
(a)「経年劣化」が原因で管路GPの外壁が損傷して、そこから「差し水」(地下水)が侵入する場合や、
(b)ガス供給事業者以外の他の会社がおこなった「道路工事」が原因で管路GPの外壁が損傷して、そこから「差し水」(例えば、地下水)が侵入する場合、
が該当するといえる。
サーバ制御部22は、管路GP内への「差し水」の侵入要因を「第1侵入要因」と推定する処理をおこなった後、ステップS212に処理を移す。
なお、本実施形態では、「第1侵入要因」の具体的内容まで推定しないように構成したが、例えば、「経年劣化」または「他の会社による道路工事」といった具体的内容まで推定することも可能である。
例えば、このような構成は、サーバ制御部22において、「第1侵入要因」と推定した後、例えば、
(a)工事情報記憶領域23Cに記憶された内容を参照して、過去所定期間(例えば、「1月」)内に「基準のガスメータ」(例えば、図7の「ガスメータ10A」参照)の設置場所付近で道路工事がおこなわれているか否かを判定する、
(b)道路工事がおこなわれていると判定すると、他の会社による「道路工事」が侵入要因と推定する一方、
(c)道路工事がおこなわれていないと判定すると、ガス管埋設情報記憶領域23Dに記憶された内容、すなわち、「基準のガスメータ」(例えば、図7の「ガスメータ10A」参照)廻りの管路GPの敷設日を確認したうえで(例えば、敷設年数が「15年」以上である場合)、「経年劣化」が侵入要因と推定する、
処理をおこなうことにより実現することが可能である。
なお、「第1侵入要因」の具体的内容を推定する場合、「基準のガスメータ」における「ガス圧」の低下スピードを考慮したうえで、これを推定するように構成してもよい。
(ステップS210)
サーバ制御部22は、ステップS210において、「基準のガスメータ」および「周辺のガスメータ」の各設置場所付近で、管路GPの破裂や道路工事による管路GPの破損等の事故情報があるか否かを確認する処理をおこなう。なお、このような事故情報の有無の判定を実現するためには、例えば、管路GPが破損等した場合、その都度、これに関する情報(例えば、事故の内容やその所在地に関する情報)を、サーバ記憶部23に記憶させるようにすればよい。
サーバ制御部22は、事故情報があると判定すると、ステップS211に処理を移し、事故情報がないと判定すると、本制御処理を終了する。
(ステップS211)
サーバ制御部22は、ステップS211において、管路GP内への「差し水」の侵入要因を「第2侵入要因」と推定する処理をおこなう。なお、上記ステップS211の処理が特許請求の範囲に記載の「第2推定工程」および「第2推定ステップ」に該当する。
ところで、本実施形態では、「基準のガスメータ」に加え、「周辺のガスメータ」内の「ガス圧」の値も低下傾向にあるとき(ステップS205で「Yes」→ステップS208で「Yes」)、すなわち、「差し水」が「基準のガスメータ」廻りの管路GPから拡散するように侵入している可能性があるときに、本処理が実行されるように構成されている。
この点、ステップS211において推定する「第2侵入要因」とは、比較的短期間に大量の「差し水」が管路GP内に侵入することが想定される場合、例えば、
(a)いわゆる「サンドブラスト」が原因で管路GP内に大量の「差し水」(例えば、水道水)が侵入する場合や、
(b)自然災害(例えば、台風)が原因で道路上に雨水等の水が溜まっている状態で、その水が管路GPの外壁の損傷箇所を介して侵入する場合、
が該当するといえる。
サーバ制御部22は、管路GP内への「差し水」の侵入要因を「第2侵入要因」と推定する処理をおこなった後、ステップS212に処理を移す。
なお、本実施形態では、「第2侵入要因」の具体的内容まで推定しないように構成したが、例えば、「サンドブラスト」または「自然災害」といった具体的内容まで推定するように構成することも可能である。
例えば、このような構成は、
(a)サーバ記憶部23に、埋設された水道管WP(図8参照)の配管経路を示す情報と、気象情報(例えば、台風や地震に関する情報)とを、それぞれ、記憶させる、
(b)サーバ制御部22において、「第2侵入要因」と推定した後、例えば、
・「基準のガスメータ」(例えば、図8の「ガスメータ10A」参照)廻りの管路GPに隣接して水道管WPが埋設されているか否かを判定し、
・管路GPに隣接して水道管WPが埋設されていると判定すると、「サンドブラスト」が侵入要因と推定する一方、
・管路GPに隣接して水道管WPが埋設されていないと判定すると、サーバ記憶部23に記憶された気象情報を参照して、台風等の「自然災害」があるか否かを判定し、
・自然災害があると判定すると、「自然災害」(例えば、台風)が侵入要因と推定(自然災害がないと判定すると、「その他の侵入要因」と推定)する、
処理をおこなうことにより実現することが可能である。
なお、「第2侵入要因」の具体的内容を推定する場合、「基準のガスメータ」や「周辺のガスメータ」における「ガス圧」の低下スピードを考慮したうえで、これを推定するように構成してもよい。
(ステップS212)
サーバ制御部22は、ステップS212において、「差し水」の侵入位置を推定する処理をおこなう。なお、上記ステップS212の処理をおこなうサーバ制御部22が特許請求の範囲に記載の「第3推定手段」に該当する。
この点について、図7および図8を例にとって説明する。なお、上述したように、図7は「第1侵入要因」と推定された場合の管路GP内の「ガス圧」の変動を、図8は「第2侵入要因」と推定された場合の管路GP内の「ガス圧」の変動を、それぞれ示している。
まず、図7の例について説明すると、この例では、ガスメータ10A(「基準のガスメータ」)内の「ガス圧」の値のみが低下傾向(「2.0kPa」→「0.3kPa」)を示している。このため、サーバ制御部22は、図7の例にあっては、ステップS212において、「差し水」の侵入位置(「第1侵入要因」が生じている箇所)を、「ガスメータ10A付近」と推定することとなる。
一方、図8の例では、ガスメータ10A(「基準のガスメータ」)から放射状に伝播するように、ガスメータ10B~10F(「周辺のガスメータ」)の各「ガス圧」の値が徐々に低下していく傾向を示している。このため、サーバ制御部22は、図8の例にあっては、ステップS212において、「差し水」の侵入位置(「第2侵入要因」が生じている箇所)を、「ガスメータ10A付近」と推定することとなる。
図4および図6に示すように、サーバ制御部22は、「差し水」の侵入位置を推定する処理をおこなった後、ステップS213に処理を移す。
(ステップS213)
サーバ制御部22は、ステップS213において、
(a)ステップS209の処理またはステップS211の処理で推定した「差し水」の侵入要因と、
(b)ステップS212の処理で推定した「差し水」の侵入位置と、
を表示部25に表示等させる処理(報知処理)をおこなう。
具体的に、サーバ制御部22は、図7および図8(b)に示すような地図情報を表示部25に表示させるため、
(a)ガスメータ10A(「基準のガスメータ」)およびガスメータ10B~10F(「周辺のガスメータ」)に接続される管路GPの配管経路を含む地図情報を、ガス管埋設情報記憶領域23Dから読み込む、
(b)読み込んだ地図情報に「差し水」の侵入位置および侵入要因等の各種情報を書き込む、
(c)各種情報が書き込まれた地図情報を表示部25に表示させる、
等の処理をおこなう。
サーバ制御部22は、「報知処理」をおこなった後、本制御処理を終了する。
以上のように、本実施形態では、
(a)複数の「ガスメータ10」に内蔵された各圧力センサ13を用いて、その内部流路の「ガス圧」(「ガスメータ10」廻りの管路GP内の「ガス圧」)を計測する、
(b)少なくとも1つの圧力センサ13により計測された「ガス圧」の値が低下傾向にあるか否かに応じて管路GP内への「差し水」の侵入を推定する(図6の「ステップS205」参照)、
(c)管路GP内に「差し水」が侵入していると推定されると、複数の「ガスメータ10」において計測された各「ガス圧」の値に基づいて、
・「差し水」の侵入要因が「第1侵入要因」および「第2侵入要因」の何れであるのかを推定するとともに(図6の「ステップS209」および「ステップS211」参照)、
(d)「差し水」の侵入位置を推定する(図6の「ステップS212」参照)、
ように構成されている。
このため、本実施形態では、複数の「ガスメータ10」内の各「ガス圧」を監視するだけで、「差し水」の侵入位置のみならず、その侵入要因まで推定することができるため、管路GPから「差し水」を除去(排出)する作業の緊急度等を把握することが可能である。
その結果、本実施形態では、「差し水」の侵入要因に応じた適格な措置を迅速におこなうことが可能なため、「差し水」によるガスの供給支障を最小限に食い止めることができる。
なお、上記実施形態では、管路GPの複数箇所の「ガス圧」を、「ガスメータ10」に内蔵された圧力センサ13を用いて計測したが、他の圧力センサ(例えば、管路GPに直接取り付けられた圧力センサ)を用いて計測してもよい。
また、上記実施形態では、管理サーバ20において、「ガス圧」を、所定期間ごとに受信して監視するように構成したが(図6の「ステップS203」および「ステップS206」等参照)、リアルタイムで受信して監視するように構成することも可能である。
さらに、上記実施形態では、「ガスメータ10」内の「ガス圧」が「規定圧力」未満となったか否かの判断を「ガスメータ10」側でおこなうように構成したが(図5の「ステップS103」等参照)、管理サーバ20側でおこなうように構成してもよい。
また、上記実施形態では、圧力センサ13により計測された「ガス圧」に基づいて、管路GPへの「差し水」の侵入の有無を推定したが、「ガス圧」および「湿度」に基づいて、これを推定することもできる。
このような構成は、例えば、「ガスメータ10」内に、圧力センサ13に加え、湿度計を設けることにより実現することが可能である。
さらに、上記実施形態では、管路GPを流れる気体として、ガス(「都市ガス」)を例示したが、その他の気体(例えば、空気)であってもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述および図面により、本発明は限定されるものではない。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実例および運用技術等はすべて本発明の範疇に含まれることはもちろんであることを付け加えておく。
1 液体侵入検出システム
2 公衆通信網
3 基地局
4 ゲートウェイ機器
5,5A~5F 需要先
10,10A~10F ガスメータ
11 超音波計測器
11A,11B 超音波センサ
12 遮断弁
13 圧力センサ
14 メータ制御部
15 メータ記憶部
16 メータ通信部
20 管理サーバ
21 制御装置
22 サーバ制御部
23 サーバ記憶部
23A ガスメータ情報記憶領域
23B 差し水侵入要因情報記憶領域
23C 工事情報記憶領域
23D ガス管埋設情報記憶領域
24 サーバ通信部
25 表示部
26 入力部
GP 管路
WP 水道管

Claims (5)

  1. 気体が流通する管路内への液体の侵入を検出する液体侵入検出システムであって、
    前記液体侵入検出システムは、
    前記管路の複数箇所に設けられ、前記管路内を流れる前記気体の圧力を計測する圧力計測手段と、
    複数の前記圧力計測手段により計測された各前記圧力のうちの少なくとも1つの前記圧力の値が低下傾向にあるか否かに応じて前記管路内への前記液体の侵入を推定する第1推定手段と、
    前記第1推定手段によって前記管路内に前記液体が侵入していると推定されると、複数の前記圧力計測手段により計測された各前記圧力の値に基づいて前記管路内への前記液体の侵入要因を推定する第2推定手段と、
    を備える、
    ことを特徴とする液体侵入検出システム。
  2. 前記液体侵入検出システムは、
    複数の前記圧力計測手段により計測された各前記圧力の値に基づいて前記管路内への前記液体の侵入位置を推定する第3推定手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の液体侵入検出システム。
  3. 前記液体侵入検出システムは、
    前記気体の流量を計測する複数の流量計測手段をさらに備え、
    複数の前記圧力計測手段は、
    複数の前記流量計測手段のそれぞれに設けられている、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体侵入検出システム。
  4. 気体が流通する管路内への液体の侵入を検出する液体侵入検出方法であって、
    前記液体侵入検出方法は、
    前記管路内を流れる前記気体の圧力を前記管路の複数箇所で計測する圧力計測工程と、
    前記圧力計測工程をおこなうことにより計測された各前記圧力のうちの少なくとも1つの前記圧力の値が低下傾向にあるか否かに応じて前記管路内への前記液体の侵入を推定する第1推定工程と、
    前記第1推定工程をおこなうことによって前記管路内に前記液体が侵入していると推定されると、前記圧力計測工程をおこなうことにより計測された各前記圧力の値に基づいて前記管路内への前記液体の侵入要因を推定する第2推定工程と、
    を含む、
    ことを特徴とする液体侵入検出方法。
  5. 気体が流通する管路内への液体の侵入を検出する液体侵入検出プログラムであって、
    前記液体侵入検出プログラムは、
    前記管路の複数箇所で前記管路内を流れる前記気体の圧力を計測した結果、各前記圧力のうちの少なくとも1つの前記圧力の値が低下傾向にあるか否かに応じて前記管路内への前記液体の侵入を推定する第1推定ステップと、
    前記第1推定ステップをおこなうことによって前記管路内に前記液体が侵入していると推定されると、各前記圧力の値に基づいて前記管路内への前記液体の侵入要因を推定する第2推定ステップと、
    をコンピュータに実行させる、
    ことを特徴とする液体侵入検出プログラム。
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